JP6218632B2 - 散布装置及びブーム制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、散布装置及びブーム制振装置に関する。
特許文献1には、防除液を散布するブームスプレーヤが開示されている。このブームスプレーヤは、作業車の前部に設けられるブーム支持部材と、ブーム支持部材に片持ち支持されて車体の左右方向に延在する左右のブームと、を備える。また、ブーム支持部材は車体のロール方向に回動可能であり、ブームスプレーヤは水平シリンダによってブームの左右への傾斜姿勢であるローリング姿勢を制御する。
特開2005−13935号公報
上記の水平シリンダは、例えば、シリンダチューブが作業車の前部に連結されピストンロッドがブーム支持部材に連結される油圧シリンダである。この油圧シリンダの一方室には、ブームが水平に保持されるように作動油を給排する給排通路が接続される。
上記の油圧シリンダでは、作動油が給排されない他方室に封じ込められた作動油がシールの経時劣化等によりリークすると、ブームが水平に保持される場合の他方室の圧力が低下する。これにより、油圧シリンダのセンタリング力が低下してブームを水平に保持することが困難となる可能性がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、流体圧シリンダの封じ込めた側の流体圧室に作動流体を補充することが可能な散布装置及びブーム制振装置を提供することを目的とする。
本発明は、作業車のロール方向に回動可能なブームの振動を抑制するブーム制振装置であって、作業車とブームとに連結され、ブームが作業車のロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する流体圧シリンダと、流体圧シリンダの一方室を加圧するとともに流体圧シリンダの伸縮作動に伴って作動流体が出入りする第1蓄圧器と、流体圧シリンダの他方室を加圧するとともに流体圧シリンダの伸縮作動に伴って作動流体が出入りする第2蓄圧器と、一方室に対して作動流体を供給する供給位置と、一方室から作動流体を排出する排出位置と、を切り換え可能な切換弁と、切換弁と一方室とを接続する給排通路に介装され、切換弁が供給位置にある場合に切換弁から一方室への作動流体の流れのみを許容し、切換弁が排出位置にある場合に切換弁からパイロット通路を介して供給される作動流体圧をパイロット圧として一方室から切換弁への作動流体の流れを許容するオペレートチェック弁と、パイロット通路と他方室とを接続する接続通路を開閉可能な開閉弁と、接続通路におけるパイロット通路と開閉弁との間から分岐するリリーフ通路に介装され、切換弁が排出位置にある場合に接続通路の作動流体圧を設定圧力に保持するリリーフ弁と、を備え、切換弁を排出位置に切り換えるとともに開閉弁を開くことで、設定圧力に保持される接続通路の作動流体を他方室に供給する、ことを特徴とする。
本発明によれば、切換弁を排出位置に切り換えるとともに開閉弁を開くことで、設定圧力に保持される接続通路の作動流体を他方室に供給することができるので、流体圧シリンダの封じ込めた側の流体圧室の油量がリークして減少しても容易に作動流体を補充することができる。
本発明の実施形態に係る散布装置を搭載した作業車の平面図である。 本発明の実施形態に係る散布装置を搭載した作業車の側面図である。 本発明の実施形態に係る散布装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係るブーム制振装置の構成図である。 固定治具の一例を示す斜視図である。 固定治具の一例を示す斜視図である。
図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
初めに、第1実施形態について説明する。
説明の便宜上、添付図面上に互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定した。X軸は車両の前後方向(略水平縦方向)に延びる軸であり、Y軸は車両の左右方向(略水平横方向)に延びる軸であり、Z軸は車両の上下方向(略鉛直方向)に延びる軸である。さらに、X軸を中心とする回転方向をロール方向と称し、Z軸を中心とする回転方向をヨー方向と称する。
図1は、本実施形態における散布装置100を搭載した作業車1の平面図である。図2は、本実施形態における散布装置100を搭載した作業車1の側面図であり、図1の作業車1をY軸方向から見た状態を示す。図3は、作業車1に搭載される散布装置100の斜視図である。
散布装置100は、圃場を走行するトラクタ等の作業車1の前方側に搭載され、作業車1から防除液(農薬)を散布する農業用の装置である。
散布装置100は、作業車1の前方に取り付けられたリンクアーム2と、リンクアーム2を昇降させる昇降シリンダ3と、リンクアーム2によって作業車1に対して昇降可能に支持される昇降台4と、昇降台4に対してロール方向に回動自在に支持されるロール台5と、ロール台5から作業車1の左右方向(Y軸方向)に延びるブーム6と、を備える。
リンクアーム2は、作業車1の左右に一対設けられる上部リンク21と下部リンク22とから構成されるリンク機構である。上部リンク21及び下部リンク22は互いに平行に延び、側面から見た場合に平行四辺形となるように配置される(図2)。
上部リンク21は、基端部がピン23を介して作業車1に対して回動自在に連結され、先端部がピン24を介して昇降台4に回動自在に連結される。下部リンク22は、基端部がピン25を介して作業車1に回動自在に連結され、先端部がピン26を介して昇降台4に回動自在に連結される。
リンクアーム2は、昇降台4を昇降可能に支持するが、これに代えて、作業車1の前部にZ軸方向に延びるガイドレールを設け、このガイドレールによって昇降台4を昇降可能に支持してもよい。
昇降シリンダ3は、作業車1の左右に一対設けられる。各昇降シリンダ3は、作業車1と上部リンク21との間に介装され、作動油の給排に応じて伸縮する。昇降シリンダ3を伸長させると、リンクアーム2が上方に回動し、昇降台4及びブーム6が上昇する。昇降シリンダ3を収縮させると、リンクアーム2が下方に回動し、昇降台4及びブーム6が下降する。
昇降台4は、上部リンク21及び下部リンク22の先端にピン24、26を介して連結され、リンクアーム2の上昇及び下降に応じて上下方向に移動する。
ロール台5は、昇降台4の前方に設けられ、昇降台4に支持軸51を介して回動自在に支持される(図3)。ロール台5は、支持軸51を中心として昇降台4に対してロール方向に回動自在であり、左右のブーム61、62を支持する中央ブームを構成する。支持軸51は、円柱状のピンであるが、これに限らず球面軸受け等を用いてもよい。
ブーム6は、作業車1の右方向に展開可能な右ブーム61と、作業車1の左方向に展開可能な左ブーム62と、を有する。右ブーム61及び左ブーム62は、それぞれロール台5に片持ち支持される。すなわち、右ブーム61及び左ブーム62はそれぞれ、基端部が回動軸(図示せず)を中心としてヨー方向に回動可能にロール台5に片持ち支持され、先端部が自由端となる。
右ブーム61は、基端部を有する基端側フレーム61Aと、基端側フレーム61Aの先端側に伸縮可能に支持され先端部を有する先端側フレーム61Bと、を有する。左ブーム62は、基端部を有する基端側フレーム62Aと、基端側フレーム62Aの先端側に伸縮可能に支持され先端部を有する先端側フレーム62Bと、を有する(図1)。
ブーム6には、防除液を散布するノズル(図示せず)が取り付けられる。散布装置100の作業時には、作業車1が圃場を走行しながら散布装置100のブーム6のノズルから防除液が散布される。
右ブーム61及び左ブーム62は、図1に示す展開状態にあるとき、作業車1の左右水平方向に延在する。この展開状態にある場合を、ブーム6が作業位置にあると称する。ブーム6の格納時には、先端側フレーム61B、62Bを基端側フレーム61A、62A側に摺動させてブーム6を収縮させ、その後、回動軸(図示せず)を中心としてブーム6を後方に回動させる。これにより、ブーム6は作業車1の側方に沿って前後方向に延在するように折り畳まれる。
散布装置100はさらに、昇降台4とロール台5との間に設けられブーム6のロール方向の振動を抑制するブーム制振装置7を備える。
図4は、本実施形態におけるブーム制振装置7の構成図である。なお、以下の説明において、作業車1を運転者から見てX軸を中心とする右回転方向を右ロール方向と称し、左回転方向を左ロール方向と称する。
ブーム制振装置7は、ブーム6が左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮する1本の油圧シリンダ71を備える。
流体圧シリンダとしての油圧シリンダ71は、作動油が封入されるシリンダチューブ72と、シリンダチューブ72内に摺動自在に挿入されたピストン73の両端に連結されるピストンロッド74と、を有する。シリンダチューブ72内は、ピストン73によって上方に配置される一方室としての第1室75と下方に配置される他方室としての第2室76とに区画される。
なお、油圧シリンダ71は、作動流体として作動油を用いるが、作動油の代わりに例えば水溶性代替液等の作動液を用いてもよいし、ガスを用いてもよい。
シリンダチューブ72は、昇降台4に回動自在に連結される。ピストンロッド74の下端部は、ロール台5に回動自在に連結される。すなわち、シリンダチューブ72が昇降台4を介して作業車1に連結され、ピストンロッド74がロール台5を介してブーム6に連結される。これにより、ブーム6がロール方向に回動すると、油圧シリンダ71が伸縮する。
なお、上述した構成に限らず、ピストンロッド74の上端部が昇降台4を介して作業車1に連結され、シリンダチューブ72がロール台5を介してブーム6に連結される構成としてもよい。
ブーム制振装置7はさらに、油圧シリンダ71の第1室75を加圧する第1蓄圧器としての第1アキュムレータ77と、油圧シリンダ71の第2室76を加圧する第2蓄圧器としての第2アキュムレータ78と、第1アキュムレータ77と第1室75とを接続する第1通路79と、第2アキュムレータ78と第2室76とを接続する第2通路80と、第1通路79を通過する作動油の流れに抵抗を付与する第1減衰バルブ81と、第2通路80を通過する作動油の流れに抵抗を付与する第2減衰バルブ82と、を備える。
第1アキュムレータ77は、第1通路79に連通する油室77Aと、油室77Aを加圧する圧縮ガスを蓄える蓄圧室77Bと、を有する。ブーム6がロール方向に回動すると、油圧シリンダ71が伸縮して、作動油が第1通路79を介して第1アキュムレータ77に出入りする。
第2アキュムレータ78は、第2通路80に連通する油室78Aと、油室78Aを加圧する圧縮ガスを蓄える蓄圧室78Bと、を有する。ブーム6がロール方向に回動すると、油圧シリンダ71が伸縮して、作動油が第2通路80を介して第2アキュムレータ78に出入りする。
ブーム6が左ロール方向に回動する油圧シリンダ71の収縮時には、収縮する第1室75の作動油が第1アキュムレータ77に流入するとともに、第2アキュムレータ78の作動油が拡張する第2室76に流入する。
反対に、ブーム6が右ロール方向に回動する油圧シリンダ71の伸長時には、第1アキュムレータ77からの作動油が拡張する第1室75に流入するとともに、収縮する第2室76の作動油が第2アキュムレータ78に流入する。
このように、ブーム6が右ロール方向及び左ロール方向に回動するのに伴って第1アキュムレータ77及び第2アキュムレータ78に同量の作動油が給排される。これにより、第1アキュムレータ77の蓄圧室77Bと第2アキュムレータ78の蓄圧室78Bとの間に圧力差が生じる。ブーム6は、第1アキュムレータ77のガス圧力によって右ロール方向に付勢される付勢力と、第2アキュムレータ78のガス圧力によって左ロール方向に付勢される付勢力と、が釣り合う位置に保持される。
油圧シリンダ71は、ピストンロッド74がシリンダチューブ72の両端から突出する両ロッドタイプである。これにより、油圧シリンダ71が伸縮する場合に、第1通路79を移動する作動油の流量と第2通路80を移動する作動油の流量とが等しくなり、第1アキュムレータ77のガス圧力の変化分と第2アキュムレータ78のガス圧力の変化分とが互いに等しくなる。
第1減衰バルブ81は、油圧シリンダ71の伸縮に伴って第1通路79を通過する作動油に抵抗を付与することで、ブーム6がロール方向に振動することを抑える減衰力を発生する。
第2減衰バルブ82は、油圧シリンダ71の伸縮に伴って第2通路80を通過する作動油に抵抗を付与することで、ブーム6がロール方向に振動することを抑える減衰力を発生する。
つまり、第1減衰バルブ81及び第2減衰バルブ82は、ブーム6がロール方向に振動することを抑えるロールダンパとして機能する。なお、第1減衰バルブ81及び第2減衰バルブ82は、固定絞りであってもよいし、通過する作動油の流速が高まるのに応じて開口面積が増大する可変絞りであってもよい。また、第1減衰バルブ81及び第2減衰バルブ82に代えて、オリフィス等の固定絞りを介装し、その絞り流路面積又は絞り流路長を手動で調整可能な構成としてもよい。
ブーム制振装置7はさらに、油圧シリンダ71に対して作動油を給排する作動油給排機構90を備える。作動油給排機構90は、油圧シリンダ71に作動油を給排することによって油圧シリンダ71を伸縮させ、ブーム6が水平方向に保持されるようにブーム6のロール角を調節する。
作動油給排機構90は、油圧シリンダ71の第1室75に連通する給排通路91と、給排通路91に介装されるオペレートチェック弁92と、給排通路91に対する油圧ポンプ93とタンクTとの連通を切り換える方向切換弁94と、を備える。
方向切換弁94には、油圧ポンプ93から吐出される作動油を導く供給通路95と、タンクTに作動油を戻す排出通路96と、オペレートチェック弁92のパイロット圧室に連通するパイロット通路としてのオペレート通路97と、第1室75に連通する給排通路91と、が接続される。また、供給通路95と排出通路96とを接続するリリーフ通路98には、供給通路95の油圧が設定圧力を超えた場合に開弁するリリーフ弁99が設けられる。
作動油給排機構90はさらに、オペレート通路97と第2室76とを接続する接続通路83と、接続通路83を開閉可能な開閉弁としてのニードル弁84と、接続通路83におけるオペレート通路97とニードル弁84との間から分岐してタンクTに連通するリリーフ通路85と、接続通路83及びリリーフ通路85内の圧力が所定の設定圧力を超えた場合に開弁するリリーフ弁86と、を備える。
接続通路83は、直接第2室76に接続されていてもよいし、第2通路80の第2減衰バルブ82より第2室76側に接続されていてもよい。また、給排通路91は、直接第1室75に接続されていてもよいし、第1通路79の第1減衰バルブ81より第1室75側に接続されていてもよい。
ニードル弁84は、運転者の操作によって接続通路83を開閉する弁であり、後述する第2室76への作動油の補充作業時のみ開放され、その他の場合は常に閉塞状態に保持される。
リリーフ弁86の設定圧力は、ブーム制振装置7の製造時に第2室76に封入された作動油の圧力に設定される。なお、リリーフ弁99の設定圧は、リリーフ弁86の設定圧力より高い圧力に設定される。
ここで、方向切換弁94を切り換えてブーム6を水平方向に保持するセンタリング動作について説明する。
方向切換弁94は、左ロールポジションaと、右ロールポジションbと、中立ポジションcと、を有し、ブーム6が水平方向に保持されるようにいずれかのポジションに切り換えられる。
方向切換弁94が左ロールポジションaに切り換えられると、供給通路95とオペレート通路97とが連通されるとともに、給排通路91と排出通路96とが連通される。油圧ポンプ93の吐出圧は、オペレート通路97を介してオペレートチェック弁92にパイロット圧として導かれるので、オペレートチェック弁92が開弁し、第1室75の作動油が給排通路91、排出通路96を通じてタンクTに戻される。これにより、油圧シリンダ71のピストン73が図4における上方に移動し、ブーム6が左ロール方向に回動する。なお、ニードル弁84は閉塞されているので、オペレート通路97から接続通路83に供給される作動油は、リリーフ弁86を開弁させタンクTに戻される。
方向切換弁94が右ロールポジションbに切り換えられると、排出通路96とオペレート通路97とが連通されるとともに、給排通路91と供給通路95とが連通される。油圧ポンプ93から吐出される作動油は、供給通路95と給排通路91とを通じて第1室75に流入する。これにより、油圧シリンダ71のピストン73が図4における下方に移動し、ブーム6が右ロール方向に回動する。
方向切換弁94が中立ポジションcに切り換えられると、供給通路95、排出通路96、オペレート通路97、及び給排通路91それぞれが連通し、作動油がタンクTに戻される。これにより、オペレートチェック弁92が閉弁するとともに、給排通路91を通じて第1室75に出入りする作動油が遮断される。よって、油圧シリンダ71におけるピストン73の移動が停止し、ブーム6の回動が停止する。
コントローラ(図示せず)は、ブーム6の傾斜角を検出するセンサ(図示せず)等から送信される検出信号に基づいて、ブーム6が水平方向に保持されるように方向切換弁94のソレノイドを駆動する。これにより、ブーム6が左右ロール方向に回動してブーム6のロール角が調整され、作業車1の姿勢変化にかかわらず常にブーム6を水平に保つことができる。
作業車1は作業時に圃場を走行しながら、散布装置100のブーム6のノズルから防除液を散布する。このとき、左右のブーム61、62は、油圧シリンダ71のストロークに応じて第1アキュムレータ77及び第2アキュムレータ78の蓄圧室77B、78Bのガス圧力が釣り合う位置にセンタリングされる。
例えば、作業車1が圃場の凹凸を乗り越えながら走行し、作業車1の姿勢がロール方向に変化する場合、油圧シリンダ71を介してロール台5にブーム6をロール方向に回動させようとする力が働く。このとき、ブーム6は慣性力によりその場にとどまろうとするので、油圧シリンダ71はブーム6の慣性力によって伸縮し、作業車1の傾きを吸収する。
油圧シリンダ71が作業車1の傾きを吸収しきれずに、第1アキュムレータ77及び第2アキュムレータ78の蓄圧室77B、78Bのガス圧力差による力がブーム6の慣性力を超えると、ブーム6がロールする。しかし、第1減衰バルブ81及び第2減衰バルブ82によってロール振動は速やかに減衰される。こうして、油圧シリンダ71が伸縮することにより作業車1からロール台5に働く力の変化が緩和されるため、ブーム6がロール方向に大きく回動することが抑えられ、ブーム6の先端部が圃場等に衝突することが防止される。
また、油圧シリンダ71が伸縮するのに伴って、第1アキュムレータ77及び第2アキュムレータ78に出入りする作動油の流れに対して、第1減衰バルブ81及び第2減衰バルブ82が抵抗を付与するので、ブーム6がロール方向に振動することが抑えられる。これにより、ブーム6のノズルから噴射される防除液を均一に散布することができる。
上述のように、ブーム6を水平方向に保持するセンタリング動作が継続して行われると、シールの経時劣化などによって第2室76の作動油が徐々にリークして第2室76の油量が低下する可能性がある。これにより、ブーム6が水平方向にある場合の第2室76の圧力が低下し、ばね定数が低下するので、油圧シリンダ71のセンタリング力が低下し、ピストン73やロッド74のシールの摺動時のフリクションの影響によりセンタリング位置のバラツキが大きくなる。
よって、作業前にブーム6を水平にセットしたとしても、作業中にブーム6が水平方向から傾斜してしまうので、防除液の散布にムラが生じやすくなる。
そこで、この場合、油圧シリンダ71の第2室76に対して作動油を補充する補充作業が行われる。
以下、作動油の補充作業について説明する。
初めに、作業車1を水平に駐車した上で、運転者が手動によってブーム6を水平方向に固定する。ブーム6の固定には、図5Aに示すような固定治具52が用いられる。また、固定治具52の代わりに、図5Bに示すような固定治具53を用いてもよい。
図5Aに示すように、運転者は、ロール台5が昇降台4と平行になるようにブーム6を回動させ、U字型の固定治具52を作業車1の前方からロール台5及び昇降台4に嵌め込むことで、ブーム6の回動を規制する。
また、図5Bに示すように、運転者は、ロール台5が昇降台4と平行になるようにブーム6を回動させ、ロール台5及び昇降台4を作業車1の前後方向に貫通するそれぞれの貫通孔(図示せず)を対向させ、ピン状の固定治具53を作業車1の前方からロール台5の貫通孔及び昇降台4の貫通孔に差し込むことで、ブーム6の回動を規制する。
次に、図4に戻って、ブーム6が水平方向に固定された状態で、方向切換弁94を左ロールポジションaに切り換えるとともにニードル弁84を開放させる。これにより、油圧ポンプ93からの吐出圧はオペレート通路97を介して接続通路83に導かれ、油圧シリンダ71の第2室76に作動油が補充される。接続通路83の圧力はリリーフ弁86が開弁する設定圧力に保持されるので、第2室76の圧力は設定圧力となる。
また、油圧ポンプ93の吐出圧がオペレート通路97を介してオペレートチェック弁92にパイロット圧として導かれるので、オペレートチェック弁92が開弁し、第1室75の作動油は給排通路91、排出通路96を通じてタンクTに戻される。
このとき、第2室76の圧力は、リークして減少した分の作動油が補充されることで設定圧力まで上昇するので、第1室75との間に差圧が生じる。この差圧によりピストン73は図4における上方に油圧力を受けるが、ロール台5の回動は固定治具52、53によって規制されているので、当該油圧力は固定治具52、53とロール台5及び昇降台4との接触部に作用し、ブーム6は回動しない。
続いて、ニードル弁84を閉塞させた後に方向切換弁94を中立ポジションcに切り換える。これで、第2室76の設定圧力への設定が完了する。その後、方向切換弁94を右ロールポジションbに切り換える。これにより、油圧ポンプ93から吐出される作動油は、供給通路95と給排通路91とを通じて第1室75に流入する。この場合、第1室75に流入する作動油の圧力は、リリーフ弁99の設定圧力を上限とする圧力であって、リリーフ弁86の設定圧力より高い圧力である。
その後、第1室75と第2室76との差圧が解消されたところで方向切換弁94を中立ポジションcに切り換える。これにより、第1室75と第2室76とは同圧であるので、固定治具52、53とロール台5及び昇降台4との接触部に作用していた油圧力が解除される。
なお、方向切換弁94を右ロールポジションbに切り換えた後、中立ポジションcに切り換えるタイミングは、予め設定された時間に基づいて決定してもよいし、運転者が固定治具52、53を引き抜く方向に力を作用させ固定治具52、53が外れた時に切り換えるようにしてもよい。
方向切換弁94が中立ポジションcに切り換えられた後、固定治具52、53を外すことで作動油の補充作業が完了する。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
方向切換弁94を左ロールポジションaに切り換えるとともにニードル弁84を開くことで、設定圧力に保持される接続通路83の作動油を第2室76に供給することができるので、油圧シリンダ71の封じ込めた側の油圧室である第2室76の油量がリークして減少しても容易に作動油を補充することができる。これにより、油圧シリンダ71のセンタリング力を回復させ、ピストン73の摺動時のフリクションの影響によるセンタリング位置のバラツキを抑制することができる。よって、作業中にブーム6が水平方向に保持されるので、ムラなく防除液を散布することができる。
さらに、方向切換弁94の切り換え及びニードル弁84の開放によってリークした第2室76の作動油を補充することができるので、従来のように油圧シリンダ71を分解して作動油を補充した後に油圧シリンダ71を再組立するといった作業を行う必要がない。よって、作動油の補充作業を簡素化することができる。
さらに、固定治具52、53によってブーム6を水平方向に固定した状態で作動油の補充作業を行うので、接続通路83の圧力を設定圧力に保持するだけで第2室76の圧力を設定圧力で満たすことができる。よって、作動油の補充作業を簡素化することができる。
さらに、設定圧力に保持される接続通路83の作動油を第2室76に供給した後、ニードル弁84を閉塞させた後に方向切換弁94を右ロールポジションbに切り換え、第1室75と第2室76との差圧が解消されたところで方向切換弁94を中立ポジションcに切り換える。これにより、第2室76に作動油が補充されて圧力が上昇したことにより第1室75との間に生じる差圧に応じて作用する油圧力によって、固定治具52、53の取り外しが困難となることを防止することができる。
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態では、作動油の補充作業時に固定治具52、53を用いない。さらに、リリーフ弁86の開弁圧が第1実施形態と異なる。その他の点は第1実施形態と同一である。
リリーフ弁86の開弁圧は、油圧シリンダ71が第1室75側のストローク端から半分だけ第2室76側にストロークした場合における第2室76の圧力上昇分だけ、第1実施形態の設定圧力より低い初期設定圧力に設定される。
以下に、第1実施形態と異なる作動油の補充作業について説明する。
初めに、作業車1を水平に駐車した上で、ブーム6が作業車1の側方に沿って前後方向に延在するようにブーム6を折り畳んで格納する。ブーム6の格納は、運転者が手動によって行ってもよいし、操作スイッチから送信される信号に基づいてブーム6を格納させるアクチュエータにコントローラが指令を送信するようにしてもよい。
次に、方向切換弁94を左ロールポジションaに切り換えるとともにニードル弁84を開放させる。これにより、油圧ポンプ93からの吐出圧はオペレート通路97を介して接続通路83に導かれ、さらに接続通路83から第2室76へと導かれる。また、油圧ポンプ93の吐出圧がオペレート通路97を介してオペレートチェック弁92にパイロット圧として導かれるので、オペレートチェック弁92が開弁し、第1室75の作動油は給排通路91、排出通路96を通じてタンクTに戻される。
ブーム6の回動は固定されていないので、第2室76の圧力の上昇に伴ってピストン73が図4における上方に移動して、ブーム6が左ロール方向に回動する。ピストン73が第1室75側のストローク端まで移動すると、ブーム6の回動は停止し、第2室76はリリーフ弁86の開弁圧である初期設定圧力で満たされる。
この状態でニードル弁84を閉じる。これにより、第2室76は初期設定圧力に保持される。続いて、方向切換弁94を右ロールポジションbに切り換える。これにより、油圧ポンプ93からの吐出圧が給排通路91を介して第1室75に導かれ、ピストン73が第2室76を圧縮しながら図4における下方に移動する。これに伴って、ブーム6が右ロール方向に回動する。
運転者は、ブーム6が水平になったところで方向切換弁94を中立ポジションcに切り換える。以上の動作により、油圧シリンダ71が第1室75側のストローク端から半分だけ第2室76側にストロークするので、第2室76の圧力は、このストロークによる第2室76の圧力上昇分だけ初期設定圧力より上昇して設定圧力となり、作動油の補充作業が完了する。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
固定治具52、53を用いることなくブーム6を回動させながら第2室76に作動油を補充する。この際、第2室76を予め設定圧力より低い初期設定圧力で満たしておき、その後、第1室75に作動油圧を供給することで第2室76が設定圧力となるように補充作業が行われる。これにより、油圧シリンダ71の封じ込めた側の油圧室である第2室76の油量がリークして減少しても容易に作動油を補充することができる。これにより、油圧シリンダ71のセンタリング力を回復させ、ピストン73の摺動時のフリクションの影響によるセンタリング位置のバラツキを抑制することができる。よって、作業中にブーム6が水平方向に保持されるので、ムラなく防除液を散布することができる。
さらに、ブーム6を治具等で固定して補充作業を行う場合には、第1室75と第2室76との差圧によって治具等が外れてブーム6が予期せず回動する可能性があるが、本実施形態では、敢えてブーム6を回動させながら補充作業を行うので、作動油の補充作業時の安全性をより確実に確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、電磁式の方向切換弁94を例示したが、運転者のレバー操作に基づいてポジションが切り換わる機械式の方向切換弁を用いてもよい。
1 作業車
6 ブーム
7 ブーム制振装置
52 固定治具(治具)
53 固定治具(治具)
71 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
75 第1室(一方室)
76 第2室(他方室)
77 第1アキュムレータ(第1蓄圧器)
78 第2アキュムレータ(第2蓄圧器)
83 接続通路
84 ニードル弁(開閉弁)
85 リリーフ通路
86 リリーフ弁
92 オペレートチェック弁
94 方向切換弁(切換弁)
97 オペレート通路(パイロット通路)
100 散布装置

Claims (5)

  1. 作業車のロール方向に回動可能なブームの振動を抑制するブーム制振装置であって、
    前記作業車と前記ブームとに連結され、前記ブームが前記作業車のロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する流体圧シリンダと、
    前記流体圧シリンダの一方室を加圧するとともに前記流体圧シリンダの伸縮作動に伴って作動流体が出入りする第1蓄圧器と、
    前記流体圧シリンダの他方室を加圧するとともに前記流体圧シリンダの伸縮作動に伴って作動流体が出入りする第2蓄圧器と、
    前記一方室に対して作動流体を供給する供給位置と、前記一方室から作動流体を排出する排出位置と、を切り換え可能な切換弁と、
    前記切換弁と前記一方室とを接続する給排通路に介装され、前記切換弁が前記供給位置にある場合に前記切換弁から前記一方室への作動流体の流れのみを許容し、前記切換弁が前記排出位置にある場合に前記切換弁からパイロット通路を介して供給される作動流体圧をパイロット圧として前記一方室から前記切換弁への作動流体の流れを許容するオペレートチェック弁と、
    前記パイロット通路と前記他方室とを接続する接続通路を開閉可能な開閉弁と、
    前記接続通路における前記パイロット通路と前記開閉弁との間から分岐するリリーフ通路に介装され、前記切換弁が前記排出位置にある場合に前記接続通路の作動流体圧を設定圧力に保持するリリーフ弁と、
    を備え、
    前記切換弁を前記排出位置に切り換えるとともに前記開閉弁を開くことで、設定圧力に保持される前記接続通路の作動流体を前記他方室に供給する、
    ことを特徴とするブーム制振装置。
  2. 前記作業車に対する前記ブームの回動を規制することで前記ブームを水平方向に固定する治具によって前記ブームの回動を規制した状態で、前記切換弁を前記排出位置に切り換えるとともに前記開閉弁を開くことで、前記設定圧力に保持される前記接続通路の作動流体を前記他方室に供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブーム制振装置。
  3. 前記設定圧力に保持される前記接続通路の作動流体を前記他方室に供給した後、前記開閉弁を閉じるとともに前記切換弁を前記供給位置に切り換えることで、前記一方室と前記他方室との差圧が解消するまで前記一方室に作動流体を供給する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のブーム制振装置。
  4. 前記リリーフ弁は、前記接続通路の作動流体圧を、前記流体圧シリンダが前記一方室側のストローク端から半分だけストロークした場合における前記他方室の圧力上昇分だけ前記設定圧力より低い初期設定圧力に保持し、
    前記切換弁を前記排出位置に切り換えるとともに前記開閉弁を開くことで、前記初期設定圧力に保持される前記接続通路の作動流体を前記他方室に供給して前記流体圧シリンダを前記一方室側のストローク端までストロークさせた後、前記開閉弁を閉じるとともに前記切換弁を前記供給位置に切り換えることで、前記流体圧シリンダが前記ストローク端から半分だけストロークして前記ブームが水平になるまで前記一方室に作動流体を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブーム制振装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のブーム制振装置を備えて防除液を散布する散布装置。
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