JP2014037503A - 繊維製品用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣料等の繊維製品の洗濯において、より優れた洗浄力を有し、低温から高温に至るまで安定した粘度を示し、且つ、安定性に優れた洗濯用の液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)炭素数3〜5のアルキレン基から構成されるポリオキシアルキレン構造を有する特定の溶剤、(b)アルキルベンゼンスルホン酸塩、(c)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、(d)ノニオン性界面活性剤、及び(e)水を、所定条件で含有する繊維製品用液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品用液体洗浄剤組成物、詳しくは手洗い洗濯用として好適な繊維製品用液体洗浄剤組成物に関する。
繊維製品のような衣料等の洗濯方法としては、大きく分けて手洗い洗濯と洗濯機洗濯の2種類がある。近年では、洗濯機の普及により洗濯機による洗濯が増加する傾向にあるが、汚れの落ち具合をしっかり確認できることや経済性の観点などから、世界的にみれば依然、手洗い洗濯が広く行われている。特に、水資源の少ない地域では出来るだけ少ない水で洗濯できるように手洗い洗濯を採用する場合が多い。
手洗い洗濯は、洗濯機による洗濯と比較した場合、汚れの落ち具合、被洗浄物の種類など、状況に応じたきめ細かい洗浄が可能となる一方、洗濯をする者にとって、肉体的、精神的疲労感を伴う。特に、被洗浄物同士をこすり合わせる「もみ洗い」は、被洗浄部位に力をかけやすく、最も自然な手洗い方法の1つである。
衣料等の洗濯時に発生する泡の量は、洗濯を行う消費者にとっては、洗濯が充分にされているという充実感、安心感を生じさせる要因となるものであり、経済性及び泡立ち(速泡性)等の観点から、アニオン性界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩が主体の洗剤が多く製造・販売されている。また、世界的に見れば低硬度から高硬度まで広い範囲の水を洗濯に使用しており、硬度成分に耐性のある界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を併用することが多い。
特許文献1には、アルキレンオキシ基の平均付加モル数が比較的多いポリオキシアルキレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、特定のアニオン性界面活性剤、及び炭素数8〜18の脂肪酸又はその塩を特定条件で含有する洗浄剤組成物が開示されている。また、特許文献2には、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸、pKaが8.0以上の化合物を含有する液体洗浄剤組成物が、洗浄時の洗浄力、及び泡立ち性が優れ、しかもすすぎ工程においてすばやく泡が消え、すすぎが速やかに完了する洗浄剤組成物であることが開示されている。
一方、洗濯用の洗浄剤組成物としては、主として、粒状(固体状)のものと液体状のものが知られている。液体洗浄剤組成物は、使用時に微粉の発生がなく、且つ、水に速やかに溶解、分散するといった利点がある。
液体洗浄剤組成物では、適切な粘度を付与することが、非常に重要である。あまりにも低粘度の液体洗浄剤組成物を使用者が手にした場合、濃厚感に乏しい印象を与えることがあり、また、あまりにも高粘度の液体洗浄剤組成物では、使用する際、容器からの排出速度が遅くなり、不快感を与えてしまう。また、液体洗浄剤を塗布して用いる場合も、粘度が低すぎると汚れ部分に絞って的確に塗布するのが難しくなり、粘度が高すぎると布上で洗浄剤が広がり難く扱いづらくなる。
特開2011−89107号公報 特開2011−213992号公報
従って、洗濯用の液体洗浄剤組成物においては、優れた洗浄力を有することに加え、使用時の組成物が適度な粘度を示すことが好まれる。常温、例えば30℃において適度な粘度を付与した場合、低温、例えば5℃では特に粘度が高くなる場合が多く、消費者が使用時に苛立ちを感じるリスクがある。そのため低温から常温まで広い範囲で適切な粘度を維持できることが望ましい。
更に、陰イオン性界面活性剤をベースにアルキルベンゼンスルホン酸塩を併用したケースにおいて、夏場の常温で適切な粘度を付与した場合、冬場のような寒い時期になると粘度が高くなりすぎるという課題に直面する。特許文献1、2の液体洗剤組成物は起泡性と泡切れ性に優れると記載されているが、広い温度範囲における粘度コントロールに関しては言及しておらず、さらに改良の余地がある。
本発明の課題は、衣料等の洗濯において、特に手洗い時において、洗浄力と適度な泡量を維持し、且つ、低温から常温、例えば5℃〜30℃に至る広い温度範囲で安定した粘度を示し、計量性に優れた洗濯用の液体洗浄剤組成物を提供することである。
本発明は、下記(a)〜(e)成分を含有する繊維製品用液体洗浄剤組成物であって、
(a)成分を0.01〜5質量%、(d)成分を0〜20質量%含有し、
(b)成分と(c)成分の含有量の合計が5〜40質量%であり、
〔(a)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.01〜0.1であり、
〔(d)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.5以下である、
繊維製品用液体洗浄剤組成物。
(a)成分:下記一般式(I)で表される溶剤
1−O−(R2O)n−H (I)
〔式中、R1は水素原子、又は炭素数1〜8の炭化水素基を示し、R2は炭素数3〜5のアルキレン基を示し、n個のR2は同一でも異なっていてもよく、nはR2Oの平均数を示す10〜350の数である。〕
(b)成分:アルキルベンゼンスルホン酸塩
(c)成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
(d)成分:ノニオン性界面活性剤
(e)成分:水
また、本発明は、上記本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで前記組成物を計量し使用する洗濯方法に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を繊維製品に付着した汚れに直接塗布して繊維製品の洗濯を行う、洗濯方法に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物を、繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯を行う、洗濯方法に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物の一部を繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯を行い、計量キャップで計量した前記組成物の残部を水と混合して得た洗浄水により前記繊維製品の洗濯を更に行う、洗濯方法に関する。
本発明において、(b)成分及び(c)成分の量は、それぞれナトリウム塩換算の量で質量%や質量比を算出するものとする。
本発明によれば、衣料等の繊維製品の洗濯において、経済性、泡立ち(速泡性)等に優れたアルキルベンゼンスルホン酸塩、硬度成分に耐性のあるポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を含有し、洗浄力と適度な泡量を維持し、使用時における使い勝手と濃厚感を両立する適度な粘度を低温から常温まで安定して示し、且つ、安定性、中でも低温安定性に優れた、繊維製品用液体洗浄剤組成物が提供される。
<(a)成分>
(a)成分は下記一般式(I)で表される溶剤である。
1−O−(R2O)n−H (I)
〔式中、R1は水素原子、又は炭素数1〜8の炭化水素基を示し、R2は炭素数3〜5のアルキレン基を示し、n個のR2は同一でも異なっていてもよく、nはR2Oの平均数を示す10〜350の数である。〕
一般式(I)において、R1は水素原子、メチル基、又はエチル基が好ましく、水素原子又はメチル基がより好ましく、水素原子が更に好ましい。R2はプロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、イソブチレン基が好ましく、中でも、プロピレン基が好ましい。nは13〜200が好ましく、15〜180がより好ましい。更に、計量性向上の観点から、nは100〜180がより好ましく、150〜180がより好ましい。
<(b)成分>
(b)成分は、アルキルベンゼンスルホン酸塩である。アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、限定されるものではないが、例えばアルキル基の炭素数8以上、更に10以上、また、炭素数20以下、更に15以下の、好ましくは直鎖アルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩が挙げられる。
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、アルカノールアミン塩、又はマグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属塩などを挙げることができるが、洗浄性や組成物の安定性の観点から、アルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩であることが好ましい。本発明の組成物を調製する場合、酸型の化合物であるアルキルベンゼンスルホン酸を組成物となる原料中に添加し、系内でアルカリと中和反応させアルキルベンゼンスルホン酸塩としてもよいし、また、予め中和した後、組成物となる原料中に添加してもよい。アルキルベンゼンスルホン酸の中和には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化アンモニウムなどの強塩基やモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミンを用いることができる。
本発明の液体洗浄剤組成物では、(a)成分を(b)成分と(c)成分と組み合わせて用いることにより、組成物の安定性や低温から常温に至る広い範囲での粘度安定性を向上できる。
<(c)成分>
(c)成分は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩である。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、限定されるものではないが、例えば、炭素数10以上、更に12以上、また、20以下、更に16以下、更に14以下のアルキル基、好ましくは直鎖1級アルコール若しくは直鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール由来のアルキル基を有し、アルキレンオキシ基の平均付加モル数が0以上、更に0より大きい、更に0.5以上、更に1以上、また、5以下、更に4以下、更に3以下のものが挙げられる。アルキレンオキシ基としてエチレンオキシ基を含むことが好ましい。更に、平均付加モル数0.2モル以上、2モル以下の範囲でプロピレンオキシ基を含んでいてもよい。塩はアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩及びカリウム塩から選ばれる塩がより好ましく、ナトリウム塩が更に好ましい。
<(d)成分>
ノニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭素数10以上、18以下のアルコールにエチレンオキサイドを平均で1モル以上、更に2モル以上、更に4モル以上、そして、30モル以下、更に20モル以下、更に10モル以下付加させたポリオキシアルキレンアルキルエーテルが挙げられる。
<(e)成分>
(e)成分は水である。
<繊維製品用液体洗浄剤組成物>
本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物は、〔(a)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.01〜0.1である。好ましくは0.011以上、更に0.012以上、更に0.013以上であり、そして、0.05以下、更に0.04以下、更に0.035以下である。〔(a)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕の質量比がこの範囲内であれば、使用時における適度な粘度を付与できるので、濃厚感のある外観を付与できることに加え、塗布洗浄をする場合には十分な洗浄効果を発揮できる。
本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物は、〔(d)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.5以下、好ましくは0.3以下、より好ましくは0.1以下、より好ましくは0.05以下である。〔(d)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕の質量比がこの範囲内であれば、手洗い時に十分な泡を確保することができる。なお、この質量比の下限値は0であってよい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(a)成分を0.01〜5質量%含有する。組成物中の(a)成分の含有量は、0.02〜3質量%が好ましく、更には0.05〜2質量%、更に0.1〜1質量%が好ましい。(a)成分の含有量が5質量%以下であれば、適度な粘度を組成物に付与することができる上に、コストの点でも利益がある。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(d)成分を0〜20質量%含有する。(d)成分の含有量が20質量%以下では、手洗い時において、十分な泡立ちを確保することができる。(d)成分の含有量は、組成物中、好ましくは0〜10質量%であり、より好ましくは0〜7質量%であり、より好ましくは0〜5質量%であり、更に好ましくは0〜3質量%である。
本発明の液体洗浄剤組成物では、洗浄性能の観点から、(b)成分と(c)成分の含有量の合計が5〜40質量%である。この含有量の合計が5質量%以上であれば、高硬度においてもより良好な洗浄性及び泡立ち性を有する組成物が得られる。一方、この含有量の合計が40質量%以下であれば、流動性と外観の濃厚感との点でより良好な粘度を有し、より速やかに水(洗浄水)に溶解、分散でき、又はより透明な液感を有する組成物が得られる。組成物中の(b)成分と(c)成分の含有量の合計は、6〜35質量%、更に7〜30質量%、より更に8〜25質量%が、より更に9〜20質量%が好ましい。
各成分の含有量は、前記質量比を満たす範囲で選択される。
本発明の液体洗浄剤組成物において、(e)成分である水の含有量は、10質量%以上が好ましい。(e)成分の含有量は、組成物全体を100質量%に調整する量であってよい。(e)成分の含有量は、組成物中、20〜90質量%、更に30〜85質量%、より更に40〜80質量%が好ましい。
本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物は、(f)成分として、炭酸塩及び硫酸塩から選ばれる一種以上の化合物を含有することが好ましい。これらの化合物は、増粘剤として機能する。炭酸塩としては、具体的には、炭酸水素アルカリ金属塩、炭酸アルカリ金属塩およびセスキ炭酸アルカリ金属塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物を挙げることができる。また、硫酸塩としては、硫酸ナトリウム等の硫酸アルカリ金属塩を挙げることができる。塩としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩の安定性の観点から、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩が望ましい。炭酸塩としては、更に系の塩強度を抑制する点から炭酸水素ナトリウム塩が好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物における(f)成分の含有量は、ナトリウム塩に換算して1質量%以上、更に1.2質量%以上、更に1.4質量%以上、そして、8質量%以下、更に7質量%以下、更に6質量%以下、更に5質量%以下が好ましい。この含有量が1質量%以上であれば、流動性と外観の濃厚感との点で、より良好な粘度を有する組成物が得られる。そのため、塗布による洗浄性能の向上が期待できる。また、この含有量が8質量%以下であれば、低温時、特に冬場における析出物発生をより良好に抑えることができる。
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、(g)成分として、(b)成分、(c)成分及び上記(d)成分以外の界面活性剤を本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。本発明では、起泡性とすすぎ性のバランスを考慮すると、(g)成分の割合は、全界面活性剤中の20質量%以下、更に10質量%以下、より更には5質量%以下であることが好ましい。
(g)成分としては、限定されるものでないが、アミンオキシド、及びベタインから選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤が挙げられる。中でもアミンオキシドは、起泡性とすすぎ性のバランスを考慮すると、組成物中の5質量%以下、更には3質量%以下、更には1.5質量%以下、更には0.5質量%以下が好ましい。
アミンオキシドとしては、炭素数8以上、更に12以上、また、炭素数18以下、更に14以下の長鎖長のアルキル基と、炭素数1〜3のアルキル基、好ましくはメチル基とを有する、モノ長鎖アルキルアミンオキシドなどを挙げることができる。ベタインとしては、炭素数8以上、更に12以上、また、炭素数18以下、更に14以下の長鎖長のアルキル基を有するアルキルアミドプロピルベタインを挙げることができる。具体的には、アルキル基の炭素数が12のラウラミドプロピルベタインやヤシ油組成のココアミドプロピルベタインが挙げられる。(g)成分のうち、ベタインの組成物中の含有量は、1.5質量%以下、更に1質量%以下、更に0.5質量%以下、更に0.3質量%以下が好ましい。
また、本発明の液体洗浄剤組成物では、全界面活性剤中、(c)成分の割合が30質量%以上、更に40質量%以上、より更に50質量%以上であることが、または、95質量%以下、更に90質量%以下であることが、泡立ち、洗浄性能の観点から好ましい。更に、本発明の液体洗浄剤組成物は、全界面活性剤中、(b)成分の割合が5質量%以上、更に10質量%以上、また、60質量%以下、更に50質量%以下であることが、洗浄性能の観点から好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄性、特に塗布洗浄性と手肌への低刺激性の観点から、JIS K3362:2008 8.3記載の25℃で測定するpHが好ましくは6以上、より好ましくは7以上、より好ましくは7.5以上、より好ましくは8以上、より好ましくは8.5以上、より好ましくは9以上である。一方、該pHは、好ましくは11以下、より好ましくは10.5以下、更に好ましくは10以下である。pHは、組成物中に配合される成分の種類や配合量、なかでも、(b)成分、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の(f)成分、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの配合量により調整でき、必要に応じて塩酸(例えば6N−HCl)、クエン酸、パラトルエンスルホン酸(PTS)、パラクメンスルホン酸(PCS)等の酸剤を用いて調整してもよい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、使い勝手と見た目の濃厚感の観点から、B型粘度計で測定した粘度(60r/min、60秒)が、5℃で好ましくは500〜6,000mPa・s、より好ましくは500〜5,000mPa・s、更に好ましくは500〜4,000mPa・sである。また、夏場などの高温条件で想定される温度においても濃厚感を維持する必要から、B型粘度計で測定した粘度(60r/min、60秒)が、30℃で好ましくは100〜1,000mPa・s、より好ましくは120〜800mPa・s、更に好ましくは130〜700mPa・sである。
本発明の液体洗浄剤組成物に配合できるその他の成分として、例えば、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はこれらの塩、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸又はこれらの塩などのキレート剤、好ましくは分子量が1,000以下のキレート剤を配合できる。キレート剤の含有量は、組成物中、0.001質量%以上、更に0.01質量%以上、更に0.03質量%以上であることが、そして、10質量%以下、更に3質量%以下、更に1質量%以下であることが好ましい。
その他、洗浄剤組成物の溶液安定性や透明性の向上を目的に(a)成分以外の水混和性有機溶剤〔以下、(h)成分という〕を含有しても良い。本発明でいう水混和性有機溶剤とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解するもの、すなわち、溶解の程度が50g/L以上である溶剤を指す。(h)成分の含有量は、溶液安定性と透明性の向上の観点から、組成物中、0.1質量%以上、更に0.3質量%以上、更に0.5質量%以上、更に1質量%以上、1.5質量%以上、より更に2質量%以上であることが、そして、40質量%以下、更に20質量%以下、更に10質量%以下、より更に5質量%以下であることが好ましい。
(h)成分としては、(h1)エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノールなどのアルカノール類、(h2)プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールなどのグリコール類、(h3)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールなどのグリコール類、(h4)ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、1−メチルグリセリンエーテル、2−メチルグリセリンエーテル、1,3−ジメチルグリセリンエーテル、1−エチルグリセリンエーテル、1,3−ジエチルグリセリンエーテル、トリエチルグリセリンエーテル、1−ペンチルグリセリルエーテル、2−ペンチルグリセリルエーテル、1−オクチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブトキシジグリコールとも呼ばれる)などのアルキルエーテル類、(h5)2−フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、平均分子量約480のポリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等の芳香族エーテル類、が挙げられる。
水混和性有機溶剤は同時に、組成物の粘度調整剤、ゲル化抑制剤として有効であり、上記の(h1)アルカノール類、(h2)グリコール類、(h4)アルキルエーテル類、(h5)芳香族エーテル類から選ばれる1種以上を用いることが好ましく、より好ましくは(h2)グリコール類、(h4)アルキルエーテル類、(h5)芳香族エーテル類から選ばれるものであり、更に好ましくは(h4)アルキルエーテル類である。より更に、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。(h)成分は粘度調整やゲル化抑制に効果的である。
本発明の液体洗浄剤組成物に配合できるその他の成分として、次の(i)〜(xiii)に示す成分を本発明の効果を損なわない程度で配合することができる。
(i)ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、カルボキシメチルセルロース、重量平均分子量5,000以上のポリエチレングリコール、無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、及び特開昭59−62614号公報の請求項1〜21(1頁3欄5行〜3頁4欄14行)記載のポリマーなどの再汚染防止剤及び分散剤、好ましくはポリアクリル酸、ポリマレイン酸又はそれらの塩、より好ましくはポリアクリル酸又はその塩 0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%、より好ましくは1〜3質量%
(ii)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤
(iii)過酸化水素、過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム等の漂白剤
(iv)テトラアセチルエチレンジアミン、特開平6−316700号の一般式(I−2)〜(I−7)で表される漂白活性化剤等の漂白活性化剤
(v)セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等の酵素
(vi)ホウ素化合物、カルシウムイオン源(カルシウムイオン供給化合物)、ビヒドロキシ化合物、蟻酸等の酵素安定化剤
(vii)蛍光染料、例えばチノパールCBS(商品名、チバスペシャリティケミカルズ製)やホワイテックスSA(商品名、住友化学社製)として市販されている蛍光染料
(viii)ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤
(ix)パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)などの可溶化剤
(x)平均分子量約200〜約400のポリエチレングリコールなどの(a)成分以外のポリアルキレングリコール系ゲル化防止重合体
(xi)オクタン、デカン、ドデカン、トリデカンなどのパラフィン類、デセン、ドデセンなどのオレフィン類、塩化メチレン、1,1,1−トリクロロエタンなどのハロゲン化アルキル類、D−リモネンなどのテルペン類などの水非混和性有機溶剤。
(xii)ゼオライトや結晶性層状シリケートなどの金属イオン交換剤
(xiii)その他、色素、香料、抗菌防腐剤、シリコーン等の消泡剤
本発明の液体洗浄剤組成物は、例えば、(e)成分のイオン交換水に、水酸化ナトリウムなどの塩基を加え、次いで、(a)〜(d)成分を加え、更にその他の成分を適宜加え、室温まで冷却後、香料や色素などを加えることにより、製造することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、家庭での洗濯用、更には手洗い洗濯用として好適であり、衣料、布帛、寝具、タオル等の繊維製品の手洗い洗濯に好適に用いられる。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗濯方法としては、布帛のような被洗浄物に、本発明の液体洗浄剤組成物を含む洗浄水を接触、浸漬させて手洗いする方法が挙げられる。この方法では、洗浄水と被洗浄物との接触時間又は浸漬時間が長いと洗浄効果が高く、5〜15分接触又は浸漬するとより良好な効果が得られる。また、この方法では、衣料等の繊維製品の汚れた部分に、直接、本発明の液体洗浄剤組成物を塗布して5〜15分放置してから、洗浄水を接触、浸漬すると更に高い効果が得られる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、計量手段により所定量を計量する操作を行う洗濯方法、例えば計量手段により前記組成物の所定量を計量して、繊維製品への塗布及び洗浄水の調製の少なくとも何れかに用いる洗濯方法に用いることが好ましい。具体的には、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を、計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで前記組成物を計量し使用することが好ましい。容器は、液体洗浄剤組成物を収容する容器本体と、この容器本体の口部に着脱自在に取り付けられた計量キャップと、を備えた液体容器が挙げられる。本発明により、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を、計量キャップを備えた容器に充填してなる、容器入り液体洗浄剤が提供される。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗濯方法として、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を繊維製品に付着した汚れに直接塗布し、塗布に使用した前記組成物で繊維製品の洗濯、好ましくは手洗い洗濯を行う、洗濯方法が挙げられる。更に、本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗濯方法として、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物を、繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯、好ましくは手洗い洗濯を行う、洗濯方法が挙げられる。また、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物の一部を繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯を行い、計量キャップで計量した前記組成物の残部を水と混合して得た洗浄水により前記繊維製品の洗濯を更に行う、洗濯方法が挙げられる。例えば、本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗濯方法として、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填してなる容器入り液体洗浄剤から、一定量の組成物を計量キャップに排出する工程と、計量キャップに排出した前記組成物の一部を、繊維製品に付着した汚れに直接塗布し、該繊維製品の塗布部分を手洗い洗濯する工程と、計量キャップで計量した前記組成物の残部を水と混合して調製した洗浄水により、前記繊維製品の全体を更に手洗い洗濯する工程、とを含む洗濯方法が挙げられる。洗濯方法が限定されるわけではないが、具体的には計量キャップに15ml程度測り取り、測り取った洗浄剤組成物の一部を用いて、繊維製品に付着した汚れ直接塗布する。その後1分ほど擦り洗いをした後、繊維製品を洗面器等に移し、3Lほど水を注入し、キャップに測りとった残りの洗浄剤組成物を入れる。洗浄剤組成物が十分に水に溶けた後、衣類全体を3分ほど揉み洗いを行う。前記繊維製品を十分に絞った後、洗いに使用した水と同じ量の水で3回ほど溜濯ぎを行い洗濯完了とする。
本発明では、洗浄水として本発明の組成物及び水を含有するものを用い、手洗いした被洗浄物を水ですすぐこともできる。すなわち、本発明の手洗い洗濯方法は、本発明の繊維製品用液体洗浄剤組成物を水で希釈した洗浄水を接触させた繊維製品(被洗浄物)を手洗いする工程、及び手洗いした被洗浄物を水ですすぐ工程を有することもできる。この方法において、本発明の液体洗浄剤組成物を計量キャップで計量して洗浄水の調製に使用することが好ましい。この方法では、洗浄水の調製に用いる水の硬度及びすすぎに用いる水の硬度の少なくとも何れかは、洗浄力とすすぎ性の観点から、1°DH以上、更に2°DH以上、更に3°DH以上、更に4°DH以上、更に8°DH以上、更に12°DH以上、更に16°DH以上、更に20°DH以上であっても良く、また、50°DH以下であることが好ましい。
下記成分を用いて表1に示す液体洗浄剤組成物を調製し、以下の方法により、使用時における粘度安定性と計量性と、配合物の安定性を評価した。結果を表1に示す。
<配合成分>
・PPG−1000:一般式(I)中のR1が水素原子、R2がプロピレン基、nが17、重量平均分子量が1,000の化合物(ポリグリコール P−1000TB、DOW Chemical Taiwan Ltd.製)
・PPG−10000:一般式(I)中のR1が水素原子、R2がプロピレン基、nが172、重量平均分子量が10,000の化合物
・LAS−Na:ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ネオペレックスG−15(花王(株)製)
・AES−Na(EO=2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数2)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム、エマール270J(花王(株)製)
・AE(EO=7):炭素数10〜14の1級アルコールにエチレンオキシドを平均7モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・ヤシ油脂肪酸:ルナックL−55(花王(株)製、炭素数12、14、16の脂肪酸を主な構成脂肪酸とする。ヤシ油脂肪酸中の各脂肪酸の質量比は以下の通りである。炭素数10の脂肪酸:1質量%、炭素数12の脂肪酸:57質量%、炭素数14の脂肪酸:22質量%、炭素数16の脂肪酸:10質量%、炭素数18の飽和脂肪酸:3質量%。炭素数18の不飽和脂肪酸:7質量%。)
・PPG−425:ポリプロピレングリコール(ポリグリコール P 425、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー製)〔便宜的に一般式(I)中の構造で表すと、R1が水素原子、R2がプロピレン基、nが9の化合物となる。〕
・PEG−1000:重量平均分子量の1,000のポリエチレングリコール(ポリエチレングリコール1000、関東化学(株)製)〔便宜的に一般式(I)中の構造で表すと、R1が水素原子、R2がエチレン基、nが22の化合物となる。〕
・GE−EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル
・GP−1:ポリオキシプロピレンオクチルエーテル〔便宜的に一般式(I)中の構造で表すと、R1がオクチル基、R2がプロピレン基、nが2.7の化合物となる。〕
(1)粘度安定性評価
液体洗浄剤組成物を500mlのビーカーに入れ、B型粘度計で、液体洗浄剤組成物の5℃、30℃の各粘度(60r/min、60秒)を測定し(ローターNo.:5℃ No.4、30℃ No.2)、5℃の粘度と30℃の粘度の比(表中、「5℃粘度/30℃粘度」と表記する)を算出した。
(2)計量性評価
表1に示す液体洗浄剤組成物を直径4cm、高さ6cmのポリプロピレン製の容器(キャップ)に40g計量し、円筒形のキャップを10秒間、100度(開口面と平地面がなす角度)傾けて流れ出た液量(x)の割合(=x/50)で評価した。評価の基準は下記の通りである。その結果を表1に示す。
×:流れ出た液量の割合が、0以上、0.7未満
△:流れ出た液量の割合が、0.7以上、0.8未満
○:流れ出た液量の割合が、0.8以上、0.85未満
◎:流れ出た液量の割合が、0.85以上
(3)安定性評価
(i)低温安定性(5℃)
表1に示す液体洗浄剤組成物を容積50mlの規格瓶(PS−No.6広口規格びん、石田容器株式会社製)に40ml充填した後密封し、5℃の温度に誤差範囲を±1℃に設定した恒温室に静置した。そして、静置後1時間後の状態を目視で判定し、低温安定性を評価した。組成物の安定性は、上記記載の規格瓶にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字がどのように見えるかで判定した。具体的な評価方法は、A4のコピー用紙にフォントサイズが12、フォントとしてMS明朝を用いて、「安定性」という文字(黒色)が印刷された印刷物を規格瓶と接触させ、規格瓶から20cm離れた場所から規格瓶越しに印刷された文字を確認し、評価した。評価の基準は下記の通りである。その結果を表1に示す。
×:5℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合に判別できない。
△:5℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合に何とか判別できる。
○:5℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合にはっきりと判別できる。
(ii)常温安定性(30℃)
表1に示す液体洗浄剤組成物を容積50mlの規格瓶(PS−No.6広口規格びん、石田容器株式会社製)に40ml充填した後密封し、30℃の温度に誤差範囲を±1℃に設定した恒温室に静置した。そして、静置後1時間後の状態を目視で判定し、常温安定性を評価した。組成物の安定性は、上記記載の規格瓶にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字がどのように見えるかで判定した。具体的な評価方法は、A4のコピー用紙にフォントサイズが12、フォントとしてMS明朝を用いて、「安定性」という文字(黒色)が印刷された印刷物を規格瓶と接触させ、規格瓶から20cm離れた場所から規格瓶越しに印刷された文字を確認し、評価した。評価の基準は下記の通りである。その結果を表1に示す。
×:30℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合に判別できない。
△:30℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合に何とか判別できる。
○:30℃条件で1時間静置後、上記規格瓶(PS−No.6)にサンプル液を入れた状態で、規格瓶越しに文字を見た場合にはっきりと判別できる。
Figure 2014037503

Claims (9)

  1. 下記(a)〜(e)成分を含有する繊維製品用液体洗浄剤組成物であって、
    (a)成分を0.01〜5質量%、(d)成分を0〜20質量%含有し、
    (b)成分と(c)成分の含有量の合計が5〜40質量%であり、
    〔(a)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.01〜0.1であり、
    〔(d)成分の含有量〕/〔(b)成分の含有量+(c)成分の含有量〕が質量比で0.5以下である、
    繊維製品用液体洗浄剤組成物。
    (a)成分:下記一般式(I)で表される溶剤
    1−O−(R2O)n−H (I)
    〔式中、R1は水素原子、又は炭素数1〜8の炭化水素基を示し、R2は炭素数3〜5のアルキレン基を示し、n個のR2は同一でも異なっていてもよく、nはR2Oの平均数を示す10〜350の数である。〕
    (b)成分:アルキルベンゼンスルホン酸塩
    (c)成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
    (d)成分:ノニオン性界面活性剤
    (e)成分:水
  2. 更に(f)成分として、炭酸塩及び硫酸塩から選ばれる化合物を、ナトリウム塩に換算して1質量%以上含有する請求項1記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物。
  3. (a)成分が、一般式(I)中のR2が炭素数3のアルキレン基の溶剤である請求項1又は2記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物。
  4. (a)成分の重量平均分子量が450〜20,000である請求項1〜3のいずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物。
  5. 5℃での粘度が500〜6,000mPa・s(B型粘度計、60r/min、60秒)である請求項1〜4のいずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで前記組成物を計量し使用する洗濯方法。
  7. 請求項1〜5いずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物を繊維製品に付着した汚れに直接塗布して繊維製品の洗濯を行う、洗濯方法。
  8. 請求項1〜5いずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物を、繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯を行う、洗濯方法。
  9. 請求項1〜5いずれか記載の繊維製品用液体洗浄剤組成物を計量キャップを備えた容器に充填し、計量キャップで計量した前記組成物の一部を繊維製品に付着した汚れに直接塗布して該繊維製品の洗濯を行い、計量キャップで計量した前記組成物の残部を水と混合して得た洗浄水により前記繊維製品の洗濯を更に行う、洗濯方法。
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