JP2006350786A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 セキュリティコントローラの作動状態に変更をもたらす設定入力情報である場合に、設定入力情報及び被制御機器の動作状態に従って、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を許容するか否かの判定を行う判定手段を備え、判定手段が、動作状態にある前記被制御機器が存在する場合に、セキュリティコントローラの作動状態の変更を禁止し、動作状態にある前記被制御機器が無い場合に、作動状態の変更を許容する構成を採用し、コントローラの作動状態の変更の可否を報知する。
【選択図】 図4
Description
これらの機器は、ユーティリティである電力、ガス及び上水等の供給を受けて、その動作状態にあって、それらを消費する。
この状況を家人が外出する場合を例に取って説明すると、家人が外出して、さらに、機器側で、消し忘れ防止判定の判定要件を満足する状況となって初めて、機器の停止が行われる。
動作状態でユーティリティを消費する被制御機器と、設定入力情報に従って、警戒状態又は非警戒状態との間で作動状態を変更して働くセキュリティコントローラとを備えた監視システムの特徴構成は、
前記設定入力情報が、前記セキュリティコントローラの作動状態に変更をもたらす入力情報である場合に、前記設定入力情報及び前記被制御機器の動作状態に従って、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を許容するか否かの判定を行う判定手段を備えたことにある。
この監視システムにあっては、被制御機器の動作制御に関して、セキュリティコントローラに入力される設定入力情報が利用される。即ち、セキュリティコントローラには、先に示したように、その作動状態を変更するような情報(例えば、家人の外出時に、作動状態を「非警戒」状態から「警戒」状態に変更するような情報)が入力されるのであるが、この情報は、被制御機器の動作に関しては、家人の外出時に、消し忘れている機器がある場合は、これが好ましくないことを示す情報ともなる。
そこで、本システムでは判定手段を設け、この判定手段により、設定入力情報と被制御機器の動作状態との関係に基づいて、セキュリティコントロール側における作動状態の変更を行ってよいかどうかの判定を行う。
前記判定手段が、前記被制御機器の内、特定の被制御機器に関して、前記動作状態にある被制御機器が存在する場合に、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を禁止し、前記動作状態にある被制御機器が無い場合に、前記作動状態の変更を許容するようにするのである。
そこで、判定手段による判定を、セキュリティコントローラへの設定入力情報と、被制御機器の動作状態に関する情報とに基づいて行うことで、例えば、外出時の被制御機器の消し忘れを防止する動作を促す等の動作が可能となる。
前記判定手段が、前記本警戒状態と前記部分警戒状態との間における状態変更についても、動作状態にある前記被制御機器の存否に基づいて、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更の可否を判定するように構成することが好ましい。
このように、本警戒状態と部分警戒状態とを備えることで、程度の異なる警戒状態に対応できる。
このようにすることで、在宅・就眠時と外出時との警戒状態と適切なものとすることができる。
このようにしておくと、近来、設置の方向にあるホームオートメーションコントローラを利用して、被制御機器の動作制御を簡便に実現することができる。
禁止状態報知手段を備えることで、セキュリティコントローラの作動状態変更が出来ない状況が、家人等、入力者に報知される。結果、家人等に、何らかの障害があることを報知でき、適切な以降の処理を促すことがとなる。
即ち、動作状態でユーティリティを消費する被制御機器と、設定入力情報に従って、警戒状態又は非警戒状態との間で作動状態を変更して働くセキュリティコントローラとを備えた監視システムを構築するに、
前記設定入力情報が、前記セキュリティコントローラの作動状態を非警戒状態から警戒状態への変更をもたらす設定入力情報である場合に、
前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を許容するとともに、動作状態にある前記被制御機器が存在する場合に当該被制御機器の動作を停止する停止制御手段を備えたものとするのである。
本願に係る監視システム1は、少なくとも、顧客先(一般家庭の場合は家庭宅、製造業者等の場合は工場)におけるセキュリティ管理の用を果すセキュリティコントローラSC、その動作状態において、電力・ガス・上水等のユーティリティを消費するユーティリティ消費機器である被制御機器2を備えて構成されるシステムである。後述するように、前記セキュリティコントローラSCでは、各被制御機器2の動作状態の確認が可能な構成が採用されている。
セキュリティコントローラSC
セキュリティコントローラSCは、これに隷属する機器として複数のセキュリティセンサSsを備え、公衆ネットワークNWを介して、先に説明した監視センタC、顧客端末3と接続されている。
ここで、セキュリティセンサSsは、具体的には、家庭各所に適宜配設されている赤外線センサSs1、近接センサSs2である。この構成において、赤外線センサSs1により宅内に人がいた場合に、これを検出することが可能であり、近接センサSs2により扉4、窓5等の開閉が行われた場合に、例えば、窓枠5aとガラスパネルフレーム5b間の近接、離間を検出することで、窓5等の開閉を検出することができる。
これらセキュリティセンサSsは、家庭の各部屋6及び廊下7等に設けられており、当然、一階及び二階にも備えられている。
出力表示部SW1には、後述するように家人等への報知出力を表示するための表示装置Dが備えられるとともに、警報出力用のブザーSbが備えられている。
一方、入力部SW2には、セキュリティコントローラSCの作動状態を設定するための状態設定スイッチSwが設けられている。
本願に係る消し忘れ防止機能は、この状態設定スイッチSwによる設定をセキュリティコントローラSC側で、受け入れ可能か否かの判定を伴うものである。
その警報動作にあっては、セキュリティセンサSsからの検出情報と現在の作動状態とに基づいて、警報の要否を判断し、自らブザーSbを鳴らす、さらには、監視センタC側への報知を行う等の動作を行うように構成されている。
HAコントローラHACは、先にも示したように、被制御機器2の動作を統括的に制御するために家庭単位で設けられているものであり、監視センタCとの間で被制御機器2の制御指令の遣り取りが可能に構成されている。
被制御機器2としては、電力を消費する機器2aとして、照明設備、エアコン(図1に図示)等があり、ガスを消費する機器2bとして、給湯装置(図1に図示)、ファンヒータ、床暖房装置等があり、給水を消費する機器2cとして、給湯装置(図1に図示)等がある。
これらの機器2a,2b,2cは、先に説明したように、顧客端末3−監視センタC−HAコントローラHACを介して動作制御可能である。
以上が、本願に係る監視システム1の基本構成の概略であるが、以下、本願に係る監視システム1の特徴構成に関して説明する。
本願に係る監視システム1の特徴は、セキュリティコントローラSCで設定・認識されている「本警戒」「部分警戒」「非警戒」の各状態間で、それらの変更をもたらす設定入力情報があった場合に、その設定入力情報及び被制御機器2の動作状態に従って、その状態変更を許容するか否かの判定を行い、必要な場合は、適切な処理を取ることが可能とされていることにある。
この特定の被制御機器2とは、例えば、床暖房、浴室暖房・浴室乾燥機、ガスストーブ、燃料電池、コージェネレーションシステム等であり、不要な継続運転状態が続くと好ましくない機器である。この監視システム1では、家人が自由に特定の被制御機器2を予め登録できる。
前記作動状態判定部SCa1は、設定入力情報が、作動状態の変更を促す設定入力情報であるか否かを判定する(図4:ステップ#1)。例えば、現在、コントローラが「非警戒」状態にあり、外出時等に状態設定スイッチSwが操作され、「本警戒」状態への変更が要求されているか否かの判定を行うのである。
このように、作動状態の変更要求が入力されている場合(図4:ステップ#1 yes)は、被制御機器確認制御判定部SCa2を起動させる。一方、変更要求ではない場合(図4:ステップ#1 no)は、被制御機器確認制御判定部SCa2の起動を行なうことなく、現状のコントローラSCの動作状態を維持する。
前記被制御機器確認制御判定部SCa2は、このようにして吸い上げられてきた被制御機器一覧の中に、メモリ部Mの特定被制御機器登録領域m2に記憶する被制御機器2が含まれているか否かを判定する(図4:ステップ#3)。
そして、含まれている場合は、判定処理部SCa3を起動する(図4:ステップ#3 yes)。この時、含まれている機器に関する情報(機器名等)も判定処理部SCa3に受け渡す。含まれていない場合(図4:ステップ#3 no)は、作動状態の変更を、設定入力情報のまま受け入れても問題がない状態にあるため、セキュリティコントローラSCの作動状態を、設定入力情報に従って変更する(図4:ステップ#3−1)。
ここでいう実際の機能は、その系統が2系統に分かれる構成が採用されている。
その一の系統は、予め登録されている特定の被制御機器2に、動作中の機器がある場合に、その事実を家人に報知し、適切な処理を促す処理系統である(この処理系統を、以下、報知処理系統と呼ぶ)。この場合、セキュリティコントローラSCとしては、現状の作動状態は変更されることなく現状の作動状態が維持され、適切な処理が家人等により行われた後に、設定入力情報に従った作動状態の変更が行われる。
図4に示すフローにあっては、報知処理系統をステップ#4−1〜4−5に示し、強制停止系統をステップ#5−1、5−2に示した。
前記報知処理系統が選択されていると、作動状態の変更が禁止され、その状態が報知されるとともに適切な処理が行われた後に、設定入力情報に従った作動状態の変更を行う。
例えば、「非警戒」状態から「本警戒」状態への変更を促す入力が状態設定スイッチSwになされた状況では、家人が、在宅・活動状態から外出しようとする状況にあり、消し忘れの被制御機器2がある状態であるため、注意を促し、適切な処理を待つのである。
一方、「非警戒」状態から「部分警戒」状態への変更を促す入力が状態設定スイッチSwになされた状況では、家人が在宅・活動状態から就眠しようとしている状況にあり、例えば、寝室が2階である場合には、一階の消し忘れの被制御機器2に関して、注意を促し、適切な処理を待つのである。
この処理部SCb2は、入出力装置SWに設けられている表示装置Dを使用して、作動状態の変更が禁止される状態にあることを報知する処理部である。
判定処理部SCa3にまで処理が到達する状態にあっては、特定の被制御機器2中に動作している機器が存在し消し忘れ状態となっていることとなり、セキュリティコントローラSCとしては、作動状態の変更を受け付けることができない。
そこで、作動状態を現状の状態に保持したままで、このような変更禁止状態が発生していることを報知すべく、この禁止状態報知処理部SCb2が働き、表示装置Dに、消し忘れ機器があることを表示する(図4 ステップ#4−1)。
。
この処理部SCb3は、入出力部SWに設けられている表示装置Dを使用して、動作状態にある機器2を特定して報知する処理部である。
先にも示したように、判定処理部SCa3にまで処理が到達する状態にあっては、特定の被制御機器2中に動作している機器が存在し、所謂、消し忘れ状態となっている。そこで、この被制御機器報知処理部SCb3が働き、表示装置Dに、消し忘れ機器を表示することにより、消し忘れ機器の停止を、家人が行うように促す(図4 ステップ#4−2)。
以上のようにして、この系統での処理を良好に終えることができる。
強制停止系統が選択されている状況にあっては、動作中にある被制御機器2の強制的な停止が実行される。
即ち、この処理を実行する目的から、入出力処理部SCbに備えられる被制御機器停止処理部SCb4が働く。被制御機器停止処理部SCb4が動作すると、セキュリティコントローラSCが強制的に動作中にある被制御機器2を停止すべく作動する(図4 ステップ#5−1)。
即ち、セキュリティコントローラSCからHAコントローラHACへ、動作中にある被制御機器2の停止制御指令を生成して送ることで、HAコントローラHACを介して、問題となる機器を強制的に停止することができる。
以上の構成を、セキュリティコントローラSCに備えることにより、セキュリティコントローラSCへ入力される状態設定情報である設定入力情報を利用して、消し忘れた被制御機器2がある場合に、良好に対処できる。
このコントローラHACもまた、独自の入出力装置swを備え、HAコントローラHACで必要となる入出力情報を独自に処理可能とされている。
一方、本来のHAコントローラHACの機能である監視センタCあるいは顧客端末3からの制御情報に従って、被制御機器2の動作開始、停止を制御すべく機器内に公衆通信制御処理部HACaを備え、さらに、その制御情報に従って被制御機器2を動作制御する被制御機器通信制御処理部HACbを備えている。
また、セキュリティコントローラSCとの通信も必要となるため、セキュリティコントローラ通信制御処理部HACcを備えて構成されている。そして、その被制御機器通信制御処理部HACbに備えられている被制御機器動作状態認識領域HACm(具体的には、各被制御機器2に割り当てられ、その被制御機器2の動作状態を記憶するメモリである)には、現状における各被制御機器2の動作状態が認識・記憶されている。
従って、先に説明した前述のセキュリティコントローラSC側に備えられる被制御機器確認処理部SCb5からの要請により、現状の各被制御機器2の動作状態をセキュリティコントローラSC側に送ることにより、先に詳細に説明した、消し忘れ防止機能を良好に実現することができる。
a これまで説明してきた実施の形態にあっては、家庭に備えられる特定の機器2a(床暖房、浴室暖房・浴室乾燥機、ガスストーブ、燃料電池、コージェネレーションシステム等)を対象として、消し忘れ防止機能を果すようにシステムを構築するものとしたが、当然に、被制御機器全ての機器に関して、外出時に動作している機器がある場合は、それら機器に対して消し忘れ防止を行えるようにしてもよい。
d 上記の監視システムにあっては、セキュリティコントローラの作動状態として(「本警戒」「部分警戒」「非警戒」)の3種の作動状態が存在するものとしたが、作動状態として、単に、外出あるいは就眠等に対応する「警戒」状態に対して、在宅・活動に対応する「非警戒」状態があるものとしてもよい。
e 上記の実施の形態にあっては、「非警戒」状態から「本警戒」状態への変更を促す入力がなされた状況、及び「非警戒」状態から「部分警戒」状態への変更を促す入力がなされた状況での例を示したが、「部分警戒」から「本警戒」状態への変更を促す入力が状態設定スイッチSwになされた状況でも本願は適用できる。例えば、家人が就眠状態(「部分警戒」状態)から直に外出(「本警戒」状態)しようとする状況で、消し忘れの被制御機器2がある場合に、「非警戒」状態から「本警戒」状態への移行と同様に、注意を促し適切な処理を待つ、あるいは、それら機器を全て停止する等の構成を採用することができる。
2 :被制御機器
3 :顧客端末
C :監視センタ
HAC:HAコントローラ
NW :公衆ネットワーク
SC :セキュリティコントローラ
Claims (9)
- 動作状態でユーティリティを消費する被制御機器と、設定入力情報に従って、警戒状態と非警戒状態との間で作動状態を変更して働くセキュリティコントローラとを備えた監視システムであって、
前記設定入力情報が、前記セキュリティコントローラの作動状態に変更をもたらす入力情報である場合に、前記設定入力情報及び前記被制御機器の動作状態に従って、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を許容するか否かの判定を行う判定手段を備えた監視システム。 - 前記判定手段が、動作状態にある前記被制御機器が存在する場合に、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を禁止し、動作状態にある前記被制御機器が無い場合に、前記作動状態の変更を許容する請求項1記載の監視システム。
- 前記判定手段が、前記被制御機器の内、特定の被制御機器に関して、前記動作状態にある被制御機器が存在する場合に、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を禁止し、前記動作状態にある被制御機器が無い場合に、前記作動状態の変更を許容する請求項1記載の監視システム。
- 前記警戒状態として、高度のセキュリティ動作を要求される本警戒状態と、前記本警戒状態より低いセキュリティ動作を要求される部分警戒状態とを有し、
前記判定手段が、前記本警戒状態と前記部分警戒状態との間における状態変更についても、動作状態にある前記被制御機器の存否に基づいて、前記セキュリティコントローラの作動状態の変更の可否を判定する請求項1〜3のいずれか一項記載の監視システム。 - 前記顧客が在宅・就眠時に前記セキュリティコントローラが前記部分警戒状態に設定可能に構成されるとともに、
前記顧客が外出時に前記セキュリティコントローラが前記本警戒状態に設定可能に構成されている請求項4記載の監視システム。 - 前記被制御機器を動作制御するホームオートメーションコントローラを備え、前記被制御機器に対する動作制御が、前記ホームオートメーションコントローラを介して行われる請求項1〜5のいずれか一項記載の監視システム。
- 前記判定手段が、前記作動状態の変更を禁止した場合に、当該禁止状態を報知する禁止状態報知手段を備えた請求項1〜6のいずれか一項記載の監視システム。
- 前記判定手段が、前記作動状態の変更を禁止した場合に、動作状態にある被制御機器を報知する被制御機器報知手段を備えた請求項1〜7のいずれか一項記載の監視システム。
- 動作状態でユーティリティを消費する被制御機器と、設定入力情報に従って、警戒状態又は非警戒状態との間で作動状態を変更して働くセキュリティコントローラとを備えた監視システムであって、
前記設定入力情報が、前記セキュリティコントローラの作動状態を非警戒状態から警戒状態への変更をもたらす設定入力情報である場合に、
前記セキュリティコントローラの作動状態の変更を許容するとともに、動作状態にある前記被制御機器が存在する場合に当該被制御機器の動作を停止する停止制御手段を備えた監視システム。
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