JP2004249801A - 車体前部構造 - Google Patents

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Akiyoshi Watanabe
明義 渡辺
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Abstract

【課題】大幅な部品点数及び重量の増加なしに、車両前突時にフロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形させる。
【解決手段】サスペンションタワー30とエプロン32は、アルミの鋳造部品で一体構造とされており、エプロン32の前部32Aには、車体斜め上下方向に沿って補強用リブ34形成されている。フロントサイドメンバ12の上面12Fには、接合フランジ46が形成されており、接合フランジ46におけるサスペンションタワー30との結合部の前部46Cと後部46Dはフロントサイドメンバ12の上面12Fを横切っている。また、接合フランジ46におけるサスペンションタワー30との結合部とサスペンションタワー30のサスペンション取付面30Bとの間が複数の縦壁部30Cで形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車体前部構造に係り、詳しくは自動車等の車体において前突時にフロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形するための車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車体構造においては、ストラットの支持剛性を確保するため、ストラットの上端を支持するストラットブラケットを形成する前面部、ストラット支持面、後面部の各端縁に亘って断面コ字状に連続形成されたアーチ状補強部材を形成し、このアーチ状補強部材の前端及び後端をサイドフレームに結合した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−211552号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなストラット構造を車体前部におけるサスペンションタワーに適用した場合には、車両前突時に、サスペンションタワーの下部が結合されたフロントサイドメンバの車幅方向外方及び車体上方への変形を抑制することが難しく、フロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形させるためには、ブレース等の別部品でフロントサイドメンバを補強し、フロントサイドメンバの車幅方向外方及び車体上方への変形を抑制する必要があり、部品点数及び重量が大幅に増加する。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、大幅な部品点数及び重量の増加なしに、車両前突時にフロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形させることができる車体前部構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車体前部構造は、サスペンションタワーと一体構造とされたエプロンと、
前記エプロンとサスペンションタワーとの接合フランジを有するフロントサイドメンバと、
前記エプロンの前部に車体斜め上下方向に沿って形成され、下端部が前記接合フランジに結合された補強用リブと、
を有し、
前記接合フランジにおける前記サスペンションタワーとの結合部と前記サスペンションタワーのサスペンション取付面との間が複数の縦壁部で形成されており、前記接合フランジにおける前記サスペンションタワーとの結合部の一部は前記フロントサイドメンバの上面を横切っていることを特徴とする。
【0007】
従って、車両前突時に、フロントサイドメンバにおけるサスペンションタワーとの連結部及びその近傍に曲げ力が作用した場合には、この曲げ力を、サスペンションタワーと一体構造とされたエプロンの前部に車体斜め上下方向に沿って形成され、下端部がフロントサイドメンバの接合フランジに結合された補強用リブで支持することができると共に、一部がフロントサイドメンバの上面を横切っている接合フランジと、サスペンションタワーのサスペンション取付面と接合フランジとの間に形成された複数の縦壁部でも支持することができる。この結果、車両前突時に、フロントサイドメンバにおける曲げ変形を抑制できる。このため、大幅な部品点数及び重量の増加なしに、車両前突時にフロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明における車体前部構造の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0009】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0010】
図2に示される如く、本実施形態における自動車車体10の前部の車幅方向両端下部近傍には、車体前後方向に延設されたフロントサイドメンバ12が配設されており、これらのフロントサイドメンバ12は車体前後方向に延びる閉断面構造とされている。また、フロントサイドメンバ12の前端部12Aには、アルミの押出し材で構成されフロントサイドメンバの前部を構成するフロントサイドメンバフロント13と、クラッシュボックス14を介してバンパリインフォースメント16が取付けられている。
【0011】
フロントサイドメンバ12の後部12Bは、車幅方向外側に膨出されており、後部12Bの車幅方向外側縁部12Cは、左右のロッカ18の前部18Aに連結されている。また、フロントサイドメンバ12の後部12Bの車幅方向内側部12Dには、車体後方からフロアアンダメンバ20の前部20Aが挿入され結合されている。
【0012】
フロントサイドメンバ12の後部12Bの車体前方側に隣接する部位は、平面視において、車体前方外側から車体後方内側へ傾斜し、且つ、図3に示される如く、車体前方上側から車体後方下側へ傾斜し傾斜部(キック部)12Eとなっている。また、左右のフロントサイドメンバ12における傾斜部12Eと後部12Bには、フロントサスペンションメンバ22が架設されている。
【0013】
図3に示される如く、フロントサスペンションメンバ22の車幅方向両端部は、それぞれ車体前側上方に延設された前側取付脚部22Aと、車体後方へ延設された後側取付脚部22Bとの二又に分岐されており、フロントサスペンションメンバ22は、前側取付脚部22Aと後側取付脚部22Bとにおいてフロントサイドメンバ12の下部に取付けられている。
【0014】
図1に示される如く、サスペンションタワー30とエプロン32は、アルミの鋳造部品で一体構造とされており、エプロン32の前部32Aには、車体斜め上下方向に沿って補強用リブ34形成されている。補強用リブ34は車体前後方向に所定の間隔を開けて複数本形成されており、エプロン32の上縁部32Bから下端縁部32Cまで延設されている。
【0015】
図4に示される如く、フロントサイドメンバ12は、軸線方向(車体前後方向)に沿って上下2つに分割されており、フロントサイドメンバ12の上部を構成するフロントサイドメンバアッパ40と、フロントサイドメンバ12の下部を構成するフロントサイドメンバロア42とで構成されている。また、フロントサイドメンバアッパ40とフロントサイドメンバロア42は、アルミの鋳造部品とされていおり、フロントサイドメンバ12は車体前後方向へ延びる閉断面構造となっている。
【0016】
図1に示される如く、フロントサイドメンバ12の上面12Fには、車体前後方向に連続して接合フランジ46が立設されており、接合フランジ46の前端部には、車幅方向外側に屈曲した屈曲部46Aが形成されている。この屈曲部46Aは、エプロン32の最前部に形成された補強用リブ34の下端部34Aの前面34Bに溶着されている。
【0017】
また、接合フランジ46の前部46Bは、フロントサイドメンバ12の上面12Fの車幅方向外側縁部に形成されており、接合フランジ46の前部46Bには、エプロン32の下端縁部32Cと補強用リブ34の下端部34Aとが溶着されている。
【0018】
接合フランジ46におけるサスペンションタワー30の下端縁部30Aとの結合部の前部46Cは、フロントサイドメンバ12の上面12Fを車幅方向外側から車幅方向内側へ向かって横切っており、結合部の後部46Dは、フロントサイドメンバ12の上面12Fを車幅方向内側前記前方から車幅方向外側後方へ向かって斜めに横切っている。また、接合フランジ46におけるサスペンションタワー30の下端縁部30Aとの結合部の前後方向中間部46Eは、フロントサイドメンバ12の上面12Fの車幅方向内側縁部に形成されており、車体前後方向に沿っている。
【0019】
サスペンションタワー30の下端縁部30Aと、サスペンションタワー30の上壁部となるサスペンション取付面30Bとの間には、複数の縦壁部30が形成されており、各縦壁部30の境には、それぞれサスペンションタワー30の下端縁部30Aとサスペンション取付面30Bとを連結する稜線30Dが形成されている。
【0020】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0021】
本実施形態では、車両前突時に、クラッシュボックス14が軸圧縮変形した後の衝突前半に、フロントサイドメンバ12におけるサスペンションタワー30との連結部及びその近傍となる部位に、車幅方向外方(図2の矢印A方向)及び車体上方(図3の矢印B方向)への曲げ力が作用する。
【0022】
しかしながら、本実施形態では、これらの曲げ力を、サスペンションタワー30と一体構造とされたエプロン32の前部に車体斜め上下方向に沿って形成され、下端部34Aが、フロントサイドメンバ12の接合フランジ46に結合された補強用リブ34で支持することができると共に、これらの曲げ力を、前部46Cと後部46Dとがフロントサイドメンバ12の上面12Fを横切っている接合フランジ46と、サスペンションタワー30のサスペンション取付面30Bと接合フランジ46との間に形成された複数の縦壁部30Cと稜線30Dでも支持することができる。
【0023】
この結果、本実施形態では、車両前突時に、フロントサイドメンバ12におけるサスペンションタワー30との連結部及びその近傍における車幅方向外方及び車体上方への曲げ変形を抑制できる。このため、大幅な部品点数及び重量の増加なしに、車両前突時にフロントサイドメンバの前部を構成するフロントサイドメンバフロント13及びクラッシュボックス14を確実に軸圧縮変形させることができ、所望の車体剛性を得ることができる。
【0024】
同時に、衝突の中期から後半にかけて、フロントサイドメンバ12の傾斜部(キック部)12Eに作用する入力(図3の矢印F)を、接合フランジ46とサスペンションタワー30を介して、サスペンションタワー30のサスペンション取付面30Bが連結されたエプロンアッパ側へ分散できる。この結果、フロントサイドメンバ12の傾斜部(キック部)12Eに発生するモーメント(図3の矢印M)も低減することができる。
【0025】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであり、例えば、フロントサイドメンバ12を構成するフロントサイドメンバアッパ40とフロントサイドメンバロア42の形状及び材質は上記実施形態に限定されない。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車体前部構造は、サスペンションタワーと一体構造とされたエプロンと、エプロンとサスペンションタワーとの接合フランジを有するフロントサイドメンバと、エプロンの前部に車体斜め上下方向に沿って形成され、下端部が接合フランジに結合された補強用リブと、を有し、接合フランジにおけるサスペンションタワーとの結合部とサスペンションタワーのサスペンション取付面との間が複数の縦壁部で形成されており、接合フランジにおけるサスペンションタワーとの結合部の一部はフロントサイドメンバの上面を横切っているため、大幅な部品点数及び重量の増加なしに、車両前突時にフロントサイドメンバの前部を確実に軸圧縮変形させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す車体前方斜め内側上方から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す概略平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す概略側断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
10 自動車車体
12 フロントサイドメンバ
13 フロントサイドメンバフロント
30 サスペンションタワー
30B サスペンション取付面
32 エプロン
34 補強用リブ
46 フロントサイドメンバの接合フランジ

Claims (1)

  1. サスペンションタワーと一体構造とされたエプロンと、
    前記エプロンとサスペンションタワーとの接合フランジを有するフロントサイドメンバと、
    前記エプロンの前部に車体斜め上下方向に沿って形成され、下端部が前記接合フランジに結合された補強用リブと、
    を有し、
    前記接合フランジにおける前記サスペンションタワーとの結合部と前記サスペンションタワーのサスペンション取付面との間が複数の縦壁部で形成されており、前記接合フランジにおける前記サスペンションタワーとの結合部の一部は前記フロントサイドメンバの上面を横切っていることを特徴とする車体前部構造。
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