JP2014125173A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワーの剛性を高めることが課題である。
【解決手段】鋳物製のサスペンションタワー構造体14には、サスペンションタワー28と、エプロンアッパメンバ30と、一対のフレーム32とが一体に形成されている。エプロンアッパメンバ30は、サスペンションタワー28の天壁部42に沿って車両前後方向に延びている。一対のフレーム32は、サスペンションタワー28の車両前側及び車両後側に配置されており、エプロンアッパメンバ30から車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延びている。また、エプロンアッパメンバ30には、このエプロンアッパメンバ30に沿って延びる横リブ34が形成されている。さらに、一対のフレーム32の各々には、この一対のフレーム32の各々に沿って延びて横リブ34と接続された一対の縦リブ36が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体前部構造に関する。
従来、車体前部構造としては、例えば、次のものが知られている。すなわち、特許文献1には、サスペンションタワー部を備えた前部車体構造が記載されている。この前部車体構造において、サスペンションタワー部の上端部には、エプロンレインフォースメントの閉断面内に延びる延長部が設けられている。この延長部は、エプロンレインフォースメントの閉断面を二分しており、このエプロンレインフォースメントを構成するパネルに接合されている。
この前部車体構造によれば、延長部によってエプロンレインフォースメントの剛性を高めることができる。さらに、このエプロンレインフォースメントの剛性が高められた部分とサスペンションタワー部とが延長部によって連結されるので、サスペンションからの突き上げ荷重(車両上下方向の入力)に対してサスペンションタワー部の剛性を高めることができる。
特開平5−85410号公報 特開2007−309471号公報 特開2004−249801号公報 特開2005−219607号公報 実開平6−27442号公報 特開2001−80544号公報
しかしながら、上述の前部車体構造では、車両上下方向の入力に対してサスペンションタワー部の剛性を高めることができるものの、車両前後方向及び車両幅方向の入力に対してサスペンションタワー部の剛性を高めるためには、改善の余地がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワーの剛性を高めることができる車体前部構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の車体前部構造は、フロントサスペンションを収容するサスペンションタワーと、前記サスペンションタワーの天壁部に沿って車両前後方向に延びるエプロンアッパメンバと、前記サスペンションタワーの車両前側及び車両後側に配置されると共に、前記エプロンアッパメンバから車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延び、且つ、前記サスペンションタワー及び前記エプロンアッパメンバと共に鋳物製のサスペンションタワー構造体に一体に形成された一対のフレームと、前記エプロンアッパメンバに形成されると共に、前記エプロンアッパメンバに沿って延びる横リブと、前記一対のフレームの各々に形成されると共に、前記一対のフレームの各々に沿って延び、且つ、前記横リブと接続された一対の縦リブと、を備えている。
この車体前部構造によれば、鋳物製のサスペンションタワー構造体には、サスペンションタワー、エプロンアッパメンバ、及び、一対のフレームが一体に形成されている。エプロンアッパメンバは、サスペンションタワーの天壁部に沿って車両前後方向に延びており、一対のフレームは、サスペンションタワーの車両前側及び車両後側に配置されると共に、エプロンアッパメンバから車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延びている。また、エプロンアッパメンバには、このエプロンアッパメンバに沿って延びる横リブが形成されており、一対のフレームの各々には、この一対のフレームの各々に沿って延びる一対の縦リブが形成されている。この一対の縦リブは、横リブと接続されている。
従って、サスペンションタワーに対して、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向のうちいずれかの方向に入力があった場合でも、上述のエプロンアッパメンバ、一対のフレーム、横リブ、及び、一対の縦リブによってサスペンションタワーを支持することができる。これにより、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワーの剛性を高めることができる(サスペンションタワーの変形を抑制することができる)。
請求項2に記載の車体前部構造は、請求項1に記載の車体前部構造において、前記サスペンションタワーの下部に沿って車両前後方向に延びるフロントサイドメンバを備えると共に、前記一対のフレームが、前記フロントサイドメンバ及び前記エプロンアッパメンバを連結しているものである。
この車体前部構造によれば、一対のフレームは、フロントサイドメンバ及びエプロンアッパメンバを連結している。従って、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワーの剛性をより高めることができる。
請求項3に記載の車体前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造において、前記エプロンアッパメンバ及び前記一対のフレームが開断面状に形成されたものである。
この車体前部構造によれば、エプロンアッパメンバ及び一対のフレームは、開断面状に形成されている。従って、鋳物製のサスペンションタワー構造体を容易に製造することができる。
請求項4に記載の車体前部構造は、請求項3に記載の車体前部構造において、前記横リブが、前記エプロンアッパメンバの断面内に突出し、前記一対の縦リブが、前記一対のフレームの各々の断面内に突出しているものである。
この車体前部構造によれば、横リブは、エプロンアッパメンバの断面内に突出している。従って、エプロンアッパメンバの断面外への横リブの突出を抑制しつつ、この横リブによりエプロンアッパメンバの剛性を向上させることができる。同様に、各縦リブは、一対のフレームの各々の断面内に突出している。従って、フレームの断面外への縦リブの突出を抑制しつつ、この縦リブによりフレームの剛性を向上させることができる。
請求項5に記載の車体前部構造は、請求項3又は請求項4に記載の車体前部構造において、前記横リブが、前記エプロンアッパメンバに形成され車両幅方向に対向する一対の側壁部の間に形成され、前記エプロンアッパメンバに形成された前記一対の側壁部と前記横リブとが、車両幅方向に延びる補強リブによって連結されたものである。
この車体前部構造によれば、エプロンアッパメンバに形成された一対の側壁部と横リブとは、車両幅方向に延びる補強リブによって連結されている。従って、この補強リブによりエプロンアッパメンバの剛性を向上させることができる。
請求項6に記載の車体前部構造は、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の車体前部構造において、前記縦リブが、前記フレームに形成され車両前後方向に対向する一対の側壁部の間に形成され、前記フレームに形成された前記一対の側壁部と前記縦リブとが、車両前後方向に延びる補強リブによって連結されたものである。
この車体前部構造によれば、フレームに形成された一対の側壁部と縦リブとは、車両前後方向に延びる補強リブによって連結されている。従って、この補強リブによりフレームの剛性を向上させることができる。
請求項7に記載の車体前部構造は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車体前部構造において、前記エプロンアッパメンバにおける車両幅方向内側の側部に、前記天壁部における車両幅方向外側の端部が接続され、前記天壁部における車両幅方向外側の端部が、前記天壁部に車両幅方向外側に向かうに従って板厚が増加する徐変部が形成されることにより、前記天壁部における車両幅方向内側の端部よりも肉厚に形成されたものである。
この車体前部構造によれば、天壁部には、車両幅方向外側に向かうに従って板厚が増加する徐変部が形成されており、この徐変部により、天壁部における車両幅方向外側の端部は、天壁部における車両幅方向内側の端部よりも肉厚に形成されている。従って、天壁部とエプロンアッパメンバとの接続部の局所変形を抑制することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワーの剛性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る車体前部構造における右側部の構成を示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側(車両右側)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る車体前部構造10は、フロントサイドメンバ12と、サスペンションタワー構造体14とを備えている。図1には、車体前部構造10の右側部が示されている。この車体前部構造10の左側部は、右側部と左右対称に構成されている。以下では、車体前部構造10の右側部について説明し、車体前部構造10の左側部については説明を省略する。
フロントサイドメンバ12は、車体前部における車両幅方向中央部よりも車両幅方向外側に配置されている。このフロントサイドメンバ12は、後述するサスペンションタワー28の下部に沿って車両前後方向に延びている。このフロントサイドメンバ12は、車両幅方向に分割されたサイドメンバインナ16及びサイドメンバアウタ18を備えている。サイドメンバインナ16は、車両幅方向外側に開口する断面ハット状に形成されており、サイドメンバアウタ18は、車両幅方向内側に開口する断面ハット状に形成されている。
サイドメンバインナ16の上部に形成された上フランジ20は、サイドメンバアウタ18の上部に形成された上フランジ22と結合されている。また、サイドメンバインナ16の下部に形成された下フランジ24は、サイドメンバアウタ18の下部に形成された下フランジ26と結合されている。そして、このようにして互いに結合されたサイドメンバインナ16及びサイドメンバアウタ18を有するフロントサイドメンバ12の断面は、閉断面状を成している。
サスペンションタワー構造体14は、例えば、アルミニウムやマグネシウム軽合金等の軽金属により形成された鋳物製とされている。このサスペンションタワー構造体14には、サスペンションタワー28、エプロンアッパメンバ30、一対のフレーム32、横リブ34、及び、一対の縦リブ36が一体に形成されている。
サスペンションタワー28は、タワー状に形成されており、複数の縦壁部38,40と天壁部42を有している。一対の縦壁部38は、車両前後方向に対向しており、縦壁部40は、一対の縦壁部38における車両幅方向内側の端部を連結している。天壁部42は、複数の縦壁部38,40の各々における車両上側の端部とそれぞれ接続されている。
図2に示されるように、サスペンションタワー28の内部には、フロントサスペンション46が収容されている。このフロントサスペンション46は、例えばストラット形式とされており、スプリング48及びショックアブソーバ50を有している。天壁部42には、サスペンション取付孔52が形成されており、フロントサスペンション46の上部は、この天壁部42におけるサスペンション取付孔52の周囲部に取り付けられている。また、サスペンションタワー28の下部には、車両下側に延びるフランジ54が形成されている。このフランジ54は、フロントサイドメンバ12に形成された一対の側壁部56,58のうち車両幅方向外側の側壁部56に結合されている。
図1に示されるように、エプロンアッパメンバ30は、サスペンションタワー28の天壁部42に沿って車両前後方向に延びている。このエプロンアッパメンバ30は、図2に示されるように、フロントサイドメンバ12よりも車両上側且つ車両幅方向外側に配置されている。このエプロンアッパメンバ30は、車両下側に開口する開断面状に形成されている。つまり、このエプロンアッパメンバ30は、車両幅方向に対向する一対の側壁部60,62と、この一対の側壁部60,62の上端部を連結する連結壁部64とを有している。
このエプロンアッパメンバ30における車両幅方向内側の側部(側壁部60)には、上述の天壁部42における車両幅方向外側の端部が接続されている。このエプロンアッパメンバ30の上面30Aは、天壁部42の上面42Aと連続して形成されている。天壁部42には、車両幅方向外側に向かうに従って板厚が増加する徐変部43が形成されており、この徐変部43により、天壁部42における車両幅方向外側の端部は、天壁部42における車両幅方向内側の端部よりも肉厚に形成されている。
図1に示されるように、エプロンアッパメンバ30に形成された一対の側壁部60,62のうち車両幅方向内側に位置する一方の側壁部60には、フランジ66が形成されている。このフランジ66は、一方の側壁部60の下端部から車両幅方向内側に延びている。このフランジ66は、側壁部60のうち、サスペンションタワー28及び一対のフレーム32よりも車両前側及び車両後側に位置する部分にそれぞれ形成されている。一方、一対の側壁部60,62のうち車両幅方向外側に位置する他方の側壁部62には、フランジ68が形成されている。このフランジ68は、他方の側壁部62の下端部から車両幅方向外側に延びている。このフランジ68は、エプロンアッパメンバ30における車両前後方向の全長に亘って形成されている。
一対のフレーム32は、サスペンションタワー28の車両前側及び車両後側に配置されている。この一対のフレーム32は、エプロンアッパメンバ30から車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延びている。各フレーム32は、車両下側且つ車両幅方向外側に開口する開断面状に形成されている。つまり、各フレーム32は、図3に示されるように、車両前後方向に対向する一対の側壁部70,72と、この一対の側壁部70,72の一端部を連結する連結壁部74とを有している。
各フレーム32において、一対の側壁部70,72のうちサスペンションタワー28側に位置する一方の側壁部70は、サスペンションタワー28における車両前後方向の側部を形成する縦壁部38と連続して形成されている。また、一対の側壁部70,72のうちサスペンションタワー28側と反対側に位置する他方の側壁部72には、フランジ76が形成されている。フランジ76は、他方の側壁部72における連結壁部74と反対側の端部に形成されており、一方の側壁部70と反対側に延びている。
また、図1に示されるように、上述の一対のフレーム32は、フロントサイドメンバ12及びエプロンアッパメンバ30を連結している。つまり、各フレーム32に形成された連結壁部74の上端部は、エプロンアッパメンバ30に形成された連結壁部64における車両幅方向内側の端部と接続されている。また、各フレーム32に形成された他方の側壁部72の上端部は、エプロンアッパメンバ30に形成された車両幅方向内側の側壁部60と接続されている。さらに、各フレーム32に形成されたフランジ76の上端部は、エプロンアッパメンバ30に形成された車両幅方向内側のフランジ66と接続されている。
一方、各フレーム32の連結壁部74の下端部には、車両下側に延びるフランジ78が形成されている。このフランジ78は、フロントサイドメンバ12における車両幅方向内側の側壁部58に結合されている。また、各フレーム32に形成されたフランジ76の下端部は、フロントサイドメンバ12に形成された上フランジ20,22と三枚重ねされた状態で結合されている。このフランジ78と側壁部58との結合、及び、フランジ76と上フランジ20,22との結合には、一例として、スポット溶接が用いられている。
横リブ34は、エプロンアッパメンバ30に形成されると共に、このエプロンアッパメンバ30に沿って延びている。この横リブ34は、エプロンアッパメンバ30の連結壁部64に形成されており、この連結壁部64からエプロンアッパメンバ30の断面内に突出している。また、この横リブ34は、エプロンアッパメンバ30に形成された一対の側壁部60,62の間に形成されている(図2も参照)。
また、図2に示されるように、エプロンアッパメンバ30の断面内には、車両幅方向に延びる補強リブ80が形成されている。そして、エプロンアッパメンバ30に形成された一対の側壁部60,62と、連結壁部64と、横リブ34とは、補強リブ80によって連結されている。
図1に示されるように、一対の縦リブ36は、一対のフレーム32の各々に形成されると共に、一対のフレーム32の各々に沿って延びている。各フレーム32において、縦リブ36は、連結壁部74に形成されており、この連結壁部74からフレーム32の断面内に突出している。また、この縦リブ36は、フレーム32に形成された一対の側壁部70,72の間に形成されている(図3も参照)。縦リブ36の上端部は、横リブ34と接続されている。
また、図3に示されるように、各フレーム32の断面内には、車両前後方向に延びる補強リブ82が形成されている。そして、各フレーム32に形成された一対の側壁部70,72と、連結壁部74と、横リブ34とは、補強リブ82によって連結されている。
なお、補強リブ80,82は、サスペンションタワー構造体14の製造時にサスペンションタワー構造体14と一体に形成される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る車体前部構造10によれば、鋳物製のサスペンションタワー構造体14には、サスペンションタワー28、エプロンアッパメンバ30、及び、一対のフレーム32が一体に形成されている。エプロンアッパメンバ30は、サスペンションタワー28の天壁部42に沿って車両前後方向に延びており、一対のフレーム32は、サスペンションタワー28の車両前側及び車両後側に配置されると共に、エプロンアッパメンバ30から車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延びている。また、エプロンアッパメンバ30には、このエプロンアッパメンバ30に沿って延びる横リブ34が形成されており、一対のフレーム32の各々には、この一対のフレーム32の各々に沿って延びる一対の縦リブ36が形成されている。この一対の縦リブ36は、横リブ34と接続されている。
従って、サスペンションタワー28に対して、フロントサスペンション46から車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向のうちいずれかの方向に入力があった場合でも、上述のエプロンアッパメンバ30、一対のフレーム32、横リブ34、及び、一対の縦リブ36によってサスペンションタワー28を支持することができる。これにより、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワー28の剛性を高めることができる(サスペンションタワー28の変形を抑制することができる)。
つまり、サスペンションタワー28に対して車両上下方向に入力があった場合には、エプロンアッパメンバ30及び一対のフレーム32の全体の曲げ剛性によりサスペンションタワー28の変形を抑制することができる。また、サスペンションタワー28に対して車両前後方向又は車両幅方向に入力があった場合には、エプロンアッパメンバ30及び一対のフレーム32を構成する複数の壁部のうち入力方向と直交する壁部の曲げ剛性(面内曲げ剛性)によりサスペンションタワー28の変形を抑制することができる。しかも、一対の縦リブ36が横リブ34と接続されていることにより、エプロンアッパメンバ30及び一対のフレーム32を構成する複数の壁部のうち入力方向と直交する壁部だけでなく他の壁部の曲げ剛性も活用することができる。従って、サスペンションタワー28の変形をより効率良く抑制することができる。
また、一対のフレーム32は、フロントサイドメンバ12及びエプロンアッパメンバ30を連結している。従って、車両上下方向、車両前後方向、及び、車両幅方向の三方向の入力に対してサスペンションタワー28の剛性をより高めることができる。
また、エプロンアッパメンバ30と一対のフレーム32とは、一体化されているので、エプロンアッパメンバ30と一対のフレーム32との接続部の局所変形を抑制することができる。これにより、サスペンションタワー28の剛性を効果的に向上させることができる。
また、エプロンアッパメンバ30及び一対のフレーム32は、開断面状に形成されている。従って、鋳物製のサスペンションタワー構造体14を容易に製造することができる。
また、横リブ34は、エプロンアッパメンバ30の断面内に突出している。従って、エプロンアッパメンバ30の断面外への横リブ34の突出を抑制しつつ、この横リブ34によりエプロンアッパメンバ30の剛性を向上させることができる。同様に、各縦リブ36は、一対のフレーム32の各々の断面内に突出している。従って、フレーム32の断面外への縦リブ36の突出を抑制しつつ、この縦リブ36によりフレーム32の剛性を向上させることができる。
また、エプロンアッパメンバ30に形成された一対の側壁部60,62と、連結壁部64と、横リブ34とは、車両幅方向に延びる補強リブ80によって連結されている。従って、この補強リブ80によりエプロンアッパメンバ30の剛性を向上させることができる。同様に、フレーム32に形成された一対の側壁部70,72と、連結壁部74と、縦リブ36とは、車両前後方向に延びる補強リブ82によって連結されている。従って、この補強リブ82によりフレーム32の剛性を向上させることができる。
また、天壁部42には、車両幅方向外側に向かうに従って板厚が増加する徐変部43が形成されており、この徐変部43により、天壁部42における車両幅方向外側の端部は、天壁部42における車両幅方向内側の端部よりも肉厚に形成されている。従って、天壁部42とエプロンアッパメンバ30との接続部の局所変形を抑制することができる。
なお、上述の本発明の一実施形態において、横リブ34は、エプロンアッパメンバ30の連結壁部64に形成されていたが、エプロンアッパメンバ30であれば、いずれの部位に形成されていても良い。同様に、縦リブ36も、フレーム32の連結壁部74に形成されていたが、フレーム32であれば、いずれの部位に形成されていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車体前部構造
12 フロントサイドメンバ
14 サスペンションタワー構造体
28 サスペンションタワー
30 エプロンアッパメンバ
32 フレーム
34 横リブ
36 縦リブ
42 天壁部
43 徐変部
46 フロントサスペンション
60,62,70,72 側壁部
80,82 補強リブ

Claims (7)

  1. フロントサスペンションを収容するサスペンションタワーと、
    前記サスペンションタワーの天壁部に沿って車両前後方向に延びるエプロンアッパメンバと、
    前記サスペンションタワーの車両前側及び車両後側に配置されると共に、前記エプロンアッパメンバから車両下側且つ車両幅方向内側に向けて延び、且つ、前記サスペンションタワー及び前記エプロンアッパメンバと共に鋳物製のサスペンションタワー構造体に一体に形成された一対のフレームと、
    前記エプロンアッパメンバに形成されると共に、前記エプロンアッパメンバに沿って延びる横リブと、
    前記一対のフレームの各々に形成されると共に、前記一対のフレームの各々に沿って延び、且つ、前記横リブと接続された一対の縦リブと、
    を備えた車体前部構造。
  2. 前記サスペンションタワーの下部に沿って車両前後方向に延びるフロントサイドメンバを備え、
    前記一対のフレームは、前記フロントサイドメンバ及び前記エプロンアッパメンバを連結している、
    請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記エプロンアッパメンバ及び前記一対のフレームは、開断面状に形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記横リブは、前記エプロンアッパメンバの断面内に突出し、
    前記一対の縦リブは、前記一対のフレームの各々の断面内に突出している、
    請求項3に記載の車体前部構造。
  5. 前記横リブは、前記エプロンアッパメンバに形成され車両幅方向に対向する一対の側壁部の間に形成され、
    前記エプロンアッパメンバに形成された前記一対の側壁部と前記横リブとは、車両幅方向に延びる補強リブによって連結されている、
    請求項3又は請求項4に記載の車体前部構造。
  6. 前記縦リブは、前記フレームに形成され車両前後方向に対向する一対の側壁部の間に形成され、
    前記フレームに形成された前記一対の側壁部と前記縦リブとは、車両前後方向に延びる補強リブによって連結されている、
    請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  7. 前記エプロンアッパメンバにおける車両幅方向内側の側部には、前記天壁部における車両幅方向外側の端部が接続され、
    前記天壁部における車両幅方向外側の端部は、前記天壁部に車両幅方向外側に向かうに従って板厚が増加する徐変部が形成されることにより、前記天壁部における車両幅方向内側の端部よりも肉厚に形成されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車体前部構造。
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