JP2000037115A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2000037115A
JP2000037115A JP11214558A JP21455899A JP2000037115A JP 2000037115 A JP2000037115 A JP 2000037115A JP 11214558 A JP11214558 A JP 11214558A JP 21455899 A JP21455899 A JP 21455899A JP 2000037115 A JP2000037115 A JP 2000037115A
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Japan
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case
shaft
feeding
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clutch
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JP11214558A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takeda
裕一 竹田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥部(36)を取外すことなく走行
車(1)を運搬できると共に、機外側のホッパ(37
1)(372)及び繰出ケース(381)(382)を
施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ
る。 【解決手段】 複数組のホッパ(37)(371)
(372)及び繰出ケース(38)(381)(38
2)を左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車
(1)に設ける田植機において、中央のホッパ及び繰出
ケースに対して左右のホッパ(371)(372)及び
繰出ケース(381)(382)を回動自在に取付け、
左右の繰出ケース(381)(382)に設ける繰出軸
(137)を中央の繰出ケースに設ける固定側軸(10
9)に対して着脱自在に噛合連結させ、爪体(138)
(139)によって左右の繰出ケースの繰出軸(13
7)と中央の繰出ケースの固定側軸(109)を連結さ
せたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う
田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、特開平5−27
6818号公報に示す如く、複数組のホッパ及び繰出ケ
ースを左右方向に並設させる技術があるが、運搬用トラ
ック荷台から機外側のホッパが突出し易く、植付部及び
施肥部の多条大型化によって容易に運搬し得ない不具合
がある。そこで、特開平5−304805号公報に示す
如く、機外側のホッパを回動自在に取付けて機体内方に
収納させる技術もあるが、繰出ケース及びエアタンクが
突出した状態となって運搬時に衝突損傷させ易い等の問
題がある。また、機外側の繰出ケースを取外して左右幅
の縮少を図る場合、条止めクラッチ等の繰出駆動機構を
分解して繰出ケースを分離させる必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、複数
組のホッパ及び繰出ケースを左右方向に並設させる施肥
部を走行車に設ける田植機において、左右機外側のホッ
パ及び繰出ケースを垂直軸芯回りに回動自在に取付ける
ことにより、左右機外側のホッパ及び繰出ケースを走行
車機内側に折畳んで左右幅を縮少し得、施肥部を取外す
ことなく走行車を運搬し得ると共に、左右機外側のホッ
パ及び繰出ケースを施肥作業位置または折畳み収納位置
に容易に移行させ得ると共に、左右機外側の繰出ケース
に設ける繰出軸を固定側軸に対して着脱自在に噛合連結
させることにより、前記繰出軸と固定側軸の噛合いによ
って各軸の剛性を確保し得、固定側の繰出ケースと機外
側の繰出ケースの側面視を一致させ、取付け部品の共用
化を図り得、かつ繰出軸と固定側軸の回転を常に同期さ
せて施肥量を全条均一に保ち得、また爪体によって繰出
軸と固定側軸を連結させることにより、繰出軸を固定側
軸に爪体を介して一体的に連結し得、前記各軸が回転方
向にずれて騒音が生じるのを容易に防止し得るものであ
る。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリ
ヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケ
ース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そし
て前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に
予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0005】また、図中(15)は8条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0006】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条
施肥部である。
【0007】さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入
れる肥料タンクである中央と左右の施肥ホッパ(37)
(371)(372)と、肥料を定量供給する肥料繰出
ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作
溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介
して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)
と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥部(3
6)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風
機(41)を取付け、8条分の8組の肥料繰出ケース
(38)…をエアタンク(42)上側に配設させてい
る。
【0008】さらに、図5乃至図11に示す如く、前記
車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横
架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム
(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架さ
せる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(3
6)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)(4
5)にブラケット(46)(46)を介してエアタンク
(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフレー
ム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステ
ー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前後側
に前後昇降レール(48)(49)…を立設させ、前後
一組左右二対の4本の該昇降レール(48)(48)
(49)(49)を介して施肥部(36)を昇降自在に
取付けると共に、左右一対の2本のガススプリング(5
0)(50)によって昇降自在に施肥部(36)を取付
け、車体フレーム(3)後端部に配置させるリヤアクス
ルケース(7)に施肥部(36)重量を支持させるもの
で、図12にも示す如く、前後昇降レール(48)(4
9)に対向させる軸受板(51)を設け、前記レール
(48)(49)に転動自在に嵌込むベアリングローラ
(52)…を軸受板(51)に回転自在に軸支させ、前
後2本のレール(48)(49)を左右対称に2組設
け、1本のレール(48)(49)に対して上下2個の
ローラ(52)(52)を取付け、左右一対の軸受板
(51)(51)を4本のレール(48)(49)と8
個のローラ(52)…によってベースフレーム(45)
に昇降自在に支持させている。
【0009】また、前記ガススプリング(50)の下端
を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(5
1)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レ
ール(48)(49)とガススプリング(50)を略平
行に立設させると共に、施肥部(36)の前後幅方向の
重心位置にガススプリング(50)を連結させるもの
で、施肥部(36)の重量と略等しいかまたは若干小さ
い伸張力をガススプリング(50)が有するように構成
している。
【0010】さらに、左右の軸受板(51)(51)を
丸パイプ形の前フレーム(53)によって一体固定さ
せ、施肥部(36)を持上げるときに作業者が握る取手
(54)を前記前フレーム(53)に溶接固定させ、左
右の前記軸受板(51)(51)に支軸(55)(5
5)を介して左右ロックレバー(56)(56)を回転
自在に軸支させ、前側の左右昇降レール(48)(4
8)に左右ロックレバー(56)(56)を介して左右
軸受板(51)(51)前部を係止させると共に、後側
の左右昇降レール(49)(49)に左右ロックピン
(57)(57)を取付け、軸受板(51)にロックピ
ン(57)を係脱自在に係入させ、後側の左右昇降レー
ル(49)(49)に左右軸受板(51)(51)後部
を左右ロックピン(57)(57)を介して係止させ、
軸受板(51)の前部と後部を前後の昇降レール(4
8)(49)にロックレバー(56)とロックピン(5
7)により固定させる。また、前記昇降レール(48)
に上下係合孔(58)(59)を形成させ、各係合孔
(58)(59)にロックレバー(56)を係入させて
施肥機(36)を上昇位置または下降位置で固定支持さ
せるもので、ロックレバー(56)を前記取手(54)
の下側に延出させ、運転席(13)側に突設させる取手
(54)を作業者が握り乍らロックレバー(56)を操
作し、ロックレバー(56)を係合孔(58)(59)
から離脱させることができるように構成している。
【0011】また、前記前フレーム(53)にケース前
ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケ
ット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止
め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2
条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール
(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)
(49)の機外側に左右各2条分の繰出ケース(38)
(38)を夫々配設させ、2条1組として6条分3ユニ
ットの繰出ケース(38)…を左右に並設させ、さらに
左右機外側に左右繰出ケース(381)(382)を並
設させている。
【0012】さらに、図12に示す如く、前記繰出ケー
ス(38)(381)(382)の上面前側の取入口
(61)に前記ホッパ(37)(371)(372)の
下部出口(62)を嵌着させると共に、前記繰出ケース
(38)(381)(382)前面下側に取出口(6
3)を形成し、着脱自在なキャップ(64)によって取
出口(63)を閉塞している。前記キャップ(64)を
取外して取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部
の肥料を前側下方に流下させるもので、このときに施肥
部(36)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に
支持させ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)
の間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(6
3)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取
出しを容易に行えるように構成している。
【0013】また、前記繰出ケース(38)下面に閉塞
レバーを介してケース底部である底蓋(66)を着脱自
在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(6
6)下面に出口(67)を形成するもので、エアタンク
(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パ
イプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に硬質合成
樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱自在に嵌
着させると共に、前記ジョイント(69)後端に前記搬
送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送
風をエアタンク(42)から各パイプ(68)…及びホ
ース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口(67)
からジョイント(69)中間に落下する肥料を搬送ホー
ス(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成
する前記ジョイント(69)中間に入口(70)を上向
き開放に形成し、底蓋(66)の出口(67)に嵌合キ
ャップ(71)を固定させ、該キャップ(71)を前記
入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(6
7)を入口(70)に接続させると共に、前記エアタン
ク(42)に取付板(72)を一体固定させ、取付板
(72)に前記ジョイント(69)をボルト止め固定さ
せている。
【0014】また、取入口(73)及び吹出口(74)
を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板
(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を
備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(7
9)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状
に配設させると共に、繰出ケース(38)にロール駆動
軸である繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支さ
せ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸
(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方
側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)
(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持さ
せ、かつ閉塞レバーによって各板(75)(77)(7
9)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に弾圧させ
るもので、入口板(75)と出口板(79)を繰出ケー
ス(38)に係止させ、各板(75)(79)に対して
繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板(77)を
繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(80)によっ
て繰出板(77)を強制的に回転させ、取入口(73)
から繰出口(76)に入った肥料を排出口(78)に移
動させて出口(67)方向に落下させるように構成して
いる。
【0015】さらに、図6、図9、図11にも示す如
く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達さ
せるPTO軸(86)をミッションケース(4)から後
方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケー
ス(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力
軸(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(8
9)を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力
軸(90)後端部にクランク板(91)をボールロック
構造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板
(51)及びケース後ブラケット(92)を一体固定さ
せる四角パイプ形後面フレーム(93)を備え、エアタ
ンク(42)及び前フレーム(53)と略平行に後面フ
レーム(93)を横架させ、ケース後ブラケット(9
2)に前記繰出ケース(38)後側をボルト止め固定さ
せる。
【0016】また、前記左の軸受板(51)にブラケッ
ト(94)及び軸(95)を介して繰出量調節レバー
(96)を軸支させると共に、左の軸受板(51)に支
軸(97)を介して調節リンク(98)及び支点リンク
(99)を設け、前記レバー(96)のネジ部(10
0)に調節リンク(98)を連結させ、支点リンク(9
9)に調節支点(101)を取付け、該支点(101)
に駆動アーム(102)を軸支させる。
【0017】また、前記後面フレーム(93)に軸受板
(103)を介して繰出駆動軸(104)を回転自在に
軸支させ、該駆動軸(104)に揺動アーム(105)
を固定させ、前記駆動アーム(102)に長さ調節自在
な伸縮ロッド(106)一端側を連結させ、かつ前記揺
動アーム(105)に前記伸縮ロッド(106)の他端
側を連結させると共に、前記クランク板(91)を駆動
アーム(102)に入力ロッド(107)を介して連結
させ、植付駆動用のPTO軸(86)から入力ロッド
(107)及び駆動アーム(102)を介して繰出駆動
軸(104)に駆動力を伝えるように構成している。
【0018】さらに、図8に示す如く、前記後面フレー
ム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)を
介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ軸
(109)に一方向クラッチ(110)を介して入力リ
ンク(111)を設けると共に、前記繰出駆動軸(10
4)に揺動リンク(112)を固定させ、該リンク(1
12)を前記入力リンク(111)に連係ロッド(11
3)を介して連結させ、入力リンク(111)を揺動さ
せてクラッチ軸(109)を一方向に間欠的に回転させ
るように構成している。
【0019】また、前記繰出ケース(38)に条止めク
ラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出
軸(80)上端側にベベルギヤ(116)を介してクラ
ッチ軸(109)を常時連結させるもので、繰出軸(8
0)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に連結させ
る条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケース
(114)に内設させると共に、前記ケース(114)
の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー(11
8)とクラッチアーム(119)を前記クラッチケース
(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部(1
5)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め
用ユニットクラッチレバー(120)に条止めワイヤを
介して前記クラッチアーム(119)を連結させる。
【0020】さらに、図8、図13、図14に示す如
く、中央2条分の肥料繰出ケース(38)(38)取付
位置外側で前フレーム(53)と後面フレーム(93)
に左右の軸受板(51)(51)を溶接固定させると共
に、前フレーム(53)と後面フレーム(93)の両端
部を左右のサイドフレーム(123)(123)によっ
て一体固定させ、両側2条分の肥料繰出ケース(38)
(38)を軸受板(51)とサイドフレーム(123)
間の前フレーム(53)及び後面フレーム(93)に取
付けるもので、四角枠形の各フレーム(53)(93)
(123)を軸受板(51)によって左右方向に三等分
に区切り、前後のフレーム(53)(93)間に6条分
の肥料繰出ケース(38)を掛け渡し支持させる。
【0021】さらに、図15乃至図18に示す如く、前
記ステップ(11)を取付けるステップフレーム(12
4)に補助ステップ(125)を設け、車体カバー(1
2)後部両側に左右補助ステップ(125)(125)
を配設させると共に、前記エアタンク(42)両側に同
一形状の左右エアタンク(421)(422)を連設さ
せ、支点軸(126)によって回転自在に連結させる蝶
番形フランジ(127)(128)の一方をエアタンク
(42)両端に一体固定させ、前記フランジ(127)
(128)のもう一方を左右エアタンク(421)(4
22)端部に一体固定させ、各フランジ(127)(1
28)をロックボルト(129)と位置決めピン(13
0)によって開閉自在に連結させる。そして、右エアタ
ンク(422)端部に前記送風機(41)を固設させ、
送風機(41)から各タンク(422)(42)(42
1)内に空気を圧送し、施肥作業を行うと共に、トラッ
ク荷台に走行車(1)を積んで運搬するとき、前記ロッ
クボルト(129)を外し、支点軸(126)を中心に
左右エアタンク(421)(422)を略水平に回転さ
せて左右補助ステップ(125)(125)上方に移行
させ、左右エアタンク(421)(422)のロックブ
ラケット(131)を補助ステップ(125)にロック
ボルト(129)を用いて固定させ、エアタンク(4
2)(421)(422)の左右全幅を縮少させるよう
に構成している。
【0022】さらに、図17乃至図21に示す如く、前
記サイドフレーム(123)にロックボルト(132)
(132)を介して左右フレーム(133)(133)
を着脱自在に連結させ、前フレーム(53)及び後面フ
レーム(93)と略同形の分割フレーム(134)(1
35)を左右フレーム(133)(133)と外側フレ
ーム(136)(136)の間に一体固定させ、分割フ
レーム(134)(135)に左右繰出ケース(38
1)(382)を固定させると共に、固定側クラッチ軸
(109)端部を左右繰出ケース(381)(382)
の繰出軸(137)(137)にドグクラッチ形爪体
(138)(139)を介して着脱自在に連結させ、ク
ラッチ軸(109)から爪体(138)(139)を介
して左右繰出ケース(381)(382)に繰出し駆動
力を伝えるように構成している。
【0023】また、前フレーム(53)端部に固定ブラ
ケット(140)を一体固定させ、分割フレーム(13
4)に可動ブラケット(141)を一体固定させ、支点
軸(142)と長孔(143)を介して回転自在及び摺
動自在に各ブラケット(140)(141)を連結させ
る。そして、図19及び図20のように施肥作業位置に
左右繰出ケース(381)(382)を連結支持させて
いるとき、ロックボルト(132)を取外し、左右繰出
ケース(381)(381)を長孔(143)の案内に
よって機外側方向に摺動させると共に、左右繰出ケース
(381)(382)を支点軸(142)回りに略水平
方向に回転させ、左右繰出ケース(381)(382)
を補助ステップ(125)上方に移行させ、補助ステッ
プ(125)の起伏自在なロックアーム(144)を起
立させてロックボルト(145)により左右フレーム
(133)(133)に固定させ、左右繰出ケース(3
81)(382)と左右ホッパ(371)(372)を
車体カバー(12)上に折畳んで左右幅を縮少させ、ト
ラック荷台に走行車(1)を積んで運搬するように構成
している。
【0024】なお、左右繰出ケース(381)(38
2)を折畳むとき、昇降操作によって繰出ケース(3
8)(382)をジョイント(69)から分離させると
共に、搬送ホース(40)をジョイント(69)から分
離させ、左右エアタンク(421)(422)にジョイ
ント(69)を取付けた状態で左右エアタンク(42
1)(422)を折畳むように構成している。
【0025】上記から明らかなように、複数組のホッパ
(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)
(381)(382)を左右方向に並設させる施肥部
(36)を走行車(1)に設ける田植機において、左右
機外側のホッパ(371)(372)及び繰出ケース
(381)(382)を垂直軸芯回りに回動自在に取付
け、左右機外側のホッパ(371)(372)及び繰出
ケース(381)(382)を走行車(1)機内側に折
畳んで左右幅を縮少させ、施肥部(36)を取外すこと
なく走行車(1)を運搬でき、しかも左右機外側のホッ
パ(371)(372)及び繰出ケース(381)(3
82)を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移
行させることができると共に、左右機外側のホッパ(3
71)(372)及び繰出ケース(381)(382)
を左右機外側方向に摺動自在に取付け、左右機外側の繰
出ケース(381)(382)駆動部構造の簡略化並び
に繰出ケース駆動部の分離及び結合操作性の向上などを
容易に行える。また、左右機外側の繰出ケース(38
1)(382)に設ける繰出軸(137)を固定側軸で
あるクラッチ軸(109)に対して着脱自在に噛合連結
させ、前記繰出軸(137)と固定側クラッチ軸(10
9)の噛合いによって各軸(137)(109)の剛性
を確保でき、また固定側の繰出ケース(38)と機外側
の繰出ケース(381)(382)の側面視を一致さ
せ、取付け部品の共用化を図り、かつ繰出軸(137)
と固定側クラッチ軸(109)の回転を常に同期させて
施肥量を全条均一に保つと共に、軸芯方向にテーパを形
成したドグクラッチ形爪体(138)(139)によっ
て繰出軸(137)と固定側クラッチ軸(109)を連
結させたもので、テーパのくさび作用によって繰出軸
(137)を固定側クラッチ軸(109)に爪体(13
8)(139)を介して一体的に連結させ、前記各軸
(109)(137)が回転方向にずれて騒音が生じる
のを防ぐ。また、固定側クラッチ軸(109)端部を固
定側ホッパ(37)の左右幅内に取付け、機外側のホッ
パ(371)(372)を折畳んだときに固定側のホッ
パ(37)の機内側に固定側クラッチ軸(109)が支
持され、固定側クラッチ軸(109)端部が衝突などに
よって損傷するのを防ぐように構成している。
【0026】さらに、図17に示す如く、左右繰出ケー
ス(381)(382)に条止めクラッチケース(11
4)を固定させ、該クラッチケース(114)に内設さ
せる条止めクラッチ(図示省略)を入切させるクラッチ
アーム(119)を設け、前記ユニットクラッチレバー
(120)にクラッチワイヤ(146)を介してクラッ
チアーム(119)を連結させ、前記レバー(120)
操作によりワイヤ(146)を引張ってクラッチアーム
(119)を入位置に支持させ、左右繰出ケース(38
1)(382)に繰出駆動力を入力させると共に、前記
クラッチアーム(119)を切位置に保持させるリター
ンバネ(147)を設け、前記レバー(120)の条止
め操作によってワイヤ(146)が緩んだとき、リター
ンバネ(147)によってクラッチアーム(119)を
切位置に戻し、条止めクラッチを切保持するように構成
している。また、前記クラッチワイヤ(146)端部を
クラッチアーム(119)に着脱自在に連結させ、クラ
ッチアーム(119)を入位置に保持し乍らワイヤ(1
46)を緩めることによってワイヤ(146)をクラッ
チアーム(119)から外すことができるもので、左右
機外側の繰出ケース(381)(382)に設ける条止
めクラッチを入切操作するクラッチワイヤ(146)の
アウタ受(146a)を固定側に設け、条止めクラッチ
のクラッチアーム(119)からクラッチワイヤ(14
6)を外すだけで機外側の繰出ケース(381)(38
2)の折畳み操作を行え、クラッチワイヤ(146)な
どの操作系の脱着操作の簡略化を行えるように構成して
いる。
【0027】さらに、図22に示す如く、前記ホッパ
(37)の上面開口に蓋(148)を開閉自在に設ける
と共に、軟質透明ビニール製のカバー(149)を蓋
(148)に着脱自在に設け、蓋(148)を開放させ
たとき、ホッパ(37)上面をカバー(149)により
閉塞し、雨水がホッパ(37)内部に入るのを防止し、
また1条分または2条もしくは3条ユニット毎にカバー
(149)を分割形成し、ホッパ(37)のカバー(1
49)を部分的に開けて肥料を補給するもので、蓋(1
48)を開ける動作でホッパ(37)がカバー(14
9)によって自動的に閉塞され、蓋(148)を閉じる
ことによって運転席(13)との間にカバー(149)
が収納され、また不要なとき、マジックテープにより着
脱するカバー(149)だけを取外して作業を行えるよ
うに構成している。
【0028】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、複数組のホッパ(37)(371)(372)及び
繰出ケース(38)(381)(382)を左右方向に
並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設ける田植
機において、左右機外側のホッパ(371)(372)
及び繰出ケース(381)(382)を垂直軸芯回りに
回動自在に取付けるから、左右機外側のホッパ(37
1)(372)及び繰出ケース(381)(382)を
走行車(1)機内側に折畳んで左右幅を縮少でき、施肥
部(36)を取外すことなく走行車(1)を運搬できる
と共に、左右機外側のホッパ(371)(372)及び
繰出ケース(381)(382)を施肥作業位置または
折畳み収納位置に容易に移行させることができると共
に、また左右機外側の繰出ケース(381)(382)
に設ける繰出軸(137)を固定側軸(109)に対し
て着脱自在に噛合連結させるから、前記繰出軸(13
7)と固定側軸(109)の噛合いによって各軸(13
7)(109)の剛性を確保できると共に、固定側の繰
出ケース(38)と機外側の繰出ケース(381)(3
82)の側面視を一致させ、取付け部品の共用化を図る
ことができ、かつ繰出軸(137)と固定側軸(10
9)の回転を常に同期させて施肥量を全条均一に保つこ
とができ、また(138)(139)によって繰出軸
(137)と固定側軸(109)を連結させるから、繰
出軸(137)を固定側軸(109)に爪体(138)
(139)を介して一体的に連結でき、前記各軸(10
9)(137)が回転方向にずれて騒音が生じるのを容
易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】施肥部の平面図。
【図4】同背面図。
【図5】同側面説明図。
【図6】昇降レール部側面説明図。
【図7】肥料繰出ケース部の側面説明図。
【図8】肥料繰出ケース部の平面説明図。
【図9】ベースフレーム部の背面説明図。
【図10】肥料繰出ケース部の背面説明図。
【図11】繰出駆動入力部の同側面説明図。
【図12】肥料繰出ケースの断面側面説明図。
【図13】施肥部右側の平面図。
【図14】施肥部左側の平面図。
【図15】エアタンク右側の平面図。
【図16】エアタンク左側の平面図。
【図17】施肥部右側の背面図。
【図18】施肥部右側の右側面図。
【図19】右繰出ケース部の平面図。
【図20】左繰出ケース部の平面図。
【図21】図19の拡大図。
【図22】ホッパ蓋開放側面図。
【符号の説明】
(1) 走行車 (36) 施肥部 (37)(371)(372) ホッパ (38)(381)(382) 繰出ケース (109) クラッチ軸(固定側軸) (137) 繰出軸 (138)(139) 爪体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組のホッパ及び繰出ケースを左右方
    向に並設させる施肥部を走行車に設ける田植機におい
    て、中央のホッパ及び繰出ケースに対して左右のホッパ
    及び繰出ケースを回動自在に取付け、左右の繰出ケース
    に設ける繰出軸を中央の繰出ケースに設ける固定側軸に
    対して着脱自在に噛合連結させ、爪体によって左右の繰
    出ケースの繰出軸と中央の繰出ケースの固定側軸を連結
    させたことを特徴とする田植機。
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