JP2012101725A - 自動車のフード構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インナーパネル20はストライカーまわりを補強するインナー前部21とインナー後部22とを備え、インナー前部21の後端P2をインナー後部22の前端P1よりもアウターパネル10に近寄った位置に配置し、インナー前部21とインナー後部22との間の境界部をインナー前部の後端P2とインナー後部の前端P1とをつなぐ傾斜部23として形成し、インナー前部21は、アウターパネル側へ凹陥して形成すると共に互いに前後方向に離間している2つの凹部21B、21Cと、これらの2つの凹部の間に設けた取付部21Dと、を有し、ストライカー30は、車体B側のロック装置60に係合するストライカー本体31とこれを固定するベース32とを備え、ベース32は取付部21Dのアウターパネルに対向する面に固定されている。
【選択図】図1
Description
後側のフランジ155は、ロックリインフォースメントパネル140の後側のフランジ143と例えばスポット溶接によって接合されている。
図示例のデントリインフォースメントパネル150では、第2傾斜部153がアウターパネル110に当接する。なお、この第2傾斜部153は、マスチックシーラ190を介してアウターパネル110に密着している。
このような、重量増加や作業工数を考慮すると、フードのデント性を維持しながら構造を簡素することが望ましい。
そこで、従来の別の技術として、特許文献3には、デントリインフォースメントパネルを備えずに、ロックリインフォースメントパネルが、アウターパネル110の剛性を確保するように、当該アウターパネル110を裏打ちしたフード構造が開示されている。
また、特許文献3よりもさらに部品点数を少なくすることができれば、フード重量の低減に貢献することができる。
また、本発明によれば、特許文献3に示すフード構造のように、アウターパネルとインナーパネルとの間にロックリインフォースメントパネルを設けることを省略することができる。これにより部品点数が減ることでフードの重量を低減することができ、さらに、製造コストも低減することができる。
図1は本発明の実施形態に係るフード構造1の断面図である。特に車幅方向の中間位置での鉛直断面図であり、車両前側のフード前部を中心に表して、フード後部の表示は省略している。
インナーパネル20は、図1及び図2に示すように、ストライカー30まわりを補強するインナー前部21と、このインナー前部21より車両後方側に位置するインナー後部22と、を備えていている。
インナーパネル20において、上記骨格部25の車両前側の端部より前方領域が、インナー前部21として構成されている。
なお、本実施形態では、第2凹部21Cの底部211の後端が前述の後端P2に設定され、さらに第2凹部21Cの車両後方側の傾斜部213が、インナー前部21の後端P2から車両後方へ行くにつれて下降してインナー後部22の前端P1に繋がる傾斜部23として形成されている。
ストライカー本体31は、例えば金属棒を折り曲げて形成されており、その両端部をベース32に例えばスポット溶接などによって固定されている。
本実施形態で、インナーパネル20における第1凹部21Bと第2凹部21Cとの間の領域が、ストライカー取付箇所に選定されており、図示例では平坦に形成されている。以下、この箇所を取付部21Dと称する。図示を省略するが、取付部21Dにはストライカー本体31を挿通させる開口が形成されている。この開口にストライカー本体31を通した状態で、取付部21Dのアウターパネル10に対向する面215にベース32が固定されて、ストライカー30がインナーパネル20に取り付けられている。なお、ベース32を取付部21Dに固定した状態で、ベース32が、第1凹部21Bと第2凹部21Cの各底部211よりも、アウターパネル10側へ近寄らないよう、ベース32の前後に設定される第1凹部21Bと第2凹部21Cの深さD2と、ベース32の厚みは選定されている。
なお、ベース32のアウターパネル10と対向する面32Aは、当該アウターパネル10の裏面10Aに非接触、つまり面32Aとアウターパネル裏面10Aとの間にはクリアランスCが設定されている。
第1工程として、インナーパネル20にストライカー30を取り付け、第2工程として、インナーパネル20の第1凹部21B及び第2凹部21Cの各底面211にマスチックシーラ40を塗布し、第3工程として、インナーパネル20の上方よりアウターパネル10を被せ、両パネル10,20の周縁を接合すると共に、マスチックシーラ40によって第1凹部21B及び第2凹部21Cをアウターパネル裏面10Aに接合する。これにより、フード構造1が完成する。
また、フード閉時に、ユーザーがアウターパネル10の上面のうちストライカー上方の部分を押した荷重を、効率よくストライカー本体31に伝達することができる。
また、本実施形態では、特許文献3に示すフード構造のように、アウターパネルとインナーパネルとの間にロックリインフォースメントパネルを設けることを省略することができる。これにより、部品点数が減ることでフードの重量を低減することができ、さらに、製造コストも低減することができる。
前記実施形態では、インナー前部に二つの凹部、つまり第1凹部21Bと第2凹部21Cとが形成される場合を説明したが、図2に模式的に二点鎖線で示すように、当該鎖線に沿って凹部を設けてもよい。つまり、ベース31の四方を囲うように、凹部がインナー前部に形成されていてもよい。
10 アウターパネル
10A アウターパネル裏面
20 インナーパネル
21B インナーパネルの第1凹部
21C インナーパネルの第2凹部
30 ストライカー
31 ストライカー本体
32 ベース
Claims (2)
- 車体外側面を構成するアウターパネルと、このアウターパネルの下方に配置され周縁を上記アウターパネルの周縁と接合されたインナーパネルと、フード前部に設けられたストライカーと、を備えた自動車のフード構造において、
上記インナーパネルは、上記ストライカーまわりを補強するインナー前部と、このインナー前部より車両後方側に位置するインナー後部と、を備え、
上記インナー前部の後端が上記インナー後部の前端よりも上記アウターパネルに近寄った位置に配置され、
上記インナー前部と上記インナー後部との間の境界部は、上記インナー前部の後端と上記インナー後部の前端とをつなぐ傾斜部として形成され、
上記インナー前部は、上記アウターパネル側へ凹陥して形成されていると共に互いに前後方向に離間している2つの凹部と、これらの2つの凹部の間に設けられる取付部と、を有し、
上記ストライカーは、金属棒を折り曲げて形成されて車体側のロック装置に係合するストライカー本体と、このストライカイー本体を固定するベースと、を備え、
上記ストライカー本体のベースは、上記取付部の上記アウターパネルに対向する面に固定されていることを特徴とする、車両のフード構造。 - 前記凹部は、前記ベースを囲むように、前記インナー前部に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両のフード構造。
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