JP4041764B2 - 乗用管理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブームスプレーヤ等の乗用管理機に関し、特に液剤散布装置と粒剤散布装置を備える乗用管理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水田や畑作において中間管理作業を行うための乗用管理機の一種であるブームスプレーヤは、一般にその前部に液剤散布装置であるブームノズル装置を備えている。また、従来から、ブームスプレーヤにより粒剤散布をも可能とすることが望まれている。このため、例えば下記の特許文献1に開示されているように、粒剤散布装置を後部に配置したブームスプレーヤが開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−333584号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の粒剤散布装置付きのブームスプレーヤにおいては、粒剤散布が運転者よりも後方位置で行われることになり、散布状況の視認がしにくいという問題点がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、粒剤散布状況を容易に視認することできるブームスプレーヤのような液剤散布装置付きの乗用管理機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、運転席(24)を有する走行台車(12)と、走行台車(12)に設けられた液剤散布装置(14)とを備える乗用管理機(10)において、粒剤散布装置(66)を運転席(24)の前方に配置したことを特徴としている。この構成では、粒剤散布装置(66)が運転席(24)における作業者の前方に位置するので、その視認性は格段に向上する。
【0007】
また、乗用管理機がブームスプレーヤである場合、すなわち、液剤散布装置(14)が、走行台車(12)の前部に設けられた昇降装置(28)と、昇降装置(28)の昇降部分(38)に取り付けられたブーム(48,54)と、ブーム(48,54)に沿って配設された複数の液剤散布ノズル(62)とを備えている場合、粒剤散布装置(66)は昇降部分(38)に設置することが好ましい。これにより、粒剤散布装置(66)用に昇降装置を別途用意する必要がなくなり、コスト的に有利となる。
【0008】
粒剤散布装置(66)としては、昇降部分(38)に固定される支持フレーム(106)と、支持フレーム(106)に支持、固定される粒剤タンク(68)と、粒剤タンク(68)から粒剤を繰り出す繰出し装置(72)と、繰出し装置(72)により繰り出された粒剤を受け入れ、粒剤を散布する粒剤散布ノズル(138)を有する散布管(74,76)であって、ブーム(48,54)に沿って取り付けられる散布管(74,76)とを備えるものが好適である。
【0009】
この構成では、繰出し装置(72)を、水平方向の動きが拘束されるよう昇降部分(38)に対して配置すると共に、支持フレーム(106)により固定された粒剤タンク(68)の下側に配置することとすれば、繰出し装置(72)は粒剤タンク(68)により押さえ付けられて鉛直方向の動きも拘束されることになる。
【0010】
また、粒剤タンク(68)の装着を容易にするために、支持フレーム(106)は、粒剤タンク(68)を水平方向に出入れが可能なよう開閉可能とすることが好ましい。
【0011】
散布管(74,76)をブーム(48,54)で支持した場合、散布管(74,76)を軽量にし、或いは、剛性の低いものを用いることができる。特に、液剤散布装置(14)のブーム(48,54)が、走行台車(12)の前方に配置されるセンタブーム(48)と、センタブーム(48)の両端部のそれぞれに屈曲可能に取り付けられ、センタブーム(48)と一直線状に整列可能となっているサイドブーム(54)とからなる場合においては、散布管(74,76)は、センタブーム(48)に沿って配置されるセンタ散布管(74)と、サイドブーム(54)に沿って配置されるサイド散布管(76)と、センタブーム(48)に対するサイドブーム(54)の屈曲動作に伴ってサイド散布管(76)がセンタ散布管(74)に対して屈曲可能となるようセンタ散布管(74)とサイド散布管(76)とを連結する自在管継手(142)とから構成されることが好適である。散布管(74,76)の伸縮ないしは拡張のための装置を別個に設ける必要がないからである。
【0012】
更に、サイドブーム(54)の屈曲動作に対する追随性を向上させるためには、自在管継手は蛇腹管(142)とすることが好ましい。より具体的には、センタブーム(48)とサイドブーム(54)との間に、サイドブーム(54)をセンタブーム(48)に対して水平方向に回動可能とする互いに枢動可能に接続された1対の連結ブラケット(52a,52b)を2組、上下に互いに間隔をおいて配設し、1対の連結ブラケット(52a,52b)の枢支点(59を、走行台車(12)側に偏倚して配置し、更に、センタ散布管(74)及びサイド散布管(76)をそれぞれセンタブーム(48)及びサイドブーム(54)の走行台車(12)側の面に沿って配置した上で、自在管継手たる蛇腹管(142)を、上下2組の連結ブラケット(52a,52b)の枢支点(59)間に配置することが有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0014】
図1及び図2は、本発明による乗用管理機である乗用型ブームスプレーヤの一実施形態を示している。図示するように、本実施形態に係るブームスプレーヤ10は、走行台車12と、液剤散布装置であるブームノズル装置14とから構成されている。
【0015】
走行台車12は、前後方向に長い機体フレーム16を有しており、その下面の前後部分からそれぞれ左右1対の車軸18が下方に延び、各車軸18の先端に車輪20が取り付けられている。機体フレーム16の後部には、各車輪20を駆動するためのエンジン(図示しない)を有するエンジンルーム22が配置され、運転席24が機体フレーム16の前部に配置されている。また、機体フレーム16の前後方向中間部には液剤タンク26が配置されている。液剤タンク26内の液剤は、エンジンルーム22内に配置されエンジンにより駆動されるポンプ(図示しない)により吸引され、ブームノズル装置14に圧送されるようになっている。
【0016】
機体フレーム16の前部には、前端部が昇降動作する昇降装置28が取り付けられている。図3及び図4に明示するように、この昇降装置28は、左右1対の四節平行リンク機構30を有している。各平行リンク機構30は、機体フレーム16の前部に略鉛直方向に立設された後側リンク32と、この後側リンク32の上端部及び下端部にそれぞれ上下に揺動可能に枢支され且つ互いに平行に延びる上下1対の揺動リンク34,36と、これらの揺動リンク34,36の前端部に枢支され且つ揺動リンク34,36の前端部間を連結し、前記後側リンク32と平行に配置される前側リンク(昇降部分)38とからなっている。また、左右の平行リンク機構30における上側の揺動リンク34間、及び、下側の揺動リンク36間にはそれぞれ連結バー40,42が横架され、左右の平行リンク機構30が一体化されている。連結バー40の左右の各部分からはレバー44が延びており、このレバー44の自由端部に、機体フレーム16の下面に枢支された油圧シリンダ46が接続されている。かかる構成においては、油圧シリンダ46を伸縮させることで、昇降装置28の前側リンク38が、略鉛直方向を向いた姿勢を維持した状態で、昇降されることになる。
【0017】
昇降装置28における左右の前側リンク38の前面には、ブームノズル装置14を構成するセンタブーム48が連結ブラケット50を介して固着されている。センタブーム48は走行台車12の中心軸線に対して直角な左右横方向に水平に、且つ、走行台車12の中心軸線を基準にして対称となるように、延設されている。センタブーム48の長さは、走行台車12の最大横幅と同程度或いはやや長くされている。センタブーム48の左右各端部には、互いに枢動可能な1対の連結ブラケット52a,52bを介して、ブームノズル装置14を構成するサイドブーム54が連結されている。このサイドブーム54は、図1において二点鎖線で示すセンタブーム48と一直線状に整列する液剤散布位置と、図1及び図2において実線で示す走行台車12の中心軸線と略平行となる格納位置との間で、連結ブラケット52a,52bの枢支点59(図5参照)を中心に水平方向に揺動可能となっている。この水平方向の揺動は油圧シリンダ56によって行われる。また、サイドブーム54は一方の連結ブラケット52bに対して上下方向に揺動可能に取り付けられており、油圧シリンダ58を制御することで上下に揺動される。
【0018】
図5は、センタブーム48とサイドブーム54との間を詳細に示した斜視図である。この図から理解されるように、センタブーム48の先端の上面と下面とにはそれぞれ、一方の連結ブラケット52aが溶着されており、後方に延びている。各連結ブラケット52aの先端には、他方の連結ブラケット52bの一端が水平方向に枢動可能に、ボルト(枢支点)59によって接続されている。連結ブラケット52bの他端は、油圧シリンダ58及びサイドブーム54の一端を揺動可能に支持するコラム61に溶着されている。なお、符号63は上側の連結ブラケット52bに一体化されたレバーであり、その先端に油圧シリンダ56のロッド先端が接続されている。
【0019】
センタブーム48及び左右のサイドブーム54にはそれぞれその長手方向に沿って送液パイプ60が取り付けられており、各送液パイプ60には、液剤を散布するための複数の液剤散布ノズル62が所定の間隔で設けられている。また、各送液パイプ60は、ホース(図示しない)及びコイルホース64を介してポンプの吐出口(図示しない)に接続されている。なおもコイルホース64は、本実施形態ではサイドブーム54が伸縮可能であることを考慮したものである。
【0020】
また、本実施形態においては、図3〜図6に明示するように、粒剤散布装置66が昇降装置28の前側リンク38とブームノズル装置14のセンタブーム48との間の連結ブラケット50に対して脱着可能に設置されるようになっている。粒剤散布装置66は、粒剤を収容する粒剤タンク68と、粒剤タンク68の下部開口70から粒剤を所望量で繰り出すための繰出し装置72と、繰出し装置72により繰り出された粒剤を散布するための散布管74,76から主に構成されている。
【0021】
より詳細に説明する。粒剤タンク68は、水平断面が略矩形の箱型であり、上部は広く開口されている。この開口部は蓋78によって通常は閉じられ、粒剤の補充等の際に適宜開放される。粒剤タンク68の底部には複数(図示実施形態では4個)の小さな開口70が設けられている。これらの開口70は、粒剤タンク68内から粒剤を落下させる部分であり、繰出し装置72の受け口80に接続されるよう位置決めされている。図示実施形態では、これらの開口70は粒剤タンク68の長手方向中心軸線に沿って直線状に整列されている。また、粒剤タンク68の底部は、各開口70に粒剤を円滑に導くために、各開口70に続く部分がロート状とされている。なお、繰出し装置72の受け口80との接続を隙間なく行うため、開口70の縁部及び繰出し装置72の受け口にはラバー等の弾性部材82,84を設けることが好ましい。
【0022】
繰出し装置72は、粒剤タンク68の開口70に対応して同数(図示実施形態では4個)の繰出し部86を有している。これらの繰出し部86は、1枚の長尺のベースプレート88上に固定されている。各繰出し部86は、上部に粒剤タンク68の開口70が接続される受け口80を有する中空箱状体から構成され、その内部に、ロータ90を有する回転軸92が配置された一般に知られているものである。回転軸92を回転させた場合、粒剤タンク68の開口70から受け口80に入り込んだ粒剤はロータ90により下方に掻き下ろされる。また、各繰出し部86は、ロータ90により掻き下ろされた粒剤を下方に落下させるため、その底部が開口しており、この底部開口94に対応するベースプレート88の位置にも開口96が形成されている。ベースプレート88の下面には、開口94,96と連通するロート状の落とし込み部98が配設されている。
【0023】
図示実施形態では、4個の繰出し部86は一直線状に整列しており、1本の回転軸92を4個の繰出し部86において共用している。回転軸92を回転駆動させる手段としては種々あるが、図3に示すように、回転軸92の中央部に取り付けられた傘歯車100と、この傘歯車100に噛合しベースプレート88に回転可能に支持された傘歯車102とを設けておき、傘歯車102に対してエンジンから取り出した回転駆動力を適当な手段で伝達することが考えられる。本実施形態では、エンジンにより駆動される回転出力部104を機体フレーム16の下面前部に配置し、この回転出力部104と傘歯車102との間を連結軸(図示しない)により接続することとしている。連結軸には、2個の自在継手が介設されており、揺動リンク34,36の揺動による回転出力部104と傘歯車102との間の相対位置の変化を吸収できるようにしている。また、連結軸は、粒剤散布装置66が脱着可能となっていることから、回転出力部104及び傘歯車102に対して脱着可能となっている。
【0024】
このような構成の粒剤タンク68と繰出し装置72は支持フレーム106によって支持されるようになっている。支持フレーム106は昇降装置28の前側リンク38に対して、より詳細には、前側リンク38とセンタブーム48との間の連結ブラケット50に脱着可能に固定される。
【0025】
図示実施形態では、支持フレーム106は、中実又は中空の鋼製棒材から構成された籠状のものである。支持フレーム106の下部部分は、連結ブラケット50にボルト108により固定されるよう、当該下部部分を構成する棒材110には、連結ブラケット50に設けられたボルト穴112に対応する位置にボルト穴114が設けられている。支持フレーム106を連結ブラケット50にボルト108により固定した状態では、ボルト108の頭部116は支持フレーム106の下部部分を構成する棒材110から上方に突出する。
【0026】
繰出し装置72は、使用状態では支持フレーム106の下部部分に載置されるが、その際、繰出し装置72がボルト108により位置決めされるよう、ベースプレート88にはボルト頭部116が嵌合される貫通孔118が形成されている。すなわち、ボルト頭部116がベースプレート88の貫通孔118に嵌合されるようにして繰出し装置72を支持フレーム106の下部部分に載置するだけで、繰出し装置72の水平方向における支持がなされたこととなる。なお、繰出し装置72がボルト頭部116により位置決めされた状態では、ベースプレート88の長手方向はブームスプレーヤ10の左右横方向と平行となる。
【0027】
また、支持フレーム106の上部部分は、粒剤タンク68の側面を囲むよう棒材120〜123を矩形に組んだものとなっている。この上部部分の長辺は、支持フレーム106を固定した状態では、ブームスプレーヤ10の左右横方向に延びる。また、支持フレーム106の上部部分は、一方の長辺側(固定状態で前側)の棒材120はその他の棒材121〜123から分割されている。そして、この棒材120の一端は上部部分の一方の短辺側の棒材122にヒンジ124により水平方向に回動可能に接続され、他端は上部部分の他方の端辺側の棒材121にロック機構126で固定可能となっている。従って、棒材120を開放した場合には、粒剤タンク68を水平方向に支持フレーム106内に入れ、繰出し装置72上に載置することが可能となる。そして、棒材120を閉じて棒材121にロック機構126で固定した場合には、粒剤タンク68は支持フレーム106の上部部分により囲まれて水平方向の動きが拘束される。また同時に、上下方向の動きも拘束され得るよう、粒剤タンク68の長辺側の側面の上部には、棒材120,123がそれぞれ嵌合される溝128,130を設けることが好ましい。このように粒剤タンク68が支持フレーム106の上部部分により前後左右(水平方向)及び上下(鉛直方向)において動きが拘束されることから、粒剤タンク68により載置され、押さえ付けられる繰出し装置72も前後左右及び上下の動きが拘束され、よって粒剤タンク68及び繰出し装置72が支持フレーム106によって確実に支持されることになる。
【0028】
なお、図示実施形態において、支持フレーム106の上部部分における後側の棒材123が丸棒ないしは丸パイプとなっているが、これは、図6に示すような態様で粒剤タンク68をセットできるようにしたものである。
【0029】
また、粒剤散布装置66における散布管は、センタ散布管74とサイド散布管76とから構成されている。センタ散布管74は、支持フレーム106により支持された繰出し装置72の直下に配置され、センタブーム48に沿って延び当該センタブーム48に取り付けられている。センタ散布管74は、図6に明示するように、センタブーム48の後面に設けられたゴム等の弾性材料からなるマウント132により、センタブーム48の後面(走行台車12側の面)取り付けられることが好ましい。このマウント132には、センタ散布管74の外周面と同径の円弧凹部133が形成されており、この凹部133にセンタ散布管74を当て、マウント132から延びる弾性材料の締結バンド134によってセンタ散布管74を固定するのである。取付状態においてセンタ散布管74の上側となる部分には、繰出し装置72からの落とし込み部98の下端部が挿入される貫通孔136が形成されている。また、センタ散布管74の下側となる部分には、粒剤を放出するための複数の粒剤散布ノズル138が所定の間隔で設けられている。更に、センタ散布管74の中央部には短管140が分岐しており、この短管140は、エンジンルーム内に配置されているブロア(図示しない)の送風口にホース(図示しない)を介して接続されるようになっている。
【0030】
サイド散布管76は、センタ散布管74の両端部のそれぞれに接続され、サイドブーム54に沿って延び当該サイドブーム54の内側側面(走行台車12側の面)に取り付けられている。図面には明瞭に示していないが、サイド散布管76もセンタ散布管74と同様にマウント132により取り付けられることが好ましい。また、取付状態においてサイド散布管76の下側となる部分には、センタ散布管74と同様、複数の粒剤散布ノズル(図示しない)が設けられている。
【0031】
サイド散布管76はセンタ散布管74の端部に自在管継手、好ましくは蛇腹管142を介して接続されている。より詳細には、図5に示すように、蛇腹管142は、上側の連結ブラケット対52a,52bと下側の連結ブラケット52a,52bとの間の間隙に配置されている。また、各連結ブラケット52a,52b間はボルト59により、走行台車12の側に偏倚した位置で接続されているが、上下のボルト59間、すなわち上下の枢支点59の間に蛇腹管142が配置されるよう、位置決めされている。これは、サイドブーム54がセンタブーム48に対して屈曲するのに伴いサイド散布管76もサイドブーム54の動きに追随できるようにするためである。また、この位置関係においては、散布管74,76をコンパクトに配置することができるという利点もある。
【0032】
蛇腹管142の一端はセンタ散布管74の端部に固定されている。また、蛇腹管142の他端は、サイド散布管76の端部が摺動可能に嵌挿されるよう、サイド散布管76の外径よりも僅かに大きな内径を有している。これにより、サイド散布管76を容易にセンタ散布管74に脱着することが可能となる。なお、サイド散布管76の、蛇腹管142とは反対側となる端部は閉じられている。また、本実施形態では、サイドブーム54が伸縮可能な構造となっているため、サイドブーム54を伸縮させた場合に同時にサイド散布管76も伸縮できるよう、図面には明瞭に示していないが、例えば入れ子式の伸縮構造とすることが好ましい。
【0033】
次に、以上のような構成を有するブームスプレーヤ10の作用について説明する。
【0034】
まず、粒剤散布装置66をブームスプレーヤ10に装着する場合、センタ散布管74をセンタブーム48に沿わせて取り付けた後、センタ散布管74の各端部の蛇腹管142にそれぞれサイド散布管76の開口端部を挿入し、サイド散布管76をサイドブーム54に沿わせて取り付ける。これらの散布管74,76の取付けは、マウント132の円弧状凹部133に散布管74,76の外周面を合わせ、そして締結バンド134で締結するのみであるので、容易に行うことができる。また、センタ散布管74及びサイド散布管76はそれぞれセンタブーム48及びサイドブーム54により支持されるため、軽量で比較的剛性の低いものを用いても折れ曲がる心配はない。散布管74,76が軽量であれば、これによっても散布管74,76の脱着作業は容易化され、また粒剤散布装置66のコスト低減にも寄与することになる。
【0035】
次に、支持フレーム106を昇降装置28とセンタブーム48との間の連結ブラケット50上に置き、ボルト穴112,114を合わせてボルト108を通し、ボルト止めを行う。そして、このボルト108の頭部116が繰出し装置72のベースプレート88の貫通孔118に嵌合されるように繰出し装置72を支持フレーム106の下部部分上に載置する。繰出し装置72は、ボルト頭部116及び貫通孔118とが位置決め手段となるので、載置作業のみで正確に水平方向の位置決めが完了する。
【0036】
次いで、支持フレーム106の上部部分における前側の棒材120をヒンジ124を中心にして開き、そこから粒剤タンク68を入れ、繰出し装置72上に載置する。この際、図6の二点鎖線で示すように、後側の丸棒123に粒剤タンク68の後側の溝130を嵌め、丸棒123を基準にして粒剤タンク68を回動させることで、粒剤タンク68を精度よく繰出し装置72上に載置することが可能となる。この後、棒材120を閉じ、ロック機構126により棒材120を固定することで、粒剤タンク68の溝128に棒材120が嵌合し、粒剤タンク68は前後左右及び上下においてその動きが拘束される。その結果、繰出し装置72も上下方向の動きが粒剤タンク68により拘束されることとなる。繰出し装置72は既にボルト頭部116とベースプレート88の貫通孔118とによって水平方向の動きが規制されているので、粒剤タンク68の支持フレーム106への固定だけで、繰出し装置72の固定も同時に完了する。このように、繰出し装置72及び粒剤タンク68の固定には、ボルト止め等の手間はなく、作業を短時間で行うことができる。繰出し装置72及び粒剤タンク68を支持フレーム106で固定した状態においては、図6に示すように、粒剤タンク68の底部の各開口70と、これに対応する繰出し装置72の受け口80とが連通し、また、繰出し装置72の下部の各落とし込み部98が、センタ散布管74の対応の貫通孔136に挿入される。
【0037】
最後に、連結軸(図示しない)を繰出し装置72の傘歯車102と機体フレーム16の下面の回転出力部104との間にセットすると共に、エンジンルーム内のブロアの送風口(図示しない)とセンタ散布管74の短管140との間にホース(図示しない)をセットする。また、必要に応じて、粒剤タンク68の蓋78を開けて、粒剤を充填する。
【0038】
粒剤散布装置66の装着作業や粒剤の充填作業は、作業者の負担を軽減するという観点からは比較的低い位置で行うことが望まれるが、昇降装置28の油圧シリンダ46を制御してセンタブーム48を下げることで、かかる要請に応えることができる。
【0039】
以上のようにして粒剤散布装置66の装着が完了したならば、油圧シリンダ56,58を制御してサイドブーム54をセンタブーム48に対して一直線状となるように拡げる。これにより、サイド散布管76もサイドブーム54と共に蛇腹管142を中心にして移動し、センタ散布管74に対して略一直線状となる。センタ散布管74及びサイド散布管76が一直線状となることから、広範囲の散布が可能となる。勿論、散布作業を行っていない時には、サイドブーム54を走行台車12の側方に折り曲げれば、サイド散布管76も走行台車12の側方に格納された状態となる。なお、サイド散布管76のこの動作は、粒剤散布装置66専用の装置を設けずに、ブームノズル装置14の油圧シリンダ56,58を利用して得られるものであるので、コスト削減に寄与する。
【0040】
サイド散布管76を拡げた後、エンジンをかけて走行を始めると、回転出力部104から回転駆動力が連結軸を経て繰出し装置72の回転軸92に伝えられ、粒剤タンク68の開口70から各繰出し部86の受け口80に入り込んでいる粒剤は所定量で下部の落とし込み部98に繰り出され、センタ散布管74内に落下する。また、ブロアの駆動を開始すると、空気がホースを通ってセンタ散布管74内に供給されるので、センタ散布管74内に落下した粒剤は、その空気流に乗り、センタ散布管74から蛇腹管142、そしてサイド散布管76へと搬送される。その間に空気流に随伴した粒剤は散布管74,76の粒剤散布ノズル138から散布されることになる。また、走行台車12を走行させることで、所望のエリアへの粒剤散布が可能となる。
【0041】
この粒剤散布作業では、作物の生育状態に応じて、散布高さ位置を変える必要があるが、昇降装置28の油圧シリンダ46を制御することで、散布管74,76の高さ位置を容易に変更することができ、また、その高さ変更も運転席24の作業者が視認できることから、確実に且つ正確に行うことが可能である。勿論、散布状況を視認できるため、粒剤タンク68内に粒剤が無くなって散布が行われていない時の状況に迅速に対応することが可能となる。
【0042】
先に説明した従来構成においては、ブームスプレーヤの後部に粒剤散布装置が配設され、昇降装置をブームノズル装置(液剤散布装置)とは別個に設けなければならなかったが、本実施形態ではブームノズル装置14の昇降装置28を粒剤散布装置66に利用しているので、コストを大幅に下げることが可能となる。
【0043】
一方、液剤散布は、粒剤散布装置66が装着された状態でも、従来と同様に行うことができる。すなわち、エンジンをかけてポンプを駆動させると、液剤が液剤タンク26からポンプ、ホース、コイルホース64及び送液パイプ60を経て、液剤散布ノズル62から散布されるのである。但し、粒剤散布中に液剤散布を行うと、粒剤が液剤により固まったり、変質したりするため、液剤散布と粒剤散布とを同時に行うことはない。
【0044】
粒剤散布装置66を取り外す場合、上記の装着の場合とは逆の手順で簡単に行うことができる。特に本実施形態では、サイド散布管76を蛇腹管142に差し込んだだけでセンタ散布管74に接続しているので、散布管74,76を簡単にブームスプレーヤ10から取り外すことができる。散布管74,76の粒剤散布ノズル138は粒剤により目詰まりを起こした場合、或いは、粒剤の種類を変更して使用する場合、散布管74,76を洗浄し乾燥しなければならない。従って、散布管74,76の取外しが容易となっている本実施形態の構成は、粒剤散布装置66にあっては極めて有効なものである。
【0045】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0046】
例えば、上記実施形態はブームスプレーヤに係るものであるが、本発明による粒剤散布装置を機体の前部に配置するという技術的思想は、ブームスプレーヤ以外の、液剤散布装置を有する乗用管理機にも適用可能である。
【0047】
また、上記実施形態は装着・取外しを容易化する目的で、粒剤タンクや繰出し装置を別体として、別個独立に取扱うことを可能としているが、粒剤散布装置全体を一体構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、液剤散布装置を有するブームスプレーヤ等の乗用管理機における運転席の前方に粒剤散布装置を配置することとしているので、粒剤の散布状況の視認が容易となり、無駄なく粒剤の散布を行うことが可能となる。
【0049】
また、液剤散布装置の昇降装置の昇降部分に粒剤散布装置を取り付けた場合には、粒剤散布装置の高さ位置変更を液剤散布装置の昇降装置を利用して行うことができ、粒剤散布装置の昇降装置が不要となり、コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗用管理機であるブームスプレーヤを示す平面図である。
【図2】図1のブームスプレーヤを示す側面図である。
【図3】本発明によるブームスプレーヤを前方から見た斜視図であり、粒剤散布装置を分解して示した図である。
【図4】図3と同様な斜視図であり、粒剤散布装置を装着した状態を示す図である。
【図5】本発明に係る粒剤散布装置における蛇腹管の配置状態を示す斜視図である。
【図6】本発明によるブームスプレーヤにおける粒剤散布装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…ブームスプレーヤ(乗用管理機)、12…走行台車、14…ブームノズル装置(液剤散布装置)、16…機体フレーム、24…運転席、28…昇降装置、38…前側リンク(昇降部分)、48…センタブーム、50…連結ブラケット、52a,52b…連結ブラケット、54…サイドブーム、59…枢支点、62…液剤散布ノズル、66…粒剤散布装置、68…粒剤タンク、72…繰出し装置、74…センタ散布管、76…サイド散布管、106…支持フレーム、110,120,121,122,123…棒材、116…ボルト頭部、118…貫通孔、138…粒剤散布ノズル、142…蛇腹管(自在管継手)。

Claims (5)

  1. 運転席(24)を有する走行台車(12)と、前記走行台車(12)に設けられた液剤散布装置(14)と、前記運転席(24)の前方に配置された粒剤散布装置(66)とを備える乗用管理機において、
    前記液剤散布装置(14)が、前記走行台車(12)の前部に設けられた昇降装置(28)と、前記昇降装置(28)の昇降部分(38)に取り付けられたブーム(48,54)と、前記ブーム(48,54)に沿って配設された複数の液剤散布ノズル(62)とを備え、
    前記粒剤散布装置(66)が前記昇降部分(38)に設置されており、
    前記粒剤散布装置(66)が、
    前記昇降部分(38)に固定される支持フレーム(106)と、
    前記支持フレーム(106)に支持、固定される粒剤タンク(68)と、
    前記粒剤タンク(68)から粒剤を繰り出す繰出し装置(72)と、
    前記繰出し装置(72)により繰り出された粒剤を受け入れ、粒剤を散布する粒剤散布ノズル(138)を有する散布管(74,76)であって、前記ブーム(48,54)に沿って取り付けられる前記散布管(74,76)とを備えることを特徴とする乗用管理機。
  2. 前記繰出し装置(72)は、水平方向の動きが拘束されるよう前記昇降部分(38)に対して配置されると共に、前記支持フレーム(106)により固定された前記粒剤タンク(68)の下側に配置されて鉛直方向の動きが該粒剤タンク(68)により拘束されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の乗用管理機。
  3. 前記支持フレーム(106)は、前記粒剤タンク(68)を水平方向に出入れが可能なよう開閉可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗用管理機。
  4. 前記ブーム(48,54)は、前記走行台車(12)の前方に配置されたセンタブーム(48)と、前記センタブーム(48)の両端部のそれぞれに屈曲可能に取り付けられ、前記センタブーム(48)と一直線状に整列可能となっているサイドブーム(54)とを備え、
    前記散布管(74,76)は、前記センタブーム(48)に沿って配置されるセンタ散布管(74)と、前記サイドブーム(54)に沿って配置されるサイド散布管(76)と、前記センタブーム(48)に対する前記サイドブーム(54)の屈曲動作に伴って前記サイド散布管(76)が前記センタ散布管(74)に対して屈曲可能となるよう前記センタ散布管(74)と前記サイド散布管(76)とを連結する自在管継手(142)とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗用管理機。
  5. 前記センタブーム(48)と前記サイドブーム(54)との間には、前記サイドブーム(54)を前記センタブーム(48)に対して水平方向に回動可能とする互いに枢動可能に接続された1対の連結ブラケット(52a,52b)が2組、上下に互いに間隔をおいて配設されており、
    前記1対の連結ブラケット(52a,52b)の枢支点(59)が、前記走行台車(12)側に偏倚して配置されており、
    前記センタ散布管(74)及び前記サイド散布管(76)がそれぞれ前記センタブーム(48)及び前記サイドブーム(54)の前記走行台車(12)側の面に沿って配置されており、
    前記自在管継手が、前記上下2組の連結ブラケット(52a,52b)の前記枢支点(59)間に配置された蛇腹管(142)からなることを特徴とする請求項4に記載の乗用管理機。
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