JP2014121750A - 自動調製システム - Google Patents

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Abstract

【課題】有害物質から作業者をより確実に保護することが可能な自動調製システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る自動調製システムにあっては、ケースと、圧力調整部と、複数のロボットとを備える。ケースは、内部が作業空間となる。圧力調整部は、ケースの内部を外部に対して陰圧に保つ。複数のロボットは、ケースの天井面に設置され、それぞれアームを有するように構成される。また、複数のロボットは、アームを協働させて調製作業を行う。
【選択図】図1A

Description

開示の実施形態は、自動調製システムに関する。
従来、薬剤などの調製作業中に有害物質から作業者を保護する安全キャビネットが知られている。かかる安全キャビネットは、内部が作業空間となるケースと、ケースの壁面に設けられる開口部を開閉可能な扉と、ケースに接続されてケース内部の空気を吸気する吸気部とを備える(例えば、特許文献1参照)。
上記した安全キャビネットにあっては、例えば作業者が手袋等を装着して開口部からケースの内部へ手を挿入して作業を行う場合に、ケース内部の有害物質が開口部から作業者側へ漏出することを防止することで、作業者を有害物質から保護することができる。
特開2003−269763号公報
しかしながら、安全キャビネットを用いて作業を行う場合であっても、ケース内部で作業を行う作業者の手は有害物質にさらされる可能性がある。実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、有害物質から作業者をより確実に保護することが可能な自動調製システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る自動調製システムは、内部が作業空間となるケースと、前記ケースの内部を外部に対して陰圧に保つ圧力調整部と、前記ケースの天井面に設置され、それぞれアームを有する複数のロボットとを備える。前記複数のロボットは、前記アームを協働させて調製作業を行う。
実施形態の一態様によれば、有害物質から作業者をより確実に保護することが可能な自動調製システムを提供することができる。
図1Aは、実施形態に係る自動調製システムを示す説明図である。 図1Bは、実施形態に係る自動調製システムを示す説明図である。 図1Cは、実施形態に係る自動調製システムを示す説明図である。 図2は、図1AのA−A’線断面図である。 図3は、図1Aに示す安全キャビネットの説明平面図である。 図4は、図1Aに示す第1のロボットの構成を示す正面図である。 図5は、図1Aに示す第2のロボットの構成を示す正面図である。 図6Aは、図1Aに示す第1のロボットの手首機構の説明図である。 図6Bは、図1Aに示す第2のロボットの手首機構の説明図である。 図7は、実施形態に係る自動調製システムにおいて行われる作業の作業手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する自動調製システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1A、図1Bおよび図1Cは、実施形態に係る自動調製システム1を示す説明図である。なお、図1Aには、扉2a,2bによってケース3の開口部4a,4bが閉塞された状態を示しており、図1Bには、扉2bによってケース3の開口部4bのみが開放された状態を示している。また、図1Cには、扉2aによってケース3の開口部4aが開放された状態を示している。
また、説明を分かり易くするために、図1Aから図1Cには、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸、ケース3の前後方向をX軸、左右方向をY軸とした3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。
図1Aから図1Cに示すように、自動調製システム1は、安全キャビネット10と、複数のロボット20a,20bと、コントローラ50と、シミュレータ51とを備える。
かかる自動調製システム1では、調製前の薬剤が封入された薬剤容器を収納するトレイTが、後述する搬出入装置によって安全キャビネット10内へ搬入されると、ロボット20a,20bは、薬剤を調製する作業を安全キャビネット10内で行う。そして、自動調製システム1は、調製後の薬剤が収納されたトレイTを、搬出入装置によって安全キャビネット10から外部へ搬出する。
このように、自動調製システム1は、薬剤の調製作業を自動化したシステムである。なお、以下において、ロボット20a,20bに薬剤の調製作業を行わせる場合について説明するが、自動調製システム1は、ロボット20a,20bに薬剤の調製作業以外の作業を行わせる場合にも適用可能である。具体的には、例えば液体状、気体状や粉体状のものを調合して食品や工業製品を作る作業にも適用可能である。
以下、自動調製システム1が備える構成要素について説明する。安全キャビネット10は、ケース3と、扉2a,2bと、吸気部(圧力調整部)11と、搬出入装置12とを備える。
ケース3は、金属製で略直方体形状の筐体であり、内部が作業空間となる。なお、ケース3の材質および形状は、上記に限定されるものではなく、調製作業の内容に応じて適宜に変更してもよい。
図2は、図1AのA−A’線断面図である。図2に示すように、ケース3の前後左右にある4つの壁面のうちの一つの壁面側、例えば前面側(図2において右側)には、内部空間と外部空間とを連通する開口部4aが設けられる。開口部4aは、ケース3の前面側の全域に亘って略矩形状に形成される。ケース3には、この開口部4aを開閉可能な扉2aが取り付けられる。
図1Bおよび図2によく示すように、扉2aには開口部4bが形成される。具体的には、例えば図1Bにおいて扉2aの左下部が部分的に略矩形状に切り欠かれて開口部4bが形成される。そしてケース3には、開口部4bを開閉可能な扉2bが、扉2aの外側に重畳するように取り付けられる。この開口部4bは、後述する如く、薬剤の搬出入に利用される。このように、ケース3の壁面側において薬剤の搬出入部位には、搬出入用の開口部4bが設けられている。なお、開口部4bは、ロボット20aの近傍に配置されるが、これについては後に説明する。
上記した2枚の扉2a,2bは、例えば、金属性のガイドレールと、ガイドレールに嵌め込まれ、扉2a,2bの外部から扉2a,2bの内部を視認可能な程度の透光性を有する強化ガラスとによって形成される。
かかる扉2a,2bは、それぞれ昇降可能に構成され、図1Aに示すように扉2a,2bの両方が下降されることで開口部4a,4bを閉塞してケース3の内部を外部から隔離された閉塞空間とする。また、図1Bに示すように扉2bのみが上昇されることで開口部4bを開放し、さらに図1Cに示すように扉2aが上昇されることで開口部4aを開放する。
したがって、自動調製システム1は、扉2a,2bが図1Aに示す状態にあるとき、ケース3の内部に配置されたロボット20a,20bを協働させて、薬剤の調製作業を行わせることで、有害物質から作業者をより確実に保護することが可能となるが、これについては後に詳説する。
また、自動調製システム1は、扉2a,2bが図1Bに示す状態にあるとき、例えば薬剤の搬出入を搬出入装置12に行わせることが可能となる。これにより、薬剤の搬出入時において、ケース3の内部空間と外部空間とが連通する面積を小さくできるとともに、搬出入に要する時間も短くでき、よって有害物質から作業者をより一層確実に保護することができるが、これについても後述する。
さらに、扉2a,2bを図1Cに示す状態となるようにして、ケース3の前面側を大きく開放するようにすれば、例えばロボット20a,20bのメンテナンス作業などを容易に行うことができる。
ケース3の底部3aは、作業台として機能し、そこには薬剤の調製作業に用いられる各種の器具が載置される。調製作業用の器具としては、例えば、後述するシリンジSを一時的に保持する保持治具13a、使用済みのシリンジSなどを廃棄する廃棄瓶13bなどである。なお、底部3aには、上記した保持治具13aや廃棄瓶13b以外にも、薬剤が充填された薬剤容器(バイタル)Vを仮置きする仮置き台などが載置されるが、図示の簡略化のため、省略する。また、保持治具13aや廃棄瓶13bは、本実施形態の要旨ではないため、模式的に示している。
図3は、安全キャビネット10の説明平面図である。なお、図3においては、ケース3の底部3aの形状、搬出入装置12やロボット20a,20bの配置などを理解し易くするため、ケース3の天井部3bを透視して示している。
図3によく示すように、ケース3の底部3aには、外方に向けて突出する突出部3a1が形成される。具体的に突出部3a1は、例えば底部3aの図3において左下部から部分的にX軸の負方向に向けて突出するように形成される。突出部3a1には、薬剤をケース3の内部に搬出入する搬出入装置12が設置される。
搬出入装置12は、複数のコンベアを備える、具体的には、例えば第1のコンベア12aと、第2のコンベア12bとを備える。第1、第2のコンベア12a,12bは、図示しない駆動源(例えばサーボモータ)によってベルトを駆動させるベルトコンベアである。なお、第1、第2のコンベア12a,12bは、ベルトコンベアに限定されるものではなく、ローラコンベアやチェーンコンベアなどの他の搬出入装置であってもよい。
第1、第2のコンベア12a,12bは、X軸と並列に(略平行に)配置され、長手方向の一端が突出部3a1に位置する、すなわち、ケース3の外部に位置する一方、他端がケース3の内部に位置するように配置される。
また、第1、第2のコンベア12a,12bは、ベルトの駆動方向が互いに相違するように構成される。すなわち、例えば第1のコンベア12aのベルトは、ケース3の外部から内部へ向けて駆動する、換言すれば、X軸の正方向に駆動する。他方、第2のコンベア12bのベルトは、ケース3の内部から外部へ向けて駆動する、換言すれば、X軸の負方向に駆動する。
これにより、作業者は、薬剤のケース3内部への搬出入作業を搬出入装置12を介して行うことができる。すなわち、作業者は、例えば調製前の薬剤が封入された薬剤容器V、シリンジS、および輸液バッグBなど調製作業に必要な物が収納されたトレイTを、突出部3a1の第1のコンベア12a上に置く。そして、ケース3の開口部4bが開放された状態で、第1のコンベア12aを駆動させると、トレイTはケース3の内部に搬入されることとなる。なお、図3はトレイTが搬入された状態を示している。
また、図示は省略するが、後述するように、調製後の薬剤が封入された輸液バッグBを収納するトレイTは、ロボット20a,20bによってケース3内の第2のコンベア12b上に置かれる。そして、ケース3の開口部4bが開放された状態で、第2のコンベア12bを駆動させると、トレイTはケース3の内部から外部、正確には、突出部3a1まで搬出されることとなる。
このように、自動調製システム1は搬出入装置12を備えることから、作業者はケース3の内部に手を挿入することなく、薬剤の搬出入作業を行うことができ、よって有害物質から作業者をより確実に保護することができる。
なお、上記した各コンベア12a,12bの駆動方向は例示であって、逆向きであってもよい。また、搬出入装置12が2つのコンベア12a,12bを備えるようにしたが、それに限られるものではなく、例えば1つのコンベアを備え、駆動源たるモータが正転または逆転して、ベルトの駆動方向を切り替えるようにしてもよい。
図1Aなどによく示すように、吸気部11は、例えば、ケース3の天井部3bに設けられ、ケース3内部の空気を吸気して圧力を調整するファンである。かかる吸気部11は、ケース3の内部から吸気した空気を浄化するHEPAフィルタ (High Efficiency Particulate Air Filter)を備え、HEPAフィルタによって浄化された空気を、排気ダクト14を介して屋外等へ排気する。これにより、ケース3内部の作業空間内はケース3外部に対して陰圧に保たれ、作業中に発生する有害物質等が外部へ拡散しないように構成されている。
複数のロボット20a,20bは、例えば2台である。なお、ロボットの台数を2台としたが、それに限定されるものではなく、3台以上であってもよい。以下においては、図1Aにおいて符号20aで示されるロボットを「第1のロボット」(一方のロボットに相当)、符号20bで示されるロボットを「第2のロボット」(他方のロボットに相当)と称する。
第1、第2のロボット20a,20bはともに、ケース3の天井面3b1に設置される、天吊り型の多軸ロボットである。詳しくは、第1のロボット20aは、第1の基台30aに取り付けられ、第1の基台30aを介して天井面3b1に設置される。同様に、第2のロボット20bは、第2の基台30bに取り付けられ、第2の基台30bを介して天井面3b1に設置される。
第1、第2のロボット20a,20bの先端には、それぞれエンドエフェクタ28a,28bが接続される。エンドエフェクタ28a,28bは、例えば薬剤容器VやシリンジSなどの把持動作が可能なロボットハンドである。なお、エンドエフェクタ28a,28bは、ロボットハンドに限定されるものではなく、調製作業が可能であれば、薬剤容器Vなどを吸着して保持するような吸着部などであってもよい。
図4は、図1Aに示す第1のロボット20aの構成を示す正面図である。
図4に示すように、第1のロボット20aは、アーム20a1を有する7軸ロボットである。具体的には、第1のロボット20aは、第1のアーム部21a〜第6のアーム部26aと、第1のアーム部21aに接続されるエンドエフェクタ28a(図4では図示省略)とを備える。
第1のアーム部21a(第1の一方側アーム部に相当)は、基端部が第2のアーム部22a(第2の一方側アーム部に相当)によって支持され、先端部においてエンドエフェクタ28aを支持する。第2のアーム部22aは、基端部が第3のアーム部23a(第3の一方側アーム部に相当)によって支持され、先端部において第1のアーム部21aを支持する。第3のアーム部23aは、基端部が第4のアーム部24aによって支持され、先端部において第2のアーム部22aを支持する。
上記の如く、アーム20a1の先端側であって、エンドエフェクタ28aが接続された第1のアーム部21aと、それに接続される第2、第3のアーム部22a,23aとを、この明細書においては「手首機構」と称し、図4において符号20a2で示す。
第4のアーム部24aは、基端部が第5のアーム部25aによって支持され、先端部において第3のアーム部23aを支持する。第5のアーム部25aは、基端部が第6のアーム部26aによって支持され、先端部において第4のアーム部24aを支持する。第6のアーム部26aは、基端部が第1の基台30aによって支持され、先端部において第5のアーム部25aを支持する。
また、第1のロボット20aは、第1のアーム部21a〜第6のアーム部26aおよび第1の基台30aの各連結部分である関節部に、それぞれ第1アクチュエータ21a1〜第7アクチュエータ27a1を備える。
具体的には、エンドエフェクタ28a(図4で図示せず)と第1のアーム部21aとは、第1アクチュエータ21a1を介して連結されており、第1アクチュエータ21a1の駆動により、エンドエフェクタ28aが第1アクチュエータ21a1の回転軸A1(第1の一方側回転軸に相当。以下、「第1の回転軸A1」と記載する)を中心に回転する。
第1のアーム部21aと第2のアーム部22aとは、第2アクチュエータ22a1を介して連結されており、第2アクチュエータ22a1の駆動により、第1のアーム部21aが第2アクチュエータ22a1の回転軸A2(第2の一方側回転軸に相当。以下、「第2の回転軸A2」と記載する)を中心に回転する。第2のアーム部22aと第3のアーム部23aとは、第3アクチュエータ23a1を介して連結されており、第3アクチュエータ23a1の駆動により、第2のアーム部22aが第3アクチュエータ23a1の回転軸A3(第3の一方側回転軸に相当。以下、「第3の回転軸A3」と記載する)を中心に回転する。
第3のアーム部23aと第4のアーム部24aとは、第4アクチュエータ24a1を介して連結されており、第4アクチュエータ24a1の駆動により、第3のアーム部23aが第4アクチュエータ24a1の回転軸A4(以下、「第4の回転軸A4」と記載する)を中心に回転する。第4のアーム部24aと第5のアーム部25aとは、第5アクチュエータ25a1を介して連結されており、第5アクチュエータ25a1の駆動により、第4のアーム部24aが第5アクチュエータ25a1の回転軸A5(以下、「第5の回転軸A5」と記載する)を中心に回転する。
第5のアーム部25aと第6のアーム部26aとは、第6アクチュエータ26a1を介して連結されており、第6アクチュエータ26a1の駆動により、第5のアーム部25aが第6アクチュエータ26a1の回転軸A6(以下、「第6の回転軸A6」と記載する)を中心に回転する。第6のアーム部26aと第1の基台30aとは、第7アクチュエータ27a1を介して連結されており、第7アクチュエータ27a1の駆動により、第6のアーム部26aが第7アクチュエータ27a1の回転軸A7(以下、「第7の回転軸A7」と記載する)を中心に回転する。
第1のロボット20aの手首機構20a2においては、第1の回転軸A1は、第2の回転軸A2に対して垂直(直角)であり、第2の回転軸A2は、第1の回転軸A1に対して垂直であり、かつ第3の回転軸A3に対して平行である。手首機構20a2において、第3の回転軸A3は、第2の回転軸A2および第4の回転軸A4に対して平行である。
また、第4の回転軸A4は、第3の回転軸A3に対して平行であり、かつ第5の回転軸A5に対して垂直である。第5の回転軸A5は、第4の回転軸A4および第6の回転軸A6に対して垂直であり、第6の回転軸A6は、第5の回転軸A5および第7の回転軸A7に対して垂直であり、第7の回転軸A7は、第6の回転軸A6に対して垂直である。なお、ここでいう「垂直」あるいは「平行」などの語句は、必ずしも数学的に厳密な精度を必要とするものではなく実質的な公差や誤差などについては許容されるものである。
第1のロボット20aにあっては、手首機構20a2における各回転軸A1,A2,A3の並びを上記の如く構成したことから、手首部分が曲げ易くなり、よって例えばトレイTなどを持ち上げる作業などを行うのに適した構造となっている。
図1Aなどに示すように、前述した開口部4bは、このような構造の第1のロボット20aの近傍に設けられている。これにより、第1のロボット20aは、薬剤の搬出入作業を容易に行うことができる。すなわち、第1のロボット20aと開口部4bとが近接しているため、第1のロボット20aは、開口部4bから搬入されたトレイTを持ち上げるなどの作業を容易に実行することが可能となる。
図5は、第2のロボット20bの構成を示す、図4と同様な正面図である。
第2のロボット20bにあっては、第1のロボット20aと同様、アーム20b1を有する7軸ロボットである。第2のロボット20bは、第1のアーム部21b〜第6のアーム部26bと、第1アクチュエータ21b1〜第7アクチュエータ27b1とを備える点では、第1のロボット20aと同じである。ただし、第2のロボット20bの手首機構20b2は、第1のロボット20aの手首機構20a2と相違する。なお、この明細書において「第2のロボット20bの手首機構20b2」は、第1のロボット20aの手首機構20a2と同様、第1のアーム部21b〜第3のアーム部23bを意味する。
具体的には、第2のロボット20bの手首機構20b2においては、エンドエフェクタ28b(図5で図示せず)を駆動する第1アクチュエータ21b1の第1の回転軸B1(第1の他方側回転軸に相当)は、第1のアーム部21b(第1の他方側アーム部に相当)を駆動する第2アクチュエータ22b1の第2の回転軸B2(第2の他方側回転軸に相当)に対して垂直である。また、第2の回転軸B2は、第1の回転軸B1、および第2のアーム部22b(第2の他方側アーム部に相当)を駆動する第3アクチュエータ23b1の第3の回転軸B3(第3の他方側回転軸に相当)に対して垂直である。また、第3の回転軸B3は、第2の回転軸B2、および第3のアーム部23b(第3の他方側アーム部に相当)を駆動する第4アクチュエータ24a1の第4の回転軸B4に対して垂直である。
第2のロボット20bにあっては、手首機構20b2における各回転軸B1,B2,B3の並びを上記の如く構成したことから、手首部分を回転させ易くなり、よって例えばシリンジSを把持し、封入された薬剤を撹拌する作業などを行うのに適した構造となっている。
図6Aは第1のロボット20aの手首機構20a2の説明図であり、図6Bは第2のロボット20bの手首機構20b2の説明図である。図6Aおよび図6Bに示すように、第1のロボット20aの手首機構20a2と、第2のロボット20bの手首機構20b2とを、上述のように相違させるようにした。具体的には、第1のロボット20aの第3の回転軸A3の向きを、第2のロボット20bの第3の回転軸B3の向きと相違させるようにした。これにより、得意とする作業を第1のロボット20aと第2のロボット20bとで異ならせることができるため、各ロボット20a,20bを効率よく協働させることができ、結果として薬剤の調製作業を速やかに実行することができる。
また、手首機構20a2と手首機構20b2とが相違するため、第1のロボット20aが特異点となる姿勢と、第2のロボット20bが特異点となる姿勢とを異ならせることができる。詳しくは、複数の関節軸を備える多関節ロボットでは、特異点と呼ばれる位置(姿勢)が存在する。具体的に特異点とは、ロボット先端部の位置および姿勢から各関節軸の角度を求める逆キネマティクス演算の解が不定となる位置である。ロボットが特異点姿勢を取った場合、各関節軸を駆動させるモータへの指令値が求まらず、ロボットを動作させることができなくなってしまう。
このような特異点姿勢を、第1のロボット20aと第2のロボット20bとで相違させることができることから、第1、第2のロボット20a,20bを協働させる場合に、一方のロボットが特異点姿勢となるような作業を、他方のロボットが代わりに行うことも可能となる。このようにすることで、第1のロボット20aおよび第2のロボット20bが特異点姿勢とならないようにしつつ、調製作業を行うことができる。
ここで、上述した第1、第2の基台30a,30bについて説明する。図4,5によく示すように、第1のロボット20aが取り付けられる第1の基台30aの取り付け面30a1の水平面(X−Y平面)に対する角度は、第2のロボット20bが取り付けられる第2の基台30bの取り付け面30b1の水平面に対する角度と相違する。
具体的には、例えば第1の基台30aの取り付け面30a1が水平面に対して所定角度傾斜するように形成される一方、第2の基台30bの取り付け面30b1は水平面と略平行とされる。
これにより、各ロボット20a,20bの動作範囲を拡大できるとともに、第1のロボット20aおよび第2のロボット20bが特異点姿勢となるのを回避しつつ、調製作業を行うことが可能となる。
すなわち、上記の如く、第1、第2の基台30a,30bの取り付け面30a1,30b1を相違させることで、各ロボット20a,20bの動作範囲を異ならせることができ、よって例えば一方のロボットが特異点となるような姿勢での調製作業を、他方のロボットが代わりに行うようにすることが可能となる。このようにすることで、第1のロボット20aおよび第2のロボット20bが特異点姿勢となるのを回避しつつ、調製作業を確実に実行することができる。
また、第1の基台30aの取り付け面30a1は、図1Aなどに示すように、薬剤の搬出入口、すなわち、ケース3の開口部4bと対向するように傾斜させられる。これにより、第1のロボット20aにおいては、取り付け面が水平である場合に比して、各連結部分である関節部を過度に屈曲させることなく、エンドエフェクタ28aをトレイTの配置場所(具体的には、搬出入装置12)付近まで駆動させることができ、調製作業を速やかに行うことができる。
また、第1の基台30aの取り付け面30a1を傾斜させることで、例えば第1のロボット20aが搬入作業から調製作業、搬出作業を行うまでに取りうる姿勢において、特異点姿勢をとらないようにすることも可能である。
図1Aなどに示す如く、第1、第2のロボット20a,20bのうちの少なくとも一台、具体的には第1のロボット20aには、第1のロボット20aをケース3の天井面3b1でスライドさせるスライド機構40が接続される。
スライド機構40は、図示は省略するが、例えばサーボモータと、ボールねじとを備える。ボールねじは、ねじ軸と、ナット(スライダ)と、ボールとを備える。ねじ軸には、ボールを介してナットが螺合され、ナットには、第1のロボット20aの第1の基台30aが取り付けられる。また、ねじ軸の一端にはサーボモータの出力軸が接続される。これにより、サーボモータでねじ軸を回転させると、その回転に伴ってナット(スライダ)および第1の基台30aに取り付けられた第1のロボット20aが、天井面3b1でスライド(水平移動)される、換言すれば、例えばY軸方向に直動される。
このように、スライド機構40を備えることで、第1のロボット20aの動作範囲を拡大することができ、調製作業をより速やかに行うことができる。なお、スライド機構40は、上記したボールねじを用いた構成に限定されるものではなく、例えばモータでリンク機構を駆動させて、リンク機構の駆動によってスライダを移動させるような構成であってもよい。
また、前述した開口部4bは、このスライド機構40を備えた第1のロボット20aの近傍に設けられている。これにより、第1のロボット20aは、薬剤の搬出入作業に要する時間を短縮することができる。すなわち、第1のロボット20aは、スライド機構40によって開口部4b付近に移動し、開口部4bから搬入されたトレイTを持ち上げた後、スライド機構40によって作業位置に戻るなどの動作が可能となり、よって薬剤の搬出入作業の時間を短くすることができる。
また、第1のロボット20aと第2のロボット20bとは、Y軸方向において所定の距離、離間して配置される。また、図3によく示すように、第1のロボット20aは、第2のロボット20bに対してX軸方向においてずれるように配置される。具体的には、例えば第1のロボット20aはケース3の前面側に配置される一方、第2のロボット20bはケース3の背面側に配置される。
これにより、第1のロボット20aのアーム20a1の動作範囲と、第2のロボット20bのアーム20b1の動作範囲とをずらすことができ、ケース3の内部の作業空間を有効に利用することができる。
また、天井面3b1において、第1のロボット20aと第2のロボット20bとの間には、吸気部11が設置される。これにより、ケース3内の有害物質を屋外等へ効率よく排気することができる。すなわち、調製作業は、第1、第2のロボット20a,20bを協働させて行われるため、薬剤は、第1、第2のロボット20a,20bの間に配置される時間が長くなる。したがって、吸気部11を上記した位置に設置することで、第1、第2のロボット20a,20bの間にある薬剤から発生する有害物質を、吸気部11から屋外等へ効率よく排気することができる。
第1、第2のロボット20a,20b、搬出入装置12、スライド機構40などは、ケース3の外部に設けられるコントローラ50に接続され、コントローラ50によってその動作が制御される。
コントローラ50は、例えば第1、第2のロボット20a,20bへ所定の動作を行わせるシミュレーションを実行するシミュレータ51に接続される。かかるコントローラ50は、シミュレータ51から所定の動作を第1、第2のロボット20a,20bへ教示するための教示データを受付け、受付けた教示データに基づいて各ロボット20a,20bの動作を制御する。
シミュレータ51は、表示画面51aと入力装置51bとを有する演算装置(例えば、パーソナルコンピュータまたはプログラミングペンダントなど)で構成されており、コントローラ50に接続されることでデータの送受信が可能に構成されている。表示画面51aには、例えばケース3内部の上面視による模式的な図が表示されるようになっている。なお、上記ではシミュレータ51を備えるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えばシミュレータ51を除去し、コントローラ50に予め所定の動作を記憶させる(教示しておく)ようにしてもよい。
ここで、自動調製システム1によって行われる作業の流れについて図7を参照して説明する。図7は、自動調製システム1において行われる一連の調製作業の作業手順を示すフローチャートである。なお、自動調製システム1は、作業手順が作業者によってシミュレータ51を介してコントローラ50に入力され、そのコントローラ50の制御に基づき、図7に示す各作業を実行する。
図7に示すように、自動調製システム1では、調製前の薬剤が封入された薬剤容器Vなどが収納されたトレイTをケース3に搬入する搬入作業が行われる(ステップS1)。なお、トレイTには、薬剤容器V、シリンジS、および輸液バッグBが、所定の位置にセットされているものとする。
かかる搬入作業は、トレイTが作業者によって第1のコンベア12a上にセットされると、コントローラ50は、扉2bを上昇させて開口部4bを開放し、次いで第1のコンベア12aを駆動させてトレイTをケース3の内部へ搬入する。そして、扉2bを下降させて開口部4bを閉塞する。
つづいて、自動調製システム1は、薬剤を調製する調製作業を行う(ステップS2)。かかる調製作業において、コントローラ50は、例えば第1のロボット20aをスライド機構40でトレイT近傍まで移動させ、トレイTをエンドエフェクタ28aで把持して持ち上げさせる。その後、第1のロボット20aをスライド機構40でケース3の中央付近まで移動させ、トレイTをケース3の中央付近の作業位置に載置する。このように、持ち上げる作業を行うのに適した構造の第1のロボット20aが、トレイTを作業位置に搬送するようにしたので、調製作業を速やかに行うことができる。
そして、コントローラ50は、第1のロボット20aのアーム20a1と、第2のロボット20bのアーム20b1とを協働させて薬剤の調製作業を行う。例えば、第1のロボット20aがシリンジSを保持治具13aにセットする。他方、第2のロボット20bは、薬剤容器Vを把持し、保持治具13aにセットされたシリンジSの針に薬剤容器Vを刺す。そして、第1のロボット20aがシリンジSの内筒を引張り、薬剤容器V内の薬剤をシリンジS内に所定量だけ吸液する。
つづいて、第2のロボット20bは、保持治具13aからシリンジSを取り外して撹拌した後、保持治具13aに戻す。第2のロボット20bは、輸液バッグBを把持する。なお、この輸液バッグBには、例えば生理食塩水やブドウ糖等の輸液製剤が封入されている。第2のロボット20bは、輸液バッグBの適宜位置にシリンジSの針を刺す。他方、第1のロボット20aはシリンジSの内筒を押し、シリンジS内の薬剤を輸液バッグBへ注入する。そして、第1のロボット20aは輸液バッグBをトレイTへ戻す。なお、第2のロボット20bは、使用済みの薬剤容器VやシリンジSを廃棄瓶13bに廃棄する。
次いで、自動調製システム1は、調製後の薬剤の搬出(払出)作業を行う(ステップS3)。かかる搬出作業においては、例えば第1のロボット20aはトレイTを把持して持ち上げ、スライド機構40によって第2のコンベア12b近傍まで移動させられる。そこで、第1のロボット20aは、第2のコンベア12b上にトレイTを載置する。
コントローラ50は、扉2bを上昇させて開口部4bを開放し、次いで第2のコンベア12bを駆動させてトレイTをケース3から外部へ搬出する。そして、扉2bを下降させて開口部4bを閉塞し、一連の作業を終了する。なお、上記した調製作業は、あくまでも一例であって、これに限定されるものではない。
このように、自動調製システム1にあっては、薬剤が搬出入される場合に、扉2bが開閉されて開口部4bのみが開放されることから、ケース3の内部空間と外部空間とが連通する面積を小さくできるとともに、搬出入に要する時間も短くでき、よって有害物質から作業者をより確実に保護することができる。
上述してきたように、本実施形態に係る自動調製システム1によれば、ケース3の内部において第1、第2のロボット20a,20bが作業者に代わって調製作業を行うので、作業中に発生する有害物質から作業者をより一層確実に保護することができる。
また、自動調製システム1にあっては、ケース3の天井面3b1に第1、第2のロボット20a,20bが設置されるようにしたので、底部3aの作業領域を可能な限り広く取ることができるとともに、自動調製システム1を小型化でき、自動調製システム1の設置に必要なスペースを小さくすることができる。
なお、上述した実施形態では、第1の基台30aの取り付け面30a1が水平面に対して所定角度傾斜する一方、第2の基台30bの取り付け面30b1が水平面と略平行となるように構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、第1の基台30aの取り付け面30a1の角度が、第2の基台30bの取り付け面30b1の角度と相違していればよく、例えば両方の取り付け面30a1,30b1を水平面に対して傾斜させて、角度を異ならせるようにしてもよい。例えば、取り付け面30a1,30b1を、同一の方向に傾斜させるとともに、その角度を互いに相違させてもよい。また、取り付け面30a1と取り付け面30b1とを、傾斜する方向を相違させるとともに、水平面に対しては同じ傾斜角度でもよく、さらには傾斜する方向および傾斜角度の両方を互いに異ならせるようにしてもよい。
また、開口部4bが扉2aを切り欠いて形成されるように構成したが、これに限られるものではない。すなわち、例えば開口部4aおよび扉2aを除去し、ケース3の壁面側(前面側)において薬剤の搬出入部位のみを開口して開口部4bを設け、そこに扉2bを取り付けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、それぞれアーム20a1,20b1を有する7軸のロボット20a,20bを備えるようにしたが、7軸以外のロボット(例えば6軸ロボット)でもよく、また双腕ロボットなど他の種類のロボットであってもよい。
また、薬剤容器Vとしてバイアルを用いる場合の例を示したが、薬剤容器Vは、バイアルに限定されるものではなく、例えばアンプルや輸液バッグ、ボトルなど薬剤を封入しておくことのできる容器であればよい。
また、一連の調製作業の内容は、上述した実施形態において示した内容に限定されない。例えば、複数の液体の薬剤同士を混ぜ合わせる、または液体状の薬剤と粉体状の薬剤とを混ぜ合わせるなどの作業も可能である。また、上述した実施形態では、調製後の薬剤を輸液バッグBに封入する場合の例を示したが、調製後の薬剤をシリンジSに封入し、かかるシリンジSを搬出してもよい(払い出してもよい)。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 自動調製システム
2a,2b 扉
3 ケース
4a,4b 開口部
10 安全キャビネット
11 吸気部(圧力調整部)
12 搬出入装置
20a 第1のロボット
20a1 アーム
20a2 手首機構
20b 第2のロボット
20b1 アーム
20b2 手首機構
21a 第1のアーム部(第1の一方側アーム部)
21b 第1のアーム部(第1の他方側アーム部)
22a 第2のアーム部(第2の一方側アーム部)
22b 第2のアーム部(第2の他方側アーム部)
23a 第3のアーム部(第3の一方側アーム部)
23b 第3のアーム部(第3の他方側アーム部)
30a 第1の基台
30b 第2の基台
40 スライド機構
50 コントローラ
51 シミュレータ
A1 第1の回転軸(第1の一方側回転軸)
A2 第2の回転軸(第2の一方側回転軸)
A3 第3の回転軸(第3の一方側回転軸)
B1 第1の回転軸(第1の他方側回転軸)
B2 第2の回転軸(第2の他方側回転軸)
B3 第3の回転軸(第3の他方側回転軸)

Claims (10)

  1. 内部が作業空間となるケースと、
    前記ケースの内部を外部に対して陰圧に保つ圧力調整部と、
    前記ケースの天井面に設置され、それぞれアームを有する複数のロボットと
    を備え、
    前記複数のロボットは、
    前記アームを協働させて調製作業を行うこと
    を特徴とする自動調製システム。
  2. 前記複数のロボットのうちの少なくとも一台を前記ケースの天井面でスライドさせるスライド機構を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の自動調製システム。
  3. 前記ケースにおける調製作業に用いる薬剤の搬出入用の開口部が、前記スライド機構を備えたロボットの近傍に設けられること
    を特徴とする請求項2に記載の自動調製システム。
  4. 前記複数のロボットは2台であり、
    一方のロボットの手首機構が、他方のロボットの手首機構と相違すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動調製システム。
  5. 前記一方のロボットの手首機構は、
    第1の一方側回転軸を中心としてエンドエフェクタを回転可能に支持する第1の一方側アーム部と、
    前記第1の一方側回転軸に対して垂直な第2の一方側回転軸を中心として前記第1の一方側アーム部を回転可能に支持する第2の一方側アーム部と、
    前記第2の一方側回転軸に対して平行な第3の一方側回転軸を中心として前記第2の一方側アーム部を回転可能に支持する第3の一方側アーム部とを備え、
    前記他方のロボットの手首機構は、
    第1の他方側回転軸を中心としてエンドエフェクタを回転可能に支持する第1の他方側アーム部と、
    前記第1の他方側回転軸に対して垂直な第2の他方側回転軸を中心として前記第1の他方側アーム部を回転可能に支持する第2の他方側アーム部と、
    前記第2の他方側回転軸に対して垂直な第3の他方側回転軸を中心として前記第2の他方側アーム部を回転可能に支持する第3の他方側アーム部とを備えること
    を特徴とする請求項4に記載の自動調製システム。
  6. 前記ケースにおける薬剤の搬出入用の開口部が、前記一方のロボットの近傍に設けられること
    を特徴とする請求項5に記載の自動調製システム。
  7. 前記一方のロボットは、薬剤を収納するトレイを作業位置に搬送すること
    を特徴とする請求項5または6に記載の自動調製システム。
  8. 前記複数のロボットは2台であり、
    一方のロボットが取り付けられる第1の基台の取り付け面の水平面に対する角度は、
    他方のロボットが取り付けられる第2の基台の取り付け面の水平面に対する角度と相違すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の自動調製システム。
  9. 前記ケースにおける薬剤の搬出入用の開口部を開閉可能な扉
    を備え、
    薬剤が搬出入される場合に、前記扉が開閉されること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の自動調製システム。
  10. 薬剤を前記ケースの内部に搬出入する搬出入装置を備えること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の自動調製システム。
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