JPH0856441A - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JPH0856441A
JPH0856441A JP21822294A JP21822294A JPH0856441A JP H0856441 A JPH0856441 A JP H0856441A JP 21822294 A JP21822294 A JP 21822294A JP 21822294 A JP21822294 A JP 21822294A JP H0856441 A JPH0856441 A JP H0856441A
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fertilizer
case
air tank
outlet
hopper
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Kazuaki Itani
谷 一 明 伊
Yuichi Kato
藤 祐 一 加
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 施肥ホッパ(46)及び肥料繰出ケース
(47)等の上昇部を従来よりも軽量に形成でき、前記
ホッパ(46)及びケース(47)の昇降支持構造の簡
略化並びに軽量化を容易に図れるものである。 [構成] 走行車(1)の後側に植付部(15)を昇
降自在に装設させる乗用田植機において、走行車(1)
にエアタンク(51)を固定させ、施肥ホッパ(46)
と肥料繰出ケース(47)を昇降自在に取付け、エアタ
ンク(51)の出口に肥料繰出ケース(47)の出口を
接離自在に接続させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪
を備えて連続的に苗植作業を行う乗用田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平6−95595号明細書に
示す如く、走行車にミッドマウント型の施肥機を昇降自
在に取付ける技術を開発した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、施肥
ホッパ及び肥料繰出ケースと共にエアタンクも昇降させ
る構造であったから、昇降部分の軽量化を容易に行い得
ず、施肥ホッパ及び肥料繰出ケースを上昇させて行うホ
ッパの残留肥料取出作業性並びにケース内部の保守作業
性などの向上を容易に図り得ない等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
車の後側に植付部を昇降自在に装設させる乗用田植機に
おいて、走行車にエアタンクを固定させ、施肥ホッパと
肥料繰出ケースを昇降自在に取付け、エアタンクの出口
に肥料繰出ケースの出口を接離自在に接続させたもの
で、前記ホッパ及びケース等の上昇部を従来よりも軽量
に形成し得、前記ホッパ及びケースを上昇させて行う残
留肥料取出作業性並びに保守作業性などの向上を容易に
行い得ると共に、前記ホッパ及びケースの昇降支持構造
の簡略化並びに軽量化を容易に図り得るものである。
【0005】また、前後の昇降レールの間に施肥ホッパ
と肥料繰出ケースを設け、施肥ホッパと肥料繰出ケース
の重心が前後の昇降レールの略中間に位置するもので、
前記ホッパ及びケース等の重量が偏荷重として作用して
上昇負荷が大きくなるのを容易に防止し得、前記ホッパ
及びケースが前後に傾くことなくスムーズに昇降操作を
行い得るものである。
【0006】また、エアタンクと肥料繰出ケースの連結
部が後の昇降レール近傍に位置するもので、エアタンク
側の固定部に対して昇降自在な肥料繰出ケース出口の位
置ずれを容易に防止し得、前記ケース出口から空気また
は肥料が漏れるのを容易に阻止し得るものである。
【0007】また、エアタンクに取付板を介してジョイ
ントを固定させ、ジョイントにT字形フランジを設けて
エアタンクと肥料繰出ケースと搬送ホースを連結させた
もので、前記ジョイントを所定位置に固定させることに
より、前記ケース出口を適正に接続し得、かつ前記ホー
スを安定良く支持し得、肥料の漏れまたは詰り等を防い
で肥料を確実に供給し得るものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は施肥機部の上昇説明図、図2は乗用田植機
の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者
が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレー
ム(3)前部上方に搭載させ、ギヤ変速ケース(4)前
方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用
前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース
(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前
記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を
支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネ
ット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共
に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カ
バー(12)によって前記ギヤ変速ケース(4)等を覆
い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取
付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット
(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0009】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0010】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は6条用の側条施肥
機である。
【0011】さらに、図4、図5に示す如く、左右一対
の四角筒形の前記車体フレーム(3)(3)前部にエン
ジン(2)を搭載し、前車軸(37)(37)を介して
左右前輪(6)(6)を軸支させるフロントアクスルケ
ース(5)をエンジン(2)後方の車体フレーム(3)
(3)下面に取付け、フロントアクスルケース(5)後
方の左右車体フレーム(3)(3)間に無段ベルト変速
ケース(38)を設け、無段変速ケース(38)後方の
左右車体フレーム(3)(3)間にギヤ変速ケース
(4)を設けると共に、後車軸(39)(39)を介し
て左右後輪(8)(8)を軸支させるリヤアクスルケー
ス(7)を左右車体フレーム(3)(3)後端下面に固
設させ、エンジン(2)出力を各変速ケース(38)
(4)を介して各アクスルケース(5)(7)に走行駆
動力として伝達させ、前後輪(6)(8)を駆動するよ
うに構成している。
【0012】また、左右車体フレーム(3)(3)後端
部上面に左右支柱(40)(40)を立設させ、左右支
柱(40)(40)上端を水平フレーム(41)によっ
て連結させ、支柱(40)と水平フレーム(41)を一
体固定させて正面視門形に形成する。そして、車体フレ
ーム(3)中間のブレーキペダル受軸(42)と、前記
水平フレーム(41)中間の間に、前低後高に傾斜させ
るサブフレーム(43)(43)を架設させると共に、
サブフレーム(43)(43)間に昇降シリンダ(2
8)を取付け、またトップリンク(25)及びロワーリ
ンク(26)で形成するリンク機構(27)を各フレー
ム(3)(41)に支軸(44)(45)を介して取付
け、昇降シリンダ(28)によってリンク機構(27)
を揺動させて植付部(15)を昇降させるように構成し
ている。
【0013】さらに、図6、図7、図8に示す如く、肥
料を入れる施肥ホッパ(46)と、肥料を定量供給する
肥料繰出ケース(47)と、フロート(34)(35)
の側条施肥シュート(48)にフレキシブル形搬送ホー
ス(49)を介して肥料を排出させる送風ターボファン
(50)と、円筒形のエアタンク(51)とを、前記施
肥機(36)に備えると共に、エアタンク(51)右側
端にターボファン(50)を取付け、6条分の6組の肥
料繰出ケース(47)…をエアタンク(51)上側に配
設させている。
【0014】さらに、図1、図9、図10に示す如く、
前記車体フレーム(3)後端部で水平フレーム(41)
両側に左右ベースフレーム(52)(52)を取付け、
前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(5
2)を介して施肥機(36)を設けると共に、左右ベー
スフレーム(52)(52)にブラケット(54)(5
4)を介してエアタンク(51)をボルト止め固定させ
るもので、ベースフレーム(52)後端部と車体フレー
ム(3)間にサイドステー(55)を連結させ、略水平
に横架させるベースフレーム(52)前後側に前後昇降
レール(56)…を立設させ、前後一組左右二対の4本
の該昇降レール(56)(56)(56)(56)を介
して施肥機(36)を昇降自在に取付けると共に、左右
一対の2本のガススプリング(57)(57)によって
昇降自在に施肥機(36)を取付け、車体フレーム
(3)後端部に配置させるリヤアクスルケース(7)に
施肥機(36)重量を支持させるもので、図11にも示
す如く、前後昇降レール(56)(56)に対向させる
軸受板(58)を設け、前記レール(56)に転動自在
に嵌込むベアリングローラ(59)…を軸受板(58)
に回転自在に軸支させ、前後2本のレール(56)(5
6)を左右対称に2組設け、1本のレール(56)に対
して上下2個のローラ(59)(59)を取付け、左右
一対の軸受板(58)(58)を4本のレール(56)
と8個のローラ(59)…によってベースフレーム(5
2)に昇降自在に支持させている。
【0015】また、前記ガススプリング(57)の下端
を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(5
8)にガススプリング(57)上端を連結させ、前記レ
ール(56)とガススプリング(57)を略平行に立設
させると共に、施肥機(36)の前後幅方向の重心位置
にガススプリング(57)を連結させるもので、施肥機
(36)の重量と略等しいかまたは若干小さい伸張力を
ガススプリング(57)が有するように構成している。
【0016】さらに、図1、図9、図10、図11に示
す如く、6条用の6組12枚の軸受板(58)を丸パイ
プ形の前フレーム(60)によって一体固定させ、施肥
機(36)を持上げるときに作業者が握る左右一対の取
手(61)(61)を前記前フレーム(60)に溶接固
定させ、前記取手(61)に支軸(62)を介してロッ
クレバー(63)を回転自在に軸支させると共に、前記
昇降レール(56)の補強リブ(64)に上下係合孔
(65)(66)を形成させ、各係合孔(65)(6
6)にロックレバー(63)を係入させて施肥機(3
6)を上昇位置または下降位置で固定支持させるもの
で、ロックレバー(63)を前記取手(61)の下側に
延出させ、運転席(13)側に突設させる取手(61)
を作業者が握り乍らロックレバー(63)を操作し、ロ
ックレバー(63)を係合孔(65)(66)から離脱
させることができるように構成している。
【0017】また、前記前フレーム(60)にケース前
ブラケット(67)を溶接固定させ、該ケース前ブラケ
ット(67)に前記繰出ケース(47)前側をボルト止
め固定させるもので、1ユニットとして構成する2条分
の繰出ケース(47)(47)を左右の昇降レール(5
6)(56)間に配設させ、昇降レール(56)(5
6)の機外側に2条分の繰出ケース(47)(47)を
夫々配設させ、2条1組として3ユニットの繰出ケース
(47)…を左右に並設させている。
【0018】さらに、図12、図13、図14、図15
に示す如く、前記繰出ケース(47)の上面前側の取入
口(68)に前記ホッパ(46)の下部出口(69)を
嵌着させると共に、前記繰出ケース(47)前面下側に
取出口(70)を形成し、着脱自在なキャップ(71)
によって取出口(70)を閉塞している。前記キャップ
(71)を取外して取出口(70)を開放し、タンク
(46)内部の肥料を前側下方に流下させるもので、こ
のときに施肥機(36)を昇降レール(56)の上昇位
置に支持させ、取出口(70)とベースフレーム(5
2)の間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口
(70)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料
の取出しを容易に行えるように構成している。
【0019】また、前記繰出ケース(47)下面に閉塞
レバー(72)を介して底蓋(73)を着脱自在に固定
させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(73)下面
に出口(74)を形成するもので、エアタンク(51)
に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(7
5)を備え、該パイプ(75)後端に硬質合成樹脂製の
ジョイント(76)前端を着脱自在に嵌着させると共
に、前記ジョイント(76)後端に前記搬送ホース(4
9)を嵌着させ、前記ターボファン(50)の送風をエ
アタンク(51)から各パイプ(75)…及びホース
(49)に吹出させ、底蓋(73)の出口(74)から
ジョイント(76)中間に落下する肥料を搬送ホース
(49)に移動させるもので、T字形フランジを形成す
る前記ジョイント(76)中間に入口(77)を上向き
開放に形成し、底蓋(73)の出口(74)に嵌合ガイ
ド(78)を固定させ、該ガイド(78)を前記入口
(77)に着脱自在に嵌着させ、出口(74)を入口
(77)に接続させると共に、前記エアタンク(51)
に取付板(79)を一体固定させ、取付板(79)に前
記ジョイント(76)をボルト止め固定させている。
【0020】また、取入口(80)及び吹出口(81)
を有する入口板(82)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(83)…を有する繰出板(84)と、排出
口(85)を有する出口板(86)を備え、略円形平板
製の前記各板(82)(84)(86)を繰出ケース
(47)と底蓋(73)の間に多層状に配設させると共
に、繰出ケース(47)に繰出軸(87)を略垂直に回
転自在に軸支させ、各板(82)(84)(86)の中
央部に繰出軸(87)下端側を貫通させ、繰出軸(8
7)下端にゴム輪(88)を着脱自在に係止させ、各板
(82)(84)(86)を下方に抜出し自在に繰出軸
(87)に支持させ、かつ閉塞レバー(72)によって
各板(82)(84)(86)を繰出ケース(47)と
底蓋(73)間に弾圧させるもので、入口板(82)と
出口板(86)を繰出ケース(47)に係止させ、各板
(82)(86)に対して繰出軸(87)を遊転させる
と共に、繰出板(84)を繰出軸(87)に係合軸支さ
せ、繰出軸(87)によって繰出板(84)を強制的に
回転させ、取入口(80)から繰出口(83)に入った
肥料を排出口(85)に移動させて出口(74)方向に
落下させるように構成している。
【0021】また、前記取入口(80)端部で繰出口
(83)上面の余分な肥料を取除くブラシ(89)を備
え、高さ調節する撮(90)を介して前記ブラシ(8
9)を繰出ケース(47)に高さ調節自在に取付け、繰
出板(84)上面に対するブラシ(89)下端の高さ調
節を繰出ケース(47)外部から行い、繰出口(83)
の肥料送出量を調節するように構成している。
【0022】また、前記入口板(82)の吹出口(8
1)に対向させる圧風取入口(91)を繰出ケース(4
7)に形成し、前記エアタンク(51)の中空部と前記
圧風取入口(91)を分流パイプ(92)によって連通
させ、前記パイプ(92)及び取入口(91)を介して
ターボファン(50)からの送風を吹出口(81)に供
給し、排出口(85)位置に移動した繰出口(83)に
吹出口(81)から送風し、該送風によって繰出口(8
3)の肥料を下方に強制的に落下させ、粒形の肥料また
はこの粉が繰出口(83)内に残るのを防ぐように構成
している。
【0023】さらに、図4、図8、図9、図10、図1
1に示す如く、前記エンジン(2)出力を植付部(1
5)に伝達させるPTO軸(93)をギヤ変速ケース
(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(4
0)に軸受筒(94)を溶接固定させ、軸受筒(94)
の施肥入力軸(95)を前記PTO軸(93)中間にチ
ェン(96)を介して連動連結させる。前記施肥入力軸
(95)後端部にクランク板(97)を固定させる。ま
た、前記軸受板(58)及びケース後ブラケット(9
8)を一体固定させる四角パイプ形後面フレーム(9
9)を備え、エアタンク(51)及び前フレーム(6
0)と略平行に後面フレーム(99)を横架させ、ケー
ス後ブラケット(98)に前記繰出ケース(47)後側
をボルト止め固定させる。
【0024】また、前記左の軸受板(58)にブラケッ
ト(100)及び軸(101)を介して繰出量調節レバ
ー(102)を軸支させると共に、左の軸受板(58)
に支軸(103)を介して調節リンク(104)及び支
点リンク(105)を設け、前記レバー(102)のネ
ジ部(106)に調節リンク(104)を連結させ、支
点リンク(105)に調節支点(107)を取付け、該
支点(107)に駆動アーム(108)を軸支させる。
そして、運転席(13)方向に突出させる前記レバー
(102)の回転操作によってネジ部(106)を回転
させることにより、前記各リンク(104)(105)
が一体的に回転し、前記調節支点(107)位置を変更
させるように構成している。
【0025】また、前記後面フレーム(99)に軸受板
(109)を介して繰出駆動軸(110)を回転自在に
軸支させ、該駆動軸(110)に揺動アーム(111)
を固定させ、前記駆動アーム(108)に長さ調節自在
な伸縮ロッド(112)一端側を連結させ、かつ前記揺
動アーム(111)に複数の軸孔(113)…を介して
支点間距離調節自在に前記伸縮ロッド(112)の他端
側を連結させるもので、前記の複数の軸孔(113)…
の選択により伸縮ロッド(112)を連結する揺動アー
ム(111)の長さを変化させ、該アーム(111)の
揺動ストロークを変更させて肥料繰出量の多段調節を行
うと共に、前記レバー(102)操作により調節支点
(107)を位置変更させ、伸縮ロッド(112)の往
復ストロークを無段階に変更させて肥料繰出量の無段調
節を行うように構成している。
【0026】さらに、図12に示す如く、前記後面フレ
ーム(99)に連れ回り防止一方向クラッチ(114)
を介してクラッチ軸(116)を軸支させ、該クラッチ
軸(116)に一方向クラッチ(117)を介して入力
リンク(118)を設けると共に、前記繰出駆動軸(1
09)に揺動リンク(119)を固定させ、該リンク
(119)を前記入力リンク(118)に連係バー(1
20)を介して連結させ、入力リンク(118)を揺動
させてクラッチ軸(116)を一方向に間欠的に回転さ
せるように構成している。
【0027】また、前記繰出ケース(47)に条止めク
ラッチケース(121)を固定させると共に、前記繰出
軸(87)上端側にベベルギヤ(122)(123)を
介して入力軸(124)を常時連結させるもので、入力
軸(124)を前記クラッチ軸(116)に継断自在に
連結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチ
ケース(121)に内設させると共に、前記ケース(1
21)の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー
(126)とクラッチアーム(127)を前記クラッチ
ケース(121)の前後に振分け配設させ、前記植付部
(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条
止めレバー(128)に、後面フレーム(98)のアウ
タ受(129)により張設させるワイヤ(130)を介
して、前記クラッチアーム(127)を連結させる。そ
して、前記植付け条止めレバー(128)操作によって
6条植え用の各植付爪(17)…のいずれかを停止させ
たとき、停止させた植付爪(17)に対応する前記ケー
ス(121)の条止めクラッチを切断動作させて施肥動
作を中止させ、植付爪(17)によって苗を植付ける条
にだけ施肥を行うもので、例えば左側と中央の4条の苗
植付けを行うとき、左側と中央の4条の繰出ケース(4
7)…から施肥を行うと共に、作業者によってクラッチ
レバー(126)を操作して前記ケース(121)の条
止めクラッチを切断させることにより、6条の繰出ケー
ス(47)…のいずれかまたは全部を任意に選択して、
苗植付けとは関係なく、施肥を中止させることができる
ように構成している。
【0028】さらに、図9、図10に示す如く、結合レ
バー(131)及び係合板(132)(133)を介し
て切離し自在に連結させる入力及び出力ロッド(13
4)(135)を備え、前記クランク板(97)と駆動
アーム(108)を前記ロッド(134)(135)に
よって連結させるもので、前記PTO軸(93)の植付
け駆動力を分岐して施肥機(36)を駆動させると共
に、結合レバー(131)によって各係合板(132)
(133)を分離させ、各ロッド(134)(135)
を切離し、施肥機(36)の上昇部を持上げる操作を行
うように構成している。
【0029】上記のように、前フレーム(60)及び後
面フレーム(99)を介して施肥ホッパ(46)及び肥
料繰出ケース(47)を軸受板(58)に取付け、前記
ホッパ(46)及びケース(47)などの施肥機(3
6)上昇部重量をガススプリング(57)によって支
え、該上昇部を昇降レール(56)を介して昇降自在に
支持させるもので、昇降レール(56)の下降位置に施
肥機(36)上昇部を支持させることにより、車体カバ
ー(12)上面の低い位置に施肥機(36)上昇部を支
持して施肥作業を行うことができる一方、図1の如く、
昇降レール(56)の上昇位置に施肥機(36)上昇部
を支持させることにより、施肥ホッパク(46)に残留
している肥料を受取るための容器を取出口(70)下方
に容易に差し入れることができると共に、閉塞レバー
(72)のロック解除操作によって底蓋(73)を下方
に取外し、ゴム輪(88)を外して入口板(82)及び
繰出板(84)及び出口板(86)を繰出ケース(4
7)から下方に取出し、各板(82)(84)(86)
の掃除を行える。
【0030】さらに、上記から明らかなように、走行車
(1)の後側に植付部(15)を昇降自在に装設させる
乗用田植機において、走行車(1)にエアタンク(5
1)を固定させ、施肥ホッパ(46)と肥料繰出ケース
(47)を昇降自在に取付け、エアタンク(51)の出
口に肥料繰出ケース(47)の出口を接離自在に接続さ
せ、前記ホッパ(46)及びケース(47)等の上昇部
を従来よりも軽量に形成する一方、前後の昇降レール
(56)(56)の間に施肥ホッパ(46)と肥料繰出
ケース(47)を設け、施肥ホッパ(46)と肥料繰出
ケース(47)の重心を前後の昇降レール(56)(5
6)の略中間に位置させ、前記ホッパ(46)及びケー
ス(47)等の重量が偏荷重として作用して上昇負荷が
大きくなるのを防ぐと共に、エアタンク(51)と肥料
繰出ケース(47)の連結部を後の昇降レール(56)
近傍に位置させ、エアタンク(51)側の固定部に対し
て昇降自在な肥料繰出ケース(47)出口の位置ずれを
防ぐ。また、エアタンク(51)に取付板(79)を介
してジョイント(76)を固定させ、ジョイント(7
6)にT字形フランジを設けてエアタンク(51)と肥
料繰出ケース(47)と搬送ホース(49)を連結さ
せ、前記ジョイント(76)を所定位置に固定させ、前
記ケース(47)出口との接続並びに前記ホース(4
9)の支持を適正に行え、略定位置の入口(77)に対
して出口(74)を確実に接合できて肥料漏れを容易に
防げると共に、施肥ホッパ(46)と肥料繰出ケース
(47)の上昇によって底蓋(73)が持上げられるだ
けで、搬送ホース(49)を引上げることがないから、
植付部(15)の最下降に必要な長さ以上に搬送ホース
(49)を長くする必要がなく、施肥作業時のホース
(49)たるみを少なくして肥料詰りを防ぐ一方、前記
底蓋(73)の脱着操作性を向上させることができ、肥
料繰出ケース(47)を上昇させることによって該ケー
ス(47)とエアタンク(51)間に大きなメンテナン
ススペースを形成できる。
【0031】さらに、図16に示す如く、前記搬送ホー
ス(49)をジョイント(76)に伸縮自在なパイプ
(136)を介して連結させ、圃場の深浅などに対応さ
せてパイプ(136)を伸縮させ、搬送ホース(49)
の曲げ角度を小さくし、またホース(49)たるみを少
なくすると共に、搬送ホース(49)を直線方向に延出
支持させるホースガイド(137)を備え、取付板(7
9)にホースガイド(137)一端側を固定させ、ホー
スガイド(137)他端側をホース(49)下面に当接
させ、ジョイント(76)に連結させるホース(49)
を略直線状に支持させ、エアタンク(51)から吹出す
空気による肥料送出を確実に行わせ、また下方の後輪
(8)にホース(49)が接触するのを防ぐ。またエア
タンク(51)に接続させる接合パイプ(75)及び分
流パイプ(92)の開口に切欠(138)(139)を
形成し、ターボファン(50)の吹出し側に切欠(13
8)(139)を設け、ファン(50)の風を各パイプ
(75)(92)に効率良く取込むことができるように
構成している。
【0032】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行車(1)の後側に植付部(15)を昇降自在に
装設させる乗用田植機において、走行車(1)にエアタ
ンク(51)を固定させ、施肥ホッパ(46)と肥料繰
出ケース(47)を昇降自在に取付け、エアタンク(5
1)の出口に肥料繰出ケース(47)の出口を接離自在
に接続させたもので、前記ホッパ(46)及びケース
(47)等の上昇部を従来よりも軽量に形成でき、前記
ホッパ(46)及びケース(47)を上昇させて行う残
留肥料取出作業性並びに保守作業性などの向上を容易に
行うことができると共に、前記ホッパ(46)及びケー
ス(47)の昇降支持構造の簡略化並びに軽量化を容易
に図ることができるものである。
【0033】また、前後の昇降レール(56)(56)
の間に施肥ホッパ(46)と肥料繰出ケース(47)を
設け、施肥ホッパ(46)と肥料繰出ケース(47)の
重心が前後の昇降レール(56)(56)の略中間に位
置するもので、前記ホッパ(46)及びケース(47)
等の重量が偏荷重として作用して上昇負荷が大きくなる
のを容易に防止でき、前記ホッパ(46)及びケース
(47)が前後に傾くことなくスムーズに昇降操作を行
うことができるものである。
【0034】また、エアタンク(51)と肥料繰出ケー
ス(47)の連結部が後の昇降レール(56)近傍に位
置するもので、エアタンク(51)側の固定部に対して
昇降自在な肥料繰出ケース(47)出口の位置ずれを容
易に防止でき、前記ケース(47)出口から空気または
肥料が漏れるのを容易に阻止できるものである。
【0035】また、エアタンク(51)に取付板(7
9)を介してジョイント(76)を固定させ、ジョイン
ト(76)にT字形フランジを設けてエアタンク(5
1)と肥料繰出ケース(47)と搬送ホース(49)を
連結させたもので、前記ジョイント(76)を所定位置
に固定させることにより、前記ケース(47)出口を適
正に接続でき、かつ前記ホース(49)を安定良く支持
でき、肥料の漏れまたは詰り等を防いで肥料を確実に供
給できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥機部の上昇説明図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】走行車の側面図。
【図5】同平面図。
【図6】施肥機部の側面図。
【図7】同平面図。
【図8】同背面図。
【図9】昇降レール部拡大図。
【図10】軸受板部の側面図。
【図11】同平面図。
【図12】繰出ケース部の平面図。
【図13】同側面図。
【図14】同背面図。
【図15】繰出ケース部の平面図。
【図16】搬送ホース部の側面図。
【符号の説明】
(1) 走行車 (15) 植付部 (46) 施肥ホッパ (47) 肥料繰出ケース (49) 搬送ホース (51) エアタンク (56) 昇降レール (76) ジョイント (79) 取付板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車の後側に植付部を昇降自在に装設
    させる乗用田植機において、走行車にエアタンクを固定
    させ、施肥ホッパと肥料繰出ケースを昇降自在に取付
    け、エアタンクの出口に肥料繰出ケースの出口を接離自
    在に接続させたことを特徴とする乗用田植機。
  2. 【請求項2】 前後の昇降レールの間に施肥ホッパと肥
    料繰出ケースを設け、施肥ホッパと肥料繰出ケースの重
    心が前後の昇降レールの略中間に位置することを特徴と
    する上記請求項1に記載の乗用田植機。
  3. 【請求項3】 エアタンクと肥料繰出ケースの連結部が
    後の昇降レール近傍に位置することを特徴とする上記請
    求項2に記載の乗用田植機。
  4. 【請求項4】 エアタンクに取付板を介してジョイント
    を固定させ、ジョイントにT字形フランジを設けてエア
    タンクと肥料繰出ケースと搬送ホースを連結させたこと
    を特徴とする上記請求項1に記載の乗用田植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075068A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Yanmar Co Ltd 施肥ユニット
JP2011120482A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Kubota Corp 水田作業機

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