JP3548417B2 - 通帳取扱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は銀行等の金融機関において、未記帳取引データ(履歴)の印字及び新通帳を自動的に発行する通帳取扱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、銀行等の金融機関においては、現金自動預入支払機( Automated Tellers Machine:以後ATMとする)を利用して現金の預入れ(入金)や引き下ろし(出金)取引を行なっている。これらの現金の入出金取引は自らが口座開設している預貯金取引口座内の預貯金残高(金額)を増減することにより行なわれ、この取引結果を取引履歴情報として通帳に印字している。
また、ATMの普及によりキャッシュカードを利用しての出金取引が容易に行えるため、常時、多額貨幣を持ち歩く必要がない。よって、比較的少額での取引回数が増加している。更に、キャッシュカードに比べその携帯性の悪さ等から通帳を同時にATMに挿入して取引履歴の印字を行なう場合が少ないため、取引履歴情報を未記帳取引データ(履歴情報)として記憶装置に記憶しておく必要がある。
なお、近来のATMでは通帳発行機能を有するものもあるが、取り扱う通帳種(科目)と収納冊数、加えてATM設置スペースのコスト面からもATMの大型化を抑えるために専用の通帳発行機能を有する通帳取扱装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ATMを利用したキャッシュカードによる入出金取引,更に各種公共料金の口座振替えの普及から未記帳取引データが膨大な情報量になり、それらの取引履歴データを記憶する記憶装置の記憶容量を増加する必要が生じ、記憶装置の設備投資の負担増になっている。
更に、通帳が冊子状媒体であるがために、印字及び頁捲り動作などの処理時間(顧客にとっては待ち時間)が必要なことから通帳の印字処理は煩わしいものであった。
本発明は上記の問題点に鑑み、通帳繰越が発生した際に新通帳の発行を速やかに行なうことにより、顧客に苛立たしさを感じさせることのない通帳取扱装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、顧客口座毎に発行された通帳に印字可能頁行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置において、通帳に印字処理を行う通帳印字処理部と、前記発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、前記通帳収納庫の通帳繰出口位置に位置付けられ、該通帳収納庫から取り出された新通帳を保持して前記通帳印字処理部へ搬送する通帳キャリアと、前記通帳キャリアを前記複数の通帳収納部に対応させるキャリア駆動手段とを設け、印字すべき印字行数と前記通帳の印字可能行数とを比較して、前記印字すべき印字行数が印字可能行数と同じか、或いは大きい場合に、前記通帳への印字動作と並行して、発行可能な新通帳を少なくとも1種類以上表示して発行する新通帳を選択可能にし、新通帳が選択されると前記通帳キャリアを選択された新通帳を収納する通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動させ、前記通帳への印字が終了すると、該通帳を通帳退避部に退避し、選択された新通帳を通帳キャリアに取り込むことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の通帳取扱装置の外観図であり、図2は本発明の通帳取扱装置の概略構成図であり図1に示す矢印A方向より見たものである。図3は本発明の通帳取扱装置の制御ブロック図である。なお、各図面に共通する要素については同一の符号を付す。
図において、1は前述した通帳2を処理する通帳取扱装置であり、上部に通帳2を処理するための通帳印字処理部3、そして下部に通帳2を複数収納している通帳収納部4が配置されている。
【0006】
通帳印字処理部3は通帳挿入返却口5より挿入される図示しない通帳2に印字処理など行なうもので、更に後述する機構により通帳2に記録されている情報の読取りや更新を行う手段、及び印字頁行の検出手段や改頁手段等を有している。
6は顧客操作部であり、顧客による取引入力するために顧客誘導表示を行なったり、操作入力するためのタッチパネルであり図6に示した取引開始時の顧客誘導画面の表示例のように、通帳記帳の案内などを表示したり、そのキー表示部や絵柄に軽く触れる(押下)ことで相当するキー操作入力がなされるようになっている。
【0007】
上部に設けられた通帳印字処理部3には、磁気読取書込部7が設けられ、通帳2の裏表紙面に予め設けてある磁気ストライプに対して磁気記録情報の読取りや書込みが可能になっている。8は開かれた通帳2のページマークを光学的に読み取ったり、印字済行を光学的に検出することが可能な頁・行読取部である。
9は通帳2に印字処理を行なうための印字ヘッドやプラテン及び印字ヘッドの駆動手段等で構成される印字処理部であり、上位装置より取引履歴データを受信して所定の頁,行位置に印字出力を行なう。
【0008】
10は改頁部であり、取り扱う通帳2に対して頁繰越しが発生した場合に頁捲りを行なったり、後述する新通帳発行時に通帳2の表紙や中紙を捲ることや通帳2を閉じるための機構部である。11は顧客が取り忘れた通帳2や発行不適と判断された新通帳2を取り込み保管するためのリジェクトボックスである。
【0009】
12は通帳反転部であり、取り扱う通帳2が複合科目通帳(所謂、ダブルストライプ通帳と称され、それぞれの科目に対応して磁気ストライプを有する)の場合に搬送方向において前後端を入れ換えるためのもので、水平回転テーブル上まで搬送した通帳2を載置したまま回転し、通帳の上下を入れ換えて後述する第1の搬送路に送出するものであり、例えば、特開昭61−283961号公報等により公知の技術で構成されている。
【0010】
13は通帳挿入返却口5より挿入された流通通帳(すでに発行され顧客が所有する通帳であり、以後、通帳2aと称す)に印字可能頁が無くなり、通帳繰り越しが発生した時に通帳2aを一時的に退避させておくための通帳退避部である。
14は前述した第1の搬送路であり、通帳挿入返却口5から挿入される通帳2aを磁気読取書込部7,頁・行読取部8,印字処理部9,改頁部10,リジェクトボックス11,通帳反転部12及び通帳退避部13に搬送可能にしたものであり、図示しない搬送機構により構成され通帳印字制御部15により駆動制御される。また、14aは通帳挿入返却口5の近傍に設けた挿入検知器である。
なお、第1の搬送路14においてリジェクトボックス11及び通帳退避部13への分岐部には図示せぬ搬送方向切り換え手段を有するが説明は省略する。
【0011】
次に通帳収納部4の概要を説明する。
通帳収納部4には媒体として複数の異なる取引科目の未使用通帳(以後、通帳2bとする)をそれぞれ収納可能な複数の通帳カセット4a〜4fが設けられ、各通帳カセットには同一取引科目の通帳2bが最大100冊程度づつ収納されている。
なお、通帳2bは通帳収納部4の略中央に設けられ上下方向に移動可能な通帳キャリア17により通帳カセット4a〜4fのいずれかから1冊づつ取り出されて、キャリア駆動部16によって矢印B方向に運搬されることにより装置上部の第2の搬送路20を介して通帳印字処理部3に送られる。
【0012】
通帳キャリア17はキャリア駆動部16により移動するが通帳カセット4a〜4fとの対応位置が後述する主制御部によりポジション管理され、常に現在停止している位置が管理されている。
21は各種の制御を行なうためのプログラムが記憶されたRAMやROM又はフロッピィディスクなどで構成された記憶部である。22は主制御部であって、前述した顧客操作部6,通帳印字制御部15,キャリア駆動部16及び記憶部21を制御し、更に、図示しないインターフェース部を介して上位装置に接続されている。23は前記各部に電力を供給する電源部である。
【0013】
顧客操作部6に表示される顧客誘導画面は、記憶部21に予め複数種が記憶されていて取引の進行に従って主制御部22の指示により順次、表示,制御される。 24はターミナルコントローラであり、通帳取扱装置1や図示しないATM等と上位装置であるホストコンピュータ25との通信制御を行なうものである。
【0014】
25は前記ターミナルコントローラ24と通信回線により接続されているホストコンピュータであり、顧客毎の口座番号や預貯金残高情報および顧客識別データなどを記憶している記憶装置26を有している。
記憶装置26には、顧客毎の口座番号に対応した取引履歴データや預貯金残高情報及び顧客識別データ等を記憶した口座情報ファイル26aや、顧客情報として顧客の属性情報である生年月日や性別などを記憶している顧客情報ファイル26b、更に取扱う媒体毎に予め付与されている媒体識別番号や外形サイズ情報やページマーク付与情報を記憶している媒体情報ファイルなどがある。
【0015】
次に顧客の持参した通帳2a(総合口座通帳を例にする)に未記帳取引データを印字する「通帳記帳」処理において、通帳繰越しが発生する場合を図4,図5に示す本発明の実施の形態の動作フローチャート、及び図6〜図9に示す顧客誘導画面の表示例を用いて説明する。
【0016】
顧客が通帳取扱装置1に近づくと、図示しない顧客接近検出器により顧客が所定距離範囲内に入ったことが検出され(S1)、図6に示したような顧客誘導画面を表示する(S2)。表示に従って通帳2aが通帳挿入返却口5より挿入されると(S3)、これを挿入検知器14aが検知し通帳印字処理部3が稼動を開始する。
まず、第1の搬送路14の搬送機構により通帳2aが搬送され磁気読取書込部7により通帳2aに設けられた磁気ストライプより顧客口座情報を読み取り(S4)、この口座情報をホストコンピュータ25に送信すると(S5)、ホストコンピュータ25側において記憶装置26内の顧客口座情報の検索が開始される。
【0017】
一方、通帳2aは印字処理部9に向かって搬送が開始され、第1の搬送路14に設けられた頁・行読取部8により通帳2aの所定場所に設けられている頁情報としてのページマークや印字済行情報を光学的に読み取る。この磁気読取書込部7及び頁・行読取部8で読み取られた情報は照合され、開かれた頁から光学的に読み取った情報と印字すべき頁が不一致のときには改頁部10により所定頁を開く動作が行なわれる。
【0018】
ホストコンピュータ25より顧客口座情報として顧客口座の開設人氏名や未記帳取引データと、通帳2aの印字可能頁情報とが返信されてくると(S7)、通帳2aに印字を開始する(S8)。同時に主制御部22はステップS4で読み取った最終印字頁行情報と受信した印字可能頁情報から、印字可能行数を算出する(S9)。
【0019】
印字すべき未記帳取引デ−タの印字行数が印字可能行数と同じ,或いは大きいときには通帳繰越と判定し(S10)、ステップS11に移行する。また印字すべき未記帳取引デ−タの印字行数が印字可能行数より少ない場合には通帳繰越は不要であるのでステップS161に移行する。
【0020】
ステップS161では通帳2aに対して未記帳取引データの印字が終了すると、頁・行読取部8に搬送して印字した印字済行を読取検知して、所定の印字行まで印字されていることを確認する。
なお、印字可能行数は例えば、挿入された頁に未印字行が5行,通帳1頁を24行,未記帳頁が2頁とすれば総印字可能行数は5+24×2=53行となる。 この印字可能行数と未記帳取引データ数が一致する場合には新通帳への未記帳取引データの印字はないため、表紙や表紙見返しへの所定事項の印字及び中紙第1行目に繰越残高の印字を行なうことになる。
【0021】
ステップS11では、記憶部21内に記憶している発行可能な新通帳2bの絵柄を表示する。この表示は図7に示すように複数種の通帳表紙絵柄(201〜204)であり、顧客の希望する通帳を選択可能にする。なお、図7に示すように『ただいま記帳中』の文言を点滅表示して、先に挿入した通帳2aへの未記帳取引データの印字処理中であることを報知する。
【0022】
顧客がこの通帳表紙絵柄を見て、希望する絵柄表示部を押下すると(S12)、主制御部22は例えば絵柄201が選択された場合には図8に示すようにその絵柄のみを表示して(S13)、『よろしければ確認ボタンを・・・押してください』と表示し確認を求める。ここで、顧客が「取消」キーを押下した場合にはステップS11で表示(図7)した絵柄表示画面に戻る。
【0023】
ステップS14で発行すべき通帳2b(総合口座通帳)が決定し『確認』キーが押下されると、その発行指示が発信され通帳収納部4の「総合口座通帳」の収納場所に通帳キャリア17を移動させて待機する(S15)。詳しくは、主制御部22に『確認』キーの押下が通知されると、即時、キャリア駆動部16に対して現在停止ポジションと選択された通帳2bの収納されている通帳カセット位置である目的ポジションとの差に相当する移動量の動作が指示されて移動する。なお、現在の停止位置と目的位置が一致する場合には移動動作は当然行なわれない。
【0024】
通帳2aに対して未記帳取引データの印字が最終印字頁行まで終了すると(S16)、頁・行読取部8に搬送して印字した印字済行を読取検知して、所定の印字行まで印字されていることを確認する。続けて、通帳退避部13に通帳2aを退避させる(S17)。
【0025】
退避が完了すると、通帳カセットより所定の動作により1冊だけ通帳キャリア17内に通帳2bを取り込み(S18)、通帳2bを保持した通帳キャリア17は矢印B方向に移動し、一点鎖線で示す位置まで上昇して停止する。続けて通帳キャリア17内の搬送手段を制御して、通帳2bを第2の搬送路20に引き渡す。 第2の搬送路20に保持された通帳2bは第1の搬送路14に搬送されて、磁気読取書込部7まで搬送されて、通帳2bの磁気ストライプを読み取る(S19)。この読み取りにより顧客の要求している通帳2bであることの識別情報を検出したら(S20)、次の処理に移行し新通帳発行処理(S21)を開始する。
【0026】
ステップS20において、顧客の要求している通帳2bと異なる媒体識別情報(例えば普通預金通帳であることなど)を検出したら、まずこの通帳2bをリジェクトボックス11に取り込む(S22)。そして再度通帳キャリア17を移動制御させて所定の動作により1冊だけ通帳キャリア17内に通帳2bを取り込む動作を繰り返す(S18〜S20)。この繰り返し動作を所定回数行なっても顧客の要求している通帳2bと異なる媒体識別情報を検出したら回数オーバとして(S23)、エラー処理に入り係員対応などに移行することになる(S24)。
【0027】
次にステップ21に示す新通帳発行処理を説明する。
磁気読取書込部7での読み取りにより所定の「総合口座通帳」であることが確認されると印字処理部9へ搬送され、表紙に顧客氏名と口座番号が印字されると、次に中紙に印字するために表紙捲り動作が必要になる。改頁部10まで搬送され表紙捲りが所定の手順で行なわれ表紙が開かれると、頁・行読取部8に搬送し、開かれた頁のページマークを読み取り、印字すべき頁であることを確認後、再び印字処理部9に搬送して表紙見返し面に顧客氏名や口座番号及び営業店名,電話番号等を印字処理する。続けて改頁部10に再送され、中紙捲りを行い印字処理部9により残りの未記帳取引データの印字処理を行い、最後に磁気読取書込部7に搬送し磁気ストライプに口座番号等の顧客情報を磁気記録する。
【0028】
ここで、通帳2b(総合口座通帳)が複合科目通帳である場合には、改頁部10で開かれた通帳2bの頁閉じ動作を実行する。この時には裏表紙側が上面を向くように通帳2bの下側(裏側)の頁を上側に閉じるように制御する。次に通帳反転部12に搬送され、水平に角度180度回転された後に印字処理部9に戻される。これによって、裏表紙面側と印字ヘッドが対向し裏表紙への印字が表表紙と同様な制御で可能になる。
【0029】
続けて閉じられた通帳2bの動作は印字処理部9において裏表紙に顧客氏名と口座番号が印字される、以下、表紙側の処理と同様に中紙に印字するために裏表紙捲り動作が改頁部10まで搬送して所定の手順で行なわれると、頁・行読取部8に搬送し、開かれた頁が印字すべき頁であるかを前述同様にして確認する。
再び印字処理部9に搬送して未記帳取引データの印字又は転記印字処理(例えば定期欄)を行い、磁気読取書込部7に搬送し表紙面側に設けた磁気ストライプに磁気記録を行なう。
【0030】
再び動作フローチャートの説明に戻り、前述した動作により磁気情報の記録が完了すると『○○様,ありがとうございました、通帳は2冊でます』と報知し(S25)、通帳2bを通帳挿入返却口5まで搬送する(S26)。この時には図9に示すように誘導画面表示を行ない通帳が2冊でることを表示する。なお、図9に示したように通帳イメージを2個表示して、左側(通帳2b)の排出を動画で行ない、更に『通帳は2冊でます』を点滅表示する。
【0031】
挿入検知器14aが通帳2bの抜き取りを検知すると(S27)、次に通帳退避部13に一時退避している通帳2aの返却に移行する。まず、磁気読取書込部7において磁気ストライプの記録情報を更新(S28)、例えば、最終印字可能行まで印字した場合にはPAID情報を記録して通帳挿入返却口5まで排出する(S29)。
【0032】
ステップS27において通帳2bの抜き取りが所定時間行なわれないことが主制御部22による時間監視により検出されると(S30)、通帳取扱装置1は通帳2bの取り忘れと判断し、その通帳2bをリジェクトボックス11に取り込む(S31)。
【0033】
ステップS29により通帳挿入返却口5まで搬送された通帳2aの抜き取りが挿入検知器14aにより検知されると(S32)、通帳印字処理部9での処理が完了する。ステップS32においても通帳2aの抜き取りが所定時間行なわれないことが時間監視により検出されると(S33)、通帳取扱装置1は通帳2aの取り忘れと判断し、その通帳2aをリジェクトボックス11に取り込むことになる。
【0034】
ステップS32で顧客により通帳2aを抜き取ったことが挿入検知器14aにより検知されると、顧客誘導画面を『○○様、ありがとうございました。お気をつけてお帰りください』と表示する(S34)。一方、主制御部22がホストコンピュータ25に対し取引終了信号を送ると、ホストコンピュータ25は記憶装置26の口座情報ファイル26aの更新を実行する。即ち、未記帳取引データの記録を消去する。
通帳取扱装置1は図示しない取引ジャーナルの記録を行ない、顧客操作部6の表示を待機画面に戻して全ての動作が終了する。
【0035】
以上の説明では、通帳キャリアをその通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動させておくようにしたが、これに限定されるものではなく、通帳キャリア内に通帳を取り込んでおくことや第2の搬送路に受渡しておこことも考えられる。要するに挿入された通帳の改頁や反転動作の弊害にならない位置までであれば問題はない。本実施の形態では顧客が新通帳を選択後、何らかの理由で取消操作を行なった場合も考慮しているからである。即ち、繰り出した新通帳を印字することなく、リジェクトボックス11に収納することになるために発生する無駄な動作を省くためである。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印字すべき印字行数と前記通帳の印字可能行数とを比較して、前記印字すべき印字行数が印字可能行数と同じか、或いは大きい場合に、前記通帳への印字動作と並行して、発行可能な新通帳を少なくとも1種類以上表示して発行する新通帳を選択可能にし、新通帳が選択されると前記通帳キャリアを選択された新通帳を収納する通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動させるようにしたので、新通帳の発行を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通帳取扱装置を示す外観図である。
【図2】本発明の通帳取扱装置の概略構成図である。
【図3】本発明の通帳取扱装置の制御ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の動作フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の動作フローチャートである。
【図6】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図である。
【図7】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図である。
【図8】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図である。
【図9】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 通帳取扱装置
2 通帳
2a 流通通帳
2b 新通帳
3 通帳印字処理部
4 通帳収納部
4a〜4f 通帳カセット
5 通帳挿入返却口
6 顧客操作部
9 印字処理部
14 第1の搬送路
16 キャリア駆動部
17 通帳キャリア
21 記憶部
22 主制御部
25 ホストコンピュータ
26 記憶装置
Claims (4)
- 顧客口座毎に発行された通帳に印字可能頁行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置において、
通帳に印字処理を行う通帳印字処理部と、
前記発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、
前記通帳収納庫の通帳繰出口位置に位置付けられ、該通帳収納庫から取り出された新通帳を保持して前記通帳印字処理部へ搬送する通帳キャリアと、
前記通帳キャリアを前記複数の通帳収納部に対応させるキャリア駆動手段とを設け、
印字すべき印字行数と前記通帳の印字可能行数とを比較して、前記印字すべき印字行数が印字可能行数と同じか、或いは大きい場合に、前記通帳への印字動作と並行して、発行可能な新通帳を少なくとも1種類以上表示して発行する新通帳を選択可能にし、新通帳が選択されると前記通帳キャリアを選択された新通帳を収納する通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動させ、前記通帳への印字が終了すると、該通帳を通帳退避部に退避し、選択された新通帳を通帳キャリアに取り込むことを特徴とする通帳取扱装置。 - 請求項1記載の通帳取扱装置において、
前記発行可能な新通帳の報知は、取引入力するための顧客操作部への表示であり、該表示及び選択画面には、現在印字処理中であることを意味する文言も併せて表示する通帳取扱装置。 - 請求項2記載の通帳取扱装置において、
前記発行可能な新通帳の表示は、該通帳の表紙絵柄である通帳取扱装置。 - 顧客口座毎に発行された通帳に印字可能頁行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置において、
通帳に印字処理を行う通帳印字処理部と、
前記発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、
前記通帳収納庫の通帳繰出口位置に位置付けられ、該通帳収納庫から取り出された新通帳を保持して前記通帳印字処理部へ搬送する通帳キャリアと、
前記通帳キャリアを前記複数の通帳収納部に対応させるキャリア駆動手段とを設け、
印字すべき印字行数と前記通帳の印字可能行数とを比較して、前記印字すべき印字行数が印字可能行数と同じか、或いは大きい場合に、前記通帳への印字動作と並行して、発行可能な新通帳を少なくとも1種類以上表示して発行する新通帳を選択可能にし、新通帳が選択されると前記通帳キャリアを選択された新通帳を収納する通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動して該通帳収納庫から選択された通帳を通帳キャリアに取り込むことを特徴とする通帳取扱装置。
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