JP2014113888A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの誤操作を抑制する。
【解決手段】シフト装置10では、設置体14において、右設置面24、前設置面26及び後設置面28にそれぞれ「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が設置されると共に、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが分離されている。このため、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32と「R」スイッチ34との位置を容易に認識できると共に、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34のうちの2つを同時に押圧操作することを抑制でき、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチが操作されることで変速機のシフトレンジが変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフト装置では、複数のボタンが設けられており、ボタンが操作されることで、車両の自動変速機のシフトレンジが変更される。
ここで、このシフト装置では、複数のボタンが同一平面上に設置されており、ボタンの誤操作を抑制するために、複数のボタンの形状を互いに異ならせている。
欧州特許出願公開第1167831号明細書
本発明は、上記事実を考慮し、スイッチの誤操作を抑制できるシフト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、それぞれ前記スイッチが設置された複数の設置面が設けられ、前記設置面と前記設置面とを接続すると共に前記スイッチと前記スイッチとを分離させる接続部が設けられた設置体と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、複数の前記スイッチが操作方向を互いに異ならせた状態で設置された所定数の設置面が設けられ、前記スイッチと前記スイッチとを分離させる分離部が設けられた設置体と、を備えている。
請求項3に記載のシフト装置は、操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、複数の前記スイッチが設置された曲面状の設置面が設けられ、前記スイッチと前記スイッチとを分離させる分離部が設けられた設置体と、を備えている。
請求項4に記載のシフト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシフト装置において、前記設置面を曲面状にしている。
請求項5に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシフト装置において、前記設置体が突出されると共に、前記スイッチが前記設置体の突出垂直方向側に操作される。
請求項6に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシフト装置において、前記設置体が突出されると共に、前記設置体の突出周方向において複数の前記スイッチを配置している。
請求項7に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のシフト装置において、前記設置体に前記設置面と前記設置面との間において設けられた複数の接続面が前記設置面と前記設置面とを接続する。
請求項8に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のシフト装置において、複数の前記スイッチが前記設置体を挟んで対向しない。
請求項9に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のシフト装置において、前記設置体の周囲に凸状又は凹状の周囲部を設けている。
請求項10に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のシフト装置において、前記設置体の周囲に前記スイッチを設置している。
請求項1に記載のシフト装置では、スイッチが操作されることで、変速機のシフトレンジが変更される。
ここで、設置体に複数の設置面及び接続部が設けられており、設置面と設置面とを接続部が接続している。さらに、複数の設置面にそれぞれスイッチが設置されると共に、接続部がスイッチとスイッチとを分離させている。このため、複数の設置面及び接続部を判別することで複数のスイッチの位置を容易に認識できると共に、複数のスイッチを同時に操作することを接続部によって抑制でき、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項2に記載のシフト装置では、スイッチが操作されることで、変速機のシフトレンジが変更される。
ここで、設置体に所定数の設置面及び分離部が設けられており、所定数の設置面に複数のスイッチが操作方向を互いに異ならせた状態で設置されると共に、分離部がスイッチとスイッチとを分離させる。このため、複数のスイッチの操作方向を判別することで複数のスイッチの位置を容易に認識できると共に、複数のスイッチを同時に操作することを分離部によって抑制でき、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項3に記載のシフト装置では、スイッチが操作されることで、変速機のシフトレンジが変更される。
ここで、設置体に設置面及び分離部が設けられており、設置面が曲面状にされて設置面に複数のスイッチが設置されると共に、分離部がスイッチとスイッチとを分離させる。このため、設置面の曲面を判別することで複数のスイッチの位置を容易に認識できると共に、複数のスイッチを同時に操作することを分離部によって抑制でき、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項4に記載のシフト装置では、設置面が曲面状にされている。このため、設置面の曲面が手指をスイッチ側へ案内することで、スイッチを容易に操作できる。
請求項5に記載のシフト装置では、設置体が突出されており、スイッチが設置体の突出垂直方向側に操作される。このため、設置体に手を設置体の突出方向側から接近させる際に、手が設置体の突出垂直方向側に作用させる力が小さいことで、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項6に記載のシフト装置では、設置体が突出されており、設置体の突出周方向において複数のスイッチが配置されている。このため、特定の手指によって複数のスイッチを操作する際に、手全体又は特定の手指を設置体の突出周方向に回動させる必要があり、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項7に記載のシフト装置では、設置体に設置面と設置面との間において設けられた複数の接続面が設置面と設置面とを接続する。このため、複数の接続面を判別することで、複数のスイッチの位置を一層容易に認識でき、スイッチの誤操作を一層抑制できる。
請求項8に記載のシフト装置では、複数のスイッチが設置体を挟んで対向していない。このため、手指間に設置体を挟んだ状態で一方のスイッチを操作する際に他方のスイッチを操作することを抑制でき、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項9に記載のシフト装置では、設置体の周囲に凸状又は凹状の周囲部が設けられている。このため、設置体に手を接近させる際に、周囲部を判別することで、設置体の位置を認識できる。これにより、設置体の位置を認識しない状態で手が設置体に接触することを抑制でき、スイッチの誤操作を抑制できる。
請求項10に記載のシフト装置では、設置体の周囲にスイッチが設置されている。このため、設置体を判別することで、設置体のスイッチと設置体の周囲のスイッチとを容易に区別でき、複数のスイッチの操作性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2実施形態に係るシフト装置を示す上方から見た平面図である。 本発明の第3実施形態に係るシフト装置を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第4実施形態に係るシフト装置を示す図であり、(A)は、車両後斜め右方から見た斜視図であり、(B)は、上方から見た平面図である。 本発明の第5実施形態に係るシフト装置を示す車両右方から見た断面図である。 本発明の第6実施形態に係るシフト装置を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置10が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されており、図2には、シフト装置10が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係るシフト装置10は、右ハンドル車である車両に適用されており、車両では、車室の右側にハンドル及び運転席が配置されている。
図1及び図2に示す如く、運転席の車両左側(車両左右方向内側)における車室の床部(例えばセンタコンソール)の上面(表面)には、配置面12が設けられており、配置面12は、上下方向に垂直に配置されている。
シフト装置10は、平面視横T字形でブロック状の設置体14を備えており、設置体14は、配置面12に配置(固定)されて、配置面12から上方に突出されている。設置体14の上面(突出端面)は、横T字形平面状の載置面16にされており、載置面16は、上下方向に垂直に配置されて、運転手(乗員)が図6に示す左手18(手)の掌18Aを載置可能にされている。
設置体14の車両右側(運転席側)の部分は、略直方体状の第1設置部20にされており、第1設置部20は、車両前後方向に長尺にされている。設置体14の車両左側(運転席とは反対側)の部分は、略直方体状の第2設置部22にされており、第2設置部22は、車両左右方向に長尺にされている。第2設置部22は、第1設置部20の車両前後方向中間部から車両左方へ延出されており、第1設置部20の第2設置部22より車両前側の部分は、第1延出部としての前延出部20Aにされると共に、第1設置部20の第2設置部22より車両後側の部分は、第2延出部としての後延出部20Bにされている。また、後延出部20Bの第2設置部22から車両後側への延出量は、前延出部20Aの第2設置部22から車両前側への延出量に比し、小さくされている。
第1設置部20の車両右側面(設置体14の車両右側面)は、設置面(第1設置面)としての矩形平面状の右設置面24にされており、右設置面24には、例えば、運転手が左手18の掌18Aの右側に配置した親指18B(手指)を載置可能にされている。右設置面24は、車両左側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、右設置面24の上方に対する傾斜角度は、45°以下にされている。
第2設置部22の車両前側面は、設置面(第2設置面)としての矩形平面状の前設置面26にされており、前設置面26には、例えば、運転手が左手18の親指18B以外の手指(特に人差し指18C又は中指)を載置可能にされている。前設置面26は、車両後側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、前設置面26の上方に対する傾斜角度は、45°以下にされている。
第2設置部22の車両後側面は、設置面(第3設置面)としての矩形平面状の後設置面28にされており、後設置面28には、例えば、運転手が左手18の掌18Aの下側に配置した親指18Bを載置可能にされると共に、運転手が右側に略90°回動させた左手18の掌18Aの後側に配置した親指18Bを載置可能にされている。後設置面28は、車両前側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、後設置面28の上方に対する傾斜角度は、45°以下にされている。また、上述の如く、後延出部20Bの第2設置部22から車両後側への延出量が、前延出部20Aの第2設置部22から車両前側への延出量に比し、小さくされているため、運転手の左手18の親指18Bの右設置面24と後設置面28との間における移動が後延出部20Bに阻害されることが抑制されている。
右設置面24には、車両前後方向中央部の下側部分において、スイッチとしての「D」スイッチ30(ドライブスイッチ)が設置されており、「D」スイッチ30の表面は、操作面としての「D」操作面30Aにされている。「D」操作面30Aは、矩形平面状にされており、「D」操作面30Aは、右設置面24と面一に配置されている。「D」スイッチ30は、「D」操作面30Aを押圧操作可能にされており、「D」スイッチ30(「D」操作面30A)の押圧操作方向は、水平面に対する傾斜角度が45°以下にされた車両左斜め下方(車両左側かつ水平方向側)にされている。「D」スイッチ30(「D」操作面30A)は、例えば、運転手が左手18の掌18Aの右側に配置した親指18Bによって押圧操作可能にされている。
前設置面26には、車両左側部の下側部分において、スイッチとしての「N」スイッチ32(ニュートラルスイッチ)が設置されており、「N」スイッチ32の表面は、操作面としての「N」操作面32Aにされている。「N」操作面32Aは、矩形平面状にされており、「N」操作面32Aは、前設置面26と面一に配置されている。「N」スイッチ32は、「N」操作面32Aを押圧操作可能にされており、「N」スイッチ32(「N」操作面32A)の押圧操作方向は、水平面に対する傾斜角度が45°以下にされた車両後斜め下方(車両後側かつ水平方向側)にされている。「N」スイッチ32(「N」操作面32A)は、例えば、運転手が左手18の親指18B以外の手指(特に人差し指18C又は中指)によって押圧操作可能にされている。
後設置面28には、車両右側部の下側部分において、スイッチとしての「R」スイッチ34(リバーススイッチ)が設置されており、「R」スイッチ34の表面は、操作面としての「R」操作面34Aにされている。「R」操作面34Aは、矩形平面状にされており、「R」操作面34Aは、後設置面28と面一に配置されている。「R」スイッチ34は、「R」操作面34Aを押圧操作可能にされており、「R」スイッチ34(「R」操作面34A)の押圧操作方向は、水平面に対する傾斜角度が45°以下にされた車両前斜め下方(車両前側かつ水平方向側)にされている。「R」スイッチ34(「R」操作面34A)は、例えば、運転手が左手18の掌18Aの下側に配置した親指18Bによって押圧操作可能にされると共に、運転手が右側に略90°回動させた左手18の掌18Aの後側に配置した親指18Bによって押圧操作可能にされている。
「N」スイッチ32(「N」操作面32A)と「R」スイッチ34(「R」操作面34A)とは、第2設置部22を挟んで車両前後方向において対向しておらず、「N」スイッチ32(「N」操作面32A)の車両右側端は、「R」スイッチ34(「R」操作面34A)の車両左側端の車両左側に配置されている。
「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34は、車両の自動変速機(図示省略)に電気的に接続されている。このため、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が押圧操作されることで、それぞれ、自動変速機のシフトレンジが「D」レンジ(ドライブレンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレンジ)及び「R」レンジ(リバースレンジ)にされる。自動変速機のシフトレンジが「D」レンジにされた際には、車両の車輪に前進走行力が伝達される。自動変速機のシフトレンジが「N」レンジにされた際には、車両の車輪への走行力の伝達が遮断される。自動変速機のシフトレンジが「R」レンジにされた際には、車両の車輪に後進走行力が伝達される。
第1設置部20(前延出部20A)の車両前側面は、接続部(第1接続部)及び分離部(第1分離部)を構成する接続面としての台形平面状の前接続面36にされており、前接続面36は、車両前後方向に垂直に配置されている。
前延出部20Aの車両左側面は、接続部(第1接続部)及び分離部(第1分離部)を構成する接続面としての台形平面状の前側接続面38にされており、前側接続面38は、車両左右方向に垂直に配置されている。
第1設置部20(後延出部20B)の車両後側面は、接続部(第2接続部)及び分離部(第2分離部)を構成する接続面としての台形平面状の後接続面40にされており、後接続面40は、車両前後方向に垂直に配置されている。
後延出部20Bの車両左側面は、接続部(第2接続部)及び分離部(第2分離部)を構成する接続面としての台形平面状の後側接続面42にされており、後側接続面42は、車両左右方向に垂直に配置されている。
第2設置部22の車両左側面(設置体14の車両左側面)は、分離部(第3分離部)を構成する接続部(第3接続部)及び接続面としての台形平面状の左接続面44にされており、左接続面44は、車両左右方向に垂直に配置されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10では、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が押圧操作されることで、それぞれ、自動変速機のシフトレンジが「D」レンジ、「N」レンジ及び「R」レンジに変更される。
ここで、設置体14では、右設置面24、前設置面26及び後設置面28にそれぞれ「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が設置されている。さらに、右設置面24と前設置面26とが前接続面36及び前側接続面38によって接続され、右設置面24と後設置面28とが後接続面40及び後側接続面42によって接続され、前設置面26と後設置面28とが左接続面44によって接続されている。
このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で右設置面24、前設置面26、後設置面28、前接続面36、前側接続面38、後接続面40、後側接続面42、左接続面44を判別することで、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32と「R」スイッチ34との位置を容易に認識できる。
また、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向が、それぞれ車両左側、車両後側及び車両前側にされて、互いに異なっている。
このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向を判別することで、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32と「R」スイッチ34との位置を容易に認識できる。
さらに、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32とが右設置面24の「D」スイッチ30より車両前側部分、前接続面36、前側接続面38及び前設置面26の「N」スイッチ32より車両右側部分によって分離され、「D」スイッチ30と「R」スイッチ34とが右設置面24の「D」スイッチ30より車両後側部分、後接続面40、後側接続面42及び後設置面28の「R」スイッチ34より車両右側部分によって分離され、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが前設置面26の「N」スイッチ32より車両左側部分、左接続面44及び後設置面28の「R」スイッチ34より車両左側部分によって分離されている。
このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34のうちの2つを同時に押圧操作することを抑制できる。
以上により、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制でき、運転手が設置体14を目視しなくても「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34を容易に操作できて、運転手による車両の運転が「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の操作のために阻害されることを抑制できる。
さらに、上述の如く、右設置面24と前設置面26とが複数の接続面(前接続面36及び前側接続面38)によって接続されると共に、右設置面24と後設置面28とが複数の接続面(後接続面40及び後側接続面42)によって接続されている。このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で複数の接続面を判別することで、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の位置を一層容易に認識でき、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を一層抑制できる。
また、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向が水平方向側(水平面に対する傾斜角度が45°以下)にされている。このため、運転手が設置体14を目視しないで設置体14に左手18を上側(設置体14の突出方向側)から接近させる際に、左手18が下側(設置体14の突出反対方向側)に力を作用させ易くて、左手18が水平方向側(設置体14の突出垂直方向側)に作用させる力が小さいことで、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。
さらに、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が、それぞれ右設置面24、前設置面26及び後設置面28に配置されて、設置体14の突出周方向に並べられている。このため、運転手が左手18の特定の手指(例えば親指18B、人差し指18C又は中指)によって「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34を押圧操作する際には、左手18全体又は特定の手指を設置体14の突出周方向に回動させる必要がある。これにより、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。しかも、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチのうちの少なくとも2つが同時に押圧操作されることを抑制できて、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を一層抑制できる。
特に、運転手が左手18の親指18Bによって「D」スイッチ30及び「R」スイッチ34を押圧操作する際には、左手18全体又は親指18Bを設置体14の突出周方向に回動させる必要がある。これにより、誤操作により車両が走行する可能性がある「D」スイッチ30及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。しかも、「D」スイッチ30と「R」スイッチとが同時に押圧操作されることを抑制できて、「D」スイッチ30及び「R」スイッチ34の誤操作を一層抑制できる。
また、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが、車両左右方向における位置を相違されて、設置体14の第2設置部22を挟んで対向していない。このため、運転手が親指18B以外の手指(例えば人差し指18C又は中指)と親指18Bとの間に第2設置部22を挟んだ状態で親指18B以外の手指及び親指18Bの一方によって「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の一方を操作する際に、親指18B以外の手指及び親指18Bの他方によって「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の他方を操作することを抑制でき、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。
[第2実施形態]
図3には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置50が上方から見た平面図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図3に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50では、設置体14における第2設置部22の車両前側面が、車両左側部分のみにおいて、前設置面26にされている。
第2設置部22の車両前側面の車両右側部分は、接続部(第1接続部)及び分離部(第1分離部)を構成する接続面としての矩形平面状の中間接続面52にされており、中間接続面52は、前設置面26に平行に配置されると共に、前設置面26より車両前側に配置されている。
前設置面26と中間接続面52との間には、接続部(第1接続部)及び分離部(第1分離部)を構成する接続面としての平行四辺形平面状の段差接続面54にされており、段差接続面54は、車両左右方向に垂直に配置されている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、右設置面24と前設置面26とが前接続面36、前側接続面38、中間接続面52及び段差接続面54によって接続されている。このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で右設置面24、前設置面26、前接続面36、前側接続面38、中間接続面52及び段差接続面54を判別することで、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32との位置を一層容易に認識でき、「D」スイッチ30及び「N」スイッチ32の誤操作を一層抑制できる。
なお、本実施形態では、設置体14における第2設置部22の車両前側面に前設置面26の他に中間接続面52及び段差接続面54を設けた。しかしながら、設置体14における第2設置部22の車両後側面に後設置面28の他に中間接続面52及び段差接続面54を設けてもよく、設置体14における第1設置部20の車両右側面に右設置面24の他に中間接続面52及び段差接続面54を設けてもよい。
また、本実施形態では、前設置面26と中間接続面52とを段差接続面54によって配置位置を相違させて設けた。しかしながら、前設置面26と中間接続面52とを配置角度を相違させて設けてもよい。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、設置体14の第1設置部20に前延出部20A及び後延出部20Bを設けた。しかしながら、設置体14の第1設置部20に前延出部20A及び後延出部20Bの一方のみを設けてもよい。
[第3実施形態]
図4には、本発明の第3実施形態に係るシフト装置60が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図4に示す如く、本実施形態に係るシフト装置60では、設置体14が略半球状にされており、設置体14の表面は、略球面状にされている。設置体14の表面の上側部分は、載置面16にされており、載置面16は、凸状に湾曲されている。
設置体14の車両前側部は、平面視矩形状の設置凹部62が形成されており、設置凹部62の内部は、車両前側及び上側に開放されている。
設置体14の車両右側面は、平面視略楕円状の右設置面24にされており、右設置面24は、車両前後方向に長尺にされている。右設置面24は、車両左側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、右設置面24は、車両左右方向において凹状に湾曲されている。
設置体14における設置凹部62の周面は、平面視U字状の前設置面26にされており、前設置面26の車両後側面と車両右側面との境界部及び前設置面26の車両後側面と車両左側面との境界部は、車両左右方向において凹状に湾曲されている。前設置面26の車両後側面は、車両後側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、前設置面26の車両後側面は、車両前後方向において凹状に湾曲されている。
設置体14の車両後側側面は、平面視略楕円状の後設置面28にされており、後設置面28は、車両左右方向に長尺にされている。後設置面28は、車両前側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、後設置面28は、車両前後方向において凹状に湾曲されている。
右設置面24には、車両前後方向中央部の下側部分において、「D」スイッチ30が設置されており、「D」スイッチ30の「D」操作面30Aは、右設置面24と面一に配置されている。「D」スイッチ30(「D」操作面30A)の押圧操作方向は、下方に対する傾斜角度が45°以下にされた車両左斜め下方にされている。
前設置面26の車両後側面には、車両左右方向中央部の下側部分において、「N」スイッチ32が設置されており、「N」スイッチ32の「N」操作面32Aは、前設置面26と面一に配置されている。「N」スイッチ32(「N」操作面32A)の押圧操作方向は、下方に対する傾斜角度が45°以下にされた車両後斜め下方にされている。
後設置面28には、車両左右方向中央部の下側部分において、「R」スイッチ34が設置されており、「R」スイッチ34の「R」操作面34Aは、後設置面28と面一に配置されている。「R」スイッチ34(「R」操作面34A)の押圧操作方向は、下方に対する傾斜角度が45°以下にされた車両前斜め下方にされている。
設置体14の車両前斜め右側の表面は、分離部(第1分離部)を構成する接続部(第1接続部)及び接続面としての前接続面64にされており、前接続面64は、凸状に湾曲されている。
設置体14の車両後斜め右側の表面は、分離部(第2分離部)を構成する接続部(第2接続部)及び接続面としての後接続面66にされており、後接続面66は、凸状に湾曲されている。
設置体14の車両左側の表面は、分離部(第3分離部)を構成する接続部(第3接続部)及び接続面としての左接続面68にされており、左接続面68は、凸状に湾曲されている。
ここで、本実施形態でも、右設置面24と前設置面26及び後設置面28とが複数の接続面によって接続されることによる作用及び効果、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向が水平方向側にされることによる作用及び効果、及び、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置体14を挟んで対向しないことによる作用及び効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、右設置面24、前設置面26及び後設置面28が凹状に湾曲されている。このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18の手指を右設置面24、前設置面26及び後設置面28の湾曲面によってそれぞれ「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34側へ案内されることで、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34を容易に操作できる。
なお、本実施形態では、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向を鉛直方向側(下方に対する傾斜角度が45°以下)にした。しかしながら、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の押圧操作方向を水平方向側(水平面に対する傾斜角度が45°以下)にしてもよい。
[第4実施形態]
図5(A)には、本発明の第4実施形態に係るシフト装置70が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されており、図5(B)には、シフト装置70が上方から見た平面図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図5の(A)及び(B)に示す如く、本実施形態に係るシフト装置70では、設置体14が四角錐台状にされており、設置体14の上面(表面)は、矩形平面状の載置面16にされている。
設置体14の車両右側面、車両前側面及び車両後側面は、それぞれ台形平面状の右設置面24、前設置面26及び後設置面28にされており、右設置面24の下側部分の車両前後方向中央部、前設置面26の下側部分の車両左右方向中央部及び後設置面28の下側部分の車両左右方向中央部には、それぞれ「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が設置されている。
設置体14の右設置面24と前設置面26との間の角部は、分離部(第1分離部)を構成する接続部(第1接続部)としての前角部72にされており、前角部72は、右設置面24と前設置面26とを接続している。
設置体14の右設置面24と後設置面28との間の角部は、分離部(第2分離部)を構成する接続部(第2接続部)としての後角部74にされており、後角部74は、右設置面24と後設置面28とを接続している。
設置体14の車両左側面は、分離部(第3分離部)を構成する接続部(第3接続部)及び接続面としての台形平面状の左接続面44にされており、左接続面44は、車両右側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されている。
ここで、本実施形態でも、右設置面24と前設置面26及び後設置面28とが複数の接続面によって接続されることによる作用及び効果、及び、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置体14を挟んで対向しないことによる作用及び効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[第5実施形態]
図6には、本発明の第5実施形態に係るシフト装置80が車両右方から見た断面図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置80は、上記第4実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施形態に係るシフト装置80では、車室の床部の配置面12に、周囲部としての周囲凹部82が形成されており、設置体14は、周囲凹部82の底面(下面)に配置(固定)されて、周囲凹部82の底面から上方に突出されている。周囲凹部82は、設置体14の外周全体に配置されており、周囲凹部82は、外周全体が設置体14の外周に沿って配置されると共に、運転手が左手18の手指を挿入可能にされている。また、設置体14の載置面16(上面)は、配置面12と面一に配置されている。
ここで、本実施形態でも、上記第4実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、設置体14の外周全体に周囲凹部82が配置されている。このため、運転手が、設置体14を目視しないで探すために、設置体14に左手18を接近させる際に、運転手が、左手18(手指を含む)で周囲凹部82を判別することで、設置体14の位置を認識できる。これにより、運転手が設置体14の位置を認識しない状態で左手18を設置体14に接触させることを抑制でき、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の誤操作を抑制できる。
また、設置体14の載置面16(上面)が配置面12と面一に配置されている。このため、車室の意匠性を向上できる。
なお、本実施形態では、設置体14の周囲に凹状の周囲部(周囲凹部82)を設けた。しかしながら、設置体14の周囲に凸状の周囲部を設けてもよい。
[第6実施形態]
図7には、本発明の第6実施形態に係るシフト装置90が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置90は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図7に示す如く、本実施形態に係るシフト装置90では、設置体14が円柱状にされており、設置体14の上面(突出端面)は、円形平面状の載置面16にされている。
設置体14の周面は、設置面92にされており、設置面92は、円周面状にされて凸状に湾曲されると共に、上下方向に平行に配置されている。
設置面92には、車両右側端部の下側部分において、「D」スイッチ30が設置されており、「D」スイッチ30の「D」操作面30Aは、正面視矩形状にされている。「D」操作面30Aは、円周面状にされて凸状に湾曲されており、「D」操作面30Aは、設置面92と面一に配置されている。「D」スイッチ30(「D」操作面30A)の押圧操作方向は、車両左方(水平方向)にされている。
設置面92には、車両前側端部の下側部分において、「N」スイッチ32が設置されており、「N」スイッチ32の「N」操作面32Aは、正面視矩形状にされている。「N」操作面32Aは、円周面状にされて凸状に湾曲されており、「N」操作面32Aは、設置面92と面一に配置されている。「N」スイッチ32(「N」操作面32A)の押圧操作方向は、車両後方(水平方向)にされている。
設置面92には、車両後側端部の下側部分において、「R」スイッチ34が設置されており、「R」スイッチ34の「R」操作面34Aは、正面視矩形状にされている。「R」操作面34Aは、円周面状にされて凸状に湾曲されており、「R」操作面34Aは、設置面92と面一に配置されている。「R」スイッチ34(「R」操作面34A)の押圧操作方向は、車両前方(水平方向)にされている。
設置体14の車両前斜め右側の周面は、分離部(第1分離部)としての前分離面94にされており、前分離面94は、円周面状にされて凸状に湾曲されると共に、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32とを分離させている。
設置体14の車両後斜め右側の周面は、分離部(第2分離部)としての後分離面96にされており、後分離面96は、円周面状にされて凸状に湾曲されると共に、「D」スイッチ30と「R」スイッチ34とを分離させている。
設置体14の車両左側の周面は、分離部(第3分離部)としての左分離面98にされており、左分離面98は、円周面状にされて凸状に湾曲されると共に、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とを分離させている。
ここで、本実施形態でも、右設置面24と前設置面26及び後設置面28とが接続面によって接続されることによる作用及び効果、及び、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置体14を挟んで対向しないことによる作用及び効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、設置体14では、設置面92が湾曲面にされて、設置面92に「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34が設置されている。さらに、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32とが設置面92の前分離面94によって分離され、「D」スイッチ30と「R」スイッチ34とが設置面92の後分離面96によって分離され、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置面92の左分離面98によって分離されている。
このため、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で設置面92の湾曲面(前分離面94、後分離面96、左分離面98の湾曲面を含む)を判別することで、「D」スイッチ30と「N」スイッチ32と「R」スイッチ34との位置を容易に認識できる。
なお、上記第3実施形態〜第6実施形態では、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置体14を挟んで対向する。しかしながら、上記第3実施形態〜第6実施形態において、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様に、「N」スイッチ32と「R」スイッチ34とが設置体14を挟んで対向しなくてもよい。
さらに、上記第2実施形態では、上記第1実施形態において、設置体14に中間接続面52(段差接続面54を含む)を設けた。しかしながら、上記第3実施形態〜第6実施形態において、設置体14に中間接続面52(段差接続面54を含んでもよい)を設けてもよい。
また、上記第5実施形態では、上記第4実施形態において、設置体14の周囲に凸状又は凹状の周囲部を設けた。しかしながら、上記第1実施形態〜第3実施形態及び第6実施形態において、設置体14の周囲に凸状又は凹状の周囲部を設けてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第6実施形態では、「D」スイッチ30の「D」操作面30A、「N」スイッチ32の「N」操作面32A及び「R」スイッチ34の「R」操作面34Aをそれぞれ右設置面24又は設置面92、前設置面26又は設置面92及び後設置面28又は設置面92に対し面一に配置した。しかしながら、「D」スイッチ30の「D」操作面30A、「N」スイッチ32の「N」操作面32A及び「R」スイッチ34の「R」操作面34Aの少なくとも1つをそれぞれ右設置面24又は設置面92、前設置面26又は設置面92及び後設置面28又は設置面92に対し面一に配置しなくてもよい(オフセット配置してもよい)。
また、上記第1実施形態〜第6実施形態において、「D」スイッチ30(「D」操作面30A)、「N」スイッチ32(「N」操作面32A)及び「R」スイッチ34(「R」操作面34A)の少なくとも1つの押圧操作方向を「D」操作面30A、「N」操作面32A及び「R」操作面34Aの少なくとも1つの垂直方向に対し傾けてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第6実施形態において、「D」スイッチ30の「D」操作面30A、「N」スイッチ32の「N」操作面32A及び「R」スイッチ34の「R」操作面34Aの少なくとも1つに、凸部又は凹部を設けてもよい。これにより、運転手が、設置体14を目視しなくても、左手18(手指を含む)で凸部又は凹部を判別することで、「D」操作面30A、「N」操作面32A及び「R」操作面34Aの少なくとも1つの位置を容易に認識でき、「D」操作面30A、「N」操作面32A及び「R」操作面34Aの少なくとも1つの操作性を向上できる。
また、上記第1実施形態〜第6実施形態では、設置体14に「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34を設置した。しかしながら、設置体14の周囲に一部のスイッチ(例えば「N」スイッチ32)を設置してもよい。これにより、運転手が、設置体14及び設置体14の周囲を目視しなくても、左手18(手指を含む)で設置体14を判別することで、設置体14のスイッチと設置体14の周囲のスイッチとを容易に区別でき、複数のスイッチの操作性を向上できる。
さらに、上記第1実施形態〜第6実施形態では、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34を設置した。しかしながら、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の何れか1つを設置しなくてもよい。また、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34以外の別のスイッチ(例えば操作されることで自動変速機のシフトレンジが「P」レンジ(パーキングレンジ)にされる「P」スイッチ(パーキングスイッチ))を更に設置してもよい。しかも、「D」スイッチ30、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の何れかに代えて当該別のスイッチを設置してもよい。
また、上記第1実施形態〜第6実施形態では、車両が右ハンドル車にされて、「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の車両右側に「D」スイッチ30が配置される。しかしながら、車両が左ハンドル車にされた場合には、シフト装置10、50、60、70、80、90が車両左右方向において反転されてもよく、例えば「N」スイッチ32及び「R」スイッチ34の車両左側に「D」スイッチ30を配置してもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第6実施形態では、シフト装置10、50、60、70、80、90をフロア式のものにして車室の床部に配置した。しかしながら、シフト装置10、50、60、70、80、90を車両のステアリングコラムやインストルメントパネルに配置してもよい。
10 シフト装置
14 設置体
24 右設置面(設置面)
26 前設置面(設置面)
28 後設置面(設置面)
30 「D」スイッチ(スイッチ)
32 「N」スイッチ(スイッチ)
34 「R」スイッチ(スイッチ)
36 前接続面(接続部、分離部、接続面)
38 前側接続面(接続部、分離部、接続面)
40 後接続面(接続部、分離部、接続面)
42 後側接続面(接続部、分離部、接続面)
44 左接続面(接続部、分離部、接続面)
50 シフト装置
52 中間接続面(接続部、分離部、接続面)
54 段差接続面(接続部、分離部、接続面)
60 シフト装置
64 前接続面(接続部、分離部、接続面)
66 後接続面(接続部、分離部、接続面)
68 左接続面(接続部、分離部、接続面)
70 シフト装置
72 前角部(接続部、分離部)
74 後角部(接続部、分離部)
80 シフト装置
82 周囲凹部(周囲部)
90 シフト装置
92 設置面(設置面)
94 前分離面(分離部)
96 後分離面(分離部)
98 左分離面(分離部)

Claims (10)

  1. 操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、
    それぞれ前記スイッチが設置された複数の設置面が設けられ、前記設置面と前記設置面とを接続すると共に前記スイッチと前記スイッチとを分離させる接続部が設けられた設置体と、
    を備えたシフト装置。
  2. 操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、
    複数の前記スイッチが操作方向を互いに異ならせた状態で設置された所定数の設置面が設けられ、前記スイッチと前記スイッチとを分離させる分離部が設けられた設置体と、
    を備えたシフト装置。
  3. 操作されることで変速機のシフトレンジが変更される複数のスイッチと、
    複数の前記スイッチが設置された曲面状の設置面が設けられ、前記スイッチと前記スイッチとを分離させる分離部が設けられた設置体と、
    を備えたシフト装置。
  4. 前記設置面を曲面状にした請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
  5. 前記設置体が突出されると共に、前記スイッチが前記設置体の突出垂直方向側に操作される請求項1〜請求項4の何れか1項記載のシフト装置。
  6. 前記設置体が突出されると共に、前記設置体の突出周方向において複数の前記スイッチを配置した請求項1〜請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
  7. 前記設置体に前記設置面と前記設置面との間において設けられた複数の接続面が前記設置面と前記設置面とを接続する請求項1〜請求項6の何れか1項記載のシフト装置。
  8. 複数の前記スイッチが前記設置体を挟んで対向しない請求項1〜請求項7の何れか1項記載のシフト装置。
  9. 前記設置体の周囲に凸状又は凹状の周囲部を設けた請求項1〜請求項8の何れか1項記載のシフト装置。
  10. 前記設置体の周囲に前記スイッチを設置した請求項1〜請求項9の何れか1項記載のシフト装置。
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