以下、図面を参照して、本発明の設備機器及び設備機器管理システムの実施の形態について説明する。
<本実施の形態の設備機器及び設備機器管理システムの構成例>
図1は、本実施の形態の設備機器の一例を示す浴室暖房換気乾燥装置の機能ブロック図、図2は、本実施の形態の設備機器管理システムの一例を示す構成図である。
本実施の形態の設備機器としての浴室暖房換気乾燥装置1は、ホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS)と称される設備機器管理システム100に接続されて使用される。
設備機器管理システム100は、住宅200に宅内ネットワーク101が構成される。設備機器管理システム100は、ホームゲートウエイと称される主制御機器102が住宅200に設置され、主制御機器102が宅内ネットワーク101に接続される。
また、設備機器管理システム100は、主制御機器102で取得、生成された情報等、各種情報が表示される表示機器103が住宅200に設置され、表示機器103が宅内ネットワーク101に接続される。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1は、宅内ネットワーク101に接続されることで、設備機器管理システム100に組み込まれ、宅内ネットワーク101に接続された主制御機器102との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1の他の設備機器として、例えば、床暖房装置、熱交換型換気装置等の換気装置等が、宅内ネットワーク101に接続される。更に、設備機器としては、エアコンディショナー、洗濯機等の家電機器2、太陽光発電装置等のエネルギー機器3等が宅内ネットワーク101に接続され、各設備機器が、宅内ネットワーク101に接続された主制御機器102との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、公衆回線網等の外部ネットワーク104と接続される。設備機器管理システム100は、宅内ネットワーク101に接続される主制御機器102、浴室暖房換気乾燥装置1、家電機器2及びエネルギー機器3等が、外部ネットワーク104に接続されるスマートフォン等の外部端末装置105、サーバ等の外部システム106等との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、外部端末装置105を設備機器管理システム100に接続して使用するアプリケーションが外部端末装置105にインストールされる。
設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転に関連する運転情報が主制御機器102に入力され、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転情報が主制御機器102から外部端末装置105に出力される。設備機器管理システム100は、設備機器の運転情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定、消費電力等の情報が、主制御機器102から外部端末装置105に出力される。
そして、設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転情報が、外部端末装置105にインストールされたアプリケーションにより、外部端末装置105で例えば目視可能な情報として出力される。
また、設備機器管理システム100は、外部端末装置105に設けられた近接無線通信機能等を利用して、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転情報が浴室暖房換気乾燥装置1等から外部端末装置105に出力され、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転情報が外部端末装置105で目視可能な情報として出力される。
設備機器管理システム100は、外部端末装置105にインストールされたアプリケーションにより、浴室暖房換気乾燥装置1、家電機器2及びエネルギー機器3等の設備機器の所定の操作が、外部端末装置105で行われる。
すなわち、設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等を操作する外部制御情報が外部端末装置105から主制御機器102に入力され、浴室暖房換気乾燥装置1等を操作する外部制御情報が主制御機器102から浴室暖房換気乾燥装置1等に入力される。
また、設備機器管理システム100は、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が、主制御機器102から操作対象とされた浴室暖房換気乾燥装置1等に出力される。
更に、設備機器管理システム100は、外部端末装置105から入力された外部制御情報による操作に関連した操作設定情報が、外部端末装置105での操作対象とされた浴室暖房換気乾燥装置1等で設定される。設備機器管理システム100は、設備機器の操作設定情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、外部端末装置105から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作を制限する設定、すなわち、操作を有効とするか無効とするか、操作の優先順位等が設定される。
設備機器管理システム100は、設置された浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理を行う機器メーカのサーバ等の外部システム106に接続される。設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理に必要な管理情報が主制御機器102に入力され、浴室暖房換気乾燥装置1等の管理情報が主制御機器102から外部システム106に出力される。
また、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転に伴う運転管理情報が主制御機器102から外部システム106に出力される。設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器から入力された管理情報及び運転管理情報が外部システム106で保存され、浴室暖房換気乾燥装置1等で保守、管理に利用される機器管理情報が、外部システム106から浴室暖房換気乾燥装置1に出力される。
設備機器管理システム100は、設備機器の管理情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1を特定する機器情報、浴室暖房換気乾燥装置1の使用者情報等が、所定の操作で外部システム106に出力される。
また、設備機器管理システム100は、設備機器の運転管理情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1の電源投入時等の所定の起算日、起算日からの運用時間、運用時間に伴う点検時期等が外部システム106に出力される。更に、設備機器管理システム100は、設備機器の機器管理情報として、設備機器の運用時間の累積値、運用時間に伴う点検時期、障害情報等が設備機器に出力される。
次に、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1の機能について説明する。本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1は、宅内ネットワーク101及び宅内ネットワーク101を介して外部ネットワーク104と接続される通信制御部10を備え、設備機器管理システム100に接続されて使用される。
浴室暖房換気乾燥装置1は、住宅200の浴室201に設置され、浴室201及び他室の換気、浴室201の暖房、浴室201内にある被乾燥物の乾燥等を行う機能を備える。
浴室暖房換気乾燥装置1は、上述した機能を実現するため、本例では、浴室201の空気を吸い込んで、屋外に排気する換気ファン11と、浴室201から空気を吸い込み、浴室201から吸い込んだ空気を循環させて浴室201に吹き出す循環ファン12と、循環ファン12で吹き出される空気を加熱するヒータ13を備える。
また、浴室暖房換気乾燥装置1は、運転モードの選択、運転の停止等の利用者の操作を受け、利用者の操作に基づく制御情報を出力する操作部14と、浴室201に関連した所定の状態を検出し、浴室201に関連した関連情報を出力するセンサ15を備える。
更に、浴室暖房換気乾燥装置1は、操作部14から入力された制御情報及びセンサ15から入力された関連情報に基づき、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13等を制御する制御部16を備える。
通信制御部10は、設備機器管理システム100を構成する宅内ネットワーク101に接続された浴室暖房換気乾燥装置1と主制御機器102との通信機能、浴室暖房換気乾燥装置1と、外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105及び外部システム106との通信機能を実現する通信手段の一例である。
通信制御部10は、浴室暖房換気乾燥装置1から主制御機器102へ、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報及び運転管理情報等の各種情報の出力、主制御機器102から浴室暖房換気乾燥装置1への外部制御情報、通知情報等の各種情報の入力が行われる。
また、通信制御部10は、宅内ネットワーク101と外部ネットワーク104が接続されることで、浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器へ、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報及び運転管理情報等の各種情報の出力、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器から浴室暖房換気乾燥装置1への外部制御情報、通知情報等の各種情報の入力が行われる。ここで、通信制御部10は、浴室暖房換気乾燥装置1に予め実装されている装置であっても良いし、浴室暖房換気乾燥装置1とは独立した装置を、着脱可能に設ける構成としても良い。
換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13は、制御部16に制御される被制御手段の一例で、換気ファン11及び循環ファン12は、図示しない羽根車を回転させるモータの駆動の有無、回転数等が制御される。また、ヒータ13は、駆動の有無、出力等が制御される。
操作部14は操作手段の一例で、専用線を介して浴室暖房換気乾燥装置1と接続され、浴室201への入口となる洗面脱衣所等、浴室暖房換気乾燥装置1の設置場所の近傍に設置される。
センサ15は検出手段の一例で、浴室201に関連した関連情報として、例えば、浴室暖房換気乾燥装置1に吸い込まれる空気の温度から、浴室201の温度を検出する温度検出センサを備える。センサ15としては、浴室201内に人が居るか否か、浴室201内での人の動きを検出するため、浴室201内での人の動きを検出する人感センサを備えても良い。また、浴室201の照明スイッチの状態を検出するセンサを備えても良い。
制御部16は制御手段の一例で、操作部14での操作で選択された運転モードで運転を実行する制御情報、運転を停止させる制御情報、運転モードにおける設定を変更する制御情報等に基づき、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御する。
制御部16は、予め設定された所定のプログラムに従って実行される運転モードとして、換気ファン11を駆動することで、所定の換気風量で常時の換気運転を行う24時間換気運転モードを備える。
また、制御部16は、循環ファン12とヒータ13を駆動することで、浴室201に温風を吹き出す暖房運転を行う暖房運転モードと、換気ファン11を駆動することで、24時間換気運転モードでの換気風量より多い所定の換気風量で主に浴室201の換気運転を行う換気運転モードを備える。
更に、制御部16は、循環ファン12とヒータ13と換気ファン11を駆動して、浴室201内の換気動作を行いながら、浴室内に温風を吹き出して乾燥運転を行う乾燥運転モードと、循環ファン12を駆動して、浴室201内に浴室201の温度に応じて風を吹き出す涼風運転を行う涼風運転モードを備える。
また、制御部16は、宅内ネットワーク101で接続された通信制御部10と主制御機器102との間で情報が入出力されることで、浴室暖房換気乾燥装置1で実行中の運転モードの種別、風量等、浴室暖房換気乾燥装置1の各種状態を示す運転情報、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報あるいは運転管理情報等を主制御機器102に出力する。
すなわち、制御部16は、主制御機器102からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報あるいは運転管理情報等を主制御機器102に出力する。また、制御部16は、操作部14での操作に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報あるいは運転管理情報等を主制御機器102に出力する。
更に、制御部16は、宅内ネットワーク101で接続された通信制御部10と主制御機器102との間で情報が入出力されることで、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報あるいは運転管理情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器に出力する。
すなわち、制御部16は、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101に接続された外部端末装置105あるいは外部システム106からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報あるいは運転管理情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106に出力する。
また、制御部16は、操作部14での操作に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、管理情報あるいは運転管理情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106に出力する。
制御部16は、宅内ネットワーク101で接続された通信制御部10と主制御機器102との間で情報が入出力されることで、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1を制御する制御情報、浴室暖房換気乾燥装置1への通知情報が入力される。
また、制御部16は、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器から入力された外部制御情報による操作に関連した操作設定情報が設定される。
制御部16は、操作部14から入力された制御情報、及び、外部端末装置105等から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作の制限として、操作を有効とするか無効とするかを、操作設定情報に基づき判断する。また、制御部16は、外部端末装置105等から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作と、操作部14から入力された制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作のどちらを優先するかを、操作設定情報に基づき判断する。
更に、制御部16は、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、操作部14等で通知情報を出力する。また、制御部16は、操作部14から制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、主制御機器102に通知情報を出力して、外部端末装置105で通知情報を出力させる。
<操作部の構成例>
図3は、操作部の一例を示す正面図である。操作部14は、運転モードを選択する運転モード選択ボタン14aと、運転を停止する停止ボタン14bと、運転時間を設定する運転時間設定ボタン14cを備える。
また、操作部14は、運転モード選択ボタン14aで選択された運転モード、及び、各運転モードでの設定等を目視可能に出力する運転状態ランプ14dを備える。更に、操作部14は、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する外部運転通知ランプ14eを備える。
操作部14は、運転モード選択ボタン14aが押されると、選択された運転モードに対応する運転状態ランプ14dが点灯する。また、選択された運転モードに対応する制御情報が制御部16に出力される。操作部14は、制御部16に外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、外部運転通知ランプ14eが点灯する。
<外部端末装置の構成例>
図4は、外部端末装置の画面表示例を示す正面図である。外部端末装置105は、タッチパネル等と称される入力装置を有した表示部105aを備え、浴室暖房換気乾燥装置1を操作する運転モード選択画面105bとして、運転モードを選択する運転モード選択ボタン105cが表示される。外部端末装置105は、運転モード選択ボタン105cの部位に触れられると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が出力される。
<本実施の形態の設備機器及び設備機器管理システムの動作例>
図5は、浴室暖房換気乾燥装置の管理情報を登録する動作の一例を示すフローチャート、図6は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を設備機器管理システム100、あるいは、設備機器管理システム100に接続された外部の機器で登録する動作について説明する。
図5のステップSA1で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、通信制御部10が宅内ネットワーク101に接続されて、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されると、図5のステップSA2で、浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている管理情報を、設備機器管理システム100に出力する。
例えば、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報が通信制御部10から入力され、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたと判断すると、管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
また、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続され、操作部14で所定の操作が行われると、管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
更に、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続され、外部端末装置105で所定の操作が行われると、管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1から管理情報を出力するため、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報を設備機器管理システム100に出力する。また、浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105に出力する。
外部端末装置105は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報が入力されると、図6に示すように、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を登録する操作を行う製品登録画面105dを表示する。
外部端末装置105は、使用者が浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を登録することに同意して、製品登録画面105dで送信ボタン105eの部位に触れる所定の操作で、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を登録させる外部制御信号を設備機器管理システム100に出力する。これにより、浴室暖房換気乾燥装置1は、外部端末装置105での所定の操作で、管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報が設備機器管理システム100に出力されると、図5のステップSA3で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を自機器に登録する。
また、設備機器管理システム100が、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理を行う機器メーカのサーバ等の外部システム106に接続されている構成では、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部システム106に出力する。
外部システム106は、設備機器管理システム100から入力された浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を図示しないサーバ等に登録し、管理情報に関連するデータベースを作成する。
浴室暖房換気乾燥装置1は、自機器の管理情報として、製品名やシリアルナンバー等、浴室暖房換気乾燥装置1を特定する機器情報が登録されている。
本実施の形態では、浴室暖房換気乾燥装置1の設備機器管理システム100への接続、操作部14あるいは外部端末装置105での所定の操作等で、浴室暖房換気乾燥装置1の製品名やシリアルナンバー等が設備機器管理システム100に出力され、設備機器管理システム100の主制御機器102、設備機器管理システム100に接続された外部システム106等で登録することができる。
これにより、住宅200に設置された浴室暖房換気乾燥装置1を、設備機器管理システム100、あるいは、設備機器管理システム100に接続された外部システム106で管理することが可能となる。
図7は、浴室暖房換気乾燥装置の管理情報を登録する動作の他の例を示すフローチャート、図8は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報と使用者情報を設備機器管理システム100、あるいは、設備機器管理システム100に接続された外部の機器で登録する動作について説明する。
図7のステップSB1で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されることで、通知情報が通信制御部10から入力され、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたと判断する。
設備機器管理システム100では、設備機器管理システム100に接続される外部端末装置105を利用して、浴室暖房換気乾燥装置1の使用者情報を取得する。このため、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されると、図7のステップSB2で、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報を設備機器管理システム100に出力する。また、浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている管理情報を、設備機器管理システム100に出力する。
図7のステップSB3で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105に出力する。
外部端末装置105は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報が入力されると、図7のステップSB4で、図8に示すように、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を登録する操作を行う製品登録画面105fを表示する。
外部端末装置105に表示される製品登録画面105fは、浴室暖房換気乾燥装置1の製品名やシリアルナンバー等、浴室暖房換気乾燥装置1を特定する機器情報105gが表示される。また、使用者の氏名、住所、電話番号等の個人情報を使用者情報として入力させると共に、使用者情報の送信に同意するか否かを選択させる選択させる個人情報入力画面105hが表示される。
外部端末装置105は、図7のステップSB5で、個人情報入力画面105hで個人情報が入力され、図7のステップSB6で、使用者情報の送信に同意して、使用者が製品登録画面105fで送信ボタン105iの部位に触れる所定の操作で、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報と、使用者情報を登録させる外部制御信号を設備機器管理システム100に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報と使用者情報が設備機器管理システム100に出力されると、図7のステップSB7で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報と使用者情報を自機器に登録する。
また、設備機器管理システム100が、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理を行う機器メーカのサーバ等の外部システム106に接続されている構成では、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報及び使用者情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部システム106に出力する。
外部システム106は、設備機器管理システム100から入力された浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報と使用者情報を図示しないサーバ等に登録し、管理情報と使用者情報に関連するデータベースを作成する。
外部端末装置105は、図7のステップSB6で、使用者情報の送信に同意せず、使用者が製品登録画面105fで送信ボタン105iの部位に触れる所定の操作で、使用者情報の取得及び登録は行わず、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を登録させる外部制御信号を設備機器管理システム100に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報が設備機器管理システム100に出力されると、図7のステップSB8で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を自機器に登録する。
また、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部システム106に出力する。
外部システム106は、設備機器管理システム100から入力された浴室暖房換気乾燥装置1の管理情報を図示しないサーバ等に登録し、管理情報に関連するデータベースを作成する。
設備機器を購入した際、使用者情報を登録する作業は、使用者の住所、氏名、電話番号等を所定の用紙に記載して郵送、あるいは、機器のホームページから入力することが一般的に行われていた。
このように、使用者情報を登録する作業は、従来、用紙への記入、製品名やシリアルナンバーの確認等、使用者にとって煩わしい作業となっている。
そこで、本実施の形態では、使用者が所有するスマートフォン等の外部端末装置105を利用して、使用者情報の入力及び各種情報の登録の操作を行えるようにした。また、使用者情報を登録する際に、設備機器の製品名及びシリアルナンバー等の管理情報は、設備機器に製造時等に予め登録されている情報が、設備機器管理システム100及び外部端末装置105で取得できるようにした。
これにより、設備機器の管理情報を取扱説明書等で確認することなく、設備機器の管理情報及び使用者情報を設備機器管理システム100の主制御機器102、設備機器管理システム100に接続された外部システム106等で登録することができる。
設備機器の管理情報は、電子情報として設備機器に登録されている情報を使用するので、取扱説明書等の紙媒体の必要書類等の紛失時でも登録をすることができる。また、スマートフォン等の使い慣れた外部端末装置105で登録作業を行えるので、操作が容易である。
更に、外部端末装置105から使用者情報を登録する操作で、使用者情報の登録に同意するか否かを確認させるメッセージあるいは入力手段を持つことで、使用者が同意しなければ、使用者情報の取得及び登録が行われず、使用者が意図せずに個人情報が外部に出力されることを防ぐことができ、個人情報の漏洩を防ぐことができる。
図9は、浴室暖房換気乾燥装置の点検時期を通知する動作の一例を示すフローチャート、図10は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1の点検時期を通知する動作について説明する。
図9のステップSC1で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、通信制御部10が宅内ネットワーク101に接続されて、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されると、図9のステップSC2で、浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている運転管理情報を、設備機器管理システム100に出力する。
設備機器管理システム100では、管理対象の設備機器の運転管理情報として、浴室暖房換気乾燥装置1であれば、浴室暖房換気乾燥装置1の電源投入時等の所定の起算日が設備機器管理システム100に出力される。
ここで、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報としては、浴室暖房換気乾燥装置1の製造年と製造月の情報が電子情報として保存される。製造年月日の情報は、例えば、製造時あるいは工場出荷時等に保存される。また、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報として、浴室暖房換気乾燥装置1の設置後に、施工者等の操作で設定された運転開始基準日が保存されるようにしても良い。
浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている運転管理情報を、設備機器管理システム100に出力するため、例えば、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報が通信制御部10から入力され、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたと判断すると、運転管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
また、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続され、操作部14で所定の操作が行われると、運転管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
更に、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続され、外部端末装置105で所定の操作が行われると、運転管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1から運転管理情報を出力するため、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報を設備機器管理システム100に出力する。また、浴室暖房換気乾燥装置1に保存されている運転管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105に出力する。
外部端末装置105は、浴室暖房換気乾燥装置1が設備機器管理システム100に接続されたことを示す通知情報と、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報が入力されると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を登録する操作を行う登録画面を表示する。
外部端末装置105は、施工者あるいは使用者が浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を登録する所定の操作で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を登録させる外部制御信号を設備機器管理システム100に出力する。これにより、浴室暖房換気乾燥装置1は、外部端末装置105での所定の操作で、運転管理情報を設備機器管理システム100に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報が設備機器管理システム100に出力されると、図9のステップSC3で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を自機器に登録する。
また、設備機器管理システム100が、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理を行う機器メーカのサーバ等の外部システム106に接続されている構成では、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部システム106に出力する。
外部システム106は、設備機器管理システム100から入力された浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報を図示しないサーバ等に登録し、運転管理情報に関連するデータベースを作成する。
図9のステップSC4で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、電源投入後、運転管理情報で規定される起算日からの運用時間を計時し、図9のステップSC5で、浴室暖房換気乾燥装置1で計時した運用時間を、運転管理情報として設備機器管理システム100に出力する。浴室暖房換気乾燥装置1から設備機器管理システム100への運用時間の出力は、使用者等の操作によらず、例えば、一定時間毎に行われる。あるいは、使用者の操作による運転モードの切り替え、運転タイマの設定等、日常行う操作に伴って、浴室暖房換気乾燥装置1から設備機器管理システム100への運用時間の出力が行われるようにしても良い。
浴室暖房換気乾燥装置1の運用時間が設備機器管理システム100に出力されると、図9のステップSC6で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転管理情報の運用時間を更新する。
また、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運用時間を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部システム106に出力する。
外部システム106は、設備機器管理システム100から入力された浴室暖房換気乾燥装置1の運用時間で、浴室暖房換気乾燥装置1の運用管理情報に関連するデータベースを更新する。
図9のステップSC7で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、運転管理情報で規定される起算日からの運用時間が、点検時期を通知する所定の運用時間に到達したか判断する。運用時間が点検時期に到達すると、図9のステップSC8で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、点検時期を通知する点検時期通知情報を設備機器管理システム100に出力する。
図9のステップSC9で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の点検通知情報を表示機器103で表示する。また、主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の点検通知情報を、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105及び外部システム106に出力する。
外部端末装置105は、浴室暖房換気乾燥装置1の点検通知情報が入力されると、図10に示すように、浴室暖房換気乾燥装置1が点検時期になったことを通知する点検時期通知画面105jを表示する。
また、外部システム106は、浴室暖房換気乾燥装置1の点検通知情報が入力されると、図示しない表示装置に、浴室暖房換気乾燥装置1が点検時期になったことを通知する点検時期通知画面を表示する。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器では、長期間に伴う部品の劣化等を考慮して、例えば、一定期間で保守点検を行う必要がある。設備機器が点検時期になったことの通知は、例えば、機器メーカからの書類の郵送、あるいは操作部でのランプの点灯等で行っていた。このため、書類の紛失等で点検時期が正確に伝わない可能性がある。また、操作部でのランプの点灯等では、使用者が見逃す可能性、点検時期であることを認識できない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、使用者が所有するスマートフォン等の外部端末装置105を利用して、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が点検時期であることの通知を行えるようにした。このように、日常的に携帯されることが多く、使い慣れたスマートフォン等の外部端末装置105で、設備機器の点検時期であることの通知が行えるので、点検時期であることを容易に認識できる。
また、設備機器管理システム100の表示機器103は、表示できる情報量が多いので、設備機器管理システム100の表示機器103で設備機器が点検時期であることの表示を文言、イラスト等で行えば、使用者の確認が容易となる。
ここで、設備機器の点検時期の判断は、電源投入後からの運用時間で判断したが、運転モードの実行回数、実行時間等で判断しても良い。また、ヒータ13の通電時間等、部品単位で点検時期を判断して通知するようにしても良い。
更に、点検時期の判断を、設備機器管理システム100が行ってもよい。すなわち、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1から入力された運転管理情報で規定される起算日からの浴室暖房換気乾燥装置1の運用時間を計時し、運用時間が点検時期に到達すると、点検時期通知情報を外部端末装置105に出力する。
また、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報が入力され、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報に基づいて、各運転モードでの運用時間等を管理し、点検時期の判断を行う。
点検時期の判断を、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器で行う場合、点検時期の判断で必要な運用時間等の各種運転管理情報、運転情報を設備機器で保持する必要がある。
これに対し、点検時期の判断を設備機器管理システム100で行うことで、設備機器は、点検時期の判断で必要な情報の保持が不要で、停電時等に点検時期の判断で必要な情報の喪失を防ぐバックアップ手段も不要となり、構成の簡略化が可能となる。
図11は、浴室暖房換気乾燥装置の運転情報に基づく動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報に基づく動作について説明する。
図11のステップSD1で、浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1の各種状態を示す運転情報を、設備機器管理システム100に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1では、実行中の運転モードの種別、風量等が運転情報として出力される。センサ15として温度検出センサを備えた構成では、浴室201内の温度が運転情報として出力され、湿度検出センサを備えた構成では、浴室201の湿度が運転情報として出力される。また、人感センサを備えた構成では、浴室201内での人の有無、人の動き等が運転情報として出力される。更に、風量センサを備えた構成では、換気ファン11及び循環ファン12での風量が運転情報として出力される。また、各センサの出力等から検出したエラー情報が運転情報として出力される。
浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報が設備機器管理システム100に出力されると、図11のステップSD2で、設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報に基づく外部制御情報、通知情報を浴室暖房換気乾燥装置1に出力する。また、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、運転情報に基づく通知情報を外部端末装置105に出力する。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器では、設備機器の状態の通知を、操作部でのランプの点灯等で行うと、使用者が見逃す可能性、内容を理解できない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、使用者が所有するスマートフォン等の外部端末装置105を利用して、設備機器の状態の通知を行えるようにした。このように、日常的に携帯されることが多く、使い慣れたスマートフォン等の外部端末装置105で、設備機器の状態の通知が行えるので、設備機器の状態を容易に認識できる。
例えば、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器では、風量センサ等を備えることで、図示しないフィルタの目詰まり、フィルタ等の清掃時期等を判断できる。しかし、フィルタ等の清掃時期の通知を、操作部でのランプの点灯等で行うと、使用者が見逃す可能性、内容を理解できない可能性がある。清掃時期であることが認識できないと、清掃、交換で必要な部材の購入ができず、必要な処置が行えない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、使用者が所有するスマートフォン等の外部端末装置105を利用して、清掃時期であることの通知を行えるようにした。このように、日常的に携帯されることが多く、使い慣れたスマートフォン等の外部端末装置105で、設備機器の清掃時期であることの通知が行えるので、清掃時期であることを容易に認識できる。清掃時期であることが認識できれば、清掃、交換で必要な部材の購入ができる。また、スマートフォン等を利用して通知することで、外出先等でも確認が可能となり、清掃、交換で必要な部材の購入が容易に行える。
また、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器では、各センサの出力等から、エラーの発生を判断できる。しかし、エラー発生の通知を、操作部でのランプの点灯等で行うと、使用者が見逃す可能性、使用者が操作部の近くに居ないと、エラーの発生に気付かない可能性がある。また、通知の内容を理解できない可能性、通知の内容が理解できても、エラーコードの通知のみで、対処方法がその場で判らない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、使用者が所有するスマートフォン等の外部端末装置105を利用して、エラーが発生したことの通知を行えるようにした。また、外部端末装置105は、表示できる情報量が多いことから、エラーの対処方法の通知を行えるようにした。更に、機器メーカのサイトから、対処方法のダウンロード、修理依頼を行える画面を表示しても良い。
このように、日常的に携帯されることが多く、使い慣れたスマートフォン等の外部端末装置105で、エラーが発生したこと、エラーの対処方法の通知が行えるので、エラーが発生したこと及びその対処方法を容易に認識できる。エラーが発生したこと及びその対処方法を認識できれば、早急かつ適切な対応が可能となる。
更に、浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室201で使用者の具合が悪くなった等の事態が発生した場合、人感センサの出力、カメラ画像の画像認識、操作部14での操作等から異常を判断し、外部端末装置105あるいは外部システム106に通知を行えるようにした。
浴室201での異常の発生を、入浴者以外の使用者が所有する外部端末装置105、機器メーカや警備会社の外部システム106に通知することで、緊急を要するような事態に迅速に対応できる。また、通知情報の出力先を、上述したように、入浴者以外の使用者が所有する外部端末装置105、機器メーカや警備会社の外部システム106等の複数箇所に設定することで、浴室201で異常が発生した場合、確実に通知を行うことができる。
本実施の形態では、設備機器管理システム100に接続された浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が、設備機器管理システム100に接続された主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106に、設備機器の運転情報等を出力することで、設備機器の運転情報を外部端末装置105等で通知できるようにした。
また、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106から、設備機器に外部制御信号が出力して、設備機器の操作を行えるようにした。更に、外部端末装置105等の操作で、設備機器で取得した情報を設備機器管理システム100に出力できるようにした。
例えば、浴室暖房換気乾燥装置1では、センサ15として温度検出センサを備えることで、浴室201内の温度が運転情報として出力され、湿度検出センサを備えることで、浴室201の湿度が運転情報として出力される。
浴室暖房換気乾燥装置1で検出された浴室201の温度、湿度の情報を、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106に出力することで、設備機器管理システム100で浴室201の温度、湿度が取得できる。
これにより、浴室暖房換気乾燥装置1で乾燥運転モードが実行されると、衣類等の被乾燥物の乾燥の度合い、被乾燥物の乾燥完了予測時間等を主制御機器102等で算出し、表示機器103、外部端末装置105等で表示して、使用者に通知できる。
また、換気運転モードでは、浴室201内の湿度に基づく換気風量の制御、暖房運転モードでは、浴室201内の温度に基づくヒータ13の出力や運転時間の制御が可能である。更に、過去の電気料金の算出、外部端末装置105での表示、こらからの電気料金の予測、外部端末装置105での表示を行うことで、使用者が電気料金の予測等に基づいて、運転モードの選択、運転時間の選択等の運転の調整を行うことができる。
また、設備機器管理システム100に接続されたエアコンディショナー、床暖房装置等の他の設備機器からの居室内温度情報や床温度情報を取得し、これらの温度情報に基づいて浴室201内に吸い込まれる空気の温度を予測し、乾燥運転モード、換気運転モード、及び暖房運転モードの運転時間の予測に用いることができる。なお、各種情報に基づく予測時間等の算出は、主制御機器102等の設備機器管理システム100で行ってもよいし、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の制御部で行っても良い。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転情報として、例えば、実行中の運転モード、予約中の運転モード等の情報を設備機器から設備機器管理システム100に出力し、外部端末装置105等で表示することで、設備機器が運転されているか否か、運転を開始する時間等の運転情報を、専用の操作部14に加えて、外部端末装置105で確認できる。
これにより、日常的に携帯されることが多く、使い慣れたスマートフォン等の外部端末装置105で、設備機器が運転されているか否か、運転を開始する時間等の運転情報の確認を行うことができる。例えば、外出先でも、所望の運転の予約が行えているか否かの確認が行え、確認のために自宅に戻るといった手間を解消することができる。
また、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の操作を、専用の操作部14に加えて、外部端末装置105で行えるようにすることで、例えば、浴室暖房換気乾燥装置1であれば、外出先での天気の急変に応じた衣類乾燥時間や換気時間の変更、帰宅時間の変更に伴う暖房運転予約時刻の変更、運転停止等、使用者の生活状態に応じて、外出先等でも自由に機器の運転状態を変更でき、利便性が向上する。
図12は、操作部での操作で運転が実行されていることを外部端末装置で通知する動作の一例を示すフローチャート、図13は、操作部での出力例を示す説明図、図14は、外部端末装置での表示例を示す説明図であり、次に、各図を参照して、操作部14での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行されていることを外部端末装置105で通知する動作について説明する。
図12のステップSE1で、操作部14で所望の運転モード選択ボタン14aが押されて運転モードが選択されると、図13に示すように、選択された運転モードに対応する運転状態ランプ14dが点灯する。
また、選択された運転モードに対応する制御情報が制御部16に出力され、図12のステップSE2で、選択された運転モードで浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。
更に、操作部14での操作で選択された運転モードで浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行されていることを通知する通知情報が、宅内ネットワーク101で接続された主制御機器102に出力され、図12のステップSE3で、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105に通知情報が出力される。
外部端末装置105は、通知情報が入力されると、図12のステップSE4で、図14に示すように、操作部14での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行されていることを通知する通知情報105kを表示する。
住宅200に居る人が操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用しているときに、外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行えるようにすると、在宅の人が浴室暖房換気乾燥装置1を使用中であるにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、操作部14の操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が行われていることを、外部端末装置105で通知情報105kを表示して通知することで、外出先等から外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認することができ、浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認した上で、操作が可能になる。
ここで、外部端末装置105からの操作を行う場合は、パスコード等の認証情報の入力を外部端末装置105で要求することで、認証情報を知らない人の操作を防ぐ。
図15は、外部端末装置での操作で運転が実行されていることを操作部で通知する動作の一例を示すフローチャート、図16は、外部端末装置での表示例を示す説明図、図17は、操作部での出力例を示す説明図であり、次に、各図を参照して、外部端末装置105での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行されていることを操作部14で通知する動作について説明する。
図15のステップSF1で、図16に示す外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cに触れられて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、図15のステップSF2で、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101に接続された主制御機器102に出力される。
そして、外部端末装置105から出力された外部制御情報は、主制御機器102から浴室暖房換気乾燥装置1に出力される。また、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が、主制御機器102から浴室暖房換気乾燥装置1に出力される。
浴室暖房換気乾燥装置1では、図15のステップSF3で、外部端末装置105から入力された外部制御情報に基づき、外部端末装置105で選択された運転モードで運転が実行される。
また、浴室暖房換気乾燥装置1では、図15のステップSF4で、主制御機器102から入力された通知情報に基づき、図17に示すように、操作部14の外部運転通知ランプ14eが点灯する。
外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行って浴室暖房換気乾燥装置1の運転を行わせているときに、住宅200に居る人が操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用できるようにすると、外出先等から運転を行ったにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が行われることを操作部14で通知することで、外出先等から外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1が運転されていることを操作部14で確認することができ、浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認した上で、操作が可能になる。なお、操作部14での通知は、表示出力に限らず、音声、警告音等でも良い。
ここで、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転を可能とすると、外出先等からの操作では、浴室暖房換気乾燥装置1及び浴室暖房換気乾燥装置1の設置場所である浴室201の状態を確認できない。
そこで、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転を開始する場合、運転を開始するまでの待機時間を設定して、設備機器の設置場所である例えば浴室201に人が居る場合に、当該人の操作で外部端末装置105での操作の有効、無効の設定を可能とする。
また、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転を開始する場合、センサ15として例えば人感センサで浴室暖房換気乾燥装置1の設置場所である浴室201に人が居ることを検出した場合に、人を検出している間は運転を開始しない、あるいは運転を無効とする。
外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転を開始する場合、センサ15として例えば温度検出センサで検出した浴室201の温度に基づき、運転の可否、運転モードの選択の可否を切り替える。
例えば、設備機器がエアコンディショナー等の空調装置の場合、機器周囲または室温の温度がある温度以上であるときは、暖房運転を無効とし、ある温度以下であるときは、冷房運転を無効とすることで、外部端末装置105での操作を行っていない人が過剰暖房、過剰冷房の環境下に置かれることを防ぐ。
また、外部端末装置105の操作で設備機器の運転を開始する場合、温度設定をできるような場合は、前回設定された温度情報で運転を実行して、温度変化等、状態の変化を防ぐ。
外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転を開始する場合、ルーバ等の可動部分、清掃可能箇所に注意喚起の文言を表示する。また、可動部あるいは清掃可能箇所の近傍に、外部端末装置105での操作を無効とする操作部位を設けても良い。
また、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の運転を停止する場合、可動部を所定のポジションに戻すような構成であっては、可動部を運転時の位置で停止させても良い。
図18は、操作設定情報に基づく動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位以外での操作を無効とする操作設定情報に基づく動作について説明する。
浴室暖房換気乾燥装置1では、操作部14から入力された制御情報による操作を有効とするか無効とするか、外部端末装置105から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とするか無効とするかが、操作設定情報により予め設定される。これにより、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位での操作が有効と設定され、他の操作部位での操作が無効と設定されている。
操作設定情報の設定は、操作部14あるいは外部端末装置105から行われる。ここで、外部端末装置105から操作設定情報の設定を行う場合は、パスコード等の認証情報の入力を外部端末装置105で要求することで、認証情報を知らない人の操作で外部端末装置105から操作設定情報が変更させることを防ぐ。
図18のステップSG1で、運転モードの選択等、操作部14あるいは外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の操作をすると、図18のステップSG2で、操作設定情報で操作部14からの操作を有効としているか、外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効としているか判断する。
外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の操作が行われた場合、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されていることで、操作設定情報で外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効としていると判断すると、図18のステップSG3で、外部端末装置105での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。
これに対し、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されていることで、操作設定情報で外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効としていると判断すると、図18のステップSG4で、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする。
また、操作部14で浴室暖房換気乾燥装置1の操作が行われた場合、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されていることで、操作設定情報で操作部14からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効としていると判断すると、図18のステップSG3で、操作部14での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。
これに対し、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されていることで、操作設定情報で操作部14からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効としていると判断すると、図18のステップSG4で、操作部14での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする。
複数の操作部位がある構成で、上述したように、住宅200に居る人が一の操作部位である操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用しているときに、他の操作部位である外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行えるようにすると、在宅の人が浴室暖房換気乾燥装置1を使用中であるにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位以外での操作を無効とすることで、実際に操作が行われる操作部位以外での操作を制限でき、使用者が意図しない運転への切り替え等を防ぐことができる。
図19は、操作設定情報に基づく動作の他の例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位以外での操作を有効とするか無効とするかの設定を、時間の経過で切り替える動作の一例について説明する。
浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位以外での操作を、運転開始からの時間の経過で有効とするか無効とするかが、操作設定情報により予め設定される。操作設定情報の設定は、操作部14あるいは外部端末装置105から行われる。
図19のステップSH1で、運転モードの選択等、操作部14あるいは外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の操作をすると、図19のステップSH2で、操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、操作設定情報で他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間が経過しているか判断する。
操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間が経過していると判断すると、図19のステップSH3で、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されている場合は、外部端末装置105での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。また、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されている場合は、操作部14での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。
これに対し、操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間が経過していないと判断すると、図19のステップSH4で、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されている場合は、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする。また、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されている場合は、操作部14での操作を無効とする。
複数の操作部位がある構成で、例えば、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする場合でも、操作部14での操作で運転を開始してから、所定の時間が経過しているような場合は、浴室201に人が居ない、被乾燥物が乾燥している等、浴室暖房換気乾燥装置1の使用を停止しても良い場合がある。
そこで、本実施の形態では、操作部14での操作で運転を開始してからの時間の経過で、外部端末装置105での操作を有効とするか無効とするかの設定を切り替えることで、浴室暖房換気乾燥装置1の機能を使用しているような場合に、使用者が意図しない運転への切り替え等を防ぐことができる。
図20は、操作設定情報に基づく動作の他の例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードを選択した操作部位以外での操作を有効とするか無効とするかの設定を、時間の経過で切り替える動作の他の例について説明する。
浴室暖房換気乾燥装置1では、操作部14あるいは外部端末装置105による浴室暖房換気乾燥装置1の操作を、運転終了までの残り時間で有効とするか無効とするかが、操作設定情報により予め設定される。操作設定情報の設定は、操作部14あるいは外部端末装置105から行われる。
図20のステップSI1で、運転モードの選択等、操作部14あるいは外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の操作をすると、図20のステップSI2で、操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、運転終了までの残り時間が、操作設定情報で他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間より短いか判断する。
操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、運転終了までの残り時間が、他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間より短いと判断すると、図20のステップSI3で、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されている場合は、外部端末装置105での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。また、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されている場合は、操作部14での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。
これに対し、操作部14あるいは外部端末装置105での操作で運転を開始してから、運転終了までの残り時間が、他の操作部位からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とする時間より長いと判断すると、図20のステップSI4で、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが操作部14で選択されている場合は、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする。また、浴室暖房換気乾燥装置1で実行されている運転モードが外部端末装置105で選択されている場合は、操作部14での操作を無効とする。
複数の操作部位がある構成で、例えば、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする場合でも、操作部14での操作で運転を開始してから、運転終了までの残り時間が、所定の時間より短いような場合は、浴室201に人が居ない、被乾燥物が乾燥している等、浴室暖房換気乾燥装置1の使用を停止しても良い場合がある。
一方、操作部14での操作で暖房運転モードを開始した直後に、外部端末装置105からの操作で他の運転モードに変更されてしまう、乾燥運転モードの終了時間近くに外部端末装置105からの操作で運転が停止されてしまうことで、使用者の目的が果たせなくなる場合がある。
そこで、本実施の形態では、操作部14での操作で運転を開始してから、運転終了までの残り時間で、外部端末装置105での操作を有効とするか無効とするかの設定を切り替えることで、浴室暖房換気乾燥装置1の機能を使用しているような場合に、使用者が意図しない運転への切り替え等を防ぐことができる。
図21は、外因による運転停止後の動作の一例を示すフローチャート、図22は、外部端末装置での表示例を示す説明図、図23は、操作部での出力例を示す説明図であり、次に、外因による運転停止後の浴室暖房換気乾燥装置1の動作の一例について説明する。
図21のステップSJ1で、設備機器管理システム100での電力制限等の外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止すると、図21のステップSJ2で、外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止されたことを通知する通知情報が、宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105に通知情報が出力される。外部端末装置105では、図22に示すように、外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止されたことを通知する通知情報105mを表示する。
また、図21のステップSJ3で、外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止されたことを操作部14で通知するため、図23に示すように、操作部14の外部運転通知ランプ14eが点灯する。
図21のステップSJ4で、設備機器管理システム100での電力制限が解除されると、図21のステップSJ5で、浴室暖房換気乾燥装置1は、運転停止前に実行していた運転モードで運転を再開する。
浴室暖房換気乾燥装置1で例えば乾燥運転モードの実行中に、設備機器管理システム100での電力制限等の外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止した後、電力制限が解除された時に運転が停止したままであると、被乾燥物の乾燥が行えない。
そこで、本実施の形態では、電力制限が解除されると、運転停止前に実行していた運転モードで運転を再開することで、例えば、運転停止前に乾燥運転モードが実行されていた場合は、乾燥運転モードでの運転が再開され、被乾燥物の乾燥を行うことができる。また、使用者が操作せずとも運転が再開でき、操作の手間を省略することができる。
更に、設備機器管理システム100での電力制限等の外因で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が停止したことを、外部端末装置105及び操作部14で表示出力することで、使用者等は運転停止の要因を認識できる。これにより、運転停止の要因が故障や誤動作でないと判断でき、取り扱い説明書の確認や保守の依頼等の手間を省略することができる。
図24は、浴室暖房換気乾燥装置と他機器を連動させた動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、設備機器管理システム100に接続された浴室暖房換気乾燥装置1と他機器を連動させた動作について説明する。
図24のステップSK1で、浴室暖房換気乾燥装置1が接続された設備機器管理システム100の主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1から入力された運転情報、設備機器管理システム100に接続された他機器、例えば、図示しないレンジフード等の換気を行う機能を有した設備機器から入力された運転情報から、各設備機器の動作状況を監視する。
図24のステップSK2で、浴室暖房換気乾燥装置1と他の設備機器の換気風量が適正であるか判断し、換気風量が適正であれば、図24のステップSK3で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を継続する。これに対し、他の設備機器の換気風量が大きい等、他の設備機器を運転した場合に換気風量が適正でないと判断すると、図24のステップSK4で、主制御機器102は、浴室暖房換気乾燥装置1に外部制御信号を出力し、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止させる。
浴室暖房換気乾燥装置1で浴室201及び他室の換気を行っている状態で、例えば、レンジフード等の換気機能を有した他の設備機器を動作させた場合、各設備機器の換気風量によっては、浴室暖房換気乾燥装置1で構成される風路で空気が逆流する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、設備機器管理システム100に接続された所定の設備機器が運転されると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止させて、浴室暖房換気乾燥装置1の風路を閉じることで空気の逆流を防ぎ、居室への臭気の流れ込み等を防ぐことができる。
図25は、外部端末装置での操作設定情報に基づく動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、外部端末装置105での操作を有効とするか無効とするかが設定される操作設定情報に基づく動作について説明する。
浴室暖房換気乾燥装置1では、外部端末装置105から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効とするか無効とするかが、操作設定情報により予め設定される。操作設定情報の設定は、操作部14あるいは外部端末装置105から行われる。
図25のステップSL1で、運転モードの選択等、外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の操作をすると、図25のステップSL2で、操作設定情報で外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効としているか無効としているか判断する。
操作設定情報で外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を有効としていると判断すると、図25のステップSL3で、外部端末装置105での操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行される。これに対し、操作設定情報で外部端末装置105からの浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効としていると判断すると、図25のステップSL4で、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1の操作を無効とする。
上述したように、住宅200に居る人が操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用しているときに、外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行えるようにすると、在宅の人が浴室暖房換気乾燥装置1を使用中であるにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、外部端末装置105での操作を有効とするか、無効とするかを設定できるようにすることで、実際に操作が行われる操作部14以外での操作を制限でき、使用者が意図しない運転への切り替え等を防ぐことができる。
スマートフォン等の外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器を操作できるようにした設備機器管理システム100では、外部端末装置105を家族一人ひとりが所有する場合がある。このため、複数の外部端末装置105での操作を制限する設定、すなわち、操作を有効とするか無効とするか、操作の優先順位等が設定される。
例えば、設備機器管理システム100の主制御機器102に対して、複数の外部端末装置105での操作の優先順位を設定できるようにしても良い。主制御機器102は、外部端末装置105からの外部制御信号に対して、外部端末装置105毎に設定されている操作の優先順位に基づき、操作が優先される外部端末装置105を判断する。
そして、複数の外部端末装置105から外部制御信号が入力された場合、操作を優先する外部端末装置105からの外部制御信号を浴室暖房換気乾燥装置1に出力して操作を有効とし、他の外部端末装置105からの外部制御信号は出力せず、操作を無効とする。
また、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の制御部16に対して、複数の外部端末装置105での操作の優先順位を設定できるようにしても良い。設備機器管理システム100の主制御機器102は、複数の外部端末装置105からの外部制御信号を浴室暖房換気乾燥装置1に出力する。浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16は、外部端末装置105毎に設定されている操作の優先順位に基づき、操作が優先される外部端末装置105を判断する。そして、操作を優先する外部端末装置105からの外部制御信号に基づき浴室暖房換気乾燥装置1を制御し、他の外部端末装置105での操作を無効とする。
更に、設備機器管理システム100の主制御機器102、あるいは、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の制御部16は、複数の外部端末装置105からの外部制御信号に対して、後から入力された外部制御信号を優先しても良い。
また、設備機器管理システム100の主制御機器102、あるいは、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の制御部16は、複数の外部端末装置105からの外部制御信号に対して、任意の外部端末装置105での後からの操作で外部制御信号が入力されたとき、先に操作が行われた外部端末装置105に操作許可を求める通知情報を出力する。そして、先に操作が行われた外部端末装置105の使用者に、操作の変更の許可を求めるようにしても良い。
更に、設備機器管理システム100の主制御機器102、あるいは、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の制御部16は、複数の外部端末装置105からの外部制御信号に対して、任意の外部端末装置105での後からの操作で外部制御信号が入力されたとき、先に他の外部端末装置105での操作で動作していることを通知する通知情報を、後から操作された外部端末装置105に出力する。そして、後からの外部端末装置105での操作を無効とするようにしても良い。
図26及び図27は、通信制御部の着脱に基づく動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、通信制御部10の着脱で、外部端末装置105等での操作を有効とするか無効とするかを設定する動作について説明する。
通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1に対して着脱可能な構成であって、図26のステップSM1で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1に接続される。図26のステップSM2で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1に接続されていると判断すると、図26のステップSM3で、外部端末装置105等、設備機器管理システム100に接続された外部の端末との通信を行って動作を行う。
図26のステップSM2で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1に接続されていないと判断すると、図26のステップSM4で、設備機器管理システム100から独立して動作を行う。
図27のステップSN1で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1から取り外される。図27のステップSN2で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1から取り外されていると判断すると、図27のステップSN3で、設備機器管理システム100から独立して動作を行う。
図27のステップSN2で、通信制御部10が浴室暖房換気乾燥装置1から取り外されていないと判断すると、図27のステップSN4で、外部端末装置105等、設備機器管理システム100に接続された外部の端末との通信を行って動作を行う。
上述した実施の形態では、通信制御部10の着脱で、設備機器管理システム100に接続された外部の端末での誤操作等による浴室暖房換気乾燥装置の意図しない運転を防ぐことができる。