JP2006263895A - ロボットハンドリング装置 - Google Patents

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和夫 針木
Masaru Oda
小田  勝
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好紀 落石
Tetsushi Ueda
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    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • B25J9/04Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type by rotating at least one arm, excluding the head movement itself, e.g. cylindrical coordinate type or polar coordinate type
    • B25J9/046Revolute coordinate type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0283Three-dimensional joints

Abstract

【課題】許容慣性モーメントの制限を越えてロボット用ハンドを回動させる。
【解決手段】ロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置において、ロボットのアームの先端の第一手首要素24と、これに垂直な第二手首要素25と、これに垂直な第三手首要素26と、第三手首要素とロボット用ハンドのハンド本体31とを連結する連結手段60とを具備し、ハンド本体は、鉛直軸線Z0回りにおけるハンド本体の慣性モーメントが互いに垂直な二つの水平軸線回りにおけるハンド本体の慣性モーメントのそれぞれよりも大きくなるように、配置されており、連結手段は、第三手首要素26の第三軸線J6とハンド本体とが水平面に配置されるように、第三手首要素26とハンド本体31とを連結しており、第三手首要素の第三軸線が水平面に配置された状態で、ハンド本体の姿勢を鉛直軸線回りに変更するようにしたロボットハンドリング装置を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットの手首に取付けられたロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置に関する。
従来より、ロボットの手首に備えられたロボット用ハンドによって、ワークを搬送および位置決めしている。種々の形式のロボット用ハンドが存在しており、ロボットの手首を挿入できない程度の狭い場所にワークを搬出・搬入する場合、またはロボットからワークまでの距離が長く、それにより、ロボットのアームのストロークが不足する場合などには、先端に把持手段を備えた細長状のハンド本体を有するロボット用ハンドが使用されている。
図5は特許文献1および特許文献2に開示されるような従来技術のアーム式ロボットを示す斜視図である。図5に示されるように、ロボットのアーム120の先端には手首200が取付られている。この手首は連結部320を介してロボット用ハンド300に連結されている。図示されるように、ロボット用ハンド300のハンド本体310は水平面に配置された細長状の平坦部材である。そして、ロボット用ハンド300の先端には把持手段350が設けられおり、この把持手段350は複数の吸着パッド360を備えている。
また、図6はハンド本体310を簡略化して示す略側面図である。図6に示されるように、手首200の軸部240は矢印Aのようにアーム120の軸線回りに回転できる。さらに、手首200は、軸部240に対して垂直な軸線回りに矢印Bのように回転できる軸部250と、軸部250に対して垂直な軸線回りに矢印Cのように回転できる軸部260とを含んでいる。従って、手首200の軸部260はハンド本体310の長手方向に対して垂直に連結することになる。これら軸部240、250、260の矢印A、B、Cで示される個々の回転動作、およびこれら回転動作を適宜組み合わせることによって、ロボット用ハンド300を動作させられる。ロボット用ハンド300のハンド本体310は細長状の平坦部材であるので、ロボット用ハンド300は手首200が進入できない狭い場所、例えばプレス機械内部などに容易に進入でき、またハンド本体310の長さ分だけアーム120のストローク不足を補償できる。特許文献1および特許文献2に開示されるように、ハンド本体310が複数のリンクから構成されている場合も同様である。
特開2001−30190号公報 特開2002−307342号公報
ロボットが搬送できるワークは、ロボットの手首可搬重量、手首200の許容慣性モーメントまたは許容イナーシャなどによって制限される。このため、搬送すべきワーク400(図6を参照されたい)の重量がロボットの手首可搬重量以内であると共に、ロボット用ハンド300の慣性モーメントがロボットの手首許容慣性モーメント以内であることが必要とされる。そして、ロボット用ハンド300の慣性モーメントが許容慣性モーメントを越える場合には、ロボット用ハンド300は回動不能となってワーク400を搬送できなくなる。
図5および図6を参照して説明した従来技術のロボットの場合において、連結部320付近において互いに直行する軸線X1、Y1、Z1を設定する。図5から分かるように、軸線X1は水平面に含まれていてハンド本体310の長手方向に対して平行であり、軸線Y1は同一の水平面に在る軸線X1に対して垂直な軸線であり、さらに軸線Z1はこれら軸線X1、Y1に対して垂直である。そして、これら軸線X1、Y1、Z1回りの慣性モーメントをそれぞれIX1、IY1、IZ1とすると、ロボット用ハンド300のハンド本体310が水平面に配置された細長状の平坦部材であるので、これら慣性モーメントIX1、IY1、IZ1においては、IZ1>IY1>IX1の関係が成立する。
つまり、軸線Z1回りの慣性モーメントIZ1が最も大きい。図5および図6から分かるように、軸部260はハンド本体310に対して垂直に連結されているので、この慣性モーメントIZ1は軸部260のみによってロボット用ハンド300(およびワーク400)を回動させる際に発生する。言い換えれば、最も大きい慣性モーメントIZ1を伴う回動動作は軸部260のみによって行われる。なお、他の慣性モーメントIX1、IY1は軸部240、250の両方かまたは軸部250単独でロボット用ハンド300(およびワーク400)を回動させるときに発生する。
このように慣性モーメントIZ1は他の慣性モーメントIX1、IY1よりも大きいので、軸部260回りでロボット用ハンド300を回動させる際には、慣性モーメントIZ1が許容慣性モーメントを越えることが多く、従って、ロボット用ハンド300が回動不能となってワーク400の搬送不能となりやすい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、許容慣性モーメントによる制限を越えてロボット用ハンドを回動させられるロボットハンドリング装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、ロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置において、ロボットのアームの先端に、該アーム長手方向における第一軸線回りに回転可能に設けられた第一手首要素と、該第一手首要素に、前記第一軸線に対して略垂直な第二軸線回りに回転可能に設けられた第二手首要素と、該第二手首要素に、前記第二軸線に対して略垂直な第三軸線回りに回転可能に設けられた第三手首要素と、該第三手首要素と前記ロボット用ハンドのハンド本体とを連結する連結手段とを具備し、前記ハンド本体は、鉛直軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントが互いに垂直な二つの水平軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントのそれぞれよりも大きくなるように、配置されており、前記連結手段は、前記第三手首要素の前記第三軸線と前記ハンド本体とが水平面に配置されるように、前記第三手首要素と前記ハンド本体とを連結しており、前記第三手首要素の前記第三軸線が水平面に配置された状態で、前記ハンド本体の姿勢を前記鉛直軸線回りに変更するようにしたロボットハンドリング装置が提供される。
すなわち1番目の発明において第三手首要素の第三軸線が水平方向にある状態でハンド本体の姿勢を鉛直軸線回りに変更するときには、ロボット用ハンド(およびワーク)の負荷は第一手首要素および第二手首要素の両方によって複合的に支持される。従って、鉛直軸線回りの慣性モーメントは、第三手首要素(軸部260)のみで支持する従来技術の場合とは異なり、第一手首要素および第二手首要素の両方によって分散される。従って、比較的重いワークであっても、従来技術の場合の許容慣性モーメントによる制限を越えてロボット用ハンドを回動させることが可能となる。
2番目の発明によれば、ロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置において、アームの先端に、該アーム長手方向における第一軸線回りに回転可能に設けられた第一手首要素と、該第一手首要素に、前記第一軸線に対して略垂直な第二軸線回りに回転可能に設けられた第二手首要素と、該第二手首要素に、前記第二軸線に対して略垂直な第三軸線回りに回転可能に設けられた第三手首要素と、該第三手首要素と前記ロボット用ハンドのハンド本体とを連結する連結手段とを具備し、前記ハンド本体は、該ハンド本体が配置される第一の面に対して垂直な軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントが前記第一の面に含まれる互いに垂直な二つの軸線回りにおける慣性モーメントのそれぞれよりも大きくなるように、配置されており、前記連結手段は、前記第三手首要素の前記第三軸線が含まれる第二の面と前記第一の面とが互いに平行になるように、前記第三手首要素と前記ハンド本体とを連結しており、前記第三手首要素の前記第三軸線が前記第二の面に含まれた状態で、前記ハンド本体の姿勢を前記第一の面に対して垂直な前記軸線回りに変更するようにしたロボットハンドリング装置が提供される。
すなわち2番目の発明において第三手首要素の第三軸線が第二の面にある状態でハンド本体の姿勢を第一の面に対して垂直な軸線回りに変更するときには、ロボット用ハンド(およびワーク)の負荷は第一手首要素および第二手首要素の両方によって複合的に支持される。従って、当該軸線回りの慣性モーメントは、第三手首要素(軸部260)のみで支持する従来技術の場合とは異なり、第一手首要素および第二手首要素の両方によって分散される。従って、比較的重いワークであっても、従来技術の場合の許容慣性モーメントによる制限を越えてロボット用ハンドを回動させることが可能となる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記連結手段がL字形状ブラケットである。
すなわち3番目の発明においては、L字形状ブラケットの一面において第三手首要素を支持すると共に、前記一面に対して垂直な他面においてハンド本体を支持するようにする。従って、第三手首要素の第三軸線と前記ハンド本体とを水平面に配置すること、または第二の面と第一の面とを互いに平行にすることを、比較的簡易な構成の連結手段により行うことができる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記ロボット用ハンドの前記ハンド本体は細長状の平坦部材であり、第一のプレス機械において処理された板状ワークを概ね水平に維持した状態で取出して、第二のプレス機械まで搬送するようにした。
すなわち4番目の発明においては、開放状態にあるプレス機械の比較的狭い空間にロボット用ハンドのハンド本体を容易に進退させられ、第一のプレス機械から第二のプレス機械までワークを迅速に搬送することができる。
各発明によれば、許容慣性モーメントによる制限を越えてロボット用ハンドを回動させられるという共通の効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、連結手段を比較的簡易にすることができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、第一のプレス機械から第二のプレス機械までワークを迅速に搬送できるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に基づくロボットハンドリング装置を備えたロボットの斜視図である。図1に示される垂直多間接型ロボット10においては、軸線J1回りに回転可能な回転胴B1がベースB0上に設置されている。回転胴B1は軸線J2回りで回動可能なアーム11に連結されており、このアーム11は軸線J3回りで回動可能なアーム12に連結されている。図示されるようにアーム12の先端12aには、ロボット10の手首20が備えられている。
図2はロボットの手首周りを拡大して示す拡大側面図である。この手首20は三自由度で動作するよう形成されている。図2に示されるように、手首20の軸部24は、アーム12と同心であって軸線J4回りに回転するようにアーム12の先端12aに設けられている。さらに、手首20は軸部24に対して垂直な軸線J5回りに回転する軸部25と、この軸部25に対して垂直な軸線J6回りに回転する軸部26とを有している。従って、本発明のロボット10は軸線J1〜J6回りに動作する六軸構成の垂直多間接型ロボットである。ロボット10は図示しないロボット制御装置によって軸線J1〜J6回りに動作されるものとする。
さらに、図1および図2に示されるように、軸部26の先端は、連結部材60によってロボット用ハンド30のハンド本体31に連結されている。特に図2から分かるように、連結部材60は略L字形状ブラケットであり、互いに垂直な二つの面61、62を備えている。図示される実施形態においては、連結部材60の一方の面61が軸部26の先端に連結されており、連結部材60の他方の面62がハンド本体31にネジ等により連結されている。後述するようにロボット用ハンド30のハンド本体31は細長状の平坦部材であるので、連結部材60によって軸部26とハンド本体31とが連結されると、軸部26はハンド本体31の長手方向に対して概ね平行になる。従って、ハンド本体31が水平面に配置されているときには、手首20の軸部26はこの水平面に対して平行な他の水平面に配置されることになる。なお、連結部材60は必ずしもL字形状ブラケットである必要はなく、軸部26をハンド本体31の長手方向に対して平行に支持することのできる他の部材であってもよい。
図示される実施形態においては、ロボット用ハンド30のハンド本体31は水平面に配置された細長状の平坦部材である。ハンド本体31の先端31aには把持部材35が連結部33を介して設けられている。把持部材35は連結部33に接続されたフレーム34を含んでおり、フレーム34の縁部における複数の所定位置には吸着パッド36がそれぞれ設けられている。これら吸着パッド36は図2において仮想線で示されるワーク40を吸着することができる。なお、このワーク40はロボット10の手首20の可搬重量以内にあるものとする。また、ハンド本体31の基端にはカウンタウェイト39が設けられており、それにより、ロボット用ハンド30の回動時にはカウンタウェイト39が把持部材35(およびワーク40)とバランスするようになる。
図3はハンド本体31を簡略化して示す模式図であり、理解を容易にするために図3においては把持部材35、ワーク40およびカウンタウェイト39等を省略している。前述したようにロボット用ハンド30のハンド本体31は水平面に配置された細長状の平坦部材であり、図3においてはハンド本体31は直方体として描かれている。そして、連結部材60(図3には示さない)付近において互いに直行する軸線X0、Y0、Z0を図示されるように設定する。軸線X0は水平面に含まれていてハンド本体31の長手方向に対して平行であり、軸線Y0は同一の水平面に在る軸線X0に対して垂直な軸線であり、さらに軸線Z0はこれら軸線X0、Y0に対して垂直である。
また、ハンド本体31のZ0方向の辺を辺a、Y0方向の辺を辺bおよびX0方向の辺を辺cとする(a<b≪c)。ここで、これら軸線X0、Y0、Z0回りのそれぞれの慣性モーメントIX0、IY0、IZ0はそれぞれ以下の式(1)〜式(3)により示される。
IX0=(a2+b2)M/12 (1)
IY0=(a2+4c2)M/12 (2)
IZ0=(b2+4c2)M/12 (3)
なお、Mはハンド本体31および把持部材35(ならびにワーク40)の重量に応じて定まる定数である。そして、ハンド本体31の各辺a、b、cにはa<b≪cの関係がある。従って、上記式(1)から(3)で表される慣性モーメントIX0、IY0、IZ0には、IX0≪IY0<IZ0の関係があり、軸線Z1回りの慣性モーメントIZ1が最も大きい。
ところで、図5および図6を参照して説明した従来技術のロボットのハンド本体310が水平面内に在るときには軸部260が鉛直向きになるので、最も大きい慣性モーメントIZ1(IZ0に対応する)を伴う回動動作は軸部260のみによって行われていた。その結果、この慣性モーメントIZ1が許容慣性モーメントを越える場合には、ロボット用ハンド300をZ1軸回りに回動させられなくなる事態が生じていた。
これに対し、本発明に基づくロボット10においては、略L字形状の連結部材60によって軸部26とハンド本体31とが連結されているので、ロボット用ハンド30のハンド本体31が水平面内に在るときには、軸部26も概ね水平方向を向くようになる。このため、図1および図2から分かるように、慣性モーメントIZ0を伴うZ0回りにおけるロボット用ハンド30の回動動作は軸部24および軸部25の両方によって複合的に行われる。従って、本発明においては、ロボット用ハンド30(およびワーク40)の負荷および慣性モーメントがこれら軸部24、25によって分散される状態になる。すなわち、ロボット用ハンド30の回動時には軸部24および軸部25がロボット用ハンド30(およびワーク40)を複合的に支持する構成であるために、従来技術の場合の許容慣性モーメントの制限を越えて、比較的重いワーク40を伴う場合であっても、ロボット用ハンド30を回動させることができ、その結果比較的重いワーク40を搬送することが可能となる。
なお、本発明に基づくロボット10において、軸線X0回りにおけるロボット用ハンド30の回動動作は軸部26のみによって行われ、軸線Y0回りにおけるロボット用ハンド30の回動動作は軸部25のみによって行われるかまたは軸部24と軸部25とによって複合的に行われる。これら軸線X0、Y0回りの慣性モーメントIX0、IY0は軸線Z0回りの慣性モーメントIZ0よりも小さいので、軸線Z0回りに回動不能となる前に、これら軸線X0、Y0回りに回動不能となることはない。
さらに、図面を参照して説明した実施形態においては、ロボット用ハンド30のハンド本体31が水平面に配置された細長状の平坦部材であるが、慣性モーメントIZ0が慣性モーメントIX0、IY0よりも大きくなる他の形状のハンド本体31を使用する場合であっても本発明を適用することができる。
図4は本発明に基づくロボットの適用例を示す斜視図である。図4においては、上方型41と下方型42とを備えたプレス機械49が示されている。プレス機械49の上方型41は四つの支柱45に沿って摺動し、それにより、プレス機械49が開放するようになる。また、プレス機械49と同様に、支柱55に沿って摺動する上方型51と下方型52とを備えたプレス機械59がプレス機械49の隣に配置されている。図4に示されるように、本発明に基づくロボット10はプレス機械49とプレス機械59との間に配置されている。
ロボット10のロボット用ハンド30のハンド本体31は細長状の平坦部材であるので、ロボット用ハンド30は上方型41と下方型42との間の比較的狭い空間にまたはこの空間から容易に進退でき、またハンド本体31の長さ分だけアーム12のストローク不足を補うことが可能となる。次いで、上方型41と下方型42との間の板状ワーク40を吸着パッド36(図1等を参照されたい)によって吸着してプレス機械49から取り出す。その後、この板状ワーク40を次工程のプレス機械59に向かって迅速に搬送し、プレス機械59における上方型51と下方型52の間に配置する。
ロボット10がこのように使用される場合には、上方型41と下方型42との間から取り出された板状ワーク40が比較的重い場合であっても、従来技術の場合の許容慣性モーメントを越えて板状ワークを搬送できるので、特に有利である。
本発明に基づくロボットハンドリング装置を備えたロボットの斜視図である。 ロボットの手首周りを拡大して示す拡大側面図である。 ハンド本体を簡略化して示す模式図である。 本発明に基づくロボットの適用例を示す斜視図である。 従来技術のアーム式ロボットを示す斜視図である。 従来技術のハンド本体を簡略化して示す略側面図である。
符号の説明
10 ロボット
11 アーム
12 アーム
12a 先端
20 手首
24 軸部
25 軸部
26 軸部
30 ロボット用ハンド
31 ハンド本体
31a 先端
33 連結部
34 フレーム
35 把持部材
36 吸着パッド
39 カウンタウェイト
40 ワーク
49、59 プレス機械
60 連結部材
61 一方の面
62 他方の面
IX0、IY0、IZ0 慣性モーメント
J1〜J6 軸線

Claims (4)

  1. ロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置において、
    ロボットのアームの先端に、該アーム長手方向における第一軸線回りに回転可能に設けられた第一手首要素と、
    該第一手首要素に、前記第一軸線に対して略垂直な第二軸線回りに回転可能に設けられた第二手首要素と、
    該第二手首要素に、前記第二軸線に対して略垂直な第三軸線回りに回転可能に設けられた第三手首要素と、
    該第三手首要素と前記ロボット用ハンドのハンド本体とを連結する連結手段とを具備し、
    前記ハンド本体は、鉛直軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントが互いに垂直な二つの水平軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントのそれぞれよりも大きくなるように、配置されており、
    前記連結手段は、前記第三手首要素の前記第三軸線と前記ハンド本体とが水平面に配置されるように、前記第三手首要素と前記ハンド本体とを連結しており、
    前記第三手首要素の前記第三軸線が水平面に配置された状態で、前記ハンド本体の姿勢を前記鉛直軸線回りに変更するようにしたロボットハンドリング装置。
  2. ロボット用ハンドによってワークを搬送するロボットハンドリング装置において、
    アームの先端に、該アーム長手方向における第一軸線回りに回転可能に設けられた第一手首要素と、
    該第一手首要素に、前記第一軸線に対して略垂直な第二軸線回りに回転可能に設けられた第二手首要素と、
    該第二手首要素に、前記第二軸線に対して略垂直な第三軸線回りに回転可能に設けられた第三手首要素と、
    該第三手首要素と前記ロボット用ハンドのハンド本体とを連結する連結手段とを具備し、
    前記ハンド本体は、該ハンド本体が配置される第一の面に対して垂直な軸線回りにおける前記ハンド本体の慣性モーメントが前記第一の面に含まれる互いに垂直な二つの軸線回りにおける慣性モーメントのそれぞれよりも大きくなるように、配置されており、
    前記連結手段は、前記第三手首要素の前記第三軸線が含まれる第二の面と前記第一の面とが互いに平行になるように、前記第三手首要素と前記ハンド本体とを連結しており、
    前記第三手首要素の前記第三軸線が前記第二の面に含まれた状態で、前記ハンド本体の姿勢を前記第一の面に対して垂直な前記軸線回りに変更するようにしたロボットハンドリング装置。
  3. 前記連結手段がL字形状ブラケットである請求項1または2に記載のロボットハンドリング装置。
  4. 前記ロボット用ハンドの前記ハンド本体は細長状の平坦部材であり、
    第一のプレス機械において処理された板状ワークを概ね水平に維持した状態で取出して、第二のプレス機械まで搬送するようにした請求項1から3のいずれか一項に記載のロボットハンドリング装置。
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