JP2014127649A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パターン樹脂膜(絶縁膜)のパターン開口部に発生する残渣を低減し、再配線と絶縁層との接着性に優れる半導体装置を提供する。また、パターン樹脂膜のパターン開口部における残渣の発生を低減することができ、再配線と絶縁層との接着性を十分に確保することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
従来、半導体装置の表面保護膜、層間絶縁膜には優れた耐熱性と電気特性、機械特性等を併せ持つポリイミド樹脂膜、ポリベンゾオキサゾール樹脂膜等が用いられている(例えば、特許文献1)。これらのポリイミド樹脂膜、ポリベンゾオキサゾール樹脂膜は、ポリイミド前駆体又はポリベンゾオキサゾール前駆体を含む感光性樹脂組成物により形成することができる。
近年、デジタルカメラ、携帯電話等の電子デバイスは小型化、薄型化、軽量化が急激に進んでおり、これに伴い半導体装置も小型化、高密度化が進んでいる。このような小型化、高密度化に対応する半導体装置としてCSP(chip size package)と呼ばれるパッケージング方式の普及が進んでいる。一般にCSPはシリコンウエハー上に再配線としての配線パターン、層間絶縁層、外部接続のための導電性ボール等を有する。
国際公開第2009/022732号パンフレット
しかしながら、再配線の主成分が銅であると、再配線上に感光性樹脂組成物を塗布、露光、現像して得られるパターン樹脂膜や、樹脂膜を硬化して得られるパターン硬化膜を形成した場合、パターン開口部に残渣が発生するという問題があった。また、再配線上のパターン開口部に発生した残渣はエッチング剤やプラズマ処理等では容易に除去できないという問題があった。
さらに、従来の再配線は、絶縁層と再配線との間で剥がれが発生し、接着性が不十分であるという問題があった。
本発明の目的は、パターン樹脂膜(絶縁膜)のパターン開口部に発生する残渣を低減し、再配線と絶縁層との接着性に優れる半導体装置を提供することである。また、本発明の目的は、パターン樹脂膜のパターン開口部における残渣の発生を低減することができ、再配線と絶縁層との接着性を十分に確保することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明者らは、残渣の発生を低減し、接着性を向上すべく詳細に検討を行った。
まず、特開平5−198562号公報の知見を活かし、再配線上に酸化銅層を形成させる手法の検討を行った。しかしながら、再配線上に酸化銅層を形成させた場合でも、再配線と絶縁層との接着性を向上しつつ、パターン開口部の残渣の発生を十分に低減する点では改善の余地があることが判明した。
本発明者らは、上記の現象が生じる要因を究明すべく、酸化銅層の形成プロセス状況を種々検討した結果、形成された酸化銅層の厚さが、接着性と残渣の発生に影響することを見出した。そこで、それまでの知見から酸化銅層の厚さが35nm以下であれば、残渣の発生を十分低減し、接着性を向上できると推察した。
しかしながら、検討の結果、形成された酸化銅層の厚さが35nm以下であっても、厚さが薄すぎると上記課題を解決できない場合があることが判明した。
そこで、再度の検討の結果、再配線上に特定の厚さの酸化銅を形成することで、再配線と絶縁層の密着性が改善でき、パターン開口部の残渣が低減できることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下の半導体装置等が提供される。
1.再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
2.前記酸化銅層の平均厚さが3〜20nmである1に記載の半導体装置。
3.前記再配線の主成分が銅である1又は2に記載の半導体装置。
4.前記絶縁層が、下記式(1)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
Figure 2014127649
(式中、Uは4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示す。)
5.前記絶縁層が、下記式(2)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
Figure 2014127649
(式中、Uは4価の有機基を示し、R及びRは各々独立に1価の有機基を示す。nは6〜20の整数を示す。)
6.再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して前記再配線上に酸化銅層を形成する工程と、前記酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
7.前記酸化銅層を形成する工程の前に、前記再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する工程を含む6に記載の半導体装置の製造方法。
8.前記酸化銅を形成する工程における加熱時間が1〜5分である6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
本発明によれば、パターン樹脂膜(絶縁膜)のパターン開口部に発生する残渣を低減し、再配線と絶縁層との接着性に優れる半導体装置が提供できる。また、本発明によれば、パターン樹脂膜のパターン開口部における残渣の発生を低減することができ、再配線と絶縁層との接着性を十分に確保することができる半導体装置の製造方法が提供できる。
オージェ電子分光測定において用いる、酸素濃度と酸化銅層平均厚さの関係を示す図である。 本発明の一実施形態である半導体装置の概要を示す断面図である。 本発明の一実施形態である多層配線構造の半導体装置の概要を示す断面図である。
以下、本発明の半導体装置及びその製造方法の一実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態に本発明が限定されるものではない。
[半導体装置]
本発明の半導体装置は、再配線を有する基板と、再配線の上(上方)にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む。また、再配線の表面には酸化銅層が形成され、酸化銅層の平均厚さは3〜35nmである。
平均厚さが3〜35nmである酸化銅層と、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを組み合せることにより、パターン樹脂膜又はパターン硬化膜(絶縁膜)のパターン開口部における残渣の発生を低減することができ、かつ再配線と絶縁層との接着性を十分に確保することができる。適度な厚さの酸化銅層が、感光剤の構造と再配線(例えば、感光剤構造中のカルボキシル基と銅)との反応を抑制することで、残渣の発生を低減できると考えられる。また酸化銅層が他の成分(例えば、接着助剤)と反応することで、再配線と絶縁層との接着性を十分に確保できるものと考えられる。
尚、上記の厚さの酸化銅であれば、外部との接続時の電気的な導通を妨げることはない。
本発明に用いる再配線に特に制限はないが、一般的に再配線とは、半導体パッケージ形式の1つである、ウェハーレベルチップサイズパッケージ(ウェハーレベルCSP)技術において、ウェハーレベルCSPのチップ上の電極から、パッケージ表面に配置されたはんだバンプ(導電性ボール)にかけて形成されるものである。再配線により、半導体チップ上に狭ピッチで配置された素子電極の配置に制限を受けず、チップの大きさに近い小型の半導体パッケージを得ることができる。
再配線は、銅を主成分とすることが好ましい。「銅を主成分とする」とは、再配線の銅の含有量が元素として80%以上、好ましくは90%以上、又は不可避不純物を含んでもよくて100%であることをいう。銅を主成分とする再配線はデバイスが形成された基板上に電解めっき、無電解めっき、スパッタリング、真空蒸着等の公知の方法で形成することができる。尚、再配線は基板上にパターン状に形成されていてもよく、基板上に全面に形成されていてもよい。
再配線の厚さは特に制限はないが、15μm以下であることが好ましく、10um以下であることがより好ましく、6μm以下であることがさらに好ましい。再配線の厚さの下限値に特に制限はないが、0.01μm以上であることが好ましい。
酸化銅層は再配線の表面に形成され、平均厚さは3〜35nmである。平均厚さが3nm以上であると、残渣の発生を低減することができ、35nm以下であると、密着性を良好にすることができる。
酸化銅層の平均厚さは3〜30nmであることがより好ましく、3〜20nmであることがさらに好ましく、3〜15nmであることが特に好ましく、5〜15nmであることが最も好ましい。
酸化銅層の平均厚さは、オージェ電子分光(AES)により求める。具体的には、酸化銅が形成された再配線を有する基板を、AES分析装置(例えば、SAM−670(PHI社製、FE型))に導入する。測定は以下の条件で行なう。
電子ビーム:5kV,10nA ビームサイズ=0.05μm
イオンビーム:Ar,3kV,スパッター速度=4.6nm/分(SiOの場合)
測定箇所:150μm×150μmの範囲を面で分析する。
具体的に、測定箇所をイオンスパッターしながら深さ方向の分析を行い、成分Cu、O及びCについて分析を行い、濃度[原子%]、スパッター深さ[nm]及びスパッター速度から換算して酸化銅の平均厚さを求める。
酸化銅層において、通常、表面から厚さ方向内部に向かって酸素濃度は徐々に低くなる。本発明において、酸素濃度が10%となるときの表面からの厚さを、酸化銅層の平均厚さとする。
AES測定により得られるプロットの概略図の一例を図1に示す。この場合、酸素濃度が10%となるときの厚さ(Sputter Depth)が3.3nmであるため、酸化銅層の平均厚さは3.3nmである。
絶縁層はポリベンゾオキサゾールを含み、後述するポリベンゾオキサゾール前駆体を含む感光性樹脂組成物を加熱硬化して形成することが好ましい。
絶縁層の厚さに特に制限はないが、塗布性の観点から1〜15μmであることが好ましく、2〜10μmであることがより好ましく、3〜7μmであることがさらに好ましい。
次に、本発明の半導体装置の一例を、図を用いて説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
本発明の半導体装置の一例の断面構造を図2に示す。
シリコン基板10上には集積回路(図示せず)が設けられ、アルミニウム系金属からなる接続パッド11が集積回路に接続されるように形成されている。この上に絶縁層20及び表面保護膜層30が設けられ、露出により設けられたパッド11部分に再配線40が形成されている。
再配線40の表面には酸化銅層41が形成され、その上に、絶縁層50が形成されている。絶縁層50に設けられた開口部に接続パッド、バリアメタルが形成され、はんだボール(導電性ボール)60が設けられている。
本発明の半導体装置の他の一例の断面構造を図3に示す。この半導体装置は多層配線構造である。層間絶縁層101の上にはAl配線層102が形成され、その上部にはさらに絶縁層103(例えば、P−SiN層)が形成され、さらに素子の表面保護膜層104が形成されている。Al配線層102のパッド部105からは再配線106が形成されている。再配線106の表面上には、酸化銅層106aが形成されている。酸化銅層106aは、外部接続端子であるハンダ、金等で形成された導電性ボール107との接続部分であるコア108の上部まで伸びている。さらに表面保護膜層104の上には、絶縁層109が形成されている。
再配線106は、バリアメタル110を介して導電性ボール107に接続され、この導電性ボール107を保持するためにカラー111が設けられている。このような構造のパッケージを実装する際の応力を緩和するために、アンダーフィル112が設けられている。
上記図2、3に示す本発明の半導体装置は、再配線、酸化銅層及び絶縁層を有すること以外は特に制限されず、様々な構造とすることができる。
本発明に用いる絶縁層は、好ましくはポリベンゾオキサゾール前駆体を含む感光性樹脂組成物を加熱硬化することで形成される。このように形成することで、耐熱性、機械特性、電気特性に優れる。
[感光性樹脂組成物]
以下、本発明に用いることができる感光性樹脂組成物の各成分について説明する。
(1)ポリベンゾオキサゾール前駆体
ポリベンゾオキサゾール前駆体(ポリヒドロキシアミド)は、好ましくは、下記式(1)で表される。
Figure 2014127649
(式中、Uは4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示す。)
式(1)におけるヒドロキシ基を含有するアミドユニットは、硬化時の脱水閉環により、最終的には耐熱性、機械特性、電気特性に優れるオキサゾール体に変換される。
ポリベンゾオキサゾール前駆体は、上記式(1)で表される構造単位を有していればよいが、その他の構造単位を含んでいてもよい。そのようなポリベンゾオキサゾール前駆体としては、下記式(4)の構造単位を有するポリベンゾオキサゾール前駆体が挙げられる。
Figure 2014127649
(式中、Uは4価の有機基を示し、V及びWは各々独立に2価の有機基を示す。j及びkは各々独立にモル分率を示す。jとkの和は100モル%であり、jは60〜100モル%、kは40〜0モル%である。)
ポリヒドロキシアミドのアルカリ水溶液に対する可溶性は、フェノール性水酸基に由来するため、上記式(4)におけるヒドロキシ基を含有するアミドユニットが、一定以上含まれていることが好ましい。即ち、式(4)中のjとkのモル分率は、好ましくはj=80〜100モル%、k=20〜0モル%である。
上記のポリベンゾオキサゾール前駆体、即ち、1種類の構造単位又は2種類以上の構造単位を有するポリヒドロキシアミドは、一般的にジカルボン酸誘導体とヒドロキシ基含有ジアミン類と、必要に応じてこれ以外のジアミン類から合成することができる。
具体的には、ジカルボン酸誘導体をジハライド誘導体に変換後、ジアミン類と反応を行うことにより合成できる。ジハライド誘導体としては、ジクロリド誘導体が好ましい。
ジクロリド誘導体は、ジカルボン酸誘導体にハロゲン化剤を作用させて合成することができる。ハロゲン化剤としては、通常のカルボン酸の酸クロリド化反応に使用される、塩化チオニル、塩化ホスホリル、オキシ塩化リン、五塩化リン等が使用できる。
ジクロリド誘導体を合成する方法としては、ジカルボン酸誘導体と上記ハロゲン化剤を溶媒中で反応させるか、過剰のハロゲン化剤中で反応を行った後、過剰分を留去する方法で合成できる。
反応溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼン等が使用できる。
これらのハロゲン化剤の使用量は、溶媒中で反応させる場合は、ジカルボン酸誘導体1モルに対して、1.5〜3.0モルが好ましく、1.7〜2.5モルがより好ましい。ハロゲン化剤中で反応させる場合は、4.0〜50モルが好ましく、5.0〜20モルがより好ましい。
反応温度は、−10〜70℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
上記ジクロリド誘導体とジアミン類との反応は、脱ハロゲン化水素剤の存在下に、有機溶媒中で行うことが好ましい。
脱ハロゲン化水素剤としては、通常、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基が使用される。
また、有機溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等が使用できる。
反応温度は、−10〜30℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
式(1)、(4)において、Uで表される4価の有機基は、4価の芳香族基(芳香環を含む基)が好ましく、炭素数としては6〜40のものが好ましく、炭素数6〜40の4価の芳香族基がより好ましい。4価の芳香族基としては、4個の結合部位がいずれも芳香環上に存在するものが好ましい。
また、Uで表される4価の有機基は、ポリベンゾオキサゾール前駆体であるために、一般に、ジカルボン酸と反応してポリアミド構造を形成する2個のヒドロキシ基と2個のアミノ基をそれぞれ芳香環上に有し、ヒドロキシ基とアミノ基がオルト位に位置した構造を2組有するジアミンの残基である。
このようなジアミン類としては、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記のように、本発明で用いるポリベンゾオキサゾール前駆体は、式(1)で表される構造単位以外の構造単位を有していてもよい(例えば、式(4))。
この場合、以下のようなジアミン類を用いることができる。例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、ベンジシン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン等の芳香族ジアミン化合物が挙げられる。
さらに、これらの他にも、シリコーン基の入ったジアミンとして、LP−7100、X−22−161AS、X−22−161A、X−22−161B、X−22−161C及びX−22−161E(いずれも信越化学工業株式会社製、商品名)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
式(1)、(4)において、Vで表される2価の有機基とは、ジアミンと反応してポリアミド構造を形成する、ジカルボン酸の残基であり、硬化膜の耐熱性及び機械特性の観点から、炭素数6〜40の2価の芳香族基、炭素数6〜30の脂肪族直鎖構造を有する2価の有機基、又は芳香族基及び脂肪族基を含む2価の有機基であることが好ましい。
2価の芳香族基としては、2個の結合部位がいずれも芳香環上に存在するものが好ましい。
また、パターン開口部の残渣をより抑制する観点から、Vは2つ以上の芳香族環を含む炭素数6〜40の2価の芳香族基又は炭素数6〜30の脂肪族直鎖構造を有する2価の有機基であることが好ましい。さらに、熱硬化する際の温度を280℃以下と低くしても、硬化膜の耐熱性及び機械特性が十分に得られる観点から、Vが炭素数6〜30の脂肪族直鎖構造を有する2価の有機基であることが好ましい。
このようなジカルボン酸としては、イソフタル酸、テレフタル酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジカルボキシビフェニル、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4’−ジカルボキシテトラフェニルシラン、ビス(4−カルボキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(p−カルボキシフェニル)プロパン、5−tert−ブチルイソフタル酸、5−ブロモイソフタル酸、5−フルオロイソフタル酸、5−クロロイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族系ジカルボン酸、1,2−シクロブタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸等の脂環式構造を有するジカルボン酸が挙げられ、脂肪族直鎖構造を有するものとしては、マロン酸、ジメチルマロン酸、エチルマロン酸、イソプロピルマロン酸、ジ−n−ブチルマロン酸、スクシン酸、テトラフルオロスクシン酸、メチルスクシン酸、2,2−ジメチルスクシン酸、2,3−ジメチルスクシン酸、ジメチルメチルスクシン酸、グルタル酸、ヘキサフルオログルタル酸、2−メチルグルタル酸、3−メチルグルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、3,3−ジメチルグルタル酸、3−エチル−3−メチルグルタル酸、アジピン酸、オクタフルオロアジピン酸、3−メチルアジピン酸、オクタフルオロアジピン酸、ピメリン酸、2,2,6,6−テトラメチルピメリン酸、スベリン酸、ドデカフルオロスベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ヘキサデカフルオロセバシン酸、1,9−ノナン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、ヘプタデカン二酸、オクタデカン二酸、ノナデカン二酸、エイコサン二酸、ヘンエイコサン二酸、ドコサン二酸、トリコサン二酸、テトラコサン二酸、ペンタコサン二酸、ヘキサコサン二酸、ヘプタコサン二酸、オクタコサン二酸、ノナコサン二酸、トリアコンタン二酸、ヘントリアコンタン二酸、ドトリアコンタン二酸、ジグリコール酸等が挙げられ、さらに下記式(5)で示されるジカルボン酸等が挙げられる。しかしながら、これらに限定されるものではない。これらの化合物を、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
Figure 2014127649
(式中、Zは各々独立に炭素数1〜6の炭化水素基であり、nは1〜6の整数である。)
また、本発明に用いるポリベンゾオキサゾール前駆体は、パターン開口部の残渣をより抑制する観点から、また、形成される絶縁膜の耐熱性及び機械特性をより良好にする観点から、好ましくは下記式(2)で表される。
Figure 2014127649
(式中、Uは4価の有機基を示し、R及びRは各々独立に1価の有機基を示す。nは6〜20の整数を示す。)
、Rの有機基としては、水素、炭素数1〜6の脂肪族基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)等が挙げられる。R及びRが水素であることが好ましい。
本発明で用いるポリベンゾオキサゾール前駆体の分子量は、重量平均分子量で3,000〜200,000が好ましく、5,000〜100,000がより好ましい。分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、標準ポリスチレン検量線より換算して求める。
(2)光の照射を受けて酸を発生する化合物
上記の感光性樹脂組成物は、光の照射を受けて酸を発生する化合物(以下、光酸発生剤ともいう)を含有していてもよい。光酸発生剤は、光の照射部のアルカリ水溶液への可溶性を増大させる機能を有するものである。
光酸発生剤としては、ジアゾナフトキノン、アリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩等が挙げられ、中でもジアゾナフトキノンは感度が高く好ましいものとして挙げられる。
ジアゾナフトキノンは、例えば、o−キノンジアジドスルホニルクロリド類とヒドロキシ化合物、アミノ化合物等とを脱塩酸剤の存在下で縮合反応させることで得られる。
o−キノンジアジドスルホニルクロリド類としては、例えば、ベンゾキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド等が使用できる。
ヒドロキシ化合物としては、例えば、ヒドロキノン、レゾルシノール、ピロガロール、ビスフェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,2’,3’−ペンタヒドロキシベンゾフェノン,2,3,4,3’,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)プロパン、4b,5,9b,10−テトラヒドロ−1,3,6,8−テトラヒドロキシ−5,10−ジメチルインデノ[2,1−a]インデン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン等が使用できる。
アミノ化合物としては、例えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン等が使用できる。
o−キノンジアジドスルホニルクロリド、ヒドロキシ化合物及び/又はアミノ化合物は、o−キノンジアジドスルホニルクロリド1モルに対して、ヒドロキシ基とアミノ基の合計が0.5〜1当量になるように配合することが好ましい。脱塩酸剤とo−キノンジアジドスルホニルクロリドの好ましい割合は、0.95/1〜1/0.95(当量比)である。好ましい反応温度は0〜40℃、好ましい反応時間は1〜10時間である。
反応溶媒としては、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、N−メチルピロリドン等の溶媒が用いられる。脱塩酸剤としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン等が挙げられる。
光酸発生剤の配合量は、感光時の感度、解像度を良好とするために、ポリベンゾオキサゾール前駆体成分100重量部に対して、0.01〜50重量部とすることが好ましく、0.01〜20重量部とすることがより好ましく、0.5〜20重量部とすることがさらに好ましい。
(3)熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋又は重合し得る化合物
上記の感光性樹脂組成物は、熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋又は重合し得る化合物(以下、架橋剤ともいう)を含有していてもよい。
架橋剤は、上記のポリベンゾオキサゾール前駆体と効率よく架橋反応をする置換基を有するものが好ましい。架橋剤の架橋しうる温度としては、感光性樹脂組成物が塗布、乾燥、露光、現像の各工程で架橋が進行しないように、150℃以上であることが好ましい。架橋剤はポリベンゾオキサゾール前駆体の末端基と架橋するが、これと併せて分子間で重合するような化合物であってもよい。中でも、下記式(3)に挙げられるものが、220℃以下の低温で硬化した際でも膜物性の落ち込みが小さく、膜の物性に優れ、より好ましい。
Figure 2014127649
(式中、Xは水素原子、単結合又は1〜4価の有機基であり、X’はH、OH、OR、COOH又はCOORであり(Rは炭素数1〜20の一価の有機基である)、X''は熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋し得るか又は架橋剤同士で重合し得る基であり、R21は1価の有機基であり、nは1〜4の整数であり、gは1〜4の整数であり、hは0〜4の整数である。)
式(3)において、Xで示される有機基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基等の炭素数が1〜10のアルキレン基、エチリデン基等の炭素数が2〜10のアルキリデン基、フェニレン基等の炭素数が6〜30のアリーレン基、これら炭化水素基の水素原子の一部又は全部をフッ素原子等のハロゲン原子で置換した基、スルホン基、カルボニル基、エ−テル結合、チオエ−テル結合、アミド結合等が挙げられる。また下記式(15)で示される2価の有機基が好ましいものとして挙げられる。
Figure 2014127649
(式中、X’は、各々独立に、アルキレン基(例えば、炭素数1〜10のもの)、アルキリデン基(例えば、炭素数2〜10のもの)、それらの水素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換した基、スルホン基、カルボニル基、エ−テル結合、チオエ−テル結合、アミド結合等から選択されるものであり、R34は、水素原子、ヒドロキシ基、アルキル基又はハロアルキル基であり、複数存在する場合は互いに同一でも異なっていてもよく、xは1〜10の整数である。)
上記式(3)におけるR21の一価の有機基として、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、アミル基等の炭化水素基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
架橋剤としては、X''が、−CHOR26(R26は水素原子又は1価の有機基である)で示される基か、熱によりイソシアネートに変換される基であるものが感光特性に優れるため好ましい。熱によりイソシアネートに変換される基としては、熱によりイソシアネートに変換されるのであれば特に制限はないが、例えば、下記式(16)のような構造を有するものを挙げることができる。
Figure 2014127649
(式中、R''は水素原子又は一価の有機基、Pは炭素数1〜20の一価の有機基である。この一価の有機基は、窒素原子や不飽和結合を有していてもよい。)
さらに、下記式(4)に挙げる化合物は感光特性に優れ、下記式(5)に挙げる化合物は、220℃以下の低温下での硬化において硬化膜の溶剤耐性、フラックス耐性にも優れるため、架橋剤として特に好ましいものとして挙げられる。
Figure 2014127649
(式中、2つのYは各々独立に水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又はその一部に酸素原子もしくはフッ素原子を含む基であり、R23〜R26は、各々独立に水素原子又は一価の有機基であり、o及びpは、各々独立に1〜3の整数であり、g及びhは、各々独立に0〜4の整数である。)
Figure 2014127649
(式中、複数のR27は、各々独立に水素原子又は一価の有機基であり、複数のR28は、各々独立に水素原子又は一価の有機基であり、互いが結合することで置換基を有してもよい環構造となっていてもよい。)
式(4)において、具体的には、Yとして酸素原子を含むものとしては、アルキルオキシ基等が挙げられ、フッ素原子を含むものとしては、パ−フルオロアルキル基等が挙げられる。また、R23〜R26の1価の有機基として、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、アミル基等の炭化水素基等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、式(5)で表される化合物としては、下記式(17)で表される化合物が好ましいものとして挙げられる。
Figure 2014127649
(式中、Zは、炭素数1〜10のアルキル基を表し、複数のR35は、各々独立に炭素数1〜20(好ましくは1〜10)のアルキル基を表す。)
架橋剤の含有量は、感光時の感度、解像度、また、硬化膜の薬品耐性、フラックス耐性の観点で、ポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対して、5重量部以上用いることが好ましく、10重量部以上用いることがより好ましい。また、感光特性とのバランスの観点からは、架橋剤の含有量は、ポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対して、10〜30重量部とすることがさらに好ましい。
(4)溶剤
上記の感光性樹脂組成物には、通常、溶剤が含まれ、上記各成分が溶解又は分散している。溶剤は特に制限はなく、γ−ブチロラクトン(BLO)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、N−メチルピロリドン(NMP)、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、アルコール等が使用できる。上記溶剤の使用量は、特に制限されないが、好ましくは固形分(溶剤以外の成分)が5〜50重量%となるように使用する。
[半導体装置の製造方法]
本発明の半導体装置の製造方法は、再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して再配線上に酸化銅層を形成する工程と、酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む。
以下、図を用いて、本発明の半導体装置の製造方法を説明する。
本発明の一実施形態である半導体装置の断面図を図2に示す。
集積回路(図示せず)が設けられたシリコン基板10上に、アルミニウム系金属からなる接続パッド11を集積回路に接続するように形成する。この上に絶縁層20を形成し、パッド11部分を開口させる。次に、表面保護膜層30を塗布し、露光、現像工程により、パッド11部分を露出する。次に、スパッターやめっき等により再配線40を形成する。
再配線40の表面には、通常、酸化皮膜が形成されているため、好ましくは、酸化銅層41を形成する前に、再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する。
通常、銅を主成分とする再配線の表面には、空気中の酸素により酸化皮膜が形成されているが、その厚さは40nm以上と厚かったり、厚さが不均一であったりする。従って、再配線の上に絶縁層をそのまま形成すると、絶縁層と再配線の接着性が不十分となる。
従って、再配線40表面の酸化皮膜を一度除去した後、適正な厚さの酸化銅層41を形成する、即ち、厚さを制御して酸化銅層41を用いることが好ましい。
再配線40の表面に形成されている酸化皮膜の除去は、酢酸、クエン酸といった有機酸や、塩酸、硫酸といった無機酸を適度な濃度にして再配線表面を洗浄することで、効率的に行うことができる。
酸化銅層41は、好ましくは上記のように酸化皮膜を除去した後に、130〜170℃に加熱したホットプレートやオーブンで0.5〜10分処理を行うことで、適度な厚さに形成することができる。
加熱温度は、好ましくは140〜160℃であり、加熱時間は、好ましくは1〜5分である。
その後、再配線40(酸化銅層41)上に、上記の樹脂組成物を用いて、塗布、露光、現像工程により、絶縁層50を形成する。次いで、絶縁層50に開口部を設け、その開口部に接続パッド、バリアメタルを形成し、はんだボール(導電性ボール)60を形成する。
樹脂組成物の再配線40(酸化銅層41)への塗布方法としては、スピンコート、スリット塗布等が挙げられる。また樹脂組成物塗布後、操作性の観点から、乾燥を行なってもよい。
樹脂膜の露光は、樹脂組成物を塗布して形成した樹脂膜にステッパーやアライナー等を用いて行なう。露光後の樹脂膜は2.38%TMAH水溶液等のアルカリ現像液により現像することで、パターン形成された樹脂膜(パターン樹脂膜)を得られる。
パターン樹脂膜を加熱硬化することで、パターン硬化膜を形成できる。加熱硬化は、160〜400℃で行なうことが好ましく、例えば、石英チューブ炉、ホットプレート、縦型拡散炉、赤外線硬化炉及びマイクロ波硬化炉等の装置を用いることができる。
以下、実施例及び比較例を記載するが、本発明は以下の実施例及び比較例に限定されるものではない。
[ポリベンゾオキサゾール前駆体の合成]
合成例1
撹拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸15.48g(60mmol)、N−メチルピロリドン90gを仕込み、フラスコを5℃に冷却した。その後、塩化チオニル23.9g(120mmol)を滴下し、30分間反応させて、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸ジクロリドの溶液を得た。
次いで、撹拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、N−メチルピロリドン87.5gを仕込み、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン18.30g(50mmol)を撹拌溶解した。その後、ピリジン9.48g(120mmol)を添加し、温度を0〜5℃に保ちながら、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸ジクロリドの溶液を30分間で滴下し、30分間撹拌を続けた。
撹拌した溶液を3リットルの水に投入し、析出物を回収、純水で3回洗浄した後、減圧乾燥してカルボキシル基末端のポリヒドロキシアミドを得た(ポリマーI)。ポリマーIについて、下記の測定条件によるGPC測定を行い、得られた測定値をGPC法標準ポリスチレン換算により重量平均分子量を求めた。得られた重量平均分子量は17,600、分散度は1.6であった。
(GPC法による重量平均分子量の測定条件)
測定装置:検出器 株式会社日立製作所社製L4000UV
ポンプ:株式会社日立製作所社製L6000
記録計:株式会社島津製作所社製C−R4A Chromatopac
測定条件:カラム Gelpack GL−S300MDT−5 x2本
溶離液:THF/DMF=1/1(容積比)
LiBr(0.03mol/L)、HPO(0.06mol/L)
流速:1.0mL/min、検出器:UV270nm
ポリマー0.5mgに対して溶媒[THF/DMF=1/1(容積比)]1mLの溶液を用いて測定した。
尚、合成例2,3においても同様の測定を行い、重量平均分子量を求めた。
合成例2
ジフェニルエーテルジカルボン酸の代わりにドデカン二酸を用いた他は合成例1と同様にしてポリヒドロキシアミドを合成した(ポリマーII)。ポリマーIIの標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は27,200であり、分散度は1.9であった。
合成例3
ジフェニルエーテルジカルボン酸の代わりに1,2−フェニレン二酢酸を用いた他は合成例1と同様にしてポリヒドロキシアミドを合成した(ポリマーIII)。ポリマーIIIの標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は21,400であり、分散度は2.2であった。
合成例4
[感光性樹脂組成物の調製]
後述する実施例1〜8、比較例1〜4で用いるため、合成例1〜3で調製したポリマーI〜III、光の照射を受けて酸を発生する化合物(光酸発生剤)及び熱によりポリベンゾオキサゾール前駆体と架橋又は重合し得る化合物(架橋剤)を、表1に記載の配合量(重量部)で、γ−ブチロラクトン/プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを重量比9:1で混合した溶剤に溶解し、感光性樹脂組成物を調製した。
尚、表1において、ポリベンゾオキサゾール前駆体以外の成分の各欄において、各数値は特に記載が無ければポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対する添加量(重量部)を示す。溶剤の使用量は、いずれもポリベンゾオキサゾール前駆体100重量部に対して200重量部である。
尚、光酸発生剤として下記B1、架橋剤として下記C1を用いた。
Figure 2014127649
実施例1
シリコンウエハー(厚さ625μm)上にスパッタリングにより、1.5μmの銅層を形成させた後、フォトエッチングにより、所望の配線パターン(パターン形成された再配線)を得た。次に、この配線パターンの形成されたシリコンウエハーを、酸化銅除去剤(ワールドメタル製:Z−200)を使用して2分間洗浄し、純水でリンスした後、140℃に加熱したホットプレートで3分間加熱処理を行い、銅配線パターン上に酸化銅皮膜を形成した。酸化銅皮膜の厚さは、後述する条件でオージェ分光法(AES)により測定した。
次に、上記条件で作成した配線パターンが形成されたシリコンウエハーの配線パターンが形成された面上に、表1に示す組成の感光性樹脂組成物をスピンコートし、120℃で3分間加熱し、乾燥膜厚が7〜12μmの塗膜を形成した。得られた塗膜に、超高圧水銀灯を光源とし、干渉フィルターを介して、300mJ/cmで、所定のパターンをウエハに照射して、露光を行った。テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の2.38重量%水溶液にて露光部のシリコンウエハーが露出するまで現像した後、水でリンスして、パターン樹脂膜を得た。このとき、スルーホール部分に現像後残渣の形成は無かった。
次に、パターン樹脂膜が形成されたシリコンウエハーを、320℃で1時間加熱処理し、パターン硬化膜付きシリコンウエハーを得た。
酸化銅層の平均厚さの測定条件は以下の通りである。
AES装置:SAM−670(PHI社製、FE型)
電子ビーム:5kV,10nA ビームサイズ=0.05μm
イオンビーム:Ar,3kV,スパッター速度=4.6nm/分(SiOの場合)
測定箇所:150μm×150μmの範囲を分析した。
測定箇所をイオンスパッターしながら深さ方向の分析を行い、成分Cu、O、Cについて分析を行い、濃度[原子%]、スパッター深さ[nm]、スパッター速度から換算して求めた。
得られたパターン硬化膜付きシリコンウエハーについて、下記の評価を行った。結果を表1に示す。
(接着性の評価)
得られたパターン硬化膜付きシリコンウエハーを用いて、パターン硬化膜の配線パターンに対する接着性を評価した。接着性はスタッドプル試験機を用いて評価した。硬化膜をプレッシャークッカー装置に入れ、121℃、2atm、100%HRの条件下で500時間処理した(PCT処理)。PCT処理前後の接着強度を、スタッドプル試験機(ROMULUS、Quad Group Inc.社製)を用いて評価した。
具体的には、上記PCT条件(121℃/100RH%/2atm)で500時間処理したパターン硬化膜付きウエハ上の硬化膜に、エポキシ系樹脂のついたアルミ製のピンを立て、オーブンで150℃/1時間加熱してエポキシ樹脂のついたスタッドピンを硬化膜に接着させた。上記スタッドプル試験機を用いてこのピンを引っ張り、剥がれたときの剥離状態を目視で観察した。
尚、スタッドプル試験では、比較例2以外のいずれの試料でも600〜800kg/cmと十分な接着強度を示したが、剥離モード(形態)に違いが見られた。剥離モードは接着強度を見積もる上での重要な指標のひとつである。
剥離モードの評価基準は次の通りとした。同じ基板を5つ用意して評価を行い、配線パターンと硬化膜界面で3つ以上剥がれた場合は配線パターンと硬化膜の接着力が十分でないことを示しているためCとし、1つ又は2つ剥がれた場合はBとし、硬化膜とエポキシ接着剤層の間が破断した場合は、シリコン基板との十分な接着強度を保持しているためAと評価した。
実施例2
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
尚、パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例3
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を160℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例4
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を2分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例5
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分30秒とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例6
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を4分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例7
ポリベンゾオキサゾール前駆体としてポリマーIIを用い、酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣は確認されなかった。
実施例8
ポリベンゾオキサゾール前駆体としてポリマーIIIを用い、酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を150℃とし、加熱処理時間を3分とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣が少し存在することが確認された。
比較例1
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を120℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
パターン樹脂膜を作製したとき、スルーホール部分に残渣が確認された。
比較例2
酸化銅除去剤の洗浄後のホットプレート温度を180℃とした他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例3
酸化銅除去剤の洗浄後、加熱を行わなかった他は、実施例1と同様にしてパターン硬化膜を作製し、評価した。結果を表1に示す。
Figure 2014127649
酸化銅の膜厚が3〜35nmであり、ポリベンゾオキサゾール前駆体を用いて絶縁層を形成した実施例1〜8は、いずれもパターン開口部の残渣を十分低減でき、絶縁層と再配線の密着性が良好であった。
本発明の半導体装置は、各種電子デバイス等に使用できる。
10 基板
101 層間絶縁層
102 Al配線層
20,103 絶縁層
30,104 表面保護膜層
11,105 配線層パッド部
40,106 再配線
41,106a 酸化銅層
60,107 導電性ボール
108 コア
50,109 絶縁層
110 バリアメタル
111 カラー
112 アンダーフィル

Claims (8)

  1. 再配線を有する基板と、前記再配線上にポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層とを含む半導体装置であって、前記再配線の表面に酸化銅層を含み、オージェ分光法により求めた前記酸化銅層の平均厚さが3〜35nmである半導体装置。
  2. 前記酸化銅層の平均厚さが3〜20nmである請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記再配線の主成分が銅である請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記絶縁層が、下記式(1)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
    Figure 2014127649
    (式中、Uは4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示す。)
  5. 前記絶縁層が、下記式(2)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を含む樹脂組成物を加熱硬化して得られたものである請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
    Figure 2014127649
    (式中、Uは4価の有機基を示し、R及びRは各々独立に1価の有機基を示す。nは6〜20の整数を示す。)
  6. 再配線を有する基板を140〜160℃で加熱して前記再配線上に酸化銅層を形成する工程と、前記酸化銅層の上に、ポリベンゾオキサゾールを含む絶縁層を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  7. 前記酸化銅層を形成する工程の前に、前記再配線を酸により洗浄して酸化皮膜を除去する工程を含む請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記酸化銅を形成する工程における加熱時間が1〜5分である請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
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