JPH11283081A - 通帳取扱装置 - Google Patents

通帳取扱装置

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JPH11283081A
JPH11283081A JP10083914A JP8391498A JPH11283081A JP H11283081 A JPH11283081 A JP H11283081A JP 10083914 A JP10083914 A JP 10083914A JP 8391498 A JP8391498 A JP 8391498A JP H11283081 A JPH11283081 A JP H11283081A
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Hiroyuki Saito
弘之 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通帳繰越が発生した時に顧客が煩わしさを感
じることなく新通帳の発行を受けることができる優れた
通帳取扱装置を提供する。 【解決手段】 通帳挿入返却口5から挿入された通帳に
印字すべき印字行数とその通帳の印字可能行数とを比較
して、印字すべき印字行数が印字可能行数と同じ,或い
は大きいとき、印字動作と並行して発行可能な通帳を少
なくとも1種類以上顧客操作部6に表示し、繰越発行す
る新通帳を選択可能にし、希望する通帳が選択された時
には、通帳キャリアを発行すべき通帳収納庫の通帳繰出
口位置に移動させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀行等の金融機関に
おいて、未記帳取引データ(履歴)の印字及び新通帳を
自動的に発行する通帳取扱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀行等の金融機関において
は、現金自動預入支払機( AutomatedTellers Machin
e:以後ATMとする)を利用して現金の預入れ(入
金)や引き下ろし(出金)取引を行なっている。これら
の現金の入出金取引は自らが口座開設している預貯金取
引口座内の預貯金残高(金額)を増減することにより行
なわれ、この取引結果を取引履歴情報として通帳に印字
している。また、ATMの普及によりキャッシュカード
を利用しての出金取引が容易に行えるため、常時、多額
貨幣を持ち歩く必要がない。よって、比較的少額での取
引回数が増加している。更に、キャッシュカードに比べ
その携帯性の悪さ等から通帳を同時にATMに挿入して
取引履歴の印字を行なう場合が少ないため、取引履歴情
報を未記帳取引データ(履歴情報)として記憶装置に記
憶しておく必要がある。なお、近来のATMでは通帳発
行機能を有するものもあるが、取り扱う通帳種(科目)
と収納冊数、加えてATM設置スペースのコスト面から
もATMの大型化を抑えるために専用の通帳発行機能を
有する通帳取扱装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ATMを利用したキャ
ッシュカードによる入出金取引,更に各種公共料金の口
座振替えの普及から未記帳取引データが膨大な情報量に
なり、それらの取引履歴データを記憶する記憶装置の記
憶容量を増加する必要が生じ、記憶装置の設備投資の負
担増になっている。更に、通帳が冊子状媒体であるがた
めに、印字及び頁捲り動作などの処理時間(顧客にとっ
ては待ち時間)が必要なことから通帳の印字処理は煩わ
しいものであった。本発明は上記の問題点に鑑み、通帳
繰越が発生した際に新通帳の発行を速やかに行なうこと
により、顧客に苛立たしさを感じさせることのない通帳
取扱装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、顧客口座毎に発行された通帳に印字可能頁
行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置に
おいて、発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫
と、通帳収納庫の通帳繰出口に少なくとも通帳繰出し手
段を保有する通帳キャリアを対応させるキャリア駆動手
段とを設け、印字すべき印字行数と通帳の印字可能行数
とを比較して、印字すべき印字行数が印字可能行数と同
じ,或いは大きいとき、印字動作と並行して発行可能な
新通帳を少なくとも1種類以上表示し、顧客により発行
する新通帳を選択可能にし、希望する通帳が選択された
時には、通帳キャリアを発行すべき通帳収納庫の通帳繰
出口位置に移動させておく。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の通帳取扱装置の外観
図であり、図2は本発明の通帳取扱装置の概略構成図で
あり図1に示す矢印A方向より見たものである。図3は
本発明の通帳取扱装置の制御ブロック図である。なお、
各図面に共通する要素については同一の符号を付す。図
において、1は前述した通帳2を処理する通帳取扱装置
であり、上部に通帳2を処理するための通帳印字処理部
3、そして下部に通帳2を複数収納している通帳収納部
4が配置されている。
【0006】通帳印字処理部3は通帳挿入返却口5より
挿入される図示しない通帳2に印字処理など行なうもの
で、更に後述する機構により通帳2に記録されている情
報の読取りや更新を行う手段、及び印字頁行の検出手段
や改頁手段等を有している。6は顧客操作部であり、顧
客による取引入力するために顧客誘導表示を行なった
り、操作入力するためのタッチパネルであり図6に示し
た取引開始時の顧客誘導画面の表示例のように、通帳記
帳の案内などを表示したり、そのキー表示部や絵柄に軽
く触れる(押下)ことで相当するキー操作入力がなされ
るようになっている。
【0007】上部に設けられた通帳印字処理部3には、
磁気読取書込部7が設けられ、通帳2の裏表紙面に予め
設けてある磁気ストライプに対して磁気記録情報の読取
りや書込みが可能になっている。8は開かれた通帳2の
ページマークを光学的に読み取ったり、印字済行を光学
的に検出することが可能な頁・行読取部である。9は通
帳2に印字処理を行なうための印字ヘッドやプラテン及
び印字ヘッドの駆動手段等で構成される印字処理部であ
り、上位装置より取引履歴データを受信して所定の頁,
行位置に印字出力を行なう。
【0008】10は改頁部であり、取り扱う通帳2に対
して頁繰越しが発生した場合に頁捲りを行なったり、後
述する新通帳発行時に通帳2の表紙や中紙を捲ることや
通帳2を閉じるための機構部である。11は顧客が取り
忘れた通帳2や発行不適と判断された新通帳2を取り込
み保管するためのリジェクトボックスである。
【0009】12は通帳反転部であり、取り扱う通帳2
が複合科目通帳(所謂、ダブルストライプ通帳と称さ
れ、それぞれの科目に対応して磁気ストライプを有す
る)の場合に搬送方向において前後端を入れ換えるため
のもので、水平回転テーブル上まで搬送した通帳2を載
置したまま回転し、通帳の上下を入れ換えて後述する第
1の搬送路に送出するものであり、例えば、特開昭61
−283961号公報等により公知の技術で構成されて
いる。
【0010】13は通帳挿入返却口5より挿入された流
通通帳(すでに発行され顧客が所有する通帳であり、以
後、通帳2aと称す)に印字可能頁が無くなり、通帳繰
り越しが発生した時に通帳2aを一時的に退避させてお
くための通帳退避部である。14は前述した第1の搬送
路であり、通帳挿入返却口5から挿入される通帳2aを
磁気読取書込部7,頁・行読取部8,印字処理部9,改
頁部10,リジェクトボックス11,通帳反転部12及
び通帳退避部13に搬送可能にしたものであり、図示し
ない搬送機構により構成され通帳印字制御部15により
駆動制御される。また、14aは通帳挿入返却口5の近
傍に設けた挿入検知器である。なお、第1の搬送路14
においてリジェクトボックス11及び通帳退避部13へ
の分岐部には図示せぬ搬送方向切り換え手段を有するが
説明は省略する。
【0011】次に通帳収納部4の概要を説明する。通帳
収納部4には媒体として複数の異なる取引科目の未使用
通帳(以後、通帳2bとする)をそれぞれ収納可能な複
数の通帳カセット4a〜4fが設けられ、各通帳カセッ
トには同一取引科目の通帳2bが最大100冊程度づつ
収納されている。なお、通帳2bは通帳収納部4の略中
央に設けられ上下方向に移動可能な通帳キャリア17に
より通帳カセット4a〜4fのいずれかから1冊づつ取
り出されて、キャリア駆動部16によって矢印B方向に
運搬されることにより装置上部の第2の搬送路20を介
して通帳印字処理部3に送られる。
【0012】通帳キャリア17はキャリア駆動部16に
より移動するが通帳カセット4a〜4fとの対応位置が
後述する主制御部によりポジション管理され、常に現在
停止している位置が管理されている。21は各種の制御
を行なうためのプログラムが記憶されたRAMやROM
又はフロッピィディスクなどで構成された記憶部であ
る。22は主制御部であって、前述した顧客操作部6,
通帳印字制御部15,キャリア駆動部16及び記憶部2
1を制御し、更に、図示しないインターフェース部を介
して上位装置に接続されている。23は前記各部に電力
を供給する電源部である。
【0013】顧客操作部6に表示される顧客誘導画面
は、記憶部21に予め複数種が記憶されていて取引の進
行に従って主制御部22の指示により順次、表示,制御
される。 24はターミナルコントローラであり、通帳
取扱装置1や図示しないATM等と上位装置であるホス
トコンピュータ25との通信制御を行なうものである。
【0014】25は前記ターミナルコントローラ24と
通信回線により接続されているホストコンピュータであ
り、顧客毎の口座番号や預貯金残高情報および顧客識別
データなどを記憶している記憶装置26を有している。
記憶装置26には、顧客毎の口座番号に対応した取引履
歴データや預貯金残高情報及び顧客識別データ等を記憶
した口座情報ファイル26aや、顧客情報として顧客の
属性情報である生年月日や性別などを記憶している顧客
情報ファイル26b、更に取扱う媒体毎に予め付与され
ている媒体識別番号や外形サイズ情報やページマーク付
与情報を記憶している媒体情報ファイルなどがある。
【0015】次に顧客の持参した通帳2a(総合口座通
帳を例にする)に未記帳取引データを印字する「通帳記
帳」処理において、通帳繰越しが発生する場合を図4,
図5に示す本発明の実施の形態の動作フローチャート、
及び図6〜図9に示す顧客誘導画面の表示例を用いて説
明する。
【0016】顧客が通帳取扱装置1に近づくと、図示し
ない顧客接近検出器により顧客が所定距離範囲内に入っ
たことが検出され(S1)、図6に示したような顧客誘
導画面を表示する(S2)。表示に従って通帳2aが通
帳挿入返却口5より挿入されると(S3)、これを挿入
検知器14aが検知し通帳印字処理部3が稼動を開始す
る。まず、第1の搬送路14の搬送機構により通帳2a
が搬送され磁気読取書込部7により通帳2aに設けられ
た磁気ストライプより顧客口座情報を読み取り(S
4)、この口座情報をホストコンピュータ25に送信す
ると(S5)、ホストコンピュータ25側において記憶
装置26内の顧客口座情報の検索が開始される。
【0017】一方、通帳2aは印字処理部9に向かって
搬送が開始され、第1の搬送路14に設けられた頁・行
読取部8により通帳2aの所定場所に設けられている頁
情報としてのページマークや印字済行情報を光学的に読
み取る。この磁気読取書込部7及び頁・行読取部8で読
み取られた情報は照合され、開かれた頁から光学的に読
み取った情報と印字すべき頁が不一致のときには改頁部
10により所定頁を開く動作が行なわれる。
【0018】ホストコンピュータ25より顧客口座情報
として顧客口座の開設人氏名や未記帳取引データと、通
帳2aの印字可能頁情報とが返信されてくると(S
7)、通帳2aに印字を開始する(S8)。同時に主制
御部22はステップS4で読み取った最終印字頁行情報
と受信した印字可能頁情報から、印字可能行数を算出す
る(S9)。
【0019】印字すべき未記帳取引デ−タの印字行数が
印字可能行数と同じ,或いは大きいときには通帳繰越と
判定し(S10)、ステップS11に移行する。また印
字すべき未記帳取引デ−タの印字行数が印字可能行数よ
り少ない場合には通帳繰越は不要であるのでステップS
161に移行する。
【0020】ステップS161では通帳2aに対して未
記帳取引データの印字が終了すると、頁・行読取部8に
搬送して印字した印字済行を読取検知して、所定の印字
行まで印字されていることを確認する。なお、印字可能
行数は例えば、挿入された頁に未印字行が5行,通帳1
頁を24行,未記帳頁が2頁とすれば総印字可能行数は
5+24×2=53行となる。 この印字可能行数と未
記帳取引データ数が一致する場合には新通帳への未記帳
取引データの印字はないため、表紙や表紙見返しへの所
定事項の印字及び中紙第1行目に繰越残高の印字を行な
うことになる。
【0021】ステップS11では、記憶部21内に記憶
している発行可能な新通帳2bの絵柄を表示する。この
表示は図7に示すように複数種の通帳表紙絵柄(201
〜204)であり、顧客の希望する通帳を選択可能にす
る。なお、図7に示すように『ただいま記帳中』の文言
を点滅表示して、先に挿入した通帳2aへの未記帳取引
データの印字処理中であることを報知する。
【0022】顧客がこの通帳表紙絵柄を見て、希望する
絵柄表示部を押下すると(S12)、主制御部22は例
えば絵柄201が選択された場合には図8に示すように
その絵柄のみを表示して(S13)、『よろしければ確
認ボタンを・・・押してください』と表示し確認を求め
る。ここで、顧客が「取消」キーを押下した場合にはス
テップS11で表示(図7)した絵柄表示画面に戻る。
【0023】ステップS14で発行すべき通帳2b(総
合口座通帳)が決定し『確認』キーが押下されると、そ
の発行指示が発信され通帳収納部4の「総合口座通帳」
の収納場所に通帳キャリア17を移動させて待機する
(S15)。詳しくは、主制御部22に『確認』キーの
押下が通知されると、即時、キャリア駆動部16に対し
て現在停止ポジションと選択された通帳2bの収納され
ている通帳カセット位置である目的ポジションとの差に
相当する移動量の動作が指示されて移動する。なお、現
在の停止位置と目的位置が一致する場合には移動動作は
当然行なわれない。
【0024】通帳2aに対して未記帳取引データの印字
が最終印字頁行まで終了すると(S16)、頁・行読取
部8に搬送して印字した印字済行を読取検知して、所定
の印字行まで印字されていることを確認する。続けて、
通帳退避部13に通帳2aを退避させる(S17)。
【0025】退避が完了すると、通帳カセットより所定
の動作により1冊だけ通帳キャリア17内に通帳2bを
取り込み(S18)、通帳2bを保持した通帳キャリア
17は矢印B方向に移動し、一点鎖線で示す位置まで上
昇して停止する。続けて通帳キャリア17内の搬送手段
を制御して、通帳2bを第2の搬送路20に引き渡す。
第2の搬送路20に保持された通帳2bは第1の搬送
路14に搬送されて、磁気読取書込部7まで搬送され
て、通帳2bの磁気ストライプを読み取る(S19)。
この読み取りにより顧客の要求している通帳2bである
ことの識別情報を検出したら(S20)、次の処理に移
行し新通帳発行処理(S21)を開始する。
【0026】ステップS20において、顧客の要求して
いる通帳2bと異なる媒体識別情報(例えば普通預金通
帳であることなど)を検出したら、まずこの通帳2bを
リジェクトボックス11に取り込む(S22)。そして
再度通帳キャリア17を移動制御させて所定の動作によ
り1冊だけ通帳キャリア17内に通帳2bを取り込む動
作を繰り返す(S18〜S20)。この繰り返し動作を
所定回数行なっても顧客の要求している通帳2bと異な
る媒体識別情報を検出したら回数オーバとして(S2
3)、エラー処理に入り係員対応などに移行することに
なる(S24)。
【0027】次にステップ21に示す新通帳発行処理を
説明する。磁気読取書込部7での読み取りにより所定の
「総合口座通帳」であることが確認されると印字処理部
9へ搬送され、表紙に顧客氏名と口座番号が印字される
と、次に中紙に印字するために表紙捲り動作が必要にな
る。改頁部10まで搬送され表紙捲りが所定の手順で行
なわれ表紙が開かれると、頁・行読取部8に搬送し、開
かれた頁のページマークを読み取り、印字すべき頁であ
ることを確認後、再び印字処理部9に搬送して表紙見返
し面に顧客氏名や口座番号及び営業店名,電話番号等を
印字処理する。続けて改頁部10に再送され、中紙捲り
を行い印字処理部9により残りの未記帳取引データの印
字処理を行い、最後に磁気読取書込部7に搬送し磁気ス
トライプに口座番号等の顧客情報を磁気記録する。
【0028】ここで、通帳2b(総合口座通帳)が複合
科目通帳である場合には、改頁部10で開かれた通帳2
bの頁閉じ動作を実行する。この時には裏表紙側が上面
を向くように通帳2bの下側(裏側)の頁を上側に閉じ
るように制御する。次に通帳反転部12に搬送され、水
平に角度180度回転された後に印字処理部9に戻され
る。これによって、裏表紙面側と印字ヘッドが対向し裏
表紙への印字が表表紙と同様な制御で可能になる。
【0029】続けて閉じられた通帳2bの動作は印字処
理部9において裏表紙に顧客氏名と口座番号が印字され
る、以下、表紙側の処理と同様に中紙に印字するために
裏表紙捲り動作が改頁部10まで搬送して所定の手順で
行なわれると、頁・行読取部8に搬送し、開かれた頁が
印字すべき頁であるかを前述同様にして確認する。再び
印字処理部9に搬送して未記帳取引データの印字又は転
記印字処理(例えば定期欄)を行い、磁気読取書込部7
に搬送し表紙面側に設けた磁気ストライプに磁気記録を
行なう。
【0030】再び動作フローチャートの説明に戻り、前
述した動作により磁気情報の記録が完了すると『○○
様,ありがとうございました、通帳は2冊でます』と報
知し(S25)、通帳2bを通帳挿入返却口5まで搬送
する(S26)。この時には図9に示すように誘導画面
表示を行ない通帳が2冊でることを表示する。なお、図
9に示したように通帳イメージを2個表示して、左側
(通帳2b)の排出を動画で行ない、更に『通帳は2冊
でます』を点滅表示する。
【0031】挿入検知器14aが通帳2bの抜き取りを
検知すると(S27)、次に通帳退避部13に一時退避
している通帳2aの返却に移行する。まず、磁気読取書
込部7において磁気ストライプの記録情報を更新(S2
8)、例えば、最終印字可能行まで印字した場合にはP
AID情報を記録して通帳挿入返却口5まで排出する
(S29)。
【0032】ステップS27において通帳2bの抜き取
りが所定時間行なわれないことが主制御部22による時
間監視により検出されると(S30)、通帳取扱装置1
は通帳2bの取り忘れと判断し、その通帳2bをリジェ
クトボックス11に取り込む(S31)。
【0033】ステップS29により通帳挿入返却口5ま
で搬送された通帳2aの抜き取りが挿入検知器14aに
より検知されると(S32)、通帳印字処理部9での処
理が完了する。ステップS32においても通帳2aの抜
き取りが所定時間行なわれないことが時間監視により検
出されると(S33)、通帳取扱装置1は通帳2aの取
り忘れと判断し、その通帳2aをリジェクトボックス1
1に取り込むことになる。
【0034】ステップS32で顧客により通帳2aを抜
き取ったことが挿入検知器14aにより検知されると、
顧客誘導画面を『○○様、ありがとうございました。お
気をつけてお帰りください』と表示する(S34)。一
方、主制御部22がホストコンピュータ25に対し取引
終了信号を送ると、ホストコンピュータ25は記憶装置
26の口座情報ファイル26aの更新を実行する。即
ち、未記帳取引データの記録を消去する。通帳取扱装置
1は図示しない取引ジャーナルの記録を行ない、顧客操
作部6の表示を待機画面に戻して全ての動作が終了す
る。
【0035】以上の説明では、通帳キャリアをその通帳
収納庫の通帳繰出口位置に移動させておくようにした
が、これに限定されるものではなく、通帳キャリア内に
通帳を取り込んでおくことや第2の搬送路に受渡してお
こことも考えられる。要するに挿入された通帳の改頁や
反転動作の弊害にならない位置までであれば問題はな
い。本実施の形態では顧客が新通帳を選択後、何らかの
理由で取消操作を行なった場合も考慮しているからであ
る。即ち、繰り出した新通帳を印字することなく、リジ
ェクトボックス11に収納することになるために発生す
る無駄な動作を省くためである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、通帳収
納庫の通帳繰出口に少なくとも通帳繰出し手段を保有す
る通帳キャリアを対応させるキャリア駆動手段とを設
け、印字すべき印字行数と通帳の印字可能行数とを比較
して、印字すべき印字行数が印字可能行数と同じ,或い
は大きいとき、その新通帳への印字動作と並行して発行
可能な新通帳の表紙絵柄を表示し、顧客の希望する通帳
を選択可能にし、希望する通帳が選択された時には、通
帳キャリアをその通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動さ
せておき、挿入された通帳の印字終了後速やかに新通帳
の繰り出しを開始するので、通帳繰越が発生した場合で
も通帳発行が速やかに行なえるため顧客に苛立たしさを
感じさせないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通帳取扱装置を示す外観図である。
【図2】本発明の通帳取扱装置の概略構成図である。
【図3】本発明の通帳取扱装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の動作フローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施の形態の動作フローチャートであ
る。
【図6】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 通帳取扱装置 2 通帳 2a 流通通帳 2b 新通帳 3 通帳印字処理部 4 通帳収納部 4a〜4f 通帳カセット 5 通帳挿入返却口 6 顧客操作部 9 印字処理部 14 第1の搬送路 16 キャリア駆動部 17 通帳キャリア 21 記憶部 22 主制御部 25 ホストコンピュータ 26 記憶装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客口座毎に発行された通帳に印字可能
    頁行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置
    において、 印字すべき印字行数と前記通帳の印字可能行数とを比較
    して、前記印字すべき印字行数が印字可能行数と同じ,
    或いは大きいとき、該通帳への印字動作と並行して発行
    可能な新通帳を顧客に少なくとも1種類以上報知し、発
    行する新通帳を顧客が選択可能にしたことを特徴とする
    通帳取扱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通帳取扱装置において、 前記発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、 該通帳収納庫の通帳繰出口に少なくとも通帳繰出し手段
    を保有する通帳キャリアを対応させるキャリア駆動手段
    とを設け、 前記発行する新通帳が選択された時には、前記通帳キャ
    リアを発行すべき通帳収納庫の通帳繰出口位置に移動さ
    せる制御手段を有する通帳取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通帳取扱装置において、 発行可能な新通帳の報知は、取引入力するための顧客操
    作部への表示であり、 該表示及び選択画面には、現在印字処理中であることを
    意味する文言も併せて表示する通帳取扱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通帳取扱装置において、 前記発行可能な新通帳の表示は、該通帳の表紙絵柄であ
    る通帳取扱装置。
  5. 【請求項5】 顧客口座毎に発行された通帳に印字可能
    頁行がなくなったら新通帳の発行が可能な通帳取扱装置
    において、 挿入された通帳から顧客口座情報を読み取る口座情報読
    取手段と、 該通帳の印字済み行を検出する印字済行検出手段と、 読み取った口座情報から通帳種別を特定し、その通帳種
    別毎の全印字可能頁行数と顧客口座毎に未記帳取引デ−
    タを記憶する記憶手段と、 該通帳への取引データの印字手段と、 前記発行可能な新通帳を収納した複数の通帳収納庫と、 該通帳収納庫の通帳繰出口に少なくとも通帳繰出し手段
    を保有する通帳キャリアを対応させるキャリア駆動手段
    とを設け、 前記通帳の全印字可能頁行数と印字済行検出手段による
    印字済行数から残りの印字可能行数を算出すると共に、
    前記顧客口座情報に基づいて前記記憶手段に記憶されて
    いる未記帳取引デ−タの印字行数とを比較して、前記印
    字すべき印字行数が残りの印字可能行数と同じ,或いは
    大きいときには印字動作と並行して発行可能な新通帳の
    表紙絵柄を複数種表示して、顧客により発行する新通帳
    が選択されると、前記通帳キャリアを発行すべき通帳収
    納庫位置に移動させておき、前記挿入された通帳への未
    記帳取引データの印字処理の終了後、新通帳を繰り出す
    ことを特徴とする通帳取扱装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015111364A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 沖電気工業株式会社 取引装置及び取引方法
JP2016004408A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 沖電気工業株式会社 自動取引装置及び自動取引装置の通帳繰越方法
JP2017102806A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 富士通フロンテック株式会社 Atm、未印字データのまとめ印字処理方法及びまとめ印字処理プログラム

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