JP4081463B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関するものである。
従来、多条苗載台において、左右外側の苗載台を折畳んで左右幅を縮小させる技術がある。(例えば特許文献1参照)
特開平8−154440号公報
前記従来技術は、苗載台を折畳む機構を苗載台の裏面側に設けるから、裏面側構造の簡略化または組立分解などの作業性向上などを容易に行い得ないと共に、回転と摺動の操作によって苗載台を折畳む必要がある等の取扱い上の問題がある。
本発明は、中央の苗載台本体と左右の折畳み側苗載台とによって苗載台を形成し、前記中央の苗載台本体の作用面上方に、前記左右の折畳み側苗載台を多段状に折畳むように構成してなる田植機において、
前記中央の苗載台本体に横設する本体側苗台フレームと、前記左右の折畳み側苗載台に横設する左右の分割側苗台フレームと、前記本体側苗台フレームに連結する本体側回動支点フレームと、前記左右の分割側苗台フレームに連結する左右の分割側回動支点フレームと、前記本体側回動支点フレームにカム部材を介して左右の分割側回動支点フレームを連結する左右の回動フレームとを備え、
左右いずれか一方の前記回動フレームに支軸を介してフックを回動可能に配置し、他方の回動フレームに前記フックを係脱可能に係合させるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、例えば苗載台に苗を載せた状態でも折畳むことができる。また、苗載台を折畳む回動機構を苗載面側に配置させ、苗載台の裏面側構造を簡略化でき、組立又は分解などの作業性を向上させることができる。機体の左右略中央に支持されたフックによって左右の折畳み側苗載台を折畳み位置に保持できる。作業者は苗載台の略中央で左右の折畳み側苗載台の折畳み時の固定操作と拡張時の解除操作とを実行できて、左右の折畳み側苗載台の折畳み時の固定操作又は拡張時の解除操作等の作業性を向上できると共に、左右の折畳み側苗載台を固定させるための構造を少ない部品数で簡潔に構成できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は苗載台の折畳み状態を示す側面説明図、図2は全体の側面図、図3は同平面図を示し、図中、1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2を車体フレーム3前部上方に搭載させ、ミッションケース4前方にフロントアクスルケース5を介して水田走行用前輪6を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、前記リヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付けると共に、ステップ11を介して作業者が搭乗する車体カバー12によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー12上部に運転席13を取付け、その運転席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設ける。
また、図中、15は8条植え用の苗載台16並びに複数の植付爪17などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18及びガイドレール19を介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(植付アーム)22を配設し、その爪ケース22先端に植付爪17を取付ける。また前記植付ケース20の前側にローリング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、トップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構27を介して走行車1後側に支持フレーム24を連結させ、前記リンク機構27を介して植付部15を昇降させる昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結させ、前記前後輪6,8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪17によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
また、図中29は走行変速レバー、30は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、31は植付け感度調節レバー、32は主クラッチペダル、33は左右ブレーキペダル、34は均平用センターフロート、35は均平用サイドフロート、36は8条用の側条施肥部である。
図4乃至図12にも示す如く、前記苗載台16は左右最外端の2条分の苗載台16を分割して折畳み自在な分割台16aに形成し、機体中央の4条用苗載台本体16bに並行折畳み機構(屏風折り機構)37を介して分割台16aを連結させて、苗載台本体16bの作用面上方に略平行に分割台16aを折畳みするように設けている。
前記折畳み機構37は、4条用苗載台本体16bのうち中央2条の苗載台本体16を跨いで左右両側のリブ38間上方で上下略平行に横設する門形状の本体側上下苗台フレーム39,40と、分割台16の左右2条分を跨いで左右両側のリブ38間上方で上下略平行に横設する門形状の分割側上下苗台フレーム41,42と、リブ38に基端を固設する本体及び分割側苗台フレーム39,40・41,42の各リブ38位置上方で上下基端部間をそれぞれ相互に連結する上下縦フレーム43(1対の苗台フレーム39,40・41,42に対し3本)と、本体側の上下苗台フレーム39,40の左右外側の各上端間を連結する回動支点である左右の本体側回動支点フレーム44と、分割側の上下苗台フレーム41,42の左右内側の各上端間を連結する回動支点である左右の分割側回動支点フレーム45と、前記支点フレーム44,45間をフレーム44,45に嵌合するカム部材である上下回転カム体46,47・48,49を介して連結する門形状の回動フレーム50,51とを備え、分割台16aの作用面を上方に臨ませた状態で苗載台本体16bの上方に分割台16aを2段に折畳みするように構成している。図9乃至図12に示す如く、各苗台フレーム39,40・41,42は、苗載台16の本体16b及び分割台16aのリブ38にボルト52を介し取外し自在に固定する上下フレームホルダ53,54に、セットボルト55でもって着脱自在に固定させるもので、各苗台フレーム39,40・41,42の上下方向に固設するホルダ56にボルト57を介し縦フレーム43の両端を取外し自在に嵌合固定するように構成している。
また、前記カム体46,47・48,49は支点フレーム44,45側に固定する固定カム46a,47a・48a,49aと、該フレーム44,45の軸方向に摺動自在な可動カム46b,47b・48b,49bとを備えるもので、本体及び分割側の上下苗台フレーム39,40・41,42に固設する上下筒軸58,59・60,61に各ボルト62を介し支点フレーム44,45を取外し自在に固定させ、各支点フレーム44,45に可動カム46b,47b・48b,49bを摺動自在に嵌合させると共に、本体側の固定カム46a,47aを支点フレーム44と筒軸58,59に、また分割側の固定カム48a,49aを支点フレーム45と筒軸60,61とに一体連結させて、回動フレーム50,51を略180度回動させての分割台16aの折畳み時、各カム体46,47・48,49のカム凸面を相互に接触させて、上下カム体46,47・48,49の作用長さだけ分割台16aを上方に移動させて、この苗載台16の後方に薬剤散布機など他の作業機装備させた場合にも分割台16aとこれら作業機との干渉を防止するように構成している。
また、分割側の支点フレーム45は苗載台16の底面に対し上端側の間隔を小とさせる一定角度αの傾斜を有して、分割台16aの折畳み時にこの後方に装備する作業機とのスペースを充分に確保すると共に、分割台16aの折畳み時の左右全横幅を、植付駆動系である左右最外側の爪ケース(植付アーム)22間の横幅より少なくとも1条(30cm)つまり左右でそれぞれ半条(15cm)以上短く形成し、折畳んだ状態でも左右最外側の爪ケース22間で苗載台16の横送りを可能に、また左右最外側の爪ケース22より内側の何れの横送り位置でも折畳みを可能とさせるように構成している。
また、苗載台本体16bのリブ38上方に本体側苗台フレーム39,40を立設させ、折畳み側苗載台である分割台16aのリブ38上方に折畳み側苗台フレーム41,42を立設させ、苗載台16の苗載面よりも高位置で本体側苗台フレーム39,40と折畳み側苗台フレーム41,42を回動フレーム50,51によって連結させる。そして、苗載台16を折畳む回動フレーム50,51などの機構を苗載面側に配置させ、苗載台16の裏面側構造の簡略化または組立分解などの作業性向上などを行うと共に、回動フレーム50,51の回転によって苗載台16を折畳み、かつ苗台フレーム39〜42のリブ38との連結によって苗載台16の補強を行う。
さらに、苗マット押え63を苗載台16に備えるもので、苗載台16の2条毎に1組とし、1条の苗載台16の左右リブ38間に2本の苗押え棒64を配置させ、苗台フレーム42など苗載台16に固設する押えホルダ65に回動支点66aを介し基端ロッド66を上下位置調節自在に保持すると共に、苗押え棒64先端の横軸67の略中央を、この2条毎苗載台16中央のリブ上に配置する縦フレーム43のロック板68に係合させて、1つの苗マット押え63に対し1箇所のロックでこの取付保持を図るように構成している。
図19乃至図21に示す如く、前記分割台16aの折畳み時にあっては、前記下部レール18を嵌合する下部案内レールである苗取出板69の左右最外側部及び左右サイドバンパ70も折畳み可能に設けたもので、植付作業時植付部15を畔などから保護するサイドバンパ70を先端に固着するバンパフレーム71基端を、左右最外側の植付ケース20外側に固設するパイプフレーム72に略90度上方向に取付金具73及び支点軸74a及び位置決めピン74bを介して折畳み可能に連結させている。
また、前記苗取出板69の左右両端部の一定長さを分割して分割取出体69aに形成し、該取出体69aのブラケット75を中央の取出板本体69b側のブラケット76に折畳み支点軸77を介して略90度内側に折畳み可能に連結させ、折畳みされるバンパフレーム71の外側にこの取出板69aを折畳みするように構成している。
そして前記苗載台16の折畳みされる分割台16aに対し、苗取出板69及びサイドフレーム70を左右でそれぞれ略半条(略15cm)以上折畳み長さを小さく形成して、分割取出体69a及びサイドフレーム70を折畳んだときにも、これら左右の取出し体69a及びサイドフレーム70間で折畳みした苗載台16を干渉させることなく移動可能とるように構成している。つまり苗載台16の左右何れの移動位置における折畳みにあっても、苗取出板69及びサイドフレーム70の干渉のない折畳みを可能とさせることができるもので、折畳み作業の都度苗載台16を中央に寄せる作業の煩わしさ、このための安全スイッチの設置の必要もなく、常に折畳みされた左右の苗取出板69及びサイドフレーム70間に安全に保護されるものである。
さらに、前記バンパフレーム71の先端部に支点軸78及びマーカ取付板79を介して左右の筋引マーカ80の基端を起伏自在に支持して、前記バンパフレーム71の折畳み収納時にあっては、前記マーカ80のマーカワイヤ81を引張り操作することによって、該マーカ80を後方などにはみ出させることなく苗載台16の側方に沿う状態に収納保持するように構成している。
ところで図13及び図14にも示す如く、上部の回動フレーム50の左右フレーム50a,50bのうち、右フレーム50bに固設する支軸82にフック83を回動自在に取付けていて、左右両端の分割台16aの折畳み時には左フレーム50aに右フレーム59bのフック83を係合させて、機体の左右略中央で左右分割台16aの相互を単一のフック83でもって直接的に固定させて、これら分割台16aの折畳み位置での保持を図るもので、作業者は苗載台16の略中央1箇所位置で左右分割台16aの折畳み時の固定と拡張時の固定解除を可能にできて、作業性を向上させることができると共に、固定のための機構も部品数の少ない簡潔なものとさせることができて、コストダウンも図れて経済的なものである。
また、前記回動フレーム50,51の両端を固定させる可動カム46b,47b・48b,49bに対し、回動フレームの回動支点近傍部となる両端取付部50c,51cは前後方向に巾広で左右方向に巾狭の偏平細身形状に形成していて、苗縦送りなどにおける苗の引掛りを防止すると共に、左右方向の溶接代など増大させ可能とさせてこの連結強度を向上させるように構成している。
また、上下の回動フレーム50,51の長さは略1条の長さ(略30cm)とし、分割台16aの折畳み時には、左右それぞれで略2条分内側に移動する状態に設けると共に、回動フレーム50,51を苗載台16の作用面上方に設けて、施肥ホースなどの干渉を回避させて、苗載台16の剛性を向上させるものである。
さらに前記回動アーム50,51は苗マット押え63と干渉することなく上下に配設されると共に、回動アーム50,51の門形形状によって苗が引っ掛からない高さを確保し、苗マットのガードともなって苗を保護(苗載台16に苗を載せたままでもシートカバーをかぶせることが可能)するものである。
またさらに、前記回動フレーム50,51を連結する支点フレーム44,45は他の縦フレーム45などより高強度のものを用いてこれらフレーム全体の強度バランスを向上させると共に、苗載台16に底面に対し本体側の支点フレーム44を高位置に、分割側の支点フレーム45を低位置に設けて、分割台16aの折畳みや、分割台16a及び取出体69a合体時の位置合わせ作業などの操作性を向上させるものである。
また、上下の苗台フレーム39,40・41,42を剛性の高いガイドレール19及び下部レール18上にボルト52を介し取付けて、この取付強度を向上させると共に、これら苗台フレーム39,40間を連結する縦フレーム43や支点フレーム44,45をリブ38上でリブ38に沿う状態に設けて、苗との干渉を良好に防止するものである。
さらに図7に示す如く、苗載台16に横設する各レール18,19と、苗載台16の各リブ38位置裏面に配設する縦フレーム84とをそれぞれ連結して、剛性の高いフレーム構造に形成し、また縦フレーム84で分割台16aを分割して、縦フレーム84に継ぎ目を形成してこの剛性を向上させると共に、各レール18,19と縦フレーム84の交点部に各苗台フレーム39,40・41,42の基端部を取付固定させて、折畳み構造の強度を向上させるものである。
なお、85は前記ガイドレール19に嵌合させて苗載台16の上部を左右摺動自在に支持する苗台支持シュー、86は苗載台16の1条毎に2つ並設する苗縦送り体である。
図8に示す如く、前記苗台支持シュー85は、苗載台16の本体16b側に2つ、また左右の分割台16a側にそれぞれ1つ配設し、前記支持フレーム24にローリング自在に連結させる植付ケース20の左右立設支柱87に、U形状の支持体88を解し本体16側の2つの支持シュー5aを固定支持させると共に、分割台16a側の左右各1つの支持シュー85bを左右支柱87先端に折畳み自在に連結支持させている。
前記支持体88は、左右支柱87間を連結する連杆89に基端を固定させ、支持体88の水平部両側に調節ボルト90を介し取付高さ調節自在に本体支持シュー85aを固定させている。また、ローリング制御用の油圧シリンダ91のピストンロッド92両側を前記連杆89に連結させ、シリンダ91操作によってピストンロッド92を左右に移動させるときローリング支点軸23を中心として植付部15を左右に傾動させて、植付部15の水平維持を図るもので、油圧シリンダ91やこのシリンダ91の切換弁93などローリング制御用の油圧装置を、支持体88のU形状内側に配設して、支持体88でシリンダ91及び切換弁93など油圧装置を保護して、これらの寿命を延命化させるように構成している。
一方、分割台16a側の支持シュー85bは、左右支柱87上端に固設する固定台94に回動板95を介し下方に略90度折畳み可能に支持させて、前記分割台16aの折畳み時には回動板95に設けるハンドル96操作によってこの支持シュー85bも折畳んで左右全巾を縮小させるように構成している。
前記上下フレームホルダ53,54は各苗台フレーム39,40・41,42とは別体とし、各リブ38を貫通するボス97を有して苗載台16裏側の各レール19,18と連結させることによって、各苗台フレーム39,40・41,42を苗載台16に取付時の寸法誤差などを吸収してこじれ等の応力を低減させると共に、ボス97による苗との干渉を防止しながら苗載台16右側のフレーム39,40・41,42などと裏側のレール19,18を一体的なものとさせて、その取付精度と強度の向上を図るように構成したものである。
図7、図15乃至図18に示す如く、前記分割台16aを使用状態に拡張時に、本体16bとの位置決め及び固定の両方を行うロック操作レバー98を左右分割台16aの最外側で上下レール19,18位置の2箇所にそれぞれ設けるもので、前記レバー98は回動枢支軸99を介し、分割台16a裏面のガイド体100に左右摺動自在に案内されるスライド軸101に連結させ、本体16b裏面に固設する位置決め案内部材102に前記スライド軸101先端の位置決め部材であるガイド軸部101aを挿入させるように構成している。
前記案内部材102は上部ガイドレール19と本体16b間に介設され、円形の貫通孔部103aと、貫通孔103の円形対向面に形成する一対の長溝部103bとからなる軸係合孔103を有し、また前記スライド軸101はガイド軸部101aに隣接して前記長溝103bに係合する位置固定部材である平板部101bを有し、これら長溝部103bと平板部101bとを係合させることによって、平板部101bを案内部材102の反対側に挿通可能とさせるように設けている。
また前記操作レバー98の基端をカム部98aに設けていて、該レバー98の固定操作時には分割台16aに固定するレバー保持部材104に、該カム部98aを係合保持させるように設ける一方、係止部材104に接触するカム部98aの下部外周面をカム面98bに形成して、枢支軸99とカム面98b間の最大距離aと最小距離bの差(a−b)分、レバー98操作でもってスライド軸101を後退可能とさせるように設けている。そして分割台16aの拡張時にあっては前記貫通孔部103aとガイド軸部101aとを係合させることによって分割台16aの位置決めを行い、次にレバー98を軸101回りに回動して長溝部103bと平板部101bとを合致させ、レバー98の傾倒押し込み操作で平板部101bを案内部材102の反対側に突出させる状態のとき、長溝部103bに対し平板部101bを略90度回転させて平板部101bの後面と案内部材102の反対側面102aとを干渉状態とさせ、その後レバー98を傾倒姿勢より立設姿勢に操作するときカム面98bのカム作用でもって、本体16b側に分割台16aを押着させてその位置固定を図るように構成している。
このように前記分割台16aの使用拡張時には、単一のレバー98操作によって、位置決めと固定の両方が行えて、これらをそれぞれ別個に備える構造に比べて、構造簡単で操作性にも極めて秀れるものである。
なお、前記分割台16aの使用拡張時にあっては、分割台16aの中間部と下端部の位置合わせを前記スライド軸101のガイド軸部101aで行う以外に、分割台16aの上端部で本体16bの上部側面に突出させる位置決めピン105と分割台16a側のピン孔との係合によって位置合わせを行うものである。
ところで図1にも示す如く、前記植付ケース20の後端にバンパー106を取外し自在に固定させていて、機体最後端となる該バンパー106より折畳みした分割台16aの下部最後端を一定寸法T前方に位置させるように設けて、分割台16aを折畳んだ状態においても、機体全長が長くなるのを防止し前後バランスを良好に保って、この田植機の移動や輸送時での安定性を確保すると共に、屋内などに収納時の収納スペースの縮小化を図るように構成している。また、前記苗載台16の上端に基端を取付けて先端を上方に延設させる延長苗台107は、各分割台16a及び本体16bにボルト108を介し突出長さ調節自在に取付けて、分割台16aの折畳み時施肥部36の施肥ホッパ109の最上端面より下方(図4のラインLより下方位置)に位置させる状態に延長苗台17を下動調節することによって、この田植機を運搬車に搭載させての輸送時などには全高を最低限に抑えて車への搭載も可能とすると共に、シートカバーを機体にかぶせての保管時には延長苗台を損傷から防止するように構成したものである。図22に示すものは、ロータリケース21を備える植付ケース20間の伝動ケース110を間隔巾調節自在な内ケース110a及び外ケース110bに形成して、これら内外ケース110a,110bを摺動自在に嵌合させると共に、これら内外ケース110a,110bに内挿させる植付爪駆動軸111も分割してスプライン嵌合する2つの伸縮軸111a,111bに形成して、苗載台1の折畳み時には植付ケース20の左右全幅も縮小させることによって、同一の本機(8条植え)で水稲以外の作物(いぐさ等)に対応(例えば33cm仕様以上など30cm条間以外の作物)可能とさせて輸送時などでその取外しを不要とさせる他、10条以上の超多条植え用に対応可能とさせるように構成したものである。
なお、この場合、苗載台16折畳み位置となる左右両側の植付ケース20のみ摺動可能に設けて、左右両側のケース間隔巾のみを縮小させる構成を示したが、全植付ケース20のケース間隔巾を均等に縮小させる構成でも良い。
さらに図23及び図24に示すものは、本機に側条施肥部36の施肥ホッパ109を装備させるミッドマウント式構造にあって、前記ホッパ109を運転席13下方に配置し、運転席13の背もたれ部13aを回動支点112を中心として前方向に回動自在な可倒式に形成し、運転席13の左右全巾をホッパ109の左右全巾と略同一とする横長のベンチシートに形成し、該運転席13でもってホッパ109の上部保護カバーも兼用させるもので、田植機の全長を短くし、苗継ぎや後方視界を良好とさせ、また前記ホッパ109は運転席13下方の余剰空間を有効利用して容量を拡大させ、さらに背もたれ部13aの折畳みによって田植機の全高を短く抑えて2段車に積載可能とさせるなどして輸送を至便とさせ、またさらにベンチ式の運転席13によって複数の乗車も可能に構成したものである。
上記から明らかなように、苗載台本体16bの苗載面上方に折畳み側苗載台である分割台16aを折畳み可能に構成してなる田植機において、苗載台本体16bの少なくとも1条分の苗載面を跨いで略平行に横設する2本の本体側苗台フレーム39,40と、折畳み側苗載台である分割台16aの少なくとも1条分の苗載面を跨いで略平行に横設する2本の分割側苗台フレーム41,42と、苗載台本体16bのリブ38に固定する前記2本の本体側苗台フレーム39,40の基端部間を連結する縦フレーム43と、折畳み側苗載台16aのリブ38に固定する前記2本の分割側苗台フレーム41,42の基端部間を連結する縦フレーム43と、前記2本の本体側苗台フレーム39,40を連結する本体側回動支点フレーム44と、前記2本の分割側苗台フレーム41,42を連結する分割側回動支点フレーム45と、前記本体側回動支点フレーム44と分割側回動支点フレーム45とをカム部材46,47・48,49を介して連結する回動フレーム50,51とを設ける。そのため、苗載台16を折畳む回動フレーム50,51などの機構を苗載面側に配置でき、苗載台16の裏面側構造の簡略化または組立分解などの作業性向上などを容易に行うことができると共に、回動フレーム50,51の回転によって苗載台16を折畳むことができ、かつ苗台フレーム39〜42のリブ38との連結によって苗載台16の補強を行うことができるものである。
苗載台の折畳み状態を示す側面説明図である。 田植機の全体側面図である。 田植機の全体平面図である。 植付部の側面説明図である。 苗載台の折畳み状態を示す説明図である。 苗載台の折畳み固定状態を示す説明図である。 苗載台の背面説明図である。 苗台支持シューの取付説明図である。 折畳み機構の側面図である。 折畳み機構の下部側面説明図である。 折畳み機構の上部側面説明図である。 苗載台の折畳みを示す説明図である。 折畳み苗載台の折畳み固定部の正面説明図である。 折畳み苗載台の折畳み固定部の底面説明図である。 苗載台の拡張固定部の説明図である。 操作レバー部の説明図である。 スライド軸と係合孔の関係を示す説明図である。 位置決め用案内部材の説明図である。 植付ケース部の平面説明図である。 苗取出し板の折畳み状態を示す正面説明図である。 苗取出し板の折畳み状態を示す平面説明図である。 植付ケース部の左右全巾の縮小説明図である。 運転席下位置に配設する施肥ホッパの背面説明図である。 運転席下位置に配設する施肥ホッパの側面説明図である。
符号の説明
16 苗載台
16a 分割台(折畳み側苗載台)
16b 苗載台本体
38 リブ
39,40 本体側苗台フレーム
41,42 分割側苗台フレーム
44 本体側回動支点フレーム
45 分割側回動支点フレーム
46〜49 カム部材
50a 左フレーム(回動フレーム)
50b 右フレーム(回動フレーム)

Claims (1)

  1. 中央の苗載台本体16bと左右の折畳み側苗載台16aとによって苗載台16を形成し、中央の苗載台本体16bの作用面上方に、左右の折畳み側苗載台16aを多段状に折畳むように構成してなる田植機において、
    中央の苗載台本体16bに横設する本体側苗台フレーム39,40と、左右の折畳み側苗載台16aに横設する左右の分割側苗台フレーム41,42と、本体側苗台フレーム39,40に連結する本体側回動支点フレーム44と、左右の分割側苗台フレーム41,42に連結する左右の分割側回動支点フレーム45と、本体側回動支点フレーム44にカム部材46,47・48,49を介して左右の分割側回動支点フレーム45を連結する左右の回動フレーム50a,50bとを備え、
    左右いずれか一方の回動フレーム50bに支軸82を介してフック83を回動可能に配置し、他方の回動フレーム50aにフック83を係脱可能に係合させるように構成したことを特徴とする田植機。
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