JP2014070318A - 板紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】罫割れの発生が低減された板紙を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、2層以上の紙層を備える板紙であって、表面に位置する第1紙層の繊維粗度が上記第1紙層の裏面に積層される第2紙層の繊維粗度よりも大きいことを特徴とする。上記第1紙層の繊維粗度と上記第2紙層の繊維粗度との差が7mg/100m以上15mg/100m以下であることが好ましく、上記第1紙層の繊維粗度が36mg/100m以上42mg/100m以下であることが好ましい。また、上記第1紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長が、同様にして測定した第2紙層上記第2紙層の重量平均繊維長よりも大きいことが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、板紙に関する。
板紙とは、一般的に複数の紙層を有する厚手の紙である。このような板紙は、紙器や包装材として加工するために、裁断や抜き打ち加工等と共に、通常、折り曲げ用の罫線が押圧等によって形成される。
上記罫線が形成された板紙を罫線に沿って折り曲げる際に、外側に位置する紙層が引張に耐えられず、稜部に沿って割れる現象、所謂罫割れが生じることがある。一般的に、罫割れは、板紙が乾燥すると生じ易いため、板紙の乾燥を防止して紙の伸びを大きくすることにより罫割れを防止している。このような罫割れ防止対策がなされた板紙として、例えば板紙の表層にグリセリン等の保湿剤を含有させた板紙(特開2004−345696号公報参照)や水及び保湿剤を含有する塗工液を塗布した板紙(特開2010−260181号公報参照)等が提案されている。
しかしながら、上記従来技術のように、抄紙時に保湿剤を含有させるだけでは乾燥対策が十分ではなく、また保湿剤を含有する塗工液を塗布する場合、塗工液が板紙の内部にまで浸透するには時間がかかるため、塗工液を浸透させるための時間が必要となり、その結果、製造効率が低下する等の不都合がある。
特開2004−345696号公報 特開2010−260181号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、罫割れが低減された板紙を提供することを目的とする。
本発明者は、罫割れ防止対策として、多層抄き板紙の各層の繊維粗度に着目し、表面に位置する第1紙層の繊維粗度を、この第1紙層の裏面に積層される第2紙層の繊維粗度よりも大きくすることにより、罫割れを効果的に防止することができることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、上記課題を解決するためになされた発明は、
2層以上の紙層を備える板紙であって、
表面に位置する第1紙層(以下、「表層」ともいう。)の繊維粗度が上記第1紙層の裏面に積層される第2紙層の繊維粗度よりも大きいことを特徴とする。
当該板紙によれば、表層の繊維粗度がその裏面に積層される第2紙層の繊維粗度よりも大きいため、罫線に沿って折り曲げる際の罫割れが低減されている。表層の繊維粗度を第2紙層の繊維粗度よりも大きくすることで罫割れが低減される理由は定かではないが、一般的に、繊維粗度が小さいほど細い繊維が多くなるため、表層の繊維粗度を第2紙層の繊維粗度よりも大きくする、つまり表層に含まれる繊維を第2紙層に含まれる繊維よりも太くすることにより、折り曲げられる際に、細い繊維を多く含む第2紙層が圧縮されて潰れることで表層にかかる力を軽減することができ、その結果、表層が割れにくくなり、罫割れの発生が防止されるものと推測される。なお、繊維粗度とは、繊維の太さ/細さを示す指標であり、繊維100m当たりの質量で表され、繊維粗度が小さいほど繊維が細いことを意味する。繊維粗度は、パルプの材種や再利用の頻度に依存し、一般的には再利用の回数が少ないほど結束繊維が多く含まれるため、繊維粗度は大きくなる傾向にある。繊維粗度は、JIS−P8120(1998)「紙、板紙及びパルプ−繊維組成試験方法」にて測定することができる。
上記表層の繊維粗度と第2紙層の繊維粗度との差が7mg/100m以上15mg/100m以下であることが好ましい。このように表層と第2紙層との繊維粗度の差を上記範囲とすることによって当該板紙の罫割れをより防止することができる。
上記表層の繊維粗度が36mg/100m以上42mg/100m以下であることが好ましい。このように表層の繊維粗度を上記範囲とすることにより、表層の平滑性及び強度を向上することができる。
また、上記表層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長が、同様にして測定した第2紙層の重量平均繊維長よりも大きいことが好ましい。このように表層の重量平均繊維長を第2紙層の重量平均繊維長よりも大きくすることによっても罫割れの発生を防止することができる。一般的に、繊維長が短いと割れが生じやすい傾向にある。このため、表層の繊維長を第2紙層の繊維長よりも大きくすることによって、表層が相対的に割れにくくなり、一方、第2紙層は相対的に短い繊維を多く含むことで曲がりやすくなるため罫割れの発生をより防止することができる。
上記第1紙層の針葉樹クラフトパルプの含有量が、上記第2紙層のパルプ全体に対する針葉樹系古紙パルプの含有量よりも多いことが好ましい。このように表層の針葉樹クラフトパルプの含有量を第2紙層の針葉樹系古紙パルプの含有量よりも多くなるようにすることによって、表層の繊維粗度を第2紙層の繊維粗度よりも大きくすることができる。その結果、当該板紙の罫割れの発生をより低減することができる。
以上説明したように、本発明の板紙によれば、折り曲げる際の罫割れが低減される。従って、当該板紙は、段ボールシートのライナーや紙袋等に好適に用いることができる。
以下、本発明の板紙の実施の形態を詳説する。
本発明の板紙は、2層以上の紙層を備える多層構造で構成される。紙層の層数としては、2層以上であれば特に限定されないが、3層以上が好ましく、4層以上6層以下がより好ましく、5層がさらに好ましい。このような多層構造とすることで、各層毎のパルプ種や添加剤の種類や量等を調整することができ、板紙の機能性を高めることができると共に、各層毎に課題解決のための特有の構成を付与可能になり、単層と比べ各層毎の特性による相乗効果を得ることができる。
<第1紙層>
表面に位置する第1紙層は、パルプ等の繊維を主成分とする原料パルプスラリーを多層抄き等することによって形成することができる。
(繊維)
第1紙層の主成分となる繊維は、通常パルプであり、このパルプとしては、例えば広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等が挙げられる。また、木材繊維を含む主原料として、化学的に処理されたパルプ、木材以外の繊維原料であるケナフ、麻、葦等非木材繊維を主原料として化学的に処理されたパルプやチップを機械的にパルプ化したグランドパルプ、木材又はチップに化学薬品を添加しながら機械的にパルプ化したケミグランドパルプ、及びチップを柔らかくなるまで蒸解した後、レファイナー等でパルプ化したセミケミカルパルプ等のバージンパルプ及び、段ボールや新聞紙、チラシ等の古紙のほか、塗工紙、非塗工紙、地券、カラー印刷された紙、白黒印刷された紙など種々の耐漂白性を有する紙を含む雑誌古紙などをも使用することができる。なお、これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらのなかでも、第1紙層の強度を向上できる点で、針葉樹クラフトパルプ(例えば針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ等)を用いることが好ましい。
針葉樹クラフトパルプの含有量としては、第1紙層のパルプ全体に対して0.5質量%以上30質量%以下が好ましく、1質量%以上25質量%以下がより好ましく、1質量%以上10質量%以下がさらに好ましい。第1紙層における針葉樹クラフトパルプの含有量が上記上限を超えると、地合い及び見栄えが悪化するおそれがある。一方、第1紙層における針葉樹クラフトパルプの含有量が上記下限未満の場合、長繊維の含有量が減るため、第1紙層の強度が低下し、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
なお、リサイクル性の点からは、古紙パルプを用いることが好ましい。古紙パルプの含有量としては、第1紙層のパルプ全体に対して50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。当該板紙によれば、第1紙層の繊維粗度が第2紙層の繊維粗度よりも大きいため、このように古紙パルプを多用しても罫割れの発生を抑制することができる。
また、上記パルプに加えて、その他の繊維を紙層の成分として用いてもよい。その他の繊維としては、例えば、レーヨン繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊維、その他の合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維等が挙げられる。
第1紙層を構成する繊維の繊維粗度は、後述する第2紙層の繊維粗度よりも大きく、第1紙層の繊維粗度としては、36mg/100m以上42mg/100m以下が好ましく、37mg/100m以上41mg/100m以下がより好ましく、38mg/100m以上40mg/100m以下がさらに好ましい。繊維粗度が上記上限を超えると、地合い及び見栄えが悪化するおそれがある。一方、繊維粗度が上記下限未満の場合、第1紙層の強度が低下し、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
また、当該板紙においては、上記第1紙層を構成する繊維の繊維粗度と上記第2紙層を構成する繊維の繊維粗度との差が7mg/100m以上15mg/100m以下であることが好ましく、8mg/100m以上14mg/100m以下であることがより好ましく、9mg/100m以上13mg/100m以下であることがさらに好ましい。第1紙層を構成する繊維の繊維粗度と第2紙層を構成する繊維の繊維粗度との差が上記上限を超えると、第1紙層を構成する繊維の繊維粗度が大きすぎて、表層の地合い及び見栄えが悪化するおそれがある。一方、第1紙層を構成する繊維の繊維粗度と第2紙層を構成する繊維の繊維粗度との差が上記下限未満の場合、第2紙層を構成する繊維の繊維粗度が大きすぎてしなやかさが低下し、折り曲げるために加えられる力を第2紙層が十分に吸収・分散することができず第1紙層の罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
第1紙層を構成する繊維の繊維長としては、第1紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長として1.30mm以上2.00mm以下が好ましく、1.35mm以上1.90mm以下がより好ましく、1.40mm以上1.80mm以下がさらに好ましい。第1紙層を構成する繊維の重量平均繊維長が上記上限を超えると、地合い及び見栄えが悪化するおそれがある。一方、第1紙層を構成する繊維の重量平均繊維長が上記下限未満の場合、第1紙層の強度が低下し、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
また、当該板紙においては、第1紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長が、同様にして測定した第2紙層の重量平均繊維長よりも大きいことが好ましい。このように表層を構成する繊維の重量平均繊維長を第2紙層を構成する繊維の重量平均繊維長よりも大きくすることによって表層が相対的に割れにくくなり、一方、第2紙層は相対的に短い繊維を多く含むことで曲がりやすくなるため、当該板紙の罫割れの発生をより防止することができる。
第1紙層を構成する繊維のルンケル比としては、1.1以上1.5以下が好ましく、1.15以上1.45以下がより好ましく、1.2以上1.4以下がさらに好ましい。第1紙層を構成する繊維のルンケル比を上記範囲とすることにより、第1紙層を構成する繊維が繊維内部に水分を保持しやすくなるため、当該板紙の罫割れの発生をより低減することができる。
(硫酸バンド)
上記原料パルプスラリーには、層間強度を向上させるために上記パルプ等の他に硫酸バンドをさらに添加することが好ましい。硫酸バンドの含有量としては、第1紙層用の原料パルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して固形分換算で10kg以上50kg以下が好ましく、15kg以上45kg以下がより好ましい。
(内添紙力増強剤)
上記原料パルプスラリーには、上記パルプの他に紙力増強剤をさらに添加することができる。内添紙力増強剤としては、乾燥紙力増強剤や湿潤紙力増強剤があり、乾燥紙力増強剤としては、例えばカチオン澱粉、両性澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられ、湿潤紙力増強剤としては、例えばポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、尿素樹脂、酸コロイド・メラミン樹脂、熱架橋性付与PAM等が挙げられる。これらのうち、歩留りの優れるポリアクリルアミドが好ましい。
上記内添紙力増強剤の電荷としては特に限定されず、カチオン性、アニオン性又は両性のいずれを用いてもよい。これらのうち、微小異物の発生が少なく、比圧縮強さの向上効果に優れ、貼合用の接着剤水溶液の吸収性に優れる点で両性の内添紙力増強剤が好ましく、特に両性ポリアクリルアミドが好ましい。
内添紙力増強剤の含有量としては、第1紙層用の原料パルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して固形分換算で5kg以上20kg以下が好ましく、7kg以上15kg以下がより好ましい。第1紙層における内添紙力増強剤の含有量が上記上限を超えると、繊維間結合強度が強すぎ、紙が硬化することにより罫割れが発生しやすくなる、添加量に応じた効果が得られずコスト高となったりするおそれがある。一方、第1紙層における内添紙力増強剤の含有量が上記下限未満の場合、繊維間結合が弱く十分な紙力を得られず、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
(内添サイズ剤)
上記原料パルプスラリーには、内添サイズ剤をさらに添加することができる。内添サイズ剤としては、例えばロジンサイズ、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水コハク酸(ASA)等の公知の内添サイズ剤を用いることができる。これらの中でも、ロジンエマルジョンサイズ剤及びアルキルケテンダイマーサイズ剤が好ましい。内添サイズ剤としてロジンエマルジョンサイズ剤及びアルキルケテンダイマーサイズ剤を用いることにより、当該板紙の吸水性を用途に応じて細やかに調節することができる。なお、これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
内添サイズ剤の含有量としては、第1紙層用の原料パルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して固形分換算で1kg以上5kg以下が好ましく、2kg以上4kg以下がより好ましい。第1紙層における内添サイズ剤の含有量が上記上限を超えると、第1紙層が疎水傾向となることから乾燥しやすくなり、その結果、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。一方、第1紙層における内添サイズ剤の含有量が上記下限未満の場合、十分なサイズ効果を得られないおそれがある。
(その他の添加剤)
第1紙層には、上記硫酸バンド、内添紙力増強剤及び内添サイズ剤の他に、例えば定着剤、滑剤、填料分散剤、pH調整剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、紫外線吸収材、酸化防止剤、防バイ剤、耐水化剤、蛍光消去剤、防腐剤等の公知の種々の添加剤を単独で、あるいは2種以上を混合して添加してもよい。
第1紙層の坪量としては、20g/m以上35g/m以下が好ましく、21g/m以上33g/m以下がより好ましく、22g/m以上30g/m以下がさらに好ましい。第1紙層の坪量が上記上限を超えると、薬品、原料を多量に使用するためコスト高になるおそれがある。一方、第1紙層の坪量が上記下限未満の場合、第1紙層の厚みが均一になりにくいおそれがある。なお、第1紙層の坪量は、抄紙の際の付け量で調整することができる。
第1紙層の密度としては、0.70g/cm以上0.82g/cm以下が好ましく、0.71g/cm以上0.81g/cm以下がより好ましく、0.72g/cm以上0.80g/cm以下がさらに好ましい。第1紙層の密度が上記上限を超えると、弾力性が低下し、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。一方、第1紙層の密度が上記下限未満の場合、第1紙層の強度が低下したり、厚みが均一になりにくくなったりするおそれがある。なお、第1紙層の密度は、原料パルプスラリーのパルプ種やフリーネス、紙力増強剤やサイズ剤等の種類や量により調整することができる。
第1紙層のフリーネスとしては、第1紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのフリーネスとして250ml以上400ml以下が好ましく、280ml以上350ml以下がより好ましく、300ml以上330ml以下がさらに好ましい。第1紙層のフリーネスが上記上限を超えると、地合い及び見栄えが悪化するおそれがある。一方、第1紙層のフリーネスが上記下限未満の場合、第1紙層の強度が低下し、罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
<第2紙層>
第2紙層は、第1紙層と同様、パルプ等の繊維を主成分とする原料パルプスラリーを多層抄き等することによって形成することができる。
第2紙層の主成分となる繊維としては、第1紙層と同様の繊維を用いることができる。これらのなかでも、比較的短繊維の含有量が多い古紙パルプが好ましく、ダンボール古紙パルプ、雑誌古紙パルプ、コート古紙パルプ、地券古紙パルプがより好ましい。
古紙パルプの含有量としては、第2紙層のパルプ全体に対して、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましい。第2紙層における古紙パルプの含有量を上記数値範囲とすることにより、第2紙層を構成する繊維の繊維粗度を、第1紙層を構成する繊維の繊維粗度よりも小さくすることができ、当該板紙の罫割れを抑制することができる。
また、第2紙層を構成する繊維の繊維粗度を調節する際には、比較的長繊維が多く含まれる針葉樹系古紙パルプを用いることが好ましい。第2紙層における針葉樹系古紙パルプの含有量は、第1紙層における針葉樹クラフトパルプの含有量よりも少ない方が好ましく、針葉樹系古紙パルプの含有量としては、第2紙層のパルプ全体に対して0質量%以上20質量%以下が好ましく、0.5質量%以上17質量%以下がより好ましく、1質量%以上16質量%以下がさらに好ましい。第2紙層における針葉樹系古紙パルプの含有量が上記上限を超えると、長繊維が増えることにより、罫線に沿って折り曲げる際に第2紙層が第1紙層に比して潰れにくくなり、折り曲げる力を吸収・分散し難くなることにより罫割れの抑制効果が低減するおそれがある。なお、針葉樹系古紙パルプとしては、例えば、酵素漂白パルプを含むオフィス上物古紙を脱墨、漂白したパルプ、牛乳パック古紙上質断裁落ち古紙、コート断裁落ち古紙、上白、特白、中白等未印刷、地券、新段、新聞、クラフト封筒、模造、雑誌の古紙から得られる回収パルプ等があげられる。
第1紙層のパルプ全体に対する針葉樹クラフトパルプの含有量が第2紙層のパルプ全体に対する針葉樹系古紙パルプの含有量よりも多い場合、表層の繊維粗度を第2紙層の繊維粗度よりも大きくすることができる。その結果、当該板紙の罫割れの発生をより低減することができる。
また、第2紙層を構成する繊維の繊維粗度を調節する際には、木材又はチップに化学薬品を添加しながら機械的にパルプ化した機械パルプを用いることもできる。第2紙層における機械パルプの含有量は、第1紙層における機械パルプの含有量よりも少ない方が好ましく、機械パルプの含有量としては、第2紙層のパルプ全体に対して0質量%以上10質量%以下が好ましく、0.5質量%以上8質量%以下がより好ましく、1質量%以上5質量%以下がさらに好ましい。なお、第1紙層における機械パルプの含有量は0質量%でもよい。
第2紙層を構成する繊維の繊維粗度としては、24mg/100m以上32mg/100m以下が好ましく、25mg/100m以上31mg/100m以下がより好ましく、26mg/100m以上30mg/100m以下がさらに好ましい。第2紙層を構成する繊維の繊維粗度が上記上限を超えると、第2紙層のしなやかさが低下し折れ曲がり難くなることにより、第1紙層の罫割れが発生しやすくなるおそれがある。一方、第2紙層を構成する繊維の繊維粗度が上記下限未満の場合、第2紙層の強度が低下するおそれがある。
第2紙層を構成する繊維の繊維長としては、第2紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長として1.0mm以上1.5mm以下が好ましく、1.1mm以上1.4mm以下がより好ましく、1.2mm以上1.3mm以下がさらに好ましい。第2紙層を構成する繊維の重量平均繊維長が上記上限を超えると、第2紙層が折れ曲がり難くなり、力を吸収・分散し難くなることにより罫割れの抑制効果が低減するおそれがある。一方、第2紙層を構成する繊維の重量平均繊維長が上記下限未満の場合、第2紙層の強度が低下するおそれがある。
第2紙層を構成する繊維のルンケル比としては、第1紙層を構成する繊維のルンケル比よりも小さいことが好ましく、1.0以上1.4以下がより好ましく、1.1以上1.3以下がさらに好ましい。第2紙層を構成する繊維のルンケル比を上記範囲とすることにより、当該板紙の罫割れの発生をより防止することができる。
第2紙層用の原料パルプスラリーには、上記繊維の他に硫酸バンド、内添紙力増強剤及び内添サイズ剤をさらに添加することができる。硫酸バンド、内添紙力増強剤及び内添サイズ剤の種類及び含有量は、上記第1紙層における硫酸バンド、内添紙力増強剤及び内添サイズ剤の種類及び含有量と同様である。また、第2紙層用の原料パルプスラリーには、第1紙層と同様のその他の添加剤を添加することができる。
第2紙層の坪量としては、25g/m以上40g/m以下が好ましく、26g/m以上38g/m以下がより好ましく、27g/m以上36g/m以下がさらに好ましい。第2紙層の坪量が上記上限を超えると、薬品、原料を多量に使用するためコスト高になるおそれがある。一方、第2紙層の坪量が上記下限未満の場合、折り曲げるために加えられる力を第2紙層が十分に吸収・分散することができず第1紙層の罫割れが発生しやすくなるおそれがある。
第2紙層の密度としては、0.70g/cm以上0.85g/cm以下が好ましく、0.71g/cm以上0.84g/cm以下がより好ましく、0.72g/cm以上0.83g/cm以下がさらに好ましい。第2紙層の密度が上記上限を超えると、弾力性が低下し、折り曲げるために加えられる力を第2紙層が十分に吸収・分散することができず第1紙層の罫割れが発生しやすくなるおそれがある。一方、第2紙層の密度が上記下限未満の場合、第2紙層の強度が低下し、また、厚みが均一になりにくいおそれがある。なお、第2紙層の密度は、原料パルプスラリーのパルプ種やフリーネス、紙力増強剤やサイズ剤等の種類や量により調整することができる。
第2紙層のフリーネスとしては、第2紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのフリーネスとして200ml以上400ml以下が好ましく、210ml以上350ml以下がより好ましく、230ml以上300ml以下がより好ましい。第2紙層のフリーネスが上記上限を超えると、弾力性が低下し、折り曲げるために加えられる力を第2紙層が十分に吸収・分散することができず第1紙層の罫割れが発生しやすくなるおそれがある。一方、第2紙層のフリーネスが上記下限未満の場合、第2紙層の強度が低下し、また、厚みが均一になりにくいおそれがある。
(他の紙層)
上記第2紙層の裏面に積層される紙層を第3紙層、この第3紙層の裏面に積層される層を順に第4紙層とする場合、これら他の紙層の坪量や密度等は特に限定されないが、第3紙層は第2紙層と同程度に、表層よりも繊維粗度及び重量平均繊維長が小さいことが好ましく、比較的低密度に形成することが好ましい。このように第3紙層を表層よりも繊維粗度及び重量平均繊維長が小さく、比較的低密度とすることで、第2紙層だけでなく、第3紙層によっても折り曲げるために加えられる力を吸収・分散することができ、当該板紙の罫割れを抑制することができる。
他の紙層も、第1紙層と同様にパルプ繊維を主成分として含む。他の紙層の主成分となるパルプ繊維も特に限定されず、上述した各パルプを用いることができる。これらの中でも、短繊維が多く含まれる古紙パルプが好ましく、段ボール古紙パルプがより好ましい。また、他の紙層も、第1紙層及び第2紙層と同様の各種添加剤を含有することができる。
(板紙の製造方法)
本発明の板紙の製造方法は特に限定されないが、例えば以下の工程により、公知の多層抄き抄紙機を用いて製造することができる。
(1)パルプ繊維を水に分散させて得たスラリーに、各紙層に対応した添加剤を必要に応じ添加して混合し、各紙層の原料パルプスラリーを調製する。
(2)それぞれの原料パルプスラリーをワイヤー上で抄紙し、抄き合わせる。
(3)加圧ロールによりプレスし、水分を除去する。
(4)ドライヤーシリンダーにて乾燥し、必要によりカレンダーにより撥水剤等を含む塗工液を塗工する。
(5)リールに巻き取り、板紙を得る。
(品質等)
当該板紙の坪量としては、特に制限されないが、例えば、通常100g/m以上400g/m以下であり、100g/m以上340g/m以下とすることが好ましい。
当該板紙の厚さとしては、特に制限されないが、120μm以上480μm以下とすることが好ましく、120μm以上410μm以下とすることがより好ましい。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、「kg/t」はパルプ1tあたりの質量(kg)を示す。
なお、本実施例における各測定値は、以下の方法にて測定した値である。
[繊維粗度(単位:mg/100m]
板紙を構成する各紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプをJIS−P8120(1998)に記載の「紙、板紙及びパルプ−繊維組成試験方法」に準拠して測定した。
[重量平均繊維長(単位:mm)]
JIS−P8226(2006)に記載の「パルプ−光学的自動分析法による繊維長測定方法−第1部:偏光法」に準拠して測定した。
[ルンケル比]
板紙をJIS−P8220(1998)に記載の「パルプ−離解方法」で離解して得られるパルプ繊維について、FiberLab.(Kajaani社)を用いて、次の式に従って算出した。
(ルンケル比)=(繊維壁厚×2)/(繊維内腔径)
(繊維内腔径)= 繊維幅−(繊維壁厚×2)
[坪量(単位:g/m)]
坪量は、JIS−P8124(1998)に記載の「紙及び板紙―坪量測定方法」に準拠して10の試料について測定した。
[密度(単位:g/cm)]
密度は、JIS−P8118(1998)に記載の「紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法」に準拠して10の試料について測定した。
[実施例1]
(表層用原料パルプスラリー)
パルプ繊維として針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)を10質量%、上白古紙パルプを90質量%配合した後に、硫酸バンドを固形分換算で18.0kg/t、内添サイズ剤として「NES−780H(ハリマ化成社製)」を固形分換算で3kg/t、内添紙力増強剤として「RB−36(ハリマ化成社製)」を固形分換算で10.2kg/tを添加して、第1紙層用の原料パルプスラリーを得た。
(第2紙層用原料パルプスラリー)
地券古紙パルプ95質量%と針葉樹系古紙パルプ5質量%とを配合した後、硫酸バンドを固形分換算で11.1kg/t、内添紙力増強剤として「RB−36(ハリマ化成社製)」を固形分換算で5.0kg/tを添加して、第2紙層用の原料パルプスラリーを調製した。
(第3紙層用原料パルプスラリー)
地券古紙パルプ100質量%に、硫酸バンドを固形分換算で11.1kg/t、内添紙力増強剤として「RB−36(ハリマ化成社製)」を固形分換算で5.0kg/tを添加して、第3紙層用の原料パルプスラリーを調製した。
(第4紙層用原料パルプスラリー)
地券古紙パルプ100質量%に、硫酸バンドを固形分換算で11.1kg/t、内添紙力増強剤として「RB−36(ハリマ化成社製)」を固形分換算で5.0kg/tを添加して、第4紙層用の原料パルプスラリーを調製した。
(第5紙層用原料パルプスラリー)
地券古紙パルプ100質量%に、硫酸バンドを固形分換算で11.1kg/t、内添紙力増強剤として「RB−36(ハリマ化成社製)」を固形分換算で5.0kg/tを添加して、第5紙層用の原料パルプスラリーを調製した。
上記第1〜5紙層用の原料パルプスラリーを抄紙機に供給し、5層の紙層からなる実施例1の坪量170g/mの板紙を得た。
[実施例2〜18及び比較例1〜2]
表層用原料パルプスラリーにおけるパルプの種類、各パルプの配合量、繊維粗度及び重量平均繊維長(表1では単に「繊維長」と記載)を表1に示すとおりに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜18及び比較例1〜2の板紙を得た。
[評価]
得られた各板紙について、以下の項目を評価した。
(罫線割れ)
耐折試験法のMIT試験機にて折り込みを10回くり返し折り、表層の折目の割れ方を相対評価したもので、その評価基準は下記の通りである。結果を表1に併せて示す。
◎:罫線割れが全く発生していない
○:罫線割れが殆ど発生していない
△:罫線割れが多少発生しているが、実用上、問題ない
×:罫線割れの発生が多く、美粧印刷を施すことができない
Figure 2014070318
表1に示されるように、本発明の板紙によれば、罫割れの発生が低減されていることがわかる。
以上説明したように、本発明の板紙は、折り曲げる際の罫割れが低減されているため、段ボールシートのライナーや紙袋等に好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. 2層以上の紙層を備える板紙であって、
    表面に位置する第1紙層の繊維粗度が上記第1紙層の裏面に積層される第2紙層の繊維粗度よりも大きいことを特徴とする板紙。
  2. 上記第1紙層の繊維粗度と上記第2紙層の繊維粗度との差が、7mg/100m以上15mg/100m以下である請求項1に記載の板紙。
  3. 上記第1紙層の繊維粗度が、36mg/100m以上42mg/100m以下である請求項1又は請求項2に記載の板紙。
  4. 上記第1紙層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのJIS−P8226に準拠して測定した重量平均繊維長が、同様にして測定した上記第2紙層の重量平均繊維長よりも大きい請求項1、請求項2又は請求項3に記載の板紙。
  5. 上記第1紙層の針葉樹クラフトパルプの含有量が、上記第2紙層のパルプ全体に対する針葉樹系古紙パルプの含有量よりも多い請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の板紙。
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