JP3640038B2 - 農用ホッパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機にあって、植付条の側方に施肥を行う施肥機などの農用ホッパ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば施肥機を装備させる田植機にあって本機側に施肥ホッパを設ける構造のものにあっては、運搬や収納時に機体の全高を低く抑えるため、施肥ホッパの高さにも制約を受ける。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、肥料及び薬剤を貯留する施肥ホッパと、前記施肥ホッパの上部に接続する増量用の補助ホッパとを備え、前記補助ホッパを前記施肥ホッパに接合手段を介して嵌め合せるように構成してなる農用ホッパ装置において、前記施肥ホッパに嵌め合せた前記補助ホッパの少なくとも外側面と、前記施肥ホッパとを、前記施肥ホッパにホッパ蓋を取付けるための支点孔及び連結ピンを介して接続固定した。したがって、肥料などの補給回数を低減でき、効率良施肥作業を行える
【0004】
請求項2に係る発明は、前記補助ホッパを1条単位で形成し、前記施肥ホッパの条数に対応した条数分の複数の補助ホッパをボルトにて多条に連結したものであるから、機種などによって施肥ホッパの条数が異なる場合にも、施肥ホッパの条数に対応して前記補助ホッパを増設できる。
【0005】
請求項3に係る発明は、前記補助ホッパの相互に隣接する側壁を切欠いて流通部を形成し、隣接の補助ホッパ内を前記流通部を介して連通するように構成したものであるから、効率良く施肥作業を行える
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0007】
また、図中(15)は8条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0008】
また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条施肥部である。
【0009】
さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の肥料排出部である側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、8条分の8組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。
【0010】
さらに、図5乃至図11に示す如く、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(36)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)(45)にブラケット(46)(46)を介してエアタンク(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前後側に前後昇降レール(48)(49)…を立設させ、前後一組左右二対の4本の該昇降レール(48)(48)(49)(49)を介して施肥部(36)を昇降自在に取付けると共に、左右一対の2本のガススプリング(50)(50)によって昇降自在に施肥部(36)を取付け、車体フレーム(3)後端部に配置させるリヤアクスルケース(7)に施肥部(36)重量を支持させるもので、図8にも示す如く、前後昇降レール(48)(49)に対向させる軸受板(51)を設け、前記レール(48)(49)に転動自在に嵌込むベアリングローラ(52)…を軸受板(51)に回転自在に軸支させ、前後2本のレール(48)(49)を左右対称に2組設け、1本のレール(48)(49)に対して上下2個のローラ(52)(52)を取付け、左右一対の軸受板(51)(51)を4本のレール(48)(49)と8個のローラ(52)…によってベースフレーム(45)に昇降自在に支持させている。
【0011】
また、前記ガススプリング(50)の下端を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(51)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レール(48)(49)とガススプリング(50)を略平行に立設させると共に、施肥部(36)の前後幅方向の重心位置にガススプリング(50)を連結させるもので、施肥部(36)の重量と略等しいかまたは若干小さい伸張力をガススプリング(50)が有するように構成している。
【0012】
さらに、左右の軸受板(51)(51)を丸パイプ形の前フレーム(53)によって一体固定させ、施肥部(36)を持上げるときに作業者が握る取手(54)を前記前フレーム(53)に溶接固定させ、左右の前記軸受板(51)(51)に支軸(55)(55)を介して左右ロックレバー(56)(56)を回転自在に軸支させ、前側の左右昇降レール(48)(48)に左右ロックレバー(56)(56)を介して左右軸受板(51)(51)前部を係止させると共に、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右ロックピン(57)(57)を取付け、軸受板(51)にロックピン(57)を係脱自在に係入させ、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右軸受板(51)(51)後部を左右ロックピン(57)(57)を介して係止させ、軸受板(51)の前部と後部を前後の昇降レール(48)(49)にロックレバー(56)とロックピン(57)により固定させる。また、前記昇降レール(48)に上下係合孔(58)(59)を形成させ、各係合孔(58)(59)にロックレバー(56)を係入させて施肥機(36)を上昇位置または下降位置で固定支持させるもので、ロックレバー(56)を前記取手(54)の下側に延出させ、運転席(13)側に突設させる取手(54)を作業者が握り乍らロックレバー(56)を操作し、ロックレバー(56)を係合孔(58)(59)から離脱させることができるように構成している。
【0013】
また、前記前フレーム(53)にケース前ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)(49)の機外側に左右各2条分の繰出ケース(38)(38)を夫々配設させ、2条1組として6条分3ユニットの繰出ケース(38)…を左右に並設させている。
【0014】
さらに、図12に示す如く、前記繰出ケース(38)の上面前側の取入口(61)に前記ホッパ(37)の下部出口(62)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)前面下側に取出口(63)を形成し、着脱自在なキャップ(64)によって取出口(63)を閉塞している。前記キャップ(64)を取外して取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部の肥料を前側下方に流下させるもので、このときに施肥部(36)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に支持させ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)の間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(63)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取出しを容易に行えるように構成している。
【0015】
また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋(66)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(66)下面に出口(67)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(69)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(68)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口(67)からジョイント(69)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(69)中間に入口(70)を上向き開放に形成し、底蓋(66)の出口(67)に嵌合キャップ(71)を固定させ、該キャップ(71)を前記入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(67)を入口(70)に接続させると共に、前記エアタンク(42)に取付板(72)を一体固定させ、取付板(72)に前記ジョイント(69)をボルト止め固定させている。
【0016】
また、取入口(73)及び吹出口(74)を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持させ、かつ閉塞レバーによって各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に弾圧させるもので、入口板(75)と出口板(79)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(75)(79)に対して繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板(77)を繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(80)によって繰出板(77)を強制的に回転させ、取入口(73)から繰出口(76)に入った肥料を排出口(78)に移動させて出口(67)方向に落下させるように構成している。
【0017】
さらに、図6、図9、図11にも示す如く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPTO軸(86)をミッションケース(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力軸(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(89)を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力軸(90)後端部にクランク板(91)をボールロック構造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板(51)及びケース後ブラケット(92)を一体固定させる四角パイプ形後面フレーム(93)を備え、エアタンク(42)及び前フレーム(53)と略平行に後面フレーム(93)を横架させ、ケース後ブラケット(92)に前記繰出ケース(38)後側をボルト止め固定させる。
【0018】
また、前記左の軸受板(51)にブラケット(94)及び軸(95)を介して単一の調量部材である繰出量調節レバー(96)を軸支させると共に、左の軸受板(51)に支軸(97)を介して調節リンク(98)及び支点リンク(99)を設け、前記レバー(96)のネジ部(100)に調節リンク(98)を連結させ、支点リンク(99)に調節支点(101)を取付け、該支点(101)に駆動アーム(102)を軸支させる。
【0019】
また、前記後面フレーム(93)に軸受板(103)を介して施肥動力伝達系繰出駆動軸(104)を回転自在に軸支させ、該駆動軸(104)に揺動アーム(105)を固定させ、前記駆動アーム(102)に長さ調節自在な伸縮ロッド(106)一端側を連結させ、かつ前記揺動アーム(105)に前記伸縮ロッド(106)の他端側を連結させると共に、前記クランク板(91)を駆動アーム(102)に入力ロッド(107)を介して連結させ、植付駆動用のPTO軸(86)から入力ロッド(107)及び駆動アーム(102)を介して繰出駆動軸(104)に駆動力を伝えるように構成している。
【0020】
さらに、図8に示す如く、前記後面フレーム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)を介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ軸(109)に一方向クラッチ(110)を介して入力リンク(111)を設けると共に、前記繰出駆動軸(104)に揺動リンク(112)を固定させ、該リンク(112)を前記入力リンク(111)に連係ロッド(113)を介して連結させ、入力リンク(111)を揺動させてクラッチ軸(109)を一方向に間欠的に回転させるように構成している。
【0021】
また、前記繰出ケース(38)に条止めクラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出軸(80)上端側にベベルギヤ(116)を介してクラッチ軸(109)を常時連結させるもので、繰出軸(80)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に連結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケース(114)に内設させると共に、前記ケース(114)の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー(118)とクラッチアーム(119)を前記クラッチケース(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め用ユニットクラッチレバー(120)に条止め用のクラッチワイヤを介して前記クラッチアーム(119)を連結させる。
【0022】
図13乃至図17に示す如く、前記施肥ホッパ(37)の上部に増量用の補助ホッパ(121)を増設可能とするもので、施肥及び補助ホッパ(37)(121)とも平面視を正4角形とする1条単位で形成し、左右方向にボルト(122)を介して施肥ホッパ(37)及び補助ホッパ(121)をそれぞれ多条に連設させている。
【0023】
また、前記ホッパ(37)と補助ホッパ(121)とはインロー接合手段(123)によって嵌め合せ接続するもので、前記補助ホッパ(121)の下部外周をテーパを有するインロー外周部(124)に形成して、ホッパ(37)上部のインロー内周部(125)に前記外周部(124)を嵌合させて、防水性を保持したこれらホッパ(37)(12)の接続を行うように構成している。
【0024】
さらに、前記補助ホッパ(121)のホッパ(37)に対する取付は、ホッパ蓋(135)を取付けるホッパ(37)の支点孔(127)を利用し、該孔(127)に連結ピン(128)を介し取外し不可能に補助ホッパ(121)を固定させて、肥料の貯留量を増大させるように構成している。
【0025】
また、前記ホッパ(37)の相互に隣接する側壁(37a)の上部を一定巾(W)切欠いて、隣接の左右ホッパ(37)内が連通する切欠部(129)に形成すると共に、前記補助ホッパ(121)も相互に隣接する側壁(121a)の中央部を一定巾(W)切欠いて、隣接の補助ホッパ(121)内が連通する流通部(130)に形成している。
【0026】
なお前記ホッパ(37)を補助ホッパ(121)の嵌合部にシール材を介在させることによって、防水性をより向上させることができると共に、図1に示す如く運転席(13)の背もたれ部(13a)の上端をホッパ(37)及び補助ホッパ(121)の上部開口より下方位置に設けることによって、ホッパ(37)に対する運転席(13)からの肥料補給を容易とさせることができるものである。
【0027】
図18乃至図19に示す如く、前記底蓋(66)をパッチン錠(131)を介し繰出ケース(38)に着脱自在に固定させると共に、底蓋(66)の出口(67)の外壁に固定させるゴム等の弾性体からなる嵌合キャップ(71)の下端内周のリップ部(71a)を、前記入口(70)のジョイント外壁テーパ部(69a)に接合させて、通常時出口(67)と入口(70)とをキャップ(71)によって防水性良好に連通接続させる一方、底蓋(66)の取外し時には前記キャップ(71)を撓ませることで、繰出ケース(38)最下端と底蓋(66)最上端との間に隙間(C)を形成して、他の部品を取外すことなく底蓋(66)を容易に取外しするように構成している。
【0028】
図20及び図21は、前記施肥ホッパ(37)のうち左右最外側のホッパ(37)を分割させて機体内側に収納可能とさせる構成で、使用状態中本体側のホッパ(37)と分割側のホッパ(371)との上部間に形成される隙間(132)を弾性状のシール部材(133)で埋めて、肥料補給時などに隙間(132)から肥料が落ちこぼれるのを防止するようにしたもので、図20に示すものは、分割側のホッパ(371)内にビニール・布などの柔軟なシート状のシール部材(133a)の一端側を固着させ、他端側に固定する弛み取り用のウエイト(134)を本体側のホッパ(371)内に垂らす状態に入れて、本体側及び分割側それぞれのホッパ蓋(135)(136)の開放時には、シート部材(133a)を緊張させて肥料の落ちこぼれを防止すると共に、蓋(135)(136)の閉封時には隙間(132)に入る蓋(135)(136)に追従させてシート部材(133a)を自在に変形させるように構成したものである。
【0029】
また図21に示すものは、本体側及び分割側のホパ(37)(371)間の上部隙間(132)にスポンジゴム等のブロック状の弾性シール部材(133b)を埋設して、本体側及び分割側の蓋(135)(136)の閉封時にはシール部材(133b)を縮める一方、蓋(135)(136)の開放時にはシール部材(133b)をホッパ(37)(371)上面位置まで復元させて、ホッパ(37)(371)上面と面一状とさせて、肥料補給時などにおける肥料の落ちこぼれを防止するように構成したものである。
【0030】
図22及び図23は、前記施肥ホッパ(37)にあって肥料の満杯近くではホッパ(37)底部の傾斜を緩めて容量を増大させ、肥料が少なくなると傾斜を急とさせて、肥料の滞留を低減させるように設けたもので、施肥ホッパ(37)の底部(37a)を略平坦状に形成し、該ホッパ(37)の出口(137)近傍を回動支点(138)とした4枚の可動底板(139)をホッパ底部(37a)に捩りバネ(140)を介し起伏自在に設けると共に、ホッパ(37)の上部内側面に固着するビニールなど弾性シート(141)で底板(139)を覆って出口(137)にこの下端を臨ませ、肥料満杯近くではバネ(140)に抗するその重量で底板(139)を押し下げてホッパ(37)略一杯に肥料の貯留を行う一方、肥料の重量が小さくなる肥料減少時にはバネ(140)力で底板(139)を立上がらせて、中央出口(137)に肥料が流下するのを促進させるように構成したものである。
【0031】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように、請求項1に係る発明は、肥料及び薬剤を貯留する施肥ホッパ(37)と、前記施肥ホッパ(37)の上部に接続する増量用の補助ホッパ(121)とを備え、前記補助ホッパ(121)を前記施肥ホッパ(37)に接合手段を介して嵌め合せるように構成してなる農用ホッパ装置において、前記施肥ホッパ(37)に嵌め合せた前記補助ホッパ(121)の少なくとも外側面と、前記施肥ホッパ(37)とを、前記施肥ホッパ(37)にホッパ蓋(135)を取付けるための支点孔(127)及び連結ピン(128)を介して接続固定した。したがって、肥料などの補給回数を低減でき、効率良施肥作業を行うことができる。
【0032】
請求項2に係る発明は、前記補助ホッパ(121)を1条単位で形成し、前記施肥ホッパ(37)の条数に対応した条数分の複数の補助ホッパ(121)をボルト(122)にて多条に連結したものであるから、機種などによって施肥ホッパ(37)の条数が異なる場合にも、施肥ホッパ(37)の条数に対応して前記補助ホッパ(121)を増設できる。
【0033】
請求項3に係る発明は、前記補助ホッパ(121)の相互に隣接する側壁(121a)を切欠いて流通部(130)を形成し、隣接の補助ホッパ(121)内を前記流通部(130)を介して連通するように構成したものであるから、効率良く施肥作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】施肥部の平面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】同側面説明図である。
【図6】昇降レール部側面説明図である。
【図7】肥料繰出ケース部の側面説明図である。
【図8】肥料繰出ケース部の平面説明図である。
【図9】ベースフレーム部の背面説明図である。
【図10】肥料繰出ケース部の背面説明図である。
【図11】繰出駆動入力部の同側面説明図である。
【図12】肥料繰出ケースの断面側面説明図である。
【図13】施肥タンクの正面説明図である。
【図14】施肥タンクの側面説明図である。
【図15】補助ホッパの取外し説明図である。
【図16】施肥ホッパの平面説明図である。
【図17】補助ホッパの説明図である。
【図18】肥料繰出ケースの断面説明図である。
【図19】底蓋の取外し状態を示す説明図である。
【図20】シール部材の説明図である。
【図21】シール部材の説明図である。
【図22】施肥タンクの可動底板の説明図である。
【図23】施肥タンクの可動底板の平面説明図である。
【符号の説明】
(37)ホッパ
(121)補助ホッパ
(121a)補助ホッパの側壁
(122)ボルト
(123)接合手段
(127)支点孔
(128)連結ピン
(130)流通部
(135)ホッパ蓋

Claims (3)

  1. 肥料及び薬剤を貯留する施肥ホッパと、前記施肥ホッパの上部に接続する増量用の補助ホッパとを備え、前記補助ホッパを前記施肥ホッパに接合手段を介して嵌め合せるように構成してなる農用ホッパ装置において、前記施肥ホッパに嵌め合せた前記補助ホッパの少なくとも外側面と、前記施肥ホッパとを、前記施肥ホッパにホッパ蓋を取付けるための支点孔及び連結ピンを介して接続固定したことを特徴とする農用ホッパ装置。
  2. 前記補助ホッパを1条単位で形成し、前記施肥ホッパの条数に対応した条数分の複数の補助ホッパをボルトにて多条に連結したことを特徴とする請求項1に記載の農用ホッパ装置。
  3. 前記補助ホッパの相互に隣接する側壁を切欠いて流通部を形成し、隣接の補助ホッパ内を前記流通部を介して連通するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の農用ホッパ装置。
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