JP2018128944A - 有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム - Google Patents

有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム Download PDF

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Takakazu Nagai
孝和 永井
智博 土井
Tomohiro Doi
智博 土井
博之 神澤
Hiroyuki Kanzawa
博之 神澤
直矢 木村
Naoya Kimura
直矢 木村
和樹 池田
Kazuki Ikeda
和樹 池田
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Abstract

【課題】有価媒体の特性に応じて投入部への有価媒体の投入方法が異なる有価媒体処理装置において、使い勝手を向上させた有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムを提供する。
【解決手段】有価媒体処理装置の制御部は、投入部に投入された有価媒体を取り込むと共に、有価媒体に関する処理を実行する。制御部は、操作部及び表示部(タッチパネル)を通じて、操作者に、投入しようとする有価媒体の特性を、複数の選択肢の中から指定する操作を行わせると共に、操作者が指定した特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、表示部に表示させる。
【選択図】図7

Description

ここに開示する技術は、有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムに関する。
特許文献1には、有価媒体処理装置が記載されている。この有価媒体処理装置は、紙幣処理装置が受け付けない紙幣や、小切手等の有価媒体を処理する。紙幣処理装置が受け付けない紙幣には、紙幣処理装置がリジェクト紙幣と判定した「リジェクト券」、損傷度合いや汚損が激しい「損券」、及び、現在発行されている紙幣よりも発行された年代が古い「旧券」が含まれる。
有価媒体処理装置は、取り込んだ有価媒体の画像を取得しかつ、収納庫に収納すると共に、操作者が手入力をした有価媒体の券種(つまり、紙幣であれば金種や発行時期)及び価値(つまり、一部が破れて欠損している損券において、欠損の程度によって定まる価値)と、有価媒体の画像とを対応付けて記憶するよう構成されている。
特開2014−71525号公報
ところで、有価媒体処理装置は、有価媒体の特性に応じて、投入部に投入する方法が異なる。例えば、「損傷の度合いが大きい損券」という特性を有する有価媒体は、有価媒体処理装置に取り込んだときに正常に搬送することができないため、キャリアシートと呼ばれる搬送補助シートに挟んで、投入部に投入される。また、「旧券」という特性を有する有価媒体は、現在発行されている紙幣とはサイズが異なるため、搬送補助シートに挟んで、投入部に投入される場合がある。従来の有価媒体処理装置では、これから投入しようとする有価媒体に搬送補助シートが必要か否かを、操作者自らが判断しなければならなかった。つまり、従来の有価媒体処理装置は、有価媒体の投入方法を、操作者が操作部を通じて選択した上で、操作者は、有価媒体を、搬送補助シートに挟んで、又は、搬送補助シートに挟まずに有価媒体処理装置の投入部に投入していた。
しかしながら、有価媒体の投入方法を選択することは、特に経験の浅い操作者にとっては難しい場合があり、有価媒体処理装置の使い勝手を悪くしていた。
尚、有価媒体の投入方法は、搬送補助シートの要否を決めることに限らず、例えば有価媒体の投入方向を所定の方向にすること等も考えられる。
ここに開示する技術はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、有価媒体の特性に応じて投入部への有価媒体の投入方法が異なる有価媒体処理装置において、使い勝手を向上することにある。
具体的に、ここに開示する有価媒体処理装置は、有価媒体が投入される投入部と、操作者が操作を行う操作部と、前記操作者へ情報を表示する表示部と、前記投入部、前記操作部及び前記表示部を制御することによって、前記投入部に投入された前記有価媒体を取り込むと共に、前記有価媒体に関する処理を実行する制御部と、を備える。
ここで、前記有価媒体の特性に応じて、前記有価媒体の前記投入部への投入方法が異なり、前記制御部は、投入しようとする前記有価媒体の特性を複数の選択肢の中から指定する操作を、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に行わせると共に、前記操作者が指定した特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる。
この構成によると、操作者は、有価媒体処理装置の投入部に有価媒体を投入する前に、有価媒体の特性を、複数の選択肢の中から指定する。
ここで、「有価媒体の特性」は、他の有価媒体処理装置(例えば紙幣処理装置等)においてリジェクトされたという特性(つまり、リジェクト媒体)、損傷度合いや汚損が激しいという特性(いわゆる損券、又は、損貨)、現在発行されている紙幣や硬貨よりも発行された年代が古いという特性(いわゆる旧券、又は、旧貨)を含む。また、小切手や手形等も、「有価媒体の特性」の一つに含まれる。
従来の有価媒体処理装置では、前述したように、操作者は有価媒体の投入方法を選択していたが、本構成の有価媒体処理装置では、操作者は有価媒体の特性を選択すればよいため、経験の浅い操作者であっても、選択が容易である。また、有価媒体の特性は、複数の選択肢として操作者に示されることにより、操作者はさらに、有価媒体の特性を指定しやすくなる。
そして、操作者が、投入しようとする有価媒体の特性を指定する操作を行うと、制御部は、当該特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、表示部に表示させる。操作者は、表示された情報に従い、所定の投入方法によって有価媒体を投入部に投入することができる。操作者は、迷うことなく適切な方法によって、有価媒体を投入部に投入することができるから、有価媒体処理装置に使い勝手が向上する。
前記操作部と前記表示部とは一体となってタッチパネル式の操作表示部を構成し、前記制御部は、前記操作表示部に、前記有価媒体の複数の特性それぞれに対応する、複数の操作ボタンを表示すると共に、各操作ボタンを、各特性を有する前記有価媒体の見た目を表す画像によって構成し、前記制御部は、前記操作表示部に表示される複数の操作ボタンの内のいずれか一つを、前記操作者にタッチさせる、としてもよい。
タッチパネル式の操作表示部に表示される操作ボタンが、有価媒体の特性に対応する見た目を表した画像によって構成されるため、操作者は、これから投入しようとする有価媒体(つまり、手元にある有価媒体)と、操作表示部に表示された画像とを見比べて、対応する操作ボタンを容易に選択することができる。また、画像が操作ボタンを構成するため、操作者は、操作ボタンを押し間違える(つまり、選択し間違える)ことも防止される。有価媒体処理装置の使い勝手がさらに向上する。
前記有価媒体処理装置は、前記有価媒体の特性と、当該特性を有する前記有価媒体の投入方法の情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記操作者が、投入しようとする前記有価媒体の特性を指定する操作を行った後、前記記憶部の情報に基づいて、前記操作者が指定した特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる、としてもよい。
こうすることで、制御部は、記憶部の記憶内容に基づいて、操作者に対して適切な情報を提供することができ、操作者は、有価媒体を、適切な投入方法によって投入部に投入することができる。
前記制御部は、前記有価媒体を取り込むときに、前記投入部に投入された前記有価媒体の投入方法を確認すると共に、当該投入方法が、前記操作者が指定した前記有価媒体の特性に対応しないときには、前記操作者に警告を行う、としてもよい。
投入方法が誤っているときに操作者に警告を行うことによって、例えば、取り込んだ有価媒体が搬送途中で詰まってしまう、といった不具合を未然に回避することができる。有価媒体処理装置の運用がスムースになり、有価媒体処理装置の使い勝手が向上する。
前記有価媒体の特性に応じて、当該有価媒体を搬送補助シートに挟んで前記投入部に投入することと、前記有価媒体を前記搬送補助シートに挟まずに前記投入部に投入することと、が変更される、としてもよい。
つまり、搬送補助シートの要否は、有価媒体の特性に応じて変更される投入方法の一例である。
前記制御部は、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に、投入しようとする前記有価媒体の特性及び種類を指定する操作を行わせ、前記有価媒体処理装置は、前記投入部から取り込んだ前記有価媒体の画像を取得する画像取得部を備え、前記制御部は、前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記有価媒体の種類を特定すると共に、前記操作者が指定した前記有価媒体の種類との照合を行う、としてもよい。
ここで「有価媒体の種類」とは、例えば紙幣であれば、その金種や発行時期等を意味する。有価媒体の種類は、前述した「有価媒体の特性」と意味が重なる場合(例えば有価媒体の特性としての「旧券」と、有価媒体の種類としての発行時期)、及び、意味が重ならない場合(例えば金種は、有価媒体の種類であるが、有価媒体の特性ではない)がある。
操作者が特性及び種類を指定した有価媒体を取り込んだ後、制御部は、画像取得部が取得した、当該有価媒体の画像に基づいて、有価媒体の種類を特定する。制御部はまた、操作者が指定した前記有価媒体の種類との照合を行う。有価媒体処理装置では、取り込んだ有価媒体の種類に関する情報を、操作者が手入力をし、その情報を有価媒体の画像と共に記憶する場合がある。照合の結果、操作者が指定した有価媒体の種類の情報が、当該有価媒体の種類に一致する場合は、操作者が改めて情報を手入力することなく、投入時に指定した情報を記憶すればよい。操作者の手間が省けるため、有価媒体処理装置の使い勝手が向上する。一方、照合の結果、操作者が指定した有価媒体の種類の情報が、当該有価媒体の種類に一致しない場合は、操作者に、改めて有価媒体の種類の情報を手入力してもらえばよい。このように、情報の修正を可能にすれば、有価媒体の種類について正確な情報を記憶することができるから、有価媒体処理装置の使い勝手が向上する。
ここに開示する有価媒体処理システムは、有価媒体が投入される投入部と、前記投入部に投入された前記有価媒体を取り込むと共に、前記有価媒体に関する処理を実行する制御部と、を有する有価媒体処理装置と、前記有価媒体処理装置に接続されかつ、操作者が操作を行う操作部と、前記操作者へ情報を表示する表示部と、を有する操作端末と、を備える。そして、前記有価媒体の特性に応じて、前記有価媒体の前記投入部への投入方法が異なり、前記制御部は、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に、投入しようとする前記有価媒体の特性を、複数の選択肢の中から指定する操作を行わせると共に、前記操作者が指定した特性の有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる。
この構成によると、操作者は操作端末の操作部及び表示部を通じて、有価媒体の特性を指定する。有価媒体の特性を指定すれば、当該有価媒体の投入方法の情報が表示部に表示されるから、操作者は、適切な投入方法によって、有価媒体を、有価媒体処理装置の投入部に投入することができる。
以上説明したように、前記の有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムによると、装置及びシステムに使い勝手が向上する。
図1は、有価媒体処理システムの構成例を示す図である。 図2は、出納機の構成例を示すブロック図である。 図3は、有価媒体処理装置の内部構成例を示す図である。 図4は、出納機における処理に係る制御手順を例示するフローチャートである。 図5は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、メニュー画面を例示する図である。 図6は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、入金処理時の媒体カテゴリの選択画面を例示する図である。 図7は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、紙幣の特性を選択する画面を例示する図である。 図8は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、有価媒体の投入方法を案内する画面を例示する図である。 図9は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、有価媒体の投入方法を案内する別の画面を例示する図である。 図10は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、有価媒体の券種を入力する画面を例示する図である。 図11は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、硬貨の特性を選択する画面を例示する図である。 図12は、管理端末装置のタッチパネルに表示される、証票の特性を選択する画面を例示する図である。
以下、有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明は、有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムの一例である。図1は、有価媒体処理装置300を含む有価媒体処理システム1の構成例を示している。有価媒体処理システム1は、例えば銀行等の金融機関の出納機10を含んで構成されている。尚、有価媒体処理システム1は、出納機10を含むシステムに限定されない。また、有価媒体処理装置300も、出納機10に含まれる装置に限定されない。
(有価媒体処理システムの構成例)
有価媒体処理システム1は、前述したように出納機10と、出納機10に対してネットワーク704を介して接続された上位端末である管理コンピュータ700とを備えている。管理コンピュータ700には、図1に例示するように、タブレット端末701や、スマートフォン702のような携帯端末が通信可能に接続される。
図2は、出納機10の機能構成を例示するブロック図である。出納機10は、紙幣の処理を行う紙幣処理装置100、硬貨の処理を行う硬貨処理装置200、紙幣処理装置100が処理を行わない紙幣及び小切手等の有価媒体の処理を行う有価媒体処理装置300、硬貨処理装置200が処理を行わない硬貨や記念貨の処理を行う損貨処理装置600、種々の伝票を発行するプリンタ400、及び、操作者に対するヒューマンインターフェース部分であると共に、紙幣処理装置100、硬貨処理装置200、有価媒体処理装置300、損貨処理装置600の制御を行う管理端末装置500と、を含んで構成されている。損貨処理装置600もまた、有価媒体処理装置の一例である。
紙幣処理装置100は、バラ紙幣の入出金処理を実行可能に構成されている。また、紙幣処理装置100は、帯封紙幣の作成や、帯封紙幣の出金処理を実行可能に構成されている。
硬貨処理装置200は、バラ硬貨の入出金処理を実行可能に構成されている。また、硬貨処理装置200は、包装硬貨の作成や、包装硬貨の出金処理を実行可能に構成されている。
有価媒体処理装置300は、その構成の詳細は後述するが、紙幣処理装置100が処理を行わない紙幣、具体的には、紙幣処理装置100がリジェクトしたリジェクト紙幣、損傷度合いや汚損が激しい損券、及び、現在発行されている紙幣よりも発行された年代が古い旧券、並びに、小切手や手形等の有価証券の処理を行うよう構成されている。また、この有価媒体処理装置300は、中央銀行から各金融機関に配送され、未だ市場流通していない官封券(いわゆる新券)の処理も行うよう構成されている。
損貨処理装置600は、有価媒体処理装置300と同様に、硬貨処理装置200が処理を行わない硬貨、具体的には、硬貨処理装置200がリジェクトしたリジェクト硬貨、損傷度合いや汚損が激しい損貨、現在発行されている硬貨よりも発行された年代が古い旧貨、及び、各種の記念貨の処理を行うよう構成されている。尚、損貨処理装置600の構成は公知であるため、その詳細な説明は省略するが、後で詳述する有価媒体処理装置300と同様に、損貨処理装置600は、投入部に投入された硬貨を取り込むと共に、取り込んだ硬貨を撮像する撮像部と、硬貨を収納する収納部とを備え、撮像した画像データと硬貨に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成されている。
プリンタ400は、硬貨処理装置200の上面に配設されており、後述する管理端末装置の端末制御部502から出力された制御信号に基づいて、種々の情報が印字された伝票を発行する。
管理端末装置500は、出納機10へ情報を入力する操作部でありかつ、出納機10の情報を出力する表示部でもある。具体的に、管理端末装置500は、硬貨処理装置200の上面に設けられたタッチパネル501を備えて構成されている。このタッチパネル501は、図2に示すように、表示部と操作部とが一体化した構成を有しており、種々の情報が配置された画面を表示すると共に、操作者による手入力に基づいて、出納機10を操作するように構成されている。
管理端末装置500は、例えば周知のマイクロコンピュータをベースとした端末制御部502を備えている。端末制御部502には、第1通信部505を介して、紙幣処理装置100、硬貨処理装置200、有価媒体処理装置300、及び、損貨処理装置600が接続されている。端末制御部502は、紙幣処理装置100、硬貨処理装置200、有価媒体処理装置300、及び、損貨処理装置600に制御信号を出力する。紙幣処理装置100、硬貨処理装置200、有価媒体処理装置300、及び、損貨処理装置600はそれぞれ、端末制御部502からの制御信号に従って動作する。
端末制御部502にはまた、前記のタッチパネル501、操作者のIDカードのID情報を読み取るよう構成されたカードリーダ504、プリンタ400、第2通信部506及び記憶部503が、信号の送受信可能に接続されている。
第2通信部506は、ネットワーク704に接続されている。端末制御部502は、第2通信部506及びネットワーク704を介して、管理コンピュータ700に接続されている。
記憶部503は、出納機10における紙幣や硬貨の在高等の情報を記憶する在高管理データと、詳細は後述するが、有価媒体処理装置300や損貨処理装置600に紙幣や硬貨を投入する方法に関係する有価媒体投入データと、を少なくとも記憶している。
(有価媒体処理装置の構成例)
図3は有価媒体処理装置300の内部構成図である。図3では、図面左側の面が有価媒体処理装置300の前面となっており、図面右側の面が有価媒体処理装置300の背面となっている。
有価媒体処理装置300には、有価媒体が投入される投入部310と、有価媒体を機外に払い出す払出部360とが設けられている。投入部310及び払出部360は、有価媒体処理装置300の筐体301の前面(図3における左側の面)に設けられている(図1も参照)。投入部310には繰出機構312が設けられており、繰出機構312は、操作者によって投入部310に投入された有価媒体を機内に繰り出す。繰出機構312はまた、投入部310に有価媒体が束状態で投入されたときには、有価媒体を一枚ずつ機内に繰り出す。投入部310から繰り出された有価媒体は、搬送部314によって、一枚ずつ搬送される。
搬送部314には、撮像部316が設けられている。撮像部316は、画像取得部の一例である。撮像部316は、機内に取り込んだ有価媒体の両面を撮像することによって画像データを取得する。
搬送部314にはまた、一時保留部320が接続されている。一時保留部320は、撮像部316を通過した有価媒体を一時的に保留する。ここでは一時保留部320は、有価媒体をテープに挟んで巻き取るテープ巻取方式に構成されている。より具体的に一時保留部320は、正逆両方向に回転可能なドラム320aを有しており、このドラム320aによって一対のテープを巻き取ったり送り出したりする。一時保留部320に送られた有価媒体は、この一対のテープの間に挟まれた状態で一枚ずつ順次ドラム320aにより巻き取られて収納される。また、ドラム320aを逆転させると、巻き取られた有価媒体が一枚ずつ繰り出されて、搬送部314に送り出される。
有価媒体処理装置300の筐体301内には、小切手を収納する小切手収納部330と、損券や旧券を収納する損券収納部340,342とが設けられている。ここでは、小切手収納部330は、三つの収納部から構成されている。各小切手収納部330は集積方式の収納部であり、搬送部314から小切手収納部330に送られた小切手は、既に小切手収納部330に収納されている小切手の上に積み重ねられるようにして収納される。また、収納された小切手を繰り出す機能を備えている。なお、小切手収納部330は、小切手以外の手形等の有価証券を収納してもよい。
損券収納部340は集積方式の収納部であり、搬送部314から損券収納部340に送られた損券や旧券は、既に損券収納部340に収納されている損券や旧券の上に積み重ねられるようにして収納される。一方、損券収納部342はテープ巻取方式の収納部である。より具体的に損券収納部342は、一時保留部320と同様に、正逆両方向に回転可能なドラム342aを有している。そして、損券収納部342に送られた損券や旧券は、この一対のテープの間に挟まれた状態で一枚ずつ順次ドラム342aにより巻き取られて収納される。また、ドラム342aを逆転させると、巻き取られた損券や旧券が一枚ずつ繰り出されて、搬送部314に送り出される。
有価媒体処理装置300の筐体301内には、新券を収納する新券収納部350が設けられている。ここでは、新券収納部350は、四つの収納部から構成されている。各新券収納部350に収納されている新券は、それぞれ繰出機構352により、搬送部314に一枚ずつ繰り出される。
払出部360は搬送部314に接続されており、搬送部314によって搬送された有価媒体は当該払出部360で積み重ねるようにして投出される。払出部360には羽根車362が設けられており、搬送部314から羽根車362に送られた有価媒体は、羽根車362を形成する一対の羽根の間に挟まれた状態で当該羽根車362が図3における反時計回りの方向に回転することにより、払出部360に送られる。また、払出部360にはシャッタ361aが設けられており(図1参照)、操作者は、このシャッタ361aが開放状態となったときに、払出部360に集積された有価媒体を取り出すことができる。
(有価媒体の入金処理)
次に、図4に示すフローチャートと、図5〜10に示す画面構成例とを参照しながら、出納機10が行う処理、特に有価媒体処理装置300が行う有価媒体の入金処理について説明をする。先ず、スタート後のステップS1では、操作者が認証操作を行ったか否かを判定する。認証操作は、操作者が、タッチパネル501においてIDを手入力することであってもよいし、カードリーダ504にIDカードを読み取らせることであってもよい。ID入力が行われていないときには、ステップS1を繰り返し、ID入力が行われれば、ステップS2に進む。
ステップS2で、操作者は、処理モードの選択を行う。具体的には、図5に示すように、タッチパネル501に、処理モードを選択するためのメニュー画面D1が表示される。操作者は何れかのボタンをタッチすることにより、処理モードの選択を行う。
ステップS2に続くステップS3では、メニュー画面D1において「入金」が選択されたか否かを判定する。「入金」が選択されたときにはステップS4に進む。「入金」以外の処理モードが選択されたときにはステップS16に進み、出納機10は、選択された処理モードに対応する処理を行う。
ステップS4で、操作者は、入金する媒体を選択する。具体的には、図6に示す媒体のカテゴリを選択する画面D2が、タッチパネル501に表示される。この画面D2には、その左端に、「現金」「損/旧貨幣・記念貨」「当店券」「他店券」「その他」のボタンが設けられている。この内、操作者が「現金」を選択したときには、紙幣処理装置100又は硬貨処理装置200において入金処理を行う。また、操作者が「損/旧貨幣・記念貨」「当店券」及び「他店券」を選択したときには、有価媒体処理装置300又は損貨処理装置600において入金処理を行う。ここでは、「損/旧貨幣・記念貨」のボタンがタッチされたとして、説明を続ける。
画面D2において「損/旧貨幣・記念貨」を選択すると、タッチパネル501には、図7に示す画面D3が表示される。画面D3は、操作者が、これから投入する有価媒体の特性を指定するための画面である。具体的に画面D3の中央には、「損/旧券」「損/旧貨・記念貨」のボタンが設けられている。この画面D3では先ず、これから投入する有価媒体が、紙幣であるか、硬貨であるかを選択する。ここでは、紙幣を入金するために「損/旧券」のボタンがタッチされたとして、説明を続ける。
画面D3において「損/旧券」が選択されると、当該画面D3の右側には、紙幣の特性を指定するための操作ボタンが表示される。具体的に、図7の構成例では、「損券」の分類に、「リジェクト紙幣」ボタンB31、及び、「傷んだ紙幣」ボタンB32がそれぞれ設けられ、「旧紙幣」の分類に、「1世代前の紙幣」ボタンB33、及び、「その他の旧紙幣」ボタンB34が設けられている。
「リジェクト紙幣」は、前述の通り、紙幣処理装置100においてリジェクトされた紙幣である。リジェクト紙幣は、本来は紙幣処理装置100においても処理可能であるはずの紙幣であることから、リジェクト紙幣に含まれる券種は、現在発行されているE一万円券、E五千円券、及び、E千円券、並びに、D二千円券である。尚、券種名に含まれるアルファベッドは、発行された時期を示す符号である。
「傷んだ紙幣」は、粘着物が付着していたり、シミがついていたり、破れや欠損があったりする紙幣であり、紙幣処理装置100が処理をしない紙幣である。傷んだ紙幣の券種は、特定の券種に限定されず、全ての券種が含まれる。
「1世代前の紙幣」は、現在発行されているE券の1世代前の紙幣であり、具体的には、D一万円券、D五千円券、及び、D千円券である。
「その他の旧紙幣」は、D券よりも以前に発行された紙幣であり、券種としては、E券及びD券以外の全ての券種を含む。
画面D3における「リジェクト紙幣」ボタンB31、「傷んだ紙幣」ボタンB32、「1世代前の紙幣」ボタンB33、及び「その他の旧紙幣」ボタンB34はそれぞれ、該当する紙幣の見た目を表す画像を含んでいる。つまり、「リジェクト紙幣」ボタンB31は、E一万円券、E五千円券、及び、E千円券、並びに、D二千円券の画像を含んで構成されている。「傷んだ紙幣」ボタンB32は、様々な券種であってかつ、粘着物が付着していたり、破れていたりする紙幣の画像を含んで構成されている。「1世代前の紙幣」ボタンB33は、D一万円券、D五千円券、及び、D千円券の画像を含んで構成されている。「その他の旧紙幣」ボタンB34は、E券及びD券以外の紙幣の画像を含んで構成されている。
操作者は、手元の紙幣(つまり、これから有価媒体処理装置300に投入しようとする紙幣)と、画面D3の各ボタンB31〜B34を構成する画像とを見比べて、手元の紙幣に対応する紙幣の画像を、容易に選択することができる。しかも、画像そのものが、ボタンB31〜B34を構成しているため、操作者は、画像に触れることによってボタンを押下することができ、誤操作を防止することができる。
紙幣の特性を指定するボタンにはまた、当該紙幣を有価媒体処理装置300の投入部310に投入する方法に関する情報が表示されている。具体的には、「傷んだ紙幣」ボタンB32、及び、「その他の旧紙幣」ボタンB34には、「キャリアシートが必要です」と記載されている。キャリアシートは、図示は省略するが、紙幣を挟む2枚の透明又は半透明のシートによって構成された搬送補助シートである。「傷んだ紙幣」は、搬送中に正常に搬送できない場合があるため、キャリアシートに挟んで投入部310に投入する必要がある。また、「その他の旧紙幣」は、E券やD券とはサイズが異なる場合があるため、キャリアシートに挟んで投入部310に投入する必要がある。
画面D3において、操作者がいずれかのボタンB31〜B34を選択すれば、端末制御部502は、記憶部503の有価媒体投入データを参照することによって、指定された有価媒体の投入方法を確認する。そして、タッチパネル501には、選択した紙幣の投入方法を案内する画面が表示される。
図8は、紙幣の投入方法を案内する画面D4の一例である。この画面D4は、「傷んだ紙幣」を選択したときの投入方法を案内する画面である。「傷んだ紙幣」は、キャリアシートを用いて、投入部310に投入しなければならないため、画面D4の右側には、「キャリアシート使用」の注意書きと、紙幣のセット方法を示すイラストとが表示されている。ここでは、有価媒体処理装置300の投入部310の画像が表示されており、キャリアシートに挟んだ紙幣を投入部310に投入することが促される。操作者は、画面D4を見ながら、指定された投入方法に従って、紙幣を有価媒体処理装置300の投入部310に投入する。
これに対し、図9は、紙幣の投入方法を案内する画面D5の別の例である。この画面D5は、「1世代前の紙幣」を選択したときの投入方法を案内する画面である。「1世代前の紙幣」は、キャリアシートを用いずに投入部310に投入するため、画面D5の右側には、画面D4とは異なり、「キャリアシート使用」の注意書きは表示されない。画面D5には、「挿入方向に注意」の注意書きが表示される。また、画面D5には、紙幣の向きを表したセット方法が表示されている。操作者は、画面D5を見ながら、指定された投入方法に従って、紙幣を有価媒体処理装置300の投入部310に投入する。
図4のフローに戻り、投入部310に紙幣が投入され、画面D4又は画面D5において、操作者が「計数開始」のボタンをタッチすると、ステップS5の判定がYESになり、ステップS6に進む。
ステップS6では、入金処理が行われる。具体的に有価媒体処理装置300は、投入部310に投入された紙幣の取り込みを開始する。取り込んだ紙幣は、撮像部316によって表裏両面の画像が撮像される。その後、紙幣は、一時保留部320に収納される。
ここで、有価媒体処理装置300は、投入部310に投入された紙幣の投入方法(例えば、キャリアシートの有無、等)を確認すると共に、その投入方法が、画面D3において操作者が指定した紙幣の特性に対応しないときには、取り込んだ紙幣を、払出部360に払い出すと共に、操作者に警告を行うようにしてもよい。例えば、「傷んだ紙幣」が指定されたにもかかわらず、キャリアシートに挟まれていない紙幣が投入され、キャリアシートが無いことが判明した場合には、紙幣の取り込みを停止して、画像や音声によって警告を行う。こうすることで、取り込んだ紙幣が搬送部314の搬送途中で詰まってしまう、といった不具合を未然に回避することができる。有価媒体処理装置300は、投入部310から紙幣を取り込んだときに、当該紙幣の投入方法を確認するようにしてもよい。
撮像部316が画像データを取得すると、ステップS7において、取得した画像データをタッチパネル501に表示する。具体的には、図10に例示する画面D6が表示される(図10参照)。この画面D6は、有価媒体処理装置300に取り込んだ紙幣の券種等を、操作者が手入力するための画面である。操作者は、画面D6の画像を参照しながら、左側に設けられた選択肢から当該紙幣の金種(つまり、万、5千、2千、千、5百、その他)のいずれかを選択すると共に、発行時期(つまり、E券、D券、C券)のいずれかを選択する(図4のフローのステップS8)。このとき、有価媒体処理装置300は、取得した画像に基づいて金種および発行時期を自動判定し、デフォルト値として表示してもよい。尚、取り込んだ紙幣が損券であれば、画面D6において操作者は、紙幣の価値の入力も行う。
続くステップS9では、操作者による承認操作が行われたか否かを判定する。具体的には、画面D6の左下の「確定」ボタンがタッチされたか否かを判定する。承認操作が行われたときにはステップS9からステップS10に進み、一時保留部320に収納していた紙幣を一時保留部320から繰り出して、損券収納部340又は損券収納部342に収納する。フローは、ステップS10からステップS15に進む。
一方、承認操作が行われないときにはステップS9からステップS11に進み、紙幣の返却操作が行われたか否かを判定する。具体的には、画面D6の左上の「返却」ボタンがタッチされたか否かを判定する。返却操作が行われたときにはステップS11からステップS12に進み、一時保留部320に収納していた紙幣を一時保留部320から繰り出して、払出部360に払い出す。フローはステップS12からステップS15に進む。尚、払出された紙幣は操作者によって取り出され、詳細確認や再投入等の処理が行われる。
返却操作が行われないときにはステップS11からステップS13に進み、入金データの修正が行われたか否かを判定する。修正が行われないときには、そのままステップS9に戻り、承認操作の実行を待つ。また、修正が行われたときには、ステップS14において入金データを修正した上で、ステップS9に戻り、承認操作の実行を待つ。
そして、ステップS15では、有価媒体処理装置300における入金処理を継続するか否かを判定し、継続する場合(例えば投入部310に、別の有価媒体が投入されているとき)には、ステップS5に戻る。尚、処理を継続する場合であっても、有価媒体の種類を変更する場合は、ステップS4に戻るものとする。一方、入金処理を継続しないときには、フローは終了する。
ここで、操作者が、図7の画面D3において、「損/旧貨・記念貨」を選択したときには、図11に示す画面D7のように、硬貨の特性を指定するための操作ボタンが表示される。具体的に、図11の構成例では、損貨の分類に、「リジェクト硬貨」ボタンB71、及び、「傷んだ硬貨」ボタンB72が設けられ、旧貨・記念貨の分類に、「旧硬貨」ボタンB73、及び、「記念貨」ボタンB74が設けられている。
「リジェクト硬貨」は、硬貨処理装置200においてリジェクトされた硬貨である。リジェクト硬貨は、本来は硬貨処理装置200においても処理可能であるはずの硬貨であることから、硬貨の種類としては、現在発行されている硬貨である。
「傷んだ硬貨」は、傷が付いていたり、汚れがついていたり、変形していたりする硬貨であり、硬貨処理装置200が処理をしない硬貨である。硬貨の種類は、特定の種類に限定されず、全ての種類の硬貨を含む。
「旧硬貨」は、現在発行されている硬貨よりも以前に発行された紙幣であり、「記念貨」は、様々な記念貨を含む。
画面D7において「リジェクト硬貨」ボタンB71、「傷んだ硬貨」ボタンB72、「旧硬貨」ボタンB73、及び「記念貨」ボタンB74はそれぞれ、該当する硬貨の見た目を表す画像を含んでいる。これにより、操作者は、手元の硬貨と、ボタンB71〜B74を構成する画像とを見比べて、手元の硬貨に対応する硬貨の画像を、容易に選択することが可能になる。しかも、画像そのものが、ボタンB71〜B74を構成しているため、操作者は、画像に触れることによってボタンを押下することができ、誤操作を防止することができる。
「損/旧貨・記念貨」に該当する硬貨は、詳細な図示は省略するが、損貨処理装置600に投入される。画面D7において、操作者がいずれかのボタンB71〜B74を選択すると、端末制御部502は、記憶部503の有価媒体投入データを参照することによって、指定された有価媒体の投入方法を確認する。そして、図8の画面D4や図9の画面D5に準じた、損貨処理装置600への硬貨の投入方法を案内する画面が、タッチパネル501に表示される。操作者は、表示された投入方法に従って、損貨等を、適切な投入方法によって、損貨処理装置600に投入することができる。
また、操作者が、図6に示す画面D2において、「他店券」を選択したときには、図12に示す画面D8が表示される。画面D8は、証票の特性を指定するための操作ボタンB81〜B84を含んでいる。具体的に、図12の構成例では、「手形・小切手・配当金領収書・定額小為替」ボタンB81、「付箋付きの手形・小切手」ボタンB82、「補箋付き手形」ボタンB83、及び、「傷んだ手形・小切手・定額小為替」ボタンB84が設けられている。また、各ボタンB81〜B84は、該当する手形等の見た目を表す画像によって構成されている。これにより、操作者は、これから有価媒体処理装置300に投入しようとする手形等を、正確に選択することができる。
また、操作者が、画面D8においていずれかのボタンB81〜B84を選択すると、端末制御部502は、記憶部503の有価媒体投入データを参照することによって、指定された有価媒体の投入方法を確認する。そして、図8の画面D4や図9の画面D5に準じた、有価媒体処理装置300への小切手等の投入方法を案内する画面が、タッチパネル501に表示される。操作者は、表示された投入方法(例えば、キャリアシートの要否、等)に従って、小切手等を、適切な投入方法によって、有価媒体処理装置300に投入することができる。
このように、前記の有価媒体処理装置300は、従来の有価媒体処理装置とは異なり、有価媒体処理装置300に有価媒体を投入する前に、例えば画面D3、D7、D8において、有価媒体の特性を複数の選択肢の中から指定するよう構成されている。経験の浅い操作者であっても、選択を容易に行うことができる。
特に、タッチパネル501に表示されるボタンB31〜B34、B71〜B74、B81〜B84が、有価媒体の特性に対応する見た目を表した画像によって構成されるため、操作者は、これから投入しようとする有価媒体と、タッチパネル501に表示された画像とを見比べて、対応するボタンB31〜B34、B71〜B74、B81〜B84を容易に選択することができる。また、画像がボタンB31〜B34、B71〜B74、B81〜B84を構成するため、操作者は、ボタンB31〜B34、B71〜B74、B81〜B84を押し間違えることも防止される。
そして、操作者が有価媒体の特性を指定すれば、当該有価媒体の投入方法を案内する画面D4、D5が、タッチパネル501に表示されるため、操作者は、適切な投入方法によって、有価媒体を有価媒体処理装置300又は損貨処理装置600に投入することができる。
その結果、有価媒体処理装置300及び損貨処理装置600の使い勝手が向上する。
尚、前記の構成では、出納機10のタッチパネル501に、各種の画面D1〜D8を表示して、操作者がタッチパネル501を操作するように構成しているが、例えばタッチパネル501を操作表示部とする代わりに、タブレット端末701やスマートフォン702等の操作端末に、図5〜図12に示す各画面D1〜D8を表示し、操作者は、タブレット端末701やスマートフォン702において操作を行うように構成してもよい。
また、有価媒体処理システム1は、操作部と表示部とが一体化したタッチパネルでなく、互いに独立した操作部と表示部とのそれぞれを備えていてもよい。
さらに、前記の構成では、画面D3、D7(図7、11)においては、紙幣の特性及び硬貨の特性を指定するのみであるが、有価媒体の特性と共に、その種類を指定するように構成してもよい。ここで、有価媒体の種類は、紙幣の券種(つまり、金種及び発行時期)や、硬貨の種類であり、有価媒体を取り込んだ後にタッチパネル501に表示される画面D6(図10)において入力する情報に相当する。例えば、画面D3において「リジェクト紙幣」ボタンB31は1個のボタンで構成されるが、券種毎(E一万円券、E五千円券、E千円券およびD二千円券)に紙幣イメージを含む複数個(この例では、4個)のボタンとして構成してもよい。
この場合、有価媒体処理装置300及び損貨処理装置600は、紙幣や硬貨を取り込んで撮像部316が撮像をした画像データに基づいて、紙幣の券種や、硬貨の種類を簡易的に識別し、操作者が予め指定した紙幣の券種や硬貨の種類と照合するようにしてもよい。照合の結果が一致するときには、例えば画面D6において、操作者が指定した紙幣の券種等の情報を、自動的に入力することによって、操作者の入力操作を省略するようにしてもよい。また、照合の結果が一致しないときには、その旨を操作者に通知をし、画面D6において改めて、紙幣の券種等の情報を、操作者に入力させる(情報を修正させる)ようにしてもよい。
1 有価媒体処理システム
10 出納機(有価媒体処理装置)
300 有価媒体処理装置
310 投入部
501 タッチパネル(操作表示部、操作部、表示部)
502 端末制御部
503 記憶部
600 損貨処理装置(有価媒体処理装置)
701 タブレット端末(操作端末)
702 スマートフォン(操作端末)

Claims (7)

  1. 有価媒体が投入される投入部と、
    操作者が操作を行う操作部と、
    前記操作者へ情報を表示する表示部と、
    前記投入部、前記操作部及び前記表示部を制御することによって、前記投入部に投入された前記有価媒体を取り込むと共に、前記有価媒体に関する処理を実行する制御部と、を備え、
    前記有価媒体の特性に応じて、前記有価媒体の前記投入部への投入方法が異なり、
    前記制御部は、投入しようとする前記有価媒体の特性を複数の選択肢の中から指定する操作を、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に行わせると共に、前記操作者が指定した特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる有価媒体処理装置。
  2. 前記操作部と前記表示部とは一体となってタッチパネル式の操作表示部を構成し、
    前記制御部は、前記操作表示部に、前記有価媒体の複数の特性それぞれに対応する、複数の操作ボタンを表示すると共に、各操作ボタンを、各特性を有する前記有価媒体の見た目を表す画像によって構成し、
    前記制御部は、前記操作表示部に表示される複数の操作ボタンの内のいずれか一つを、前記操作者にタッチさせる請求項1に記載の有価媒体処理装置。
  3. 前記有価媒体の特性と、当該特性を有する前記有価媒体の投入方法の情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記操作者が、投入しようとする前記有価媒体の特性を指定する操作を行った後、前記記憶部の情報に基づいて、前記操作者が指定した特性を有する有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる請求項1又は2に記載の有価媒体処理装置。
  4. 前記制御部は、前記有価媒体を取り込むときに、前記投入部に投入された前記有価媒体の投入方法を確認すると共に、当該投入方法が、前記操作者が指定した前記有価媒体の特性に対応しないときには、前記操作者に警告を行う請求項3に記載の有価媒体処理装置。
  5. 前記有価媒体の特性に応じて、当該有価媒体を搬送補助シートに挟んで前記投入部に投入することと、前記有価媒体を前記搬送補助シートに挟まずに前記投入部に投入することと、が変更される請求項1〜4のいずれか1項に記載の有価媒体処理装置。
  6. 前記制御部は、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に、投入しようとする前記有価媒体の特性及び種類を指定する操作を行わせ、
    前記投入部から取り込んだ前記有価媒体の画像を取得する画像取得部を備え、
    前記制御部は、前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記有価媒体の種類を特定すると共に、前記操作者が指定した前記有価媒体の種類との照合を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の有価媒体処理装置。
  7. 有価媒体が投入される投入部と、前記投入部に投入された前記有価媒体を取り込むと共に、前記有価媒体に関する処理を実行する制御部と、を有する有価媒体処理装置と、
    前記有価媒体処理装置に接続されかつ、操作者が操作を行う操作部と、前記操作者へ情報を表示する表示部と、を有する操作端末と、を備え、
    前記有価媒体の特性に応じて、前記有価媒体の前記投入部への投入方法が異なり、
    前記制御部は、前記操作部及び前記表示部を通じて、前記操作者に、投入しようとする前記有価媒体の特性を、複数の選択肢の中から指定する操作を行わせると共に、前記操作者が指定した特性の有価媒体の投入方法の情報を、前記表示部に表示させる有価媒体処理システム。
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