JP2016218618A - 取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非識字の顧客に対しても取引装置の当初の取引操作を直感的に理解することができ、又識字の顧客が希望する種類の取引を操作することができる取引装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る取引装置は、操作表示部と、取引種類毎に、非識字者により操作可能な非識字者対応の操作手順を直感的に認識可能な情報で表した取引選択画面を操作表示部に表示する制御部とを備えることを特徴とする。また、制御部は、取引の利用開始の際に、取引選択画面を操作表示部に表示し、非識字者対応の操作手順に従った操作に応じて、対応する取引種類の取引処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、取引装置に関し、例えば、金融機関等に設置されているATM(Automatic Teller Machine)等の取引装置に適用し得るものである。
一般に、ATM等の自動取引装置において取引を行う場合、ATMは、取引種類を選択させる選択画面(図2参照)を表示部に表示し、顧客は、その選択画面を通じて、顧客が希望する取引を選択する。ATMは、顧客が希望する取引の手順に従った誘導画面を逐次表示部に表示して、顧客により入力された情報に基づいて取引を行う。
しかし、例えば文字を読むことが困難な顧客が取引を実施する場合、キー操作が難しく取引を実施できないという事態が生じ得る。このような場合に、顧客操作を容易に実施できるようにするため、例えばイラストやアニメーション等を含む画面を表示したり又はサーチライト等を用いた画面を表示したりする技術がある(特許文献1及び2参照)。
特開2007−34480号公報 特開2008−198150号公報
しかしながら、ATMの表示部に表示される当初の取引開始画面は文字を含むものが一般的であるため、文字を読むことが困難な非識字の顧客は取引開始画面を理解できず、取引操作が難しいという事態が生じ得る。
そのため、非識字の顧客に対しても取引装置の当初の取引操作を直感的に理解することができ、又識字の顧客が希望する種類の取引を操作することができる取引装置が求められている。
かかる課題を解決するために、本発明に係る取引装置は、(1)操作表示部と、(2)取引種類毎に、非識字者により操作可能な非識字者対応の操作手順を直感的に認識可能な情報で表した取引選択画面を操作表示部に表示する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、非識字の顧客に対しても取引装置の当初の取引操作を直感的に理解することができ、又識字の顧客が希望する種類の取引を操作することができる。
第1の実施形態に係るATM1の制御系の構成を示す構成図である。 従来の取引種類を選択する選択画面の一例を示す画面図である。 第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観斜視図である。 第1の実施形態に係るATMにおける非識字対応処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る取引開始画面の一例を示す画面図である。 第1の実施形態に係る非識字対応の操作画面例を示す画面図である。 第1の実施形態に係る非識字対応出金操作画面の拡大図である。 第1の実施形態に係る出金した現金の取り出し方法を表わした現金受取画面の一例を示す画面図である。 第2の実施形態に係るATMの制御系の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係るATMにおける非識字対応処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る操作画面の一例を示す画面図である。 第2の実施形態に係る選択画面の一例を示す画面図である
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
文字を読み書きできることを識字と呼び、識字可能な者を識字者と呼ぶ。また、文字の読み書きが困難なことを非識字と呼び、非識字の者を非識字者と呼ぶ。
(A−1)第1の実施形態の構成
図3は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観斜視図である。図3において、第1の実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15、明細票排出口16を有する。
ATM1は、例えば金融機関、空港、駅、コンビニエンスストア等に設置されているものであり、各種取引処理を行なうものである。ATM1は、各種取引を行なう際に、必要に応じて、通帳やカード等の媒体の挿入を顧客に要求し、顧客により挿入された通帳やカード等の媒体に付与されている磁気ストライプから顧客情報を読み取り、この顧客情報を用いて現金(紙幣、硬貨)の入金取引や出金取引等の取引処理を行なう。また、ATM1は、必要に応じて、取引情報を媒体に書き込み、明細票を排出する。
操作表示部11は、取引を行なう顧客が操作したり、また取引に係る情報や入力された情報の確認画面等を表示したりするものである。操作表示部11は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引種類の操作画面、取引内容の確認画面等を表示する。操作表示部11は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部11は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
紙幣入出金口12は、顧客により投入された紙幣を取り込んだり、又は、出金する紙幣を排出したりするものである。紙幣入出金口12は、例えば、開閉体(例えばシャッタ)と、紙幣を収納する収納部(バケット)とを有しており、紙幣投入の際又は紙幣排出の際に、シャッタが開き、紙幣の投入又は紙幣の排出を行なう。
硬貨入出金口13は、顧客により投入された硬貨を取り込んだり又は出金する硬貨を排出したりするものである。硬貨入出金口13も、紙幣入出金口12と同様に、バケットタイプを適用できる。
なお、紙幣入出金口12及び硬貨入出金口13は、現金の挿入又は排出を行う現金入出金部に含まれるものである。
通帳入出口14は、顧客により挿入された通帳を取り込んだり又は通帳を排出したりするものである。
カード入出口15は、顧客により挿入されたカード(例えばキャッシュカード)を取り込んだり又はカードを排出したりするものである。
明細票排出口16は、取引終了後、取引に係る情報を印字した明細票を排出するものである。
図1は、第1の実施形態に係るATM1の制御系の構成を示す構成図である。図1において、第1の実施形態に係るATM1は、制御部20、記憶部21、操作表示制御部22、通帳駆動機構部23、カード駆動機構部24、紙幣駆動機構部25、硬貨駆動機構部26、明細票印刷部27、通信部28を有する。
制御部20は、ATM1が行なう各種機能を司るものである。例えば、制御部20は、ATM1における各種取引処理を制御したり、ATM1の操作表示部11に表示する画面の表示制御をしたりするものである。制御部20は、例えば、CPUが、ROMに格納される処理プログラムを実行することによりATM1の各種機能を実現する。処理プログラムがインストールされることで各種機能が構築されるようにしても良く、その場合、処理プログラムは図1に例示する機能ブロックとして示すことができる。
制御部20は、図1に示すように、非識字検出部201、非識字対応処理部202、識字対応処理部203を有する。
非識字検出部201は、カード入出口15に挿入されたカード(例えば、キャッシュカード、クレジットカード)に格納されているカード情報に基づいて、当該顧客が識字又は非識字かを検出するものである。
ここで、非識字検出部201は、例えば、取得したカード情報を金融機関ホストサーバに送信して利用者照合を行い、当該顧客の識字可否情報を金融機関ホストサーバから取得する。そして、非識字検出部201は、取得した識字可否情報に基づいて、非識字か否かを検出する方法を適用しても良い。
また例えば、カードに格納されるカード情報に識字可否情報を含ませるようにしても良い。例えば1ビットのビット情報等とすることができ、非識字検出部201はカード情報に含まれている識字可否情報を検出して、識字又は非識字を判断する。なお、識字可否情報は、非識字の場合だけ、1ビット情報をフラグとして含むものであっても良い。
非識字対応処理部202は、非識字検出部201により非識字を検出した場合の各種取引の処理を行うものである。非識字対応処理部202は、例えば、顧客に対して直観的な表示画面を操作表示部11に表示し、顧客操作による取引種類の選択、取引毎に必要な取引操作(入力情報)等を行なうものである。非識字対応処理部202は、図1に示すように、表示画面制御部31、非識字対応取引処理部32を有する。
表示画面制御部31は、顧客に直感的に認識可能な画面を操作表示部11に表示制御するものである。非識字対応の表示画面は、例えば、イラストやアニメーション等を含む静止画像や動画像で構成されたものである。
より具体的には、表示画面制御部31は、非識字検出部201により非識字であると検出されると、ATM1において実行可能な取引種類をイメージさせる画像(静止画、動画像)を含む取引選択画面を表示する。例えば、出金取引の場合には、現金が排出させることをイメージさせる画像としたり、入金取引の場合には、現金が挿入されることをイメージさせる画像としたりしても良い。また例えば、振込取引の場合には、自身(振込元)が入金した現金が相手方(振込先)に渡されることをイメージさせる画像としても良い。また、残金照会、通帳記入等の取引も含めて、各種取引をイメージさせる画像を広く適用することができる。
また、表示画面制御部31は、選択された取引種類の手順を、直感的に顧客にイメージさせる内容の表示画面を操作表示部11に表示する。表示画面制御部31は、記憶部21に予め記憶されている取引種類毎の非識字用の操作画面データを操作表示制御部22に与えて操作表示部11に表示するようにしても良いし、又は、非識字検出時に、金融取引ホストサーバや金融機関等に設けられている管理サーバ等を通じて、非識字用の操作画面データを取得して操作表示部11に表示するようにしてもよい。
非識字対応取引処理部32は、操作表示部11に表示されている非識字用の操作画面を通じて、選択された取引種類の入力情報を取得して取引処理を行うものである。
識字対応処理部203は、識字用の取引処理を行うものである。識字対応処理部203は、非識字検出部201により非識字と検出されなかったとき(すなわち、識字と検出されたとき)に、取引処理を行うものである。識字対応処理部203は、既存の通常の取引処理を行うものを適用することができる。
記憶部21は、制御部20により実行される処理プログラム、操作表示部11に表示する表示画面情報、取引情報や取引の際に取得する情報等を記憶するものである。
操作表示制御部22は、制御部20の制御の下、操作表示部11に表示する表示画面の表示動作や入力動作等を制御するものである。つまり、操作表示制御部22は、制御部20からの操作画面データに基づいて、操作表示部11に画面表示させたり、又操作表示部11から入力された情報を制御部20に与えたりするものである。
通帳駆動機構部23は、制御部20の制御の下、通帳入出口14から通帳を取り込んだり又は排出したりするものである。また、通帳駆動機構部23は、通帳入出口14から挿入された通帳の磁気ストライプやICチップ等に格納されている通帳情報を読み取り、その通帳情報を制御部20に与える。また、通帳駆動機構部23は、取引内容を通帳に書き込み排出する。
カード駆動機構部24は、制御部20の制御の下、カード入出口15からカードを取り込んだり又は排出したりするものである。また、カード駆動機構部24は、カード入出口15から挿入されたキャッシュカードの磁気ストライプやICチップ等に格納されているカード情報を読み取り、そのカード情報を制御部20に与える。カード駆動機構部24は、識字可否情報も含めて読み取ったカード情報を制御部20に与える。
紙幣駆動機構部25は、制御部20の制御の下、紙幣入出金口12のシャッタの開閉動作や、挿入された紙幣の吸入又は排出を行なう紙幣挿入排出機構や、紙幣を搬送する搬送機構等を制御するものである。
硬貨駆動機構部26は、制御部20の制御の下、硬貨入出金口13のシャッタの開閉動作や、投入された硬貨の取り込み又は排出を行なう硬貨投入排出機構や、硬貨を搬送する搬送機構等を制御する。
明細票印刷部27は、制御部20の制御の下、取引情報を媒体(明細票)に印字して、明細票排出口16に明細票を排出するものである。
通信部28は、通信回線を介して金融機関ホストサーバ等と情報の授受を行なうものである。ここで、通信部28は、例えば金融機関ホストサーバとの間で取引情報の授受を行なう際、ATM1が設置されている場所を特定する情報(例えば、金融機関名、金融機関コード、支店名、支店コード等を含む情報)や顧客情報や取引内容を示す情報などを含む情報を通知するようにしても良い。なお、金融機関ホストサーバに通知する情報は、上記に例示した情報に限定されるものではない。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るATM1における非識字対応処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、第1の実施形態に係るATM1における非識字対応処理を示すフローチャートである。
まず、ATM1の操作表示部11には、取引開始画面としてカード挿入画面が表示される(S101)。
図5は、第1の実施形態に係る取引開始画面の一例を示す画面図である。図5に例示する取引開始画面510は、カードを挿入する動作を表わすイラストやアニメーション等を大きく表示する画面である。
取引開始画面510は、静止画であっても良いし又は動画像であっても良い。このように、ATM1の操作表示部11に表示する取引開始画面をカード挿入の静止画、動画像とすることで、ATM1を利用しようとする顧客に対して、当初の処理としてカード挿入を促すことができる。
顧客によりカードがカード入出口15に挿入されると(S102)、カード駆動機構部24がカード情報を読み取り、その読み取られたカード情報が制御部20に通知される。制御部20は、取得したカード情報に基づいて利用者照合を行い、非識字検出部201が非識字か否かを判断する(S103)。
非識字検出部201により識字と検出されると、識字対応処理部203が、識字対応の取引処理として、従来と同じ取引機能を動作する(S104)。識字対応の取引処理は、従来の取引機能と同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する。例えば、従来と同様に、操作表示部11には、図2に例示する取引開始画面500が表示され、その後顧客操作により希望する取引種類が選択される。つまり、ATM1の操作表示部11の当初の画面は、図5に例示するカード挿入をイラストやアニメーション等で表した画面であり、その後、識字と判断されると、既存の取引種類の選択画面が操作表示部11に表示される。
一方、非識字検出部201により非識字と検出されると、非識字対応処理部202が、非識字対応の処理を開始する。このとき、非識字対応処理部202は、取引機能を入金(取引)と出金(取引)のみに限定(S105)する。そして、非識字対応の操作画面が操作表示部11に表示すると同時に、紙幣入出金口12及び硬貨入出金口13の開閉体が開となる(S106)。
図6は、第1の実施形態に係る非識字対応の操作画面例を示す画面図である。図6に示すように、非識字対応の操作画面520は、入金をイラストやアニメーション等で表した非識字対応入金操作画面521と、出金をイラストやアニメーション等で表した非識字対応出金操作画面522〜526とを含む画面である。
つまり、操作画面520は、顧客に入金又は出金の選択をさせるのではなく、1画面上を複数の画面領域を有しており、入金と出金の取引操作をイラストやアニメーション等で直感的に理解できる画面としている。
また、図6において、操作画面520は、左側の画面領域を、非識字対応入金操作画面521とし、右側の画面領域を、非識字対応出金操作画面522としている。
非識字対応入金操作画面521は、紙幣入出金口12に現金を挿入する方法を表わすイラストやアニメーション等としている。また、図6の操作画面520の表示と同時に、紙幣入出金口12及び硬貨入出金口13の開閉体が開となることで、顧客は操作画面を通じて視覚による理解だけでなく、入金に必要な現金挿入操作を直感的に理解することができる。
図7は、第1の実施形態に係る非識字対応出金操作画面522〜526の拡大図である。図7に示すように、非識字対応出金操作画面522〜526は、出金額の選択操作をイラストやアニメーション等で表した案内画面522と、例えば一万円券、五千円券、千円券等のお金の絵柄を画面に表示させ、出金したいお金を選択する現金選択ボタン523〜525と、合計の出金額を表示する合計出金額表示部526とを含む。
なお、合計出金額表示部526は、出金額を決定するためのボタンとして「○」ボタン526aと、出金額をリセットするための「×」ボタン526bとを含む。この「×」ボタン526bが選択されると、合計出金額がリセットされ、再度出金額の選択が可能となる。
S107において、紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13に設けられたセンサ(図示しない)が現金の有無を検知する。そして、現金が検知されると、入金取引が実施される(S108)。その後、入金処理が終了すると、最後にカードが返却されて(S109)、入金取引が終了する。
一方、現金が検知されず、非識字対応出金操作画面522〜526において、現金選択ボタン523〜525が操作され、合計出金額表示部526の「○」ボタン526aが選択されると(S110)、開状態の開閉体を閉じ、出金取引が実施される(S111)。
このとき、非識字対応出金操作画面522〜526では、例えば、一万円券の絵図を含む万券選択ボタン525、五千円券の絵図を含む五千円券選択ボタン524、千円券の絵図を含む千円券選択ボタン523が選択され、それぞれの現金選択ボタン523〜525の押下回数に基づいて合計出金額が決定する。
例えば、図7において、千円券選択ボタン523が2回、五千円券選択ボタン524が1回押下されると、(1000円)×2+(5000円)×1=7000円が合計の出金額となる。
また、図7の現金選択ボタン523〜525の下方には、合計出金額をお札の絵図で表示する合計出金額表示部526がある。この合計出金額表示部526において、合計出金額のお札の絵図の横に「O」ボタン526a、「×」ボタン526bが表示されており、合計出金額が決定した場合は「O」ボタン526aが押下されることで、お金を出金することができる。一方、「×」ボタン526bが押下されることで、合計出金額がリセットされ、再度出金額を選択することができる。
図8は、第1の実施形態に係る出金した現金の取り出し方法を表わした現金受取画面の一例を示す画面図である。
出金処理が終了し、出金すべき現金が紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13に排出されると、図8に例示する現金受取画面530が操作表示部11に表示される。この現金受取画面530は、紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13からお金を取り出し、その後カードを受け取る内容のイラスト・アニメーションを大きく表示させる。この画面を見た顧客は、紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13からお金を取り出し、最後にカードを返却し(S109)、出金取引は終了となる。
なお、S110において、所定時間経過しても、紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13に現金の有無を検知されず、かつ、現金選択ボタン523〜525の押下がなされない場合、取引を終了する。このとき、再度、取引のやり直しを要求する音声ガイダンスを出力するようにしても良い(S112)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、キャッシュカード発行時に識字可否の情報を追加することにより、取引時にカード情報を照合し、識字可否情報の判別を行い、それぞれの顧客に適した操作画面の切り替えができる。これにより、1台のATMで識字又は非識字の両顧客に対応した取引を実施することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の外観構成は、第1の実施形態で説明した構成と同一又は対応するものを適用することができる。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図2を用いて説明する。
図9は、第2の実施形態に係るATM1の制御系の構成を示す構成図である。図2において、第1の実施形態に係るATM1は、制御部20、記憶部21、操作表示制御部22、通帳駆動機構部23、カード駆動機構部24、紙幣駆動機構部25、硬貨駆動機構部26、明細票印刷部27、通信部28を有する。
第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、制御部20が非識字検出部201を備えない点である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
(B−2)第2の実施形態の動作
図10は、第2の実施形態に係るATM1における非識字対応処理を示すフローチャートである。
まず、ATM1の操作表示部11には、取引開始画面としてカード挿入画面が表示される(S201)。第1の実施形態と同様に、操作表示部11には、当初の取引開始画面として、図5に例示する取引開始画面510が表示される。
カード入出口15にカードが挿入されると(S202)、操作画面が操作表示部11に表示されると同時に、紙幣入出金口12及び硬貨入出金口13の開閉体が開となる(S203)。
図11は、第2の実施形態に係る操作画面の一例を示す画面図である。図11に示すように、操作画面540は、入金をイラストやアニメーション等で表した非識字対応入金操作画面521と、出金をイラストやアニメーション等で表した非識字対応出金操作画面522〜526と、それ以外の取引ボタン527とを含む画面である。
つまり、操作画面540は、第1の実施形態に係る図6の操作画面520に加えて、識字可能な顧客に向けて、例えば「その他の取引を行う場合はこちら」等のガイダンスを記載した取引ボタン527を有する。
これは、操作画面540には、非識字対応入金操作画面521と非識字対応出金操作画面522〜526とが含まれている。これらの入金及び出金の操作画面は、非識字の顧客だけでなく、当然、識字可能な顧客も理解することができる。そのため、顧客が入金及び出金を行う場合には、非識字対応入金操作画面521と非識字対応出金操作画面522〜526を用いた取引操作に任せることができる。その一方、ATM1において実施することができる、その他の取引を、識字の顧客は実施する場合、顧客が取引ボタン527を選択することで実施可能となる。
すなわち、紙幣入出金口12又は硬貨入出金口13に設けられたセンサ(図示しない)が現金の有無を検知する(S204)。そして、現金が検知されると、第1の実施形態と同様に、入金取引が実施される(S205)。その後、入金処理が終了すると、最後にカードが返却されて(S206)、入金取引が終了する。
一方、現金が検知されず(S204)、非識字対応出金操作画面522〜526において、現金選択ボタン523〜525が操作され、合計出金額表示部526の「○」ボタン526aが選択されると(S207)、開状態の開閉体が閉じ、出金取引が実施される(S208)。このとき、第1の実施形態と同様に、図8の現金受取画面が操作表示部11に表示されるようにしても良い。
さらに、図11の操作画面540において、入金及び出金以外の取引を希望する顧客により、「取引」ボタン527が押下されると(S209)、入金及び出金(入出金)以外の取引選択の選択画面が、操作表示部11に表示される(S210)。
図12は、第2の実施形態に係る選択画面の一例を示す画面図である。図12に示すように、選択画面550の基本的な構成は、図2の従来の選択画面と同様であるが、選択できる取引種類のうち、入金取引(図2の「お引き出し」ボタン、「お預入れ」ボタン)を含んでいない。
顧客操作により、図12の選択画面から所望の取引が選択されると、入金及び出金(入出金)以外の取引が実施される(S211)。そして、取引が終了すると、カードが返却されて(S206)、取引が完了する。
なお、S209において、所定時間経過後、再度、取引のやり直しを要求する音声ガイダンスを出力する(S212)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、非識字の顧客向けのイラスト・アニメーションを中心とした取引画面の端に、文字表記の取引ボタンを設けることで、非識字の顧客はイラスト・アニメーションにより入金、出金の取引を進めることができる。これに加えて、識字可能な顧客は文字表記の取引ボタンの選択により、識字可能な顧客向けの画面に切り替え、入金及び出金以外の取引を行うことができる。これにより、1台のATMで識字可否の両顧客の取引を可能とする。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態では、本発明に係る取引装置がATMに適用する場合を例示したが、本発明に係る取引装置は、ATMに限定されるものではない。例えば、本発明は、業務システムやアプリケーションの操作を、識字又は非識字の人でも対応できるように、操作画面をイラストやアニメーション等で表すようにしても良い。また例えば、本発明は、券売機や両替機等のように現金を扱う自動化機器にも適用することができる。
(C−2)上述した第1の実施形態では、カード情報に含まれる識字可否情報に基づいて、当該顧客が非識字であるか否かを判断して、操作画面を切り替える場合を例示した。しかし、例えば、ATMの操作部の一部に、非識字の顧客が選択できるボタンを設け、このボタンの押下により、非識字対応の操作画面を表示するようにしても良い。
(C−3)上述した第1及び第2の実施形態において、非識字対応入金操作画面及び非識字対応出金対応画面は一例であり、図6及び図11の画面のレイアウトに限定されるものではない。1画面が複数の画面領域を有しており、入金と出金の操作画面を1画面で表示することができれば、種々のレイアウトを広く適用することができる。
(C−4)上述した第2の実施形態では、カード情報に基づく識字可否情報に基づく非識字を検出しない場合を例示した。しかし、第2の実施形態においてもカード情報の識字可否情報に基づいて非識字を検出して、非識字の場合には、非識字対応の操作画面を表示するようにしても良い。
(C−5)上述した第1及び第2の実施形態では、説明を容易にするため、現金(特に紙幣)の入金や出金の操作画面をイラストやアニメーション等で表現したものを操作表示部に表示する場合を例示した。しかし、通帳や明細票等の挿入や排出を案内するイラストやアニメーション等で表現したものを操作表示部に表示するものであっても良い。
1…ATM、11…操作表示部、12…紙幣入出金口、13…硬貨入出金口、14…通帳入出口、15…カード入出口、16…明細票入出口、20…制御部、201…非識字検出部、202…非識字対応処理部、203…識字対応処理部、31…表示画面制御部、32…非識字チア王取引処理部、21…記憶部、22…操作表示制御部、23…通帳駆動機構部、24…カード駆動機構部、25…紙幣駆動機構部、26…硬貨駆動機構部、27…明細票印刷部、28…通信部。

Claims (11)

  1. 操作表示部と、
    取引種類毎に、非識字者により操作可能な非識字者対応の操作手順を直感的に認識可能な情報で表した取引選択画面を前記操作表示部に表示する制御部と
    を備えることを特徴とする取引装置。
  2. 前記制御部が、取引の利用開始の際に、前記取引選択画面を前記操作表示部に表示し、非識字者対応の操作手順に従った操作に応じて、対応する取引種類の取引処理を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 入力された情報に基づいて非識字者であることを検出する非識字検出部を備え、
    前記制御部は、前記非識字検出部よる検出結果に応じて、非識字対応操作画面又は識字対応操作画面のいずれかを切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 前記非識字検出部が、入力されたカード情報に含まれる識字可否情報に基づいて、非識字者か否かを検出するものであることを特徴とする請求項3に記載の取引装置。
  5. 前記制御部が、
    前記非識字検出部により非識字者であると検出されると、非識字者により操作可能な取引の操作手順を表わす非識字対応操作画面を前記操作表示部に表示する表示画面制御部と、
    非識字者対応の取引処理を行う非識字対応取引処理部と
    を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の取引装置。
  6. 前記非識字対応取引処理部が、現金の投入、又は、前記非識字対応操作画面を通じた出金ボタンの押下の検知により、非識字者対応の取引処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の取引装置。
  7. 現金の投入又は排出を行う現金入出金部を備え、
    前記制御部が、前記非識字対応操作画面を前記操作表示部に表示すると同時に、前記現金入出金部の開閉体を開状態とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の取引装置。
  8. 前記非識字対応取引処理部が、前記非識字対応操作画面の表示後、前記現金入出金部への現金の投入を検知すると、入金処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の取引装置。
  9. 前記非識字対応操作画面が、出金取引の操作手順を表わす非識字対応出金操作画面を含むものであり、
    前記非識字対応取引処理部が、前記非識字対応操作画面の表示後、前記非識字対応出金操作画面を通じて出金取引の操作手順による取引操作により、出金処理を行う
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の取引装置。
  10. 前記非識字対応出金操作画面が、現金金種の絵図を含む現金選択ボタンを金種毎に有しており、前記金種毎の現金選択ボタンの押下回数に基づいて出金合計金額を受け付け、その出金合計金額を表示することを特徴とする請求項9に記載の取引装置。
  11. 前記非識字対応操作画面が、非識字者により操作可能な取引以外の取引への操作画面に切り替える取引ボタンを有することを特徴とする請求項3〜10のいずれかに記載の取引装置。
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