JP2014080124A - 車両用バックドア - Google Patents

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Abstract

【課題】重量の増加を抑えつつ剛性を高め、バックドア下半部の変形を防止する。
【解決手段】右側補強リブ25は、左側のヒンジ取付部15と、ドアインナーパネル3の下端縁右端と、下端縁右端側でドアインナーパネル3の右側側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ右側仮想コーナー部26aとで囲まれた領域で、左側のヒンジ取付部15と内側立ち壁17とを結ぶ直線上に配置されている。左側補強リブ25は、右側のヒンジ取付部15と、ドアインナーパネル3の下端縁左端と、下端縁左端側でドアインナーパネル3の左側側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ左側仮想コーナー部26bとで囲まれた領域で、右側のヒンジ取付部15と内側立ち壁17とを結ぶ直線上に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用バックドアの改良に関し、詳しくは、車体後端上部に一対のヒンジで上部が支持された樹脂製ドアインナーパネルの剛性向上対策に関する。
従来より、車体後端にバックドア開口部を有するハッチバック車等には、このバックドア開口部を開閉するバックドアが上下方向に回動可能に取り付けられている。この種のバックドアは、上半部に窓ガラスが取り付けられ、その上方にヒンジ取付部が設けられ、該ヒンジ取付部に取り付けられたヒンジを介して車体後端上部に連結されている。ユーザは、バックドア下部を跳ね上げてバックドア開口部を開く一方、跳ね上がった状態のバックドアを押し下げてバックドア開口部を閉じる。
ところで、バックドア開口部を閉じる際に、バックドア下部の左右一方側端部を押し下げることがあるが、そのような閉め方をすると、バックドア下部の左右一方側端部に荷重がかかる。このとき、バックドア上半部は、比較的剛性の高い窓ガラスが取り付けられているため、その形状を保持することができるものの、バックドア下半部は、窓ガラスのような剛性を有する部材が取り付けられていないため、左右一方側端部に荷重がかかって変形する虞がある。このような変形を防止するために、様々な対策がとられてきた。
特許文献1には、略矩形状の樹脂製インナパネルと、インナパネルに組み付けられた略矩形状の樹脂製アウタパネルと、を備え、インナパネルのアウタパネル側の面に金属パイプからなる矩形状の補強部材がインナパネルの外周に沿うように取り付けられ、該補強部材によって剛性を確保し、上記のような変形を防止するバックドアが開示されている。
特開2012−101740号公報(段落0010欄、段落0011欄、段落0012欄、図1、図2)
しかしながら、特許文献1のバックドアは、金属製の補強部材が取り付けられているので、重量が嵩む。また、補強部材の取り付けに手間がかかる等の不都合も生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重量の増加を抑えつつ剛性を高め、バックドア下半部の変形を防止することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ドアインナーパネルに設けられた補強リブの配置を工夫したものである。
具体的には、本発明は、上部に一対のヒンジ取付部が車幅方向に間隔をあけて設けられ、かつ上半部に窓用開口部が形成された略矩形状の樹脂製ドアインナーパネルと、該窓用開口部を囲むように上記ドアインナーパネルに組み付けられる樹脂製ドアアウターパネルと、上記ドアアウターパネルが組み付けられた上記窓用開口部に取り付けられる窓ガラスとからなり、車体後端上部に車幅方向に間隔をあけて設けられた一対のヒンジに上記ドアインナーパネルのヒンジ取付部が車体後端部のバックドア開口部を上下方向に開閉可能に連結される車両用バックドアを対象とし、次のような解決手段を講じた。
第1の発明は、上記ドアインナーパネルの外周縁全体には、上記ドアアウターパネル側に立ち上がる環状の第1立ち壁が突設され、上記ドアインナーパネルにおける上記窓用開口部の内周縁のうち少なくとも下縁には、上記ドアアウターパネル側に立ち上がる第2立ち壁が突設され、上記ドアインナーパネルの上記両ヒンジ取付部の下方には、上記第1立ち壁と上記第2立ち壁とを繋ぐ一対の補強リブが車幅方向に間隔をあけて設けられ、上記両補強リブのうち車幅方向右側の補強リブは、車幅方向左側の上記ヒンジ取付部と、上記ドアインナーパネルの下端縁の車幅方向右端と、該下端縁の車幅方向右端側で上記ドアインナーパネルの車幅方向右側の側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ仮想コーナー部とで囲まれた領域において、上記車幅方向左側のヒンジ取付部と上記第2立ち壁とを結ぶ直線上に配置され、上記両補強リブのうち車幅方向左側の補強リブは、車幅方向右側の上記ヒンジ取付部と、上記ドアインナーパネルの下端縁の車幅方向左端と、該下端縁の車幅方向左端側で上記ドアインナーパネルの車幅方向左側の側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ仮想コーナー部とで囲まれた領域において、上記車幅方向右側のヒンジ取付部と上記第2立ち壁とを結ぶ直線上に配置されていることを特徴とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記補強リブは、先端に断面L字状の剛性部を有していることを特徴とする。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記補強リブの先端は、上記ドアアウターパネルに接着されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、ドアインナーパネルのヒンジ取付部下方に一対の補強リブが車幅方向に間隔をあけて設けられていて、各補強リブは、ドアインナーパネルの比較的剛性の高い部分である第1立ち壁と第2立ち壁とを連結するようにドアインナーパネルに一体的に設けられている。したがって、両補強リブによってバックドア下半部の剛性が比較的高くなる。
さらに、右側の補強リブは、左側のヒンジ取付部と、ドアインナーパネルの下端縁の右端と、当該下端縁の右端側でドアインナーパネルの右側の側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ仮想コーナー部とで囲まれた領域において、左側のヒンジ取付部と第2立ち壁とを結ぶ直線上に配置されている。したがって、バックドア下部の右端部が押し下げられたときに、バックドアにかかる荷重が比較的剛性の高い右側の補強リブ及び第2立ち壁を伝って該右側の補強リブの直線上にある左側のヒンジ取付部に作用する。左側の補強リブも右側の補強リブと同様に配置されていることにより、バックドア下部の左端部が押し下げられたときに、バックドアにかかる荷重が比較的剛性の高い左側の補強リブ及び第2立ち壁を伝って該左側の補強リブの直線上にある右側のヒンジ取付部に作用する。
以上のことから、両補強リブをドアインナーパネルの下半部に一体的に設けることによってバックドア下半部の剛性が高まり、さらに、これら補強リブを上記のように配置することにより、バックドア下部の左右一方側端部が押し下げられたときに荷重がバックドアの比較的剛性の高い部位を伝ってヒンジ取付部に作用し、バックドア下半部の左右一方側端部に大きな荷重がかかるのを防ぐことができる。よって、重量の増加を抑えつつバックドア下半部の変形を抑制することができる。
第2の発明によれば、補強リブが先端に断面L字状の剛性部を有しているので、補強リブの剛性がさらに高まり、バックドア下半部の変形をより一層抑制することができる。また、剛性部を補強リブの先端に設けることで、補強リブの基端部を比較的薄くすることができる。したがって、ドアインナーパネルの当該補強リブに対応する部位にヒケが生じるのを防ぎ、ドアインナーパネルの外観を損なうのを防止することができる。
第3の発明によれば、補強リブの先端をドアアウターパネルに接着することにより、補強リブとドアアウターパネルが協働してバックドア下半部の剛性を高めることができる。
実施形態に係る車両用バックドアの分解斜視図である。 ドアインナーパネルの正面図である。 車両用バックドアを図2のIII-III線に相当する位置で切った矢視断面図である。 変形例に係る車両用バックドアを示す図3相当図である。 変形例に係る車両用バックドアのドアアウターパネルを示す全体斜視図である。 変形例に係る車両用バックドアを示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本実施形態に係る車両用バックドア(以下、バックドアという)1を示す。このバックドア1は、ハッチバック車の車体(図示せず)後端のバックドア開口部(図示せず)を上下方向に開閉する。上記車体の上記バックドア開口部の左右両側下半部に対応する位置にはウィンカ(図示せず)が設けられていて、このウィンカを車体後方に露出させるために、上記バックドア1の下半部分は下方に行くに従って左右幅が狭くなっている。上記バックドア1は、略矩形状の樹脂製ドアインナーパネル3と、該ドアインナーパネル3に組み付けられる樹脂製ドアアウターパネル5と、窓ガラス7とからなる。
上記ドアインナーパネル3は一枚物であり、図2に示すように、上半部分が台形状をなし、下半部分が下方に行くに従って左右幅が狭くなっている本体部8を有し、該本体部8の外周縁全体には、環状の外側立ち壁(第1立ち壁)9が上記ドアアウターパネル5側に立ち上がるように突設され、該外側立ち壁9の突出端全体には、接合用のフランジ11が外側に張り出すように設けられている。上記ドアインナーパネル3の上半部分には、左右方向に延びる窓用開口部13が形成され、該窓用開口部13の上側には、一対のヒンジ取付部15,15が左右に間隔をあけて設けられている。上記窓用開口部13の内周縁全体には、環状の内側立ち壁(第2立ち壁)17が上記ドアアウターパネル5側に立ち上がるように突設され、該内側立ち壁17の突出端全体には、接合用のフランジ19が窓用開口部13内側に張り出すように設けられている。該内側立ち壁17下縁と上記外側立ち壁9下縁との間の左右方向中央部には、ナンバープレート(図示せず)照明用のライト(図示せず)が取り付けられるライト取付部21が形成され、その下端、すなわち外側立ち壁9下縁の左右方向中央には、上記車体に固定されたストライカ(図示せず)に係合・離脱するロック装置(図示せず)が取り付けられるロック装置取付部23が形成されている。
上記ドアインナーパネル3の上記ライト取付部21左右両側であって上記一対のヒンジ取付部15,15の下方には、一対の矩形板状の補強リブ25,25が上記本体部8に上記ドアアウターパネル5側に立ち上がるように突設されている。各補強リブ25は、下方に行くに従って左右方向外側に傾斜するように配置され、上記外側立ち壁9と上記内側立ち壁17とを繋いでいる。
上記各補強リブ25の配置を図2を参照して具体的に説明すると、右側の上記補強リブ25は、左側の上記ヒンジ取付部15と、上記ドアインナーパネル3の下端縁の右端24aと、該右端24a側で上記ドアインナーパネル3の右端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ右側仮想コーナー部26aとで囲まれた領域、すなわち図2の斜線で示す領域A1において、上記左側のヒンジ取付部15と上記内側立ち壁17とを結ぶ直線上に配置されている。
一方、左側の上記補強リブ25は、右側の上記ヒンジ取付部15と、上記ドアインナーパネル3の下端縁の左端24bと、該左端24b側で上記ドアインナーパネル3の左端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ左側仮想コーナー部26bとで囲まれた領域、すなわち図2の斜線で示す領域A2において、上記右側のヒンジ取付部15と上記内側立ち壁17とを結ぶ直線上に配置されている。
図3は、バックドア1を図2のIII-III線に相当する位置で切った矢視断面を示す。左側の補強リブ25の基端部には、その長手方向に等間隔に3つの肉抜き孔27が厚さ方向に貫通形成され、該補強リブ25の先端に断面L字状の剛性部33を有している。該剛性部33は、先端が左右方向内側に延びていて、上記基端部よりも厚く形成されている。このように、上記剛性部33を上記補強リブ25の先端に設けることで、ドアインナーパネル3の断面係数を高めた上で、該補強リブ25の基端部を比較的薄くすることができる。したがって、上記ドアインナーパネル3の剛性をより高めることができ、また、当該補強リブ25に対応する部位にヒケが生じるのを防ぎ、該ドアインナーパネル3の外観を損なうのを防止することができる。さらに、上記剛性部33の左右方向内側に延びる先端部分の上記ドアアウターパネル5側の面には凹部33aが形成されている。左側の上記補強リブ25は、この凹部33a内に設けられた接着材35を介して該ドアアウターパネル5に接合している。このように上記補強リブ25先端を上記ドアアウターパネル5に接着することにより、補強リブ25とドアアウターパネル5が協働してバックドア1下半部の剛性を高めることができる。尚、右側の上記補強リブ25も左側の上記補強リブ25と同様の構成となっている。
また、上記外側立ち壁9に形成された上記フランジ11の上記ドアアウターパネル5側の面には、凹部11aが形成されている。該外側立ち壁9は、この凹部11a内に設けられた接着材35を介して該ドアアウターパネル5に接合している。
さらに、上記内側立ち壁17に形成されている上記フランジ19は、一部にドアアウターパネル5を間に挟んで図示しない接着材を介して上記窓ガラス7に接合している。このように比較的剛性の高い窓ガラス7が接合されることにより、バックドア1の上半部の剛性が向上する。
上記ドアアウターパネル5は、上記窓用開口部13を囲むように上記ドアインナーパネル3に組み付けられている。該ドアアウターパネル5は、上記一対のヒンジ取付部15,15を覆うように上記ドアインナーパネル3上部に組み付けられたアッパーアウターパネル29と、上記ドアインナーパネル3の下半部分に組み付けられたロアーアウターパネル31とを備えている。該アッパーアウターパネル29は、左右方向に細長い略矩形板状をなし、下端全体に車体前方に凹む段差が形成されている。一方、上記ロアーアウターパネル31は、下方に行くに従って左右幅が狭くなる略矩形板状をなし、上端全体に車体前方に凹む段差が形成されている。また、該ロアーアウターパネル31の中央部には、ナンバープレート取付部31aが形成されている。
上記窓ガラス7は、矩形板状をなし、上記アッパーアウターパネル29及びロアーアウターパネル31が上記ドアインナーパネル3に組み付けられた状態で、該アッパーアウターパネル29下端の上記段差と該ロアーアウターパネル31上端の上記段差との間に嵌め込まれ、接着材を介して、上端部を上記アッパーアウターパネル29に、下端部を上記ロアーアウターパネル31に、両側部を上記ドアインナーパネル3に接合されている。
上記構成のバックドア1は、上記車体後端上部に左右に間隔をあけて設けられた一対のヒンジ(図示せず)に上記ドアインナーパネル3のヒンジ取付部15が連結されることにより、上記バックドア開口部を上下方向に開閉する。
このように、ドアインナーパネル3のヒンジ取付部15下方に一対の補強リブ25,25が左右に間隔をあけて設けられていて、各補強リブ25は、ドアインナーパネル3の比較的剛性の高い部分である外側立ち壁9と内側立ち壁17とを連結するようにドアインナーパネル3に一体的に設けられている。したがって、両補強リブ25,25によってバックドア1下半部の剛性が比較的高くなる。
さらに、右側の補強リブ25が上記領域A1内において左側のヒンジ取付部15と内側立ち壁17とを結ぶ直線上に配置されているので、バックドア1下部の右端部が押し下げられたときに、バックドア1にかかる荷重が比較的剛性の高い右側の補強リブ25及び内側立ち壁17を伝って該右側の補強リブ25の直線上にある左側のヒンジ取付部15に作用する。左側の補強リブ25も右側の補強リブ25と同様に配置されていることにより、バックドア1下部の左端部が押し下げられたときに、バックドア1にかかる荷重が比較的剛性の高い左側の補強リブ25及び内側立ち壁17を伝って該左側の補強リブ25の直線上にある右側のヒンジ取付部15に作用する。
以上のことから、両補強リブ25,25をドアインナーパネル3の下半部に一体的に設けることによってバックドア1下半部の剛性が高まり、さらに、これら補強リブ25,25を上記のように配置することにより、バックドア1下部の左右一方側端部が押し下げられたときに荷重がバックドア1の比較的剛性の高い部位を伝ってヒンジ取付部15に作用し、バックドア1下半部の左右一方側端部に大きな荷重がかかるのを防ぐことができる。よって、重量の増加を抑えつつバックドア1下半部の変形を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、補強リブ25の剛性部33とロアーアウターパネル31との間を接着しているが、これに限定されず、例えば図4に示すように両者間に異音防止の緩衝材37を設けて接するようにしてもよい。この実施形態では、ドアアウターパネル5側の外観に影響することなくドアアウターパネル5側の面剛性を上げることができる。
また、上記実施形態では、ドアアウターパネル5がアッパーアウターパネル29とロアーアウターパネル31の2つの分割体で構成されているが、これに限定されず、例えば図5に示すようにドアアウターパネル5を一枚物で構成してもよい。この場合、アッパーアウターパネル29とロアーアウターパネル31との間に、窓用開口部41aが形成された中間アウターパネル41を設け、これら3者を一体的に形成することにより、ドアアウターパネル39が形成される。
さらに、上記実施形態では、本発明を車体後端に配設されたウィンカの上下位置に合わせて下半部が下方に行くに従って左右幅が狭くなっているバックドア1に用いた例を示したが、これに限定されず、例えば図6に示すように、ウィンカが車体後端上半部に配設された車体に合わせて上半部が下半部よりも左右幅の小さいバックドア1に用いてもよい。このバックドア1は、下半部が矩形状である。この場合、ドアインナーパネル43下端の右側端24a及び右側仮想コーナー部26aが左側のヒンジ取付部15と内側立ち壁17とを結ぶ直線上にあるため、右側の補強リブ25は、図6の2点鎖線La上に配置される。左側の補強リブ25も同様に、図6の2点鎖線Lb上に配置される。
さらにまた、上記実施形態では、内側立ち壁17が窓用開口部13の内周縁全体に突設されているが、これに限定されず、該内周縁のうち少なくとも下縁に突設されていればよい。
以上説明したように、本発明に係る車両用バックドアは、重量の増加を抑えつつ、バックドア下半部の変形を防止する用途等に適用することができる。
1 車両用バックドア
3,43 ドアインナーパネル
5 ドアアウターパネル
7 窓ガラス
9 外側立ち壁(第1立ち壁)
13,41a 窓用開口部
15 ヒンジ取付部
17 内側立ち壁(第2立ち壁)
24a ドアインナーパネルの下端縁の車幅方向右端
24b ドアインナーパネルの下端縁の車幅方向左端
25 補強リブ
26a 右側仮想コーナー部
26b 左側仮想コーナー部
33,34 剛性部

Claims (3)

  1. 上部に一対のヒンジ取付部(15)が車幅方向に間隔をあけて設けられ、かつ上半部に窓用開口部(13,41a)が形成された略矩形状の樹脂製ドアインナーパネル(3,43)と、該窓用開口部(13,41a)を囲むように上記ドアインナーパネル(3,43)に組み付けられる樹脂製ドアアウターパネル(5)と、上記ドアアウターパネル(5)が組み付けられた上記窓用開口部(13,41a)に取り付けられる窓ガラス(7)とからなり、車体後端上部に車幅方向に間隔をあけて設けられた一対のヒンジに上記ドアインナーパネル(3,43)のヒンジ取付部(15)が車体後端部のバックドア開口部を上下方向に開閉可能に連結される車両用バックドアであって、
    上記ドアインナーパネル(3,43)の外周縁全体には、上記ドアアウターパネル(5)側に立ち上がる環状の第1立ち壁(9)が突設され、
    上記ドアインナーパネル(3,43)における上記窓用開口部(13,41a)の内周縁のうち少なくとも下縁には、上記ドアアウターパネル(5)側に立ち上がる第2立ち壁(17)が突設され、
    上記ドアインナーパネル(3,43)の上記両ヒンジ取付部(15)の下方には、上記第1立ち壁(9)と上記第2立ち壁(17)とを繋ぐ一対の補強リブ(25)が車幅方向に間隔をあけて設けられ、
    上記両補強リブ(25)のうち車幅方向右側の補強リブ(25)は、車幅方向左側の上記ヒンジ取付部(15)と、上記ドアインナーパネル(3,43)の下端縁の車幅方向右端(24a)と、該下端縁の車幅方向右端(24a)側で上記ドアインナーパネル(3,43)の車幅方向右側の側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ仮想コーナー部(26a)とで囲まれた領域において、上記車幅方向左側のヒンジ取付部(15)と上記第2立ち壁(17)とを結ぶ直線上に配置され、
    上記両補強リブ(25)のうち車幅方向左側の補強リブ(25)は、車幅方向右側の上記ヒンジ取付部(15)と、上記ドアインナーパネル(3,43)の下端縁の車幅方向左端(24b)と、該下端縁の車幅方向左端(24b)側で上記ドアインナーパネル(3,43)の車幅方向左側の側端縁の延長線と下端縁の延長線とを結ぶ仮想コーナー部(26b)とで囲まれた領域において、上記車幅方向右側のヒンジ取付部(15)と上記第2立ち壁(17)とを結ぶ直線上に配置されていることを特徴とする車両用バックドア。
  2. 請求項1に記載の車両用バックドアにおいて、
    上記補強リブ(25)は、先端に断面L字状の剛性部(33,34)を有していることを特徴とする車両用バックドア。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用バックドアにおいて、
    上記補強リブ(25)の先端は、上記ドアアウターパネル(5)に接着されていることを特徴とする車両用バックドア。
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