JP3628419B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、複数組のホッパ及び繰出ケースを左右方向に並設させることにより、運搬用トラック荷台から機外側のホッパが突出し易く、植付部及び施肥部の多条大型化によって容易に運搬し得ない不具合がある。また、機外側の繰出ケースに繰出軸が付設されるから、例えば機外側のホッパ及び繰出ケースを分離させても繰出軸が突出する不具合がある。また、機外側の繰出ケースに条止めクラッチを設けることにより、条止めクラッチの操作系を分解して繰出ケースを分離させる必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、複数組の中央ホッパ及び中央繰出ケースと、左右ホッパ及び左右繰出ケースとを左右方向に並設させる施肥部を走行車に設け、左右機外側の左右ホッパ及び左右繰出ケースを垂直軸芯回りに回動自在に取付けてなる田植機において、前記中央繰出ケースを支持するための前フレームに固定ブラケットを固定し、前記左右繰出ケースを支持するための分割フレームに可動ブラケットを固定し、前記固定ブラケットと前記可動ブラケットとを、支点軸と長孔を介して回転自在及び摺動自在に連結し、左右繰出ケースが前記長孔の案内によって機外側方向に摺動し、左右繰出ケースが前記支点軸回りに略水平 方向に回転するように構成したもので、左右機外側のホッパ及び繰出ケースを走行車機内側に折畳んで左右幅を縮少し得、施肥部を取外すことなく走行車を運搬し得ると共に、左右機外側のホッパ及び繰出ケースを施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ得るものである。
【0004】
また、左右機外側の左右ホッパ及び左右繰出ケースを左右機外側方向に摺動した状態で、左右繰出ケースを前記支点軸回りに回転するように構成したもので、左右機外側の繰出ケース駆動部構造の簡略化並びに繰出ケース駆動部の分離及び結合操作性の向上などを容易に行い得るものである。
【0005】
また、左右機外側の繰出ケースに設ける繰出軸を固定側軸に対して着脱自在に噛合連結させたもので、前記繰出軸と固定側軸の噛合いによって各軸の剛性を確保し得ると共に、固定側の繰出ケースと機外側の繰出ケースの側面視を一致させ、取付け部品の共用化を図り得、かつ繰出軸と固定側軸の回転を常に同期させて施肥量を全条均一に保ち得るものである。
【0006】
また、軸芯方向にテーパを形成した爪体によって繰出軸と固定側軸を連結させたもので、テーパのくさび作用によって繰出軸を固定側軸に爪体を介して一体的に連結し得、前記各軸が回転方向にずれて騒音が生じるのを容易に防止し得るものである。
【0007】
また、固定側軸端部を固定側ホッパの左右幅内に取付けたもので、機外側のホッパを折畳んだときに固定側のホッパの機内側に固定側軸が支持され、固定側軸端部が衝突などによって損傷するのを容易に防止し得るものである。
【0008】
また、左右機外側の繰出ケースに設ける条止めクラッチを入切操作するクラッチワイヤのアウタ受を固定側に設けたもので、条止めクラッチのクラッチアームからクラッチワイヤを外すだけで機外側の繰出ケースの折畳み操作を行い得、クラッチワイヤなどの操作系の脱着操作の簡略化を容易に行い得るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0010】
また、図中(15)は8条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0011】
また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条施肥部である。
【0012】
さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入れる肥料タンクである中央と左右の施肥ホッパ(37)(371)(372)と、肥料を定量供給する肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、8条分の8組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。
【0013】
さらに、図5乃至図11に示す如く、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(36)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)(45)にブラケット(46)(46)を介してエアタンク(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前後側に前後昇降レール(48)(49)…を立設させ、前後一組左右二対の4本の該昇降レール(48)(48)(49)(49)を介して施肥部(36)を昇降自在に取付けると共に、左右一対の2本のガススプリング(50)(50)によって昇降自在に施肥部(36)を取付け、車体フレーム(3)後端部に配置させるリヤアクスルケース(7)に施肥部(36)重量を支持させるもので、図12にも示す如く、前後昇降レール(48)(49)に対向させる軸受板(51)を設け、前記レール(48)(49)に転動自在に嵌込むベアリングローラ(52)…を軸受板(51)に回転自在に軸支させ、前後2本のレール(48)(49)を左右対称に2組設け、1本のレール(48)(49)に対して上下2個のローラ(52)(52)を取付け、左右一対の軸受板(51)(51)を4本のレール(48)(49)と8個のローラ(52)…によってベースフレーム(45)に昇降自在に支持させている。
【0014】
また、前記ガススプリング(50)の下端を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(51)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レール(48)(49)とガススプリング(50)を略平行に立設させると共に、施肥部(36)の前後幅方向の重心位置にガススプリング(50)を連結させるもので、施肥部(36)の重量と略等しいかまたは若干小さい伸張力をガススプリング(50)が有するように構成している。
【0015】
さらに、左右の軸受板(51)(51)を丸パイプ形の前フレーム(53)によって一体固定させ、施肥部(36)を持上げるときに作業者が握る取手(54)を前記前フレーム(53)に溶接固定させ、左右の前記軸受板(51)(51)に支軸(55)(55)を介して左右ロックレバー(56)(56)を回転自在に軸支させ、前側の左右昇降レール(48)(48)に左右ロックレバー(56)(56)を介して左右軸受板(51)(51)前部を係止させると共に、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右ロックピン(57)(57)を取付け、軸受板(51)にロックピン(57)を係脱自在に係入させ、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右軸受板(51)(51)後部を左右ロックピン(57)(57)を介して係止させ、軸受板(51)の前部と後部を前後の昇降レール(48)(49)にロックレバー(56)とロックピン(57)により固定させる。また、前記昇降レール(48)に上下係合孔(58)(59)を形成させ、各係合孔(58)(59)にロックレバー(56)を係入させて施肥機(36)を上昇位置または下降位置で固定支持させるもので、ロックレバー(56)を前記取手(54)の下側に延出させ、運転席(13)側に突設させる取手(54)を作業者が握り乍らロックレバー(56)を操作し、ロックレバー(56)を係合孔(58)(59)から離脱させることができるように構成している。
【0016】
また、前記前フレーム(53)にケース前ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)(49)の機外側に左右各2条分の繰出ケース(38)(38)を夫々配設させ、2条1組として6条分3ユニットの繰出ケース(38)…を左右に並設させ、さらに左右機外側に左右繰出ケース(381)(382)を並設させている。
【0017】
さらに、図12に示す如く、前記繰出ケース(38)(381)(382)の上面前側の取入口(61)に前記ホッパ(37)(371)(372)の下部出口(62)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)(381)(382)前面下側に取出口(63)を形成し、着脱自在なキャップ(64)によって取出口(63)を閉塞している。前記キャップ(64)を取外して取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部の肥料を前側下方に流下させるもので、このときに施肥部(36)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に支持させ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)の間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(63)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取出しを容易に行えるように構成している。
【0018】
また、前記繰出ケース(38)下面に閉塞レバーを介してケース底部である底蓋(66)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(66)下面に出口(67)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(69)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(68)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口(67)からジョイント(69)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(69)中間に入口(70)を上向き開放に形成し、底蓋(66)の出口(67)に嵌合キャップ(71)を固定させ、該キャップ(71)を前記入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(67)を入口(70)に接続させると共に、前記エアタンク(42)に取付板(72)を一体固定させ、取付板(72)に前記ジョイント(69)をボルト止め固定させている。
【0019】
また、取入口(73)及び吹出口(74)を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)にロール駆動軸である繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持させ、かつ閉塞レバーによって各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に弾圧させるもので、入口板(75)と出口板(79)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(75)(79)に対して繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板(77)を繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(80)によって繰出板(77)を強制的に回転させ、取入口(73)から繰出口(76)に入った肥料を排出口(78)に移動させて出口(67)方向に落下させるように構成している。
【0020】
さらに、図6、図9、図11にも示す如く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPTO軸(86)をミッションケース(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力軸(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(89)を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力軸(90)後端部にクランク板(91)をボールロック構造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板(51)及びケース後ブラケット(92)を一体固定させる四角パイプ形後面フレーム(93)を備え、エアタンク(42)及び前フレーム(53)と略平行に後面フレーム(93)を横架させ、ケース後ブラケット(92)に前記繰出ケース(38)後側をボルト止め固定させる。
【0021】
また、前記左の軸受板(51)にブラケット(94)及び軸(95)を介して繰出量調節レバー(96)を軸支させると共に、左の軸受板(51)に支軸(97)を介して調節リンク(98)及び支点リンク(99)を設け、前記レバー(96)のネジ部(100)に調節リンク(98)を連結させ、支点リンク(99)に調節支点(101)を取付け、該支点(101)に駆動アーム(102)を軸支させる。
【0022】
また、前記後面フレーム(93)に軸受板(103)を介して繰出駆動軸(104)を回転自在に軸支させ、該駆動軸(104)に揺動アーム(105)を固定させ、前記駆動アーム(102)に長さ調節自在な伸縮ロッド(106)一端側を連結させ、かつ前記揺動アーム(105)に前記伸縮ロッド(106)の他端側を連結させると共に、前記クランク板(91)を駆動アーム(102)に入力ロッド(107)を介して連結させ、植付駆動用のPTO軸(86)から入力ロッド(107)及び駆動アーム(102)を介して繰出駆動軸(104)に駆動力を伝えるように構成している。
【0023】
さらに、図8に示す如く、前記後面フレーム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)を介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ軸(109)に一方向クラッチ(110)を介して入力リンク(111)を設けると共に、前記繰出駆動軸(104)に揺動リンク(112)を固定させ、該リンク(112)を前記入力リンク(111)に連係ロッド(113)を介して連結させ、入力リンク(111)を揺動させてクラッチ軸(109)を一方向に間欠的に回転させるように構成している。
【0024】
また、前記繰出ケース(38)に条止めクラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出軸(80)上端側にベベルギヤ(116)を介してクラッチ軸(109)を常時連結させるもので、繰出軸(80)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に連結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケース(114)に内設させると共に、前記ケース(114)の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー(118)とクラッチアーム(119)を前記クラッチケース(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め用ユニットクラッチレバー(120)に条止めワイヤを介して前記クラッチアーム(119)を連結させる。
【0025】
さらに、図8、図13、図14に示す如く、中央2条分の肥料繰出ケース(38)(38)取付位置外側で前フレーム(53)と後面フレーム(93)に左右の軸受板(51)(51)を溶接固定させると共に、前フレーム(53)と後面フレーム(93)の両端部を左右のサイドフレーム(123)(123)によって一体固定させ、両側2条分の肥料繰出ケース(38)(38)を軸受板(51)とサイドフレーム(123)間の前フレーム(53)及び後面フレーム(93)に取付けるもので、四角枠形の各フレーム(53)(93)(123)を軸受板(51)によって左右方向に三等分に区切り、前後のフレーム(53)(93)間に6条分の肥料繰出ケース(38)を掛け渡し支持させる。
【0026】
さらに、図15乃至図18に示す如く、前記ステップ(11)を取付けるステップフレーム(124)に補助ステップ(125)を設け、車体カバー(12)後部両側に左右補助ステップ(125)(125)を配設させると共に、前記エアタンク(42)両側に同一形状の左右エアタンク(421)(422)を連設させ、支点軸(126)によって回転自在に連結させる蝶番形フランジ(127)(128)の一方をエアタンク(42)両端に一体固定させ、前記フランジ(127)(128)のもう一方を左右エアタンク(421)(422)端部に一体固定させ、各フランジ(127)(128)をロックボルト(129)と位置決めピン(130)によって開閉自在に連結させる。そして、右エアタンク(422)端部に前記送風機(41)を固設させ、送風機(41)から各タンク(422)(42)(421)内に空気を圧送し、施肥作業を行うと共に、トラック荷台に走行車(1)を積んで運搬するとき、前記ロックボルト(129)を外し、支点軸(126)を中心に左右エアタンク(421)(422)を略水平に回転させて左右補助ステップ(125)(125)上方に移行させ、左右エアタンク(421)(422)のロックブラケット(131)を補助ステップ(125)にロックボルト(129)を用いて固定させ、エアタンク(42)(421)(422)の左右全幅を縮少させるように構成している。
【0027】
さらに、図17乃至図21に示す如く、前記サイドフレーム(123)にロックボルト(132)(132)を介して左右フレーム(133)(133)を着脱自在に連結させ、前フレーム(53)及び後面フレーム(93)と略同形の分割フレーム(134)(135)を左右フレーム(133)(133)と外側フレーム(136)(136)の間に一体固定させ、分割フレーム(134)(135)に左右繰出ケース(381)(382)を固定させると共に、固定側クラッチ軸(109)端部を左右繰出ケース(381)(382)の繰出軸(137)(137)にドグクラッチ形爪体(138)(139)を介して着脱自在に連結させ、クラッチ軸(109)から爪体(138)(139)を介して左右繰出ケース(381)(382)に繰出し駆動力を伝えるように構成している。
【0028】
また、前フレーム(53)端部に固定ブラケット(140)を一体固定させ、分割フレーム(134)に可動ブラケット(141)を一体固定させ、支点軸(142)と長孔(143)を介して回転自在及び摺動自在に各ブラケット(140)(141)を連結させる。そして、図19及び図20のように施肥作業位置に左右繰出ケース(381)(382)を連結支持させているとき、ロックボルト(132)を取外し、左右繰出ケース(381)(381)を長孔(143)の案内によって機外側方向に摺動させると共に、左右繰出ケース(381)(382)を支点軸(142)回りに略水平方向に回転させ、左右繰出ケース(381)(382)を補助ステップ(125)上方に移行させ、補助ステップ(125)の起伏自在なロックアーム(144)を起立させてロックボルト(145)により左右フレーム(133)(133)に固定させ、左右繰出ケース(381)(382)と左右ホッパ(371)(372)を車体カバー(12)上に折畳んで左右幅を縮少させ、トラック荷台に走行車(1)を積んで運搬するように構成している。
【0029】
なお、左右繰出ケース(381)(382)を折畳むとき、昇降操作によって繰出ケース(38)(382)をジョイント(69)から分離させると共に、搬送ホース(40)をジョイント(69)から分離させ、左右エアタンク(421)(422)にジョイント(69)を取付けた状態で左右エアタンク(421)(422)を折畳むように構成している。
【0030】
上記から明らかなように、複数組のホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)を左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設ける田植機において、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を垂直軸芯回りに回動自在に取付け、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を走行車(1)機内側に折畳んで左右幅を縮少させ、施肥部(36)を取外すことなく走行車(1)を運搬でき、しかも左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させることができると共に、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を左右機外側方向に摺動自在に取付け、左右機外側の繰出ケース(381)(382)駆動部構造の簡略化並びに繰出ケース駆動部の分離及び結合操作性の向上などを容易に行える。また、左右機外側の繰出ケース(381)(382)に設ける繰出軸(137)を固定側軸であるクラッチ軸(109)に対して着脱自在に噛合連結させ、前記繰出軸(137)と固定側クラッチ軸(109)の噛合いによって各軸(137)(109)の剛性を確保でき、また固定側の繰出ケース(38)と機外側の繰出ケース(381)(382)の側面視を一致させ、取付け部品の共用化を図り、かつ繰出軸(137)と固定側クラッチ軸(109)の回転を常に同期させて施肥量を全条均一に保つと共に、軸芯方向にテーパを形成したドグクラッチ形爪体(138)(139)によって繰出軸(137)と固定側クラッチ軸(109)を連結させたもので、テーパのくさび作用によって繰出軸(137)を固定側クラッチ軸(109)に爪体(138)(139)を介して一体的に連結させ、前記各軸(109)(137)が回転方向にずれて騒音が生じるのを防ぐ。また、固定側クラッチ軸(109)端部を固定側ホッパ(37)の左右幅内に取付け、機外側のホッパ(371)(372)を折畳んだときに固定側のホッパ(37)の機内側に固定側クラッチ軸(109)が支持され、固定側クラッチ軸(109)端部が衝突などによって損傷するのを防ぐように構成している。
【0031】
さらに、図17に示す如く、左右繰出ケース(381)(382)に条止めクラッチケース(114)を固定させ、該クラッチケース(114)に内設させる条止めクラッチ(図示省略)を入切させるクラッチアーム(119)を設け、前記ユニットクラッチレバー(120)にクラッチワイヤ(146)を介してクラッチアーム(119)を連結させ、前記レバー(120)操作によりワイヤ(146)を引張ってクラッチアーム(119)を入位置に支持させ、左右繰出ケース(381)(382)に繰出駆動力を入力させると共に、前記クラッチアーム(119)を切位置に保持させるリターンバネ(147)を設け、前記レバー(120)の条止め操作によってワイヤ(146)が緩んだとき、リターンバネ(147)によってクラッチアーム(119)を切位置に戻し、条止めクラッチを切保持するように構成している。また、前記クラッチワイヤ(146)端部をクラッチアーム(119)に着脱自在に連結させ、クラッチアーム(119)を入位置に保持し乍らワイヤ(146)を緩めることによってワイヤ(146)をクラッチアーム(119)から外すことができるもので、左右機外側の繰出ケース(381)(382)に設ける条止めクラッチを入切操作するクラッチワイヤ(146)のアウタ受(146a)を固定側に設け、条止めクラッチのクラッチアーム(119)からクラッチワイヤ(146)を外すだけで機外側の繰出ケース(381)(382)の折畳み操作を行え、クラッチワイヤ(146)などの操作系の脱着操作の簡略化を行えるように構成している。
【0032】
さらに、図22に示す如く、前記ホッパ(37)の上面開口に蓋(148)を開閉自在に設けると共に、軟質透明ビニール製のカバー(149)を蓋(148)に着脱自在に設け、蓋(148)を開放させたとき、ホッパ(37)上面をカバー(149)により閉塞し、雨水がホッパ(37)内部に入るのを防止し、また1条分または2条もしくは3条ユニット毎にカバー(149)を分割形成し、ホッパ(37)のカバー(149)を部分的に開けて肥料を補給するもので、蓋(148)を開ける動作でホッパ(37)がカバー(149)によって自動的に閉塞され、蓋(148)を閉じることによって運転席(13)との間にカバー(149)が収納され、また不要なとき、マジックテープにより着脱するカバー(149)だけを取外して作業を行えるように構成している。
【0033】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、複数組の中央ホッパ(37)及び中央繰出ケース(38)と、左右ホッパ(371)(372)及び左右繰出ケース(381)(382)とを左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設け、左右機外側の左右ホッパ(371)(372)及び左右繰出ケース(381)(382)を垂直軸芯回りに回動自在に取付けてなる田植機において、前記中央繰出ケースを支持するための前フレームに固定ブラケット(140)を固定し、前記左右繰出ケースを支持するための分割フレーム(134)に可動ブラケット(141)を固定し、前記固定ブラケット(140)と前記可動ブラケット(141)とを、支点軸(142)と長孔(143)を介して回転自在及び摺動自在に連結し、左右繰出ケース(381)(381)が前記長孔(143)の案内によって機外側方向に摺動し、左右繰出ケース(381)(382)が前記支点軸(142)回りに略水平方向に回転するように構成したもので、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を走行車(1)機内側に折畳んで左右幅を縮少でき、施肥部(36)を取外すことなく走行車(1)を運搬できると共に、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させることができるものである。
【0034】
また、左右機外側の左右ホッパ(371)(372)及び左右繰出ケース(381)(382)を左右機外側方向に摺動した状態で、左右繰出ケースを前記支点軸回りに回転するように構成したもので、左右機外側の繰出ケース(381)(382)駆動部構造の簡略化並びに繰出ケース駆動部の分離及び結合操作性の向上などを容易に行うことができるものである。
【0035】
また、左右機外側の繰出ケース(381)(382)に設ける繰出軸(137)を固定側軸(109)に対して着脱自在に噛合連結させたもので、前記繰出軸(137)と固定側軸(109)の噛合いによって各軸(137)(109)の剛性を確保できると共に、固定側の繰出ケース(38)と機外側の繰出ケース(381)(382)の側面視を一致させ、取付け部品の共用化を図ることができ、かつ繰出軸(137)と固定側軸(109)の回転を常に同期させて施肥量を全条均一に保つことができるものである。
【0036】
また、軸芯方向にテーパを形成した爪体(138)(139)によって繰出軸(137)と固定側軸(109)を連結させたもので、テーパのくさび作用によって繰出軸(137)を固定側軸(109)に爪体(138)(139)を介して一体的に連結でき、前記各軸(109)(137)が回転方向にずれて騒音が生じるのを容易に防止できるものである。
【0037】
また、固定側軸(109)端部を固定側ホッパ(37)の左右幅内に取付けたもので、機外側のホッパ(37)(372)を折畳んだときに固定側のホッパ(37)の機内側に固定側軸(109)が支持され、固定側軸(109)端部が衝突などによって損傷するのを容易に防止できるものである。
【0038】
また、左右機外側の繰出ケース(381)(382)に設ける条止めクラッチを入切操作するクラッチワイヤ(146)のアウタ受(146a)を固定側に設けたもので、条止めクラッチのクラッチアーム(119)からクラッチワイヤ(146)を外すだけで機外側の繰出ケース(381)(382)の折畳み操作を行うことができ、クラッチワイヤ(146)などの操作系の脱着操作の簡略化を容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】施肥部の平面図。
【図4】同背面図。
【図5】同側面説明図。
【図6】昇降レール部側面説明図。
【図7】肥料繰出ケース部の側面説明図。
【図8】肥料繰出ケース部の平面説明図。
【図9】ベースフレーム部の背面説明図。
【図10】肥料繰出ケース部の背面説明図。
【図11】繰出駆動入力部の同側面説明図。
【図12】肥料繰出ケースの断面側面説明図。
【図13】施肥部右側の平面図。
【図14】施肥部左側の平面図。
【図15】エアタンク右側の平面図。
【図16】エアタンク左側の平面図。
【図17】施肥部右側の背面図。
【図18】施肥部右側の右側面図。
【図19】右繰出ケース部の平面図。
【図20】左繰出ケース部の平面図。
【図21】図19の拡大図。
【図22】ホッパ蓋開放側面図。
【符号の説明】
(1)走行車
(36)施肥部
(37)(371)(372)ホッパ
(38)(381)(382)繰出ケース
(109)クラッチ軸(固定側軸)
(137)繰出軸
(138)(139)爪体
(140)固定ブラケット
(141)可動ブラケット
(142)支点軸
(143)長孔
(146)クラッチワイヤ
(146a)アウタ

Claims (6)

  1. 複数組の中央ホッパ及び中央繰出ケースと、左右ホッパ及び左右繰出ケースとを左右方向に並設させる施肥部を走行車に設け、左右機外側の左右ホッパ及び左右繰出ケースを垂直軸芯回りに回動自在に取付けてなる田植機において、前記中央繰出ケースを支持するための前フレームに固定ブラケットを固定し、前記左右繰出ケースを支持するための分割フレームに可動ブラケットを固定し、前記固定ブラケットと前記可動ブラケットとを、支点軸と長孔を介して回転自在及び摺動自在に連結し、左右繰出ケースが前記長孔の案内によって機外側方向に摺動し、左右繰出ケースが前記支点軸回りに略水平方向に回転するように構成したことを特徴とする田植機。
  2. 左右機外側のホッパ及び繰出ケースを左右機外側方向に摺動した状態で、左右繰出ケースを前記支点軸回りに回転するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  3. 左右機外側の繰出ケースに設ける繰出軸を固定側軸に対して着脱自在に噛合連結させたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  4. 軸芯方向にテーパを形成した爪体によって繰出軸と固定側軸を連結させたことを特徴とする請求項3に記載の田植機。
  5. 固定側軸端部を固定側ホッパの左右幅内に取付けたことを特徴とする請求項3に記載の田植機。
  6. 左右機外側の繰出ケースに設ける条止めクラッチを入切操作するクラッチワイヤのアウタ受を固定側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
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