JP2019027663A - 制御システム、空調機及び設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】空調機の安全対策機能が不要な場合に、手動で安全対策機能を無効化する手間を省き、安全対策機能の要否を判定し、判定に従って自動的に安全対策機能の有効、無効を切り替える制御システムを提供する。【解決手段】空調機の総冷媒量に基づいて、空調機が有する安全対策機能の有効と無効とを切り替える設定部、を備える空調機の制御システムを提供する。制御システムは、空調機の総冷媒量が大きい場合、安全対策機能を有効にし、空調機の総冷媒量が小さい場合、安全対策機能を無効にする。【選択図】図3
Description
本発明は、空調機の制御システム、空調機及び設定方法に関する。
総冷媒量が多いマルチ空調システムにおいて、室内機から冷媒が漏れ、室内に冷媒が滞留した場合、窒息や火災などの事故が起こる可能性がある。そのような事態に備えて、空調システムに安全対策機能の搭載が義務付けられる場合がある。安全対策機能の一つとして、室内機に安全装置を接続し、安全装置が機能していない場合などに室内機、もしくは、空調システム全体の運転を禁止するインターロック機能がある。
特許文献1には、空調機の運転中に可燃性冷媒の漏れを検知した場合、室内機側の冷媒を室外機側に吸引するようにし、その後、空調機の動作を停止させることにより、室内への可燃性冷媒の漏れを抑える制御について記載がある。
安全対策機能の要否は、総冷媒量の多少によって決まるが、室内機は、冷媒量に関係なく共通のため、冷媒量が少ない空調システムに使われる室内機にも安全対策機能を搭載する必要があり、空調機を設置する際に、総冷媒量が少なければ安全対策機能を無効にする作業をしなければならないという課題がある。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる空調機の制御システム、空調機及び設定方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、空調機の総冷媒量に基づいて、前記空調機が有する安全対策機能の有効と無効とを切り替える設定部、を備える空調機の制御システムである。
本発明の第2の態様における前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合、前記安全対策機能を有効にする。
本発明の第3の態様における前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合、前記安全対策機能の無効化を禁止する。
本発明の第4の態様における前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値未満の場合、前記安全対策機能を無効に設定する。
本発明の第5の態様における前記制御システムは、前記空調機が備える一つまたは複数の室外機の容量の合計と、前記空調機が備える一つまたは複数の室内機の容量の合計と、に基づいて算出された前記総冷媒量に基づいて、前記安全対策機能を有効にするか否かを判定する判定部、をさらに備える。
本発明の第6の態様における前記判定部は、前記室外機の容量の合計および前記室内機の容量の合計に加え、一つまたは複数の前記室外機とそれぞれの前記室外機に対して接続される一つまたは複数の前記室内機との間の配管の長さ、に基づいて算出された前記総冷媒量に基づいて、前記安全対策機能を有効にするか否かを判定する。
本発明の第7の態様における前記設定部は、前記空調機で使用する冷媒が所定の冷媒である場合に限り、前記総冷媒量に基づく前記安全対策機能の切り替えを行う。
本発明の第8の態様における前記設定部は、前記空調機の納入先の国や地域が所定の国や地域である場合に限り、前記総冷媒量に基づく前記安全対策機能の切り替えを行う。
本発明の第9の態様における前記設定部は、前記総冷媒量に代えて、前記空調機が備える室外機の容量に基づいて、前記安全対策機能の有効と無効とを切り替える。
本発明の第10の態様は、上記の何れか1つに記載の制御装置、を備える空調機である。
本発明の第11の態様は、空調機の制御システムが、前記空調機の総冷媒量に基づいて、前記空調機が有する安全対策機能の有効と無効とを切り替える、設定方法である。
本発明の第12の態様における前記設定方法では、前記空調機の初期設定として前記安全対策機能を有効とする設定を行い、前記空調機の導入時に、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合は、前記安全対策機能の無効化を禁止し、前記総冷媒量が所定の閾値未満の場合は、前記安全対策機能に代えて他の所定の機能を設定する。
本発明によれば、自動的に空調機の安全対策の要否を判定し、その判定に基づいて安全対策機能の有効・無効を設定することができるので、安全対策機能の設定の手間を省くことができる。また、安全対策機能が必須の場合、安全対策機能の有効化に加え、安全対策機能の無効化を禁止する制御を行うため、安全性を担保することができる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態による空調機を図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態における空調機の一例を示すブロック図である。
空調機1は、1台の室外機12と、複数の室内機11a、11b、11cと、各室内機11a、11b、11cへ指示情報を入力するリモートコントローラ(それぞれリモートコントローラ13a、13b、13c)とを備えるマルチ型の空調システムである。室外機12と室内機11a〜11cの各々は、それぞれ冷媒が通過する配管で接続されている。室外機12と室内機11a〜11cの設置位置に応じて、室外機12と室内機11a〜11cを接続する各配管の長さは異なっていてもよい。また、複数の室内機11a等の容量は各々異なっていてもよい。室外機12は室外制御装置20を備え、室内機11a、11b、11cはそれぞれ室内制御装置30a、30b、30cを備える。室外制御装置20と室内制御装置30a、30b、30cは、空調機1の制御システムを構成する。なお、以下、室内機11a、11b、11cを総称して室内機11、リモートコントローラ13a、13b、13cを総称してリモートコントローラ13、室内制御装置30a、30b、30cを総称して室内制御装置30と記載する場合がある。室内制御装置30a〜30cが備える機能や構成についても同様である。例えば、後述する外部入力ポート111a〜111cを外部入力ポート111と記載する場合がある。
なお、室内機11の数、および、室外機12の数は図1の台数に限定されない。室内機11の数は1〜2台でも良いし、4台以上でもよい。また、室外機12の数は、2台以上であってもよい。
以下、本発明の一実施形態による空調機を図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態における空調機の一例を示すブロック図である。
空調機1は、1台の室外機12と、複数の室内機11a、11b、11cと、各室内機11a、11b、11cへ指示情報を入力するリモートコントローラ(それぞれリモートコントローラ13a、13b、13c)とを備えるマルチ型の空調システムである。室外機12と室内機11a〜11cの各々は、それぞれ冷媒が通過する配管で接続されている。室外機12と室内機11a〜11cの設置位置に応じて、室外機12と室内機11a〜11cを接続する各配管の長さは異なっていてもよい。また、複数の室内機11a等の容量は各々異なっていてもよい。室外機12は室外制御装置20を備え、室内機11a、11b、11cはそれぞれ室内制御装置30a、30b、30cを備える。室外制御装置20と室内制御装置30a、30b、30cは、空調機1の制御システムを構成する。なお、以下、室内機11a、11b、11cを総称して室内機11、リモートコントローラ13a、13b、13cを総称してリモートコントローラ13、室内制御装置30a、30b、30cを総称して室内制御装置30と記載する場合がある。室内制御装置30a〜30cが備える機能や構成についても同様である。例えば、後述する外部入力ポート111a〜111cを外部入力ポート111と記載する場合がある。
なお、室内機11の数、および、室外機12の数は図1の台数に限定されない。室内機11の数は1〜2台でも良いし、4台以上でもよい。また、室外機12の数は、2台以上であってもよい。
近年、安全性への意識が高まる中、冷媒の漏れによる窒息、火災等の事故を防ぐため、空調機への安全対策機能の搭載が義務付けられることがある。特に総冷媒量が多いマルチ型の空調機は安全対策機能の搭載が義務付けられる対象となることが多い。一方、総冷媒量が少ない場合には安全対策機能が必ずしも必要ではない。本実施形態の空調機1では、室外制御装置20と室内制御装置30a、30b、30cとが連携して、空調機1の安全対策機能の有効、無効を制御し、空調機1の据え付け時の設定作業の負担を軽減しつつ、空調機1の安全性を担保する。
次に本実施形態の安全対策機能について、図2を参照しつつ説明する。
図2は、本発明の一実施形態における室内機の外部入力ポートの一例を示す図である。
図2に、室内機11aと、室内機11aが備える内部基板110a、外部入力ポート111a、112aとを示す。図示するように室内機11aには、内部基板110aが設けられており、内部基板110aには、2つの外部入力ポート111a、112aが設けられている。内部基板110aには、電子部品で構成された制御回路が実装されており、この制御回路が動作することで室内制御装置30aの機能を実現する。外部入力ポート111aには、外部装置14が接続されている。外部装置14は、例えば、冷媒漏れを検知するセンサ等を含む安全装置である。外部装置14は、室内の状態を監視して、その監視結果を示す信号を出力する。室内機11aでは、外部入力ポート111aを介して外部装置14が出力した信号を入力し、室内制御装置30aがその信号を取得する。室内制御装置30aは、取得した信号に基づいて、室内機11aの運転制御を行う。例えば、外部装置14は冷媒漏れを検知して緊急停止を要求する信号を出力する。外部入力ポート111aを介して緊急停止信号を受信すると、室内制御装置30aは、室内機11aの運転を停止する制御を行う。あるいは、室内制御装置30aは、室外制御装置20、室内制御装置30b、30cと協調して、空調機1全体の運転を停止する制御を行う。このように、緊急停止信号を受信した室内機11または空調機1全体の運転を緊急停止する機能をインターロック機能と呼ぶ。インターロック機能は、本実施形態の空調機1が有する安全対策機能である。
図2は、本発明の一実施形態における室内機の外部入力ポートの一例を示す図である。
図2に、室内機11aと、室内機11aが備える内部基板110a、外部入力ポート111a、112aとを示す。図示するように室内機11aには、内部基板110aが設けられており、内部基板110aには、2つの外部入力ポート111a、112aが設けられている。内部基板110aには、電子部品で構成された制御回路が実装されており、この制御回路が動作することで室内制御装置30aの機能を実現する。外部入力ポート111aには、外部装置14が接続されている。外部装置14は、例えば、冷媒漏れを検知するセンサ等を含む安全装置である。外部装置14は、室内の状態を監視して、その監視結果を示す信号を出力する。室内機11aでは、外部入力ポート111aを介して外部装置14が出力した信号を入力し、室内制御装置30aがその信号を取得する。室内制御装置30aは、取得した信号に基づいて、室内機11aの運転制御を行う。例えば、外部装置14は冷媒漏れを検知して緊急停止を要求する信号を出力する。外部入力ポート111aを介して緊急停止信号を受信すると、室内制御装置30aは、室内機11aの運転を停止する制御を行う。あるいは、室内制御装置30aは、室外制御装置20、室内制御装置30b、30cと協調して、空調機1全体の運転を停止する制御を行う。このように、緊急停止信号を受信した室内機11または空調機1全体の運転を緊急停止する機能をインターロック機能と呼ぶ。インターロック機能は、本実施形態の空調機1が有する安全対策機能である。
ところで、室内制御装置30aが外部装置14から出力された信号を、緊急停止信号であると認識するためには、外部入力ポート111aには安全装置が接続されていることや、当該安全装置からどのような種類の信号が出力されるかが予め設定され、室内制御装置30aが、各種信号を適切に処理できるように構成されていなければならない。外部入力ポート111aおよび外部入力ポート112aの各々に接続された外部装置14に対して、その外部装置14から出力された信号に対応する適切な機能が働くように構成することを機能の割り当てと呼ぶ。例えば、上記例では、外部入力ポート111aには、インターロック機能が割り当てられていることになる。本実施形態の室内機11a等では、外部入力ポート111a、112aに所定の機能を割り当てることができる。インターロック機能以外の例として、例えば、外部入力ポート111a、112aには、ON/OFF制御機能を割り当てることができる。ON/OFF制御機能を割り当てた場合、外部装置14から出力された信号に基づいて、室内制御装置30aは、室内機11aの運転をON(起動)にしたり、OFF(停止)にしたりする。あるいは、外部入力ポート111a、112aには、冷房・暖房切替機能を割り当てることができる。冷房・暖房切替機能を割り当てた場合、外部装置14から出力された信号に基づいて、室内制御装置30aは、室内機11aの運転を冷房にしたり、暖房にしたりする。また、外部入力ポート111a、112aに割り当てた機能は、例えばユーザによるリモートコントローラ13aを用いた機能割り当て操作により、他の機能へと変更することができる。
本実施形態の空調機1では、出荷時の初期設定で、外部入力ポート111aにインターロック機能が割り当てられている。冷媒の総量が所定の閾値以上の場合、安全対策機能が義務付けられるため、冷媒総量が閾値以上かどうかを判定し、閾値以上の場合、初期設定で割り当てられたインターロック機能を他の機能へと変更されないようすることが安全上望ましい。また、外部入力ポート111a、112aへは、それぞれのポートに割り当てた機能に対応する適切な外部装置14を接続しなければ、室内制御装置30aは、外部装置14からの信号を適切に処理することができず想定外の動作、故障等につながるおそれがあるためインターロック機能を割り当てた外部入力ポート111aに適切な外部装置14(安全装置)が接続されていることが担保できることが望ましい。
一方、空調機1の冷媒総量が閾値未満の場合、インターロック機能が割り当てられたままでは、安全装置が不要にも関わらず、安全装置を接続しなければ運転できないため、ユーザはインターロック機能を他の機能に変更しなければならず手間となってしまう。そこで、本実施形態では、空調機1の冷媒総量などに基づいて、インターロック機能が必須かどうかを判定し、その判定結果に基づいて、インターロック機能が必須ならば、外部入力ポート111aに割り当てられたインターロック機能を他の機能に変更できないように制御し、インターロック機能が必須ではないならば、外部入力ポート111aに割り当てる機能を、予め定められた他の機能に自動的に変更する制御を行う。
次に室外制御装置20、室内制御装置30の機能について図3を用いて説明する。
図3は、本発明の一実施形態における制御システムの一例を示す機能ブロック図である。
制御システムは、室外制御装置20と室内制御装置30a、30b、30cとを含む。図3に示すように、室外制御装置20は、入出力部21と、判定部22と、安全対策制御実行部23と、通信部24と、記憶部25と、を備える。
入出力部21は、各種制御信号の入出力、ユーザによる設定情報などの入力を行うインタフェースである。
判定部22は、空調機1がインターロック機能を必須とするかどうかを判定する。判定部22は、その判定結果を、通信部24を介して室内機11a〜11cへ送信する。
安全対策制御実行部23は、室内機11a〜11cの何れかが、外部装置14からインターロック機能の実行を要求する信号(例えば、冷媒漏れなど何らかの危険を検知したことを示す信号や緊急停止信号等)を入力した場合、室外機12の緊急停止を行う。
通信部24は、室内機11aの室内制御装置30a、室内機11bの室内制御装置30b、室内機11cの室内制御装置30c、と通信を行う。
記憶部25は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部25は、空調機1にインターロック機能が必須か否かの判定(空調機1の総冷媒量が所定の閾値以上かどうかの判定)に必要な情報を記憶する。
図3は、本発明の一実施形態における制御システムの一例を示す機能ブロック図である。
制御システムは、室外制御装置20と室内制御装置30a、30b、30cとを含む。図3に示すように、室外制御装置20は、入出力部21と、判定部22と、安全対策制御実行部23と、通信部24と、記憶部25と、を備える。
入出力部21は、各種制御信号の入出力、ユーザによる設定情報などの入力を行うインタフェースである。
判定部22は、空調機1がインターロック機能を必須とするかどうかを判定する。判定部22は、その判定結果を、通信部24を介して室内機11a〜11cへ送信する。
安全対策制御実行部23は、室内機11a〜11cの何れかが、外部装置14からインターロック機能の実行を要求する信号(例えば、冷媒漏れなど何らかの危険を検知したことを示す信号や緊急停止信号等)を入力した場合、室外機12の緊急停止を行う。
通信部24は、室内機11aの室内制御装置30a、室内機11bの室内制御装置30b、室内機11cの室内制御装置30c、と通信を行う。
記憶部25は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部25は、空調機1にインターロック機能が必須か否かの判定(空調機1の総冷媒量が所定の閾値以上かどうかの判定)に必要な情報を記憶する。
室内機11が備える室内制御装置30aは、入出力部31aと、設定部32aと、安全対策制御実行部33aと、通信部34aと、記憶部35aとを備える。
入出力部31aは、各種制御信号の入出力、リモートコントローラ13aを介したユーザによる設定情報の入力、外部入力ポート111aや外部入力ポート112aからの信号の入力などを行うインタフェースである。
設定部32aは、外部入力ポート111a、外部入力ポート112aに割り当てる機能を設定する。例えば、設定部32aは、ユーザによる外部入力ポート111a等への機能の割り当て指示情報に基づいて、各ポートへの機能の割り当てを行う。また、設定部32aは、判定部22による判定結果に基づいて、例えば、インターロック機能が必須であれば、外部入力ポート111aまたは外部入力ポート112aにインターロック機能を割り当て(本例では、初期設定として既に割り当てられている)、インターロック機能が必須でなければ所定の機能(例えば、ON/OFF機能など)を割り当てる。
安全対策制御実行部33aは、外部入力ポート111a等にインターロック機能が割り当てられていて、外部装置14から緊急停止信号を入力した場合、室内機11aの停止を行う。また、安全対策制御実行部33aは、通信部34aを介して、他の室内機11b、11c、室外機12にインターロック機能の実行を要求する信号を送信する。
通信部34aは、室外機12の室外制御装置20と通信を行う。
記憶部35aは、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部35aは、インターロック機能が必須でない場合に外部入力ポート111aに割り当てる機能などの設定情報を記憶する。
以上、室内制御装置30aの機能について説明したが、室内制御装置30b、30cについても同様である。
入出力部31aは、各種制御信号の入出力、リモートコントローラ13aを介したユーザによる設定情報の入力、外部入力ポート111aや外部入力ポート112aからの信号の入力などを行うインタフェースである。
設定部32aは、外部入力ポート111a、外部入力ポート112aに割り当てる機能を設定する。例えば、設定部32aは、ユーザによる外部入力ポート111a等への機能の割り当て指示情報に基づいて、各ポートへの機能の割り当てを行う。また、設定部32aは、判定部22による判定結果に基づいて、例えば、インターロック機能が必須であれば、外部入力ポート111aまたは外部入力ポート112aにインターロック機能を割り当て(本例では、初期設定として既に割り当てられている)、インターロック機能が必須でなければ所定の機能(例えば、ON/OFF機能など)を割り当てる。
安全対策制御実行部33aは、外部入力ポート111a等にインターロック機能が割り当てられていて、外部装置14から緊急停止信号を入力した場合、室内機11aの停止を行う。また、安全対策制御実行部33aは、通信部34aを介して、他の室内機11b、11c、室外機12にインターロック機能の実行を要求する信号を送信する。
通信部34aは、室外機12の室外制御装置20と通信を行う。
記憶部35aは、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部35aは、インターロック機能が必須でない場合に外部入力ポート111aに割り当てる機能などの設定情報を記憶する。
以上、室内制御装置30aの機能について説明したが、室内制御装置30b、30cについても同様である。
なお、室外制御装置20および室内制御装置30は、インターロックに関する機能以外にも空調機1の各種制御(冷房運転、暖房運転、除霜運転など)を行う機能を有するが、本明細書では他の制御に関する機能の説明を省略する。
また、図3に例示した構成では、室外制御装置20が判定部22の機能を備えるが、室内制御装置30に判定部22の機能を実装してもよい。また、空調機1の制御システムは、さらに室内機11や室外機12と別体として設けられ、マイクロコンピュータ等で構成された集中制御装置を備えていてもよい。集中制御装置は、室外制御装置20や室内制御装置30と通信可能に設けられる。例えば、集中制御装置が、判定部22の機能を備え、インターロック機能の要否を判定し、室内制御装置30a〜30cへその判定結果を送信するように構成されていてもよい。
また、図3に例示した構成では、室外制御装置20が判定部22の機能を備えるが、室内制御装置30に判定部22の機能を実装してもよい。また、空調機1の制御システムは、さらに室内機11や室外機12と別体として設けられ、マイクロコンピュータ等で構成された集中制御装置を備えていてもよい。集中制御装置は、室外制御装置20や室内制御装置30と通信可能に設けられる。例えば、集中制御装置が、判定部22の機能を備え、インターロック機能の要否を判定し、室内制御装置30a〜30cへその判定結果を送信するように構成されていてもよい。
以下、図4〜図6を用いて、制御システムにおけるインターロック機能の有効・無効の設定処理について説明する。
図4は、本発明の一実施形態における外部入力ポートへの機能割り当て処理に用いる設定例を示す図である。
(判定方法)
図4(a)は、インターロック機能を必須とするかどうかの判断基準を示した表である。例えば、判定部22は、室外機12の容量に基づいて、室外機12の容量が所定の閾値(例えば20馬力、冷房能力約56kW)よりも大きければインターロック機能を必須と判定する。この場合、設定部32は、外部入力ポート111、112のどちらかにインターロック機能を割り当てる。
また、判定部22は、室外機12の容量が所定の閾値よりも小さければインターロック機能が必須ではないと判定する。この場合、設定部32は、外部入力ポート111、112のどちらかに割り当てられたインターロック機能を無効にする。
ここで、室外機12の容量が所定の閾値未満の能力の小さい室外機の場合、総冷媒量が少ないため安全対策は不要となる。一方、容量が所定の閾値以上の能力の大きな室外機の場合、総冷媒量が多いため安全対策が必要となる。判定部22は、例えば記憶部25に記録された室外機12の容量の情報を読み出して、安全対策機能(インターロック機能)の要否を判定する。
図4は、本発明の一実施形態における外部入力ポートへの機能割り当て処理に用いる設定例を示す図である。
(判定方法)
図4(a)は、インターロック機能を必須とするかどうかの判断基準を示した表である。例えば、判定部22は、室外機12の容量に基づいて、室外機12の容量が所定の閾値(例えば20馬力、冷房能力約56kW)よりも大きければインターロック機能を必須と判定する。この場合、設定部32は、外部入力ポート111、112のどちらかにインターロック機能を割り当てる。
また、判定部22は、室外機12の容量が所定の閾値よりも小さければインターロック機能が必須ではないと判定する。この場合、設定部32は、外部入力ポート111、112のどちらかに割り当てられたインターロック機能を無効にする。
ここで、室外機12の容量が所定の閾値未満の能力の小さい室外機の場合、総冷媒量が少ないため安全対策は不要となる。一方、容量が所定の閾値以上の能力の大きな室外機の場合、総冷媒量が多いため安全対策が必要となる。判定部22は、例えば記憶部25に記録された室外機12の容量の情報を読み出して、安全対策機能(インターロック機能)の要否を判定する。
また、判定部22は、空調機1に封入される総冷媒量に基づいて、インターロック機能の要否を判定してもよい。つまり、判定部22は、総冷媒量の値が所定の閾値よりも大きければインターロック機能を必須と判定し、総冷媒量の値が所定の閾値よりも小さければインターロック機能が必須ではないと判定する。
ここで、空調機1の総冷媒量の値は、例えば、空調機1の据え付け作業時に作業員が室外制御装置20へ入力してもよい。あるいは、空調機1に封入される総冷媒量は、室外機12の容量、各室内機11a〜11cの容量の合計からおおよその値を計算することが可能である。よって、判定部22が室外機12の記憶部25に記憶されている室外機12の容量の情報と、室内機11の記憶部35に記憶されている室内機11a〜11cの容量の情報を取得し、それらを合計して総冷媒量(おおよその値)を計算しても良い。なお、室外機12が複数台ある場合には、複数の室外機12の容量を合計する。また、総冷媒量のより正確な値を算出するために、空調機1の据え付け作業時に作業員が、室外機12と室内機11a〜11cの各々とを接続する配管の長さを室外制御装置20へ入力し、判定部22が、室外機12の容量および室内機11a〜11cの容量の合計に、さらに入力された配管の長さを考慮して総冷媒量(封入すべき冷媒量)を計算してもよい。なお、室外機12が複数台ある場合、作業員は、各室外機12について、各室外機12と接続されている一つまたは複数の室内機11との間の配管の長さを入力し、判定部22は、これら全ての配管の長さの合計を用いて総冷媒量を計算する。
なお、インターロック機能の要否の判断の条件は、総冷媒量等の大小の他、冷媒の種類(可燃性かどうか、有害かどうか等)を判定の条件に加えても良い。また、総冷媒量や室外機12の容量の大小の判定に用いる閾値は、冷媒の種類別に異なる値が設定されていてもよい。
(機能の割り当て例)
図4(b)は、外部入力ポート111への機能の割り当て方法の一例を示した表である。この例では、出荷時には、外部入力ポート111にインターロック機能が初期設定されている。また、判定部22が室外機12の容量または総冷媒量が小さいと判定したときは、設定部32は、外部入力ポート111に割り当てられたインターロック機能を他の機能「機能1」(例えばON/OFF機能)に自動的に変更する。外部入力ポート111に割り当てる機能を変更するためには、例えば、設定部32は、外部入力ポート111の接続先を、内部基板110上に実装されたインターロック機能用の回路から「機能1」用の回路へ切り替えることによって行う。あるいは、外部ポートへの割り当てがソフトウェアによって実現される場合、外部入力ポート111を介して入出力する信号を処理するプログラムをインターロック機能用のプログラムから「機能1」用のプログラムへと切り替えることによって行う。なお、この判定および割り当て機能の変更は、空調機1の据え付け時に行う。
図4(b)は、外部入力ポート111への機能の割り当て方法の一例を示した表である。この例では、出荷時には、外部入力ポート111にインターロック機能が初期設定されている。また、判定部22が室外機12の容量または総冷媒量が小さいと判定したときは、設定部32は、外部入力ポート111に割り当てられたインターロック機能を他の機能「機能1」(例えばON/OFF機能)に自動的に変更する。外部入力ポート111に割り当てる機能を変更するためには、例えば、設定部32は、外部入力ポート111の接続先を、内部基板110上に実装されたインターロック機能用の回路から「機能1」用の回路へ切り替えることによって行う。あるいは、外部ポートへの割り当てがソフトウェアによって実現される場合、外部入力ポート111を介して入出力する信号を処理するプログラムをインターロック機能用のプログラムから「機能1」用のプログラムへと切り替えることによって行う。なお、この判定および割り当て機能の変更は、空調機1の据え付け時に行う。
空調機1が比較的小規模の構成で導入される場合(総冷媒量や室外機12の容量の値が小さい場合)、この自動割り当て機能により、ユーザは、運転開始時から「機能1」を利用することができる。また、例えば、ユーザの要望などにより、インターロック機能を有効にしたい場合、リモートコントローラ13からの設定操作により、外部入力ポート111に割り当てられた「機能1」をインターロック機能に変更したり、外部入力ポート112にインターロック機能を割り当てたりすることができる。また、外部入力ポート111に割り当てられた「機能1」は、「機能2」に変更することも可能である。
一方、判定部22が室外機12の容量または総冷媒量等が大きいと判定した場合、設定部32は、インターロック機能を必須とする(強制的に有効とする)制御を行う。本例の場合、外部入力ポート111には既にインターロック機能が割り当てられているので、設定部32は、外部入力ポート111に割り当てられたインターロック機能を他の機能に変更できないように制御する。この制御は、例えば、外部入力ポート111に対する機能割り当て指示信号を全て無効にする等によって行う。総冷媒量等が小さい場合と異なり、他の機能(「機能1」や「機能2」)への変更はできない。これにより、確実に安全対策機能が作動する状態で運転を開始することができる。
(自動設定処理)
次に本実施形態のインターロック機能の有効・無効の設定処理の流れについて説明する。まず、図5を用いて空調機1の導入時の設定処理について説明する。
図5は、本発明の一実施形態における外部入力ポートに機能を割り当てる処理の一例を示す第1のフローチャートである。
外部入力ポート111aについて、図4(b)で例示した内容に従って機能の割り当て処理を行う場合を例に説明を行う。
まず、空調機1の据え付け時に作業員が、インターロック機能の有効無効の自動設定処理の実行を指示する操作を、例えば室外制御装置20へ入力する。また、作業員は、室外機12と室内機11aの間の配管長さ、室外機12と室内機11bの間の配管長さ、室外機12と室内機11cの間の配管長さの各情報を室外制御装置20へ入力する。すると入出力部21がこの指示情報を入力し、判定部22が総冷媒量を計算する(ステップS11)。例えば、判定部22は、記憶部25から室外機12の容量の情報を読み出す。また、判定部22は、通信部24を介して、室内制御装置30a、30b、30cから、それぞれ室内機11aの容量、室内機11bの容量、室内機11cの容量の情報を取得する。また、判定部22は、作業員が入力した配管長さの情報を取得する。例えば、記憶部25には、これらの情報から、空調機1の総冷媒量を算出するための計算式などが予め記録されており、判定部22は、室内機11a等の容量の合計、室外機12の容量、各室内機11と室外機12との間の配管長さと計算式に基づいて総冷媒量(封入すべき冷媒量)を計算する。または、判定部22は、室内機11a等の容量の合計、室外機12の容量、室内機11の容量の合計と室外機12の容量から総冷媒量を算出するための計算式などを用いて総冷媒量(おおよその値)を計算する。
次に本実施形態のインターロック機能の有効・無効の設定処理の流れについて説明する。まず、図5を用いて空調機1の導入時の設定処理について説明する。
図5は、本発明の一実施形態における外部入力ポートに機能を割り当てる処理の一例を示す第1のフローチャートである。
外部入力ポート111aについて、図4(b)で例示した内容に従って機能の割り当て処理を行う場合を例に説明を行う。
まず、空調機1の据え付け時に作業員が、インターロック機能の有効無効の自動設定処理の実行を指示する操作を、例えば室外制御装置20へ入力する。また、作業員は、室外機12と室内機11aの間の配管長さ、室外機12と室内機11bの間の配管長さ、室外機12と室内機11cの間の配管長さの各情報を室外制御装置20へ入力する。すると入出力部21がこの指示情報を入力し、判定部22が総冷媒量を計算する(ステップS11)。例えば、判定部22は、記憶部25から室外機12の容量の情報を読み出す。また、判定部22は、通信部24を介して、室内制御装置30a、30b、30cから、それぞれ室内機11aの容量、室内機11bの容量、室内機11cの容量の情報を取得する。また、判定部22は、作業員が入力した配管長さの情報を取得する。例えば、記憶部25には、これらの情報から、空調機1の総冷媒量を算出するための計算式などが予め記録されており、判定部22は、室内機11a等の容量の合計、室外機12の容量、各室内機11と室外機12との間の配管長さと計算式に基づいて総冷媒量(封入すべき冷媒量)を計算する。または、判定部22は、室内機11a等の容量の合計、室外機12の容量、室内機11の容量の合計と室外機12の容量から総冷媒量を算出するための計算式などを用いて総冷媒量(おおよその値)を計算する。
次に判定部22は、計算した総冷媒量(空調機1に封入すべき冷媒量、または、おおよその冷媒量)が所定の閾値以上かどうかを判定する(ステップS12)。判定部22は、通信部24を介して、判定結果を室内制御装置30a〜30cへ送信する。室内制御装置30では、通信部34を介して、設定部32が判定結果を取得する。設定部32は取得した判定結果を記憶部35へ記録する。総冷媒量が所定の閾値以上の場合(ステップS12;Yes)、設定部32は、インターロック機能の変更を禁止する制御を行う(ステップS13)。なお、室内制御装置30は、例えば、外部入力ポート111aに適切な外部装置14(安全装置)が接続されているかどうか、あるいは、外部入力ポート111a等に限らず、室内機11に所定の安全装置が取り付けられているかどうかをチェックし、接続されていない場合は運転できないよう制御する機能を備えており、インターロック機能が必須と判定された場合には、この機能を作動させてもよい。
総冷媒量が所定の閾値未満の場合(ステップS12;No)、設定部32は、外部入力ポート111aに割り当てられたインターロック機能を所定の他の機能「機能1」に変更する処理を行う(ステップS14)。
なお、インターロック機能が必須と判定された場合、外部入力ポート111aから緊急停止を要求する信号が入力されると、安全対策制御実行部33aは、室内機11aの運転停止や、その他の必要な安全対策制御を実施する。また、安全対策制御実行部33aは、通信部34aを介して、室内機11a、11b、室外機12へ緊急停止を要求する信号を入力したことを通知する。室内機11a、11b、室外機12では、安全対策制御実行部33a、33b、23がそれぞれ運転停止等の制御を行う。
一方、インターロック機能を「機能1」へ変更した場合、外部入力ポート111aからどのような信号を入力しても、安全対策制御実行部33aは作動しない。
一方、インターロック機能を「機能1」へ変更した場合、外部入力ポート111aからどのような信号を入力しても、安全対策制御実行部33aは作動しない。
本実施形態によれば、必要に応じて自動的にインターロック機能を有効にすることができるので、空調機1の安全性と据え付け時の設定の手間を省き、作業効率を向上することができる。また、インターロック機能を有効にした場合には、他の機能への変更を禁止するので、空調機1の安全性を担保することができる。また、インターロック機能が必須ではない場合は、予め定められた他の機能(例えばユーザにとって使い勝手の良い機能)へ自動的に変更するので、ユーザの利便性を向上することができる。
なお、冷媒の種類が、インターロック機能の要否判定に必要な場合、例えば、作業員は、配管長さの情報とともに冷媒の種類を示す情報を入力し、判定部22は、入力された冷媒が、所定の冷媒(可燃性の冷媒、有毒な冷媒など)である場合のみステップS12の判定を行ってもよい。
また、冷媒総量の大きさに応じて、インターロック機能を必須とすることが求められる国(例えば日本)や地域がある一方、そのような要求が無い国や地域が存在する。従って、インターロック機能の自動設定に際し、配管長さの情報とともに空調機1の納入先の国や地域の情報を入力し、入力された国や地域が、インターロック機能を要求する国や地域に該当している場合のみステップS12の判定を行うようにしてもよい。
また、インターロック機能を要求しない国や地域であっても、例えばユーザの要求により、インターロック機能を必須とすることが要求される可能性がある。そのような要求に対応するため、室外制御装置20は、インターロック機能を強制的に有効にする機能(例えば、外部入力ポート111aにインターロック機能を割り当て、変更を禁止する制御を行う機能)を有していてもよい。
また、上記説明では、室外制御装置20が、判定結果を室内制御装置30へ通知することとしたが、室内制御装置30a等が各々、室外制御装置20へインターロックが必須かどうかの確認を要求し、その応答に基づいて、外部入力ポート111aに割り当てる機能を設定してもよい。あるいは、室内制御装置30a等に判定部22の機能を実装し、室内制御装置30a等が各々、室外制御装置20へ室外機12の容量または総冷媒量の情報を要求し、各々が応答された情報に基づいて、インターロック機能が必須かどうかを判定してもよい。
(導入後の設定)
次に空調機1の導入後の設定処理について説明する。
図6は、本発明の一実施形態における外部入力ポートに機能を割り当てる処理の一例を示す第2のフローチャートである。
前提として空調機1では、図4(b)で例示した内容で機能の割り当てが行われているものとする。まず、ユーザがリモートコントローラ13を用いて、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更する操作を行ったとする。室内機11では、入出力部31が、機能の変更指示情報を取得する(ステップS21)。
次に設定部32は、インターロックが必須かどうかを判定する(ステップS22)。例えば、設定部32は、記憶部35に記録した判定部22による判定結果を参照して、この判定を行う。インターロック機能が必須の場合(ステップS22;Yes)、設定部32は、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更する指示を無効化する(ステップS23)。インターロック機能が必須では無い場合(ステップS22;No)、設定部32は、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更指示情報が示す機能へ変更する(ステップS24)。
次に空調機1の導入後の設定処理について説明する。
図6は、本発明の一実施形態における外部入力ポートに機能を割り当てる処理の一例を示す第2のフローチャートである。
前提として空調機1では、図4(b)で例示した内容で機能の割り当てが行われているものとする。まず、ユーザがリモートコントローラ13を用いて、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更する操作を行ったとする。室内機11では、入出力部31が、機能の変更指示情報を取得する(ステップS21)。
次に設定部32は、インターロックが必須かどうかを判定する(ステップS22)。例えば、設定部32は、記憶部35に記録した判定部22による判定結果を参照して、この判定を行う。インターロック機能が必須の場合(ステップS22;Yes)、設定部32は、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更する指示を無効化する(ステップS23)。インターロック機能が必須では無い場合(ステップS22;No)、設定部32は、外部入力ポート111aに割り当てられた機能を変更指示情報が示す機能へ変更する(ステップS24)。
本実施形態によれば、インターロック機能が必須の場合、インターロック機能の無効化を禁止することができるため、空調機1の安全性を担保することができる。また、インターロック機能が必須ではない場合、ユーザは、自由に外部入力ポート111aに機能を割り当てることができる。また、インターロック機能が必須ではない場合でも、必要に応じてインターロック機能を有効にすることができるので、外部ポートに割り当てる機能の自由度を低下させることがない。
室外制御装置20、室内制御装置30の全ての機能又は一部の機能は、例えば、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、集積回路等で構成されたハードウェアによって実現してもよい。また、室外制御装置20、室内制御装置30の全ての機能又は一部の機能は、MCU(micro computer unit)等のコンピュータによって構成されても良い。その場合、室外制御装置20、室内制御装置30における各処理の過程は、例えば室内制御装置30が有するCPUがプログラムを実行することによって実現できる。室外制御装置20、室内制御装置30によって実行されるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体に記録されたプログラムを読み出して実行することによって実現してもよい。なお、室外制御装置20、室内制御装置30は、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体には、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記例では、インターロック機能を空調機1の運転の緊急停止としたが、これに限定されず、例えば、圧縮機の回転数を所定の範囲内に制限する、空調機1の連続運転時間を所定時間内に制限する等の空調機1の動作に制限を加える機能でもよい。
また、上記例では、出荷時の初期設定で、インターロック機能が割り当てられていたが、初期設定が無い場合や他の機能が割り当てられている場合でも、空調機1の据え置き時に総冷媒量に基づいて、インターロック機能を強制的に有効な状態とする設定を行うようにしてもよい。
例えば、上記例では、インターロック機能を空調機1の運転の緊急停止としたが、これに限定されず、例えば、圧縮機の回転数を所定の範囲内に制限する、空調機1の連続運転時間を所定時間内に制限する等の空調機1の動作に制限を加える機能でもよい。
また、上記例では、出荷時の初期設定で、インターロック機能が割り当てられていたが、初期設定が無い場合や他の機能が割り当てられている場合でも、空調機1の据え置き時に総冷媒量に基づいて、インターロック機能を強制的に有効な状態とする設定を行うようにしてもよい。
1・・・空調機
11、11a、11b、11c・・・室内機
12・・・室外機
13、13a、13b、13c・・・リモートコントローラ
20・・・室外制御装置
21・・・入出力部
22・・・判定部
23・・・安全対策制御実行部
24・・・通信部
25・・・記憶部
30、30a、30b、30c・・・室内制御装置
31・・・入出力部
32・・・設定部
33・・・安全対策制御実行部
34・・・通信部
35・・・記憶部
110a・・・内部基板
111a、112a・・・外部入力ポート
11、11a、11b、11c・・・室内機
12・・・室外機
13、13a、13b、13c・・・リモートコントローラ
20・・・室外制御装置
21・・・入出力部
22・・・判定部
23・・・安全対策制御実行部
24・・・通信部
25・・・記憶部
30、30a、30b、30c・・・室内制御装置
31・・・入出力部
32・・・設定部
33・・・安全対策制御実行部
34・・・通信部
35・・・記憶部
110a・・・内部基板
111a、112a・・・外部入力ポート
Claims (12)
- 空調機の制御システムであって、
前記空調機の総冷媒量に基づいて、前記空調機が有する安全対策機能の有効と無効とを切り替える設定部、
を備える制御システム。 - 前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合、前記安全対策機能を有効にする、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合、前記安全対策機能の無効化を禁止する、
請求項2に記載の制御システム。 - 前記設定部は、前記総冷媒量が所定の閾値未満の場合、前記安全対策機能を無効に設定する、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御システム。 - 前記空調機が備える一つまたは複数の室外機の容量の合計と、前記空調機が備える一つまたは複数の室内機の容量の合計と、に基づいて算出された前記総冷媒量に基づいて、前記安全対策機能を有効にするか否かを判定する判定部、
をさらに備える請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御システム。 - 前記判定部は、前記室外機の容量の合計および前記室内機の容量の合計に加え、一つまたは複数の前記室外機とそれぞれの前記室外機に対して接続される一つまたは複数の前記室内機との間の配管の長さ、に基づいて算出された前記総冷媒量に基づいて、前記安全対策機能を有効にするか否かを判定する
請求項5に記載の制御システム。 - 前記設定部は、前記空調機で使用する冷媒が所定の冷媒である場合に限り、前記総冷媒量に基づく前記安全対策機能の切り替えを行う、
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の制御システム。 - 前記設定部は、前記空調機の納入先の国や地域が所定の国や地域である場合に限り、前記総冷媒量に基づく前記安全対策機能の切り替えを行う、
請求項1から請求項7の何れか1項に記載の制御システム。 - 前記設定部は、前記総冷媒量に代えて、前記空調機が備える室外機の容量に基づいて、前記安全対策機能の有効と無効とを切り替える、
請求項1から請求項8の何れか1項に記載の制御システム。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の制御システム、を備える空調機。
- 空調機の制御システムが、
前記空調機の総冷媒量に基づいて、前記空調機が有する安全対策機能の有効と無効とを切り替える、設定方法。 - 前記空調機の初期設定として前記安全対策機能を有効とする設定を行い、
前記空調機の導入時に、前記総冷媒量が所定の閾値以上の場合は、前記安全対策機能の無効化を禁止し、前記総冷媒量が所定の閾値未満の場合は、前記安全対策機能に代えて他の所定の機能を設定する、
請求項11に記載の設定方法。
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