JP6244688B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
更に、この種の作業車両では、各種スイッチの操作状態などの作業情報の表示パネルをハンドル付近に設けているものが多いが、視認性を確保するために表示パネルを操縦席側に突出させると作業者の居住空間が狭くなって居住性を悪くしてしまう。一方、作業者の居住性を確保しようとすると、表示パネルの視認性が良好とならないという問題もある。
請求項1記載の発明は、エンジン(20)と、該エンジン(20)からの駆動力で圃場を走行する左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)を備えた走行装置と、前記エンジン(20)及び走行装置を備えた車体フレーム(2)と、該車体フレーム(2)の後部に昇降自在に設けられた作業装置(4)と、前記車体フレーム(2)の前部に設けられ、走行装置の操作用のハンドル(34)と作業情報の表示パネル(80)とを備えた操縦部(6)と、該操縦部(6)の下部に設けられ、エンジン(20)から走行装置への伝動を入切又は伝動を弱めるブレーキペダル(72,73)とを設けた作業車両において、前記ブレーキペダル(72,73)は、左右の後輪(11,11)への伝動を別々又は同時に入切する旋回ブレーキペダル(72)と、左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)への伝動を同時に弱めて停止させる走行ブレーキペダル(73)とからなり、走行装置の前進方向に向かって、旋回ブレーキペダル(72)を操縦部(6)の左右一側に配置し、走行ブレーキペダル(73)を操縦部(6)の左右他側に配置すると共に、前記走行ブレーキペダル(73)を上方に付勢する弾性部材(75)と、弾性部材(75)の付勢力に抗して走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)への伝動を同時に弱める伝動機構(73a、73f〜73j、74〜77など)と、更に走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると該走行ブレーキペダル(73)のブレーキアーム(73a)に設けた引掛部(73c)が車体フレーム(2)側に設けた止め部(73d)に引っ掛かり、踏み操作が解除されても走行ブレーキペダル(73)の位置が固定されるロック状態と、該ロック状態から走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると止め部(73d)から引掛部(73c)が外れ、ロック状態が解除される非ロック状態とに切り替わるロック機構(73a〜73e)とを設けた作業車両である。
図1、図2及び図3は作業車両の一実施形態である乗用型苗移植機の側面図、平面図及び正面図である。また、図4及び図5には、乗用型苗移植機の前方部分の側面図を示す。
この乗用型苗移植機1は、車体フレーム2の後側に昇降リンク装置3を介して作業部としての苗植付部4が昇降可能に装着されている。なお、本明細書では作業車両の前進方向に向かって左右の方向をそれぞれ左、右という。
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ギアケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギアケース18,18から外向きに突出する後輪車軸11a,11aに後輪11,11が取り付けられている。
旋回ブレーキペダル72L、72Rは、特許文献2に開示された左右のサイドブレーキペダルの伝動機構と同様に、サイドクラッチブレーキケース106が後方に移動して、旋回ブレーキペダル72のうち、踏み操作した側の後輪入力軸103への駆動力を伝達するサイドクラッチ板I及びサイドブレーキ板Jが順に押圧されることにより、サイドクラッチ板Iによって後輪入力軸103への伝動が遮断された後、サイドブレーキ板Jによって後輪入力軸103の回転数が減らされて後輪11にブレーキが掛けられ、後輪11の駆動回転が停止する。
そこで、本実施形態の乗用型苗移植機1では、ミッションケース12から左右の前輪10,10及び後輪11,11への伝動を同時に規制し、駆動力の強弱を切り替えて、走行速度の減速や伝動の入り切りをする走行ブレーキペダル73を旋回ブレーキペダル72L、72Rとは別に設けている。
走行ブレーキペダル73を踏み込むと、ブレーキペダルアーム73aは機体前側に向かって回動してブレーキが掛かるが、ブレーキペダルアーム73aは、トルクスプリング75によって機体後側に移動するよう付勢されているため、ブレーキアーム73aが取付バー73eの後方にあるときは走行ブレーキペダル73の踏み操作が解除されると、ブレーキペダルアーム73aはスプリング75の付勢力によって踏み込む前の通常位置に戻る(走行停止ポジション)。
更に、モニタ80aの下側の「電池マーク」は、搭載バッテリの容量不足の際に点灯し、「水温」は、エンジン冷却水の温度が高いとき、即ちこの温度のままではオーバーヒートの可能性があると判断される場合に点灯する。また、「オイルマーク」は、エンジンオイルの残量が不足していることが検知されると点灯し、「マイコン」は、制御装置が何らかのエラーを起こしていると点灯する。例えば、断線などにより、起動していない状態などが考えられる。そして、「左」と「右」は、線引きマーカのうち、接地して線を引いている側が点灯する。
前輪ファイナルケース13と後輪ギアケース18を連結する車体フレーム2をこれらのケース13,18の上方部に配置し、ハンギング構成とすると、車体フレーム2の一部やフロアステップ35等の部材を取り外すことなく、機体をジャッキアップすることで下方からこれらのケース13,18のメンテナンスができる。
前輪ファイナルケース13については、左右の車体フレーム2,2の機体前側で且つ下部側に左右方向の前側吊下げプレート13a,13aを設け、該左右の前側吊下げプレート13a,13aの下部に、左右の前輪ファイナルケース13,13を下方から、例えばボルト107などの固定部材によってボルト締めして各々装着する。なお、図12には、前輪ファイナルケース13として、前側吊下げプレート13aとの接触面を示しており、前輪ファイナルケース13はそれよりも下方で径が太くなる形状である。
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 6 操縦部
10 前輪 10a 前輪車軸
11 後輪 11a 後輪車軸
12 ミッションケース 13 前輪ファイナルケース
15 メインフレーム 16 HSTレバー
17 副変速レバー 18 後輪ギアケース
20 エンジン 23 静油圧式無段変速装置(HST)
26 植付伝動軸 27(27a,27b) 整地ロータ
30 エンジンカバー 31 操縦席
32 フロントカバー 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リアステップ
37 ロータカバー 38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降用油圧シリンダ
50 伝動ケース 51 苗載台
51a 苗取出口 52 苗植付装置
53 ブロア用電動モータ 54 苗送りベルト
55 センターフロート 56 サイドフロート
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 62 施肥ホース
64 作溝体 70 操作パネル
72 旋回ブレーキペダル 73 走行ブレーキペダル
74 ブレーキディスク 75 トルクスプリング
76 中継ギアシャフト 77 スプラインディスク
78 中継ギア 79 後輪側伝動ベベルギア
80 表示パネル 81 支持部材
82 ハンドルポストカバー 83 ハンドルポスト
84 ハンドルシャフト 90 支持プレート
92 ローリングフレーム 102 前輪伝動シャフト
103 後輪入力軸 104 PTO軸
105 前輪アクスルケース 106 サイドクラッチブレーキケース
107 ボルト
Claims (3)
- エンジン(20)と、該エンジン(20)からの駆動力で圃場を走行する左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)を備えた走行装置と、前記エンジン(20)及び走行装置を備えた車体フレーム(2)と、該車体フレーム(2)の後部に昇降自在に設けられた作業装置(4)と、前記車体フレーム(2)の前部に設けられ、走行装置の操作用のハンドル(34)と作業情報の表示パネル(80)とを備えた操縦部(6)と、該操縦部(6)の下部に設けられ、エンジン(20)から走行装置への伝動を入切又は伝動を弱めるブレーキペダル(72,73)とを設けた作業車両において、
前記ブレーキペダル(72,73)は、左右の後輪(11,11)への伝動を別々又は同時に入切する旋回ブレーキペダル(72)と、左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)への伝動を同時に弱めて停止させる走行ブレーキペダル(73)とからなり、
走行装置の前進方向に向かって、旋回ブレーキペダル(72)を操縦部(6)の左右一側に配置し、走行ブレーキペダル(73)を操縦部(6)の左右他側に配置すると共に、
前記走行ブレーキペダル(73)を上方に付勢する弾性部材(75)と、
弾性部材(75)の付勢力に抗して走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると左右の前輪(10,10)及び左右の後輪(11,11)への伝動を同時に弱める伝動機構(73a、73f〜73j、74〜77など)と、
更に走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると該走行ブレーキペダル(73)のブレーキアーム(73a)に設けた引掛部(73c)が車体フレーム(2)側に設けた止め部(73d)に引っ掛かり、踏み操作が解除されても走行ブレーキペダル(73)の位置が固定されるロック状態と、該ロック状態から走行ブレーキペダル(73)が踏み操作されると止め部(73d)から引掛部(73c)が外れ、ロック状態が解除される非ロック状態とに切り替わるロック機構(73a〜73e)と
を設けたことを特徴とする作業車両。 - 前記ハンドル(34)は、把持部のリング(34b)と、直進時におけるハンドル位置を基準としてリング(34b)の後部に一端が接続し、他端がハンドルシャフト(84)に接続するスポーク部(34a)とからなり、
ハンドルシャフト(84)を支持するハンドルポスト(83)を設け、
ハンドルポスト(83)の下方に走行装置及び作業装置(4)の設定を変更する操作パネル(70)を設け、
ハンドルポスト(83)の前側且つ操作パネル(70)の上方で、且つハンドル(34)の下方に前記表示パネル(80)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。 - 前記ハンドルポスト(83)の外周を覆うハンドルポストカバー(82)を設け、
前記表示パネル(80)をハンドルポストカバー(82)に装着したことを特徴とする請求項2記載の作業車両。
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