JPH10290611A - 農作業装置 - Google Patents

農作業装置

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Publication number
JPH10290611A
JPH10290611A JP11633197A JP11633197A JPH10290611A JP H10290611 A JPH10290611 A JP H10290611A JP 11633197 A JP11633197 A JP 11633197A JP 11633197 A JP11633197 A JP 11633197A JP H10290611 A JPH10290611 A JP H10290611A
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JP
Japan
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fertilizer
hopper
feeding
case
hoppers
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Application number
JP11633197A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takeda
田 裕 一 竹
Yuichi Kato
藤 祐 一 加
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肥料及び薬剤の施肥及び防除を行う8
条用の農作業装置において、ホッパ及び繰出ケースを良
好に装備させると共に、実作業に適した条止め作業を可
能とさせる。 【解決手段】 肥料及び薬剤を留める8条用のホッパ
(37)と、該ホッパ(37)内の肥料及び薬剤を送風
により搬送して施肥及び防除を行う送風機(41)とを
備えた農作業装置において、中央及び左右最外側の各2
条分と左右各1条分の繰出部(38)を駆動する繰出駆
動部(111)を設けると共に、4条分を一体とする2
組の左右ホッパ(37a)(37b)を設け、中央2条
分の繰出部(38)の外側位置に8条用ホッパ(37
a)(37b)及び繰出部(38)の支持部材(51)
を配備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を
備えて連続的に苗植作業を行う田植機にあって、植付条
の側方に施肥を行う施肥装置など農作業装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば8条用田植機の
施肥装置にあって、左右最両側の各2条分及び中央側の
各2条分をそれぞれ1ユニットとして4ユニットに形成
する場合、ホッパ及び繰出部を昇降自在に支持する支持
部材は左右のユニット間の空きスペースに通常配置され
るが、この場合取付部材の左右間巾も広くなるため本機
に対する取付構造が複雑且つ大形化するばかりでなく、
ホッパ内の残留肥料取出しのためのホッパ及び繰出部の
上昇操作も行い難くなるという不都合があった。また作
業条件によって左或いは右側の3条分の駆動を停止(条
止め)させて作業を行いたい場合にも、4条分の駆動を
停止させる必要があり、実作業に適正に対処できないと
いう不都合があった。さらにこのような横方向に極めて
形状が長い8条用の施肥ホッパを樹脂材などで単体に形
成する場合、加工や強度或いは取扱いのうえでも問題が
あった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、肥
料及び薬剤を留める8条用のホッパと、該ホッパ内の肥
料及び薬剤を送風により搬送して施肥及び防除を行う送
風機とを備えた農作業装置において、中央及び左右最外
側の各2条分と左右各1条分の繰出部を駆動する駆動入
力部を設けると共に、4条分を一体とする2組の左右ホ
ッパを設け、中央2条分魔繰出部の外側位置に8条用ホ
ッパ及び繰出部の支持部材を配備させて、8条用のホッ
パ及び繰出部を極めてコンパクトな構造手段のもので本
機に装備可能とさせると共に、実作業に良好に対処させ
た条止め作業も可能とさせ、また8条用ホッパにおける
適正強度を保った容易な加工なども可能とさせるもので
ある。
【0004】また、8条用ホッパ及び繰出部に取付ける
フレーム部材を、機体側の案内部材に昇降自在に支持さ
せて、非作業時にホッパ及び繰出部を上昇位置に保持し
て、ホッパ内の肥料取出しや施肥装置の運搬などを容易
に可能とさせるものである。
【0005】さらに、フレーム部材の下動時にフレーム
部材の左右両端部に下方より当接させるストッパを設け
て、走行作業中ホッパ及び繰出部を保持するフレーム部
材の支持部材より遠く離れた左右両端が大きく上下に振
れる場合でも、前記ストッパによってその振れを規制し
てフレーム部材が永久変形するなどの不都合を防止し
て、ホッパ及び繰出部の取付精度を安定維持させるもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は施肥装置の正面説明図、図2は
乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッ
ションケース(4)前方にフロントアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケ
ース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に
水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジ
ン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台
(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して
作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッ
ションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)
上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の
前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(1
4)を設ける。
【0007】また、図中(15)は8条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0008】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条
施肥部である。
【0009】さらに、図4乃至図6に示す如く、肥料を
入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する繰出
部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)
(35)の肥料排出部である側条作溝器(39)にフレ
キシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させ
るターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタ
ンク(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共
に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付
け、8条分8組の肥料繰出ケース(38)…をエアタン
ク(42)上側に配設させている。
【0010】またさらに、図7乃至図11に示す如く、
前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間
に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレ
ーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横
架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部
(36)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)
(45)にブラケット(46)(46)を介してエアタ
ンク(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフ
レーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイド
ステー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前
後側に案内部材である前後昇降レール(48)(49)
…を立設させ、前後一組左右二対の4本の該昇降レール
(48)(48)(49)(49)を介して施肥部(3
6)を昇降自在に取付けると共に、左右一対の2本のガ
ススプリング(50)(50)によって昇降自在に施肥
部(36)を取付け、車体フレーム(3)後端部に配置
させるリヤアクスルケース(7)に施肥部(36)重量
を支持させるもので、図11にも示す如く、前後昇降レ
ール(48)(49)に対向させる支持部材である軸受
板(51)を設け、前記レール(48)(49)に転動
自在に嵌込むベアリングローラ(52)…を軸受板(5
1)に回転自在に軸支させ、前後2本のレール(48)
(49)を左右対称に2組設け、1本のレール(48)
(49)に対して上下2個のローラ(52)(52)を
取付け、左右一対の軸受板(51)(51)を4本のレ
ール(48)(49)と8個のローラ(52)…によっ
てベースフレーム(45)に昇降自在に支持させてい
る。
【0011】また、前記ガススプリング(50)の下端
を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(5
1)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レ
ール(48)(49)とガススプリング(50)を略平
行に立設させると共に、施肥部(36)の前後幅方向の
重心位置にガススプリング(50)を連結させるもの
で、施肥部(36)の重量と略等しいかまたは若干小さ
い伸張力をガススプリング(50)が有するように構成
している。
【0012】さらに、左右の軸受板(51)(51)を
丸パイプ形のフレーム部材前フレーム(53)によって
一体固定させ、施肥部(36)を持上げるときに作業者
が握る取手(54)を前記前フレーム(53)に溶接固
定させ、左右の前記軸受板(51)(51)に支軸(5
5)(55)を介して左右ロックレバー(56)(5
6)を回転自在に軸支させ、前側の左右昇降レール(4
8)(48)に左右ロックレバー(56)(56)を介
して左右軸受板(51)(51)前部を係止させると共
に、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右ロッ
クピン(57)(57)を取付け、軸受板(51)にロ
ックピン(57)を係脱自在に係入させ、後側の左右昇
降レール(49)(49)に左右軸受板(51)(5
1)後部を左右ロックピン(57)(57)を介して係
止させ、軸受板(51)の前部と後部を前後の昇降レー
ル(48)(49)にロックレバー(56)とロックピ
ン(57)により固定させる。また、前記昇降レール
(48)に上下係合孔(58)(59)を形成させ、各
係合孔(58)(59)にロックレバー(56)を係入
させて施肥機(36)を上昇位置または下降位置で固定
支持させるもので、ロックレバー(56)を前記取手
(54)の下側に延出させ、運転席(13)側に突設さ
せる取手(54)を作業者が握り乍らロックレバー(5
6)を操作し、ロックレバー(56)を係合孔(58)
(59)から離脱させることができるように構成してい
る。
【0013】また、前記前フレーム(53)にケース前
ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケ
ット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止
め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2
条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール
(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)
(49)の機外側に左右各3条分の繰出ケース(38)
(38)を夫々配設させ、2条1組として1ユニットを
構成する左右最外側の2条分及びこの内側の1条分の繰
出ケース(38)…を左右に並設させている。
【0014】さらに、図10に示す如く、前記繰出ケー
ス(38)の上面前側の取入口(61)に前記ホッパ
(37)の下部出口(62)を嵌着させると共に、前記
繰出ケース(38)前面下側に取出口(63)を形成
し、着脱自在なキャップ(64)によって取出口(6
3)を閉塞している。前記キャップ(64)を取外して
取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部の肥料を
前側下方に流下させるもので、このときに施肥部(3
6)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に支持さ
せ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)の間隔
を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(63)下
方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取出しを
容易に行えるように構成している。
【0015】また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋
(66)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂
製の前記底蓋(66)下面に出口(67)を形成するも
ので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合
成樹脂製の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(6
8)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)
前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント
(69)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前
記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パ
イプ(68)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋
(66)の出口(67)からジョイント(69)中間に
落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもの
で、T字形フランジを形成する前記ジョイント(69)
中間に入口(70)を上向き開放に形成し、底蓋(6
6)の出口(67)に嵌合キャップ(71)を固定さ
せ、該キャップ(71)を前記入口(70)の外壁に着
脱自在に嵌着させ、出口(67)を入口(70)に接続
させると共に、前記エアタンク(42)に取付板(7
2)を一体固定させ、取付板(72)に前記ジョイント
(69)をボルト止め固定させている。
【0016】また、取入口(73)及び吹出口(74)
を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板
(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を
備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(7
9)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状
に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(8
0)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(75)(7
7)(79)の中央部に繰出軸(80)下端側を貫通さ
せ、出口板(79)下面に下方側からバネ(81)を弾
圧させ、各板(75)(77)(79)を下方に抜出し
自在に繰出軸(80)に支持させ、かつ閉塞レバーによ
って各板(75)(77)(79)を繰出ケース(3
8)と底蓋(66)間に弾圧させるもので、入口板(7
5)と出口板(79)を繰出ケース(38)に係止さ
せ、各板(75)(79)に対して繰出軸(80)を遊
転させると共に、繰出板(77)を繰出軸(80)に係
合軸支させ、繰出軸(80)によって繰出板(77)を
強制的に回転させ、取入口(73)から繰出口(76)
に入った肥料を排出口(78)に移動させて出口(6
7)方向に落下させるように構成している。
【0017】さらに、図6、図8、図9にも示す如く、
前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させる
PTO軸(86)をミッションケース(4)から後方に
延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース
(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力軸
(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(89)
を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力軸
(90)後端部にクランク板(91)をボールロック構
造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板(5
1)及びケース後ブラケット(92)を一体固定させる
フレーム部材である四角パイプ形後面フレーム(93)
を備え、エアタンク(42)及び前フレーム(53)と
略平行に後面フレーム(93)を横架させ、ケース後ブ
ラケット(92)に前記繰出ケース(38)後側をボル
ト止め固定させる。
【0018】また、前記左の軸受板(51)にブラケッ
ト(94)及び軸(95)を介して単一の調量部材であ
る繰出量調節レバー(96)を軸支させると共に、左の
軸受板(51)に支軸(97)を介して調節リンク(9
8)及び支点リンク(99)を設け、前記レバー(9
6)のネジ部(100)に調節リンク(98)を連結さ
せ、支点リンク(99)に調節支点(101)を取付
け、該支点(101)に駆動アーム(102)を軸支さ
せる。
【0019】また、前記後面フレーム(93)に軸受板
(103)を介して施肥動力伝達系繰出駆動軸(10
4)を回転自在に軸支させ、該駆動軸(104)に揺動
アーム(105)を固定させ、前記駆動アーム(10
2)に長さ調節自在な伸縮ロッド(106)一端側を連
結させ、かつ前記揺動アーム(105)に前記伸縮ロッ
ド(106)の他端側を連結させると共に、前記クラン
ク板(91)を駆動アーム(102)に入力ロッド(1
07)を介して連結させ、植付駆動用のPTO軸(8
6)から入力ロッド(107)及び駆動アーム(10
2)を介して繰出駆動軸(104)に駆動力を伝えるよ
うに構成している。
【0020】さらに、図11に示す如く、前記後面フレ
ーム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)
を介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ
軸(109)に一方向クラッチ(110)を介して繰出
駆動部である入力リンク(111)を設けると共に、前
記繰出駆動軸(104)に揺動リンク(112)を固定
させ、該リンク(112)を前記入力リンク(111)
に連係ロッド(113)を介して連結させ、入力リンク
(111)を揺動させてクラッチ軸(109)を一方向
に間欠的に回転させるように構成している。
【0021】また、前記繰出ケース(38)に条止めク
ラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出
軸(80)上端側にベベルギヤ(116)を介してクラ
ッチ軸(109)を常時連結させるもので、繰出軸(8
0)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に連結させ
る条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケース
(114)に内設させると共に、前記ケース(114)
の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー(11
8)とクラッチアーム(119)を前記クラッチケース
(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部(1
5)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め
用ユニットクラッチレバー(120)に条止め用のクラ
ッチワイヤを介して前記クラッチアーム(119)を連
結させる。
【0022】図1にも示す如く、前記PTO軸(86)
からの出力をロッド(113)を介し繰出ケース(3
8)に入力させる入力リンク(111)を、中央2条分
及び左右最外側2条分の各ユニットの繰出ケース(3
8)のクラッチ軸(109)と、これらユニット間の繰
出ケース(38)のクラッチ軸(109)とに連結させ
て、中央2条分・左右最外側2条分・左右1条分の繰出
ケース(38)のそれぞれの駆動を行うように構成して
いる。
【0023】また図13にも示す如く、左右軸受板(5
1)(51)はホッパ(37)及び繰出ケース(38)
を中央2条分の繰出ケース(38)の左右外側でベース
フレーム(45)上に昇降自在に支持すると共に、繰出
ケース(38)の前側を支持する軸受板(51)の前フ
レーム(53)の左右両端を、剛性を有するエアタンク
(42)左右両端のストッパ(121)上方に臨ませる
もので、前記ストッパ(121)は門形の支脚部をエア
タンク(42)上面に固設させ、上面にゴム板(12
2)を固着させ、通常時前フレーム(53)とゴム板
(122)上面との間に若干の隙間(t)を形成させ
て、部品精度の誤差などでエアタンク(42)側に前フ
レーム(53)が干渉するのを防止し、走行作業中機体
が大きく揺れ、前フレーム(53)の左右両端の振れが
危険レベル以上となるようなときには、前記ストッパ
(121)のゴム板(122)との当接によってその振
れ幅を抑制して、前フレーム(53)に永久変形など生
じるのを防止するように構成している。
【0024】図10にも示す如く、前記繰出軸(80)
の下端に線体(123)を介し目詰り防止板(124)
を設け、底蓋(66)の出口(67)に付着する肥料を
該防止板(124)の回転によって取除いて粒状物肥料
の目詰りを防止するように構成している。
【0025】また、前記ホースジョイント(69)の入
口(70)の真下付近に肥料回収口(125)を開放す
ると共に、該回収口(125)に開閉自在な蓋体(12
6)を設けるもので、前記ジョイント(69)の出口外
周に蓋体(126)の輪状取付部(126a)を係合保
持させ、送風機(41)が停止、繰出ケース(38)が
駆動状態下で蓋体(126)を開放するとき、底蓋(6
6)内の残留肥料を回収口(125)より外側に落下放
出させるように構成している。
【0026】さらに、前記施肥ホッパ(37)は左右の
各4条分を1組として、左右2組のホッパ(37a)
(37b)を一体形成して加工精度や強度向上を図るも
ので、これら2組のホッパ(37a)(37b)の蓋
(127a)(127b)の対向側面を単一の開閉軸
(128)を介しホッパ(37a)(37b)に開閉自
在に支持させて、左右2組の蓋(127a)(127
b)を中央1本の開閉軸(128)と左右最外側2本の
開閉軸(129)との3本の軸(128)(129)
(129)を中心として独立に開閉するように構成して
いる。
【0027】図14、図15に示すものは、左右の各4
条分のホースジョイント(69)を1組としてエアタン
ク(42)に接続可能とさせるもので、左右各4条分の
ジョイント(69)を接続させる4つの接続口を有する
ユニット取付板(136)の両端に切欠き溝(131)
を形成し、エアタンク(42)の後面に該溝(131)
及びノブボルト(132)を介し取付板(130)を固
定させて、左右の4条分のジョイント(69)を一体接
続させたまま取付板(130)のワンタッチ操作による
容易な取外しを可能とさせるように構成したものであ
る。
【0028】図16に示すものは、前記エアタンク(4
2)の送風機(41)とは反対側端にフランジ(13
3)を介しエアガン(134)或いはノズルなど噴出体
を有するエアホース(135)を取外し自在に固定させ
るもので、エアタンク(42)の接続フランジ(13
6)近傍にブラケット(137)及びペッチン錠(13
8)を設け、通常時は盲蓋(139)の取付体(14
0)とブラケット(137)をピン(140a)結合、
また盲蓋(139)のフック(141)にパッチン錠
(138)を係合させて盲蓋(139)でエアタンク
(42)を閉塞すると共に、盲蓋(139)に換え同様
に前記フランジ(133)をエアタンク(42)に接続
させるとき、エアガン(134)など噴出体によって風
速を増大させた空気でもって各部掃除などを行うように
構成したものである。
【0029】図17に示すものは、前記取出口(63)
を閉塞するキャップ(64)に換え、軟質合成樹脂製の
フレキシブルホース(142)を取出口(63)に接続
させ、作業時には繰出ケース(38)の下部外周に固設
する傾斜状のホース受板(143)に、フレキシブルホ
ース(142)の長さを縮小させて保持するもので、前
記ホース(142)先端の開口を盲栓(144)で閉塞
し、ホース受板(143)先端の折曲縁(143a)に
盲栓(144)を係止させて、ホース(142)を受板
(143)上に縮小保持させ、一方前記受板(143)
よりホース(142)を取外しホース(142)を伸張
させるとき、車体カバー(12)の高位置のフェンダー
部或いは低位置のステップ部などに搭載する回収容器
(145)に、ホース(142)からの肥料を投入させ
るように構成したものである。
【0030】図18に示すものは、前記繰出ケース(3
8)の取出口(63)の対向位置に空気吹込口(14
6)を設け、前記エアタンク(42)の分流口(14
7)に分流パイプ(148)を介して連通接続させて、
前記吹込口(146)から流入する空気を取出口(6
3)方向に流れるように設けて、繰出ケース(38)内
の残留肥料の排出などを促進させて肥料の回収率を向上
させるように構成したものである。また前記エアホース
(135)のエアタンク(134)を取外し、空気吹込
口(146)にホース(135)を接続させる構成でも
良く、さらに送風機(41)からの空気を各条繰出ケー
ス(38)の吹込口(146)にホース(148)を介
し送り込む構成として、ホース(148)の途中に介設
する切換バルブで、必要に応じ目的の繰出ケース(3
8)に空気を送り込む構成でも良い。
【0031】図19、図20は8条用施肥装置の左右最
外側の1条分を前方に折畳みする施肥折畳み機構(14
9)を有する構造において、施肥装置の折畳み収納時開
口状態となるホースジョイント(69)の出口(69
a)に水侵入防止用の蓋(150)を設けるもので、蓋
(150)の輪状取付部(150a)をジョイント(6
9)外周に係合保持させ、蓋(150)の未使用時には
ジョイント(69)に吊下げ状態で保持し、蓋(15
0)をしたまま施肥作業が行われたときには、蓋(15
0)の中央に開設する小孔(151)からの空気の流出
音によって作業者にこれを報知させるように構成したも
のである。
【0032】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、肥料及び薬剤を留める8条用のホッパ(37)と、
該ホッパ(37)内の肥料及び薬剤を送風により搬送し
て施肥及び防除を行う送風機(41)とを備えた農作業
装置において、中央及び左右最外側の各2条分と左右各
1条分の繰出部(38)を駆動する繰出駆動部(11
1)を設けると共に、4条分を一体とする2組の左右ホ
ッパ(37a)(37b)を設け、中央2条分の繰出部
(38)の外側位置に8条用ホッパ(37a)(37
b)及び繰出部(38)の支持部材(51)を配備させ
たものであるから、8条用のホッパ(37a)(37
b)及び繰出部(38)を極めてコンパクトな構造手段
のもので本機に良好に装備可能とさせることができると
共に、実作業に適正に対処させた条止め作業も可能にで
き、また8条用ホッパ(37a)(37b)における適
正強度を保った容易な加工なども可能とさせることがで
きるものである。
【0033】また、8条用ホッパ及(37a)(37
b)び繰出部(38)に取付けるフレーム部材(53)
(93)を、機体側の案内部材(48)(49)に昇降
自在に支持させるものであるから、非作業時にフレーム
部材(53)(93)を上動保持させての肥料排出や運
搬などの作業を至便なものとさせることができるもので
ある。
【0034】さらに、フレーム部材(53)の下動時に
フレーム部材(53)の左右両端部に下方より当接させ
るストッパ(121)を設けたものであるから、走行作
業中フレーム部材(53)の支持部材(51)より遠く
離れた左右両端が大きく上下に振れる場合でも、前記ス
トッパ(121)によってその振れを規制してフレーム
部材(53)が永久変形するなどの不都合を防止して、
ホッパ(37a)(37b)及び繰出部(38)の取付
精度を安定維持させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥部の背面説明図である。
【図2】全体の側面図である。
【図3】全体の平面図である。
【図4】施肥部の側面図である。
【図5】施肥部の平面図である。
【図6】施肥部の背面図である。
【図7】施肥部の側面説明図である。
【図8】昇降部の側面説明図である。
【図9】施肥駆動部の説明図である。
【図10】繰出ケース部の断面説明図である。
【図11】繰出ケース部の平面説明図である。
【図12】繰出ケース部の背面説明図である。
【図13】ストッパ部の背面説明図である。
【図14】エアタンク部の平面説明図である。
【図15】ユニット取付板部の背面説明図である。
【図16】エアホースの取付説明図である。
【図17】回収用ホース部の説明図である。
【図18】空気吹込口部の説明図である。
【図19】施肥折畳み構造を示す説明図である。
【図20】ホースジョイントの水侵入防止用蓋の説明図
である。
【符号の説明】
(37)(37a)(37b) ホッパ (38) 繰出ケース (41) 送風機 (48)(49) 昇降レール(案内部材) (53)(93) フレーム(フレーム部材) (111) 入力リンク(繰出駆動部) (121) ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料及び薬剤を留める8条用のホッパ
    と、該ホッパ内の肥料及び薬剤を送風により搬送して施
    肥及び防除を行う送風機とを備えた農作業装置におい
    て、中央及び左右最外側の各2条分と左右各1条分の繰
    出部を駆動する駆動入力部を設けると共に、4条分を一
    体とする2組の左右ホッパを設け、中央2条分の繰出部
    の外側位置に8条用ホッパ及び繰出部の支持部材を配備
    させたことを特徴とする農作業装置。
  2. 【請求項2】 8条用ホッパ及び繰出部に取付けるフレ
    ーム部材を、機体側の案内部材に昇降自在に支持させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の農作業
    装置。
  3. 【請求項3】 フレーム部材の下動時にフレーム部材の
    左右両端部に下方より当接させるストッパを設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の農作業装置。
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