JP2001171704A - 容器及び容器入り漂白剤組成物 - Google Patents

容器及び容器入り漂白剤組成物

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JP2001171704A JP36050199A JP36050199A JP2001171704A JP 2001171704 A JP2001171704 A JP 2001171704A JP 36050199 A JP36050199 A JP 36050199A JP 36050199 A JP36050199 A JP 36050199A JP 2001171704 A JP2001171704 A JP 2001171704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布しても液だれが生じない計量キャップを
有する容器入り漂白剤組成物を提供する。 【解決手段】 容器入り漂白剤組成物において、計量キ
ャップ106は内筒108と、外筒110とを有する。
外筒110の高さをhとし、内筒108の高さをHとし
たときに、H−h=bとして、内筒108の開口部端面
の外側先端の半径をrとし、rを定義した方向と同一方
向における外筒110の開口部端面の外側先端の半径を
Rとし、R−r=aとする。計量キャップ106では、
tan-1θ=a/b(数式1)におけるθの値が45°以下
である。内筒108に満たす事ができる液体の体積の最
大値をV1とし、計量カップ106を角度θに傾けたと
きに内筒108に満たすことができるできる液体の体積
の最大値をV2とする。計量キャップ106では、V2
/V1*100=X(数式2)におけるXが70以上であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料、台所、硬表
面用の液体酸素系漂白性洗浄剤組成物を容器に収容した
容器入り漂白剤組成物に関する。特に、本発明は、粘度
を有し使用性が高く、使用時の操作に由来する液こぼ
れ、液だれを生ずることがなく安全性の高い容器入り漂
白剤組成物に関する。また、本発明は、特に、漂白剤組
成物などを収容するのに適した内筒と外筒を有する二重
構造タイプの計量キャップを備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素系漂白剤は、色、柄物に使用できる
特徴により、消費者に広く受け入れられている。特に液
体タイプの酸素系漂白剤は、その使い勝手の良さが認知
され、衣料用漂白剤の主流となっている。そのために、
年間に消費される液体酸素系漂白剤の量は年々増加して
いる。液体酸素系漂白剤には、液体である特性を生かし
た使用方法がある。すなわち、汚れに直接、液体酸素系
漂白剤を塗布することで、高い濃度の液体酸素系漂白剤
を作用させて、高い漂白効果を発現することができる。
汚れの部位に的確に液体酸素系漂白剤を塗るためには、
適度な粘度がある方が操作上好ましい。また、液体酸素
系漂白剤に適度な粘度があると、液体酸素系漂白剤の汚
れ部位への滞留時間も長くなり、より高い漂白性能を発
現することができる。
【0003】一方、液体酸素系漂白剤の粘度が高くなる
と、使用時、特に汚れに直接塗布する際に計量キャップ
からの液切れが悪くなり、液だれが生じ計量キャップを
汚したり、ボトル(容器本体)を汚すことがある。さら
に、液だれ等に起因して、漂白剤が皮膚に触れたり、周
辺を汚染したりする問題が生じる。計量キャップに漂白
剤を計り取る際の液だれを改善するために、ボトル(容
器本体)の注ぎ口形状に関する検討が数多くなされてい
る。計量キャップの形状については、内筒と外筒による
二重構造を有する計量キャップが多く利用されている。
これは外筒部分にねじを設け、ボトル(容器本体)と嵌
め合って蓋を閉め、内筒はボトル(容器本体)の内部に
位置して解放された状態になることで、内筒に残った漂
白剤がボトルに戻る構造になっている。このような構造
の計量キャップを、注ぎ口形状を工夫したボトル(容器
本体)と共に使用することにより、液だれを効果的に抑
制することができる。
【0004】図17を参照すると、従来の計量キャップ
206(タイプJと称する)は、内筒208と、外筒2
10とを有する。内筒208の内側の形状は円筒形であ
り、内筒208の外側の形状は円筒形である。外筒21
0の内側の形状は円筒形であり、外筒210の外側の形
状は円筒形である。計量キャップ206の外筒210の
内側には、雌ねじ部分212が設けられている。計量キ
ャップ206の雌ねじ部分212を容器本体の雄ねじ部
分にねじ締めすることにより、計量キャップ206を容
器本体の開口部に固定することができる。
【0005】ここで、図17に示すように、従来の計量
キャップ206の外筒210の高さ(計量キャップ20
6の底面206tを基準とした高さ)をhとし、内筒2
08の高さ(計量キャップ206の底面206tを基準
とした高さ)をHとしたときにH−h=bとして、内筒
208の開口部端面の外側先端の半径をrとし、前記r
を定義した方向と同一方向における外筒210の開口部
端面の外側先端の半径をRとしたときに、R−r=aと
する。前記rおよび前記Rは、計量キャップの中心軸線
を基準として定義する。底面の基準面は、計量キャップ
の外側の面で定義する。この場合に、従来の計量キャッ
プ206は、tan-1θ=a/b(数式1)としたときに、
θの値は、例えば、60°であった。
【0006】このようなボトル(容器本体)と計量キャ
ップの組み合わせは、内筒の内部に残った漂白剤の液だ
れを防止するのに、或る程度は有効である。しかしなが
ら、計量キャップが二重構造であることにより、不具合
も存在する。すなわち、計量キャップの内筒の部分に計
量された漂白剤は、被洗物に塗布され、或いは、洗濯機
に投入される操作の際に、内筒の外面を伝い、計量キャ
ップの外筒と内筒の間に入り込む現象が生じる。そのま
まキャップを閉じると、内筒と外筒との間に溜まった漂
白剤がボトルの外部に出てくる。このような液だれによ
って、ボトルの周辺を汚染したり、または、液ダレした
液が皮膚に付着したりする問題が生じる。特に、この現
象が生じやすいのは、計量した漂白剤を被洗物に少量ず
つ直接塗布する塗布操作の場合である。
【0007】このような使用方法は、液体漂白剤につい
て、特に推奨される使用方法である。上述した課題を解
決するための手段として、特開平9-77102号公報、特開
平8-48348号公報、実公平3-33650号公報などに、容器の
形状を工夫した例が開示されている。特に、特開平9-77
102号公報では、本発明が解決すべき課題である液だれ
現象について、詳細に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
文献に開示された方法では、計量キャップに満たすこと
ができる液体の容量の最大値に対して少ない量の漂白剤
を塗布する場合には効果があるが、計量キャップに満た
すことができる液体の容量の最大値に近い容量の液体を
測り取り、塗布する際には、液だれを生じて満足な結果
が得られない。しかも、一般的には、計量キャップに測
り取った漂白剤製剤を部分的なしみ汚れに塗布し、残り
を洗濯機に投入する方法が行われている。したがって、
このことを考慮し、現在の液体漂白剤の使用実態を鑑み
ると、塗布操作の際には、計量キャップに満たすことが
できる液体の容量の最大値に近い量の液体が入っている
状態を想定する必要がある。このような使用方法に適し
ており、かつ、安全で液だれを生じないような計量キャ
ップについては、いまだ満足な物が得られていない。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、単に、液だれ
を生じにくいだけでなく、少なくとも、計量キャップを
水平に配置したときに計量キャップの内筒に満たす事が
できる液体の体積の最大値の70%以上の液体を測り取
り、塗布操作をしても液だれが生ずることがない計量キ
ャップを有する容器入り漂白剤組成物を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、ボトル(容器本体)
に計量キャップを固定しても、ボトル(容器本体)や、
周辺を汚染することなく、安心して使用することができ
る計量キャップを有する容器入り漂白剤組成物を提供す
ることにある。また、本発明の更に他の目的は、ボトル
(容器本体)に計量キャップを固定しても、ボトルや、
周辺を汚染することなく、安心して使用することができ
る計量キャップを備えた容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の容器および容器
入り漂白剤組成物の発明者らは、上記の課題を解決する
ために鋭意研究した結果、計量キャップの形状と漂白剤
組成物の粘度とを組み合わせた特定の条件を満たすこと
によって、最も一般的な使用方法においても計量キャッ
プから生じる液だれを抑制することができることを見い
だして、上記の課題を解決することができた。すなわ
ち、本発明の容器入り漂白剤組成物は、25℃の粘度が
10mPa・s(10ミリパスカル×秒)以上である漂白
剤組成物を、以下に示す特徴をもった計量キャップを有
するボトル(容器本体)に充填したことを特徴とする。
【0011】本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の計
量キャップの形状は、2重構造になった筒状の形状を有
する。このような計量キャップの内筒に漂白剤組成物を
注ぐことにより計量を行うことができる。本発明に係る
容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの材質は臨界表
面張力が好ましくは0.015N/m以上、より好まし
くは0.020N/m以上の熱可塑性樹脂であるのが好
ましい。臨界表面張力はジスマン(Zisman)の方法に従
って測定する。本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の
計量キャップの材質としては、臨界表面張力を満たすも
のであれば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ナイロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レンポリマー、ポリエチレンテレフタレート等いかなる
樹脂も使用することができる。本発明における計量キャ
ップの材質は、好ましくは、低密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、ポリプロピレンである。
【0012】本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の容
器には、顔料を用いて着色を施しても良く、含金顔料と
してフタロシアニン系顔料、含チタン顔料、酸化クロ
ム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、一般顔料とし
て、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペリノン系顔
料、チオインジゴ系顔料等有機顔料を用いることができ
る。臨界表面張力が低すぎると液切れが悪く液だれの原
因となる。
【0013】さらに、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器には、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外線吸収
剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加することができ
る。これらの添加剤によって表面張力を変化させること
もできる。さらに、本発明に係る容器入り漂白剤組成物
用の容器の計量キャップの形状については、以下の条件
を満たす必要がある。すなわち、本発明に係る容器入り
漂白剤組成物用の容器の計量キャップの外筒の高さ(計
量キャップの底面を基準とした高さ)をhとし、内筒の
高さ(計量キャップの底面を基準とした高さ)をHとし
たときにH−h=bとして、内筒の開口部端面の外側先
端の半径をrとし、前記rを定義した方向と同一方向に
おける外筒の開口部端面の外側先端の半径をRとしたと
きに、R−r=aとする。前記rおよび前記Rは、計量
キャップの中心軸線を基準として定義する。ここで、底
面の基準面は、計量キャップの閉鎖端部の外側の面で定
義する。
【0014】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップにおいて、本発明は、外筒の
中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐである場合を
含むだけでなく、例えば、部分的に又は全体的に先細形
状である場合、或いは、先太形状である場合も含む。更
に、本発明は、外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が
部分的に又は全体的に曲線形状である場合も含むものと
する。更に、本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の容
器の計量キャップにおいて、本発明は、内筒の中心軸線
に沿う方向の断面形状が真っ直ぐである場合を含むだけ
でなく、例えば、部分的に又は全体的に先細形状である
場合、或いは、先太形状である場合も含む。更に、本発
明は、内筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が部分的に
又は全体的に曲線形状である場合も含むものとする。
【0015】したがって、本発明に係る容器入り漂白剤
組成物用の容器の計量キャップにおいて、外筒の中心軸
線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、外
筒におけるRは外筒の開口部端面の外側先端の半径を示
すものと定義し、内筒の中心軸線に沿う方向の断面形状
が真っ直ぐでない場合には、内筒におけるrは内筒の開
口部端面の外側先端の半径を示すものと定義する。
【0016】この場合に、本発明に係る容器入り漂白剤
組成物用の容器の計量キャップは、tan-1θ=a/b(数
式1)としたときに、θの値が45°以下であることを
特徴とする。(数式1)におけるθが45°を超える場
合には、計量後の使用操作時(洗浄容器への投入、塗
布)に内筒と外筒の間に剤が入りキャップを閉めたとき
の液だれの原因となる。(数式1)におけるθは、好ま
しくは、35°以下であり、さらに好ましくは、30°
以下である。(数式1)におけるθが小さくなればなる
ほど、内筒と外筒の間に液が入り込みにくい。
【0017】さらに、キャップの内筒と外筒の間への液
溜まりには、内筒に満たす事ができる液体の体積の最大
値と、キャップを傾けたときに内筒に満たす事ができる
液体の体積の最大値と密接な関係がある。ここで、計量
キャップを水平に配置したときに計量キャップの内筒に
満たす事ができる液体の体積の最大値をV1とし、計量
キャップを上記角度θ傾けたときに計量キャップの内筒
に満たすことができるできる最大の液体の体積の最大値
をV2とする。そして、以下に示す計算式(数式2)に
よりXの値を計算する。 V2/V1*100=X……(数式2)
【0018】キャップの中に半分以上の液が入った状態
で液ダレすることなく塗布操作をするためには、(数式
2)により定義されるXの値が70以上であることが必
要である。(数式2)により定義されるXの値が80以
上であるのが、更に好ましい。(数式2)により定義さ
れるXの値が85以上であるのが、なお一層好ましい。
また、本発明の計量キャップは、(数式2)により定義
されるXの値が150以下であるように構成されるのが
好ましく、130以下であるように構成されるのが更に
好ましく、120以下であるように構成されるのが、な
お一層好ましい。この(数式2)により定義されるXの
値を大きくするためには、注ぎ口を斜めにするか、或い
は、つば形状をつける方法等がある。
【0019】さらに、本発明の計量キャップには計量後
の使用操作時の液切れを良くするために、計量キャップ
の内筒の上部の周囲の一部または全周にファンネル構造
を設けることができる。このようなファンネル構造を計
量キャップに設けることにより、計量キャップから出る
液体の液切れが良好となり、特に、被洗物への塗布の際
の使用性が向上する。
【0020】また、本発明に係る容器入り漂白剤組成物
用の容器の計量キャップには、計量キャップの内筒の上
部の周囲の1カ所以上に120°以下の角度を有する先
細の注ぎ口を設けることができる。この先細注ぎ口は1
20°以下の角度であるのが好ましい。また、この先細
注ぎ口は110°以下の角度であるのが一層好ましい。
【0021】本発明における本体容器は、特に制限はな
いが、一般的に、液体洗剤や液体漂白剤に用いられる容
器であれば、どのような容器であっても本発明における
本体容器として使用することができる。本体容器には、
計量キャップへの計量性を高めるための本体ボトルから
の排出量コントロール機能や、計量時の液だれを抑制す
るための機能を有する中栓やノズルキャップ等を使用す
るのが好ましい。
【0022】本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の漂
白性組成物は液体漂白剤組成物であり、0.5質量%以
上の界面活性剤を含有し、好ましくは、1〜40質量%
の界面活性剤を含有し、かつ、粘度が10mPa・s以
上であり、好ましくは、粘度は10〜300mPa・s
であり、更に好ましくは、粘度は20〜100mPa・
sである。本発明の漂白剤組成物は、界面活性剤を適宜
組み合わせることにより増粘させることもできるし、増
粘剤として、ポリアクリル酸、架橋性ポリアクリル酸、
ポリエチレングリコール(PEG)、カルボキシメチル
セルロース(CMC)等を添加することにより増粘させ
ることもできるが、増粘手段は特にこれらに限定されな
い。漂白基剤としては、過酸化水素又は過酸化水素を発
生させる化合物があげられる。過酸化水素を発生させる
化合物としては、過炭酸塩、過ホウ酸塩があげられる。
漂白基剤として好ましいのは過酸化水素であり、この過
酸化水素の配合量は、好ましくは、0.1〜5.5質量
%であり、更に好ましくは、0.5〜5.0質量%であ
る。本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の組成物に
は、一般的に、漂白剤組成物、洗剤に用いられている界
面活性剤であれば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤等、特に限定されず使用す
ることができる。このうち、ノニオン界面活性剤及びア
ニオン界面活性剤が好ましい。これらの界面活性剤は、
単独で使用することもできるし、複数の界面活性剤を混
合して用いることもできる。
【0023】本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の漂
白剤組成物に混合される界面活性剤の代表例としては、
アルコールエトキシレート、アミンオキサイド、アルキ
ル硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸エステル、α−
スルホ脂肪酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸、
テトラアルキルアンモニウム塩等をあげることができ
る。その中でも、アルコールエトキシレートやアルキル
ベンゼンスルホン酸が好適である。
【0024】特に好ましいアルコールエトキシレート
は、下記(一般式1)に示される化合物である。 R1−O−(CH2CH2O)n−H ……(一般式1) 式中、R1は、炭素数7〜16、好ましくは10〜1
6、特に好ましくは12〜14の直鎖状又は分岐状のア
ルキル基又はアルケニル基を示し、nはエチレンオキサ
イド(EO)の平均付加モル数を示す。ここで、「平均付加
モル数」とは、使用するアルコール1モルに対して反応
させたエチレンオキサイドのモル数を意味する。
【0025】具体的なアルキル基としては、例えばヘプ
チル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘキサデシル基を挙げることができる。ま
たアルケニル基としては上記アルキル基に対応するアル
ケニル基が挙げられ、例えば、デセニル基、ウンデセニ
ル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル
基、ペンタデセニル基等が挙げられる。一般式1のアル
コールエトキシレートは混合物としても使用することが
できる。例えば、2種類以上のアルコールにエチレンオ
キサイドを付加させたものでもよい。エチレンオキサイ
ド(EO)の平均付加モル数は3〜12、好ましくは4〜1
0である。一般式1のアルコールエトキシレートは油汚
れに効果が高い界面活性剤であり、特に、平均付加モル
数がこの範囲内にあると、油シミに対する良好な漂白効
果が得られるので好ましい。
【0026】上記一般式1で表されるアルコールエトキ
シレートは、市販のものでも、公知の方法を使用してア
ルコールにエチレンオキサイドを反応させることにより
製造できるものでもよい。さらに、疎水性パラメーター
logP値が2.0〜5.0のノニオン界面活性剤が性能
面において特に高い効果を有しており好ましい。logP
値が2.5〜4.5のノニオン界面活性剤を活用すると
適度な粘度を発現し、詰め替え時の液はね低減において
好ましい。ここで言う「疎水性パラメータ」とは、対象
とする化合物の性質を示すパラメータとして一般的に用
いられている。logP値におけるPは水とオクタノールと
の間における平衡状態での物質の活動度の比としてP=
Co/Cwとして表される。(ここで、Coはオクタノール中
の化合物濃度であり、Cwは水中の化合物濃度である。)
疎水性パラメータについての詳細は、例えば、「科学の
領域」増刊号、第122号(1979年)の第73頁に
記載されている。
【0027】分配係数の測定方法としては、フラスク・
シェイキング法(Flask Shaking法)や薄層クロマトグ
ラフ法、HPLCによる測定法が知られているが、本明細書
においては、グース(Ghose),プリチェット(Pritchet
t),クリッペン(Crippen)らのパラメータを用いて計
算によって算出した。(J.Comp.Chem.,9,80(1998))本発
明の組成物は上記成分に加え、必要に応じてさらに水を
加えてバランスをとるが、その他一般的に漂白剤や衣料
用洗剤に配合される成分であれば必要に応じて配合する
ことができる。
【0028】本発明の液体酸素系漂白剤には、一般的に
は、粘度の安定化剤としてキレート剤等が用いられる。
キレート剤としては、例えば、エタン−1,1−ジホス
ホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸塩、エタ
ン−1−ヒドロキシー1,1−ジホスホン酸及びその誘
導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン
酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホ
ン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等の有機ホスホン酸
誘導体、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、グ
リコールエチレンジアミン6酢酸、等のアミノポリ酢酸
類、ジグリコール酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、グ
ルコン酸等の有機酸類、ポリアクリル酸、アクリル酸−
マレイン酸共重合体等の高分子化合物等が挙げられる。
キレート剤の添加により、過酸化水素の分解が抑制さ
れ、粘度の安定性に影響を及ぼすラジカル種の発生を抑
えることで粘度が安定となる。これらのキレート剤の中
では、特に、有機ホスホン酸系誘導体が好ましい。キレ
ート剤の配合量は、好ましくは、0.05〜5.0質量
%であり、更に好ましくは、0.1〜3.0質量%であ
る。
【0029】さらに、一般的に、液体酸素系漂白剤に使
用される添加剤は粘度、界面張力に影響を与えない範囲
で自由に添加することができる特に、配合に適した成分
について以下に述べる。 1)漂白活性化剤 テトラアセチルエチレンジアミン、ペンタアセチルグル
コース、オクタノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ウンデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、オ
クタノイルオキシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香
酸、デカノイルオキシ安息香酸、ウンデカノイルオキシ
安息香酸、ドデカノイルオキシ安息香酸、これらの安息
香酸誘導体のアルカリ金属塩、オクタノイルオキシベン
ゼン、ノナノイルオキシベンゼン、デカノイルオキシベ
ンゼン、ウンデカノイルオキシベンゼン、ドデカノイル
オキシベンゼン。 2)無機塩 塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、ホウ酸ナトリウム等の無機
塩。 3)その他 染料、顔料のような着色剤、香料、シリコーン類、殺菌
剤、蛍光剤、酵素、増粘剤、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノー
ル、メタノール等のハイドロトロープ剤、ヒドロキノ
ン、メトキシフェノール、BHT等のフェノール誘導体
を必要に応じて配合することができる。
【0030】4)pH調整剤 本発明の組成物の原液のpHは、酸性物質として塩酸、
硫酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、クエン酸、
ホスホン酸誘導体、リン酸、等の有機酸を用いて、アル
カリ成分としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア
等を用いて、好ましくは、2〜10の範囲に調整され、
更に好ましくは3.0〜7.0の範囲に調整される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。本発明の容器入り漂白剤組成物
における容器の注ぎ口は、以下に示す5つのタイプA〜
タイプEを含む。 タイプA: 内筒の注ぎ口の内側の形状は円筒形であ
り、内筒の注ぎ口の外側の形状は円筒形である。 タイプB: 内筒の注ぎ口の内側の形状は円筒形であ
り、内筒の注ぎ口の外側の形状は円筒形であり、内筒の
注ぎ口に舌状部があり、ファンネル付きである。 タイプC: 内筒の注ぎ口の内側の形状は円筒形であ
り、内筒の注ぎ口の外側の形状は円筒形であり、内筒の
注ぎ口に舌状部があり、内筒の底面は外筒の底面より出
っ張る形状である。 タイプD: 内筒の注ぎ口の内側の形状は多角形(六角
形)であり、内筒の注ぎ口の外側の形状は多角形(六角
形)である。 タイプE: 内筒の注ぎ口の内側の形状は円筒形であ
り、内筒の注ぎ口の外側の形状は円筒形であり、内筒の
注ぎ口に先細注ぎ口がある。
【0032】(1)タイプA 図1を参照すると、本発明に係る容器入り漂白剤組成物
100の第1の実施の形態(タイプA)において、容器
102は容器本体104と、計量キャップ106とを備
える。漂白剤組成物120が容器本体104の中に収容
されている。この計量キャップ106の形状は、図2お
よび図3に示すように、2重構造の筒状形状を有する。
すなわち、計量キャップ106は、内筒108と、外筒
110とを有する。
【0033】計量キャップ106の内筒108の注ぎ口
108mの内側の形状は円筒形であり、内筒108の注
ぎ口108mの外側の形状は円筒形である。計量キャッ
プ106の内筒108の内側の形状は、中心軸線に沿う
方向において、一定の半径を有する円筒形である。計量
キャップ106の内筒108の外側の形状は、中心軸線
に沿う方向において、一定の半径rを有する円筒形であ
る。計量キャップ106の外筒110の内側の形状は円
筒形であり、外筒110の外側の形状は円筒形である。
計量キャップ106の外筒110の内側の形状は、中心
軸線に沿う方向において、一定の半径を有する円筒形で
ある。計量キャップ106の外筒110の外側の形状
は、中心軸線に沿う方向において、一定の半径Rを有す
る円筒形である。このような計量キャップ106の内筒
108の内部に、容器本体104の中から漂白剤組成物
120を注ぐことにより、漂白剤組成物120の計量を
行うことができる。
【0034】計量キャップ106の外筒110の内側に
は、雌ねじ部分112が設けられている。容器本体10
4の開口部の付近には雄ねじ部分114が設けられてい
る。計量キャップ106の雌ねじ部分112を容器本体
104の雄ねじ部分114にねじ締めすることにより、
計量キャップ106を容器本体104の開口部に固定す
ることができる。計量キャップ106を容器本体104
の開口部に固定する方法は、他の周知の止め構造、例え
ば、バヨネット構造等であってもよい。
【0035】本発明に係る容器入り漂白剤組成物100
用の計量キャップ106の材質は、臨界表面張力が0.
015N/m以上である熱可塑性樹脂であるのが好まし
い。臨界表面張力はジスマン(Zisman)の方法に従って
測定する。本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の計量
キャップ106の材質としては、上記の計量キャップ1
06の臨界表面張力の条件を満たすものであれば、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ナイロン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンポリマー、
ポリエチレンテレフタレート等のいかなる樹脂も使用す
ることができる。本発明における計量キャップ106の
材質は、好ましくは、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンである。
【0036】本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の容
器102には、顔料を用いて着色を施しても良く、含金
顔料としてフタロシアニン系顔料、含チタン顔料、酸化
クロム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、一般顔料と
して、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペリノン系顔
料、チオインジゴ系顔料等有機顔料を用いることができ
る。計量キャップ106の臨界表面張力が低すぎると液
切れが悪く液だれの原因となる。計量キャップ106の
臨界表面張力は、0.020N/m以上であるのが好ま
しい。
【0037】さらに、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器102には、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外
線吸収剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加すること
ができる。これらの添加剤を添加することによって、計
量キャップ106の臨界表面張力を変化させることもで
きる。さらに、本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の
容器の計量キャップ106の形状については、以下の条
件を満たす必要がある。
【0038】すなわち、図3に示すように、本発明に係
る容器入り漂白剤組成物用の容器の計量キャップ106
の外筒110の高さ(計量キャップ106の底面106
tを基準とした高さ)をhとし、内筒108の高さ(計
量キャップ106の底面106tを基準とした高さ)を
Hとしたときに、H−h=bとして、内筒108の開口
部端面の外側先端の半径をrとし、前記rを定義した方
向と同一方向における外筒110の開口部端面の外側先
端の半径をRとしたときに、R−r=aとする。ここ
で、底面106tの基準は、計量キャップ106の閉鎖
部の端面の外側の面で定義する。前記rおよび前記R
は、計量キャップの中心軸線を基準として定義する。す
なわち、図3に示すように、計量キャップ106では、
底面106tは内筒108および外筒110の閉鎖部の
端面に構成される。
【0039】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップのすべての実施形態におい
て、特に個々の形態を具体的に図示しないけれども、本
発明は、外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直
ぐである場合を含むだけでなく、例えば、部分的に又は
全体的に先細形状である場合、或いは、先太形状である
場合も含む。更に、本発明は、外筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が部分的に又は全体的に曲線形状である場
合も含むものとする。更に、本発明に係る容器入り漂白
剤組成物用の容器の計量キャップのすべての実施形態に
おいて、特に個々の形態を具体的に図示しないけれど
も、本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の容器の計量
キャップにおいて、本発明は、内筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が真っ直ぐである場合を含むだけでなく、
例えば、部分的に又は全体的に先細形状である場合、或
いは、先太形状である場合も含む。更に、本発明は、内
筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が部分的に又は全体
的に曲線形状である場合も含むものとする。
【0040】したがって、本発明に係る容器入り漂白剤
組成物用の容器の計量キャップの第1の実施形態におい
て、外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐで
ない場合には、外筒におけるRは外筒の開口部端面の外
側先端の半径を示すものと定義し、内筒の中心軸線に沿
う方向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、内筒にお
けるrは内筒の開口部端面の外側先端の半径を示すもの
と定義する。
【0041】この場合に、本発明に係る容器入り漂白剤
組成物用の容器の計量キャップ106は、 tan-1θ=a/b ……(数式1) としたときに、(数式1)におけるθの値が45°以下
であるように構成されることを特徴とする。なお、本発
明に係る容器入り漂白剤組成物用の容器の計量キャップ
106は、(数式1)におけるθの値が45°以下であ
り、かつ、10°以上であるように構成されるのが好ま
しい。
【0042】(数式1)におけるθの値が45°を超え
る場合には、計量後の使用操作時(洗浄容器への投入、
塗布)に内筒108と外筒110との間に剤が入り、計
量キャップ106を容器本体104に対して閉めたとき
の液だれの原因となる。(数式1)におけるθの値は、
35°以下であるのが好ましい。(数式1)におけるθ
の値は、30°以下であるのが一層好ましい。(数式
1)におけるθの値が小さくなればなるほど、内筒10
8と外筒110との間に、液体(漂白剤組成物120)
が入り込みにくくなる。
【0043】さらに、計量キャップ106の内筒108
と外筒110の間に生じる液溜まりについては、内筒1
08に満たす事ができる液体(漂白剤組成物120)の
体積の最大値と、計量キャップ106を傾けたときに内
筒108に満たす事ができる液体(漂白剤組成物12
0)の体積の最大値と密接な関係がある。ここで、計量
キャップ106を水平に配置したときに計量キャップ1
06の内筒108の中に満たす事ができる液体(漂白剤
組成物120)の体積の最大値をV1とする。また、図
4に示すように、計量キャップを鉛直線に対して角度θ
傾けた状態、すなわち、計量カップ106の注ぎ口10
8mが下に向くように、計量カップ106を角度θ傾け
たときに内筒108の中に満たすことができるできる液
体(漂白剤組成物120)の体積の最大値をV2とす
る。そして、以下に示す計算式(数式2)によりXの値
を計算する。 V2/V1*100=X……(数式2)
【0044】計量キャップ106の中に、その計量キャ
ップ106で計量することができる最大体積の半分の量
以上の液体(漂白剤組成物120)が入った状態で、液
だれを生じることなく塗布操作をするためには、(数式
2)により定義されるXの値が70以上であることが必
要である。したがって、計量キャップ106は、(数式
2)により定義されるXの値が70以上であるように構
成される。また、計量キャップ106は、(数式2)に
より定義されるXの値が150以下であるように構成さ
れるのが好ましく、130以下であるように構成される
のが更に好ましく、120以下であるように構成される
のが、なお一層好ましい。
【0045】計量キャップ106は、(数式2)により
定義されるXの値が80以上であるように構成されるの
が、更に好ましい。計量キャップ106は、(数式2)
により定義されるXの値が85以上であるように構成さ
れるのが、なお一層好ましい。この(数式2)により定
義されるXの値を大きくするためには、後述するよう
に、注ぎ口を斜めにするか、或いは、つば形状をつける
方法等がある。
【0046】(2)タイプB 図5および図6を参照すると、本発明に係る容器入り漂
白剤組成物の第2の実施の形態(タイプB)において、
計量キャップ136の形状は、2重構造の筒状形状を有
する。すなわち、計量キャップ136は、内筒138
と、外筒140とを有する。このような計量キャップ1
36の内筒138の内部に、容器本体104の中から漂
白剤組成物120を注ぐことにより、漂白剤組成物12
0の計量を行うことができる。
【0047】計量キャップ136の内筒138の注ぎ口
138mの内側の形状は円筒形であり、内筒138の注
ぎ口138mの外側の形状は円筒形である。計量キャッ
プ136の内筒138の内側の形状は、中心軸線に沿う
方向において、一定の半径を有する円筒形である。計量
キャップ136の内筒138の外側の形状は、中心軸線
に沿う方向において、一定の半径rを有する円筒形であ
る。計量キャップ136の外筒140の内側の形状は円
筒形であり、外筒140の外側の形状は円筒形である。
計量キャップ136の外筒140の内側の形状は、中心
軸線に沿う方向において、一定の半径を有する円筒形で
ある。計量キャップ136の外筒140の外側の形状
は、中心軸線に沿う方向において、一定の半径Rを有す
る円筒形である。
【0048】計量キャップ136の内筒138の注ぎ口
138m付近に舌状部138gがある。更に、計量キャ
ップ136の内筒138の計量後の使用操作時の液切れ
を良くするために、ファンネル138fが舌状部138
gの上部端面に形成される。ここで、「ファンネル」と
は、外周部分が高く、内周部分が低くなるように形成さ
れた、内筒138の上部端面における斜面(テーパ状部
分)をいう。
【0049】ファンネル138fは、計量キャップ13
6の内筒138の上部端面の周囲の一部に設けてもよい
し、或いは、計量キャップ136の内筒138の上部端
面の全周に設けることもできる。このようなファンネル
構造を計量キャップ136に設けることにより、塗布時
における液体(漂白剤組成物120)の液切れが良好と
なり、特に、被洗物への塗布の際の使用性が向上する。
【0050】さらに、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップ136の形状についても、上
述したように、以下の条件を満たす必要がある。すなわ
ち、図6に示すように、計量キャップ136の外筒14
0の高さ(計量キャップ136の底面136tを基準と
した高さ)をhとし、内筒138の舌状部138gの先
端の高さ(計量キャップ136の底面136tを基準と
した高さ)をHとしたときに、H−h=bとして、内筒
138の開口部端面の外側先端の半径をrとし、前記r
を定義した方向と同一方向における外筒140の開口部
端面の外側先端の半径をRとしたときに、R−r=aと
する。ここで、底面136tの基準は、計量キャップ1
36の閉鎖部の端面の外側の面で定義する。前記rおよ
び前記Rは、計量キャップの中心軸線を基準として定義
する。
【0051】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップの第2の実施形態において、
外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐでない
場合には、外筒におけるRは外筒の開口部端面の外側先
端の半径を示すものと定義し、内筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、内筒における
rは内筒の開口部端面の外側先端の半径を示すものと定
義する。
【0052】また、計量キャップ136の底面136t
を基準としたときに、内筒138の舌状部138g以外
の部分の一番低い個所の高さをH2とする。なお、図6
に示すように、計量キャップ136では、底面136t
は内筒138および外筒140の端面に構成される。こ
の場合に、計量キャップ136は、前述した(数式1)
におけるθの値が45°以下であるように構成されるこ
とを特徴とする。(数式1)におけるθの値は、35°
以下であるのが好ましい。(数式1)におけるθの値
は、30°以下であるのが一層好ましい。
【0053】また、計量キャップ136を水平に配置し
たときに計量キャップ136の内筒138の中に満たす
事ができる液体(漂白剤組成物120)の体積の最大値
をV1とする。また、図7に示すように、計量カップ1
36を注ぎ口138mが下に向くように、計量カップ1
36を角度θ傾けたときに内筒138の中に満たすこと
ができるできる液体(漂白剤組成物120)の体積の最
大値をV2として、Xを前述した(数式2)により計算
する。この場合に、計量キャップ136は、(数式2)
により定義されるXの値が70以上であることが必要で
ある。(数式2)により定義されるXの値が80以上で
あるのが、更に好ましい。(数式2)により定義される
Xの値が85以上であるのが、なお一層好ましい。ま
た、計量キャップ136は、(数式2)により定義され
るXの値が150以下であるように構成されるのが好ま
しく、130以下であるように構成されるのが更に好ま
しく、120以下であるように構成されるのが、なお一
層好ましい。
【0054】なお、計量キャップ136の他の特徴は、
前述した本発明に係る容器入り漂白剤組成物の第1の実
施の形態(タイプA)における計量キャップ106の特
徴と同様である。したがって、計量キャップ136の他
の特徴については、計量キャップ106についての記載
をここに準用することにより、重複して記載することは
避ける。
【0055】(3)タイプC 図8および図9を参照すると、本発明に係る容器入り漂
白剤組成物の第3の実施の形態(タイプC)では、ファ
ンネルが無いことと、内筒148の底部の形状が異なる
ことを除いて、計量キャップ146の形状は、本発明に
係る容器入り漂白剤組成物の第2の実施の形態(タイプ
B)における計量キャップ136の形状と同様である。
すなわち、計量キャップ146は、内筒148と、外筒
150とを有する。計量キャップ146の内筒148の
注ぎ口148m付近に舌状部148gがある。外筒15
0の下側端面150tは、内筒148の外周部から外方
向に延びる。
【0056】そして、図9に示すように、計量キャップ
146の外筒150の高さ(計量キャップ146の底面
146tを基準とした高さ)をhとし、内筒148の舌
状部148gの先端の高さ(計量キャップ146の底面
146tを基準とした高さ)をHとしたときに、H−h
=bとして、内筒148の開口部端面の外側先端の半径
をrとし、前記rを定義した方向と同一方向における外
筒150の開口部端面の外側先端の半径をRとしたとき
に、R−r=aとする。前記rおよび前記Rは、計量キ
ャップの中心軸線を基準として定義する。また、計量キ
ャップ146の底面146tを基準としたときに、内筒
148の舌状部148g以外の部分の一番低い個所の高
さをH2とする。ここで、底面146tの基準は、計量
キャップ146の内筒148の閉鎖部の端面の外側の面
で定義する。
【0057】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップの第3の実施形態において、
外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐでない
場合には、外筒におけるRは外筒の開口部端面の外側先
端の半径を示すものと定義し、内筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、内筒における
rは内筒の開口部端面の外側先端の半径を示すものと定
義する。
【0058】なお、図9に示すように、計量キャップ1
46では、底面146tは内筒148の延長部148e
に構成される。外筒150の下側端面150tの位置
は、内筒148の舌状部148gと延長部148eとの
間にある。このような舌状部148gを計量キャップ1
46に設けることにより、塗布時における液体(漂白剤
組成物120)の液切れが良好となり、特に、被洗物へ
の塗布の際の使用性が向上する。
【0059】計量キャップ146の他の特徴は、前述し
た本発明に係る容器入り漂白剤組成物の第2の実施の形
態(タイプB)における計量キャップ136の特徴と同
様である。したがって、計量キャップ146の他の特徴
については、計量キャップ136についての記載をここ
に準用することにより、重複して記載することは避け
る。
【0060】(4)タイプD 図11および図12を参照すると、本発明に係る容器入
り漂白剤組成物の第4の実施の形態(タイプD)におい
て、計量キャップ156は、内筒158と、外筒160
とを有する。なお、図12に示すように、計量キャップ
156では、底面156tは内筒158および外筒16
0の端面に構成される。
【0061】計量キャップ156の内筒158の注ぎ口
158mの内側の形状は正六角形であり、内筒158の
注ぎ口158mの外側の形状は正六角形である。計量キ
ャップ156の内筒158の内側の形状は、中心軸線に
沿う方向において、それぞれの辺の長さが一定であるよ
うな正六角形である。計量キャップ156の内筒158
の外側の形状は、中心軸線に沿う方向において、それぞ
れの辺の長さが一定であるような正六角形である。更
に、計量キャップ156の内筒158の外側の形状は、
計量キャップ156の内筒158の内側の形状と相似形
状である。
【0062】計量キャップ156の外筒160の内側の
形状は円筒形であり、外筒160の外側の形状は円筒形
である。計量キャップ156の外筒160の内側の形状
は、中心軸線に沿う方向において、一定の半径を有する
円筒形である。計量キャップ156の外筒160の外側
の形状は、中心軸線に沿う方向において、一定の半径R
を有する円筒形である。このような計量キャップ156
の内筒158の中に、容器本体104の中から漂白剤組
成物120を注ぐことにより、漂白剤組成物120の計
量を行うことができる。
【0063】計量キャップ156の内筒158の内側の
形状は、正三角形、正方形、正五角形、正八角形などの
正多角形であってもよいし、一般の三角形、一般の四角
形、一般の五角形、一般の八角形などの一般の多角形で
あってもよい。計量キャップ156の内筒158の内側
の形状は、正六角形、又は、正八角形などの正多角形で
あるのが好ましい。
【0064】計量キャップ156の内筒158の外側の
形状は、正三角形、正方形、正五角形、正八角形などの
正多角形であってもよいし、一般の三角形、一般の四角
形、一般の五角形、一般の八角形などの一般の多角形で
あってもよい。計量キャップ156の内筒158の外側
の形状は、計量キャップ156の内筒158の内側の形
状と相似形状であるのが好ましい。
【0065】内筒158の内部の形状を多角形に形成す
ることにより、図13に示すように、多角形の頂点の部
分から液体(漂白剤組成物120)を塗布させることが
できる。したがって、塗布時における液体(漂白剤組成
物120)の液切れが良好となり、特に、被洗物への塗
布の際の使用性が向上する。
【0066】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップの第4の実施形態において、
外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐでない
場合には、外筒におけるRは外筒の開口部端面の外側先
端の半径を示すものと定義し、内筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、内筒における
rは内筒の開口部端面の外側先端の半径を示すものと定
義する。
【0067】すなわち、図11および図12に示すよう
に、本発明に係る容器入り漂白剤組成物用の容器の計量
キャップ156の外筒160の高さ(計量キャップ15
6の底面156tを基準とした高さ)をhとし、内筒1
58の高さ(計量キャップ156の底面156tを基準
とした高さ)をHとしたときに、H−h=bとする。ま
た、計量キャップ156の内筒158の開口部端面の外
側先端の半径をrとし、前記rを定義した方向と同一方
向における外筒110の開口部端面の外側先端の半径を
Rとしたときに、R−r=aとする。ここで、底面15
6tの基準は、計量キャップ156の閉鎖部の端面の外
側の面で定義する。前記rおよび前記Rは、計量キャッ
プの中心軸線を基準として定義する。内筒158におい
て、前記rは、内筒158の注ぎ口158mの外側の正
六角形の頂点の部分において定義する。また、計量キャ
ップ156では、底面156tは内筒158および外筒
160の閉鎖部の端面に構成される。
【0068】計量キャップ156の他の特徴は、前述し
た本発明に係る容器入り漂白剤組成物の第1の実施の形
態(タイプA)における計量キャップ106の特徴と同
様である。したがって、計量キャップ156の他の特徴
については、計量キャップ106についての記載をここ
に準用することにより、重複して記載することは避け
る。
【0069】(5)タイプE 図14および図15を参照すると、本発明に係る容器入
り漂白剤組成物の第5の実施の形態(タイプE)におい
て、計量キャップ166は、内筒168と、外筒170
とを有する。なお、図15に示すように、計量キャップ
166では、底面166tは内筒168および外筒17
0の端面に構成される。
【0070】計量キャップ166の内筒168の注ぎ口
の内側の形状は円筒形であり、内筒168の注ぎ口の外
側の形状は円筒形である。計量キャップ166の内筒1
68の内側の形状は、中心軸線に沿う方向において、一
定の半径を有する円筒形である。計量キャップ166の
内筒168の外側の形状は、中心軸線に沿う方向におい
て、一定の半径を有する円筒形である。計量キャップ1
66の外筒170の内側の形状は円筒形であり、外筒1
70の外側の形状は円筒形である。計量キャップ166
の外筒170の内側の形状は、中心軸線に沿う方向にお
いて、一定の半径を有する円筒形である。計量キャップ
166の外筒170の外側の形状は、中心軸線に沿う方
向において、一定の半径Rを有する円筒形である。この
ような計量キャップ166の内筒168の内部に、容器
本体104の中から漂白剤組成物120を注ぐことによ
り、漂白剤組成物120の計量を行うことができる。
【0071】また、計量キャップ166には、計量キャ
ップ166の内筒168の上部の周囲の1カ所以上に1
20°以下の角度を有する先細注ぎ口168nを設ける
ことができる。先細注ぎ口168nの角度d1は120
°以下であるのが好ましい。また、先細注ぎ口168n
の角度d1は110°以下であるのが一層好ましい。こ
こで、「先細注ぎ口の角度d1」とは、平面図でみたと
きの角度である。
【0072】図14および図15においては、先細注ぎ
口168nを1カ所だけ設けた形態を示すが、先細注ぎ
口を複数個設ける場合に、それらの先細注ぎ口のそれぞ
れの位置に付いては特に制約はない。なお、先細注ぎ口
を複数個設ける場合に、それぞれの先細注ぎ口を結んだ
ときに正多角形となるような位置に先細注ぎ口を配置す
るのが望ましい。内筒168に先細注ぎ口168nを形
成することにより、図16に示すように、注ぎ口168
nの部分から液体(漂白剤組成物120)を塗布させる
ことができる。したがって、塗布時における液体(漂白
剤組成物120)の液切れが良好となり、特に、被洗物
への塗布の際の使用性が向上する。
【0073】図15に示すように、本発明に係る容器入
り漂白剤組成物用の容器の計量キャップ166の外筒1
70の高さ(計量キャップ166の底面166tを基準
とした高さ)をhとし、内筒168の高さ(計量キャッ
プ166の底面166tを基準とした高さ)をHとした
ときに、H−h=bとして、内筒168の開口部に設け
られた先細注ぎ口168nの外周部の外側先端の半径を
rとしたときに、前記rを定義した方向と同一方向にお
ける外筒170の開口部端面の外側先端の半径をRと
し、R−r=aとする。前記rおよび前記Rは、計量キ
ャップの中心軸線を基準として定義する。ここで、底面
166tの基準は、計量キャップ166の閉鎖部の端面
の外側の面で定義する。
【0074】ここで、本発明に係る容器入り漂白剤組成
物用の容器の計量キャップの第5の実施形態において、
外筒の中心軸線に沿う方向の断面形状が真っ直ぐでない
場合には、外筒におけるRは外筒の開口部端面の外側先
端の半径を示すものと定義し、内筒の中心軸線に沿う方
向の断面形状が真っ直ぐでない場合には、内筒の開口部
端面の外側先端の半径rは、内筒の開口部に設けられた
先細注ぎ口168nの外周部の外側先端の半径を示すも
のと定義する。
【0075】計量キャップ166の他の特徴は、前述し
た本発明に係る容器入り漂白剤組成物の第1の実施の形
態(タイプA)における計量キャップ106の特徴と同
様である。したがって、計量キャップ166の他の特徴
については、計量キャップ106についての記載をここ
に準用することにより、重複して記載することは避け
る。
【0076】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。な
お、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、各実施例および比較例における「%」は、特
にことわりがないかぎり、いずれも「質量%」である。
【0077】(1)液だれ性評価 キャップにその内筒容積の80%量の液体漂白剤組成物
を計り取り、塗布操作を行い、そのときの液だれ性を下
記の基準に従い評価した。評価は5人に対して行い、5
人の液だれ性の点数の平均値を液だれ性の評価点とし
た。 点数5: 液だれを全く生じることなく、安心感を持っ
て操作できる。 点数4: ほとんど液だれを生じない。 点数3: 極わずか液だまりを生じる。キャップを閉め
てもボトルに液だれは生じない。 点数2: 液だまりに液が流れ込み、キャップを閉める
ときにボトルに液だれが生じる。 点数1: 液だまりを激しく生じる。
【0078】本発明の実施例1〜7のキャップの各部の
寸法と、比較例1〜3のキャップの各部の寸法は下記の
表1に記載したとおりである。
【表1】
【0079】本発明の実施例1〜7と、比較例1〜3に
ついての液だれ性の評価の比較試験の条件および結果を
下記の表2に示す。
【表2】
【0080】本発明の実施例1〜7では、液だれ性評価
点は4.0〜5.0点であった。すなわち、本発明の実
施例は、液だれを全く生じることなく、安心感を持って
操作できるか、ほとんど液だれを生じないレベルであっ
た。これに対して、比較例1〜3では、液だれ性評価点
は1.6〜2.0点であった。すなわち、比較例は、液
だまりに液が流れ込み、キャップを閉めるときにボトル
に液だれが生じるか、液だまりを激しく生じるレベルで
あった。以上の比較試験の結果から、容器入り漂白剤組
成物は、塗布操作をしても液だれが生ずることなく、ボ
トルや、周辺を汚染することなしに安心して使用するこ
とができることが確認された。
【発明の効果】本発明は、容器入り漂白剤組成物におい
て、計量キャップを水平に配置したときに計量キャップ
の内筒の中に満たす事ができる液体の体積の最大値をV
1とし、計量キャップを上記の角度θ傾けたときに計量
キャップの内筒の中に満たすことができるできる最大の
液体の体積の最大値をV2としたときに、V2/V1*1
00の値が70以上になるように、容器の計量キャップ
を構成した。この構成により、粘度のある液体を測り取
り、塗布操作をしても液だれが生ずることなく、ボトル
や、周辺を汚染することなしに安心して使用することが
できるキャップを有する容器入り漂白剤組成物を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水平に配置した状態において、本発明の容器入
り漂白剤組成物の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャッ
プの第1の実施の形態(タイプA)を示す平面図であ
る。
【図3】水平に配置した状態において、本発明の容器入
り漂白剤組成物用の計量キャップの第1の実施の形態
(タイプA)を示す断面図である。
【図4】鉛直線に対して角度θ傾けた状態において、本
発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの第1の
実施の形態(タイプA)を示す断面図である。
【図5】本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャッ
プの第2の実施の形態(タイプB)を示す平面図であ
る。
【図6】水平に配置した状態において、本発明の容器入
り漂白剤組成物用の計量キャップの第2の実施の形態
(タイプB)を示す断面図である。
【図7】鉛直線に対して角度θ傾けた状態において、本
発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの第2の
実施の形態(タイプB)を示す断面図である。
【図8】本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャッ
プの第3の実施の形態(タイプC)を示す平面図であ
る。
【図9】水平に配置した状態において、本発明の容器入
り漂白剤組成物用の計量キャップの第3の実施の形態
(タイプC)を示す断面図である。
【図10】鉛直線に対して角度θ傾けた状態において、
本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの第3
の実施の形態(タイプC)を示す断面図である。
【図11】本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャ
ップの第4の実施の形態(タイプD)を示す平面図であ
る。
【図12】水平に配置した状態において、本発明の容器
入り漂白剤組成物用の計量キャップの第4の実施の形態
(タイプD)を示す断面図である。
【図13】鉛直線に対して角度θ傾けた状態において、
本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの第4
の実施の形態(タイプD)を示す断面図である。
【図14】本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャ
ップの第5の実施の形態(タイプE)を示す平面図であ
る。
【図15】水平に配置した状態において、本発明の容器
入り漂白剤組成物用の計量キャップの第5の実施の形態
(タイプE)を示す断面図である。
【図16】鉛直線に対して角度θ傾けた状態において、
本発明の容器入り漂白剤組成物用の計量キャップの第5
の実施の形態(タイプE)を示す断面図である。
【図17】水平に配置した状態において、従来の計量キ
ャップ(タイプJ)を示す断面図である。
【符号の説明】
100 容器入り漂白剤組成物 102 容器 104 容器本体 106 計量キャップ 106t 底面 108 内筒 108m 注ぎ口 110 外筒 112 雌ねじ部分 114 雄ねじ部分 120 漂白剤組成物 136 計量キャップ 136t 底面 138 内筒 138f ファンネル 138g 舌状部 138m 注ぎ口 140 外筒 146 計量キャップ 146t 底面 148 内筒 148e 延長部 148g 舌状部 148m 注ぎ口 150 外筒 150t 下側端面 156 計量キャップ 156t 底面 158 内筒 158m 注ぎ口 160 外筒 166 計量キャップ 166t 底面 168 内筒 168n 先細注ぎ口 170 外筒 206 計量キャップ 206t 底面 208 内筒 210 外筒 212 雌ねじ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 BA01 CA01 CC03 CC04 CC05 DA01 DB12 DC03 DC04 DC05 FA09 FB01 GA04 GB04 JA07 KB01 LF09 4H003 AB15 AB19 AC08 BA12 DA01 DA05 DA17 EB06 EB24 EB30 ED02 ED28 ED29 EE04 FA30 FA35 FA48

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒を有する二重構造タイプの
    計量キャップを有し、該計量キャップの底面を基準とし
    た時の外筒の高さをhとし、前記底面を基準としたとき
    の内筒の高さをHとし、Hとhの差をb=H−hとし、
    前記内筒の開口部端面の外側先端の半径をrとし、前記
    rを定義した方向と同一方向における前記外筒の開口部
    端面の外側先端の半径をRとし、Rとrの差をa=R−
    rとしたときに、 tan-1θ=a/b……(数式1) で示す(数式1)により求められるθの値が45°以下
    であり、かつ、 前記計量キャップを水平に配置したときに前記計量キャ
    ップの内筒に満たす事ができる液体の体積の最大値をV
    1とし、前記計量キャップを上記角度θ傾けたときに前
    記計量キャップの内筒に満たすことができる最大の液体
    の体積の最大値をV2としたときに、 V2/V1*100=X……(数式2) で示す(数式2)により得られるXの値が70以上であ
    るように構成された計量キャップを有する容器と、 該容器に充填され、かつ、0.5質量%以上の界面活性
    剤を含有し、かつ、粘度が10mPa・s以上である漂
    白剤組成物と、を含むことを特徴とする容器入り漂白剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記計量キャップの内筒の開口部端面
    の周囲の一部または全周にファンネル構造を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の容器入り漂白剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記計量キャップの内筒の開口部端面
    の周囲の1カ所以上に120°以下の角度をもつ注ぎ口
    形状を有するキャップを備えていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の容器入り漂白剤組成物。
  4. 【請求項4】 内筒と外筒を有する二重構造タイプの
    計量キャップを有し、該計量キャップの底面を基準とし
    た時の外筒の高さをhとし、前記底面を基準としたとき
    の内筒の高さをHとし、Hとhの差をb=H−hとし、
    前記内筒の開口部端面の外側先端の半径をrとし、前記
    rを定義した方向と同一方向における前記外筒の開口部
    端面の外側先端の半径をRとし、Rとrの差をa=R−
    rとしたときに、 tan-1θ=a/b……(数式1) で示す(数式1)により求められるθの値が45°以下
    であり、かつ、前記計量キャップを水平に配置したとき
    に前記計量キャップの内筒に満たす事ができる液体の体
    積の最大値をV1とし、前記計量キャップを上記角度θ
    傾けたときに前記計量キャップの内筒に満たすことがで
    きる最大の液体の体積の最大値をV2としたときに、 V2/V1*100=X……(数式2) で示す(数式2)により得られるXの値が70以上であ
    るように構成された計量キャップと、 液体を収容するための容器本体と、を備えることを特徴
    とする容器。
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