JP2014112742A - 切断前支持基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱応力により生じる半導体チップのクラック、アンダーフィル形状の不安定化及び支持基板の剥がれを抑制する切断前支持基板、半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】矩形状のチップ搭載部65を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリット60を有する切断前支持基板181のチップ搭載部65に2以上の半導体チップを積層する積層工程と、半導体チップの側面を覆うとともに、切断前支持基板181上の貫通スリット60以外の部分を覆うように第1の封止体を形成した後、第1の封止体を覆うとともに、貫通スリット60を充填するように第2の封止体を形成する封止工程と、切断前支持基板181を貫通スリット60に沿って切断して支持基板とするダイシング工程と、を有する半導体装置の製造方法を用いる。
【選択図】図5

Description

本発明は、切断前支持基板、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体装置の高速化、高密度化および多機能化を実現するために、1つの半導体パッケージの内部で、基板上に複数の半導体チップを積層して高密度実装したChip on Chip(以下、CoC)技術が研究開発されている。なお、CoC技術は、Multi Chip Package(以下、MCP)技術とも呼ばれる。
CoC技術を用いた半導体装置(以下、CoC型の半導体装置)では、貫通電極を備えた複数の半導体チップが直接接続(以下、フリップチップ接続)されている。
CoC型の半導体装置は複数の半導体チップを積層する構成なので、その厚みが厚くなるという問題があった。特に、携帯電話に代表されるモバイル向けの機器では、できるだけ小型の半導体装置を搭載することが望ましいが、前記機器には年々高密度実装化が要求され、前記要求に応じて半導体装置に搭載する半導体チップの積層数を増加させた場合には、厚みが厚くなりすぎて搭載することが設計上困難となる場合があった。
CoC型の半導体装置の厚みを薄くするために、各半導体チップの厚みを薄くした場合には、熱処理工程で、封止樹脂と半導体チップとの間で熱膨張の差による応力(以下、熱応力)が発生して、半導体チップの端部が上方に捲り上がるような反り(以下、凹状の反り)が発生した。特に、積層した半導体チップのうち、基板から最も離れた位置(以下、最上位置)で熱応力が強く加わり、前記最上位置に配置した半導体チップに最も大きな凹状の反りが発生した。この凹状の反りにより、半導体チップや基板にクラック(ワレ)などの不良が発生した。
特許文献1および特許文献2には、CoC型の半導体装置の一例が記載されている。
特許文献1および特許文献2はどちらも半導体装置及びその製造方法に関するものであり、所定の配線等が形成された下部基板(配線基板)と、前記下部基板に電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する中間部材(封止体)と、前記半導体チップの上方に配置された上部板とを備え、前記上部板の熱膨張率と前記下部基板の熱膨張率がほぼ同じであるCoC型の半導体装置が開示されている。熱膨張率がほぼ同じである上部板と下部基板とを用いることにより、半導体チップの反りを低減することができる。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の半導体装置は、積層した半導体チップの上方の離れた位置に上部板を配置する構成なので、半導体装置自体の厚みが厚くなる。また、上部板は、中間部材とのみ接続される構成なので、機械的な衝撃等により容易に剥がれる。さらに、積層した半導体チップをモールドのみで封止する構成なので、半導体チップ間にボイドが発生して、半導体装置の信頼性を低下させる。
特許文献3は、メモリモジュール及びその製造方法に関するものであり、CoC型の半導体装置を補強する構造例が記載されている。特許文献3に記載のメモリモジュールは、メモリコアチップ、インターフェースチップ及びインターポーザチップを有するメモリモジュールで、前記インターフェースチップの近傍に放熱板が設けられている。また、前記放熱板は、支持体として用いられている。
しかし、前記支持体(放熱板)は、接着層を介して半導体チップを貼り付けられるだけなので、機械的な衝撃等により容易に剥がれる。また、前記メモリモジュールの製造の際、チップ積層体の隙間にアンダーフィル材を充填させたときに、アンダーフィル材が広がる。そのため、チップ積層体の隙間からアンダーフィル材がはみ出した部分の形状(以下、フィレット形状)が安定しない。これにより、チップ積層体間にボイドが発生して、リフロー時にクラック等を生じさせ、半導体装置の信頼性を低下させる。また、前記メモリモジュールの製造の際、個別の封止体を形成するために、複数のチップ搭載部毎にモールド金型を準備する必要が生じる。さらにまた、前記メモリモジュールの製造の際、複数のチップ搭載部を一括して封止体(封止樹脂)で覆った場合には、熱応力が前記支持体に加わり、前記支持体に反りを生じさせる。
特開2006−269861号公報 特開2007−066932号公報 特開2006−319243号公報
熱応力により生じる半導体チップのクラック、アンダーフィル形状の不安定化及び支持基板の剥がれを抑制するという課題があった。
本発明の半導体装置の製造方法は、矩形状のチップ搭載部を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリットを有する切断前支持基板の前記チップ搭載部に2以上の半導体チップを積層する積層工程と、前記半導体チップの側面を覆うとともに、前記切断前支持基板上の前記貫通スリット以外の部分を覆うように第1の封止体を形成した後、前記第1の封止体を覆うとともに、前記貫通スリットを充填するように第2の封止体を形成する封止工程と、前記切断前支持基板を前記貫通スリットに沿って切断して支持基板とするダイシング工程と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、熱応力により生じる半導体チップのクラック、アンダーフィル形状の不安定化及び支持基板の剥がれを抑制する切断前支持基板、半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、2以上の半導体チップの側面を覆うとともに、切断前支持基板上の貫通スリット以外の部分を覆うように第1の封止体を形成する構成なので、第1の封止体の切断前支持基板上の広がりを抑制でき、第1の封止体の形状(アンダーフィル形状)を安定化できる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、第1の封止体を形成した後、前記第1の封止体を覆うとともに、前記貫通スリットを充填するように第2の封止体を形成する構成なので、支持基板の剥がれを防止することができる。
さらに、本発明の半導体装置の製造方法は、矩形状のチップ搭載部を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリットを有する切断前支持基板を用いる構成なので、2以上の半導体チップを第1の封止体で封止する際に、前記半導体チップおよび前記切断前支持基板と第1の封止体との間の熱膨張差に基づき、前記第1の封止体から前記半導体チップおよび前記切断前支持基板へ加えられる熱応力を、前記貫通スリットが緩和して、半導体チップのクラックを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の半導体装置の一例を示す透過平面図である。 図1のA−A’線における断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法で用いる切断前支持基板の一例を示す平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法で用いる切断前支持基板の一例を示す平面図である。 図18に示す切断前支持基板の断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(第1の実施形態)
<<半導体装置>>
まず、本発明の第1の実施形態である半導体装置について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である半導体装置の一例を示す透過平面図である。また、図2は、図1のA−A’線における断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態である半導体装置11には、平面視矩形状の配線基板47に形成されてなる絶縁膜30と、絶縁膜30上に平面視格子状に配置された複数の平面視円形状の外部端子(半田ボール)28と、が備えられている。
絶縁膜30が形成された配線基板47の下には、配線基板47よりも小さい面積の平面視矩形状の半導体チップ41、42、43、44、45(以下、41〜45)が配置されている。そして、半導体チップ45の面積は、半導体チップ41〜44の面積よりも小さくされている。
また、半導体チップ41〜45には、平面視円形状の貫通電極32が平面視格子状に配置されており、それぞれ外部端子28に接続されている。半導体チップ41〜45は、第1の封止体26に囲まれており、第1の封止体26は第2の封止体29に囲まれている。
さらに、外周側が部分的に少し抉られた形状とされた支持基板81が配置されている。
図2に示すように、本発明の実施形態である半導体装置11には、支持基板81と、チップ積層体46と、配線基板47と、が備えられている。また、チップ積層体46は、第1の封止体26に覆われており、第1の封止体26は第2の封止体29に覆われている。
チップ積層体46は、支持基板81の一面81a上に半導体チップ41〜45がこの順序で積層されてなる。これにより、本発明の実施形態である半導体装置11は、チップオンチップ(Chip on Chip:以下、CoC)型の半導体装置とされている。
図2に示すように、チップ積層体46の側面は第1の封止体26に覆われている。第1の封止体26は、支持基板81側が下底側となる断面視台形状とされており、第1の封止体26の側面26cは傾斜面とされている。
第2の封止体29は、第1の封止体26を覆うとともに、支持基板81の側端面81cも覆うように形成されており、チップ積層体46は支持基板81に強く固着されている。
支持基板81の一面81aには半導体チップ41〜45を搭載する矩形状のチップ搭載部65が設けられている。支持基板81の側端面81cは、チップ搭載部65の各辺65a〜65dに平行かつ近接して設けられている。
以下、各部材について説明する。
<配線基板>
配線基板47は、絶縁材料からなる平面視矩形状の板状の部材であればよく、たとえば、ポリイミド基材からなるフレキシブル基板またはガラスエポキシ基板などを用いることができる。
配線基板47には、一面側から他面側に貫通する貫通電極32が備えられるとともに、貫通電極32に接続して一面側の接合パッド33および他面側の接合パッド34が備えられている。配線基板47の一面側には所定の配線が形成されており、図2に示すように、前記配線はソルダーレジストのような絶縁膜30で覆われている。絶縁膜30から露出された接合パッド33はランド31と電気的に接続されており、断面視円形状の外部端子28が接合されている。なお、ランド31間隔は、たとえば、0.8mm間隔とされ、配線基板47上に平面視格子状に配置される。また、配線基板47の厚さは、特に限定されるものではなく、たとえば、100μm厚とする。
<支持基板>
支持基板81は、金属材料からなる板状の部材である。前記金属材料としては、たとえば、鉄・ニッケル合金の42アロイなどの剛性の高い材料を用いることが好ましい。これにより、半導体装置の厚みを薄くしても、熱応力による半導体チップの反りの発生を抑制し、半導体チップのクラックの発生を抑制することができる。
支持基板81の厚さは、特に限定されるものではなく、たとえば、100〜200μm厚とされる。
なお、支持基板81として、Cu等の放熱性の高い材料を用いてもよい。これにより、放熱性の高い半導体装置とすることができる。
<チップ積層体>
図2に示すように、チップ積層体46は、第1の接着部材24を介して、支持基板81の一面81a上に半導体チップ41〜45がこの順序で積層されてなる。
<第1の接着部材>
チップ積層体46は、第1の接着部材24により支持基板81に接着固定されている。第1の接着部材24としては、絶縁性の高い材料を用いることが好ましい。絶縁性の材料を用いることにより、半導体チップ41と支持基板81とを絶縁状態とすることができる。さらに、熱伝導性の高い材料を用いることがより好ましい。これにより、チップ積層体46からの熱を効率的に支持基板81に逃がして、半導体装置の放熱性を向上させることができる。
第1の接着部材24としては、たとえば、ポリイミド基材の両面に接着層が形成されてなるDie Attached Film(以下、DAF)またはNon Conductive Paste(以下、NCP)などを用いることができる。
<半導体チップ>
半導体チップ41の他面41b、半導体チップ42の他面42b、半導体チップ43の他面43b、半導体チップ44の他面44bおよび半導体チップ45の他面45bには、それぞれ酸化膜などからなる回路形成層48が形成されており、それぞれ回路形成面48aとされている。
半導体チップ41〜44の回路形成層48にはDynamic Random Access Memory(以下、DRAM)回路などが形成されており、半導体チップ41〜44は、情報を格納する為に用いられるDRAMコアチップとされている。
また、半導体チップ45の回路形成層48にはInterface(以下、IF)回路などが形成されており、半導体チップ45は、半導体チップ41〜44のデータの入出力を制御する為に用いられるIFチップとされている。
半導体チップ41〜45はすべて、回路形成面48aが配線基板47の反対側に向く方向(フェースダウン方向)積層されている。そのため、DRAMコアチップとして単一の回路形成層48を有する半導体チップを用意すればよく、DRAMコアチップとしてバンプ電極等が反転配置されたミラーチップを用意する必要がないので、半導体装置の製造コストを低減することができる。
半導体チップ41〜45には、一面側から他面側に貫通する貫通電極32が備えられるとともに、貫通電極32の接続する一面側の接合パッド33および他面側の接合パッド34が備えられている。
各半導体チップ41〜45はそれぞれ離間されて配置されるとともに、各半導体チップ41〜45の間で一面側の接合パッド33と他面側の接合パッド34とが互いに接合されて積層されている。
また、半導体チップ45と配線基板47は離間されて配置されるとともに、配線基板47の一面側の接合パッド33は、半導体チップ45の他面側の接合パッド34に、Au等からなるワイヤスタッドバンプ(以下、ワイヤバンプ)35を介して接合されている。さらに、配線基板47のランド31には断面視円形状の外部端子28が接続されている。
すなわち、1段目の半導体チップ41の一面側の接合パッド33は、2段目の半導体チップ42の他面側の接合パッド34に接続されている。同様に、2段目の半導体チップ42の一面側の接合パッド33は、3段目の半導体チップ43の他面側の接合パッド34に接続されている。同様に、3段目の半導体チップ43の一面側の接合パッド33は、4段目の半導体チップ44の他面側の接合パッド34に接続されている。同様に、4段目の半導体チップ44の一面側の接合パッド33は、5段目の半導体チップ45の他面側の接合パッド34に接続されている。さらに、配線基板47の他面側の接合パッド34は、半導体チップ45の一面側の接合パッド33に、ワイヤバンプ35を介して接合されている。
なお、ワイヤバンプ35の替わりに、半田バンプを用いてもよい。
このように各半導体チップ41〜45の一面側の接合パッド33と他面側の接合パッド34が接続されることにより、配線基板47の一面側の接合パッド33(ランド31)に接続された外部端子28から1段目の半導体チップ41の他面側の接合パッド34までの導通を確保することができる。
チップ積層体46は、図2に示すように、半導体チップ41〜45が積層されて構成されている。半導体チップ42〜45を積層することにより、高密度の半導体装置とすることができる。
なお、半導体チップ41〜45の板厚は、従来の1チップ構成の半導体チップの厚さより薄くすることが好ましい。これにより、より多くの半導体チップを積層して薄型で高密度化された半導体装置を作製することができる。
半導体チップ41〜45の板厚d2は、例えば、30〜50μm厚とする。
チップ積層体46の配線基板47側、すなわち、支持基板81と反対側には、半導体チップ41〜44の幅l2より短い幅l1を有する半導体チップ45が配置されている。
チップ積層体46の配線基板47側、すなわち、支持基板81と反対側の位置は、第1の封止材26の熱膨張収縮の際、最も熱応力がかかる位置である。そのため、半導体チップ41〜44の幅l2より短い幅l1を有する半導体チップ45をこの位置に配置することにより、チップ積層体46の熱応力による反り耐性を強化して、半導体チップ11のクラックの発生を抑制する。
また、半導体チップ45の回路形成面48aを、他の半導体チップ41〜44側に向けることにより、熱応力が加わったときに、半導体チップ45に回路形成面48aが縮む力(以下、凸状の力)を発生させて、熱応力による凹状の反りを緩和して、半導体装置11の厚さを薄くしても、半導体チップ11のクラックの発生を抑制できる。
なお、チップ積層体46を構成する半導体チップの数は、特に限られるものではなく、2以上であればよい。また、半導体チップの構成も、本実施形態で示した4つのメモリコアチップと1つのIFチップに限られるものでなく、メモリチップとロジックチップの組み合わせ等、どのような機能の半導体チップの組み合わせを用いてもよい。
<第2の接着部材>
配線基板47は、第2の接着部材27によりチップ積層体46に接着固定されている。
第2の接着部材27としては、絶縁性の材料を用いることが好ましい。これにより、半導体チップ45と配線基板47との間を絶縁状態として、配線基板47の一面側の接合パッド33と、半導体チップ45の他面側の接合パッド34と、ワイヤバンプ35とからなる電気的接合部を機械的・電気的な破壊から保護することができる。
第2の接着部材27としては、第1の接着部材24と同様に、たとえば、NCPなどを用いることができる。
<第1の封止体>
図2に示すように、第1の封止体26は、半導体チップ41〜45の間を充填するとともに、半導体チップ41〜45の各側面41c、42c、43c、44c、45c(以下、41c〜45c)を覆うように形成されている。
半導体チップ41〜45の間を充填するように第1の封止体26を形成することにより、各半導体チップ41〜45の間で互いに接合された一面側の接合パッド33と他面側の接合パッド34との接合部分(以下、電気的接合部)を保護する。
また、第1の封止体26の最外縁部26fの一部が、支持基板81の外縁部81fと重なる位置にある。
第1の封止体26は、支持基板81側が下底となる断面視台形状とされており、第1の封止体26の側面26cは傾斜面とされている。第1の封止体26を、支持基板81側が下底となる断面視台形状とするように形成することにより、第1の封止体26と支持基板81との間の密着性を高めて、支持基板81の剥がれを抑制する。なお、支持基板81の一面81aを梨地状とすることにより、支持基板81と第1の封止体26との密着性をさらに向上させることができる。
第1の封止体26としては、たとえば、アンダーフィル材を用いる。
半導体チップ41〜45の側面41c〜45cと、支持基板81の側端面81cとの間の距離を近づけて配置することが好ましい。半導体チップ41の側面41cと、支持基板81の側端面81cとの間の距離を近づけることにより、支持基板81の側端面81cが第1の封止体26の広がりを抑制して、第1の封止体26の形状を断面視台形状のフィレット形状に安定化できる。
<第2の封止体>
図2に示すように、支持基板81の側端面81cは、前記第2の封止体29の側端面29cよりも内側に配置されている。そして、第2の封止体29は、第1の封止体26を覆うとともに、支持基板81の側端面81cの少なくとも一部を覆うように形成されており、チップ積層体46は支持基板81に強く固着されている。支持基板81の側端面81cが第2の封止体29に覆われることにより、第2の封止体29と支持基板81との間の密着性を高められ、支持基板81の剥がれが抑制される。
第2の封止体29としては、たとえば、エポキシ樹脂などのような封止樹脂を用いることができる。
<<切断前支持基板>>
次に、本発明の実施形態である半導体装置の製造方法で用いる切断前支持基板について説明する。
図3は、本発明の実施形態である切断前支持基板の一例を示す平面図である。また、図4は、図3のB−B’線における切断前支持基板181の断面図である。
図3に示すように、切断前支持基板181は、横長の矩形状の基板本体180からなり、MAP(Mold Array Process)方式で処理される基板である。基板本体180は、0.1mm厚の鉄・ニッケル合金の42アロイなどの金属部材などからなる。なお、図3に示す切断前支持基板181の基板本体180の一辺180yに平行な方向をY方向とし、他辺180xに平行な方向をX方向とする。
図3に示すように、基板本体180の一面180aには、X方向およびY方向に平行な2以上の貫通スリット60が平面視格子状に設けられており、これらの貫通スリット60によって、半導体チップを搭載する2以上の矩形状のチップ搭載部65が平面視格子状に設けられている。これにより、チップ搭載部65を囲むように2以上の貫通スリット60が設けられる。なお、貫通スリット60に沿って切断することによって、切断前支持基板181は支持基板81とされる。
切断前支持基板181には4隅に位置決め孔59が設けられている。位置決め孔59により、位置決めを正確に実施できるとともに、切断前支持基板181の搬送を容易に行うことができる。
図3に示すように、貫通スリット60は、基板本体180の一辺180xおよびその対辺に沿って設けられた第1の貫通スリット61と、第1の貫通スリット61に挟まれた領域に設けられ、第1の貫通スリット61と垂直な第2の貫通スリット62と、第2の貫通スリット62に挟まれた領域に設けられ、第2の貫通スリット62に垂直な第3の貫通スリット63とから構成されている。
貫通スリット60に囲まれた領域には、チップ搭載用マーク66で区画された略矩形状のチップ搭載部65が設けられている。また、図4に示すように、チップ搭載部65は、切断前支持基板181の基板本体180の一面180a上に形成されており、第2の貫通スリット63により区画されている。チップ搭載部65には、その大きさとほぼ同一の大きさの矩形状の半導体チップ41が配置される。
貫通スリット60は、その長径方向が、隣接するチップ搭載部65の各辺65a〜65dに平行となるように設けられている。
また、貫通スリット60は、前記チップ搭載部の各辺65a〜65dに近接するように設けられている。これにより、貫通スリット60が、後述する製造工程で、第1の封止体(アンダーフィル材)26の広がりを抑制して、良好なフィレット形状とすることができる。
第1の貫通スリット61は、切断前支持基板181の基板本体180の一辺180yの長さとほぼ等しい長さとされている。また、第2の貫通スリット63は、切断前支持基板181の基板本体180の他辺180xの長さとほぼ等しい長さとされている。このように、複数のチップ搭載部に跨るように、貫通スリット60は可能な限り長くして形成することが好ましい。これにより、後述する製造工程で、第1の封止体26の熱膨張収縮の際にチップ搭載部65に加えられる熱応力がより緩和される。
切断前支持基板181の外周側には、仮想のダイシングラインを示す切断用マーク68が設けられている。切断前支持基板181の外周側に切断用マーク68を設けることにより、切断前支持基板181の中央領域を封止して、チップ積層体の位置が目視できない状態となっても、切断用マーク68で切断することにより、ダイシングラインに沿って切断することにより、正確なサイズの半導体装置を製造できる。
<<半導体装置の製造方法>>
次に、本発明の実施形態である半導体装置の製造方法について、図5〜17を用いて説明する。
本発明の実施形態である半導体装置の製造方法は、本発明の実施形態である切断前支持基板の一面に2以上の半導体チップを積層する工程(以下、積層工程)と、前記半導体チップの側面を覆うように第1の封止体を形成した後、前記第1の封止体を覆うように第2の封止体を形成する工程(以下、封止工程)と、前記切断前支持基板を貫通スリットに沿って切断して支持基板とする工程(以下、ダイシング工程)と、を有する。
<積層工程>
まず、切断前支持基板181の基板本体180の一面180aに設けたチップ搭載部65に、DAFまたはNCPなどのような第1の接着部材24を接着固定する。
次に、図5に示すように、半導体チップ41の回路形成面48aを切断前支持基板181側の方向(フェースダウン方向)に向けて、切断前支持基板181の各チップ搭載部65の第1の接着部材24上に、半導体チップ41を搭載する。
次に、半導体チップ42の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ41に半導体チップ42を搭載する。
このとき、半導体チップ41の一面側の接合パッド33と半導体チップ42の他面側の接合パッド34を接合させ、150℃程度の低温で仮固着する。
次に、半導体チップ43の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ42に半導体チップ43を搭載する。
このとき、半導体チップ42の一面側の接合パッド33と半導体チップ43の他面側の接合パッド34を接合させ、150℃程度の低温で仮固着する。
次に、図6に示すように、半導体チップ44の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ43に半導体チップ44を搭載する。
このとき、半導体チップ43の一面側の接合パッド33と半導体チップ44の他面側の接合パッド34を接合させ、150℃程度の低温で仮固着する。
次に、図7に示すように、半導体チップ45の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ44に半導体チップ45を搭載する。
このとき、半導体チップ44の一面側の接合パッド33と半導体チップ45の他面側の接合パッド34を接合させ、150℃程度の低温で仮固着する。
次に、300℃程度の高温にした状態で、半導体チップ41〜45に切断前支持基板181側に向けて荷重を加えて、半導体チップ41〜45の一面側の接合パッド33と他面側の接合パッド34との間を本圧着する。これにより、半導体チップ41の接続パッド34から、5段目の半導体チップ45の接続パッド33までの導通が確保され、半導体チップ41〜45が積層されてなるチップ積層体46が形成される。
なお、半導体チップ41〜45の接合の際には、荷重を印加するとともに、超音波を印加してもよい。これにより、より強固に接合できる。
また、各接合段階で仮固着を行わず、各接合段階で本圧着を実施してもよい。
<封止工程>
次に、切断前支持基板181上に形成された各チップ積層体46の側面に第1の封止体26を滴下供給する。このとき、第1の封止体26は、毛細管現象により半導体チップ41〜45間の隙間に充填されるとともに、重力により切断前支持基板181側に溜る。
次に、図8に示すように、150℃程度で熱処理(キュア)を行うことにより、第1の封止体26を硬化する。これにより、各半導体チップ41〜45の側面41c〜45cを覆う第1の封止体26が形成される。なお、第1の封止体26は、切断前支持基板181側が下底側となる断面視台形状とされ、第1の封止体26の側面26cは傾斜面とされる。
前記加熱硬化後の冷却過程では、第1の封止体26の熱膨張収縮が半導体チップ41〜45の熱膨張収縮よりも大きいので、第1の封止体26により、チップ積層体46に凹状に反る熱応力が加わる。特に、切断前支持基板181に固定されているため、チップ積層体41の最下位の反りの熱応力は抑制され、チップ積層体46の各層に働く凹状に反りの熱応力が累積されて、最上位の半導体チップ45に最も強い凹状に反る熱応力が加わる。
本実施形態では、最上位に、半導体チップ45として、半導体チップ41〜44の幅l2より短い幅l1を有する半導体チップ45が配置するので、熱応力による凹状の反りが抑制されて、半導体チップのクラックの発生が抑制される。
また、前記加熱硬化後の冷却過程では、回路形成面48aを構成する酸化膜の熱膨張収縮が半導体チップ41〜45の熱膨張収縮よりも大きいので、回路形成面48aには収縮する熱応力が加わる。
本実施形態では、半導体チップ41の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて配置するので、半導体チップ41には凸状に反る熱応力が加わる。この凸状に反る熱応力で、第1の封止体26の熱応力による凹状に反る熱応力を相殺して、緩和することができる。
切断前支持基板181のチップ搭載部65の各辺65a〜65dに平行にかつ近傍に貫通スリット60が形成されているため、第1の封止体26により加えられる半導体チップ41〜45および切断前支持基板181への熱応力が緩和される。
また、貫通スリット60がダムのように、第1の封止体26の広がりを抑制して、第1の封止体26のフィレット形状が安定化される。
次に、第1の封止体26までを形成した切断前支持基板181を、他面180bが下側になるように、トランスファーモールド装置の下側成型金型(以下、下型)71上に配置する。
次に、図9に示すように、弾力性のある材料からなるシート74を介して、トランスファーモールド装置の上側成型金型(以下、上型)72を配置する。上型72には空洞部(以下、キャビティ)73が形成されており、キャビティ73内に、切断前配線基板147上で離間して配置された複数のチップ積層体46を一括的に包み込むことができる。また、上型72には、外部とキャビティ72とを連通するゲート部75が設けられている。
次に、図10および図11に示すように、ゲート部75からエアベント部76側に向けて、キャビティ73内に加熱溶融された封止樹脂などからなる第2の封止材29を注入する。
次に、所定の条件で、封止体29を硬化する。たとえば、前記封止樹脂としてエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた場合には、180℃程度で熱処理(キュア)した後、更に所定の温度でベークして、第2の封止材29を完全に熱硬化する。
なお、弾力性のある材料からなるシート74を介して下型71と上型72とを型閉めすることにより、チップ積層体46の一面側にシート74を密着させることができ、チップ積層体46の一面側に第2の封止体29が回りこまないようにすることができる。これにより、上型72およびシート74を取り外したときに、チップ積層体46の一面側のランド30を露出させた状態とすることができる。
なお、本実施形態では、チップ積層体46の周囲を封止した後、複数のチップ積層体46を一括して封止するので、通常、半導体チップの間のボイドの発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2の封止体29の注入にトランスファーモールド装置を用いたが、コンプレッションモールド装置(圧縮成型方式)を用いてもよい。前記コンプレッションモールド装置を用いることにより、注入に伴うモールド流動の影響をより小さくすることができる。
次に、下型71と上型72とを取り外して、第2の封止体29までを形成した切断前支持基板181を取り出す。
図12は、第2の封止体29までを形成した切断前支持基板181の平面図であり、図13は、図12のC−C’線における断面図である。
図12および図13に示すように、複数のチップ積層体46は、第2の封止材29により一括して覆われている。また、半導体チップ45の一面側の接合パッド33が露出されている。
<ワイヤバンプ形成工程>
次に、公知のボンディング装置(図示略)により、Au等の金属からなるワイヤの先端を溶融して、先端にボールを形成した後、前記ボールを、露出された半導体チップ45の一面側の接合パッド33上に超音波熱圧着する。次に、ワイヤスタッドバンプ方式などを用いて、前記Auワイヤの後端を引き切って、図14に示すワイヤバンプ35を形成する。
なお、ワイヤバンプ35は、半田バンプで構成してもよい。また、半導体チップ45の一面側の接合パッド33と配線基板47の接続パッド34を直接接続してもよい。
<配線基板搭載工程>
次に、半導体チップ45の露出面のみを覆うようにNCPからなる第2の接着部材27を選択的に供給する。
次に、図15に示すように、配線基板47を、第2の接着部材27を介して、半導体チップ45上に搭載する。なお、半導体チップ45のワイヤバンプ35には、配線基板47の接続パッド34を熱圧着により電気的に接合する。その後、第2の接着部材27を硬化して、チップ積層体46上に配線基板47を接着固定する。
なお、配線基板47としては、平面視したときの面積が、支持基板81の面積より小さい面積である基板を用いることが好ましい。これにより、配線基板47の搭載時に、隣接する配線基板47同士が接触するおそれがほとんどないようにすることができる。また、第2の接着部材27が隣接するチップ搭載部65に流れ出すおそれも低減できる。
<ボールマウント工程>
次に、ボールマウンター(図示略)のボールマウントツール(図示略)の取り付け面に形成された複数の吸着孔(図示略)に、半田ボールのような導電性の金属ボールからなる外部端子28を吸着保持する。なお、前記吸着孔は、複数のランド31の配置に合せて形成する。なお、前記ボールマウンターとしては、既存のBall Grid Array(以下、BGA)の組立装置を利用することができる。
次に、吸着保持した半田ボールからなる外部端子28にフラックスを転写形成する。
次に、図16に示すように、配線基板47の一面47aに形成されたランド31に半田ボールからなる外部端子28を搭載(マウント)する。全てのチップ積層体46に外部端子28を搭載した後、切断前支持基板181を加熱リフローして、外部端子28を固着させる。これにより、外部端子28までを形成した切断前支持基板181が得られる。
なお、本実施形態では、切断前支持基板181に貫通スリット60が設けられる構成なので、第1の封止体および第2の封止体の熱応力により加えられる切断前支持基板181のソリが低減されて、位置ずれなく容易に半田ボールからなる外部端子28をランド31に搭載することができる。これにより、外部端子28の一括搭載の処理効率を高めることができる。
<ダイシング工程>
次に、切断前支持基板181の他面180bにダイシングテープ79を貼着する。
次に、図3で示した切断用マーク68に従って、図17に示すように、ダイシングブレード78で切断前支持基板181を切断して支持基板81とする。
なお、切断前支持基板181上にはチップ搭載部65を一体的に覆う第2の封止体29が形成されているが、第2の封止体29に覆われていない外周部に切断用マーク68が形成されていることにより、正確な切断位置の認識ができ、チップ搭載部65毎の切断分離を容易に行うことができる。また、支持基板81のサイズより小さいサイズの配線基板47を用いる構成なので、ダイシングブレード78を配線基板47に接触させることなく、切断前支持基板181の切断をすることができる。さらに、貫通スリット60を有する切断前支持基板181を用いる構成なので、切断前支持基板181を反らせることなく、正確にかつ容易に切断分離することができる。
次に、ダイシングテープ79からピックアップすることにより、本発明の実施形態である半導体装置11が得られる。
なお、本実施形態では、BGA型の半導体装置について説明したが、LGA(Land Grid Array)等、他の半導体装置に適用しても良い。また、本実施形態では、DRAMコアチップとIFチップを用いた場合について説明したが、メモリチップとロジックチップを用いる場合など他の機能を有する半導体チップの組み合わせを用いてもよい。また、本実施形態では、半導体チップを5層積層した場合について説明したが、積層数は何段でもよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、2以上の半導体チップ41〜45の側面41c〜45cを覆うとともに、切断前支持基板181上の貫通スリット60以外の部分を覆うように第1の封止体26を形成する構成なので、第1の封止体26の切断前支持基板181上の広がりを抑制でき、第1の封止体の形状(アンダーフィル形状)を安定化できる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、第1の封止体26を形成した後、第1の封止体26を覆うとともに、貫通スリット60を充填するように第2の封止体29を形成する構成なので、支持基板81の側端面81cを覆うように第2の封止体29を形成して、支持基板81の剥がれを防止することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、矩形状のチップ搭載部65を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリット60を有する切断前支持基板181を用いる構成なので、半導体チップ41〜45を第1の封止体26で封止する際に、半導体チップ41〜45と第1の封止体26との間の熱膨張差に基づき、第1の封止体26から半導体チップ41〜45および切断前支持基板181へ加えられる熱応力を、切断前支持基板181の貫通スリット60が緩和して、半導体チップのクラックを抑制することができる。これにより、多連化が容易で、量産効率を向上することができる。
さらにまた、配線基板47を変更することにより、半導体装置の端子配置を容易に変更することができる。
本発明の実施形態である半導体装置の製造方法は、貫通スリット60で切断を行う構成なので、切断前支持基板181を反らせることなく、正確にかつ容易に切断分離することができる。
本発明の実施形態である半導体装置11は、支持基板81と、前記支持基板81の一面に積層された2以上の半導体チップ41〜45からなるチップ積層体46と、前記チップ積層体46の支持基板と反対側の面に積層された配線基板47と、チップ積層体46の側面を覆う第1の封止体26と、第1の封止体26を覆う第2の封止体29と、配線基板47の前記チップ積層体と反対側の面に形成された外部端子28と、を有する半導体装置であって、第1の封止体26の最外縁部26fの少なくとも一部が支持基板81の外縁部81fと重なる位置にあり、支持基板81の側端面81cが第2の封止体29の側端面29fよりも内側にあり、支持基板81の側端面81fの少なくとも一部が第2の封止体29で覆われている構成なので、半導体チップ41〜45のクラックが抑制され、支持基板81の剥がれが抑制された半導体装置とすることができる。
本発明の実施形態である半導体装置11は、半導体チップ41〜45はそれぞれ、一面側から他面側に貫通する貫通電極32と、貫通電極32に接続する一面側および他面側の接合パッド33、34と、を備えており、各半導体チップの間で一面側の接合パッド33と他面側の接合パッド34とが互いに接合されて積層されている構成なので、半導体チップ41の他面側の接合パッド34から半導体チップ45の一面側の接合パッド33までの導通をとることができる。また、フリップチップ接合により、外部端子28にかかる応力を緩和でき、半導体装置11の二次実装の信頼性を向上できる。これにより、大容量で電気特性の良い小型の半導体装置を製造することができる。
本発明の実施形態である切断前支持基板181は、矩形状の基板本体180と、前記基板本体180の一面に設けられ、半導体チップ41〜45を搭載する矩形状のチップ搭載部65と、チップ搭載部65を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリット60と、を有する切断前支持基板であって、貫通スリット60が、前記基板本体180の一辺およびその対辺に沿って設けられた第1の貫通スリット61と、第1の貫通スリット61に挟まれた領域に設けられた第2の貫通スリット62と、第2の貫通スリット62に挟まれた領域に設けられた第3の貫通スリット63を有する構成なので、半導体チップ41〜45を第1の封止体26で封止する際に、半導体チップ41〜45と第1の封止体26との間の熱膨張差に基づき、第1の封止体26から半導体チップ41〜45および切断前支持基板181へ加えられる熱応力を、切断前支持基板181の貫通スリット60が緩和して、半導体チップのクラックを抑制することができる。また、前記熱応力による切断前支持基板181のソリを低減して、切断前支持基板182を、正確かつ容易に切断分離することができる。
さらに、半導体チップ41〜45の側面41c〜45cを第1の封止体26で封止する際に、貫通スリット60がダムのように、第1の封止体26の広がりを抑制して、第1の封止体26のアンダーフィル形状を安定化できる。これにより、半導体チップ41〜45間のボイドの発生を低減して、半導体装置の信頼性を向上できる。
(第2の実施形態)
<<切断前支持基板>>
次に、本発明の第2の実施形態である切断前支持基板の一例について説明する。
図18は、本発明の第2の実施形態である切断前支持基板の一例を示す平面図である。また、図19は、図18のD−D’線における断面図である。
図18に示すように、本発明の実施形態である切断前支持基板182は、貫通スリット60の配置及び形状が異なるほかは第1の実施形態で示した切断前支持基板181と同様の構成とされている。なお、第1の実施形態で示した部材と同一の部材については同一の符号を付して示している。
図18に示すように、本発明の実施形態である切断前支持基板182の第1の貫通スリット61、第2の貫通スリット62および第3の貫通スリット63のスリット幅は、第1の実施形態で示したものより細くされている。
第1の貫通スリット61は、チップ搭載部65のいずれかの隅の方向に対応する位置で、スリット幅が局所的に太くされて、円形状の貫通孔が設けられている。
また、Y方向に隣り合うチップ搭載部65の間には、2本の第2の貫通スリット62が平行配置されて、半導体チップが搭載されない領域86が確保されている。
また、X方向に隣り合うチップ搭載部65の間には、2本の第3の貫通スリット63が平行配置されるとともに、第3の貫通スリット63を連結するように第4の貫通スリット64が設けられ、さらに、第4の貫通スリット64の中心部のスリット幅が局所的に太くされて、円形状の貫通孔85とされている。
なお、切断前支持基板182は貫通スリット60に沿って切断されて支持基板81とされる。
<<半導体装置の製造方法>>
次に、本発明の実施形態である半導体装置の製造方法について説明する。
本発明の実施形態である半導体装置の製造方法は、半導体チップを積層してチップ積層体を形成した後、前記チップ積層体を切断前支持基板182に搭載する工程(以下、積層工程)と、前記チップ積層体の側面を覆うように第1の封止体を形成した後、前記第1の封止体を覆うように第2の封止体を形成する工程(以下、封止工程)と、を有する。
<積層工程>
まず、切断前支持基板182のチップ搭載部65と同じレイアウトで形成された凹部87dが複数備えられた治具87を用意する。凹部87dのサイズは、半導体チップ45が嵌合されるサイズとされている。なお、凹部87dの底面にはそれぞれ排気孔87cが設けられており、されている。
次に、図20に示すように、貫通電極32と、貫通電極32の両端に形成された接合パッド33、34とを備えたDRAMコアチップなどからなる半導体チップ41を、その回路形成面48aを凹部87dの底面側の方向(フェースダウン方向)に向けて、凹部87d内に配置する。
次に、各排気孔87cに接続された真空ポンプ(図示略)を駆動して、凹部87dの底面側に半導体チップ41を真空吸引して、半導体チップ41を凹部87d内に保持固定する。
次に、DRAMコアチップの半導体チップ42の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ41に半導体チップ42を搭載する。このとき、半導体チップ41の一面側の接合パッド33と半導体チップ42の他面側の接合パッド34を接合させ、300℃程度の高温にするとともに荷重を印加して本圧着する。
次に、DRAMコアチップの半導体チップ43の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ42に半導体チップ43を搭載する。このとき、半導体チップ42の一面側の接合パッド33と半導体チップ43の他面側の接合パッド34を接合させ、300℃程度の高温にするとともに荷重を印加して本圧着する。
次に、DRAMコアチップの半導体チップ44の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ43に半導体チップ44を搭載する。このとき、半導体チップ43の一面側の接合パッド33と半導体チップ44の他面側の接合パッド34を接合させ、300℃程度の高温にするとともに荷重を印加して本圧着する。
次に、IFチップの半導体チップ45の回路形成面48aをフェースダウン方向に向けて、半導体チップ44に半導体チップ45を搭載する。このとき、半導体チップ44の一面側の接合パッド33と半導体チップ45の他面側の接合パッド34を接合させ、300℃程度の高温にするとともに荷重を印加して本圧着する。
これにより、図21に示すように、接合パッド33、34及び貫通電極32により電気的に接続された半導体チップ41〜45が積層されてなるチップ積層体46が形成される。
次に、切断前支持基板182上のチップ搭載部65にDAFまたはNCPなどのような第1の接着部材24を接着固定する。
次に、図22に示すように、治具87から取り出したチップ積層体46を、第1の接着部材24を介して、切断前支持基板182上のチップ搭載部65に一括搭載する。これにより、半導体装置の製造効率を向上させることができる。
<封止工程>
次に、切断前支持基板182上に形成された各チップ積層体46の側面に第1の封止体26を滴下供給する。このとき、第1の封止体26は、毛細管現象により半導体チップ41〜45間の隙間に充填されるとともに、重力により切断前支持基板182側に溜る。
次に、図23に示すように、150℃程度で熱処理(キュア)を行うことにより、第1の封止体26を硬化する。これにより、各半導体チップ41〜45の側面41c〜45cを覆う第1の封止体26が形成される。なお、第1の封止体26は、切断前支持基板182側が下底側となる断面視台形状とされ、第1の封止体26の側面26cは傾斜面とされる。
なお、切断前支持基板182のチップ搭載部65の近傍には、第2の貫通スリット62が形成されているため、第1の封止材26の広がりは抑制され、チップ積層体46の周囲に形成される第1の封止材26のフィレット形状を安定させる。
また、切断前支持基板182のチップ搭載部65の近傍には、第2の貫通スリット62が形成されているため、第1の封止体26から半導体チップ41〜45への熱応力を緩和させることができる。
次に、第1の実施形態で示した方法と同様にして、トランスファーモールド装置(図示略)を用いて、複数のチップ積層体46を一括して覆う第2の封止体29を形成する。
図24は、第2の封止体29までを形成した切断前支持基板182の平面図であり、図25は、図24のE−E’線における断面図である。
図24および図25に示すように、第1の封止材26で覆われた複数のチップ積層体46は、第2の封止材29により一括的に覆われている。また、半導体チップ45の一面側の接合パッド33は露出されている。
<ワイヤバンプ形成工程>
次に、公知のボンディング装置(図示略)により、Au等の金属からなるワイヤの先端を溶融して、先端にボールを形成した後、前記ボールを、露出された半導体チップ45の一面側の接合パッド33上に超音波熱圧着する。次に、ワイヤスタッドバンプ方式などを用いて、前記Auワイヤの後端を引き切って、図26に示すワイヤバンプ35を形成する。
なお、ワイヤバンプ35は、半田バンプで構成してもよい。また、半導体チップ45の一面側の接合パッド33と配線基板47の接続パッド34を直接接続してもよい。
<配線基板搭載工程>
次に、半導体チップ45の露出面のみを覆うようにNCPからなる第2の接着部材27を選択的に供給する。
次に、図27に示すように、配線基板47を、第2の接着部材27を介して、半導体チップ45上に搭載する。なお、半導体チップ45のワイヤバンプ35には、配線基板47の接続パッド34を熱圧着により電気的に接合する。その後、第2の接着部材27を硬化して、チップ積層体46上に配線基板47を接着固定する。
なお、配線基板47としては、平面視したときの面積が、支持基板81の面積より小さい面積である基板を用いることが好ましい。これにより、配線基板47の搭載時に、隣接する配線基板47同士が接触するおそれがほとんどないようにすることができる。また、第2の接着部材27が隣接するチップ搭載部65に流れ出すおそれを低減できる。
<ボールマウント工程>
次に、ボールマウンター(図示略)のボールマウントツール(図示略)の取り付け面に形成された複数の吸着孔(図示略)に、半田ボールのような導電性の金属ボールからなる外部端子28を吸着保持する。なお、前記吸着孔は、複数のランド31の配置に合せて形成する。また、前記ボールマウンターとしては、既存のBall Grid Array(以下、BGA)の組立装置を利用することができる。
次に、吸着保持した半田ボールからなる外部端子28にフラックスを転写形成する。
次に、図28に示すように、配線基板47の一面47aに形成されたランド31に半田ボールからなる外部端子28を搭載(マウント)する。
次に、全てのチップ積層体46に外部端子28を搭載した後、切断前支持基板182を加熱リフローして、外部端子28を固着させる。これにより、外部端子28までを形成した切断前支持基板182が得られる。
なお、本実施形態では、貫通スリット60を有する切断前支持基板182を用いる構成なので、切断前支持基板182のソリがより低減されて、ランド31に位置ずれなく容易に半田ボールからなる外部端子28を搭載することができる。これにより、外部端子28の一括搭載の処理効率を高めることができる。
<ダイシング工程>
次に、切断前支持基板182の他面182bにダイシングテープ79を貼着する。
次に、図29に示すように、ダイシングブレード78で切断前支持基板182を、図18で示した切断用マーク68に従って縦横に格子状に切断して、支持基板81とする。
なお、切断前支持基板181上にはチップ搭載部65を一体的に覆う第2の封止体29が形成されているが、第2の封止体29に覆われていない外周部に切断用マーク68が設けられているので、切断位置を正確に認識でき、チップ搭載部65毎の切断分離を容易に実施できる。
また、支持基板81のサイズより小さいサイズの配線基板47を用いる構成なので、ダイシングブレードを配線基板47に接触させることなく、切断前支持基板181の切断をすることができる。
次に、ダイシングテープ79からピックアップすることにより、本発明の実施形態である半導体装置12が得られる。
なお、本実施形態では、切断前支持基板182を貫通スリット60にて切断するように構成したが、貫通スリット60に挟まれて半導体チップが搭載されない領域86を設けた場合には、その領域86内で切断してもよい。これにより、支持基板81の面積を大きくして、放熱性を高めるとともに、支持基板81と第2の封止体29との密着性を高めて、支持基板81の剥がれをより抑制できる。また、貫通スリット60での切断に比べて、切断時のパッケージ欠けのおそれを低減できる。
本発明の実施形態である切断前支持基板182は、第3の貫通スリット63を連結するように第4の貫通スリット64が設けられている構成なので、第1の封止体26から半導体チップ41〜45および切断前支持基板182へ加えられる熱応力をより緩和することができる。
本発明の実施形態である切断前支持基板182は、貫通スリット60に、スリット幅が局所的に太くされた部分が設けられている構成なので、第1の封止体26から半導体チップ41〜45および切断前支持基板182へ加えられる熱応力をより緩和することができる。
本発明の実施形態である切断前支持基板182は、スリット幅が局所的に太くされた部分が、円形状の貫通孔85である構成なので、第1の封止体26から半導体チップ41〜45および切断前支持基板182へ加えられる熱応力をより緩和することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態および実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、切断前支持基板、半導体装置および半導体装置の製造方法に関するものであって、特に、熱応力による半導体チップのクラック(ワレ)を抑制するとともに、アンダーフィル形状を安定化し、支持基板の剥がれを抑制した切断前支持基板、半導体装置および半導体装置の製造方法に関するものであり、半導体装置を製造・利用する産業において利用可能性がある。
11…半導体装置、24…第1の接着部材(DAF材、NCP材)、26…第1の封止体(アンダーフィル材)、26f…最外縁部、27…第2の接着部材(NCP材)、28…外部端子(半田ボール)、29…第2の封止体、29c…側端面、30…絶縁膜(ソルダーレジスト)、31…ランド、32…貫通電極、33…接合パッド、34…接合パッド、35…ワイヤバンプ、41、42、43、44、45…半導体チップ、41a、42a、43a、44a、45a…一面、41b、42b、43b、44b、45b…他面、46…チップ積層体、47…配線基板、48…回路形成層、48a…回路形成面、59…位置合わせ孔、60…貫通スリット、61…第1の貫通スリット、62…第2の貫通スリット、63…第3の貫通スリット、64…第4の貫通スリット、65…チップ搭載部、65a〜65d…辺、66…チップ搭載用マーク、68…切断用マーク、71…下型、72…上型、73…キャビティ、74…シート、75…ゲート部、76…エアベント部、77…ボールマウントツール、77b…吸着面、78…ダイシングブレード、79…ダイシングテープ、81…支持基板、81c…側端面(側面)、81f…外縁部、85…貫通孔、181、182…切断前支持基板。

Claims (4)

  1. 矩形状の基板本体と、前記基板本体の一面に設けられ、半導体チップを搭載する矩形状のチップ搭載部と、前記チップ搭載部を囲むように設けられた2以上のライン状の貫通スリットと、を有する切断前支持基板であって、
    前記貫通スリットが、前記基板本体の一辺およびその対辺に沿って設けられた第1の貫通スリットと、前記第1の貫通スリットに挟まれた領域に設けられた第2の貫通スリットと、前記第2の貫通スリットに挟まれた領域に設けられた第3の貫通スリットを有することを特徴とする切断前支持基板。
  2. 前記第3の貫通スリットを連結するように第4の貫通スリットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切断前支持基板。
  3. 前記貫通スリットに、スリット幅が局所的に太くされた部分が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断前支持基板。
  4. 前記スリット幅が局所的に太くされた部分が、円形状の貫通孔であることを特徴とする請求項3に記載の切断前支持基板。
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