JP2014127649A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
【選択図】図1
Description
まず、特開平5−198562号公報の知見を活かし、再配線上に酸化銅層を形成させる手法の検討を行った。しかしながら、再配線上に酸化銅層を形成させた場合でも、再配線と絶縁層との接着性を向上しつつ、パターン開口部の残渣の発生を十分に低減する点では改善の余地があることが判明した。
本発明者らは、上記の現象が生じる要因を究明すべく、酸化銅層の形成プロセス状況を種々検討した結果、形成された酸化銅層の厚さが、接着性と残渣の発生に影響することを見出した。そこで、それまでの知見から酸化銅層の厚さが35nm以下であれば、残渣の発生を十分低減し、接着性を向上できると推察した。
しかしながら、検討の結果、形成された酸化銅層の厚さが35nm以下であっても、厚さが薄すぎると上記課題を解決できない場合があることが判明した。
そこで、再度の検討の結果、再配線上に特定の厚さの酸化銅を形成することで、再配線と絶縁層の密着性が改善でき、パターン開口部の残渣が低減できることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下の半導体装置等が提供される。
1.再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
2.前記酸化銅層の平均厚さが3〜20nmである1に記載の半導体装置。
3.前記再配線の主成分が銅である1又は2に記載の半導体装置。
4.前記絶縁層が、下記式(1)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
5.前記絶縁層が、下記式(2)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
6.再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して前記再配線上に酸化銅層を形成する工程と、前記酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
7.前記酸化銅層を形成する工程の前に、前記再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する工程を含む6に記載の半導体装置の製造方法。
8.前記酸化銅を形成する工程における加熱時間が1〜5分である6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
本発明の半導体装置は、再配線を有する基板と、再配線の上(上方)にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む。また、再配線の表面には酸化銅層が形成され、酸化銅層の平均厚さは3〜35nmである。
尚、上記の厚さの酸化銅であれば、外部との接続時の電気的な導通を妨げることはない。
再配線の厚さは特に制限はないが、15μm以下であることが好ましく、10um以下であることがより好ましく、6μm以下であることがさらに好ましい。再配線の厚さの下限値に特に制限はないが、0.01μm以上であることが好ましい。
酸化銅層の平均厚さは3〜30nmであることがより好ましく、3〜20nmであることがさらに好ましく、3〜15nmであることが特に好ましく、5〜15nmであることが最も好ましい。
電子ビーム:5kV,10nA ビームサイズ=0.05μm
イオンビーム:Ar,3kV,スパッター速度=4.6nm/分(SiO2の場合)
測定箇所:150μm×150μmの範囲を面で分析する。
酸化銅層において、通常、表面から厚さ方向内部に向かって酸素濃度は徐々に低くなる。本発明において、酸素濃度が10%となるときの表面からの厚さを、酸化銅層の平均厚さとする。
AES測定により得られるプロットの概略図の一例を図1に示す。この場合、酸素濃度が10%となるときの厚さ(Sputter Depth)が3.3nmであるため、酸化銅層の平均厚さは3.3nmである。
絶縁層の厚さに特に制限はないが、塗布性の観点から1〜15μmであることが好ましく、2〜10μmであることがより好ましく、3〜7μmであることがさらに好ましい。
シリコン基板10上には集積回路(図示せず)が設けられ、アルミニウム系金属からなる接続パッド11が集積回路に接続されるように形成されている。この上に絶縁層20及び表面保護膜層30が設けられ、露出により設けられたパッド11部分に再配線40が形成されている。
以下、本発明に用いることができる感光性樹脂組成物の各成分について説明する。
(1)ポリベンゾオキサゾール前駆体
ポリベンゾオキサゾール前駆体(ポリヒドロキシアミド)は、好ましくは、下記式(1)で表される。
式(1)におけるヒドロキシ基を含有するアミドユニットは、硬化時の脱水閉環により、最終的には耐熱性、機械特性、電気特性に優れるオキサゾール体に変換される。
具体的には、ジカルボン酸誘導体をジハライド誘導体に変換後、ジアミン類と反応を行うことにより合成できる。ジハライド誘導体としては、ジクロリド誘導体が好ましい。
反応溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼン等が使用できる。
反応温度は、−10〜70℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
脱ハロゲン化水素剤としては、通常、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基が使用される。
また、有機溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等が使用できる。
反応温度は、−10〜30℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
また、Uで表される4価の有機基は、ポリベンゾオキサゾール前駆体であるために、一般に、ジカルボン酸と反応してポリアミド構造を形成する2個のヒドロキシ基と2個のアミノ基をそれぞれ芳香環上に有し、ヒドロキシ基とアミノ基がオルト位に位置した構造を2組有するジアミンの残基である。
この場合、以下のようなジアミン類を用いることができる。例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、ベンジシン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン等の芳香族ジアミン化合物が挙げられる。
さらに、これらの他にも、シリコーン基の入ったジアミンとして、LP−7100、X−22−161AS、X−22−161A、X−22−161B、X−22−161C及びX−22−161E(いずれも信越化学工業株式会社製、商品名)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
2価の芳香族基としては、2個の結合部位がいずれも芳香環上に存在するものが好ましい。
また、パターン開口部の残渣をより抑制する観点から、Vは2つ以上の芳香族環を含む炭素数6〜40の2価の芳香族基又は炭素数6〜30の脂肪族直鎖構造を有する2価の有機基であることが好ましい。さらに、熱硬化する際の温度を280℃以下と低くしても、硬化膜の耐熱性及び機械特性が十分に得られる観点から、Vが炭素数6〜30の脂肪族直鎖構造を有する2価の有機基であることが好ましい。
R1、R2の有機基としては、水素、炭素数1〜6の脂肪族基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)等が挙げられる。R1及びR2が水素であることが好ましい。
上記の感光性樹脂組成物は、光の照射を受けて酸を発生する化合物(以下、光酸発生剤ともいう)を含有していてもよい。光酸発生剤は、光の照射部のアルカリ水溶液への可溶性を増大させる機能を有するものである。
光酸発生剤としては、ジアゾナフトキノン、アリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩等が挙げられ、中でもジアゾナフトキノンは感度が高く好ましいものとして挙げられる。
o−キノンジアジドスルホニルクロリド類としては、例えば、ベンゾキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド等が使用できる。
上記の感光性樹脂組成物は、熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋又は重合し得る化合物(以下、架橋剤ともいう)を含有していてもよい。
架橋剤は、上記のポリベンゾオキサゾール前駆体と効率よく架橋反応をする置換基を有するものが好ましい。架橋剤の架橋しうる温度としては、感光性樹脂組成物が塗布、乾燥、露光、現像の各工程で架橋が進行しないように、150℃以上であることが好ましい。架橋剤はポリベンゾオキサゾール前駆体の末端基と架橋するが、これと併せて分子間で重合するような化合物であってもよい。中でも、下記式(3)に挙げられるものが、220℃以下の低温で硬化した際でも膜物性の落ち込みが小さく、膜の物性に優れ、より好ましい。
上記の感光性樹脂組成物には、通常、溶剤が含まれ、上記各成分が溶解又は分散している。溶剤は特に制限はなく、γ−ブチロラクトン(BLO)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、N−メチルピロリドン(NMP)、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、アルコール等が使用できる。上記溶剤の使用量は、特に制限されないが、好ましくは固形分(溶剤以外の成分)が5〜50重量%となるように使用する。
本発明の半導体装置の製造方法は、再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して再配線上に酸化銅層を形成する工程と、酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む。
本発明の一実施形態である半導体装置の断面図を図2に示す。
集積回路(図示せず)が設けられたシリコン基板10上に、アルミニウム系金属からなる接続パッド11を集積回路に接続するように形成する。この上に絶縁層20を形成し、パッド11部分を開口させる。次に、表面保護膜層30を塗布し、露光、現像工程により、パッド11部分を露出する。次に、スパッターやめっき等により再配線40を形成する。
再配線40の表面には、通常、酸化皮膜が形成されているため、好ましくは、酸化銅層41を形成する前に、再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する。
従って、再配線40表面の酸化皮膜を一度除去した後、適正な厚さの酸化銅層41を形成する、即ち、厚さを制御して酸化銅層41を用いることが好ましい。
加熱温度は、好ましくは140〜160℃であり、加熱時間は、好ましくは1〜5分である。
パターン樹脂膜を加熱硬化することで、パターン硬化膜を形成できる。加熱硬化は、160〜400℃で行なうことが好ましく、例えば、石英チューブ炉、ホットプレート、縦型拡散炉、赤外線硬化炉及びマイクロ波硬化炉等の装置を用いることができる。
合成例1
撹拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸15.48g(60mmol)、N−メチルピロリドン90gを仕込み、フラスコを5℃に冷却した。その後、塩化チオニル23.9g(120mmol)を滴下し、30分間反応させて、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸ジクロリドの溶液を得た。
測定装置:検出器 株式会社日立製作所社製L4000UV
ポンプ:株式会社日立製作所社製L6000
記録計:株式会社島津製作所社製C−R4A Chromatopac
測定条件:カラム Gelpack GL−S300MDT−5 x2本
溶離液:THF/DMF=1/1(容積比)
LiBr(0.03mol/L)、H3PO4(0.06mol/L)
流速:1.0mL/min、検出器:UV270nm
ポリマー0.5mgに対して溶媒[THF/DMF=1/1(容積比)]1mLの溶液を用いて測定した。
尚、合成例2,3においても同様の測定を行い、重量平均分子量を求めた。
ジフェニルエーテルジカルボン酸の代わりにドデカン二酸を用いた他は合成例1と同様にしてポリヒドロキシアミドを合成した(ポリマーII)。ポリマーIIの標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は27,200であり、分散度は1.9であった。
ジフェニルエーテルジカルボン酸の代わりに1,2−フェニレン二酢酸を用いた他は合成例1と同様にしてポリヒドロキシアミドを合成した(ポリマーIII)。ポリマーIIIの標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は21,400であり、分散度は2.2であった。
[感光性樹脂組成物の調製]
後述する実施例1〜8、比較例1〜4で用いるため、合成例1〜3で調製したポリマーI〜III、光の照射を受けて酸を発生する化合物(光酸発生剤)及び熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋又は重合し得る化合物(架橋剤)を、表1に記載の配合量(重量部)で、γ−ブチロラクトン/プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを重量比9:1で混合した溶剤に溶解し、感光性樹脂組成物を調製した。
尚、表1において、ポリベンゾオキサゾール前駆体以外の成分の各欄において、各数値は特に記載が無ければポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対する添加量(重量部)を示す。溶剤の使用量は、いずれもポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対して200重量部である。
シリコンウエハー(厚さ625μm)上にスパッタリングにより、1.5μmの銅層を形成させた後、フォトエッチングにより、所望の配線パターン(パターン形成された再配線)を得た。次に、この配線パターンの形成されたシリコンウエハーを、酸化銅除去剤(ワールドメタル製:Z−200)を使用して2分間洗浄し、純水でリンスした後、140℃に加熱したホットプレートで3分間加熱処理を行い、銅配線パターン上に酸化銅皮膜を形成した。酸化銅皮膜の厚さは、後述する条件でオージェ分光法(AES)により測定した。
AES装置:SAM−670(PHI社製、FE型)
電子ビーム:5kV,10nA ビームサイズ=0.05μm
イオンビーム:Ar,3kV,スパッター速度=4.6nm/分(SiO2の場合)
測定箇所:150μm×150μmの範囲を分析した。
測定箇所をイオンスパッターしながら深さ方向の分析を行い、成分Cu、O、Cについて分析を行い、濃度[原子%]、スパッター深さ[nm]、スパッター速度から換算して求めた。
(接着性の評価)
得られたパターン硬化膜付きシリコンウエハーを用いて、パターン硬化膜の配線パターンに対する接着性を評価した。接着性はスタッドプル試験機を用いて評価した。硬化膜をプレッシャークッカー装置に入れ、121℃、2atm、100%HRの条件下で500時間処理した(PCT処理)。PCT処理前後の接着強度を、スタッドプル試験機(ROMULUS、Quad Group Inc.社製)を用いて評価した。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
尚、パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を160℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を2分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分30秒とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を4分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
ポリベンゾオキサゾール前駆体としてポリマーIIを用い、酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
ポリベンゾオキサゾール前駆体としてポリマーIIIを用い、酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣が少し存在することが確認された。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を120℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣が確認された。
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を180℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
酸化銅除去剤の洗浄後、加熱を行わなかった他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
101 層間絶縁層
102 Al配線層
20,103 絶縁層
30,104 表面保護膜層
11,105 配線層パッド部
40,106 再配線
41,106a 酸化銅層
60,107 導電性ボール
108 コア
50,109 絶縁層
110 バリアメタル
111 カラー
112 アンダーフィル
Claims (8)
- 再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
- 前記酸化銅層の平均厚さが3〜20nmである請求項1に記載の半導体装置。
- 前記再配線の主成分が銅である請求項1又は2に記載の半導体装置。
- 再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して前記再配線上に酸化銅層を形成する工程と、前記酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
- 前記酸化銅層を形成する工程の前に、前記再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する工程を含む請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記酸化銅を形成する工程における加熱時間が1〜5分である請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
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