JP2014051701A - 金属被膜の成膜装置および成膜方法 - Google Patents

金属被膜の成膜装置および成膜方法 Download PDF

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Abstract

【課題】均一な膜質の金属被膜を安定して基板に被覆することができる金属被膜の成膜装置およびその成膜方法を提供する。
【解決手段】陽極11と陰極12との間に固体電解質膜13を配置し、固体電解質膜13を基板Bに接触させると共に、陰極12を基板Bに導通させ、陽極11と陰極12との間に電圧を印加し、金属被膜Fを成膜する金属被膜の成膜方法である。陽極11と固体電解質膜13との間に金属イオン溶液Lを配置すると共に、固体電解質膜13を基板Bに接触させたときに、溶液Lを加圧することにより、金属イオン溶液Lの液圧で固体電解質膜13を介して基板Bを加圧しながら成膜を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は金属被膜の成膜装置および成膜方法に係り、特に、基板の表面に金属被膜を成膜することができる金属被膜の成膜装置および成膜方法に関する。
従来から、電子回路基板などを製造する際には、金属回路パターンを形成すべく、基板の表面に金属被膜が成膜される。たとえば、このような金属被膜の成膜技術として、Siなどの半導体基板の表面に、無電解めっき処理などのめっき処理により金属被膜を成膜したり(例えば、特許文献1参照)、スパッタリングなどのPVD法により金属被膜を成膜したりする成膜技術が提案されている。
しかしながら、無電解めっき処理などのめっき処理を行なった場合には、めっき処理後の水洗が必要であり、水洗された廃液を処理する必要があった。また、スパッタリングなどのPVD法により基板表面に成膜を行った場合には、被覆された金属被膜に内部応力が生じるため、膜厚を厚膜化するには制限があり、特に、スパッタリングの場合には、高真空化でしか、成膜できない場合があった。
このような点を鑑みて、例えば、陽極と、陰極と、陽極と陰極との間に配置される固体電解質と、陽極と陰極との間に電圧を印加する電源部とを用いた、金属被膜の成膜装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
この装置では、陽極は、金属被膜を構成する金属材料からなり、陽極と陰極に電源部により電圧を印加することにより、陽極の一部がイオン化し、金属イオンは、固体電解質を通過して、陰極側に配置された基板に析出し、基板表面に金属被膜を被覆することができる。
特開2010−037622号公報 特開平05−148681号公報
しかしながら、非特許文献2に記載の技術を用いた場合には、金属被膜を成膜するにしたがって、陽極を構成する金属がイオン化されて消費されるので、陽極の形状が変化する。この陽極の形状の変化に伴い、被覆される金属被膜の形状(たとえば膜厚)が不安定なものとなる。このような点を改善するには、陽極を構成する金属の消費に合わせて、陽極を管理しなければならず、たとえ陽極を管理しても、膜厚が均一な金属被膜を被覆することは容易ではない。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、均一な膜質の金属被膜を安定して基板に被覆することができる金属被膜の成膜装置およびその成膜方法を提供することにある。
このような点を鑑みて、本発明に係る金属被膜の成膜方法は、陽極と陰極との間に固体電解質膜を配置し、該固体電解質膜を基板に接触させると共に、前記陰極を前記基板に導通させ、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加し、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンを前記陰極側に析出することにより、前記金属イオンの金属からなる金属被膜を前記基板の表面に成膜する金属被膜の成膜方法であって、前記陽極と前記固体電解質膜との間に前記金属イオンを含む溶液を配置すると共に、前記固体電解質膜を前記基板に接触させたときに、前記溶液を加圧することにより、該溶液の液圧で前記固体電解質膜を介して前記基板を加圧しながら、前記金属被膜の成膜を行うことを特徴とする。
本発明によれば、成膜時に、陽極と固体電解質膜との間に金属イオンを含む溶液が配置された状態で、固体電解質膜を基板に接触させると共に陰極を基板に接触させて電気的に導通する。この状態で、陽極と陰極との間に電圧を印加する。これにより、溶液に含まれる金属イオンが陽極側から陰極側に向かって移動し固体電解質膜の内部に含有され、さらにこの金属イオンを固体電解質膜の陰極側に析出させることができる。この結果、陽極は消費されずに、溶液中の金属イオンの金属からなる金属被膜を基板の表面に成膜することができる。さらに、固体電解質膜内の金属イオンは、成膜時に析出すると共に、陽極側の溶液から供給されることになる。これにより、溶液を随時供給すれば、陽極を交換することなく、所望の膜厚の金属被膜を、複数の基板の表面に連続して成膜することができる。
また、本発明では、前記固体電解質膜を前記基板に接触させたときに、金属イオンを含む溶液を加圧することにより、この溶液の液圧で固体電解質膜を介して基板を加圧しながら、金属被膜の成膜を行う。この結果、パスカルの原理により、固体電解質膜は、加圧された溶液の液圧により基板表面を均一に加圧することができる。このような加圧状態で、陽極と陰極との間に電源部により電圧を印加することで、均一な膜厚の金属被膜を基板の表面に成膜することができる。
ここで、上述した金属被膜は、成膜するにしたがってその膜厚が増加する。成膜すべき膜厚が薄く、さらに固体電解質膜に可撓性があるのであれば、固体電解質膜と基板との距離を一定としてもよい。しかしながら、より好ましい態様としては、前記金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量に応じて、前記固体電解質膜と前記基板との距離を増加させる。この態様によれば、成膜される金属被膜の膜厚の増加に応じて、固体電解質膜と基板との距離を増加させるので、金属被膜の増加により固体電解質膜が撓む(変形する)ことがほとんどなく、より均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
またさらにより好ましい態様としては、前記溶液を密閉空間内に収容し、該密閉空間の前記溶液を加圧するとともに、該溶液の加圧状態に保持しながら前記金属被膜の成膜を行い、前記金属被膜の膜厚の増加量を、前記溶液の液圧を測定することにより推定する。
この態様によれば、膜厚の増加に伴い、密閉空間内において加圧された溶液が固体電解質膜を介してさらに加圧されるので、この溶液の液圧の増加量に基づいて、金属被膜の膜厚自体を管理することができる。ここで、この推定した金属被膜の膜厚の増加量を用いれば、上述した態様の如く、膜厚の増加量に応じて固体電解質膜と基板との距離を容易に増加させることができる。
さらに好ましい態様としては、前記陽極に、前記基板の表面のうち金属被膜が成膜される成膜領域に応じた形状の陽極を用いて、前記金属被膜の成膜を行う。この態様によれば、成膜領域に応じた形状の陽極を用いることにより、陽極から陰極に向かう電気力線を均一にすることができる。これにより、所望の成膜領域に均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
本願では、上述した金属被膜の成膜方法を実施するにより好適な金属被膜の成膜装置をも開示する。本発明にかかる金属被膜の成膜装置は、前記陽極と、前記陰極と、陽極と陰極との間に配置された固体電解質膜と、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加する電源部と、を少なくとも備えており、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加して、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンを前記陰極側に析出させることにより、前記金属イオンの金属からなる金属被膜を基板の表面に成膜する金属被膜の成膜装置であって、前記成膜装置は、前記陽極と前記固体電解質膜との間に前記金属イオンを含む溶液を収容する溶液収容部と、該溶液収容部内の前記溶液を加圧する加圧部とを備えており、前記溶液収容部には、前記加圧部により加圧された溶液の液圧により、前記固体電解質膜が加圧されると共に、該加圧された固体電解質膜により前記基板表面が加圧されるような位置に、前記固体電解質膜が配置されている。
本発明によれば、成膜時に、陽極と固体電解質膜との間に金属イオンを含む溶液が配置された状態で、固体電解質膜を基板に接触させると共に陰極を基板に接触させて電気的に導通する。この状態で、陽極と陰極との間に電源部により電圧を印加することにより、陽極側の溶液から金属イオンが供給され、これが固体電解質膜の内部に含有され、この金属イオンを固体電解質膜の陰極側に析出させることができる。この結果、上述した如く、陽極を交換することなく、溶液中の金属イオンの金属からなる金属被膜を基板の表面に連続して成膜することができる。
また、本発明では、前記固体電解質膜を基板に接触させたときに、溶液収容部内の溶液を加圧部により加圧することにより、溶液の液圧で固体電解質膜を介して基板を加圧しながら、金属被膜の成膜を行うことができる。この結果、パスカルの原理により、溶液収容部内の固体電解質膜は、加圧された溶液の液圧により基板表面を均一に加圧することができる。このような加圧状態で、陽極と陰極との間に電源部により電圧を印加することで、均一な膜厚の金属被膜を基板の表面に成膜することができる。
ここで、上述した金属被膜は、成膜するにしたがってその膜厚が増加する。ここで、成膜すべき膜厚が薄く、さらに固体電解質膜に可撓性があるのであれば、固体電解質膜と基板との距離を一定としてもよい。しかしながら、より好ましい態様としては、前記金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量に応じて、前記固体電解質膜と前記基板との距離を増加させる。この態様によれば、成膜される金属被膜の膜厚の増加に応じて、固体電解質膜と基板との距離を増加させるので、金属被膜の増加により固体電解質膜が撓む(変形する)ことがほとんどなく、より均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
より好ましい態様としては、成膜装置は、金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量に応じて、前記固体電解質膜と前記基板との距離を増加させるように、前記固体電解質膜と前記基板とを相対的に移動させる移動部を備える。本発明によれば、移動部により、成膜される金属被膜の膜厚の増加に応じて、固体電解質膜と基板との距離を増加させることができるので、金属被膜の増加による固体電解質膜の変形がほとんどなく、より均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
さらに、好ましい態様としては、前記溶液収容部には、前記溶液を収容する密閉空間が形成されており、前記成膜装置は、前記密閉空間に収容された前記溶液の液圧を測定する液圧測定部を備えている。この態様によれば、金属イオンを含む溶液を密閉空間内に収容し、密閉空間の溶液を加圧部で加圧するとともに、溶液の加圧状態に保持しながら金属被膜の成膜を行うので、金属被膜の増加量に応じて、溶液の液圧も増加する。これにより、金属被膜の膜厚の増加量を、前記溶液の液圧を測定するにより推定し、金属被膜の膜厚を管理することができる。
より好ましい態様としては、液圧測定部により測定された前記溶液の液圧に基づいて、前記金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量を推定し、該推定した前記金属被膜の膜厚の増加量に基づいて、前記移動部による前記固体電解質膜と前記基板との相対的な移動量を制御する制御部を備える。
本発明によれば、膜厚の増加に伴い、密閉空間内において加圧された溶液が固体電解質膜を介してさらに加圧されるので、この溶液の液圧の増加量に基づいて、制御部で、金属被膜の膜厚を推定することができる。さらに、制御部で、この推定した金属被膜の金属被膜の膜厚の増加量に基づいて固体電解質膜と基板との距離を制御するので、より均一性に優れた金属被膜を自動的に成膜することができる。
さらに、好ましい態様としては、前記陽極は、前記基板の表面のうち金属被膜が成膜される成膜領域に応じた形状となっている。この態様によれば、成膜領域に応じた形状の陽極を用いることにより、陽極から陰極に向かう電気力線を均一にすることができる。これにより、所望の成膜領域に均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
本発明によれば、陽極の管理および交換をすることなく、均一な膜質の金属被膜を安定して基板に被覆することができる。
本発明の実施形態に係る金属被膜の成膜装置の模式的概念図。 図1に示す金属被膜の成膜装置による成膜方法を説明するための図であり、(a)は、成膜装置の成膜前状態を説明するための模式的断面図であり、(b)は、成膜装置の成膜時の状態を説明するための模式的断面図。 溶液の液圧と金属被膜の膜厚の増加の関係を示した図。 溶液の液圧、金属被膜の膜厚、および固体電解質膜の移動量との関係を示したタイミングチャート。
以下に本発明の実施形態に係る金属被膜の成膜方法を好適に実施することができる成膜装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る金属被膜の成膜装置の模式的概念図である。図2は、図1に示す金属被膜の成膜装置による成膜方法を説明するための図であり、(a)は、成膜装置の成膜前状態を説明するための模式的断面図であり、(b)は、成膜装置の成膜時の状態を説明するための模式的断面図である。
図1に示すように、本発明に係る成膜装置1は、金属イオンから金属を析出させて、該析出した金属からなる金属被膜を基板Bの表面に成膜する装置である。ここで、基板Bは、アルミニウムなどの金属材料からなる基板、または樹脂またはシリコン基板の処理表面に金属下地層が形成されている基板を用いる。
成膜装置1は、金属製の陽極11と、金属製の陰極12と、陽極11と陰極12との間に配置された固体電解質膜13と、陽極11と陰極12との間に電圧を印加する電源部14と、を少なくとも備えている。
また、陽極11と固体電解質膜13との間に金属イオンを含む溶液(以下、金属イオン溶液という)Lが配置されるように、金属イオン溶液Lを収容する溶液収容部15が設けられている。具体的には、溶液収容部15内の上部には、金属イオン溶液Lに接触するように、陽極11が収容されており、陽極11は、電源部14に電気的に接続さている。なお、陽極11は、金属イオン溶液Lに溶解しない金属イオンの金属よりも貴なる金属からなる。
ここで、陽極11は、金属イオン溶液Lに対して耐食性を有し、かつ陽極として作用可能な導電率を有するものであればよい。たとえば、金など、めっき金属イオンよりもイオン化傾向が低い(あるいは、標準電極電位が高い)、金属イオンの金属よりも貴なる金属で構成される。また、陽極11は、基板Bの表面のうち金属被膜が成膜される成膜領域に応じた形状となっている。本実施形態では、円形状の成膜領域であるため、この成膜領域と同じ大きさおよび形状の陽極11が溶液収容部15に配置され、溶液収容部15の底部の開口の大きさも成膜領域と同じ大きさとなっている。
このように、成膜領域に応じた形状の陽極を用いることにより、陽極から陰極に向かう電気力線を均一にすることができる。これにより、所望の成膜領域に均一性に優れた金属被膜を成膜することができる。
一方、陰極12は、金属イオン溶液Lに対して耐食性を有し、かつ陰極12として作用可能な導電性を有するものであればよい。そして、基板Bを載置することができる形状であれば、その大きさおよび形状は特に限定されるものではない。
金属イオン溶液Lは、たとえば、銅、ニッケル、銀などのイオンを含む水溶液などを挙げることができる。そして、固体電解質膜13は、固体電解質からなる膜、フィルム等のものである。
固体電解質膜13は、上述した金属イオン溶液Lに接触させることにより、金属イオンを内部に含浸することができ、電圧を印加したときに陰極側において金属イオン由来の金属が析出するとこができるのであれば、特に限定されるものではない。固体電解質膜の材質としては、たとえばデュポン社製のナフィオン(登録商標)などのフッ素系樹脂、炭化水素系樹脂、ポリアミック酸膜、旭硝子社製のセレミオン(CMV,CMD,CMFシリーズ)などのイオン交換機能を有した膜を挙げることができる。
さらに、溶液収容部15の底部には上述した如き開口が形成され、その開口を覆うように固体電解質膜13が配置されている。本実施形態では、固体電解質膜13が、溶液収容部15の底部全体を覆うように配置されているが、例えば、溶液収容部15の開口を形成する側壁面と嵌合し、溶液収容部15の底面から突出するように配置さていてもよい。
溶液収容部15の一方側には、金属イオン溶液Lが収容された溶液タンク17が、供給管17aを介して接続されており、供給管17aにはポンプ17bが接続されている。その他方側には、使用後の廃液を回収する廃液タンク18が、廃液管18aを介して接続されており、廃液管18aには、開閉弁18bが接続されている。さらに、ポンプ17bおよび開閉弁18bは、後述する制御装置30からの制御信号が出力可能なように、制御装置30に電気的に接続されている。
このように構成することにより、開閉弁18bを閉弁した状態で、溶液収容部15内部に金属イオン溶液Lを収容する密閉空間を形成することができる。この密閉空間に対して供給管17aを介してポンプ17bを駆動させて溶液タンク17からの金属イオン溶液Lを供給し、密閉空間内を所望の圧力に調整することができる。さらに、後述するように、金属被膜を成膜した後の金属イオン溶液Lの廃液は、開閉弁18bを開くことにより、廃液管18aを介して廃液タンク18に送ることができる。
溶液収容部15の蓋部15aには、移動部51が連結されている。移動部51は、溶液収容部15と共に固体電解質膜13を基板Bに向かって移動させることにより、固体電解質膜13を基板Bの成膜領域に加圧するものである。さらに、移動部51は、金属被膜の成膜時の金属被膜の膜厚の増加量に応じて、固体電解質膜13と基板Bとの距離を増加させるように、固体電解質膜13と基板Bとを相対的に移動させる機能をも備えている。移動部51は、このような2つの移動が制御可能なように、後述する制御装置30からの制御信号が出力可能なように、制御装置30に電気的に接続されている。
例えば、移動部51は、このように固体電解質膜13を基板Bに対して相対的に移動させることができるものであれば、その装置構成は特に限定されるものではない。たとえば、油圧式または空気式のシリンダで基板Bに接触させる移動を行い、マイクロアクチュエータで成膜時における移動を行うように、これら2種類の機器により構成されていてもよい。
さらに、成膜装置1は、溶液収容部15の密閉空間に収容された金属イオン溶液Lの液圧を測定する圧力計(液圧測定部)52を備えている。圧力計52により測定された金属イオン溶液Lの圧力の値は、信号として制御装置30に入力されるように、圧力計52は、制御装置30に電気的に接続されている。
制御装置(制御部)30は、演算装置、記憶装置、および各機器に入力または出力される信号を変換器(図示せず)等で構成されている。演算装置では、記憶装置において予め入力された金属イオン溶液Lの液圧(たとえば、後述する液圧P1、P2など)と、圧力計52からの液圧の信号などに基づいて、ポンプ17b、開閉弁18b、および移動部51に制御信号を出力するものである。
具体的には、制御装置(演算装置)30は、成膜時において、圧力計52により測定された金属イオン溶液Lの液圧(密閉空間内の液圧)に基づいて、金属被膜の成膜時の金属被膜Fの膜厚の増加量を推定する。次に、制御装置(演算装置)30は、推定した金属被膜Fの膜厚の増加量に基づいて、固体電解質膜13と基板Bとの相対的な移動量を制御するように、移動部51に制御信号を出力する。なお、制御装置30による詳細な制御は、以下の成膜方法を説明する際に詳述する。
成膜装置1は、基板Bを固定し、陽極11および陰極12に対して基板Bのアライメントを調整する基台21と、基台21を介して基板Bの温度調整を行う温度制御部22を備えている。本実施形態では、基台21の上に載置された基板Bを搬送する搬送装置40がさらに設けられている。
このようにして構成された成膜装置1を用いた金属被膜の成膜方法を説明する。まず、基台21に基板Bが載置された陰極12を配置する。このとき、陰極12に基板Bを導通させる。なお、基板Bの材質としては、ステンレスなどの金属などを挙げることができる。陽極11に対して陰極12(基板B)のアライメントを調整し、温度制御部22により、基板Bの温度調整を行う。
次に、図2(a)に示すように、制御部30から移動部51に制御信号を出力し、陽極11が収容された溶液収容部15の固体電解質膜13が、基板Bに接触するように、移動部51により固体電解質膜13を移動させる。次に、制御装置30は、開閉弁18bを閉弁させるように開閉弁18bに制御信号を出力する。これにより、開閉弁18bが閉弁し、溶液収容部15の内部には密閉空間が形成される。
この状態で、制御装置30は、ポンプ17bを駆動するように制御信号をポンプ17bに出力する。これにより、金属イオン溶液Lが、溶液収容部15に形成された密閉空間内に供給される。このとき、圧力計52で測定された液圧が所定の圧力となるまで、ポンプ17bにより、密閉空間内に金属イオン溶液Lが圧送される。このようして、陽極11と固体電解質膜13との間に金属イオン溶液Lが配置されると共に、固体電解質膜13を基板Bに接触させたときに、ポンプ17bで加圧された金属イオン溶液Lの液圧で固体電解質膜13を介して基板Bを加圧することができる。このような加圧状態を保持しながら、陽極11と陰極12との間に電源部14により電圧を印加する。
これにより、金属イオン溶液Lに含まれる金属イオンが陽極11側から陰極12側に向かって移動し固体電解質膜13の内部に含有され、さらにこの金属イオンを固体電解質膜13の陰極12側に析出させることができる。
この結果、図2(b)に示すように、陽極11は消費されずに、金属イオン溶液L中の金属イオンの金属からなる金属被膜Fを基板Bの表面に成膜することができる。さらに、固体電解質膜13内の金属イオンは、基板Bの表面に析出するが、これと同時に、陽極11側の金属イオン溶液Lから金属イオンが固体電解質膜13に供給されることになる。
これにより、開閉弁18bにより金属イオン溶液Lを廃液し、ポンプ17bにより定期的に金属イオン溶液Lを供給すれば、陽極11を交換することなく、溶液収容部15内の金属イオン溶液Lを入れ替えることで、所望の膜厚の金属被膜Fを複数枚の基板Bの表面に連続して成膜することができる。
固体電解質膜13を基板Bに接触させたときに、金属イオン溶液Lの液圧で固体電解質膜13を介して基板Bが加圧されているので、図2(b)に示すように、パスカルの原理により、固体電解質膜13は、加圧された金属イオン溶液Lの液圧により基板表面を均一に加圧することができる。このような加圧状態で、陽極11と陰極12との間に電源部14により電圧を印加することで、均一な膜厚の金属被膜Fを基板Bの表面に成膜することができる。
また、成膜後の基板Bを搬送装置40により搬送し、未成膜の基板と入れ替え、上述した作業を繰り返すことにより、複数の基板の表面に連続して成膜することができる。
以下の成膜時における制御装置30の制御方法の詳細をさらに述べる。図3は、金属イオン溶液Lの液圧と金属被膜の膜厚の増加の関係を示した図である。
本実施形態では、固体電解質膜13が基板Bに接触した状態で、金属イオン溶液は、液圧P1で、溶液収容部15の密閉空間内に収容されている。成膜時に、固体電解質膜13と基板Bとの距離を一定に保持した場合、金属被膜Fの膜厚の増加に応じて、固体電解質膜13が陰極側に押圧されることになる。これにより、密閉空間内の金属イオン溶液Lはさらに加圧されることになる。
この結果、図3に示すように、金属被膜Fの膜厚の増加量に応じて金属イオン溶液の液圧が増加することになる。このような現象を利用して、金属被膜Fの膜厚の増加量を、圧力計52で金属イオン溶液の液圧を測定することにより管理することができ、その膜厚自体も管理することができる。本実施形態の場合には、制御装置30は、金属イオン溶液Lの液圧に基づいて、金属被膜Fの成膜時の金属被膜Fの膜厚の増加量を推定する。
さらに、移動部51を制御することにより、以下のようにして金属被膜を成膜することもできる。図4は、溶液の液圧、金属被膜の膜厚、および固体電解質膜の移動量との関係を示したタイミングチャートである。
上述した如く、本実施形態では、固体電解質膜13が基板Bに接触した状態で、金属イオン溶液は、液圧P1で、溶液収容部15の密閉空間内に収容されている。成膜開始から固体電解質膜13と基板Bとの距離を一定に保持し、金属被膜Fの膜厚の増加に応じて、密閉空間内の金属イオン溶液Lの液圧は圧力P2まで増加する。
圧力計52により、金属イオン溶液Lの液圧が圧力P2まで増加したことを検出したとき(時刻t1)に、制御装置30は、金属被膜Fの膜厚が増加量ΔTまで増加したと推定する。この推定した増加量ΔTに基づいて、制御装置は、固体電解質膜13と基板Bとの距離をΔD分増加させるように、移動部51を制御することにより固体電解質膜13を移動させる。
この移動により、固体電解質膜13を金属被膜Fに接触した状態を保ちつつ、金属イオン溶液Lの液圧は圧力P1まで減少する。そして、上述した如く、固体電解質膜13と基板Bとの距離を一定に保持し、金属被膜Fの膜厚の増加量ΔTに応じて、密閉空間内の金属イオン溶液Lの液圧は同様に圧力P2まで増加する。制御装置30は、金属被膜Fの膜厚の増加量ΔTに応じて、固体電解質膜13と基板Bとの距離をΔD分増加させるように、固体電解質膜13を移動させる。
このような一連の動作を、金属被膜の膜厚が目標の膜厚Tに達するまで繰り返すことにより、金属被膜Fの増加による固体電解質膜13の変形がほとんどなく、より均一性に優れた金属被膜Fを成膜することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1:成膜装置、11:陽極、12:陰極、13:固体電解質膜、14:電源部、15:溶液収容部、15a:蓋部、17溶液タンク、17a:供給管、18:廃液タンク、18a:廃液管、21:基台、22:温度制御部、40:搬送装置、51:移動部、52:圧力計、E:成膜領域、F:金属被膜、L:金属イオン溶液

Claims (9)

  1. 陽極と陰極との間に固体電解質膜を配置し、該固体電解質膜を基板に接触させると共に、前記陰極を前記基板に導通させ、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加し、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンを前記陰極側に析出することにより、前記金属イオンの金属からなる金属被膜を前記基板の表面に成膜する金属被膜の成膜方法であって、
    前記陽極と前記固体電解質膜との間に前記金属イオンを含む溶液を配置すると共に、前記固体電解質膜を前記基板に接触させたときに、前記溶液を加圧することにより、該溶液の液圧で前記固体電解質膜を介して前記基板を加圧しながら、前記金属被膜の成膜を行うことを特徴とする金属被膜の成膜方法。
  2. 前記金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量に応じて、前記固体電解質膜と前記基板との距離を増加させることを特徴とする請求項1に記載の金属被膜の成膜方法。
  3. 前記溶液を密閉空間内に収容し、該密閉空間の前記溶液を加圧するとともに、該溶液の加圧状態に保持しながら前記金属被膜の成膜を行い、
    前記金属被膜の膜厚の増加量を、前記溶液の液圧を測定することにより推定することを特徴とする請求項2に記載の金属被膜の成膜方法。
  4. 前記陽極に、前記基板の表面のうち金属被膜が成膜される成膜領域に応じた形状の陽極を用いて、前記金属被膜の成膜を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属被膜の成膜方法。
  5. 陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に配置された固体電解質膜と、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加する電源部と、を少なくとも備えており、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加して、前記固体電解質膜の内部に含有された金属イオンを前記陰極側に析出させることにより、前記金属イオンの金属からなる金属被膜を基板の表面に成膜する金属被膜の成膜装置であって、
    前記成膜装置は、前記陽極と前記固体電解質膜との間に前記金属イオンを含む溶液を収容する溶液収容部と、該溶液収容部内の前記溶液を加圧する加圧部とを備えており、
    前記溶液収容部には、前記加圧部により加圧された溶液の液圧により、前記固体電解質膜が加圧されると共に、該加圧された固体電解質膜により前記基板表面が加圧されるような位置に、前記固体電解質膜が配置されていることを特徴とする金属被膜の成膜装置。
  6. 前記成膜装置は、金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量に応じて、前記固体電解質膜と前記基板との距離を増加させるように、前記固体電解質膜と前記基板とを相対的に移動させる移動部を備えることを特徴とする請求項5に記載の金属被膜の成膜装置。
  7. 前記溶液収容部には、前記溶液を収容する密閉空間が形成されており、
    前記成膜装置は、前記密閉空間に収容された前記溶液の液圧を測定する液圧測定部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の金属被膜の成膜装置。
  8. 液圧測定部により測定された前記溶液の液圧に基づいて、前記金属被膜の成膜時の前記金属被膜の膜厚の増加量を推定し、該推定した前記金属被膜の膜厚の増加量に基づいて、前記移動部による前記固体電解質膜と前記基板との相対的な移動量を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項7に記載の金属被膜の成膜装置。
  9. 前記陽極は、前記基板の表面のうち金属被膜が成膜される成膜領域に応じた形状となっていることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の金属被膜の成膜装置。
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