JP2014035616A - 媒体処理装置及び自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁性体が形成された媒体を挿入される媒体挿入口と、前記媒体挿入口から挿入された媒体についての所定の条件が満たされるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて、当該媒体から新しい媒体への切り替えを促す画面を生成するか否かを制御する表示制御部と、前記表示制御部が生成した切り替えを促す画面を表示する表示部と、を備える媒体処理装置。
【選択図】図8
Description
本発明は、一例として<2.第1の実施形態>〜<4.第3の実施形態>において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、各実施形態に係る自動取引装置(10)は、
A.磁性体(磁気ストライプ46)が形成された媒体(通帳42)を挿入される媒体挿入口(通帳挿入排出口22)と、
B.前記媒体挿入口から挿入された媒体についての所定の条件が満たされるか否かを判定する判定部(102)と、
C.前記判定部の判定結果に応じて、当該媒体から新しい媒体への切り替えを促す画面を生成するか否かを制御する表示制御部(104)と、
D.前記表示制御部が生成した切り替えを促す画面を表示する表示部(72)と、
を備える。
以上、各実施形態において共通する自動取引装置10、および自動取引装置10を含む自動取引システムの基本構成について説明した。以下では、図4〜図6を参照し、本発明の第1の実施形態を説明する。まず、図4〜5を参照し、自動取引装置10の構成を説明する。本実施形態は、低抗磁力タイプの通帳42が挿入された場合に、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを顧客に促す形態である。
図4は、第1の実施形態に係る自動取引装置10の構成を示す機能ブロック図である。また、図5は、第1の実施形態に係る自動取引装置10の内部構成を概略的に示した説明図である。図4および図5に示したように、自動取引装置10は、通帳挿入排出口22と、磁気ストライプ処理部108と、印字部124と、を含む。また、図4で示したように、自動取引装置10は、判定部102と、表示制御部104と、発行制御部106と、を含む制御部100と、表示部72と、入力部74と、を含む。また、図5に示したように、自動取引装置10は、搬送ローラー112と、繰り出しローラー114と、光学的読取部116と、ページめくり部128と、通帳取込部136と、取込ローラー140と、搬送路144と、通帳取引部160と、通帳装填部164と、を含む。ここで、通帳装填部164は、通帳の束152を含む通帳カセット148が装填される装填部を少なくとも1つ含み、1つ以上の通帳カセット148が装填される場合がある。
以上、自動取引装置10の構成を説明した。続いて、自動取引装置10における、新しい通帳42への切り替えを促す画面を表示する処理の概要を、図6を参照して説明する。
以上説明したように、本実施形態によれば、低抗磁力タイプの通帳42が挿入された場合に、表示部72が切り替えを促す画面を表示することで、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを顧客に促すことができる。ここで、表示部72は、切り替えを促す画面において、切り替えを行う選択肢を、切り替えを取り止める選択肢と比較して大きく表示するので、顧客に対して高抗磁力タイプの通帳42へ切り替えるよう強く促すことができる。このように、自動取引装置10は、顧客に高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを促すので、明細ページの印字領域が無くなるまで継続して顧客に使用させてから切り替える例と比較して、高抗磁力タイプの通帳42の普及に資することができる。
本実施形態は、低抗磁力タイプの通帳42が挿入され、且つ、印字可能な印字領域の量が所定の基準量よりも少ない場合に、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを顧客に促す形態である。本実施形態に係る自動取引装置10の構成は、<2.第1の実施形態>の構成において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
以下では、図9を参照し、本実施形態に係る自動取引装置10における、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替え処理について説明する。なお、図7を参照して説明した動作と重複するものについては説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、顧客の所有する通帳42が低抗磁力タイプであり、且つ、印字可能な印字領域の量が所定の基準量よりも少ない場合に、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを促すことができる。従って、金融機関は、低抗磁力タイプの通帳42を、印字可能な印字領域の量が所定の基準量を下回るまで顧客に使用させることで、高抗磁力タイプの通帳42の生産および新規発行に伴うコストを削減することができる。また、本実施形態に係る自動取引装置10は、新規発行されたばかりの低抗磁力タイプの通帳42を、新規発行してすぐに高抗磁力タイプの通帳42に切り替えるという、顧客への不親切な対応を防止することができる。
本実施形態は、低抗磁力タイプの通帳42が挿入され、且つ、通帳42の発行時期が所定の基準時期よりも古い場合に、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを顧客に促す形態である。本実施形態に係る自動取引装置10の構成は、<2.第1の実施形態>の構成において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
以下では、図10を参照し、本実施形態に係る自動取引装置10における、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替え処理について説明する。なお、図7を参照して説明した動作と重複するものについては説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、低抗磁力タイプの通帳42が挿入された場合であり、且つ、通帳42の発行時期が所定の基準時期よりも古い場合に、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを促すことができる。ここで、発行時期が所定の基準時期よりも古い場合は、通帳42が長期間使用されていないと考えられる。
本実施形態は、磁気ストライプ処理部108がリトライ動作を行った場合に、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを顧客に促す形態である。本実施形態に係る自動取引装置10の構成は、<2.第1の実施形態>の構成において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
以下では、図11を参照し、本実施形態に係る自動取引装置10における、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替え処理について説明する。なお、図7を参照して説明した動作と重複するものについては説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、磁気ストライプ処理部108がリトライ動作を行った場合に、新しい高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを促すことができる。磁気ストライプ処理部108がリトライ動作を行った通帳42、即ち減磁または消磁した通帳42は、低抗磁力タイプであり、且つ減磁または消磁しやすい生活環境の顧客に所有されているため、将来的に減磁または消磁を繰り返す確率が高いと考えられる。つまり、自動取引装置10は、減磁または消磁する環境にある一部の低抗磁力タイプの通帳42を、優先的に高抗磁力タイプの通帳42に切り替えることができる。
本実施形態は、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えのために、店舗の窓口相談を促す形態である。本実施形態に係る自動取引装置10の構成は、<2.第1の実施形態>の構成において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
以下では、図13を参照し、本実施形態に係る自動取引装置10における、店舗の窓口相談を促す処理について説明する。なお、図7を参照して説明した動作と重複するものについては説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、高抗磁力タイプの通帳42への切り替えのために、店舗の窓口相談を促すことができる。従って、自動取引装置10は、新しい高抗磁力タイプの通帳42を発行不可能な状態にあっても、窓口相談に誘導するので、金融機関は窓口で高抗磁力タイプの通帳42に切り替えることができる。このように、金融機関は、顧客全体の低抗磁力タイプの通帳42から高抗磁力タイプの通帳42への切り替えを、高抗磁力タイプの通帳42の導入後早期に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
14 専用網
18 金融機関ホスト
22 通帳挿入排出口
26 カード挿入排出口
30 硬貨投入口
34 紙幣投入口
42 通帳
46 磁気ストライプ
50 表紙
54 背表紙
58 中紙
62 通帳バーコード
70 操作表示部
72 表示部
74 入力部
100 制御部
102 判定部
104 表示制御部
106 発行制御部
108 磁気ストライプ処理部
112 搬送ローラー
114 繰り出しローラー
116 光学的読取部
124 印字部
128 ページめくり部
136 通帳取込部
140 取込ローラー
144 搬送路
148 通帳カセット
152 通帳の束
160 通帳取引部
164 通帳装填部
Claims (14)
- 磁性体が形成された媒体を挿入される媒体挿入口と、
前記媒体挿入口から挿入された媒体についての所定の条件が満たされるか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて、当該媒体から新しい媒体への切り替えを促す画面を生成するか否かを制御する表示制御部と、
前記表示制御部が生成した切り替えを促す画面を表示する表示部と、
を備える媒体処理装置。 - 前記条件は、前記磁性体の抗磁力が第1の抗磁力であることを含む、請求項1に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体処理装置は、前記媒体に形成された磁性体に書き込まれた情報を読み取る磁気読取部をさらに備え、
前記磁気読取部は、前記磁性体に書き込まれた情報の読み取りに失敗した場合に再度の読み取りを行い、
前記条件は、前記磁気読取部が再度の読み取りを行ったことを含む、請求項1または2に記載の媒体処理装置。 - 前記媒体は、情報が印字される領域を有し、
前記条件は、前記領域の残量が所定の基準量を下回ったことを含む、請求項2または3に記載の媒体処理装置。 - 前記条件は、前記媒体の発行時期が所定の基準時期より古いことを含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
- 前記表示制御部は、前記判定部が前記媒体は前記条件のすべてを満たすと判定した場合に、前記切り替えを促す画面を生成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体処理装置は、
前記新しい媒体への切り替えを行うか否かを示す情報が入力される入力部と、
前記入力部に前記新しい媒体への切り替えを行うことを示す情報が入力された場合に、前記新しい媒体の発行処理を制御する発行制御部と、
をさらに備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の媒体処理装置。 - 前記切り替えを促す画面は
前記新しい媒体への切り替えを行う選択肢を表示する第1の領域と、
前記新しい媒体への切り替えを取り止める選択肢を表示する第2の領域と、
を含み、
前記第1の領域は前記第2の領域と比較して大きい、請求項1〜7のいずれか一項に記載の媒体処理装置。 - 前記媒体処理装置は金融機関の店舗に設置され、
前記表示制御部は、前記切り替えを促す画面として、前記新しい媒体への切り替えを行うための前記店舗の窓口相談を促す画面を生成し、
前記表示部は、前記表示制御部が生成した窓口相談を促す画面を表示する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の媒体処理装置。 - 前記媒体処理装置は、前記媒体に情報を印字する印字部をさらに備え、
前記印字部は、前記表示制御部が前記窓口相談を促す画面を生成した場合に、前記店舗の窓口相談の受付順を示す窓口受付予約番号を印字する、請求項9に記載の媒体処理装置。 - 前記新しい媒体に形成された磁性体の抗磁力は、第2の抗磁力である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
- 前記第2の抗磁力は、前記第1の抗磁力と比較して高い抗磁力である、請求項2を引用する請求項11に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体は通帳である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
- 磁性体が形成された媒体を挿入される媒体挿入口と、
前記媒体挿入口から挿入された媒体についての所定の条件が満たされるか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて、当該媒体から新しい媒体への切り替えを促す画面を生成するか否かを制御する表示制御部と、
前記表示制御部が生成した切り替えを促す画面を表示する表示部と、
を備える自動取引装置。
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