JP6646613B2 - ブームスプレーヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ブームスプレーヤに関する。
従来、機体の前部に配置され水平方向に延びるセンターブームと、センターブームの両端部に一軸を支点としてそれぞれ回動可能に連結され、センターブームと直線状に左右方向に並ぶ開位置と、センターブームに対して回動され機体の側方へ折り畳まれる閉位置とにそれぞれ移動可能なサイドブームと、サイドブームを回動させて開位置と閉位置とに位置させる開閉装置と、を備えたブームスプレーヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このブームスプレーヤの開閉装置は、センターブームに固定された固定子(伸縮装置88)及び固定子に対して進退しセンターブームに対して交差するように伸びる移動子(伸縮装置89)を有するアクチュエータと、一端がセンターブームに回動可能に連結され他端が移動子の端部に回動可能に連結されたアームと、アームに固定された当接部材と、当接部材を貫通するように配置されたボルトと、ボルトの頭部と当接部材との間に重ねられた複数の皿バネと、ボルトの雄螺子に螺合し締め込まれて当接部材に当接するナットと、サイドブームの端部側と移動子の端部且つアームの他端との間に介装されたコイルスプリングと、サイドブームの端部から突出するストッパと、を備えている。そして、特許文献1にあっては、移動子が伸長するとアームが回動しサイドブームが90°回動して閉位置に位置し、一方、移動子が後退しアームが反対側へ回動してサイドブームが90°回動しセンターブームと直線状に並ぶ開位置に位置すると、サイドブームのストッパがボルト頭部に当接し、アームが、センターブームに設けられたストッパ体に当接するようになっている。
特開2000−176338号公報
ここで、センターブーム及びサイドブームが直線状に並んだ状態で、立木等の障害物による外力をサイドブームが受け後方へ回動し、その後、コイルスプリングの付勢力により元の位置に戻る際には、サイドブームのストッパがボルトの頭部に当接し、当該ボルトの頭部と当接部材との間の複数の皿バネにより、サイドブームの衝撃を緩衝するとされているが、サイドブームのストッパとボルトの頭部とが直接当接するため、サイドブームが劣化及び破損する虞がある。また、このようにセンターブーム及びサイドブームが直線状に並ぶ際には、移動子に連結されたアームとセンターブームのストッパ体とが当接するため、アクチュエータが劣化及び破損する虞がある。また、サイドブームを開位置と閉位置との間で移動させる際に、アームの回動領域を確保すると共に、センターブームに交差し前方へ伸びる移動子の伸長領域を確保する必要があり、開閉機能を達成するためのある程度の空間が必要になるといった問題もある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、サイドブーム、アクチュエータの劣化及び破損を防止できると共に、開閉機能を達成する空間がコンパクトになるブームスプレーヤを提供することを目的とする。
本発明によるブームスプレーヤ(100)は、機体(3)の前部に配置され水平方向に延びるセンターブーム(10)と、センターブーム(10)の両端部に一軸(30)を支点としてそれぞれ回動可能に連結され、センターブーム(10)と直線状に左右方向に並ぶ開位置と、センターブーム(10)に対して回動され機体(3)の側方へ折り畳まれる閉位置とにそれぞれ移動可能なサイドブーム(11)と、サイドブーム(11)を回動させて開位置と閉位置とに位置させる開閉装置(20)と、を備えたブームスプレーヤ(100)であって、開閉装置(20)は、固定子(31)及び固定子(31)に対して進退する移動子(32)を有しセンターブーム(10)の長手方向に沿うようにセンターブーム(10)の端部側に配置されたアクチュエータ(19)と、センターブーム(10)の長手方向に沿いアクチュエータ(19)側へ延びるように配置されたシャフト(34)と、センターブーム(10)に設けられ、シャフト(34)が挿入され当該シャフト(34)を支持する支持部(35)と、シャフト(34)のアクチュエータ(19)寄りの一端側(36)と支持部(35)との間に介装された第1のスプリング(37)と、シャフト(34)の他端側(38)と支持部(35)との間に介装された第2のスプリング(39)と、を備え、シャフト(34)の一端側(36)は、移動子(32)の端部又は固定子(31)の端部(33)の何れか一方に、一軸(30)と平行な第1軸(48)を支点として回動可能に連結され、移動子(32)の端部又は固定子(31)の端部(33)の他方は、サイドブーム(11)に、一軸(30)と平行な第2軸(50)を支点として回動可能に連結されたことを特徴としている。
このようなブームスプレーヤ(100)によれば、サイドブーム(11)が開位置に位置している状態で、ブームスプレーヤ(100)の発進や停止、悪路等の走行によりサイドブーム(11)に前後方向の慣性力が働いた場合、センターブーム(10)の支持部(35)に支持されたシャフト(34)が軸線方向に移動し、サイドブーム(11)の後方への慣性力は、シャフト(34)の一端側(36)と支持部(35)との間の第1のスプリング(37)により緩衝され、前方への慣性力は、シャフト(34)の他端側(38)と支持部(35)との間の第2のスプリング(39)により緩衝される。また、進行方向に走行中(前進している際)に、サイドブーム(11)に立木等の障害物が衝突すると、シャフト(34)の軸線方向他端側への移動により第1のスプリング(37)が圧縮され撓みながら、サイドブーム(11)は一軸(30)を支点として後方へ回動し、第1のスプリング(37)が外力を緩衝する。そして、サイドブーム(11)が開位置に戻った時の前後方向への振れは、上記慣性力と同様に第1のスプリング(37)及び第2のスプリング(39)により緩衝される。このように、サイドブーム(11)が開位置に位置している状態において慣性力や外力や振れを緩衝でき、その結果、サイドブーム(11)、アクチュエータ(19)の劣化、破損を防止できると共に、障害物を保護できる。また、開閉装置(20)の構成部品が直線状に並ぶ構成のため、組み立てが容易である。また、このように、開閉装置(20)の構成部品が直線状に並ぶと共に、従来技術のアームの回動領域やセンターブームに交差し前方へ伸びる移動子の伸長領域の確保が不要なため、開閉機能を達成する空間がコンパクトになる。
ここで、サイドブーム(11)に設けられたサイドブームストッパ(27)と、センターブーム(10)に設けられ、サイドブーム(11)が閉位置に位置したときに、サイドブームストッパ(27)が当接し、サイドブーム(11)のそれ以上の回動を阻止するセンターブームストッパ(28)と、を備えていると、ストッパ(27,28)同士が当接した状態で、アクチュエータ(19)の移動子(32)の残りのストロークを縮めた場合、第2のスプリング(39)が縮められながらシャフト(34)が移動子(32)の端部側へ、残りのストローク分移動する。このため、ストッパ(27,28)同士が当接した状態において残りのストロークを縮めてもアクチュエータ(19)に衝撃荷重が作用しないようになっている。
このように本発明によれば、サイドブーム、アクチュエータの劣化及び破損を防止できると共に、組み立てが容易であり、加えて、開閉機能を達成する空間がコンパクトになるブームスプレーヤを提供できる。
本発明の実施形態に係るブームスプレーヤを上方斜め前方から見た斜視図である。 図1中の開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を拡大して示す斜視図である。 図1及び図2中の開閉装置のアクチュエータを除く部分を示す一部断面図である。 サイドブームが閉位置に位置した状態において開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を上方から見た図であり、開閉装置の動作を説明するための図である。 サイドブームが開位置に位置した状態において開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を上方から見た図であり、開閉装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明に係るブームスプレーヤの好適な実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るブームスプレーヤを上方斜め前方から見た斜視図、図2は、開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を拡大して示す斜視図、図3は、開閉装置のアクチュエータを除く部分を示す一部断面図、図4は、サイドブームが閉位置に位置した状態において開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を上方から見た図であり、開閉装置の動作を説明するための図、図5は、サイドブームが開位置に位置した状態において開閉装置及びセンターブームの端部並びにサイドブームの端部を上方から見た図であり、開閉装置の動作を説明するための図である。
図1に示すように、乗用管理機としてのブームスプレーヤ100は自走式であり、車両1と、車両1から薬液を噴霧するためのブームノズル装置2と、を備えている。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」は、ブームスプレーヤ100を基準とした方向とする。
車両1は、前後方向に長い略矩形状の機体(フレーム)としての車体フレーム3を備える。車体フレーム3の前後方向に直交する左右方向の両側下方には、車体フレーム3を走行可能とする走行装置4が設けられている。また、車体フレーム3上の前部には運転席5が配置され、後部にはエンジンルーム6が配置されており、運転席5とエンジンルーム6との間には、薬液を貯留する薬液タンク7が配置される。
走行装置4は、走行ホイールとクローラ15と、を備える。走行ホイールは、車体フレーム3の後部でエンジンルーム6の下方且つ左右方向両側にそれぞれ配置されたスプロケットホイール(駆動輪:駆動ホイール)16、車体フレーム3の前部で運転席5の下方且つ左右方向両側にそれぞれ配置されたアイドラーホイール(遊動輪:誘導輪)17、地面側の複数のロードホイール(走行転輪)18を有する。これらのホイール16〜18は、車体フレーム3側に回転可能に支持され、ホイール16〜18にクローラ15が掛け回される。この走行装置4は、エンジンルーム6のエンジンの駆動により走行可能となっている。
車体フレーム3の前端部には、4節リンク装置8が前方に延びるように設置されている。ブームノズル装置2は、4節リンク装置8を介して、車体フレーム3によって支持されている。この4節リンク装置8がアクチュエータとしての電動油圧シリンダ9の伸縮動作により作動されることで、4節リンク装置8の前側リンクに固定されたブームノズル装置2のセンターブーム10が昇降移動されるようになっている。これにより、ブームノズル装置2の上下方向の位置が調節される。
ブームノズル装置2のセンターブーム10は、水平方向に延び車体フレーム3の左右方向に延びている。センターブーム10の左右両端部には、サイドブーム11,11がそれぞれ連結されている。サイドブーム11,11は、センターブーム10の両端部に位置する一軸としての回動中心軸30(図2参照)を軸心として、センターブーム10に対して回動可能である。センターブーム10及び各サイドブーム11には、それぞれノズルパイプ12が取り付けられており、各ノズルパイプ12には、薬液噴霧用のノズル13が長手方向に沿って複数設けられている。
各サイドブーム11は、アクチュエータ19を含む開閉装置20(図2参照)によりそれぞれ駆動され、薬液噴霧を行わないときには、図示のように折り畳まれて閉位置に位置し、車両1に対して側方位置に斜め後ろ上がりの状態で格納される。薬液噴霧を行うときには、サイドブーム11,11は回動しセンターブーム10に対して直線状をなすように広げられ開位置に位置する(図5参照)。
ここで、センターブーム10とサイドブーム11との連結構造及び開閉装置20ついて具体的に説明する。
先ず、センターブーム10とサイドブーム11との連結構造について説明する。図2に示すように、センターブーム10の端部には、断面コの字状のセンターブームブラケット21が固定される。センターブームブラケット21は、断面コの字状の中央部22がセンターブーム10の端部に固定されると共に、中央部22の両端から直角に側部23がそれぞれ突出して互いに対向し、前後方向に開放される配置となっている。
サイドブーム11の端部にも、断面コの字状のサイドブームブラケット24が固定される。このサイドブームブラケット24も、センターブームブラケット21と同様に、中央部25及び側部26,26を備える。サイドブームブラケット24は、図5に示すように、サイドブーム11が開位置に位置した状態で、センターブームブラケット21と概ね向き合い、センターブームブラケット21の中央部22とサイドブームブラケット24の中央部25が平行になると共に、前後方向(図示上下方向)に開放されるように配設される。
これらのセンターブームブラケット21とサイドブームブラケット24は、図2に示すように、上記回動中心軸30を介して連結され、センターブーム10に対しサイドブーム11が回動中心軸30を支点として回動可能となっている。そして、サイドブームブラケット24の上側の側部26のうち、アクチュエータ19寄り且つセンターブーム10寄りの端部(図4の左下側の端部、図5の左上側の端部)27が、後述するセンターブームストッパ28に当接するサイドブームストッパとされている。
センターブーム10の端部上面の後部には、当該後部よりさらに後方へ突出すると共に上方へ突出し、センターブームブラケット21の中央部22に当接するセンターブームストッパ28が設けられる(図4及び図5参照)。このセンターブームストッパ28は、平板状に構成され、サイドブーム11が図2に示す閉位置に位置したときに、サイドブームストッパ27が当接し、サイドブーム11のそれ以上の回動を阻止するためのものである。
開閉装置20は、センターブーム10の後方に配置されており、サイドブーム11を回動させて開位置と閉位置とに移動させるためのアクチュエータ19と、アクチュエータ19やサイドブーム11に作用する力を緩衝するための緩衝装置29と、を概略備える。
アクチュエータ19は、固定子31と、当該固定子31に対して進退(伸長/後退)する移動子32を有するものであり、ここでは、特に好ましいとして、電動油圧シリンダが採用されているが、他のものであっても良い。アクチュエータ19は、センターブーム10の長手方向に沿うと共に端部側に配置される。そして、固定子31の端部33が、サイドブーム11の裏面側に連結される(詳しくは後述)。
緩衝装置29は、図2及び図3に示すように、センターブーム10の長手方向に沿いアクチュエータ19側へ延びるように配置されたシャフト34(図3参照)と、センターブーム10に設けられ、シャフト34が挿入され当該シャフト34を支持する支持部35と、シャフト34のアクチュエータ19寄りの一端側36と支持部35との間に介装された安全スプリング(コイルスプリング:第1のスプリング)37と、シャフト34の他端側38と支持部35との間に介装されたダンパスプリング(コイルスプリング:第2のスプリング)39と、を備える。
具体的には、図3に示すように、シャフト34の両端側には、雄螺子40,41がそれぞれ設けられており、一端側36の雄螺子40にはストローク調整金具42の雌螺子43が螺子込まれ固定されている。この固定位置は、アクチュエータ19の移動子32が最大限伸びたときに、センターブーム10とサイドブーム11,11が直線状をなすような位置となっている。ストローク調整金具42の支持部35側には、シャフト34に外挿されると共に安全スプリング37に内挿された円筒状のスペーサ44が配置される。スペーサ44の一端側には、ストローク調整金具42にナット45を介して当接する鍔部46が設けられ、この鍔部46と支持部35との間に上記安全スプリング37が配置される。シャフト34の他端側38の雄螺子41にはナット47が螺子込まれて固定されており、このナット47側と支持部35との間に上記ダンパスプリング39が配置される。
シャフト34の一端側36を構成するストローク調整金具42は、図2に示すように、移動子32の端部に対して、回動中心軸30と平行な第1軸48を介して連結され、当該第1軸48を支点としてストローク調整金具42と移動子32の端部とが回動可能となっている。また、固定子31の端部33は、サイドブーム11の裏面のブラケット49に対して、回動中心軸30と平行な第2軸50を介して連結され、当該第2軸50を支点として固定子31の端部33とサイドブーム11とが回動可能となっている。そして、シャフト34、スプリング37,39、移動子32、固定子31等がセンターブーム10の長手方向に沿って直線状に並ぶように配置されている。
このようなブームスプレーヤ100にあっては、非作業時には、図1、図2及び図4に示すように、サイドブーム11は、センターブーム10に対して約90°回動した閉位置に位置し折り畳まれ格納されている。
作業時になると、開閉装置20のアクチュエータ19が駆動されて移動子32が伸長(前進)し、図5に示すように、サイドブーム11は回動中心軸30を支点として矢印Aで示すように回動して開位置に位置し、センターブーム10と左右方向に並び当該センターブーム10に対して直線状をなすように広げられた状態となる。この状態で、走行しながら、図1に示すエンジンルーム6の動力噴霧器が駆動され、薬液タンク7の薬液はノズルパイプ12へ供給され、ノズル13から薬液が噴霧される。なお、図4及び図5においては、ノズル13は省略されている。
特に、本実施形態にあっては、サイドブーム11が、図5に示す開位置に位置している状態で、ブームスプレーヤ100の発進や停止、悪路等の走行によりサイドブーム11に矢印Bで示す前後方向の慣性力が働いた場合、センターブーム10の支持部35に支持されたシャフト34が軸線方向に移動し、サイドブーム11の後方への慣性力は、シャフト34の一端側36と支持部35との間の安全スプリング37により緩衝され、前方への慣性力は、シャフト34の他端側38と支持部35との間のダンパスプリング39により緩衝される。
また、進行方向に走行中(前進している際)に、サイドブーム11に立木等の障害物が衝突する外力が作用すると、シャフト34の軸線方向他端側への移動により安全スプリング37が圧縮され撓みながら、サイドブーム11は回動中心軸30を支点として後方へ回動し、安全スプリング37が衝突力を緩衝する。そして、サイドブーム11が開位置に戻った時の前後方向への振れは、上記慣性力と同様に安全スプリング37及びダンパスプリング39により緩衝される。
このように、本実施形態によれば、サイドブーム11が開位置に位置している状態において慣性力や外力や振れを緩衝でき、その結果、サイドブーム11、アクチュエータ19の劣化及び破損を防止できると共に、障害物を保護できる。
また、本実施形態によれば、開閉装置20の構成部品が直線状に並ぶ構成のため、組み立てが容易である。また、このように、開閉装置20の構成部品が直線状に並ぶと共に、従来技術のアームの回動領域やセンターブームに交差し前方へ伸びる移動子の伸長領域の確保が不要なため、開閉機能を達成する空間がコンパクトになっている。
そして、作業が終了すると、開閉装置20のアクチュエータ19が駆動されて移動子32が後退し、図4に示すように、サイドブーム11は回動中心軸30を支点として矢印Cで示すように回動し、図2及び図4に示すように、サイドブーム11のサイドブームストッパ27がセンターブーム10のセンターブームストッパ28に当接し、サイドブーム111は閉位置に位置する。
このようなストッパ27,28同士が当接した状態で、アクチュエータ19の移動子32の残りのストロークを縮めた場合、ダンパスプリング39が縮められながらシャフト34が移動子32の端部側へ、残りのストローク分移動する。このため、ストッパ27,28同士が当接した状態において残りのストロークを縮めてもアクチュエータ19に衝撃荷重が作用しないようになっている。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、特に好ましいとして、安全スプリング37、ダンパスプリング39としてコイルスプリングを用いているが、例えば皿バネ等の他のスプリングを用いても良い。
また、上記実施形態においては、走行装置4を、スプロケットホイール16、アイドラーホイール17等の走行ホイールにクローラ15を掛け回すタイプとしているが、走行ホイールを前後輪として走行するタイプに対しても適用可能である。
また、上記実施形態においては、シャフト34の一端側36と移動子32の端部とを第1軸48を支点として回動可能に連結すると共に、固定子31の端部33とサイドブーム11とを第2軸50を支点として回動可能に連結したが、これとは逆に、シャフト34の一端側36と固定子31の端部33とを第1軸48を支点として回動可能に連結すると共に、移動子32の端部とサイドブーム11とを第2軸50を支点として回動可能に連結するように構成することも可能であり、このように構成しても上記実施形態と同様な作用・効果を奏する。
また、本発明は、例えばトラクタ等に搭載されるタイプのブームスプレーヤに対しても適用可能である。
3…車体フレーム(機体)、10…センターブーム、11…サイドブーム、19…アクチュエータ、20…開閉装置、27…サイドブームストッパ、28…センターブームストッパ、30…回動中心軸(一軸)、31…固定子、32…移動子、33…固定子の端部、34…シャフト、35…支持部、36…シャフト一端側、37…安全スプリング(第1のスプリング)、38…シャフト他端側、39…ダンパスプリング(第2のスプリング)、48…第1軸、50…第2軸、100…ブームスプレーヤ。

Claims (2)

  1. 機体(3)の前部に配置され水平方向に延びるセンターブーム(10)と、前記センターブーム(10)の両端部に一軸(30)を支点としてそれぞれ回動可能に連結され、前記センターブーム(10)と直線状に左右方向に並ぶ開位置と、前記センターブーム(10)に対して回動され前記機体(3)の側方へ折り畳まれる閉位置とにそれぞれ移動可能なサイドブーム(11)と、前記サイドブーム(11)を回動させて前記開位置と前記閉位置とに位置させる開閉装置(20)と、を備えたブームスプレーヤ(100)であって、
    前記開閉装置(20)は、
    固定子(31)及び前記固定子(31)に対して進退する移動子(32)を有し前記センターブーム(10)の長手方向に沿うように前記センターブーム(10)の端部側に配置されたアクチュエータ(19)と、
    前記センターブーム(10)の長手方向に沿い前記アクチュエータ(19)側へ延びるように配置されたシャフト(34)と、
    前記センターブーム(10)に設けられ、前記シャフト(34)が挿入され当該シャフト(34)を支持する支持部(35)と、
    前記シャフト(34)の前記アクチュエータ(19)寄りの一端側(36)と前記支持部(35)との間に介装された第1のスプリング(37)と、
    前記シャフト(34)の他端側(38)と前記支持部(35)との間に介装された第2のスプリング(39)と、を備え、
    前記シャフト(34)の前記一端側(36)は、前記移動子(32)の端部又は前記固定子(31)の端部(33)の何れか一方に、前記一軸(30)と平行な第1軸(48)を支点として回動可能に連結され、
    前記移動子(32)の端部又は前記固定子(31)の端部(33)の他方は、前記サイドブーム(11)に、前記一軸(30)と平行な第2軸(50)を支点として回動可能に連結されたことを特徴とするブームスプレーヤ(100)。
  2. 前記サイドブーム(11)に設けられたサイドブームストッパ(27)と、
    前記センターブーム(10)に設けられ、前記サイドブーム(11)が前記閉位置に位置したときに、前記サイドブームストッパ(27)が当接し、前記サイドブーム(11)のそれ以上の回動を阻止するセンターブームストッパ(28)と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のブームスプレーヤ(100)。
JP2017075337A 2017-04-05 2017-04-05 ブームスプレーヤ Active JP6646613B2 (ja)

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