JP2014118481A - 導電材料およびそれを用いたトランスデューサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 伸長時にも導電性が低下しにくく、耐久性に優れた導電材料を提供する。また、当該導電材料を用いて、耐久性に優れたトランスデューサを提供する。
【解決手段】 導電材料は、エラストマーと、該エラストマー中に配合される導電剤と、を有する。該エラストマーは、環状分子と、該環状分子の開口部を貫通し該環状分子に包接される直鎖状分子と、を持つ環動分子を介した架橋構造を有し、該エラストマーのポリマー鎖の少なくとも一部は該環状分子と架橋しており、該環状分子が該直鎖状分子に沿って動くことにより架橋点が移動する。ポリマー製の電歪層と、該電歪層を介して配置される複数の電極と、複数の該電極と各々接続される配線と、を備えるトランスデューサにおいて、該電極および該配線の少なくとも一方を、当該導電材料から形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高分子材料を用いた柔軟なトランスデューサの電極、配線等に好適な導電材料に関する。
エラストマー等の高分子材料を利用して、柔軟性に優れた電歪型トランスデューサが開発されている。この種のトランスデューサは、例えば、一対の電極間にエラストマー製の誘電層を介装して構成される。一対の電極間の印加電圧を大きくすると、電極間の静電引力が大きくなる。このため、電極間に挟まれた誘電層は厚さ方向から圧縮され、誘電層の厚さは薄くなる。厚さが薄くなると、その分、誘電層は電極面に対して平行方向に伸長する。一方、一対の電極間の印加電圧を小さくすると、電極間の静電引力が小さくなる。このため、誘電層に対する厚さ方向からの圧縮力が小さくなり、誘電層の弾性復元力により、誘電層の厚さは厚くなる。厚さが厚くなると、その分、誘電層は電極面に対して平行方向に収縮する。したがって、柔軟なトランスデューサにおいては、電極や配線においても、誘電層の変形に追従できるよう、伸縮性が要求される。伸縮可能な導電材料は、例えば、特許文献1、2に開示されているように、エラストマーに金属フィラー等の導電剤を配合して、製造することができる。
特開2012−138260号公報 特開2010−153364号公報 特開2009−124875号公報 特開2010−86864号公報 特開2011−241401号公報
伸縮可能な導電材料のマトリクスには、架橋ゴムや熱可塑性エラストマーが用いられる。架橋ゴムは、伸縮性および屈曲性に優れる。しかし、架橋点が固定されているため、伸長されたり屈曲された際に、応力が架橋点に集中しやすい。このため、変形時に導電経路の断絶や、材料自体の破壊を招くおそれがある。一方、架橋点を持たない熱可塑性エラストマーにおいては、伸縮や屈曲を繰り返した場合に、へたりや亀裂等が生じやすい。したがって、架橋ゴムの場合と同様に、導電経路の断絶や材料の破壊が問題になる。このように、マトリクスにエラストマーを用いた導電材料においては、変形時における導電性の低下や材料の破壊が課題である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、伸長時にも導電性が低下しにくく、耐久性に優れた導電材料を提供することを課題とする。また、当該導電材料を用いて、耐久性に優れたトランスデューサを提供することを課題とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の導電材料は、エラストマーと、該エラストマー中に配合される導電剤と、を有し、該エラストマーは、環状分子と、該環状分子の開口部を貫通し該環状分子に包接される直鎖状分子と、を持つ環動分子を介した架橋構造を有し、該エラストマーのポリマー鎖の少なくとも一部は該環状分子と架橋しており、該環状分子が該直鎖状分子に沿って動くことにより架橋点が移動することを特徴とする。
本発明の導電材料のマトリクスは、エラストマーである。エラストマーは、架橋ゴムおよび熱可塑性エラストマーを含む。エラストマーは、環動分子を介した架橋構造を有する。すなわち、エラストマーは、環動分子を介した架橋構造を有すれば、自身のポリマー鎖同士が架橋していても、架橋していなくてもよい。
環動分子は、環状分子と直鎖状分子とを持つ。直鎖状分子は、環状分子の開口部に串刺し状に包接されている。直鎖状分子の両末端には、環状分子が脱離しないように、封鎖基が配置されていてもよい。環状分子は、直鎖状分子に沿って移動することができる。本発明の導電材料において、エラストマーのポリマー鎖の少なくとも一部は、環状分子と架橋している。このため、環状分子と共に、架橋点も移動可能である。したがって、本発明の導電材料においては、伸縮や屈曲等の変形時に、架橋点が移動する。これにより、エラストマーにおける応力集中が緩和される。その結果、変形時における導電経路の断絶や、材料自体の破壊が抑制される。また、架橋構造を有するため、伸縮や屈曲を繰り返しても、へたりや亀裂等は生じにくい。以上より、本発明の導電材料においては、伸長時にも導電性が低下しにくく、耐久性が高い。また、応力が分散されるため、伸びも大きくなる。
上記特許文献3、4には、環動分子のポリロタキサンから形成された誘電層が開示されている。また、特許文献5には、二つのポリロタキサンの環状分子同士を架橋した材料が開示されている。しかし、特許文献3〜5に開示された材料は、環動分子同士が架橋した材料であり、環動分子とエラストマーポリマーとが架橋した材料ではない。また、いずれの材料も、導電剤を有する導電材料ではない。
(2)本発明のトランスデューサは、ポリマー製の電歪層と、該電歪層を介して配置される複数の電極と、複数の該電極と各々接続される配線と、を備え、該電極および該配線の少なくとも一方は、上記(1)の構成の本発明の導電材料からなることを特徴とする。
トランスデューサは、ある種類のエネルギーを他の種類のエネルギーに変換する装置である。トランスデューサには、機械エネルギーと電気エネルギーとの変換を行うアクチュエータ、センサ、発電素子等、あるいは音響エネルギーと電気エネルギーとの変換を行うスピーカ、マイクロフォン等が含まれる。本発明の導電材料から形成される電極、配線は、柔軟で伸縮性に優れる。このため、本発明のトランスデューサによると、電歪層の動きが、電極や配線により規制されにくい。また、電極、配線は、高い導電性を有し、伸長時にも電気抵抗が増加しにくい。加えて、伸縮や屈曲を繰り返しても破壊されにくい。したがって、本発明のトランスデューサにおいては、電極や配線に起因した性能の低下が生じにくい。よって、本発明のトランスデューサは、耐久性に優れる。
本発明のトランスデューサの第一実施形態であるアクチュエータの断面模式図であって、(a)は電圧オフ状態、(b)は電圧オン状態を示す。 本発明のトランスデューサの第二実施形態である静電容量型センサの上面図である。 図2のIII−III断面図である。 本発明のトランスデューサの第三実施形態である発電素子の断面模式図であって、(a)は伸長時、(b)は収縮時を示す。 本発明のトランスデューサの第四実施形態であるスピーカの斜視図である。 図5のVI−VI断面図である。
以下、本発明の導電材料およびトランスデューサの実施の形態について説明する。なお、本発明の導電材料およびトランスデューサは、以下の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
<導電材料>
本発明の導電材料は、エラストマーと、該エラストマー中に配合される導電剤と、を有する。エラストマーは、使用環境における柔軟性、相手部材に対する粘着性等を考慮して、適宜決定すればよい。例えば、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下のものを採用することが望ましい。Tgが−20℃以下、さらには−35℃以下のものがより好適である。本明細書においては、Tgとして、JIS K7121(1987)に準じて測定した中間点ガラス転移温度を採用する。
具体的には、アクリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ウレアゴム、フッ素ゴム、および各種の熱可塑性エラストマーが好適である。なかでも、トランスデューサを構成した場合に、ニトリルゴム製の電歪層との粘着性に優れ、イオン性不純物が少ないという理由から、アクリルゴムが好適である。
エラストマーは、環動分子を介した架橋構造を有する。上述したように、エラストマーは、環動分子を介した架橋構造を有すれば、自身のポリマー鎖同士が架橋していても、架橋していなくてもよい。環動分子は、環状分子と、該環状分子の開口部を貫通し該環状分子に包接される直鎖状分子と、を持つ。環動分子としては、ポリロタキサンが好適である。
環状分子の種類は、特に限定されない。例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等が挙げられる。環状分子は、エラストマーの原料ポリマーと架橋するために、エポキシ基、グリシジル基、−OH、−SH、−NH、−COOH、−SOH、−POH等の反応基を有することが望ましい。例えば、α−シクロデキストリン等の−OHの一部を、他の反応基に置換してもよい。また、α−シクロデキストリン等が化学修飾されていても構わない。化学修飾としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ヘキサノイル基、メチル基、エチル基、プロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、1,2−ジヒドロキシプロピル基、シクロヘキシル基、ブチルカルバモイル基、ヘキシルカルバモイル基、フェニル基、カプロラクトン基、アルコキシシラン基、アクリロイル基、メタクリロイル基、シンナモイル基等の反応基を、環状分子に結合させればよい。また、ポリカプロラクトンやポリカーボネート等のポリマー鎖を、直接あるいは上記反応基を介して結合させてもよい。
直鎖状分子の種類は、特に限定されない。例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリル酸、セルロース系樹脂(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミン、ポリエチレンイミン、カゼイン、ゼラチン、でんぷん等の親水性ポリマーが挙げられる。なかでも、ポリエチレングリコールが好適である。
直鎖状分子の両末端には、環状分子が脱離しないように、封鎖基が配置されていてもよい。封鎖基としては、ジニトロフェニル基類、シクロデキストリン類、アダマンタン基類、トリチル基類、フルオレセイン類、シルセスキオキサン類、ピレン類、置換ベンゼン類、置換されていてもよい多核芳香族類、およびステロイド類等が挙げられる。
エラストマーに配合される導電剤の種類は、特に限定されない。例えば、銀、金、銅、ニッケル、ロジウム、パラジウム、クロム、チタン、白金、鉄、およびこれらの合金等からなる金属粒子、銀、金、銅、白金、およびニッケル等からなる金属ナノワイヤ、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラファイト、およびグラフェン等の導電性炭素材料の中から、適宜選択すればよい。また、銀被覆銅粒子など、金属で被覆された粒子を用いてもよい。例えば、金属で被覆される粒子が金属以外の粒子の場合、金属だけで構成する場合と比較して、導電剤の比重を小さくすることができる。これにより、塗料化した場合に、導電剤の沈降が抑制されて、分散性が向上する。また、粒子を加工することにより、様々な形状の導電剤を容易に製造することができる。また、導電剤のコストを低減することができる。被覆する金属としては、先に列挙した銀等の金属材料を用いればよい。また、金属以外の粒子としては、カーボンブラック等の炭素材料、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化アルミニウム、チタン酸バリウム等の金属酸化物、シリカ等の無機物、アクリルやウレタン等の樹脂等を用いればよい。導電剤は、一種を単独で、あるいは二種以上を混合して用いてもよい。
導電剤の大きさ、形状等は特に限定されない。例えば、導電剤のアスペクト比が大きいと、導通経路が形成されやすくなる。したがって、導電剤の配合量を少なくしても、所望の導電性を実現することができる。これにより、導電材料の柔軟性を高めることができる。このような観点から、導電剤のアスペクト比は、30以上が望ましい。アスペクト比は、導電剤の長手方向平均長さを短手方向平均長さで除して算出すればよい。また、カーボンブラック等のようにストラクチャー構造を有する材料も、比較的少量の配合量で、所望の導電性を実現することができる。
導電材料は、エラストマー(環動分子を含む)および導電剤に加えて、必要に応じて架橋剤、架橋促進剤、架橋助剤、分散剤、補強剤、可塑剤、老化防止剤、着色剤等の添加剤を有してもよい。架橋反応に寄与する架橋剤、架橋促進剤、架橋助剤等については、エラストマーおよび環動分子の種類等に応じて、適宜選択すればよい。
導電材料は、例えば、次のようにして製造することができる。まず、エラストマーの原料ポリマーを溶剤に溶解したポリマー溶液に、導電剤、環動分子、および架橋剤等の添加剤を必要に応じて添加して、攪拌、混合することにより導電塗料を調製する。次に、調製された導電塗料を、基材に塗布し、加熱等により塗膜を硬化させる。なお、環動分子として、環動分子と架橋剤とを含む環動分子材料を用いてもよい。
導電塗料の塗布方法としては、公知の種々の方法を採用することができる。例えば、インクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、パッド印刷、リソグラフィー等の印刷法の他、ディップ法、スプレー法、バーコート法等が挙げられる。例えば、印刷法を採用すると、塗布する部分と塗布しない部分との塗り分けを、容易に行うことができる。また、大きな面積、細線、複雑な形状の印刷も容易である。印刷法の中でも、高粘度の塗料が使用でき、塗膜厚さの調整が容易であるという理由から、スクリーン印刷法が好適である。
本発明の導電材料は、用途に応じて、電歪層を含む種々の基材の表面に形成される。基材としては、例えば、ポリイミド、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等からなる屈曲性を有する樹脂シート、伸縮性を有するエラストマーシート等が挙げられる。エラストマーとしては、アクリルゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、ニトリルゴム、ウレタンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性エラストマー(オレフィン系、スチレン系、ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系、塩ビ系)等が挙げられる。
<トランスデューサ>
本発明のトランスデューサは、ポリマー製の電歪層と、該電歪層を介して配置される複数の電極と、複数の該電極と各々接続される配線と、を備える。本発明のトランスデューサにおいて、電歪層は一層でも二層以上でもよい。例えば、誘電層、高抵抗層、イオン含有層等を積層させて、電歪層を構成することができる。また、本発明のトランスデューサは、電歪層と電極とを交互に積層させた積層構造を有していてもよい。
電歪層は、ポリマー製である。ここで、「ポリマー製」とは、電歪層のベース材料が、樹脂またはエラストマーであることを意味する。よって、電歪層は、エラストマーまたは樹脂成分の他に、他の成分を含んでいても構わない。
エラストマーは、伸縮性に優れるため好適である。なかでも、変位量および発生力を大きくするという観点から、比誘電率の高いエラストマーを用いることが望ましい。具体的には、常温における比誘電率(100Hz)が2以上、さらには5以上のエラストマーが望ましい。例えば、エステル基、カルボキシル基、水酸基、ハロゲン基、アミド基、スルホン基、ウレタン基、ニトリル基等の極性官能基を有するエラストマー、あるいは、これらの極性官能基を有する極性低分子量化合物を添加したエラストマーを採用するとよい。好適なエラストマーとしては、シリコーンゴム、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(H−NBR)、EPDM、アクリルゴム、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン等が挙げられる。
電歪層の厚さは、トランスデューサの用途等に応じて適宜決定すればよい。例えば、アクチュエータの場合、小型化、低電位駆動化、および変位量を大きくする等の観点から、電歪層の厚さは薄い方が望ましい。この場合、絶縁破壊性等をも考慮して、電歪層の厚さを、1μm以上1000μm(1mm)以下とすることが望ましい。5μm以上200μm以下とすると、より好適である。
本発明のトランスデューサにおいて、電極および配線の少なくとも一方は、本発明の導電材料からなる。本発明の導電材料の構成、および製造方法については、上述した通りである。よって、ここでは説明を省略する。また、本発明のトランスデューサの電極、配線においても、本発明の導電材料の好適な態様を採用することが望ましい。以下、本発明のトランスデューサの実施形態として、アクチュエータ、静電容量型センサ、発電素子、およびスピーカの実施形態を説明する。
[第一実施形態]
本発明のトランスデューサの第一実施形態として、アクチュエータの実施形態を説明する。図1に、本実施形態のアクチュエータの断面模式図を示す。(a)は電圧オフ状態、(b)は電圧オン状態を各々示す。
図1に示すように、アクチュエータ1は、誘電層10と、電極11a、11bと、配線12a、12bと、を備えている。誘電層10は、シリコーンゴム製である。誘電層10は、本発明の電歪層に含まれる。電極11aは、誘電層10の上面の略全体を覆うように、配置されている。同様に、電極11bは、誘電層10の下面の略全体を覆うように、配置されている。電極11a、11bは、各々、配線12a、12bを介して電源13に接続されている。電極11a、11bは、本発明の導電材料からなる。
オフ状態からオン状態に切り替える際は、一対の電極11a、11b間に電圧を印加する。電圧の印加により、誘電層10の厚さは薄くなり、その分だけ、図3(b)中白抜き矢印で示すように、電極11a、11b面に対して平行方向に伸張する。これにより、アクチュエータ1は、図中上下方向および左右方向の駆動力を出力する。
本実施形態によると、電極11a、11bは、柔軟で伸縮性に優れる。このため、誘電層10の動きが、電極11a、11bにより規制されにくい。よって、アクチュエータ1によると、大きな力および変位量を得ることができる。また、電極11a、11bは、高い導電性を有する。加えて、伸長されても、電気抵抗が増加しにくい。また、伸縮を繰り返しても、へたりや亀裂等が生じにくい。したがって、アクチュエータ1においては、電極11a、11bに起因した性能の低下が生じにくい。よって、アクチュエータ1は、耐久性に優れる。
[第二実施形態]
本発明のトランスデューサの第二実施形態として、静電容量型センサの実施形態を説明する。まず、本実施形態の静電容量型センサの構成について説明する。図2に、静電容量型センサの上面図を示す。図3に、図2のIII−III断面図を示す。図2、図3に示すように、静電容量型センサ2は、誘電層20と、一対の電極21a、21bと、配線22a、22bと、カバーフィルム23a、23bと、を備えている。
誘電層20は、H−NBR製であって、左右方向に延びる帯状を呈している。誘電層20の厚さは、約300μmである。誘電層20は、本発明の電歪層に含まれる。
電極21aは、長方形状を呈している。電極21aは、誘電層20の上面に、スクリーン印刷により三つ形成されている。同様に、電極21bは、長方形状を呈している。電極21bは、誘電層20を挟んで電極21aと対向するように、誘電層20の下面に三つ形成されている。電極21bは、誘電層20の下面に、スクリーン印刷されている。このように、誘電層20を挟んで、電極21a、21bが三対配置されている。電極21a、21bは、本発明の導電材料からなる。
配線22aは、誘電層20の上面に形成された電極21aの一つ一つに、それぞれ接続されている。配線22aにより、電極21aとコネクタ24とが結線されている。配線22aは、誘電層20の上面に、スクリーン印刷により形成されている。同様に、配線22bは、誘電層20の下面に形成された電極21bの一つ一つに、それぞれ接続されている(図2中、点線で示す)。配線22bにより、電極21bとコネクタ(図略)とが結線されている。配線22bは、誘電層20の下面に、スクリーン印刷により形成されている。配線22a、22bは、本発明の導電材料からなる。
カバーフィルム23aは、アクリルゴム製であって、左右方向に延びる帯状を呈している。カバーフィルム23aは、誘電層20、電極21a、配線22aの上面を覆っている。同様に、カバーフィルム23bは、アクリルゴム製であって、左右方向に延びる帯状を呈している。カバーフィルム23bは、誘電層20、電極21b、配線22bの下面を覆っている。
次に、静電容量型センサ2の動きについて説明する。例えば、静電容量型センサ2が上方から押圧されると、誘電層20、電極21a、カバーフィルム23aは一体となって、下方に湾曲する。圧縮により、誘電層20の厚さは薄くなる。その結果、電極21a、21b間のキャパシタンスは大きくなる。このキャパシタンス変化により、圧縮による変形が検出される。
次に、静電容量型センサ2の作用効果について説明する。本実施形態によると、電極21a、21bおよび配線22a、22bは、柔軟で伸縮性に優れる。このため、誘電層20の動きが、電極21a、21bおよび配線22a、22bにより、規制されにくい。したがって、静電容量型センサ2の応答性は良好である。また、電極21a、21bおよび配線22a、22bは、高い導電性を有する。加えて、伸長されても、電気抵抗が増加しにくい。また、伸縮を繰り返しても、へたりや亀裂等が生じにくい。したがって、静電容量型センサ2においては、電極21a、21bおよび配線22a、22bに起因した性能の低下が、生じにくい。よって、静電容量型センサ2は耐久性に優れる。なお、静電容量型センサ2には、誘電層20を狭んで対向する電極21a、21bが、三対形成されている。しかし、電極の数、大きさ、形状、配置等は、用途に応じて、適宜決定すればよい。
[第三実施形態]
本発明のトランスデューサの第三実施形態として、発電素子の実施形態を説明する。図4に、本実施形態における発電素子の断面模式図を示す。(a)は伸長時、(b)は収縮時を各々示す。
図4に示すように、発電素子3は、誘電層30と、電極31a、31bと、配線32a〜32cと、を備えている。誘電層30は、H−NBR製である。誘電層30は、本発明の電歪層に含まれる。電極31aは、誘電層30の上面の略全体を覆うように、配置されている。同様に、電極31bは、誘電層30の下面の略全体を覆うように、配置されている。電極31aには、配線32a、32bが接続されている。すなわち、電極31aは、配線32aを介して、外部負荷(図略)に接続されている。また、電極31aは、配線32bを介して、電源(図略)に接続されている。電極31bは、配線32cにより接地されている。電極31a、31bは、本発明の導電材料からなる。
図4(a)中白抜き矢印で示すように、発電素子3を圧縮し、誘電層30を電極31a、31b面に対して平行方向に伸長すると、誘電層30の厚さは薄くなり、電極31a、31b間に電荷が蓄えられる。その後、圧縮力を除去すると、図4(b)に示すように、誘電層30の弾性復元力により誘電層30は収縮し、厚さが厚くなる。その際、蓄えられた電荷が配線32aを通して放出される。
本実施形態によると、電極31a、31bは、柔軟で伸縮性に優れる。このため、誘電層30の動きが、電極31a、31bにより規制されにくい。また、電極31a、31bは、高い導電性を有する。加えて、伸長されても、電気抵抗が増加しにくい。また、伸縮を繰り返しても、へたりや亀裂等が生じにくい。したがって、発電素子3においては、電極31a、31bに起因した性能の低下が生じにくい。よって、発電素子3は、耐久性に優れる。
[第四実施形態]
本発明のトランスデューサの第四実施形態として、スピーカの実施形態を説明する。まず、本実施形態のスピーカの構成について説明する。図5に、本実施形態のスピーカの斜視図を示す。図6に、図5のVI−VI断面図を示す。図5、図6に示すように、スピーカ4は、第一アウタフレーム40aと、第一インナフレーム41aと、第一誘電層42aと、第一アウタ電極43aと、第一インナ電極44aと、第一振動板45aと、第二アウタフレーム40bと、第二インナフレーム41bと、第二誘電層42bと、第二アウタ電極43bと、第二インナ電極44bと、第二振動板45bと、八つのボルト460と、八つのナット461と、八つのスペーサ462と、を備えている。
第一アウタフレーム40a、第一インナフレーム41aは、各々、樹脂製であって、リング状を呈している。第一誘電層42aは、H−NBR製であり、円形の薄膜状を呈している。第一誘電層42aは、第一アウタフレーム40aと第一インナフレーム41aとの間に張設されている。すなわち、第一誘電層42aは、表側の第一アウタフレーム40aと裏側の第一インナフレーム41aとにより、所定の張力を確保した状態で、挟持、固定されている。第一誘電層42aは、本発明の電歪層に含まれる。第一振動板45aは、樹脂製であって、円板状を呈している。第一振動板45aは、第一誘電層42aよりも小径である。第一振動板45aは、第一誘電層42aの表面の略中央に配置されている。
第一アウタ電極43aは、リング状を呈している。第一アウタ電極43aは、第一誘電層42aの表面に貼着されている。第一インナ電極44aも、リング状を呈している。第一インナ電極44aは、第一誘電層42aの裏面に貼着されている。第一アウタ電極43aと第一インナ電極44aとは、第一誘電層42aを挟んで、表裏方向に背向している。第一アウタ電極43aと第一インナ電極44aとは、いずれも、本発明の導電材料からなる。また、図6に示すように、第一アウタ電極43aは、端子430aを備えている。第一インナ電極44aは、端子440aを備えている。端子430a、440aには、外部から電圧が印加される。
第二アウタフレーム40b、第二インナフレーム41b、第二誘電層42b、第二アウタ電極43b、第二インナ電極44b、第二振動板45b(以下、「第二部材」と総称する。)の構成、材質、形状は、上記第一アウタフレーム40a、第一インナフレーム41a、第一誘電層42a、第一アウタ電極43a、第一インナ電極44a、第一振動板45a(以下、「第一部材」と総称する。)の構成、材質、形状と、同様である。また、第二部材の配置は、上記第一部材の配置と、表裏方向に対称である。簡単に説明すると、第二誘電層42bは、H−NBR製であり、第二アウタフレーム40bと第二インナフレーム41bとの間に張設されている。第二誘電層42bは、本発明の電歪層に含まれる。第二振動板45bは、第二誘電層42bの表面の略中央に配置されている。第二アウタ電極43bは、第二誘電層42bの表面に印刷されている。第二インナ電極44bは、第二誘電層42bの裏面に印刷されている。第二アウタ電極43bと第二インナ電極44bとは、いずれも、本発明の導電材料からなる。第二アウタ電極43bの端子430b、第二インナ電極44bの端子440bには、外部から電圧が印加される。
第一部材と第二部材とは、八つのボルト460、八つのナット461により、八つのスペーサ462を介して、固定されている。「ボルト460−ナット461−スペーサ462」のセットは、スピーカ4の周方向に所定間隔ずつ離間して配置されている。ボルト460は、第一アウタフレーム40a表面から第二アウタフレーム40b表面までを貫通している。ナット461は、ボルト460の貫通端に螺着されている。スペーサ462は、樹脂製であって、ボルト460の軸部に環装されている。スペーサ462は、第一インナフレーム41aと第二インナフレーム41bとの間に、所定の間隔を確保している。第一誘電層42aの中央部裏面(第一振動板45aが配置されている部分の裏側)と、第二誘電層42bの中央部裏面(第二振動板45bが配置されている部分の裏側)と、は接合されている。このため、第一誘電層42aには、図6に白抜き矢印Y1aで示す方向に、付勢力が蓄積されている。また、第二誘電層42bには、図6に白抜き矢印Y1bで示す方向に、付勢力が蓄積されている。
次に、スピーカ4の動きについて説明する。端子430a、440aと端子430b、440bとを介して、第一アウタ電極43aおよび第一インナ電極44aと、第二アウタ電極43bおよび第二インナ電極44bと、には、初期状態(オフセット状態)において、所定の電圧(オフセット電圧)が印加されている。スピーカ4の動作時には、端子430a、440aと端子430b、440bとに、逆位相の電圧が印加される。 例えば、端子430a、440aに、オフセット電圧+1Vが印加されると、第一誘電層42aのうち、第一アウタ電極43aと第一インナ電極44aとの間に配置されている部分の厚さが薄くなる。並びに、当該部分が径方向に伸長する。これと同時に、端子430b、440bに逆位相の電圧(オフセット電圧−1V)が印加される。すると、第二誘電層42bのうち、第二アウタ電極43bと第二インナ電極44bとの間に配置されている部分の厚さが厚くなる。並びに当該部分が径方向に収縮する。これにより、第二誘電層42bは、第一誘電層42aを引っ張りながら、図6に白抜き矢印Y1bで示す方向に、自身の付勢力により弾性変形する。反対に、端子430b、440bにオフセット電圧+1Vが印加され、端子430a、440aに逆位相の電圧(オフセット電圧−1V)が印加されると、第一誘電層42aは、第二誘電層42bを引っ張りながら、図6に白抜き矢印Y1aで示す方向に、自身の付勢力により弾性変形する。このようにして、第一振動板45a、第二振動板45bを振動させることにより空気を振動させ、音声を発生させる。
次に、スピーカ4の作用効果について説明する。本実施形態によると、第一アウタ電極43a、第一インナ電極44a、第二アウタ電極43b、および第二インナ電極44b(以下適宜、「電極43a、44a、43b、44b」と称す)は、柔軟で伸縮性に優れる。このため、第一誘電層42a、第二誘電層42bの動きが、電極43a、44a、43b、44bにより規制されにくい。よって、スピーカ4の応答性は、低周波領域においても良好である。また、電極43a、44a、43b、44bは、高い導電性を有する。加えて、伸長されても、電気抵抗が増加しにくい。また、伸縮を繰り返しても、へたりや亀裂等が生じにくい。したがって、スピーカ4においては、電極43a、44a、43b、44bに起因した性能の低下が生じにくい。よって、スピーカ4は、耐久性に優れる。
次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
<導電材料の製造>
[実施例1]
まず、アクリルゴムポリマー(根上工業(株)製「パラクロン(登録商標)KX−DR」)70質量部と、環動分子材料(アドバンスト・ソフトマテリアルズ(株)製「セルム(登録商標)エラストマーS1000」)30質量部と、架橋剤のポリイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製「コロネート(登録商標)HL」)2.6質量部とを、溶剤のメチルエチルケトンに溶解して、ポリマー溶液を調製した。ここで、環動分子材料は、ポリカプロラクタンが環状分子にグラフト結合された修飾ポリロタキサンと、架橋剤と、を含む。ポリロタキサンの環状分子はα−シクロデキストリン、直鎖状分子はポリエチレングリコール、封鎖基はアダマンタン基である。続いて、導電剤の銀粉末A(福田金属箔粉工業(株)製「シルコート(登録商標)AgC−224」(フレーク状、平均粒子径約9μm、厚さ約0.7μm、アスペクト比12.9)400質量部をポリマー溶液に添加して、撹拌、混合して導電塗料を調製した。次に、導電塗料を、基材(離型PETフィルム)の表面に、バーコート法により塗布した。それから、150℃下で1時間加熱して、塗膜を硬化させると共に、架橋反応を進行させた。このようにして、厚さ60μmの薄膜状の導電材料を製造した。製造された導電材料を、実施例1の導電材料と称す。
[実施例2−1]
導電剤をカーボンナノチューブ(昭和電工(株)製「VGCF(登録商標)」、繊維径150nm、長さ10μm、アスペクト比53)とし、その配合量を23質量部に変更した点以外は、実施例1と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、実施例2−1の導電材料と称す。
[実施例2−2]
導電剤をカーボンナノチューブ(同上)とし、その配合量を23質量部に変更し、さらにアクリルゴムポリマーの配合量を50質量部、環動分子材料の配合量を50質量部、架橋剤の配合量を1.9質量部に変更した点以外は、実施例1と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、実施例2−2の導電材料と称す。
[実施例3]
導電剤を銀粉末B(DOWAエレクトロニクス(株)製「AG2−1C」(球状、平均粒子径約1μm、アスペクト比1)とし、その配合量を1140質量部に変更した点以外は、実施例1と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、実施例3の導電材料と称す。
[比較例1]
環動分子材料を配合せず、その分だけアクリルゴムポリマーの配合量を増加して、それに伴い架橋剤の配合量を増加した点以外は、実施例1と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、比較例1の導電材料と称す(導電剤:銀粉末A)。
[比較例2]
環動分子材料を配合せず、その分だけアクリルゴムポリマーの配合量を増加して、それに伴い架橋剤の配合量を増加した点以外は、実施例2−1、2−2と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、比較例2の導電材料と称す(導電剤:カーボンナノチューブ)。
[比較例3]
環動分子材料を配合せず、その分だけアクリルゴムポリマーの配合量を増加して、それに伴い架橋剤の配合量を増加した点以外は、実施例3と同様にして、導電材料を製造した。製造された導電材料を、比較例3の導電材料と称す(導電剤:銀粉末B)。
<評価方法>
実施例および比較例の各導電材料について、導電特性および引張特性を評価した。以下、各々の評価方法について説明する。
[導電特性]
導電材料の体積抵抗率を、JIS K6271(2008)の平行端子電極法に準じて測定した。体積抵抗率の測定には、幅10mm、長さ20mm、厚さ15μmの矩形シート状の試験片を使用した。試験片を支持する絶縁樹脂製支持具には、市販のシリコーンゴムシート(クレハエラストマー(株)製)を用いた。未伸長時の電極間距離は、10mmとした。体積抵抗率の測定は、伸長率を変更して三回行った。すなわち、一回目は、自然状態(未伸長)で測定し、二回目は、伸長率50%で伸長した状態で測定し、三回目は、伸長率100%で伸長した状態で測定した。そして、未伸長時に対する伸長時の体積抵抗率の変化率を、次式(I)により算出した。
体積抵抗率の変化率(%)=(R/R)×100・・・(I)
[R:未伸長時の体積抵抗率、R:伸長時の体積抵抗率]
また、伸長率は、次式(II)により算出した値である。
伸長率(%)=(ΔL/L)×100・・・(II)
[L:試験片の標線間距離、ΔL:試験片の標線間距離の伸長による増加分]
[引張特性]
JIS K6251(2010)に準じた引張試験を行って、切断時伸び(E)および所定伸び引張応力(E:モジュラス)を算出した。試験片にはダンベル状2号形を使用し、伸長速度は100mm/分とした。モジュラスは、伸長率50%、100%の二つの状態で測定した。
<評価結果>
実施例および比較例の各導電材料の評価結果を、原料組成と共に表1に示す。表1中、原料の配合量の単位は質量部である。
Figure 2014118481
まず、導電剤としてフレーク状の銀粉末Aを配合した実施例1と比較例1とを比較する。表1に示すように、未伸長時においては、両者の体積抵抗率は、ほぼ同じである。しかし、伸長した場合の体積抵抗率の変化率は、実施例1の導電材料の方が大幅に小さくなった。また、モジュラスについても、実施例1の導電材料の方が小さくなった。これらの結果から、実施例1の導電材料においては、伸長時の応力集中が緩和されたと推測することができる。また、切断時伸びも、実施例1の導電材料の方が大きくなった。
次に、導電剤としてカーボンナノチューブを配合した実施例2−1、2−2と比較例2とを比較する。表1に示すように、未伸長時の体積抵抗率については、環動分子材料の配合量を多くした実施例2−2の導電材料の方が、実施例2−1の導電材料よりも若干小さくなったが、実施例2−1、2−2、比較例2の各導電材料において、大きな差は見られなかった。しかし、伸長した場合の体積抵抗率の変化率は、実施例2−1、2−2の導電材料の方が、比較例2の導電材料よりも大幅に小さくなった。また、モジュラスについても、実施例2−1、2−2の導電材料の方が小さくなった。特に、環動分子材料の配合量を多くした実施例2−2の導電材料の方が、実施例2−1の導電材料よりもモジュラスの低下が大きかった。これらの結果から、実施例2−1、2−2の導電材料においては、伸長時の応力集中が緩和されたと推測することができる。なお、切断時伸びについては、実施例2−1の導電材料は、比較例2の導電材料よりも大きくなったが、実施例2−2の導電材料は、比較例2の導電材料よりも小さくなった。これは、環動分子材料の配合量の増加に伴い、柔軟性が低下したためと考えられる。
次に、導電剤として球状の銀粉末Bを配合した実施例3と比較例3とを比較する。表1に示すように、未伸長時においては、両者の体積抵抗率は、ほぼ同じである。しかし、50%伸長した場合の体積抵抗率の変化率は、実施例3の導電材料の方が大幅に小さくなった。また、50%モジュラスについても、実施例3の導電材料の方が小さくなった。これらの結果から、実施例3の導電材料においては、伸長時の応力集中が緩和されたと推測することができる。実施例3、比較例3の導電材料には、銀粉末Bが多量に配合されている。このため、切断時伸びは、実施例3の導電材料の方が大きくなったが、100%伸長させようとすると、いずれの導電材料も破断してしまった。
以上より、本発明の導電材料は、柔軟で伸長性に優れ、高い導電性を有し、伸長時にも導電性が低下しにくいことが確認された。
本発明の導電材料は、アクチュエータ、センサ、スピーカ、発電素子等の柔軟なトランスデューサの電極、配線に好適である。また、ロボットや産業用機械の可動部の制御、ウェアラブルデバイス、屈曲可能なディスプレイ等に使用されるフレキシブル配線板の配線に好適である。さらに、電磁波シールド、導電性接着剤としても好適である。本発明の導電材料を電極や配線に用いることにより、ロボットの可動部、介護用機器、輸送機器の内装等の柔軟な部位に実装される電子機器の耐久性を、向上させることができる。
1:アクチュエータ(トランスデューサ)、10:誘電層(電歪層)、11a、11b:電極、12a、12b:配線、13:電源。
2:静電容量型センサ(トランスデューサ)、20:誘電層、21a、21b:電極、22a、22b:配線、23a、23b:カバーフィルム、24:コネクタ。
3:発電素子(トランスデューサ)、30:誘電層、31a、31b:電極、32a〜32c:配線。
4:スピーカ(トランスデューサ)、40a:第一アウタフレーム、40b:第二アウタフレーム、41a:第一インナフレーム、41b:第二インナフレーム、42a:第一誘電層、42b:第二誘電層、43a:第一アウタ電極、43b:第二アウタ電極、44a:第一インナ電極、44b:第二インナ電極、45a:第一振動板、45b:第二振動板、430a、430b、440a、440b:端子、460:ボルト、461:ナット、462:スペーサ。

Claims (6)

  1. エラストマーと、該エラストマー中に配合される導電剤と、を有し、
    該エラストマーは、環状分子と、該環状分子の開口部を貫通し該環状分子に包接される直鎖状分子と、を持つ環動分子を介した架橋構造を有し、該エラストマーのポリマー鎖の少なくとも一部は該環状分子と架橋しており、該環状分子が該直鎖状分子に沿って動くことにより架橋点が移動することを特徴とする導電材料。
  2. 前記環動分子は、ポリロタキサンである請求項1に記載の導電材料。
  3. 前記環状分子は反応基を有し、該反応基と前記エラストマーの原料ポリマーとの架橋反応により前記架橋構造が形成される請求項1または請求項2に記載の導電材料。
  4. 前記エラストマーは、アクリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ウレアゴム、フッ素ゴム、および熱可塑性エラストマーから選ばれる一種以上である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の導電材料。
  5. 前記導電剤は、金属粒子、金属ナノワイヤ、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、グラファイト、およびグラフェンから選ばれる一種以上である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の導電材料。
  6. ポリマー製の電歪層と、該電歪層を介して配置される複数の電極と、複数の該電極と各々接続される配線と、を備え、
    該電極および該配線の少なくとも一方は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の導電材料からなることを特徴とするトランスデューサ。
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