JP2014103052A - 非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池並びにその製造方法 - Google Patents

非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池並びにその製造方法 Download PDF

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健 西村
Akinari Uchikoshi
昭成 打越
Hideo Nishikubo
英郎 西久保
Yutaka Shimizu
裕 清水
Kenichi Nakamura
健一 中村
Toshiya Higami
俊哉 樋上
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Abstract

【課題】SiやSn等の高容量活物質を含む負極において、初回効率とサイクル特性に優れる非水電解質二次電池用負極を得る。
【解決手段】集電体上に、負極活物質と塗布用結着剤とを少なくとも含む活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、前記負極活物質は、活物質粒子と、前記活物質粒子の表面を被覆する高分子被膜とを有し、前記活物質粒子はSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を含み、前記高分子被膜は、水系結着剤を含み、前記塗布用結着剤は、有機溶剤系結着剤を含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、非水電解質二次電池用の負極などに関するものであり、特に、初回効率とサイクル特性に優れる非水電解質二次電池用の負極に関する。
従来、負極活物質としてグラファイトを用いた非水電解質二次電池(リチウムイオン二次電池)が実用化されている。これらの非水電解質二次電池においては、図14に示すような、活物質粒子207と、結着剤209と、カーボンブラック等の導電助剤211とを混練したスラリーを集電体203の上に塗布・乾燥して活物質層205を形成した非水電解質二次電池用負極201が用いられていた。
一方、高容量化を目指し、リチウム化合物として理論容量の大きな金属や合金、特にシリコンおよびその合金を負極活物質として用いる非水電解質二次電池用の負極が開発されている。しかし、リチウムイオンを吸蔵したシリコンは、吸蔵前のシリコンに対して約4倍まで体積が膨張するため、シリコン系合金を負極活物質として用いた負極は、充放電サイクル時に膨張と収縮を繰り返す。例えば、図15は、シリコン系活物質粒子213が充電後、体積で約4倍に、線膨張率で約60%膨張した充電後の活物質粒子213aを示す。
また、グラファイト系負極活物質を含むスラリーでよく用いられているスチレンブタジエンゴムやカルボキシメチルセルロースなどの結着剤では、シリコン系負極活物質の膨張・収縮に追随できず、シリコン系負極活物質の微粉化、負極活物質の集電体からの剥離、活物質層の亀裂の発生、負極活物質間の導電性の低下などが発生し、従来のグラファイト電極と比較して、寿命が極めて短いという問題があった。
そこで、従来の結着剤に代えて、強度が強く、耐熱性及び耐久性に優れるポリイミド系結着剤を用いることが検討されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−070892号公報
しかしながら、ポリイミド系結着剤などの有機溶剤系結着剤を用いると、初回の充電時に、リチウムイオンが有機溶剤系結着剤にトラップされ、充電した容量に比べて、放電できる容量が小さくなり、不可逆容量が大きくなり、初回効率が低いという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、SiやSn等の高容量活物質を含む負極において、初回効率とサイクル特性に優れる非水電解質二次電池用負極を得ることである。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、シリコン系活物質粒子を、初回効率の高い水系結着剤で被覆することで、初回効率に優れる負極活物質を得ることができることを見出した。さらに、水系結着剤で被覆したシリコン系活物質粒子を、ポリイミド系結着剤を用いて強固な塗布膜を形成することで、サイクル特性を向上させることが可能である。本発明は、この知見に基づきなされたものである。
すなわち本発明は、以下の非水電解質二次電池用負極などを提供するものである。
(1)集電体上に、負極活物質と塗布用結着剤とを少なくとも含む活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、前記負極活物質は、活物質粒子と、前記活物質粒子の表面を被覆する高分子被膜とを有し、前記活物質粒子はSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Aを含み、前記高分子被膜は、水系結着剤を含み、前記塗布用結着剤は、有機溶剤系結着剤を含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極。
(2)前記水系結着剤として、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸、デンプン、および、それらの前駆体、変性体、中和物、塩、混合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の結着剤を用いることを特徴とする(1)に記載の非水電解質二次電池用負極。
(3)前記塗布用結着剤が、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリアミドイミド、エポキシ、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステルイミド、およびそれらの前駆体、変性体、混合物からなる群より選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とする(1)または(2)に記載の非水電解質二次電池用負極。
(4)前記負極活物質中に、複数の活物質粒子が含まれることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の非水電解質二次電池用負極。
(5)前記負極活物質中に、導電助剤として、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバー、カーボンナノホーンのいずれか一つ以上を含むことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の非水電解質二次電池用負極。
(6)さらに、前記活物質層中に、導電助剤として、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバーのいずれか一つ以上を含むことを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の非水電解質二次電池用負極。
(7)前記活物質粒子が、元素Aと元素Dとを含む粒子であり、前記元素AがSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素であり、前記元素DがCu、Fe、Co、Ni、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Ba、ランタノイド元素(Pmを除く)、Hf、Ta、W、Re、Os、Irからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素であり、前記粒子は、前記元素Aの単体または固溶体である第1の相と、前記元素Aと前記元素Dとの化合物である第2の相を少なくとも有し、前記第1の相と前記第2の相が、界面を介して接合しており、前記第1の相と前記第2の相が、前記粒子の外表面に露出しており、前記第1の相は、界面以外が略球面状の表面を有することを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の非水電解質二次電池用負極。
(8)前記活物質粒子が、前記元素Aと前記元素Dとリンを含む粒子であり、前記第1の相にリンが添加されていることを特徴とする(7)に記載の非水電解質二次電池用負極。
(9)リチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極と、(1)〜(8)のいずれか1項に記載の負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを有し、リチウムイオン伝導性を有する電解質中に、前記正極と前記負極と前記セパレータとを設けたことを特徴とする非水電解質二次電池。
(10)活物質粒子を水系結着剤で被覆し、負極活物質とする工程aと、前記負極活物質を有機溶剤系結着剤と混合し、集電体上に塗布する工程bと、を含み、前記活物質粒子はSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極の製造方法。
(11)前記工程aが、前記活物質粒子を、前記水系結着剤を含む溶液中に浸漬する工程と、前記溶液から前記活物質粒子を引き上げて乾燥させる工程と、を含むことを特徴とする(10)に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
(12)前記工程aが、前記活物質粒子を、前記水系結着剤とを混合して分散液を形成する工程と、前記分散液を噴霧し、乾燥する工程と、を含むことを特徴とする(10)に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
(13)前記工程aが、前記活物質粒子に気体を送り、流動層とする工程と前記流動層に水系結着剤の溶液を散布する工程と、を含むことを特徴とする(10)に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
本発明により、SiやSn等の高容量活物質を含む負極において、初回効率とサイクル特性に優れる非水電解質二次電池用負極を得ることができる。
本発明に係る負極活物質1の概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る負極活物質7、9の概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る非水電解質二次電池用負極11、21の概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る非水電解質二次電池用負極31、41の概略断面図。 (a)、(b)、(c)本発明に係る粒子51、57、58を示す概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る粒子61、62を示す概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る粒子63、67を示す概略断面図。 (a)、(b)本発明に係る粒子の充電前と充電後の模式図。 本発明に係る粒子製造装置を示す図。 本発明に係る非水電解質二次電池の例を示す断面図。 合成例1に係る粒子のXRD解析結果。 合成例1に係る粒子のTEM写真。 (a)合成例1に係る粒子のHAADF−STEM写真、(b)〜(c)同一視野でのEDSマップ。 従来の非水電解質二次電池用負極を示す概略断面図。 (a)、(b)活物質粒子の充電前と充電後の模式図。
(1.負極活物質)
(1−1.負極活物質1の構成)
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る負極活物質1を示す概略断面図である。
負極活物質1は、活物質粒子3と、活物質粒子3の表面を被覆する高分子被膜5と、を有する。
活物質粒子3は、Si、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Aを含む。活物質粒子3の平均粒径は、10nm〜100μm程度である。
活物質粒子3としては、元素Aを含む粒子であれば特に限定されないが、好ましくは、後述する粒子51、57、58を用いることができる。
高分子被膜5は、水系結着剤を含み、厚さは2〜500nm程度である。高分子被膜5は、活物質粒子3の表面の全体を被覆している。水系結着剤とは、水を溶媒または分散媒としている結着剤をいい、特に、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸、デンプンからなる群より選ばれた少なくとも1種の結着剤を用いることができる。また、これらの前駆体、変性体、中和物、塩、混合物を結着剤として使用できる。
高分子被膜5に水系結着剤を含むと、初回効率に優れたリチウムイオン二次電池用負極を得ることができる。初回効率とは、初回放電容量を初回充電容量で除した値を百分率で表示したものである。これは、水系結着剤に含まれる酸素原子の非共有電子対(ローンペアとも呼ばれる)と、リチウムイオンとが静電相互作用を生じ、正電荷を有するリチウムイオンと、負に分極した酸素原子との間でイオン対を形成し、電解液中のリチウムイオンの脱溶媒和を促進することができるためである。すなわち、高分子被膜5がシリコン系活物質の充電反応を促進させるため、電解液の副反応が多くならないうちに充電反応が進行するため、結果として、初回効率が向上する。
(1−2.負極活物質7の構成)
また、図2(a)に示す負極活物質7のように、高分子被膜5の内部に、複数の活物質粒子3を有してもよい。
活物質粒子3を水系結着剤で被覆する際に、自然と複数の活物質粒子3が水系結着剤により結着し、複数の活物質粒子3が、高分子被膜5により被覆された負極活物質7となることがある。
(1−3.負極活物質9の構成)
負極活物質9は、負極活物質7中に、導電助剤6を有する。負極活物質9は、粒子の導電率が向上しているため、充放電速度を高めることができる。
(1−4.負極活物質の製造方法)
活物質粒子3を、ディッピング法、スプレードライ造粒法、流動層造粒法などにより、水系結着剤で被覆することで負極活物質1、7、9を得ることができる。
ディッピング法とは、浸漬法とも呼ばれる方法であり、活物質粒子3を、水系結着剤を含む溶液中に浸した後に、活物質粒子3を引き上げ、乾燥させることにより、活物質粒子3の表面に高分子被膜5を形成する方法である。特に、活物質粒子3が平均粒径15μmを超え、比較的大きい粒子である場合に用いることが好ましい。活物質粒子3が十分大きい場合、高分子被膜5を形成した後の活物質粒子3は、超微細粒子に比べて凝集の程度が強くなく、粉体として取り扱いやすいためである。活物質粒子3の大きさが小さすぎる場合、活物質粒子3が強く凝集して大きな塊となる場合が多く、取り扱いが不便である。
スプレードライ造粒法とは、噴霧乾燥法とも呼ばれる方法であり、活物質粒子3と水系結着剤の溶液に分散させ、分散液を形成する工程と、分散液を霧状に噴霧した後に、その液滴を乾燥させることで負極活物質を形成する方法である。この際、活物質粒子3の表面には水系結着剤による高分子被膜5が形成される。均一に噴霧するためには、活物質粒子3の粒径が1μm以下であることが好ましい。噴霧乾燥後の活物質粒子は、複数の活物質粒子3を含む負極活物質7が得られる。スプレードライ造粒体は、分散液の濃度やスプレードライ装置のノズルの選定等により、比較的容易に粒径を制御することが可能である。また、この活物質粒子3を含む溶液に導電助剤6を加えることで、負極活物質9を得ることができる。
流動層造粒法とは、粉末の活物質粒子3の層に対して、振動や、下部から空気などの気体を送り、流動層とした後に、その流動層に対して水系結着剤を含む溶液を散布することで、活物質粒子3の表面を水系結着剤で被覆する方法である。複数の活物質粒子3を含む負極活物質7が得られることが多い。また、この活物質粒子3を含む溶液に導電助剤6を加えることで、負極活物質9を得ることができる。
(2.非水電解質二次電池用負極)
(2−1.非水電解質二次電池用負極の構成)
図3(a)は、本発明に係る非水電解質二次電池用負極11を示す概略断面図である。
非水電解質二次電池用負極11は、集電体15上に活物質層13を有する。活物質層13は、負極活物質1と、塗布用結着剤17とを含む。
塗布用結着剤17は、有機溶剤系結着剤を含む。有機溶剤系結着剤とは、有機溶剤を溶媒としている結着剤をいい、特に、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリアミドイミド、ポリアミド、エポキシ、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステルイミドのいずれか1種以上を塗布用結着剤として使用できる。なお、これらの前駆体、変性体、混合物も使用することができる。
また、図3(b)に示す非水電解質二次電池用負極21のように、負極活物質1と塗布用結着剤17のほかに、導電助剤6を活物質層23中に加えてもよい。
導電助剤6は、炭素、銅、スズ、亜鉛、ニッケル、銀などからなる群より選ばれた少なくとも1種の導電性物質からなる粉末である。炭素、銅、スズ、亜鉛、ニッケル、銀の単体の粉末でもよいし、それぞれの合金の粉末でもよい。例えば、ファーネスブラックやアセチレンブラックなどの一般的なカーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバー、カーボンナノホーンなどを使用できる。
図3(b)に示すように、活物質層23に導電助剤6を添加することで、非水電解質二次電池用負極21の活物質層23の導電性が良くなり、充放電を行いやすくなる。
また、図4(a)、(b)に示す非水電解質二次電池用負極31、41のように、負極活物質1に代えて、複数の活物質粒子3を含む負極活物質7を用いてもよい。また、負極活物質1に代えて、複数の活物質粒子3と導電助剤6とを含む負極活物質9を用いてもよい。
(2−2.非水電解質二次電池用負極の製造方法)
ミキサーに、負極活物質、導電助剤、結着剤、増粘剤、溶媒などを投入し、混練してスラリーを形成する。スラリー中の固形分において、負極活物質を構成する成分と合わせて、活物質粒子25〜95重量%、導電助剤0〜70重量%、結着剤(高分子被膜5用と塗布用の合計量)1〜30重量%、増粘剤0〜25重量%を含むことが好ましい。好ましくは、固形分で、活物質粒子50〜90質量%。導電助剤5〜30質量%、結着剤5〜25質量%の割合である。結着剤が少なすぎると接着性が低下して、複合体粒子および電極の形状を維持するのが困難である。また、結着剤が多すぎると導電性が下がってしまい充放電が難しくなる。
ミキサーは、スラリーの調製に用いられる一般的な混練機を用いることができ、ニーダー、撹拌機、分散機、混合機などと呼ばれるスラリーを調製可能な装置を用いてもよい。溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを用いることができる。
導電助剤は、前述のとおり、例えば、ファーネスブラックやアセチレンブラックなどの一般的なカーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバーなどを使用できる。
次に、例えば、コーターを用いて、集電体の片面に、スラリーを塗布する。コーターは、スラリーを集電体に塗布可能な一般的な塗工装置を用いることができ、例えばロールコーターやドクターブレードによるコーター、コンマコーター、ダイコーターなどである。
集電体は、銅、ニッケル、ステンレスからなる群より選ばれた少なくとも1種の金属からなる箔である。それぞれを単独で用いてもよいし、それぞれの合金でもよい。厚さは4μm〜35μmが好ましく、さらに8μm〜18μmがより好ましい。
調製したスラリーを集電体に均一に塗布し、その後、50〜150℃程度で乾燥し、厚みを調整するため、ロールプレスを通す。そして、150℃〜350℃で焼成して、非水電解質二次電池用負極を得る。
(2−3.本発明に係る非水電解質二次電池用負極の効果)
本発明では、活物質粒子3は、水系結着剤の高分子被膜5に被覆されているため、充電時に、負極活物質へのリチウムイオンの吸蔵が促進され、電解液の副反応が多くならないうちに充電反応が完了するため、本発明にかかる非水電解質二次電池用負極は、初回効率が向上する。
また、本発明では、ポリイミドなどの、強度が高い有機溶剤系結着剤を塗布用結着剤17に使用するため、本発明に係る非水電解質二次電池用負極のサイクル特性は良好である。
本発明では、シリコンを始めとする、単位体積および単位重量当たりの充放電容量が炭素よりも高い元素Aを含む活物質粒子を用いるため、従来に比べて高容量な非水電解質二次電池用負極を得ることができる。
(3.活物質粒子として使用可能な粒子)
(3−1.粒子の構成)
活物質粒子3として使用可能な粒子51について説明する。
図5(a)は、粒子51を示す概略断面図である。粒子51は、第1の相53と第2の相55を有しており、第1の相53は、界面以外の表面が略球面状であり、第2の相55が第1の相53に界面を介して接合している。第1の相53と第2の相55との界面は平面あるいは曲面を示している。また、界面は必ずしもなめらかな面である必要はなく、段差のある階段状であってもよい。
第1の相53は、元素Aの単体であり、元素AはSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。元素Aは、リチウムを吸蔵しやすい元素である。なお、第1の相53は、元素Aを主成分とする固溶体であってもよい。第1の相53は、結晶質であっても非晶質であってもよい。元素Aと固溶体を形成する元素は、元素Aを選ぶことができる前記群より選ばれた元素でもよいし、前記群に挙げられていない元素であってもよい。第1の相53はリチウムを吸蔵および脱離可能である。第1の相53は一度リチウムを吸蔵して合金化した後、リチウムを脱離して脱合金化すると非晶質となる。
界面以外の表面が略球面状であるとは、球形や楕円体形に限られるものではなく、表面がおおむね滑らかな曲面で構成されていることを意味し、部分的には平坦な面があっても良い。ただし、破砕法により形成される固体のような、表面に角を有する形状とは異なる形状である。
第2の相55は、元素Aと元素Dとの化合物であり、結晶質である。元素DがCu、Fe、Co、Ni、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Ba、ランタノイド元素(Pmを除く)、Hf、Ta、W、Re、Os、Irからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。元素Dは、リチウムを吸蔵しにくい元素であり、元素AとDA(1<x≦3)である化合物を形成可能である。大部分の元素Aに対して、例えば、FeSiやCoSiの場合はx=2であるが、RhSi(RhSi1.33)のようにx=1.33となる場合や、RuSi(RuSi1.5)のようにx=1.5となる場合、SrSi(SrSi1.67)のようにx=1.67となる場合、MnSi(MnSi1.75)やTcSi(TcSi1.75)のようにx=1.75となる場合、さらにIrSiのようにx=3となる場合がある。第2の相55は、リチウムをほとんど吸蔵しない。なお、元素Dとして、他にTc、Re、Osを使用することもできる。
これらの粒子を、水系スラリーを作製して塗布する場合は、ランタノイド元素は、水系スラリーで水酸化物を形成しやすく、各相間の剥離を招くため、好ましくない。また、ランタノイド元素を含む粒子は、形成時のプラズマ中でも、水素化されやすいという問題点がある。なお、粒子形成時のプラズマ中において水分の混入を防いだり、有機溶媒系スラリーを作製したりすれば、ランタノイド元素を含む粒子でも問題なく使用できる。
また、図5(b)に示す粒子57のように、元素Aと元素Dとの化合物である第3の相59が、第1の相53中に分散していてもよい。第3の相59は、第1の相53に覆われている。第3の相59は、第2の相55と同様、リチウムをほとんど吸蔵しない。また、図5(c)のように、一部の第3の相59が表面に露出していてもよい。つまり、必ずしも第3の相59の周囲の全てを第1の相53で覆っている必要はなく、第3の相59の周囲の一部のみを第1の相53で覆っていてもよい。
なお、図5(b)においては、第1の相53中に、複数の第3の相59が分散しているが、単一の第3の相59が内包されていてもよい。
また、第2の相55の界面以外の表面の形状は、図5(a)に示す第2の相55のように、表面がおおむね滑らかな球面であってもよいし、図6(a)に示す第2の相55aのように、多面体形状となってもよい。第2の相55は、元素Aと元素Dの化合物の結晶の安定性等の影響により、多面体形状となる。
また、図6(b)に示す粒子62のように、第2の相55を複数有してもよい。例えば、元素Dの割合が少なく、ガス状態や液体状態における元素D同士の衝突頻度が少なくなる場合や、第1の相53および第2の相55の融点の関係や濡れ性、さらに冷却速度の影響等により、第2の相55が、第1の相53の表面に分散して接合する場合が挙げられる。
第1の相53上に複数の第2の相55を有する場合、第1の相53と第2の相55との界面の面積が広くなり、第1の相53の膨張収縮をさらに抑えることができる。また、第1の相53がSiやGeの場合、第2の相55は、第1の相53よりも導電率が高いため、電子の移動が促進され、粒子62は、第1の相53上に、それぞれの粒子62に複数の集電スポットを有することとなる。よって、粒子62は高い粉体導電率を有する負極材料となり、導電助剤を減らすことが可能となり、高容量の負極を形成することが出来る。さらに、ハイレート特性に優れる負極が得られる。
元素Dとして、元素Dを選ぶことのできる群より選ばれた2種以上の元素が含まれる場合、ある一つの元素Dと元素Aの化合物である第2の相55および/または第3の相59に、別の他の元素Dが、固溶体または化合物として含有されることがある。つまり、粒子中に、元素Dを選ぶことのできる群より選ばれた2種以上の元素が含まれる場合でも、後述の元素D´のように、第4の相65を形成しない場合がある。例えば、元素AがSi、一つの元素DがNi、他の元素DがFeの場合、FeはNiSi2に固溶体として存在することがある。また、EDSで観察した場合、Niの分布とFeの分布がほぼ同じ場合もあれば、異なる場合が有り、別の他の元素Dが、第2の相55および/または第3の相59に均一に含有されることもあれば、部分的に含有されることもある。
また、活物質粒子は、元素Dに加えて、元素D´を含んでも良い。元素D´は、元素Dを選ぶことができる群より選ばれた元素であり、元素Aと元素Dと元素D´は種類の異なる元素である。図7(a)に示す粒子63は、元素Dと元素D´を含み、元素Aと元素Dの化合物である第2の相55に加えて、第4の相65を有する。第4の相65は、元素Aと元素D´の化合物である。粒子63は、元素Dと元素D´からなる固溶体(図示せず)を含んでもよい。例えば、第2の相55がSiとFeの化合物であり、第4の相65がSiとCoの化合物であり、元素Dと元素D´からなる固溶体がFeとCoの固溶体である場合が挙げられる。
また、図7(b)に示すように、元素Aと元素Dとの化合物である第3の相59と、元素Aと元素D´との化合物である第5の相69が、第1の相53中に分散していてもよい。なお、図7(a)および(b)は元素Dから2種類の元素を選んだ場合の例を示したが、3種類以上の元素を選んでもよい。
これらの粒子の平均粒径は、好ましくは2〜500nmであり、より好ましくは50〜300nmである。
元素Aと元素Dの合計に対する元素Dの原子比率が0.01〜25%であることが好ましい。この原子比率が0.01〜25%であると、粒子51を非水電解質二次電池の負極材料に用いた際に、サイクル特性と高容量を両立できる。一方、0.01%を下回ると、粒子51のリチウム吸蔵時の体積膨張を抑制できず、25%を超えると、元素Dと化合する元素Aの量が多くなり、リチウムの吸蔵可能な元素Aのサイトが少なくなり、高容量であるメリットが特になくなってしまう。なお、粒子が元素D´を含む場合は、元素Aと元素Dと元素D´の合計に対する、元素Dと元素D´の合計の原子比率が0.01〜25%であることが好ましい。
特に、第1の相が主として結晶質シリコンであり、第2の相が結晶質シリサイドであることが好ましい。また、リンまたはホウ素を添加することでシリコンの導電性を高めることができる。なお、リンの代わりに、インジウムやガリウムを用いることができ、ホウ素の代わりにヒ素を用いることも可能である。第1の相のシリコンの導電性を高めることで、このような粒子を用いた負極は、内部抵抗が小さくなり、大電流を流すことが可能となり、良好なハイレート特性を有する。
さらに、第1の相のSiに酸素を添加することでLiと結合するSiサイトを抑制し、Li吸蔵に伴う体積膨張を抑制することで良好な寿命特性を得ることができる。なお、酸素の添加量yは、SiO[0≦y<0.9]の範囲が好ましい。yが0.9以上の条件では、Li吸蔵可能なSiサイトが減少し、容量低下を招く。
なお、微粒子は通常は凝集して存在しているので、平均粒径は、ここでは一次粒子の平均粒径を指す。粒子の計測は、電子顕微鏡(SEM)の画像情報と動的光散乱光度計(DLS)の体積基準メディアン径を併用する。平均粒径は、SEM画像によりあらかじめ粒子形状を確認し、画像解析ソフトウェア(例えば、旭化成エンジニアリング製「A像くん」(登録商標))で粒径を求めたり、粒子を溶媒に分散してDLS(例えば、大塚電子製DLS−8000)により測定したりすることが可能である。微粒子が十分に分散しており、凝集していなければ、SEMとDLSでほぼ同じ測定結果が得られる。また、粒子の形状が、アセチレンブラックのような高度に発達したストラクチャー形状である場合にも、ここでは一次粒径で平均粒径を定義し、SEM写真の画像解析で平均粒径を求めることができる。さらに、平均粒径はBET法等により比表面積を測定し、球形粒子と仮定して求めることもできる。この方法は、SEM観察やTEM観察により、あらかじめ粒子が多孔質でない、中実な粒子であることを確認して適用することが必要である。
なお、第1の相が主として結晶質シリコンの場合などは、粒子51の最表面に酸素が結合しても良い。空気中に粒子51を取り出すと、空気中の酸素が粒子51の表面の元素と反応するからである。つまり、粒子51の最表面は、厚さ0.5〜15nmのアモルファス層を有してもよく、特に、第1の相が主として結晶質シリコンの場合などは、酸化膜層を有していてもよい。アモルファス層で覆われることで、空気中で安定する上、スラリーの溶媒として水系を利用することができ、工業的利用価値が大きい。
(3−2.粒子の効果)
図8(a)に示すように、第1の相53がリチウムを吸蔵すると、体積膨張するが、第2の相55は、リチウムを吸蔵し難いため、図8(b)に示すように、第2の相55に接する第1の相53の膨張は、第2の相55がない場合よりも抑えられる。つまり、第1の相53がリチウムを吸蔵して体積膨張をしようとしても、第2の相55が膨張しにくいため、第1の相53と第2の相55との界面は滑りにくく、第2の相55がくさびやピンのような効果を発揮し、体積歪を緩和して粒子全体の膨張を抑制する。そのため、第2の相55を有しない粒子に比べて、第2の相55を有する粒子51は、リチウムを吸蔵する際に膨張しにくく、リチウム放出時には復元力が働いて元の形状に戻りやすくなる。そのため、本発明によれば、粒子51は、リチウムを吸蔵させても、体積膨張に伴う歪が緩和され、繰返し充放電時の放電容量の低下が抑制される。
また、本発明によれば、第2の相55は元素Dを含むため導電性が高く、特に第1の相53がSiやGeの場合、粒子51全体としての導電率が飛躍的に上昇する。そのため、粒子51は、それぞれの粒子51にナノレベルの集電スポットを有することになり、導電助剤が少なくても導電性を有する負極材料となり、高容量の電極を形成することが可能となり、また、ハイレート特性に優れる負極が得られる。
また、第1の相53中に第3の相59を含む粒子57や、第3の相59と第5の相69とを含む粒子67は、第1の相53の多くの部分がリチウムを吸蔵しない相と接することになり、第1の相53の膨張がより効果的に抑えられる。その結果、粒子57や58および67は、少ない量の元素Dで体積膨張を抑制する効果を発揮することが可能となり、リチウム吸蔵可能な元素Aを増やすことができ、高容量かつサイクル特性が向上する。
第2の相55と第4の相65の両方を備える粒子63と67は、粒子51と同様の効果を有するうえ、ナノレベルの集電スポットが増加し、集電性能が効果的に向上する。2種以上のD元素を添加すると、2種以上の化合物が生成し、これらの化合物は相互に分離しやすいため、集電スポットが増加しやすく、より好ましい。
(3−3.粒子の製造方法)
これらの粒子の製造方法を説明する。これらの粒子は、気相合成法により合成される。特に、原料粉末を、プラズマ化し、1万K相当にまで加熱し、その後冷却する熱プラズマ法により、これらの粒子を製造可能である。プラズマの発生方法には、(1)高周波電磁場を利用して誘導的に気体を加熱する方法、(2)電極間のアーク放電を利用する方法、(3)マイクロ波により気体を加熱する方法等があり、いずれも使用可能である。
すなわち、元素Dは元素Aと化合物を形成する元素であるため、原料粉末をプラズマ化した後に冷却する際に、一部の元素Aは元素Dと化合物を形成し、残った元素Aは単体または固溶体で析出する。そのため、元素Aの単体または固溶体の第1の相に、元素Aと元素Dの化合物である第2の相が界面を介して接合した、いわゆるダルマ形状の粒子51を得ることができる。
熱プラズマ法に用いられる製造装置の一具体例として、(1)高周波電磁場を利用して誘導的に気体を加熱する方法に関して、図9に基づいて説明する。図9に示す粒子製造装置71において、反応チャンバー85の上部外壁には、プラズマ発生用の高周波コイル87が巻き付けてある。高周波コイル87には、高周波電源89より、数MHzの交流電圧が印加される。好ましい周波数は4MHzである。なお、高周波コイル87を巻きつける上部外壁は石英ガラスなどで構成された円筒形の2重管となっており、その隙間に冷却水を流してプラズマによる石英ガラスの溶融を防止している。
また、反応チャンバー85の上部には、原料粉末供給口75と共に、シースガス供給口79が設けてある。原料粉末フィーダーから供給される原料粉末77は、キャリアガス83(ヘリウム、アルゴンなどの希ガス)とともに原料粉末供給口75を通してプラズマ91中に供給される。また、シースガス81はシースガス供給口79を通して反応チャンバー85に供給される。シースガス81は、アルゴンガスと酸素ガスの混合ガスなどである。なお、原料粉末供給口75は、必ずしも図9のようにプラズマ91の上部に設置する必要はなく、プラズマ91の横方向にノズルを設置することもできる。また、原料粉末供給口75を冷却水により水冷してもよい。なお、プラズマに供給する粒子の原料の性状は、粉末だけに限られず、原料粉末のスラリーやガス状の原料を供給しても良い。
反応チャンバー85は、プラズマ反応部の圧力の保持や、製造された微粉末の分散を抑制する役割を果たす。反応チャンバー85も、プラズマによる損傷を防ぐため、水冷されている。また、反応チャンバー85の側部には、吸引管が接続してあり、その吸引管の途中には合成された微粉末を捕集するためのフィルター93が設置してある。反応チャンバー85からフィルター93を連結する吸引管も、冷却水により水冷されている。反応チャンバー85内の圧力は、フィルター93の下流側に設置されている真空ポンプ(VP)の吸引能力によって調整する。
粒子51の製造方法は、プラズマから気体、液体を経由して固体となり粒子51を析出させるボトムアップの手法なので、液滴の段階で球形状となり、粒子51は球形状となる。一方、破砕法やメカノケミカル法などの大きな粒子を小さくするトップダウンの手法では、粒子の形状はいびつでごつごつしたものとなり、粒子51の球形状の形状とは大きく異なる。
なお、原料粉末に元素Aの粉末と元素Dの粉末の混合粉末を用いると、粒子51、57、58、61、62が得られる。また、原料粉末に元素Aと元素Dと元素D´のそれぞれの粉末の混合粉末を用いると、粒子63、67が得られる。さらに、第1の相53に酸素を導入するときは、例えば、SiとSiOのように元素Aとその酸化物AO等を粉末として導入することで簡単に組成比率を制御することができる。
(3−4.活物質粒子の熱プラズマ法以外の製造方法)
活物質粒子3の製造方法としては、活物質粒子3の平均粒径が1μm以下の場合は熱プラズマ法が好ましく、200nm以下の場合は熱プラズマ法が特に好ましい。その他、活物質粒子3の製法として、(1)溶解・粉砕・分級、(2)ガスアトマイズ法、(3)単ロール急冷法を用いても良い。(1)の方法は、シリコンなどの元素Aと、必要に応じて他の元素Dを所定の組成に配合した金属を溶解した後に凝固させたインゴットを、粉砕して分級して活物質粒子を得る方法である。100nmから100μm程度の幅広い粒径に対応可能である。また、(2)の方法は、元素Aと、必要に応じて他の元素Dを所定の組成に配合した金属を溶解して作製した溶湯の流れにガスのジェット流を吹き付けて、微粉末化する方法である。5μmから100μmの範囲の粒径の活物質粒子を得るために用いることが好ましい。(3)の方法は、元素Aと、必要に応じて他の元素Dを所定の組成に配合した金属を溶解して作製した溶湯を高速回転する金属ロールに接触させ弾き飛ばすことで箔体またはフレークを作製し、その後、微粉末化する方法である。活物質粒子の製法は、活物質のサイズや、結晶相の形状に応じて適宜選定することが可能である。
活物質粒子の表面を被覆する高分子被膜の形成方法としては、活物質粒子の大きさに応じて、スプレードライ造粒法、流動層造粒法、浸漬法などを選択する。例えば、熱プラズマ法で作成したナノ粒子には、スプレードライ造粒法が好ましいが、材料の粉砕により得られた粒径20μm以上の活物質粒子については、高分子溶液への浸漬・乾燥でも被覆が可能な場合がある。
(4.非水電解質二次電池の作製)
(4−1.非水電解質二次電池用負極の作製)
負極としては、本発明に係る非水電解質二次電池用負極を用いる。
(4−2.非水電解質二次電池用正極の作製)
まず、正極活物質、導電助剤、結着剤および溶媒を混合して正極活物質の組成物を準備する。前記正極活物質の組成物をアルミ箔などの金属集電体上に直接塗布・乾燥し、正極を準備する。
前記正極活物質としては、一般的に使われるものであればいずれも使用可能であり、例えばLiCoO、LiMn、LiMnO、LiNiO、LiCo1/3Ni1/3Mn1/3、LiFePOなどの化合物である。
導電助剤としては、例えばカーボンブラックを使用し、結着剤としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、水溶性アクリル系バインダーを使用し、溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、水などを使用する。このとき、正極活物質、導電助剤、結着剤および溶媒の含量は、非水電解質二次電池で通常的に使用するレベルである。
(4−3.セパレータ)
セパレータとしては、正極と負極の電子伝導を絶縁する機能を有し、非水電解質二次電池で通常的に使われるものであればいずれも使用可能である。例えば、微多孔性のポリオレフィンフィルム、多孔質のアラミド樹脂フィルム、多孔質のセラミックス、不織布などを使用できる。
(4−4.電解液・電解質)
非水電解質二次電池、Liポリマー電池などにおける電解液および電解質には、有機電解液(非水系電解液)、無機固体電解質、高分子固体電解質等が使用できる。
有機電解液の溶媒の具体例として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル;ベンゾニトリル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、γ―ブチロラクトン、ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の非プロトン性溶媒、あるいはこれらの溶媒のうちの2種以上を混合した混合溶媒が挙げられる。
有機電解液の電解質には、LiPF、LiClO、LiBF、LiAlO、LiAlCl、LiSbF、LiSCN、LiCl、LiCFSO、LiCFCO、LiCSO、LiN(CFSO等のリチウム塩からなる電解質の1種または2種以上を混合させたものを用いることができる。
有機電解液の添加剤として、負極活物質の表面に有効な固体電解質界面被膜を形成できる化合物を添加することが望ましい。例えば、分子内に不飽和結合を有し、充電時に還元重合できる物質、例えばビニレンカーボネート(VC)などを添加する。
また、上記の有機電解液に代えて固体状のリチウムイオン伝導体を用いることができる。たとえばポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレンイミン等からなるポリマーに前記リチウム塩を混合した固体高分子電解質や、高分子材料に電解液を含浸させゲル状に加工した高分子ゲル電解質を用いることができる。
さらに、リチウム窒化物、リチウムハロゲン化物、リチウム酸素酸塩、LiSiO、LiSiO−LiI−LiOH、LiPO−LiSiO、LiSiS、LiPO−LiS−SiS、硫化リン化合物などの無機材料を無機固体電解質として用いてもよい。
(4−5.非水電解質二次電池の組立て)
前述したような正極と負極との間にセパレータを配置して、電池素子を形成する。このような電池素子を巻回、または積層して円筒形の電池ケースや角形の電池ケースに入れた後、電解液を注入して、非水電解質二次電池とする。
本発明の非水電解質二次電池の一例(断面図)を図10に示す。非水電解質二次電池101は、正極103、負極105を、セパレータ107を介して、セパレータ―正極―セパレータ―負極の順に積層配置し、正極103が内側になるように巻回して極板群を構成し、これを電池缶109内に挿入する。そして正極103は正極リード111を介して正極端子113に、負極105は負極リード115を介して電池缶109にそれぞれ接続し、非水電解質二次電池101内部で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部に取り出し得るようにする。次いで、電池缶109内に電解質117を極板群を覆うように充填した後、電池缶109の上端(開口部)に、円形蓋板とその上部の正極端子113からなり、その内部に安全弁機構を内蔵した封口体119を、環状の絶縁ガスケットを介して取り付けて、本発明の非水電解質二次電池101を製造することができる。
(4−6.本発明に係る非水電解質二次電池の効果)
本発明に係る非水電解質二次電池用負極を用いる非水電解質二次電池は、炭素よりも単位体積、および単位重量あたりの容量の高い元素Aを有するため、従来の非水電解質二次電池よりも容量が大きい。
また、活物質粒子を水系結着剤の高分子被膜5で被覆しているため、本発明にかかる非水電解質二次電池は、初回効率に優れる。
また、負極活物質を活物質層として集電体上に固定するための結着剤として、強度の高い有機溶剤系結着剤を用いており、負極活物質どうしが強固に結着し、集電体と複合体粒子が強固に密着する。そのため、本発明に係る非水電解質二次電池は、長寿命である。
以下、本発明について実施例および比較例を用いて具体的に説明する。
(活物質粒子の作製(合成例1))
シリコン粉末と鉄粉末とをモル比でSi:Fe=23:2になるように混合し、乾燥させた混合粉末を原料粉末として、図9の装置を用い、反応チャンバー内に発生させたAr-H混合ガスのプラズマ中にキャリアガスで連続的に供給することにより、シリコンと鉄の粒子を作製した。
さらに詳細には、下記の通りの方法で製造した。反応チャンバー内を真空ポンプで排気した後、Arガスを導入して大気圧とした。この排気とArガス導入を3回繰り返して、反応容器内の残留空気を排気した。その後、反応容器内にAr-H混合ガスを13L/minの流量で導入し、高周波コイルに交流電圧をかけて、高周波電磁場(周波数4MHz)により高周波プラズマを発生させた。この時のプレート電力は、20kWとした。原料粉末を供給するキャリアガスは、1.0L/minの流速のArガスを用いた。反応終了後12時間以上徐酸化処理を施した後、得られた微粉末をフィルターで回収した。
(粒子の構成の評価)
活物質粒子の結晶性に関して、リガク社製RINT−UltimaIIIを用いてXRD解析を行った。図11に合成例1の粒子のXRD回折パターンを示す。合成例1に係る粒子はSiとFeSiの2成分で構成されることが分かった。また、Feは全てシリサイドFeSiとして存在し、元素単体(価数0)としてのFeはほとんど存在しないことが分かった。
活物質粒子の粒子形状の観察を、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて行った。図12は、合成例1に係る粒子のTEM像である。粒径約80〜150nm程度の略球形状の粒子に、半球状の粒子が界面を介して接合した粒子が観察され、同一粒子内で、色の比較的濃い箇所が、鉄を含む鉄シリサイドからなり、色の比較的薄い箇所がシリコンからなる。また、粒子表面にアモルファスな厚さ2〜4nmのシリコンの酸化膜が形成されていることがわかる。
合成例1に係る粒子の粒子形状の観察と組成分析を、走査透過型電子顕微鏡(日本電子製、JEM 3100FEF)を用いて、HAADF−STEMによる粒子形状の観察と、EDS(Energy Dispersive Spectroscopy:エネルギー分散型X線分析)分析を行った。図13(a)は、活物質粒子のHAADF−STEM像であり、図13(b)は、同一の観察箇所におけるシリコン原子のEDSマップであり、図13(c)は、同一の観察箇所における鉄原子のEDSマップである。
図13(a)によれば、粒径約50〜150nm程度の粒子が観察され、それぞれの粒子は、それぞれ略球形状である。図13(b)より、粒子の全体にシリコン原子が存在し、図13(c)より、図13(a)で明るく観察される箇所に鉄原子が多く検出されることがわかる。以上のことより、合成例1に係る活物質粒子は、シリコンで形成される第1の相に、シリコンと鉄の化合物で形成される第2の相が接合している構造を有することが分かる。
[実施例1]
(複合体粒子の作製)
合成例1にかかるSi:Fe=23:2の活物質粒子64重量部と、導電助剤としてアセチレンブラック6重量部と、結着剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウムを固形分換算で4重量部の割合で混合してスラリーを作製した。
このスラリーを、スプレードライ法により造粒して、複合体粒子を作製した。
(負極の作製)
複合体粒子74質量部(活物質粒子を64質量部含有する)、アセチレンブラック10質量部、ポリイミドを固形分換算で16質量部の割合で混合してスラリーを作製した。ポリイミドは宇部興産製U−Aを用い、ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸をN−メチルピロリドン(NMP)で必要に応じて希釈してスラリーを作製した。
調製したスラリーを自動塗工装置のドクターブレードを用いて、厚さ10μmの集電体用電解銅箔(古河電気工業(株)製、NC−WS)上に15μmの厚みで塗布し、120℃で乾燥させた後、250℃で焼成して非水電解質二次電池用負極を製造した。
(特性の評価)
非水電解質二次電池用負極と、1.3mol/LのLiPFを含むエチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートの混合溶液にビニレンカーボネートを添加した電解液と、金属Li箔対極を用いて3つの異なるリチウム二次電池を構成し、充放電特性を調べた。特性の評価は、初回の放電容量および1〜100サイクルの充電・放電後の放電容量を測定し、放電容量の維持率を算出することによって行った。放電容量は、シリサイドと、リチウムの吸蔵・放出に有効な活物質Siの総重量を基準として算出した。
まず、1サイクルは、25℃環境下において、電流値を0.1C、電圧値を0.02Vまで定電流定電圧条件で充電を行い、電流値が0.05Cに低下した時点で充電を停止した。次いで、電流値0.1Cの条件で、金属Liに対する電圧が1.5Vとなるまで放電を行い、初回放電容量を測定した。なお、1Cとは、1時間で満充電できる電流値である。また、初回放電容量を初回充電容量で除した値を初回効率として求めた。
2〜100サイクルは、25℃環境下において、電流値を0.2C、電圧値を0.02Vまで定電流定電圧条件で充電を行い、電流値が0.05Cに低下した時点で充電を停止した。次いで、電流値0.2Cの条件で、金属Liに対する電圧が1.5Vとなるまで放電を行った。
100サイクル目の放電容量を、初回放電容量で除した値を100サイクル後容量維持率として求めた。
[実施例2〜7、比較例1〜11]
以下の表1の通り、複合体粒子作製時のバインダーの種類と、電極塗布膜作製時のバインダーの種類を変更した。各実施例、各比較例の条件と評価結果を表1にまとめた。
それぞれの略号が示す材料を列挙する。
CMC−Na:カルボキシメチルセルロースナトリウム
PAAH:ポリアクリル酸
PAANa:ポリアクリル酸ナトリウム
PAALi:ポリアクリル酸リチウム
PVAc:ポリ酢酸ビニル
PI:ポリイミド
PBI:ポリベンゾイミダゾール
PAI:ポリアミドイミド
実施例1〜7は、高分子被膜としてCMC−Na、PAAH、PAANa、PAALi、PVAcといった水系結着剤を用いているため、初回効率が高い。同様に、水系結着剤としてアミロペクチンおよびアミロースよりなるデンプンを用いた場合でも同程度の初回効率が得られた。一方で、塗布用結着剤としてPI、PBI、PAIといった有機溶剤系結着剤を用いているため、100サイクル後容量維持率も高い。同様に、有機溶剤系結着剤としてエポキシ、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステルイミドを用いた場合でも、ほぼ同程度の100サイクル後の容量維持率が得られた。したがって、実施例1〜7、および、高分子被膜に水系結着剤を用い、塗布用結着剤に有機溶剤系結着剤を用いた場合は、初回効率とサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池用負極を得ることができる。
比較例1〜5においては、高分子被膜が水系結着剤であるが、塗布用結着剤も水系結着剤であるため、100サイクル後容量維持率が悪化した。
比較例6〜8においては、高分子被膜が有機溶媒系結着剤であるため、初回効率が悪化した。
比較例9〜11においては、高分子被膜が有機溶媒系結着剤であり、塗布用結着剤が水系結着剤であるため、初回効率と100サイクル後容量維持率が悪化した。
[実施例8]
(複合体粒子の作製)
合成例1に係る活物質粒子640g(64重量部)に対して、導電助剤としてアセチレンブラック(電化ブラック、粉状品)60g(6重量部)を混合し、株式会社奈良機械製作所製のミラーロ(ML−1)を用いて20分間精密混合を行った。その後、活物質粒子と導電助剤の精密混合品600gを株式会社パウレック製のSFP-01に投入し、表面処理剤として日本製紙製のカルボキシメチルセルロースナトリウムCMC−Naの1%水溶液をコーティング剤として、流動させながら、流動層造粒法により造粒・コーティングを行った。CMC−Na水溶液1%のコーティング剤は固形分として4重量部となるように、精密混合品600gに対して3.43kg相当分を使用し、造粒しながらCMC−Naのコーティングを行った。複合体粒子の平均粒径は12μmであった。
このような複合体粒子を用いて、実施例1と同様に非水電解質二次電池用負極を製造した。
[実施例9〜14]
以下の表2の通り、複合体粒子作製時のバインダー(表面処理剤)の種類と、電極塗布膜作製時のバインダーの種類を変更した。実施例8〜14にかかる非水電解質二次電池用負極のサイクル特性と初回効率の結果を表2に示す。
実施例8〜14により、スプレードライ造粒法ではなく、流動層造粒法により造粒した場合でも、表面処理剤としてCMC−Na、PAAH、PAANa、PAALi、PVAcといった水系結着剤を用いているため、初回効率が高い。一方で、塗布用結着剤としてPI、PBI、PAIといった有機溶剤系結着剤を用いているためサイクル特性に優れる非水電解質二次電池用負極を得ることができた。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………負極活物質
3………活物質粒子
5、5a………高分子被膜
6………導電助剤
7………負極活物質
9………負極活物質
11………非水電解質二次電池用負極
13………活物質層
15………集電体
17………塗布用結着剤
21………非水電解質二次電池用負極
23………活物質層
31………非水電解質二次電池用負極
33………活物質層
41………非水電解質二次電池用負極
43………活物質層
51………粒子
53………第1の相
55、55a………第2の相
57………粒子
58………粒子
59………第3の相
61………粒子
62………粒子
63………粒子
65………第4の相
67………粒子
69………第5の相
71………粒子製造装置
75………原料粉末供給口
77………原料粉末
79………シースガス供給口
81………シースガス
83………キャリアガス
85………反応チャンバー
87………高周波コイル
89………高周波電源
91………プラズマ
93………フィルター
101………非水電解質二次電池
103………正極
105………負極
107………セパレータ
109………電池缶
111………正極リード
113………正極端子
115………負極リード
117………電解質
119………封口体
201………非水電解質二次電池用負極
203………集電体
205………活物質層
207………活物質粒子
209………結着剤
211………導電助剤
213………活物質粒子
213a………充電後の活物質粒子

Claims (13)

  1. 集電体上に、負極活物質と塗布用結着剤とを少なくとも含む活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、
    前記負極活物質は、活物質粒子と、前記活物質粒子の表面を被覆する高分子被膜とを有し、
    前記活物質粒子はSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Aを含み、
    前記高分子被膜は、水系結着剤を含み、
    前記塗布用結着剤は、有機溶剤系結着剤を含む
    ことを特徴とする非水電解質二次電池用負極。
  2. 前記水系結着剤として、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸、デンプン、および、それらの前駆体、変性体、中和物、塩、混合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の結着剤を用いることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池用負極。
  3. 前記塗布用結着剤が、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリアミドイミド、エポキシ、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステルイミド、およびそれらの前駆体、変性体、混合物からなる群より選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質二次電池用負極。
  4. 前記負極活物質中に、複数の活物質粒子が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  5. 前記負極活物質中に、導電助剤として、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバー、カーボンナノホーンのいずれか一つ以上を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  6. さらに、前記活物質層中に、導電助剤として、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバーのいずれか一つ以上を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  7. 前記活物質粒子が、元素Aと元素Dとを含む粒子であり、
    前記元素AがSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素であり、
    前記元素DがCu、Fe、Co、Ni、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Ba、ランタノイド元素(Pmを除く)、Hf、Ta、W、Re、Os、Irからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素であり、
    前記粒子は、前記元素Aの単体または固溶体である第1の相と、前記元素Aと前記元素Dとの化合物である第2の相を少なくとも有し、
    前記第1の相と前記第2の相が、界面を介して接合しており、
    前記第1の相と前記第2の相が、前記粒子の外表面に露出しており、
    前記第1の相は、界面以外が略球面状の表面を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  8. 前記活物質粒子が、前記元素Aと前記元素Dとリンを含む粒子であり、
    前記第1の相にリンが添加されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の非水電解質二次電池用負極。
  9. リチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の負極と、
    前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを有し、
    リチウムイオン伝導性を有する電解質中に、前記正極と前記負極と前記セパレータとを設けたことを特徴とする非水電解質二次電池。
  10. 活物質粒子を水系結着剤で被覆し、負極活物質とする工程aと、
    前記負極活物質を有機溶剤系結着剤と混合し、集電体上に塗布する工程bと、
    を含み、
    前記活物質粒子はSi、Sn、Al、Pb、Sb、Bi、Ge、In、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を含む
    ことを特徴とする非水電解質二次電池用負極の製造方法。
  11. 前記工程aが、
    前記活物質粒子を、前記水系結着剤を含む溶液中に浸漬する工程と、
    前記溶液から前記活物質粒子を引き上げて乾燥させる工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
  12. 前記工程aが、
    前記活物質粒子を、前記水系結着剤とを混合して分散液を形成する工程と、
    前記分散液を噴霧し、乾燥する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
  13. 前記工程aが、
    前記活物質粒子に気体を送り、流動層とする工程と
    前記流動層に水系結着剤の溶液を散布する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法。
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