JP2015111364A - 取引装置及び取引方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通帳を用いた取引の際に通帳の取り忘れを抑制することができる取引装置を提供する。
【解決手段】 通帳の挿入受付及び通帳の排出を行う手段と、挿入された第1の通帳に取引履歴を印字し、第1の通帳の印字可能な残領域が不足する場合、第2の通帳を発行して残りの取引履歴を印字する繰越処理を行う手段と、挿入された通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の第1の通帳を通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、第2の通帳を通帳挿入排出手段に排出させる手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、取引装置及び取引方法に関し、例えば、銀行などの金融機関等に設置されるATM(Automated Teller Machine)に適用し得る。
従来、通帳の取り扱いが可能なATMでは、取引終了時に取引内容の記帳(取引内容の印字)が行われる。そして、従来のATMでは通帳に記帳する際に、記帳しようとするデータの行数に対して、通帳で記帳可能な残行数が不足(印刷可能な残領域が不足)する場合がある。そのため、従来のATMでは、通帳に記帳をしている途中で、記帳可能な残行数が不足する場合、新たな通帳を発行し、その通帳に繰り越して記帳する通帳繰越がおこなわれるものがある。そして、従来のATMでは通帳繰越が発生する場合、複数の通帳を排出するため、顧客による通帳の取り忘れが多く発生していた。
ATMで通帳繰越が発生する場合、顧客による通帳取り忘れを防止するための従来技術としては、例えば、音声や画面にて告知を行い注意喚起を実施するものがある。また、特許文献1に記載のATMでは、出金取引(支払取引)で通帳繰越が発生する場合、紙幣の計数処理と通帳繰越処理を並行して実施し、全ての媒体を一斉に返却、若しくは連続して返却する等して取り忘れ防止を図っている。
特開2004−78770号公報
しかしながら、従来のATMでは、例えば、出金取引で通帳繰越が発生した場合、顧客が、先に排出された通帳(新規通帳又は旧通帳のいずれか)だけを受け取った時点で取引(出金取引等)が終了したと誤認して、後に排出された通帳(新規通帳又は旧通帳のいずれか)の受け取りを忘れてしまうおそれがある。すなわち、従来のATMでは、出金取引を行う際、通帳繰越が発生した場合に注意喚起を行った場合でも、顧客が後に排出された通帳(新通帳又は旧通帳のいずれか)の受け取りを忘れてしまうという問題があった。
そのため、通帳を用いた取引の際に通帳の取り忘れを抑制することができる取引装置及び取引方法が望まれている。
第1の本発明の取引装置は、(1)通帳の挿入受付及び通帳の排出を行う通帳挿入排出手段と、(2)上記通帳挿入排出手段に挿入された第1の通帳に取引履歴を印字し、第1の通帳の印字可能な残領域が不足する場合、第2の通帳を発行して残りの取引履歴を印字する繰越処理を行う通帳記帳手段と、(3)上記通帳挿入排出手段に挿入された通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる取引手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の取引装置は、(1)通帳の挿入受付及び通帳の排出を行う通帳挿入排出手段と、(2)上記通帳挿入排出手段に第1の通帳挿入されたときに、上記第1の通帳に係る未印字の取引履歴の量と、上記第1の通帳で印字可能な残領域とを比較し、上記第1の通帳の残領域が不足すると判定した場合、第2の通帳を発行し、上記第1の通帳及び上記第2の通帳に未印字の取引履歴を印字する繰越処理を行う通帳記帳手段と、(3)上記第1の通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる取引手段とを有することを特徴とする。
第3の本発明は、取引装置が行う取引方法において、(1)通帳挿入排出手段、通帳記帳手段、取引手段を備え、(2)上記通帳挿入排出手段は、通帳の挿入受付及び通帳の排出を行い、(3)上記通帳記帳手段は、上記通帳挿入排出手段に挿入された第1の通帳に取引履歴を印字し、第1の通帳の印字可能な残領域が不足する場合、第2の通帳を発行して残りの取引履歴を印字する繰越処理を行い、(4)上記取引手段は、上記通帳挿入排出手段に挿入された通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させることを特徴とする。
第4の本発明は、取引装置が行う取引方法において、(1)通帳挿入排出手段、通帳記帳手段、取引手段を備え、(2)上記通帳挿入排出手段は、通帳の挿入受付及び通帳の排出を行い、(3)上記通帳記帳手段は、上記通帳挿入排出手段に第1の通帳挿入されたときに、上記第1の通帳に係る未印字の取引履歴の量と、上記第1の通帳で印字可能な残領域とを比較し、上記第1の通帳の残領域が不足すると判定した場合、第2の通帳を発行し、上記第1の通帳及び上記第2の通帳に未印字の取引履歴を印字する繰越処理を行い、(4)上記取引手段は、上記第1の通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させることを特徴とする。
本発明によれば、通帳を用いた取引の際に通帳の取り忘れを抑制する取引装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るATMの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係るATMの外観斜視図である。 第1の実施形態に係るATMで処理される通帳の構成例について示した説明図である。 第1の実施形態に係るATMで入金取引が行われる場合の動作について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係るATMで入金取引が行われる際に表示される通帳繰越選択画面の構成例についてしめした説明図である。 第1の実施形態に係るATMで出金取引が行われる場合の動作について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係るATMで入金取引が行われる際に表示される通帳繰越選択画面の構成例についてしめした説明図である。 第2の実施形態に係るATMで入金取引が行われる場合の動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係るATMで表示される注意確認画面の構成例についてしめした説明図である。 第3の実施形態に係るATMで入金取引が行われる場合の動作について示したフローチャートである。 第3の実施形態に係るATMで表示される口座移行選択画面の構成例についてしめした説明図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、第1の実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した場合の例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態の取引システム1、ATM1の機能的構成について示したブロック図である。
ATM1は、金融機関の店舗等に設置されるものであり、取引処理を行う顧客(以下、「ユーザ」とも呼ぶ)の操作や、ホストコンピュータ2との通信を伴う情報処理(例えば、トランザクション処理)により、当該顧客の操作に応じた取引処理(例えば、当該顧客の口座に係る取引処理等)を行うものである。
ATM1は、ネットワークN1を介してホストコンピュータ2と接続して情報処理を行うことができる。
次に、ATM1の内部構成について説明する。
ATM1は、制御部10、データ記憶部20、操作表示部30、カードリーダ40、プリンタ50、通帳処理部60、及び現金処理部70を有している。
制御部10は、ATM1内の各部の動作を制御する機能を担っているものであり、取引処理部110、及び通信部120を有している。また、データ記憶部20は、制御部10が情報処理を行うために必要な各種情報等を格納するデータ記憶手段であり、例えば、各種メモリ等により構成することができる。
制御部10は、例えば、プロセッサ等を含むプログラムの実施構成に実施形態の取引プログラム(取引処理部110等の処理構成を含むプログラム)等をインストールすることにより実現することができる。上述の取引プログラムは、例えば、データ記憶部20に記憶しておき、ATM1が起動したときに、制御部10が読み込んで実行するようにしても良い。
通信部120は、ネットワークN1を介してホストコンピュータ2と接続するためのネットワークインタフェースである。
操作表示部30は、当該ATM1を操作する顧客との顧客インタフェースの機能を担っている。操作表示部30で、顧客とのインタフェースに用いるデバイスの種類は限定されないものであるが、ここでは、取引の操作を受付けることが可能な画面を表示可能なタッチパネルディスプレイ31(図2参照)及び、暗証番号等の暗証を入力可能なハードウェアキー(例えば、テンキー等)により構成されるハードキー部32(図2参照)が適用されているものとして説明する。
カードリーダ40は、カード挿入排出口401(図2参照)で、顧客から挿入されたカード(キャッシュカード)のデータ読取を行うものである。
プリンタ50、取引内容を印字した明細票等を印刷して、明細票排出口501(図2参照)から排出するものである。
通帳処理部60は、通帳処理の機能を担っており、通帳挿入排出口601(図2参照)で、顧客から挿入された通帳の処理や、通帳繰越に伴い新規に発行する通帳の処理等を行う。
図1に示すように、通帳処理部60は、データ処理部61、印字処理部62、新規通帳収納部63、通帳搬送部64、及び通帳保留部65を有している。
図3は、通帳処理部60が処理する通帳の構成例について示した説明図である。なお、ATM1で取り扱われる通帳の構成は図3のものに限定されないものである。
図3に示す冊子状の通帳Bには、冊子の表紙B2と裏表紙B3の間に複数枚の両面が通帳紙面となっている記録用紙B1がはさみ込まれている。図3(a)は、冊子状の通帳Bを開いて表紙部分(表紙B2、裏表紙B3)の側から見た場合のである。また、図3(b)は、冊子状の通帳Bを開いて記録用紙B1の側から見た場合の平面図である。図3(b)に示すように、記録用紙B1には記帳データに基づく取引履歴(取引金額、取引内容、及び取引後残高等)が複数行にわたって印字(印刷)される。また、図3(a)に示すように、通帳Bの表紙B2に口座番号や顧客名等が印字される。さらに、図3(a)に示すように、通帳Bの裏表紙B3に、当該通帳B1に係る口座のデータが記録される磁気ストライプB4が付けられている。
データ処理部61は、通帳に付けられた磁気ストライプ(データ記録部)に対するデータの読み書きを行うものである。
印字処理部62は、通帳の通帳紙面への印字処理を行うものである。
新規通帳収納部63は、通帳繰越が発生した場合に発行するための新品の通帳(表紙に口座番号や氏名が印字されておらず、磁気ストライプも初期化された状態の通帳)を所定数収納するものである。新規通帳収納部63は、制御に応じて、収納している通帳を繰り出すことが可能となっている。
通帳搬送部64は、通帳処理部60内部で、通帳(通帳挿入排出口601から挿入された通帳や新規通帳収納部63から繰出された通帳)の搬送、取込み、排出を行うものである。
通帳保留部65は、通帳処理部60で、通帳繰越等の処理を行う際に一時的に通帳(通帳挿入排出口601から挿入された通帳又は新規通帳収納部63から繰出された通帳)を保留するものである。具体的には、通帳保留部65には、少なくとも1つの通帳を収納可能な収容部(図示せず)が確保されており、通帳搬送部64により構成される図示しない搬送路上を通過する通帳の取込及び繰出しが可能なものである。
現金処理部70は、顧客から入金された現金(紙幣及び又は硬貨)の投入を受け入れて、収納する機能と、収納した現金を顧客に出金する機能を担っている。現金処理部70には、紙幣及び硬貨の入出金を取扱う取扱口として、紙幣入出金口701及び硬貨入出金口702を有している。なお、現金処理部70は、既存のATM等と同様のものを適用することができる。
取引処理部110は、顧客との取引処理を行うための情報処理(顧客への操作画面の提示や操作受付に伴う処理を含む)や取引処理に伴ってATM1内の各構成要素の制御等を行うものである。
第1の実施形態のATM1(取引処理部110)は、通帳を用いた顧客から現金の入金を伴う入金取引(預入取引)や顧客への現金の出金を伴う出金取引を行う際に、現金の入金又は出金を行う前に、顧客から挿入された通帳(以下、「旧通帳」とも呼ぶ)の記帳を行う。ATM1(取引処理部110)は、必要に応じて新規通帳を発行して通帳繰越を行う際には、旧通帳を排出してから、入金取引又は出金取引を行い、取引後に新規通帳の排出を行うように制御する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のATM1で、入金取引が行われる場合の動作(実施形態の取引方法)について、図4のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、初期状態(顧客待ち状態)として、取引処理部11の制御に基づいて、タッチパネルディスプレイ31に、取引の種類を選択することが可能な操作画面(例えば、入金取引(預入取引)、出金取引、残高照会、通帳記帳等の複数の取引からいずれかの取引を選択可能な操作画面であり、以下、「取引選択画面」と呼ぶ)が表示されているものとする(S101)。そして、ここでは、顧客により、取引選択画面で、入金取引(預入取引)が選択されたものとして説明する(S102)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に通帳の挿入を要求する画面(例えば、「通帳を挿入してください」というメッセージを表示した画面)を表示させたものとする。そして、顧客により、通帳処理部60の通帳挿入排出口601に通帳が挿入されたものとする(S103)。
次に、取引処理部11は、挿入された通帳について、未記帳の記帳データ(取引履歴)の記帳処理(印字処理)を行う(S104)。具体的には、取引処理部11は、通帳処理部60を制御して通帳の磁気ストライプに記録されたデータ読み取りを実行させて当該通帳に係る口座番号を取得する。そして、取引処理部11は、ホストコンピュータ2と通信して、当該口座番号に係る未記帳の記帳データを取得する。取引処理部11は、通帳処理部60を制御し、挿入された通帳に取得した記帳データの内容を記帳(印字)させる。そして、ここでは、挿入された通帳の記帳可能行数が、記帳データに基づいて記帳必要な行数に対して、挿入された通帳の残行数(印字可能な領域)が不足しているものとする。すなわち、この時点で、挿入された通帳について、残りの記帳データの記帳を行うには通帳繰越を行う必要がある。
なお、取引処理部11は、通帳が挿入された時点で、挿入された通帳に係る未記帳の記帳データを取得(通帳の磁気ストライプに記録された口座番号に基づいてホストコンピュータ2へ問い合わせして記帳データを取得)し、その未記帳の記帳データの件数と通帳の印字可能な残りの行数とを比較して、通帳繰越の必要の有無を判定するようにしてもよい。すなわち、取引処理部11は、通帳繰越が必要がない場合のみステップS104の処理を行い、通帳繰越が必要な場合にはステップS104の処理を飛ばして、ステップS105の処理に移行するようにしてもよい。
次に、取引処理部110は、顧客に、通帳繰越を実行するか否かを顧客に選択させる処理を行う(S105)。具体的には、取引処理部110は、タッチパネルディスプレイ31に、通帳繰越を実行するか否かを顧客に選択させるための操作画面(以下、「通帳繰越選択画面」と呼ぶ)を表示させ、顧客から選択を受付ける処理を行う。取引処理部110は、顧客から通帳繰越を実行する旨を受付けた場合には、後述するステップS106から動作し、そうでない場合(顧客から通帳繰越を実行しない旨を受付けた場合)には、後述するステップS109から動作する。
図5は、通帳繰越選択画面の構成例について示した説明図である。
図5に示す通帳繰越選択画面には、「通帳繰越を実施しますか?」というメッセージと共に、通帳繰越を実行することを受付けるためのボタンB101(「はい」と表示されたボタン)と、通帳繰越を実行しないことを受付けるためのボタンB102(「いいえ」と表示されたボタン)が配置されている。
上述のステップS105で通帳繰越を実行する旨を受付けた場合には、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、顧客から挿入された通帳(記帳後の旧通帳)を、通帳挿入排出口601から排出させ(S106)、さらに、新規通帳を発行させる(S107)。
具体的には、通帳処理部60は、新規通帳収納部63から新品の通帳を繰り出させ、当該通帳の磁気ストライプに、データ処理部61を用いて顧客から挿入された通帳(旧通帳)と同じ口座のデータを書込み、印字処理部62を用いて当該通帳の表紙に顧客から挿入された通帳(旧通帳)と同じ口座の情報を印字させて新規通帳の発行を行う。
次に、取引処理部110は、未記帳の記帳データ(上述のステップS104で印字できなかった残りの記帳データ)に基づいて新規通帳に記帳処理を行う(S108)。
なお、未記帳の記帳データの量によっては、1冊の新規通帳では、未記帳の記帳データが残る場合もあり得る。すなわち、取引処理部110において、ステップS107、S108の処理は、未記帳の記帳データが無くなるまで繰り返し実行される。その場合、取引処理部110は、新規通帳を発行する度に、記帳処理を行った通帳を旧通帳として通帳処理部60に排出(返却)させる制御を行う。
上述のステップS105で通帳繰越を実行しない旨を受付けた場合、又は、上述のステップS108の処理の後、取引処理部110は、顧客から現金の投入を受付ける処理を行う(S109)。
具体的には、例えば、取引処理部110は、タッチパネルディスプレイ31に現金投入を要求する画面(例えば、「現金を投入してください」というメッセージを表示した画面)を表示させ、さらに現金処理部70を制御して顧客から現金投入可能な状態に制御する。
そして、現金処理部70(紙幣入出金口701、硬貨入出金口702)に、現金が投入されると、取引処理部110は、現金処理部70を制御して投入された現金の金額確認(金種ごとの計数)を実行させ(S110)、さらに、ホストコンピュータ2と通信して入金取引の情報処理(トランザクション処理)を実行する(S111)。また、取引処理部110は、現金処理部70を制御して計数した現金を図示しない収納部に収納させる制御を行う(S112)。
次に、取引処理部110は、新規通帳の発行が行われたか否か(上述のステップS107の処理が実行されたか否か)を確認し(S113)、新規通帳の発行が行われていた場合は、後述するステップS114の処理から動作し、そうでない場合には後述するステップS116の処理から動作する。
上述のステップS113で、新規通帳の発行が行われたと確認された場合には、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、今回実行された預入取引に伴って発生した記帳データを新規通帳に記帳させ(S114)、その新規通帳を通帳挿入排出口601から排出(返却)させる(S115)。
一方、上述のステップS113で、新規通帳の発行が行われなかったと確認された場合には、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、顧客に挿入された通帳(旧通帳)を、通帳挿入排出口601から排出(返却)させる(S116)。
上述のステップS115又はステップS116の処理の終了後、ATM1(取引処理部110)は、今回の取引を終了して顧客待ち状態(上述のステップS101の初期状態)に戻る(S117)。
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のATM1で、出金取引が行われる場合の動作(実施形態の取引方法)について、図6のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、初期状態(顧客待ち状態)として、取引処理部11の制御に基づいて、タッチパネルディスプレイ31に、取引選択画面が表示されているものとする(S201)。そして、ここでは、顧客により、取引選択画面で、出金取引が選択されたものとして説明する(S202)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に通帳及びカード(通帳と同じ口座のキャッシュカード)の挿入を要求する画面(例えば、「通帳・カードを挿入してください」というメッセージを表示した画面)を表示させたものとする。そして、顧客により、通帳処理部60の通帳挿入排出口601に通帳が挿入され、さらにカードリーダ40のカード挿入排出口401にカードが挿入されたものとする(S203)。
次に、取引処理部11は、挿入された通帳について、未記帳データの記帳処理(印字処理)を行う(S204)。なお、ステップS204の処理は上述のステップS104の処理と同様であるので詳しい説明を省略する。
次に、取引処理部110は、顧客に、通帳繰越を実行するか否かを顧客に選択させる処理を行う(S205)。なお、ステップS205の処理は上述のステップS105の処理と同様であるので詳しい説明を省略する。取引処理部110は、顧客から通帳繰越を実行する旨を受付けた場合には、後述するステップS206から動作し、そうでない場合(顧客から通帳繰越を実行しない旨を受付けた場合)には、後述するステップS209から動作する。
図7は、出金取引において、取引処理部110がタッチパネルディスプレイ31に表示させる通帳繰越選択画面の構成例について示した説明図である。
図7に示す通帳繰越選択画面には、「通帳繰越を実施しますか?」というメッセージと共に、通帳繰越を実行することを受付けるためのボタンB201(「はい」と表示されたボタン)と、通帳繰越を実行しないことを受付けるためのボタンB202(「いいえ」と表示されたボタン)が配置されている。
上述のステップS205で通帳繰越を実行する旨を受付けた場合には、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、顧客から挿入された通帳(記帳された旧通帳)を、通帳挿入排出口601から排出(返却)し(S206)、さらに、新規通帳を発行させる(S207)。
次に、取引処理部110は、未記帳の記帳データ(上述のステップS204で印字できなかった残りの記帳データ)に基づいて新規通帳に記帳処理を行う(S208)。
上述のステップS205で通帳繰越を実行しない旨を受付けた場合、又は、上述のステップS208の処理の後、取引処理部110は、顧客から出金取引に必要な暗証番号の入力受付処理(S209)及び、出金金額の入力受付入力(S210)を受付ける処理を行う。具体的には、取引処理部110は、タッチパネルディスプレイ31に暗証番号の入力を要求する画面(例えば、「暗証番号をキー入力してください」というメッセージ)を表示して、ハードキー部32を用いた暗証番号入力を受付けるようにしてもよい。また、取引処理部110は、タッチパネルディスプレイ31に、出金金額の入力を要求する画面(例えば、ソフトキーを用いた金額入力を受付ける操作画面)を表示して出金金額の入力を受付けるようにしてもよい。
暗証番号及び出金金額が入力されると、取引処理部110は、ホストコンピュータ2と通信して、出金取引に係る情報処理(トランザクション処理)を実行する(S211)。このとき、取引処理部110は、挿入された通帳(キャッシュカード)の口座について、入力された暗証番号で、入力された出金金額の出金取引を行うための情報処理を、ホストコンピュータ2との間で実行する。なお、ここでは、説明を簡易とするため、取引処理部110とホストコンピュータ2との間の出金取引に係る情報処理(トランザクション処理)は成功したものとして以後の説明を行う。
ホストコンピュータ2との出金取引に係る情報処理が成功すると、取引処理部110は、現金処理部70を制御して、出金する現金を準備する処理(例えば、図示しない収納部から現金を繰出させて計数させ、さらに図示しない一時保留部に保留させる処理)を行う(S212)。
次に、取引処理部110は、新規通帳の発行が行われたか否か(上述のステップS207の処理が実行されたか否か)を確認し(S213)、新規通帳の発行が行われていた場合は、後述するステップS214の処理から動作し、そうでない場合には後述するステップS216の処理から動作する。
上述のステップS213で、新規通帳の発行が行われたと確認された場合には、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、今回実行された預入取引に伴って発生した記帳データを新規通帳に記帳させる(S214)。次に、取引処理部110は、通帳処理部60、カードリーダ40、及び現金処理部70を制御して、新規通帳、カード、及び出金する現金を排出(返却)させる(S215)。
一方、上述のステップS213で、新規通帳の発行が行われなかったと確認された場合には、取引処理部110は、通帳処理部60、カードリーダ40、及び現金処理部70を制御して、顧客に挿入された通帳(旧通帳)、カード、及び出金する現金を排出(返却)させる(S216)。
上述のステップS215又はステップS216の処理の終了後、ATM1(取引処理部110)は、今回の取引を終了して顧客待ち状態(上述のステップS201の初期状態)に戻る(S217)。
以上のように第1の実施形態のATM1では、通帳処理部60(通帳挿入排出口601、通帳搬送部64等)により通帳挿入排出手段が構成されている。また、ATM1では、制御部10(取引処理部110)等により取引手段が実現されている。さらに、ATM1では、制御部10(取引処理部110)及び通帳処理部60(印字処理部62)等により、記帳選択手段が構成されている。さらにまた、ATM1では、制御部10(取引処理部110)及び操作表示部30(タッチパネルディスプレイ31)により、記帳選択手段が実現されている。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
ATM1では、取引(例えば、入金取引や出金取引)を行う際に、挿入された通帳に通帳繰越が発生した場合には、まず旧通帳について記帳・排出してから取引を行い、その後新規通帳の排出を行っている。これにより、ATM1では、顧客が取引終了時に受け取る通帳は1冊のみ(新規通帳が1冊のみの場合)となる。言い換えると、ATM1では、複数の通帳を排出する場合でも、顧客が誤認して通帳を取り忘れることを抑制することができる。
また、ATM1では、通帳繰越選択画面を表示して顧客に通帳繰越を実施するか否か選択させているので、利便性が向上する。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、第2の実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した場合の例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成及び動作
第2の実施形態のATM1の構成については、第1の実施形態と同様に上述の図1、図2を用いて説明することができる。以下では、第2の実施形態について第1の実施形態との差異を説明する。
第2の実施形態ATM1(取引処理部110)では、顧客から通帳の挿入を受けたときに、顧客に通帳を取り忘れないことを注意喚起する情報を提示(タッチパネルディスプレイ31から表示)する点で、第1の実施形態と異なっている。第2の実施形態のATM1(取引処理部110)は、注意喚起するために、通帳を取り忘れた場合は回収して郵送する旨、及び通帳の郵送が発生した場合には手数料がかかる旨のメッセージを表示出力して、顧客に確認させる(例えば、所定のボタンを押下させる)処理を行うものとする。
次に、第2の実施形態のATM1の具体的動作(実施形態の取引方法)について図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートでは、第2の実施形態のATM1(取引処理部110)で通帳を用いた入金取引が行われる場合の動作について示している。
ここでは、初期状態(顧客待ち状態)として、取引処理部11の制御に基づいて、タッチパネルディスプレイ31に、取引選択画面が表示されているものとする(S301)。そして、ここでは、顧客により、取引選択画面で、預入取引(入金取引)が選択されたものとして説明する(S302)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に通帳の挿入を要求する画面を表示させたものとする。そして、顧客により、通帳処理部60の通帳挿入排出口601に通帳が挿入されたものとする(S303)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に通帳の取り忘れ等の注意を喚起し、その内容を顧客に確認させるための操作画面(以下、「注意確認画面」と呼ぶ)を表示させる(S304)。
図9は、注意確認画面の構成例について示した説明図である。
図9に示す注意確認画面では、通帳の取り忘れに対する注意を喚起するための情報として「通帳繰越にて通帳のお取り忘れ時は、郵送にてお届け(有償)させていただきます。」というメッセージを表示すると共に、顧客から確認(メッセージを呼んだことを確認)を受付けるためのボタンB301が配置されている。注意確認画面では確認ボタンB301が押下されることにより以後の処理に移行する。すなわち、取引処理部11は、は、注意確認画面を表示した後、顧客が内容を確認するまで次の処理に移行しない(取引の進行を停止する)。
そして、注意確認画面で確認ボタンB301が押下されると、取引処理部11は、挿入された通帳について、未記帳データの記帳処理(印字処理)を行う(S305)。
次に、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、顧客から挿入された通帳(旧通帳)を、通帳挿入排出口601から排出し(S306)、さらに、新規通帳を発行させる(S307)。
次に、取引処理部110は、未記帳の記帳データに基づいて新規通帳に記帳処理を行う(S308)。
次に、取引処理部110は、顧客から現金の投入を受付ける処理を行う(S309)。
そして、現金処理部70(紙幣入出金口701、硬貨入出金口702)に、現金が投入されると、取引処理部110は、現金処理部70を制御して投入された現金の金額確認(金種ごとの計数)を実行させ(S310)、さらに、ホストコンピュータ2と通信して入金取引の情報処理(トランザクション処理)を実行する(S311)。また、取引処理部110は、現金処理部70を制御して計数した現金を図示しない収納部に収納させる制御を行う(S312)。
次に、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、今回実行された預入取引に伴って発生した記帳データを新規通帳に記帳させ(S313)、その新規通帳を通帳挿入排出口601から排出(返却)させる(S314)。
次に、ATM1(取引処理部110)は、今回の取引を終了して顧客待ち状態に戻る(S315)。
なお、図8では、第2の実施形態のATM1について入金取引の動作についてしか説明していないが、出金取引についても同様に通帳挿入時に顧客に注意確認画面を提示した処理を行うようにしてもよい。また、図8では、顧客に通帳繰越を実行するか否かを選択させる処理(上述の通帳繰越選択画面を用いた処理)を行っていないが、第1の実施形態と同様の処理を適用するようにしてもよい。
以上のように、第2の実施形態のATM1では、ATM1では、制御部10(取引処理部110)及び操作表示部30(タッチパネルディスプレイ31)により、注意喚起情報提示手段が実現されている。
(B−2)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態のATM1では、通帳挿入時に、注意確認画面を顧客に提示することにより、通帳を取り忘れないことを注意喚起することができる。また、第2の実施形態のATM1では、注意確認画面で通帳を取り忘れた場合に費用(郵送費用)が発生することを顧客に認識させ、より強い注意喚起が可能となる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引方法の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、第3の実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した場合の例について説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成及び動作
第3の実施形態のATM1の構成については、第1の実施形態と同様に上述の図1、図2を用いて説明することができる。以下では、第3の実施形態について第1の実施形態との差異を説明する。
金融機関の口座には、通帳が発行される口座と、通帳が発行されない口座(以下「無通帳口座」と呼ぶ)が存在する。通帳が発行される口座では、取引の履歴は通帳に記帳されるが、無通帳口座では通帳は発行されないため、ATMにおいて通帳への記帳の処理が発生しない。無通帳口座を有する顧客は、例えば、インターネット等のネットワークを経由してホストコンピュータ上の取引履歴(記帳データに相当するデータ)を参照可能となっている。
第3の実施形態ATM1(取引処理部110)では、顧客から通帳が挿入されたときに、無通帳口座への移行を選択させる処理を行う点で第1、第2の実施形態と異なっている。具体的には、第3の実施形態ATM1(取引処理部110)は、顧客から通帳の挿入を受けたときに、顧客に無通帳口座への移行の要否を選択させる操作画面(以下、「口座移行選択画面」と呼ぶ)をタッチパネルディスプレイ31に表示して、顧客からの選択を受付ける処理を行うものとする。
次に、第3の実施形態のATM1の具体的動作(実施形態の取引方法)について図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートでは、第3の実施形態のATM1(取引処理部110)で通帳を用いた入金取引が行われる場合の動作について示している。
ここでは、初期状態(顧客待ち状態)として、取引処理部11の制御に基づいて、タッチパネルディスプレイ31に、取引選択画面が表示されているものとする(S401)。そして、ここでは、顧客により、取引選択画面で、預入取引(入金取引)が選択されたものとして説明する(S402)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に通帳の挿入を要求する画面を表示させたものとする。そして、顧客により、通帳処理部60の通帳挿入排出口601に通帳が挿入されたものとする(S403)。
次に、取引処理部11は、タッチパネルディスプレイ31に顧客に無通帳口座への移行の要否を選択させるための口座移行選択画面を表示させる(S404)。
図11は、口座移行選択画面の構成例について示した説明図である。
図11に示す口座移行選択画面では、顧客に無通帳口座への移行の要否を選択させるための情報として「無通帳口座に切り替えますか?」というメッセージを表示すると共に、顧客から無通帳口座に移行することを受付けるためのボタンB401(「はい」と表示されたボタン)と、顧客から無通帳口座に移行しないことを受付けるためのボタンB402(「いいえ」と表示されたボタン)が配置されている。
上述のステップS404で無通帳口座へ移行する旨を受付けた場合には、取引処理部110は、後述するステップS416から動作し、無通帳口座へ移行しない旨を受付けた場合には、後述するステップS405から動作する。
上述のステップS405の口座移行選択画面で、無通帳口座へ移行しない旨を受付けた場合にはATM1(取引処理部110)は、ステップS405〜S414で、第2の実施形態の入金処理と同様の処理(上述のステップS305〜S314と同様の処理)を行う。
一方、上述のステップS404の口座移行選択画面で、無通帳口座へ移行する旨を受付けた場合には、取引処理部110は、ホストコンピュータ2と通信して、挿入された通帳の口座について、無通帳口座に移行させるための情報処理(トランザクション処理)を実行する(S416)。なお、取引処理部110による無通帳口座への移行の処理については、種々の無通帳口座に対応するシステムと同様の処理を適用することができるため詳しい説明については省略する。
次に、取引処理部110は、 次に、取引処理部110は、顧客から現金の投入を受付ける処理を行う(S417)。
そして、現金処理部70(紙幣入出金口701、硬貨入出金口702)に、現金が投入されると、取引処理部110は、現金処理部70を制御して投入された現金の金額確認(金種ごとの計数)を実行させ(S418)、さらに、ホストコンピュータ2と通信して入金取引の情報処理(トランザクション処理)を実行する(S419)。また、取引処理部110は、現金処理部70を制御して計数した現金を図示しない収納部に収納させる制御を行う(S420)。
次に、取引処理部110は、通帳処理部60を制御して、顧客に挿入された通帳(旧釣帳)を排出(返却)させる(S421)。
上述のステップS414、S421の処理の後、ATM1(取引処理部110)は、今回の取引を終了して顧客待ち状態に戻る(S415)。
なお、図10では、第3の実施形態のATM1について入金取引の動作についてしか説明していないが、出金取引についても同様に通帳挿入時に顧客に注意確認画面を提示した処理を行うようにしてもよい。また、図10では、顧客により、無通帳口座に移行しないと選択された場合、さらに、通帳繰越を実行するか否かを選択させる処理(第1の実施形態と同様に、上述の通帳繰越選択画面を用いた処理)を行うようにしてもよい。
以上のように、第3の実施形態のATM1では、ATM1では、制御部10(取引処理部110)及び操作表示部30(タッチパネルディスプレイ31)により、無通帳口座移行選択手段が実現されている。
(C−2)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第3の実施形態のATM1は、通帳挿入時に、顧客に無通帳口座へ移行するか否かを選択(上述の口座移行選択画面を用いた選択)させている。これにより、通帳の取り忘れの多い顧客を、無通帳口座に移行させやすくなり、取り忘れ防止につながる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用する例について説明したが、本発明の取引装置はATM以外で通帳を用いて取引可能な取引装置に適用するようにしてもよい。
(D−2)上記の各実施形態の通帳処理部60では、通帳保留部65が設けられているが、省略するようにしてもよい。
1…ATM、10…制御部、110…取引処理部、20…データ記憶部、30…操作表示部、31…タッチパネルディスプレイ、32…ハードキー部、40…カードリーダ、401…カード挿入排出口、50…プリンタ、60…通帳処理部、601…通帳挿入排出口、61…データ処理部、62…印字処理部、63…新規通帳収納部、64…通帳搬送部、65…通帳保留部、70…現金処理部、701…紙幣入出金口、702…硬貨入出金口。

Claims (10)

  1. 通帳の挿入受付及び通帳の排出を行う通帳挿入排出手段と、
    上記通帳挿入排出手段に挿入された第1の通帳に取引履歴を印字し、第1の通帳の印字可能な残領域が不足する場合、第2の通帳を発行して残りの取引履歴を印字する繰越処理を行う通帳記帳手段と、
    上記通帳挿入排出手段に挿入された通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる取引手段と
    を有することを特徴とする取引装置。
  2. 上記通帳記帳手段で、通帳繰越が発生する際に、通帳繰越を実施するか否かを選択させる記帳選択手段をさらに備え、
    上記通帳記帳手段は、上記記帳選択手段で、繰越処理を実施する旨の選択を受付けた場合に、上記繰越処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 上記通帳挿入排出手段から排出した通帳の取り忘れに関する注意喚起の情報を提示する注意喚起情報提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  4. 上記注意喚起情報提示手段は、上記通帳挿入排出手段から排出した通帳の取り忘れが発生した場合に、その通帳を有償にて送付する旨の情報を注意喚起情報に含めて提示することを特徴とする請求項3に記載の取引装置。
  5. 上記通帳記帳手段で、通帳繰越が発生する際に、通帳を用いない無通帳口座の取引に移行するか否かを選択させる無通帳口座移行選択手段を備え、
    上記無通帳口座移行選択手段で、無通帳口座の取引に移行する旨を受付けた場合、上記第1の通帳の口座を無通帳口座に移行するための処理を行う無通帳口座移行処理手段とをさらに備え、
    上記取引手段は、上記無通帳口座移行選択手段で、無通帳口座の取引に移行する旨を受付けた場合、上記通帳挿入排出手段を制御して上記第1の通帳を排出させると共に、上記ユーザと通帳を用いない取引を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  6. 上記通帳記帳手段は、上記通帳挿入排出手段に上記第1の通帳が挿入されたときに、上記第1の通帳の印字可能な残領域が不足するか否かを判定し、
    上記記帳選択手段は、上記通帳記帳手段で上記第1の通帳の印字可能な残領域が不足すると判定された場合、上記取引手段が取引を行う前に、通帳繰越を実施するか否かを選択させる ことを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  7. 上記取引手段は、上記通帳記帳手段で、通帳繰越を実施するか否かを選択させる処理が開始されてから選択受付が完了するまでの間、取引の進行を停止することを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  8. 通帳の挿入受付及び通帳の排出を行う通帳挿入排出手段と、
    上記通帳挿入排出手段に第1の通帳挿入されたときに、上記第1の通帳に係る未印字の取引履歴の量と、上記第1の通帳で印字可能な残領域とを比較し、上記第1の通帳の残領域が不足すると判定した場合、第2の通帳を発行し、上記第1の通帳及び上記第2の通帳に未印字の取引履歴を印字する繰越処理を行う通帳記帳手段と、
    上記第1の通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる取引手段と
    を有することを特徴とする取引装置。
  9. 取引装置が行う取引方法において、
    通帳挿入排出手段、通帳記帳手段、取引手段を備え、
    上記通帳挿入排出手段は、通帳の挿入受付及び通帳の排出を行い、
    上記通帳記帳手段は、上記通帳挿入排出手段に挿入された第1の通帳に取引履歴を印字し、第1の通帳の印字可能な残領域が不足する場合、第2の通帳を発行して残りの取引履歴を印字する繰越処理を行い、
    上記取引手段は、上記通帳挿入排出手段に挿入された通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる
    ことを特徴とする取引方法。
  10. 取引装置が行う取引方法において、
    通帳挿入排出手段、通帳記帳手段、取引手段を備え、
    上記通帳挿入排出手段は、通帳の挿入受付及び通帳の排出を行い、
    上記通帳記帳手段は、上記通帳挿入排出手段に第1の通帳挿入されたときに、上記第1の通帳に係る未印字の取引履歴の量と、上記第1の通帳で印字可能な残領域とを比較し、上記第1の通帳の残領域が不足すると判定した場合、第2の通帳を発行し、上記第1の通帳及び上記第2の通帳に未印字の取引履歴を印字する繰越処理を行い、
    上記取引手段は、上記第1の通帳を用いた取引を行う場合、取引を行う前に、取引履歴の印字後の上記第1の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させ、取引後に、上記第2の通帳を上記通帳挿入排出手段に排出させる
    ことを特徴とする取引方法。
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