JPH10313624A - 田植機 - Google Patents

田植機

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Publication number
JPH10313624A
JPH10313624A JP15040097A JP15040097A JPH10313624A JP H10313624 A JPH10313624 A JP H10313624A JP 15040097 A JP15040097 A JP 15040097A JP 15040097 A JP15040097 A JP 15040097A JP H10313624 A JPH10313624 A JP H10313624A
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JP
Japan
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fertilizer
traveling vehicle
fertilizer application
fertilizers
folded
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Application number
JP15040097A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takeda
田 裕 一 竹
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右施肥部(43)(43)を取外す
ことなくトラックを用いて走行車(1)を運搬できると
共に、左右施肥部(43)(43)を走行車(1)内方
に格納させた状態で運転席(13)に作業者が乗降する
スペースを走行車(1)側部に確保する。 【解決手段】 多条植え用苗載台(16)を有する植
付部(15)と、多条施肥用ホッパ(45)を有する施
肥機(16)を走行車(1)に装設させると共に、走行
車(1)の運転席(13)後側に固定させる中央施肥部
(42)と、中央施肥部(42)両側に折畳み自在に連
結させる左右施肥部(43)(43)と、左右いずれか
一側に配設させる送肥ブロワ(44)を、前記施肥機
(36)に備える田植機において、前記の左右施肥部
(43)(43)を機体前方に約180度折畳んで運転
席(13)の側方で固定させるように構成したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う
田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、多条施肥用ホッ
パ及び繰出ケースなどを左右方向に並設させることによ
り、走行車を搭載する運搬用トラック荷台から機外側の
ホッパなどが突出し易く、施肥機の多条大型化によって
走行車を容易に運搬し得ない不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、多条
植え用苗載台を有する植付部と、多条施肥用ホッパを有
する施肥機を走行車に装設させると共に、走行車の運転
席後側に固定させる中央施肥部と、中央施肥部両側に折
畳み自在に連結させる左右施肥部と、左右いずれか一側
に配設させる送肥ブロワを、前記施肥機に備える田植機
において、前記の左右施肥部を機体前方に約180度折
畳んで運転席の側方で固定させるように構成したもの
で、左右施肥部を走行車機内側に折畳んで左右幅を縮少
し得、左右施肥部を取外すことなくトラックを用いて走
行車を運搬し得ると共に、左右施肥部を施肥作業位置ま
たは折畳み収納位置に容易に移行させ得、また運転席側
方に左右施肥部を固定させて収納させるから、左右施肥
部を走行車内方に格納させた状態で運転席に作業者が乗
降するスペースを走行車側部に容易に確保し得るもので
ある。
【0004】また、左右施肥部の一方の上側に送肥ブロ
ワを折畳み収納させるように構成したもので、施肥機一
側最機外側に配設させる送肥ブロワをコンパクトに機内
側に収納し得るものである。
【0005】また、走行車両側の左右補助デッキ左右幅
内に左右施肥部を折畳み収納させるもので、左右施肥部
を折畳んだ状態の施肥機左右幅と走行車左右幅を略一致
させ、木枠による出荷梱包またはトラックでの運搬など
を容易に行い得るものである。
【0006】また、中央施肥部の左右幅よりも折畳み位
置の左右施肥部の左右幅を大きく形成したもので、走行
車上面の運転席または操作レバーなどの取付け位置を回
避して左右施肥部をコンパクトに機内側に収納し得るも
のである。
【0007】また、ホッパの残留肥料の排出などを行う
掃除ホースを送肥ブロワに着脱自在に連結させるもの
で、送肥ブロワの送風力を利用して残留肥料及び肥料粉
末などを飛散させて除去し得、肥料またはこの粉末が吸
湿固化して固着する不具合を容易になくし得るものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0009】また、図中(15)は10条植え用の苗載
台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備
する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載
台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(1
9)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケ
ース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該
ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪
ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2
2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側に支持フレーム
(23)を設け、該フレーム(23)をヒッチフレーム
(24)に連結させ、トップリンク(25)及びロワー
リンク(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ
フレーム(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク
機構(27)を介して植付部(15)を連結させ、前記
リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させ
る昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結
させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動する
と同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一
株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗
植え作業を行うように構成する。
【0010】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側
条施肥機である。
【0011】さらに、図2、図3、図4に示す如く、前
記運転席(13)両側の車体カバー(12)両側に左右
補助デッキ(37)(37)を固定させ、該デッキ(3
7)(37)前部に前記乗降ステップ(11)(11)
を固定させると共に、前記補助デッキ(37)(37)
後部の機外側に前後ブラケット(38)(38)及び位
置決めバネ(39)及び脚フレーム(40)を介して左
右サイドデッキ(41)(41)を起伏自在かつ脱着自
在に連結させ、サイドデッキ(41)を略水平に倒伏さ
せたとき、脚フレーム(40)を補助デッキ(37)の
パイプフレームに当接させて作業者の体重を支える一
方、サイドデッキ(41)を略垂直に起立させて上方に
折畳み収納させるもので、前記バネ(39)が補助デッ
キ(37)に弾圧してサイドデッキ(41)を起伏位置
または起立位置に起伏自在に固定させると共に、前記ブ
ラケット(38)を脱着してサイドデッキ(41)を脱
着させるように構成している。
【0012】さらに、図2、図5乃至図10に示す如
く、6条用の中央施肥部(42)と、各2条用の左右施
肥部(43)(43)とに、前記施肥機(36)を分割
して構成すると共に、右施肥部(43)機外側に送肥ブ
ロワ(44)を配設させる。また、6条分の施肥ホッパ
(45)と肥料繰出ケース(46)…と施肥ホース(4
7)…と合成樹脂パイプ製エアタンク(48)を中央施
肥部(42)の中央施肥フレーム(49)に配設させる
と共に、2条分の施肥ホッパ(45)と肥料繰出ケース
(46)(46)と施肥ホース(47)(47)と合成
樹脂パイプ製エアタンク(48)を左右施肥部(43)
(43)の左右施肥フレーム(50)(50)に配設さ
せる。
【0013】そして、前記中央施肥フレーム(49)両
端部の側板(51)(51)に支点アーム(52)(5
2)を一体固定させ、支点アーム(52)に回動支点軸
(53)を介して回動アーム(54)を水平方向に回転
自在に連結させ、左右施肥フレーム(50)(50)の
側板(55)(55)に回動アーム(54)(54)を
一体固定させると共に、前記各側板(51)(55)を
ピン(56)によって位置決め当接させてパッチン錠
(57)により接離自在に固定させ、中央施肥フレーム
(49)両側に左右施肥フレーム(50)(50)を一
体固定させ、中央施肥部(42)両側に左右施肥部(4
3)(43)を連設させて10条施肥機(36)を作業
状態に組立てる一方、パッチン錠(57)を外し、繰出
ケース(46)の動力を入切する条止めワイヤ(58)
(58)を連結させた状態の左右施肥フレーム(50)
(50)を回動支点軸(53)回りに前方側に約180
度回転させ、左右施肥フレーム(50)(50)の外側
板(59)(59)部に固定させたサイドアーム(6
0)(60)を中央施肥フレーム(49)の受アーム
(61)(61)にノブボルト(62)(62)により
着脱自在に固定させ、中央施肥フレーム(49)前側に
左右施肥フレーム(50)(50)を折畳み収納し、運
転席(13)両側にレバー(29)(30)(31)取
付け位置を隔てて左右施肥部(43)(43)を収納
し、左右補助デッキ(37)(37)幅内に施肥機(3
6)を支持させるように構成している。
【0014】また、右施肥フレーム(50)の外側板
(59)に縦アーム(63)下端部を固定させ、縦アー
ム(63)上端部に昇降支点軸(64)を介して昇降ア
ーム(65)を上下方向に回転自在に連結させ、前記送
肥ブロワ(44)を昇降アーム(65)に取付けるもの
で、送肥ブロワ(44)の側板(66)を外側板(5
9)に当接させてパッチン錠により着脱自在に固定さ
せ、右施肥部(43)機外側に送肥ブロワ(44)を連
設させ、送肥ブロワ(44)の送風口(67)をエアタ
ンク(48)に連通接続させ、ブロワ(44)からエア
タンク(48)に肥料搬送風を供給させると共に、昇降
支点軸(64)回りに昇降アーム(65)を約180度
上昇回転させて折畳み収納し、右施肥部(43)のホッ
パ(45)上面に送肥ブロワ(44)を載せ、前記各ア
ーム(63)(65)をノブボルト(68)によって着
脱自在に固定させ、右施肥部(43)上側に送肥ブロワ
(44)を収納するように構成している。
【0015】さらに、図10に示す如く、前記車体フレ
ーム(3)後端部上側に取付ける台フレーム(69)に
中央施肥フレーム(49)を固定させると共に、補助デ
ッキ(37)のデッキフレーム(70)に中央施肥フレ
ーム(49)を補強フレーム(71)により連結させ、
補助デッキ(37)と中央施肥フレーム(49)を相互
に補強している。
【0016】さらに、図1、図2、図11に示す如く、
6条分の中央苗台(72)と各2条分の左右苗台(7
3)とに苗載台(16)を分割して形成し、苗台支点軸
(74)(74)回りに左右苗台(73)(73)を上
昇させて中央苗台(72)上側に折畳み収納させると共
に、2条分の植付爪(17)…及びフロート(35)を
備える左右植付ケース(20)(20)とこれを支える
左右アーム(75a)(75a)を中央苗台(72)後
側の基アーム(75b)方向にケース支点軸(75)回
りに回動させて折畳み収納させ、また左右2条分の下部
レール(18)を左右植付ケース(20)(20)とと
もに折畳み収納させるもので、6条中央苗台(72)左
右幅(A)よりも6条中央施肥部(42)左右幅(B)
を小さく形成し、各苗台(72)(73)(73)左右
幅(C)よりも各施肥部(42)(43)(43)左右
幅(D)を小さく形成し、植付部(15)左右幅内前方
に送肥ブロワ(44)を設置させると共に、左右施肥部
(43)(43)収納幅(E)を左右補助デッキ(3
7)(37)左右幅(F)と略等しく形成し、中央施肥
部(42)左右幅(B)よりも左右施肥部(43)(4
3)収納幅(E)を大きく形成し、左右補助デッキ(3
7)(37)左右幅(F)内に植付部(15)両側2条
分及び施肥機(36)両側2条分と送肥ブロワ(44)
が折畳み収納される一方、収納位置の左右施肥部(4
3)(43)間と中央施肥部(42)前側とで形成する
平面視凹部(76)に運転席(13)及び各レバー(2
9)(30)(31)を配設させ、かつ収納位置の左右
施肥部(43)(43)前側と前方の呼び苗載台(1
0)(10)後側の間に作業者乗降スペース(G)
(G)を形成し、左右施肥部(43)(43)収納状態
下で前記スペース(G)を利用して作業者が運転席(1
3)に乗降し、運転席(13)に作業者が座乗して各レ
バー(29)(30)(31)操作を行えるように構成
している。
【0017】さらに、図12に示す如く、2条分の2本
の施肥ホース(47)(27)を接続させる2個のホー
スジョイント(77)(77)を単一の取付板(78)
に固定させ、左右施肥フレーム(50)のフック(7
9)にパッチン錠(80)を係止させ、前記施肥フレー
ム(50)に取付板(78)を着脱自在に固定させ、施
肥ホース(47)を一端部に連結させたホースジョイン
ト(77)他端側の送風入口(81)をエアタンク(4
8)に着脱自在に嵌合連結させ、ホースジョイント(7
7)の中間上面の肥料入口(82)を前記肥料繰出ケー
ス(46)下面の肥料落下口に着脱自在に嵌合連結さ
せ、前記ケース(46)から落下する肥料をエアタンク
(48)からの送風によって施肥ホース(47)に搬出
させ、側条施肥作業を行うと共に、左右施肥フレーム
(50)を折畳み収納時、施肥フレーム(50)から取
付板(78)を離脱させ、前記左右苗台(72)を支え
る植付部(15)のサイドフレーム(83)のフック
(84)に取付板(78)中間を係脱自在に係止させ、
2本のホース(47)(47)及びホースジョイント
(77)(77)を左右施肥部(43)(43)から取
外してサイドフレーム(83)に支持させるように構成
している。
【0018】上記から明らかなように、多条植え用苗載
台(16)を有する植付部(15)と、多条施肥用ホッ
パ(45)を有する施肥機(36)を走行車(1)に装
設させると共に、走行車(1)の運転席(13)後側に
固定させる中央施肥部(42)と、中央施肥部(42)
両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部(43)(4
3)と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワ(4
4)を、前記施肥機(36)に備える田植機において、
前記の左右施肥部(43)(43)を機体前方に約18
0度折畳んで運転席(13)の側方で固定させるもの
で、左右施肥部(43)(43)を走行車(1)機内側
に折畳んで左右幅を縮少し、左右施肥部(43)(4
3)を取外すことなくトラックを用いて走行車(1)を
運搬させると共に、左右施肥部(43)(43)を施肥
作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ、また
運転席(13)側方に左右施肥部(43)(43)を固
定させて収納させ、左右施肥部(43)(43)を走行
車(1)内方に格納させた状態で運転席(13)に作業
者が乗降するスペースを走行車(1)側部に確保するよ
うに構成している。
【0019】また、左右施肥部(43)(43)の一方
の上側に送肥ブロワ(44)を折畳み収納させ、施肥機
(36)一側最機外側に配設させる送肥ブロワ(44)
をコンパクトに機内側に収納させ、また、走行車(1)
両側の左右補助デッキ(37)(37)左右幅内に左右
施肥部(43)(43)を折畳み収納させ、左右施肥部
(43)(43)を折畳んだ状態の施肥機(36)左右
幅と走行車(1)左右幅を略一致させ、木枠による出荷
梱包またはトラックでの運搬などの作業性を向上させる
と共に、中央施肥部(42)の左右幅よりも折畳み位置
の左右施肥部(43)(43)の左右幅を大きく形成
し、走行車(1)上面の運転席(13)または操作レバ
ー(29)(30)(31)などの取付け位置を回避し
て左右施肥部(43)(43)をコンパクトに機内側に
収納させるように構成している。
【0020】さらに、多条植え用苗載台(16)を有す
る植付部(15)と、多条施肥用ホッパ(45)を有す
る施肥機(36)を走行車(1)に装設させると共に、
走行車(1)の運転席(13)後側に固定させる中央施
肥部(42)と、中央施肥部(42)両側に折畳み自在
に連結させる左右施肥部(43)(43)と、左右いず
れか一側に配設させる送肥ブロワ(44)を、前記施肥
機(36)に備える田植機において、前記の左右施肥部
(43)(43)を機体前方に約180度折畳んで中央
施肥部(42)前側に平面視凹形空間(76)を形成
し、運転席(13)または操作レバー(29)(30)
(31)を前記凹形空間(76)内に設置するもので、
左右施肥部(43)(43)を走行車(1)機内側に折
畳んで左右幅を縮少し、左右施肥部(43)(43)を
取外すことなくトラックを用いて走行車(1)を運搬さ
せると共に、左右施肥部(43)(43)を施肥作業位
置または折畳み収納位置に容易に移行させ、また左右施
肥部(43)(43)を収納する中央施肥部(42)前
側に凹部空間(76)を形成して運転席(13)及び操
作レバー(29)(30)(31)を配置させ、左右施
肥部(43)(43)を折畳んだ状態で運転席(13)
に作業者が座乗して走行移動させると共に、左右施肥部
(43)(43)によって運転席(13)の作業者が両
側から保護されて路上走行を行えるように構成してい
る。
【0021】また、走行車(1)前部の予備苗台(1
0)(10)と凹形空間(76)の間に作業者乗降スペ
ース(G)(G)を形成し、左右施肥部(43)(4
3)を折畳み収納した状態で作業者が走行車(1)に乗
降できると共に、中央施肥部(42)の施肥フレーム
(49)に左右施肥部(43)(43)の回動支点軸
(53)を取付け、肥料を送出する送風用エアタンク
(48)を利用して回動支点軸(53)を設ける必要が
なく、前記エアタンク(48)を合成樹脂パイプなどに
よって形成して軽量化などを容易に行え、また、走行車
(1)側方の補助デッキ(37)を中央施肥部(42)
の施肥フレーム(49)に連結させ、肥料を送出する送
風用エアタンク(48)を利用して補助デッキ(37)
を設ける必要がなく、前記エアタンク(48)を合成樹
脂パイプなどによって形成して軽量化などを容易に行
え、しかも左右施肥部(43)(43)の複数条の施肥
ホース(47)(47)を一体的に脱着自在に取付け、
前記施肥ホース(47)(47)の脱着操作などを容易
に行えて左右施肥部(43)(43)の折畳みまたは展
開作業性の向上などを容易に図れるように構成してい
る。
【0022】さらに、多条植え用苗載台(16)を有す
る植付部(15)と、多条施肥用ホッパ(45)を有す
る施肥機(36)を走行車(1)に装設させると共に、
走行車(1)の運転席(13)後側に固定させる中央施
肥部(42)と、中央施肥部(42)両側に折畳み自在
に連結させる左右施肥部(43)(43)と、左右いず
れか一側に配設させる送肥ブロワ(44)を、前記施肥
機(36)に備える田植機において、前記の左右施肥部
(43)(43)を機体前方に約180度折畳んで運転
席(13)の側方で固定させる回動支点軸(53)を中
央施肥部(42)よりも機外側に配設させ、左右施肥部
(43)(43)を走行車(1)機内側に折畳んで左右
幅を縮少し、左右施肥部(43)(43)を取外すこと
なくトラックを用いて走行車(1)を運搬させると共
に、左右施肥部(43)(43)を施肥作業位置または
折畳み収納位置に容易に移行させ、また中央施肥部(4
2)外側に回動支点軸(53)を設けることによって収
納位置の左右施肥部(43)(43)と走行車(1)中
央部の運転席(13)との間の空間を容易に確保し、左
右施肥部(43)(43)折畳み収納時の運転席(1
3)の作業者居住性向上などを容易に行えるように構成
している。
【0023】また、走行車(1)に脱着自在に設けるス
テップである車体カバー(12)よりも機外側に左右施
肥部(43)(43)の回動支点軸(53)を配設さ
せ、回動支点軸(53)に妨げられることなく前記ステ
ップ車体カバー(12)の脱着を行え、走行車(1)の
保守または修理などの作業性向上を容易に図れると共
に、回動支点軸(53)連結部から離れた左右施肥部
(43)(43)位置を固定して収納させるもので、収
納時の左右施肥部(43)(43)の支持強度を容易に
確保し、輸送時などにおける左右施肥部(43)(4
3)のたわみ及び振動を低減させると共に、左右施肥部
(43)(43)の支持構造の簡略化及び小型化を容易
に行え、また図10に示す如く、左右施肥部(43)
(43)を回動支点軸(53)に所定高さ(H)だけ上
昇自在に取付け、作業位置の左右施肥部(43)(4
3)を上方に持上げ乍ら収納位置に回動させることによ
り、下方の本機側部材に対して左右施肥部(43)(4
3)を上方に回避させて干渉を防止し、脱着部材または
折畳み部材を少なくして左右施肥部(43)(43)の
収納作業性向上などを容易に行え、しかも図9の如く、
左右施肥部(43)(43)が折畳み収納可能な長さに
条止めワイヤ(58)(58)を形成し、左右施肥部
(43)(43)に連結させる条止めワイヤ(58)
(58)を取外すことなく左右施肥部(43)(43)
を折畳み収納させるように構成している。
【0024】さらに、図10に示す如く、ホッパ(4
5)の残留肥料の排出などを行う掃除ホース(83)を
送肥ブロワ(44)に着脱自在に連結させ、送肥ブロワ
(44)の送風力を利用して残留肥料及び肥料粉末など
を飛散させて除去し、肥料またはこの粉末が吸湿固化し
て固着する不具合を容易になくすもので、施肥機(3
6)全域に届く長さに前記ホース(83)を形成すると
共に、前記ホッパ(45)前側空間にホルダにより収納
保管するように構成している。
【0025】さらに、図13に示す如く、送肥ブロワ
(44)の吸込口(84)にアダプタ(85)を介して
掃除ホース(83)の一端部を着脱自在に連結させると
共に、正転スイッチ(86)及び逆転スイッチ(87)
を送肥ブロワ(44)のファンモータ(88)に取付け
るもので、正転スイッチ(86)オン操作により、吸込
口(84)から送風口(67)を介してエアタンク(4
8)に空気を圧送させる方向にファンモータ(88)を
回転させ、ブロワ(44)の送風によって肥料を搬出さ
せると共に、逆転スイッチ(87)オン操作によってフ
ァンモータ(88)を逆転させ、エアタンク(48)側
から吸込んだ空気を吸込口(84)から掃除ホース(8
3)に圧送させ、該ホース(83)からの送風によって
残留肥料及びこの粉末をホッパ(45)内部などから飛
散させて除去させるように構成することも行える。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、多条植え用苗載台(16)を有する植付部(15)
と、多条施肥用ホッパ(45)を有する施肥機(16)
を走行車(1)に装設させると共に、走行車(1)の運
転席(13)後側に固定させる中央施肥部(42)と、
中央施肥部(42)両側に折畳み自在に連結させる左右
施肥部(43)(43)と、左右いずれか一側に配設さ
せる送肥ブロワ(44)を、前記施肥機(36)に備え
る田植機において、前記の左右施肥部(43)(43)
を機体前方に約180度折畳んで運転席(13)の側方
で固定させるように構成したもので、左右施肥部(4
3)(43)を走行車(1)機内側に折畳んで左右幅を
縮少でき、左右施肥部(43)(43)を取外すことな
くトラックを用いて走行車(1)を運搬できると共に、
左右施肥部(43)(43)を施肥作業位置または折畳
み収納位置に容易に移行させることができ、また運転席
(13)側方に左右施肥部(43)(43)を固定させ
て収納させるから、左右施肥部(43)(43)を走行
車(1)内方に格納させた状態で運転席(13)に作業
者が乗降するスペースを走行車(1)側部に容易に確保
できるものである。
【0027】また、左右施肥部(43)(43)の一方
の上側に送肥ブロワ(44)を折畳み収納させるように
構成したもので、施肥機(36)一側最機外側に配設さ
せる送肥ブロワ(44)をコンパクトに機内側に収納で
きるものである。
【0028】また、走行車(1)両側の左右補助デッキ
(37)(37)左右幅内に左右施肥部(43)(4
3)を折畳み収納させるもので、左右施肥部(43)
(43)を折畳んだ状態の施肥機(36)左右幅と走行
車(1)左右幅を略一致させ、木枠による出荷梱包また
はトラックでの運搬などを容易に行うことができるもの
である。
【0029】また、中央施肥部(42)の左右幅よりも
折畳み位置の左右施肥部(43)(43)の左右幅を大
きく形成したもので、走行車(1)上面の運転席(1
3)または操作レバー(29)(30)(31)などの
取付け位置を回避して左右施肥部(43)(43)をコ
ンパクトに機内側に収納できるものである。
【0030】また、ホッパ(45)の残留肥料の排出な
どを行う掃除ホース(83)を送肥ブロワ(44)に着
脱自在に連結させるもので、送肥ブロワ(44)の送風
力を利用して残留肥料及び肥料粉末などを飛散させて除
去でき、肥料またはこの粉末が吸湿固化して固着する不
具合を容易になくすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】補助デッキ部の平面図。
【図4】同背面説明図。
【図5】走行車の平面図。
【図6】走行車左側の平面図。
【図7】走行車右側の平面図。
【図8】右施肥部背面図。
【図9】左右施肥部平面図。
【図10】右施肥部側面図。
【図11】全体の平面配置説明図。
【図12】施肥ホース取付説明図。
【図13】掃除ホース取付説明図。
【符号の説明】
(1) 走行車 (13) 運転席 (15) 植付部 (16) 苗載台 (36) 施肥機 (37) 補助デッキ (42) 中央施肥部 (43) 左右施肥部 (44) 送肥ブロワ (45) ホッパ (83) 掃除ホース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多条植え用苗載台を有する植付部と、多
    条施肥用ホッパを有する施肥機を走行車に装設させると
    共に、走行車の運転席後側に固定させる中央施肥部と、
    中央施肥部両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部
    と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワを、前記
    施肥機に備える田植機において、前記の左右施肥部を機
    体前方に約180度折畳んで運転席の側方で固定させる
    ように構成したことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 左右施肥部の一方の上側に送肥ブロワを
    折畳み収納させるように構成したことを特徴とする請求
    項1に記載の田植機。
  3. 【請求項3】 走行車両側の左右補助デッキ左右幅内に
    左右施肥部を折畳み収納させるように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の田植機。
  4. 【請求項4】 中央施肥部の左右幅よりも折畳み位置の
    左右施肥部の左右幅を大きく形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の田植機。
  5. 【請求項5】 ホッパの残留肥料の排出などを行う掃除
    ホースを送肥ブロワに着脱自在に連結させるように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101422568B1 (ko) * 2014-05-12 2014-09-22 지금강 주식회사 접이식 파종기
WO2015174602A1 (ko) * 2014-05-12 2015-11-19 지금강 주식회사 접이식 파종기

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KR101422568B1 (ko) * 2014-05-12 2014-09-22 지금강 주식회사 접이식 파종기
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