JP7291023B2 - 紙葉類処理装置および紙葉類処理システム - Google Patents

紙葉類処理装置および紙葉類処理システム Download PDF

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ここに開示する技術は、紙葉類処理技術に関する。
従来、紙幣や有価媒体などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置が知られている。特許文献1には、特殊媒体を収納する特殊媒体収納装置が開示されている。特殊媒体は、機械的に真偽や金種判定が困難な貨幣、汚損貨幣、記念硬貨、小切手の少なくとも一つを含む。特許文献1の装置は、特殊媒体の投入を受け付ける特殊媒体受付手段と、投入された特殊媒体を撮像する撮像手段と、特殊媒体受付手段により複数の前記特殊媒体の受付が行われた場合に、複数の特殊媒体の画像と特殊媒体の属性とを対応付けて一覧表示する表示制御手段とを備える。また、特許文献1の装置では、特殊媒体の画像が操作表示部に表示される。
特開2015-95109号公報
ところで、特許文献1のような紙葉類処理装置では、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象として定められた紙葉類(以下では単に「比較対象」と記載)に該当するか否かを操作者が確認する場合がある。例えば、偽造紙幣が出回ると、偽造紙幣の情報(記番号や特徴など)が記載された紙資料(ブラックリスト資料)が提供される。操作者は、紙葉類処理装置から出力される紙葉類の画像(すなわち撮像部により取得された紙葉類の画像)に示された情報と紙資料に記載された偽造紙幣の情報とを見比べることで、紙葉類が比較対象に該当するか否かを確認する。しかしながら、紙葉類処理装置から出力される紙葉類の画像と操作者の手元にある紙資料とを見比べることは、操作者にとって面倒であり、紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を容易に行うことができない。
そこで、ここに開示する技術は、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を容易にすることが可能な紙葉類処理技術を提供することを目的とする。
ここに開示する技術は、紙葉類を処理する紙葉類処理装置に関し、この紙葉類処理装置は、前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部と、1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、制御部とを備える。前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報である。前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報が登録された比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力する。
前記の構成では、紙葉類の画像と比較画像とを並べて配置することにより、紙葉類の画像に示された情報と比較画像に登録された特徴情報とを容易に見比べることができる。これにより、紙葉類の画像に示される情報と紙資料に記載された情報とを見比べる場合よりも、情報の見比べを容易にすることができる。したがって、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象として定められた紙葉類(以下では単に「比較対象」と記載)に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
前記紙葉類処理装置において、前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像から該紙葉類の特定の領域を示す領域画像を抽出し、該紙葉類の画像と該領域画像と前記比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該領域画像と該比較画像とを出力するように構成されてもよい。
前記の構成では、領域画像と比較画像とを並べて配置することにより、領域画像に示された情報と比較画像に登録された特徴情報とを容易に見比べることができる。これにより、紙葉類の画像に示された情報と比較画像に登録された特徴情報とを見比べる場合よりも、情報の見比べを容易にすることができる。したがって、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
前記紙葉類処理装置において、前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像または該紙葉類の画像から抽出された前記領域画像に対して、該領域画像に示される情報と前記比較画像に登録された1つまたは複数の特徴情報との見比べを容易にするための画像処理を行うように構成されてもよい。
前記の構成では、紙葉類の画像または領域画像に対して情報の見比べを容易にするための画像処理を行うことにより、領域画像に示された情報と比較画像に登録された特徴情報との見比べを容易にすることができる。これにより、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認をさらに容易にすることができる。
前記紙葉類処理装置において、前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されていてもよい。前記複数の特徴情報の各々には、該特徴情報に対応する紙葉類の特徴の説明を示す説明情報が対応付けられていてもよい。前記制御部は、前記比較画像に登録された複数の特徴情報のいずれか1つを選択する選択指示を受けると、前記記憶部に記憶された前記複数の特徴情報の各々に対応する説明情報のうち該選択指示により選択される特徴情報に対応する説明情報を出力するように構成されてもよい。
前記の構成では、比較画像の中から選択された特徴情報に対応する説明情報を出力することにより、その特徴情報に対応する紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の特徴の説明を確認させることができる。これにより、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認をさらに容易にすることができる。
前記紙葉類処理装置において、前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されていてもよい。前記複数の特徴情報の各々には、該特徴情報に対応する紙葉類の種類が対応付けられてもよい。前記制御部は、前記撮像部により撮像された紙葉類の種類を示す種類情報を受け、前記記憶部に記憶された複数の特徴情報のうち該種類情報に示された紙葉類の種類に対応する特徴情報が前記比較画像において優先的に示されるように、該比較画像を出力するように構成されてもよい。
前記の構成では、撮像部により撮像された紙葉類の種類に対応する特徴情報を比較画像において優先的に示すことにより、撮像部により取得された紙葉類の画像に示された情報と、撮像部により撮像された紙葉類との関連性が高い特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
前記紙葉類処理装置において、前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されていてもよい。前記複数の特徴情報の各々は、前記比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に印字される識別情報であってもよい。そして、前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像から該紙葉類の特定の領域に印字された識別情報を読み取る読取処理を行い、前記記憶部に記憶された複数の特徴情報のうち該読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報が前記比較画像において優先的に示されるように、該比較画像を出力するように構成されてもよい。
前記の構成では、撮像部により取得された紙葉類の画像から読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報を比較画像において優先的に示すことにより、撮像部により取得された紙葉類の画像に示された情報と、撮像部により撮像された紙葉類との関連性が高い特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
前記紙葉類処理装置において、前記比較対象として定められた紙葉類は、偽造紙幣であってもよい。前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、前記偽造紙幣の記番号であってもよい。
また、ここに開示する技術は、紙葉類を処理する紙葉類処理システムに関し、この紙葉類処理システムは、前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部を有する紙葉類処理装置と、1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、制御部とを備える。前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報である。前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報が登録された比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力する。
前記の構成では、紙葉類の画像と比較画像とを並べて配置することにより、紙葉類の画像に示された情報と比較画像に登録された複数の特徴情報とを容易に見比べることができる。これにより、紙葉類の画像に示される情報と紙資料に記載された情報とを見比べる場合よりも、情報の見比べを容易にすることができる。したがって、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
ここに開示する技術によれば、撮像部により撮像された紙葉類が比較対象として定められた紙葉類に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
実施形態による紙葉類処理システムの構成を例示する概略図である。 図1に示した紙葉類処理装置の構成を例示するブロック図である。 図1に示したバラ紙幣処理部の構成を例示する概略図である。 図1に示した有価媒体処理部の構成を例示する概略図である。 紙幣を例示する図である。 記憶部に記憶される情報を例示する図である。 紙葉類画像と領域画像とを含む確認画像を例示する図である。 紙葉類画像と領域画像と比較画像とを含む確認画像を例示する図である。 紙葉類画像と領域画像と比較画像と説明画像とを含む確認画像を例示する図である。 リスト編集画像を例示する図である。 新規登録画像を例示する図である。 開始番号および終了番号の設定の有無の意味合いを説明する図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(紙葉類処理システム)
図1は、実施形態による紙葉類処理システム1の構成を例示する。紙葉類処理システム1は、紙葉類処理装置10と、管理コンピュータ50とを備える。例えば、紙葉類処理システム1は、銀行などの金融機関に設けられる。
〔紙葉類処理装置〕
この例では、紙葉類処理装置10は、出納機を構成する。具体的には、図1および図2に示すように、紙葉類処理装置10は、バラ紙幣処理部100と、有価媒体処理部200と、帯封紙幣処理部300と、バラ硬貨処理部400と、包装硬貨処理部500と、損貨記念貨処理部600と、貨幣保管部700と、1つまたは複数(この例では2つ)の操作表示部11と、1つまたは複数(この例では2つ)のプリンタ12と、通信部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
〈バラ紙幣処理部〉
バラ紙幣処理部100は、バラ紙幣(バラ状態の紙幣)を処理する。バラ紙幣処理部100は、バラ紙幣を入金するバラ紙幣入金処理やバラ紙幣を出金するバラ紙幣出金処理などの各種処理を行う。
〈有価媒体処理部〉
有価媒体処理部200は、有価媒体を処理する。有価媒体処理部200において処理される有価媒体は、損券、旧券、新券、小切手、手形、商品券などである。これらは、バラ紙幣処理部100において処理することができない紙葉類である。なお、有価媒体ではない他の紙葉類(例えば偽造紙幣の疑いのある紙幣)が有価媒体処理部200において処理されてもよい。有価媒体処理部200は、紙葉類を受け付ける紙葉類受付処理や紙葉類を払い出す紙葉類払出処理などの各種処理を行う。
〈帯封紙幣処理部〉
帯封紙幣処理部300は、帯封紙幣を処理する。帯封紙幣は、所定枚数(例えば100枚)のバラ紙幣が帯封紙により帯封されて構成される。帯封紙幣処理部300は、帯封紙幣を生成する帯封処理や帯封紙幣を出金する帯封紙幣出金処理などの各種の処理を行う。
〈バラ硬貨処理部〉
バラ硬貨処理部400は、バラ硬貨(バラ状態の硬貨)を処理する。バラ硬貨処理部400は、バラ硬貨を入金するバラ硬貨入金処理やバラ硬貨を出金するバラ硬貨出金処理などの各種処理を行う。
〈包装硬貨処理部〉
包装硬貨処理部500は、包装硬貨を処理する。包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)のバラ硬貨が包装されて構成される。包装硬貨処理部500は、包装硬貨を生成する包装処理や包装硬貨を出金する包装硬貨出金処理などの各種処理を行う。
〈損貨記念貨処理部〉
損貨記念貨処理部600は、損貨や記念貨などの硬貨(バラ硬貨処理部400において処理することができない硬貨)を処理する。損貨記念貨処理部600は、損貨や記念貨を受け付ける受付処理などの各種処理を行う。
〈貨幣保管部〉
貨幣保管部700は、貨幣を保管する。貨幣保管部700は、貨幣保管部700に設けられたドロアに貨幣を収納(装填)する貨幣収納処理やドロアから貨幣を取り出す貨幣取出処理などの各種処理を行う。
〈操作表示部〉
操作表示部11は、操作部11aと表示部11bとを有する。例えば、操作表示部11は、タッチパネルによって構成される。操作部11aは、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力する。これにより、操作者は、操作部11aを操作して紙葉類処理装置10に各種処理を行わせることができる。すなわち、紙葉類処理装置10は、操作者による操作に応答して動作する。表示部11bは、情報を表示する。
〈プリンタと通信部〉
プリンタ12は、情報を印刷媒体(例えばジャーナル)に印刷する。通信部13は、制御部15が外部機器(例えば管理コンピュータ50や上位コンピュータ60やタブレット端末やスマートフォンなど)との間で有線通信または無線通信を行うために設けられる。
〈記憶部〉
記憶部14は、情報を記憶する。記憶部14には、紙葉類処理装置10における貨幣や有価媒体の処理状況に関する情報や、紙葉類処理装置10における貨幣や有価媒体の在高に関する情報や、操作表示部11に表示される操作画面などの画像(画像データ)や、紙葉類処理装置10の動作を制御するための制御情報などが記憶される。例えば、記憶部14は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成される。
〈各種センサ〉
また、紙葉類処理装置10の各部には、貨幣や有価媒体の通過を検知する通過センサなどの各種センサが設けられる。これらの各種センサによる検知結果(検知信号)は、制御部15に送信される。
〈制御部〉
制御部15は、紙葉類処理装置10の各部(この例ではバラ紙幣処理部100と有価媒体処理部200と帯封紙幣処理部300とバラ硬貨処理部400と包装硬貨処理部500と損貨記念貨処理部600と貨幣保管部700と操作表示部11とプリンタ12と通信部13と記憶部14)と電気的に接続されて紙葉類処理装置10の各部との間において信号や情報を伝送可能となっている。また、制御部15は、通信部13を経由して外部機器と通信可能となっている。そして、制御部15は、操作表示部11に与えられた操作や、紙葉類処理装置10の各部(各部に設けられた各種センサを含む)および外部機器から送られてきた信号や情報などに基づいて、紙葉類処理装置10の各部を制御して紙葉類処理装置10の動作を制御する。例えば、制御部15は、プロセッサや、プロセッサを動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどによって構成される。
〔管理コンピュータ〕
管理コンピュータ50は、紙葉類処理システム1の各部(この例では紙葉類処理装置10)を管理する。この例では、管理コンピュータ50は、操作部51と、表示部52と、通信部53と、記憶部54と、制御部55とを備える。
〈操作部と表示部と通信部〉
操作部51は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力する。この例では、操作者は、操作部51を操作して管理コンピュータ50に各種処理を行わせることができる。すなわち、管理コンピュータ50は、操作者による操作に応答して動作する。表示部52は、情報を表示する。通信部53は、制御部55が外部機器(例えば紙葉類処理装置10や上位コンピュータ60やタブレット端末やスマートフォンなど)との間で有線通信または無線通信を行うために設けられる。
〈記憶部〉
記憶部54は、情報を記憶する。記憶部54には、紙葉類処理システム1における貨幣や有価媒体の処理状況に関する情報や、紙葉類処理システム1における貨幣や有価媒体の在高に関する情報や、表示部52に表示される操作画面などの画像(画像データ)や、管理コンピュータ50の動作を制御するための制御情報などが記憶される。例えば、記憶部54は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成される。
〈制御部〉
制御部55は、管理コンピュータ50の各部(この例では操作部51と表示部52と通信部53と記憶部54)と電気的に接続されて管理コンピュータ50の各部との間において信号や情報を伝送可能となっている。また、制御部55は、通信部53を経由して紙葉類処理装置10や外部機器と通信可能となっている。そして、制御部55は、操作部51に与えられた操作や、管理コンピュータ50の各部および外部機器から送られてきた信号や情報などに基づいて、管理コンピュータ50の各部を制御して管理コンピュータ50の動作を制御する。例えば、制御部55は、プロセッサや、プロセッサを動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどによって構成される。
〔バラ紙幣処理部の構成〕
図3は、バラ紙幣処理部100の構成を例示する。図3に示すように、バラ紙幣処理部100は、入金部101と、入金リジェクト部102と、一括一時保留部103と、複数(この例では4つ)の金種別一時保留部104と、一括紙幣収納部105と、複数(この例では4つ)の金種別紙幣収納部106(収納部)と、出金部107と、出金リジェクト部108と、複数(この例では2つ)の整理一時保留部109と、バラ紙幣搬送部110(搬送部)と、入金識別部111と、スイッチバック反転部112と、出金識別部113と、スパイラル反転部114とを備える。
〈入金部〉
入金部101には、投入された紙幣を集積する。入金部101には、入金部101に集積された紙幣を1枚ずつバラ紙幣搬送部110に繰り出す繰出部101aが設けられる。
〈入金リジェクト部〉
入金リジェクト部102は、バラ紙幣入金処理において入金識別部111により正常ではないと識別された紙幣(入金リジェクト紙幣)を集積する。
〈一時保留部〉
一括一時保留部103は、複数の金種の紙幣が混合状態で一時的に保留(収納)する。複数の金種別一時保留部104は、それぞれに割り当てられた金種の紙幣を一時的に保留(収納)する。
〈収納部〉
一括紙幣収納部105は、一括一時保留部103から送られた紙幣を収納する。一括紙幣収納部105には、一括紙幣収納部105に収納された紙幣を1枚ずつバラ紙幣搬送部110に繰り出す繰出部105aが設けられる。複数の金種別紙幣収納部106は、複数の金種別一時保留部104から送られた紙幣をそれぞれ収納する。金種別紙幣収納部106には、金種別紙幣収納部106に収納された紙幣を1枚ずつバラ紙幣搬送部110に繰り出す繰出部106aが設けられる。
〈出金部と出金リジェクト部と整理一時保留部〉
出金部107は、紙幣を払い出す。出金リジェクト部108は、バラ紙幣出金処理において出金識別部113により正常ではないと識別された紙幣(出金リジェクト紙幣)を集積する。複数の整理一時保留部109は、帯封紙幣処理部300において帯封されるべき紙幣を集積する。
〈バラ紙幣搬送部〉
バラ紙幣搬送部110は、バラ紙幣処理部100内において紙幣を搬送する。この例では、バラ紙幣搬送部110は、入金部101と入金リジェクト部102と一括一時保留部103と複数の金種別一時保留部104との間において紙幣を搬送する第1バラ紙幣搬送部110aと、一括紙幣収納部105と複数の金種別紙幣収納部106と出金部107と出金リジェクト部108と複数の整理一時保留部109との間において紙幣を搬送する第2バラ紙幣搬送部110bと、それぞれが第1バラ紙幣搬送部110aと第2バラ紙幣搬送部110bとを接続する第3バラ紙幣搬送部110cおよび第4バラ紙幣搬送部110dとを有する。
〈入金識別部〉
入金識別部111は、第1バラ紙幣搬送部110aに設けられ、入金部101の下流(紙葉類の搬送方向における下流)に配置される。そして、入金識別部111は、第1バラ紙幣搬送部110aにより搬送される紙幣に対して識別処理を行う。識別処理では、入金識別部111は、紙幣の金種、真偽、正損、新旧、方向(表裏と向き)、搬送状態、紙幣の記番号などを識別する。
具体的には、入金識別部111は、撮像部111aを有する。撮像部111aは、バラ紙幣搬送部110により搬送される紙幣を撮像することにより紙幣の画像を取得する。この例では、撮像部111aは、紙幣の両面を撮像して紙幣の表面の画像と紙幣の裏面の画像を取得する。また、入金識別部111は、撮像部111aの他に、ラインセンサや磁気センサなどのセンサ類と、撮像部111aにより取得された紙幣の画像やセンサ類の検知結果に基づいて識別処理を行う識別処理部とを有する。また、識別処理部は、紙幣の画像に対して読取処理を行う。読取処理は、紙幣の記番号を読み取るための処理である。例えば、入金識別部111は、紙幣の画像に対して光学文字認識(OCR)を行う。これにより、紙幣の記番号が識別される。そして、入金識別部111による紙幣の識別結果と撮像部111aにより取得された紙幣の画像は、制御部15に送信される。
〈スイッチバック反転部〉
スイッチバック反転部112は、第1バラ紙幣搬送部110aに設けられ、入金識別部111の下流であり且つ入金リジェクト部102と一括一時保留部103と複数の金種別一時保留部104の上流(紙葉類の搬送方向における上流)である位置に配置される。そして、スイッチバック反転部112は、第1バラ紙幣搬送部110aにより搬送される紙幣の搬送幅方向(搬送方向と直交する方向)の向きが変わらないように紙幣の表裏を選択的に反転させる。
〈出金識別部〉
出金識別部113は、第2バラ紙幣搬送部110bに設けられ、一括紙幣収納部105と複数の金種別紙幣収納部106の下流であり且つ出金部107と出金リジェクト部108と複数の整理一時保留部109の上流である位置に配置される。そして、出金識別部113は、第2バラ紙幣搬送部110bにより搬送される紙幣に対して識別処理を行う。識別処理では、出金識別部113は、紙幣の金種、真偽、正損、新旧、方向(表裏と向き)、搬送状態、紙幣に印字された記番号などを識別する。
〈スパイラル反転部〉
スパイラル反転部114は、第2バラ紙幣搬送部110bに設けられ、出金識別部113の下流であり且つ出金部107と出金リジェクト部108と複数の整理一時保留部109の上流である位置に配置される。そして、スパイラル反転部114は、第2バラ紙幣搬送部110bにより搬送される紙幣の搬送幅方向(搬送方向と直交する方向)の向きが変わるように紙幣の表裏を選択的に反転させる。
〔バラ紙幣入金処理〕
次に、バラ紙幣処理部100において行われるバラ紙幣入金処理について説明する。バラ紙幣入金処理では、制御部15は、入金部101から繰り出された紙幣が入金識別部111において識別されて入金識別部111の識別結果に応じて一時保留部(一括一時保留部103または金種別一時保留部104)または入金リジェクト部102に搬送されるように、バラ紙幣処理部100の動作を制御する。具体的には、正常であると識別された紙幣は、一括一時保留部103または金種別一時保留部104に搬送される。一方、正常ではないと識別された紙幣は、入金リジェクト部102に搬送される。
そして、バラ紙幣入金処理において処理されるべき紙幣の全部(具体的には入金部101に投入された紙幣の全部)に対して入金識別部111による識別が行われた後に、バラ紙幣処理部100における紙幣の入金を承認するための操作である承認操作が操作表示部11に与えられると、制御部15は、一括一時保留部103および金種別一時保留部104に一時的に保留されている紙幣が一括紙幣収納部105および金種別紙幣収納部106に送られるように、バラ紙幣処理部100の動作を制御する。
〔有価媒体処理部の詳細〕
図4は、有価媒体処理部200の構成を例示する。図4に示すように、有価媒体処理部200は、投入部201と、払出部202と、複数(この例では4つ)の新券収納部203と、一時保留部204と、複数(この例では3つ)の小切手収納部205と、複数(この例では2つ)の損券収納部206と、搬送部207と、撮像部208とを有する。
〈投入部〉
投入部201には、紙幣や有価媒体などの紙葉類が投入される。この例では、投入部201は、有価媒体処理部200の構成部品を収納する筐体の前面に設けられ、複数枚の紙葉類を投入することができるように構成される。また、投入部201には、投入部201に投入された紙葉類を搬送部207に一枚ずつ繰り出す繰出機構201aが設けられる。
〈払出部〉
払出部202は、紙葉類を機外に払い出す。この例では、払出部202は、筐体の前面に設けられ、複数枚の紙葉類を集積することができるように構成される。また、払出部202には、搬送部207から払出部202に搬送されてきた紙葉類を払出部202に一枚ずつ繰り入れる羽根車202aが設けられる。また、払出部202には、開閉可能なシャッタが設けられており、このシャッタが開状態となっている場合に、払出部202に集積された紙葉類を操作者が取り出すことができるようになっている。
〈新券収納部〉
複数の新券収納部203は、それぞれが新券を収納する。この例では、複数の新券収納部203は、筐体の前部に設けられて上下方向に並んで配置され、それぞれが複数枚の新券を集積することができるように構成される。また、新券収納部203には、新券収納部203に収納された新券を搬送部207に一枚ずつ繰り出す繰出機構203aが設けられる。
〈一時保留部〉
一時保留部204は、紙葉類を一時的に保留(収納)する。この例では、一時保留部204は、テープ巻き取り式の収納部によって構成される。具体的には、一時保留部204は、正回転方向および逆回転方向の両方に回転可能なドラム204aを有しており、このドラム204aに一対のテープが巻き取られるようになっている。そして、搬送部207から一時保留部204に送られた紙葉類は、この一対のテープの間に挟まれた状態で1枚ずつ順番にドラム204a(正回転方向に回転するドラム204a)により巻き取られて収納される。また、ドラム204aを逆回転方向に回転させると、巻き取られた紙葉類が搬送部207に1枚ずつ繰り出される。
〈小切手収納部〉
複数の小切手収納部205は、それぞれが小切手を収納する。この例では、小切手収納部205は、スタッカ式の収納部によって構成される。具体的には、小切手収納部205は、複数枚の小切手を集積することができるように構成される。
〈損券収納部〉
複数の損券収納部206は、それぞれが損券を収納する。この例では、2つの損券収納部206のうち一方の損券収納部206の構成は、小切手収納部205の構成(スタッカ式の収納部)と同様であり、他方の損券収納部206の構成は、一時保留部204の構成(テープ巻き取り式の収納部)と同様である。
〈搬送部〉
搬送部207は、紙葉類を搬送する。この例では、搬送部207は、投入部201と払出部202と複数の新券収納部203と一時保留部204と複数の小切手収納部205と複数の損券収納部206との間において紙葉類を搬送するように構成される。例えば、搬送部207は、紙葉類を搬送するための搬送ベルトおよび搬送ローラにより構成された搬送路や、搬送ベルトおよび搬送ローラを駆動するための駆動機構や、紙葉類の搬送を案内するためのガイド機構や、紙葉類の搬送方向を切り換えるための分岐爪などによって構成される。
〈撮像部〉
撮像部208は、搬送部207に設けられ、投入部201の下流(紙葉類の搬送方向における下流)に配置される。そして、撮像部208は、搬送部207により搬送される紙葉類を撮像することにより紙葉類の画像を取得する。この例では、撮像部208は、紙葉類の両面を撮像して紙葉類の表面の画像と紙葉類の裏面の画像を取得する。撮像部208により取得された紙葉類の画像は、制御部15に送信される。
〔紙葉類受付処理〕
次に、有価媒体処理部200において行われる紙葉類受付処理について説明する。紙葉類受付処理では、制御部15は、投入部201から繰り出された紙葉類が撮像部208において撮像されて一時保留部204に搬送されるように、有価媒体処理部200の動作を制御する。また、制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類の画像に基づいて簡易識別処理を行う。簡易識別処理では、紙葉類が紙幣(例えば損券や旧券など)である場合に、紙幣の金種や新旧や記番号の識別が行われる。操作表示部11は、撮像部208による取得された紙葉類の画像と制御部15による紙葉類の簡易識別結果とを表示する。
また、紙葉類受付処理では、操作者は、操作表示部11に表示された紙葉類の画像を確認して紙葉類の種類情報(例えば紙幣の金種や券種など)を判定し、その紙葉類の種類情報を入力するための操作である入力操作を操作表示部11に与える。そして、撮像部208により撮像された紙葉類の種類情報を確定するための操作である確定操作が操作表示部11に与えられると、制御部15は、その紙葉類の種類情報とその紙葉類の画像とを対応付けて記憶部14に記憶する。一方、撮像部208により撮像された紙葉類を返却するための操作である返却操作が操作表示部11に与えられると、制御部15は、一時保留部204から繰り出された紙葉類(返却すべき紙葉類)が払出部202に搬送されるように、有価媒体処理部200の動作を制御する。
そして、紙葉類受付処理において処理されるべき紙葉類の全部(具体的には投入部201に投入された紙葉類の全部)に対して確定操作または返却操作が行われると、制御部15は、一時保留部204に一時的に保留されている紙葉類の各々が種類情報に応じて小切手収納部205と損券収納部206のいずれか1つに搬送されるように、有価媒体処理部200の動作を制御する。
なお、紙葉類受付処理における制御部15の動作については、後で詳しく説明する。
〔紙葉類の説明〕
次に、図5を参照して、紙葉類処理装置10において処理される紙葉類について説明する。以下では、紙葉類の一例である紙幣Bを例に挙げて説明する。以下の説明において、「左右方向」は、紙幣Bに描かれた肖像画を基準とする左右方向のことである。「上下方向」は、紙幣Bに描かれた肖像画を基準とする天地方向のことであり、「上」は、肖像画の「天」に対応し、「下」は、肖像画の「地」に対応する。紙幣Bの「表面」は、紙幣Bの肖像画が描かれた面のことであり、紙幣Bの「裏面」は、紙幣Bの肖像画が描かれた面の裏側の面のことである。
図5に示すように、紙幣Bには、記番号が複数の領域に印字される。図5の例では、紙幣Bの表面における左上に位置する第1領域BR1と、紙幣Bの表面における右下に位置する第2領域BR2とに、「TA016197Z」という記番号が印字される。
通常、1つの紙幣Bに対して1つの固有の記番号が割り当てられており、紙幣Bの複数の領域(図5の例では第1領域BR1と第2領域BR2)には、その紙幣Bに固有の記番号が印字される。すなわち、紙幣Bの複数の領域にそれぞれ印字される複数の記番号は、通常、一致する。なお、紙幣Bの複数の領域にそれぞれ印字される複数の記番号が一致していない場合、その紙幣Bは、正常ではない紙幣(異番号券)となる。このような異番号券は、例えば、2枚の紙幣のうち一方の紙幣の一部(例えば左半分)と他方の紙幣の一部(例えば右半分)を貼り合わせることで変造される。
なお、記番号は、識別情報の一例である。識別情報は、紙幣Bに割り当てられる固有の情報であり、紙葉類の特定の領域に印字される情報である。また、識別情報は、後述する特徴情報の一例である。
〔記憶部に記憶される情報〕
記憶部14は、1つまたは複数の特徴情報を記憶する。1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報である。具体的には、1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に印字される識別情報(この例では記番号)である。
この例では、記憶部14には、複数の特徴情報が記憶されている。記憶部14に記憶された複数の特徴情報の各々には、その特徴情報に対応する紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の種類を示す種類情報が対応付けられる。また、記憶部14に記憶された複数の特徴情報の各々には、その特徴情報に対応する紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の特徴の説明を示す説明情報が対応付けられる。なお、比較対象として定められた1つの紙葉類に対して1つの特徴情報が対応付けられてもよいし、比較対象として定められた1つの紙葉類に対して複数の特徴情報が対応付けられてもよい。
この例では、記憶部14は、特徴リストを記憶する。特徴リストには、複数の特徴情報と、複数の特徴情報の各々に対応付けられた種類情報と、複数の特徴情報の各々に対応付けられる説明情報とが登録される。
図6は、記憶部14に記憶される特徴リストを例示する。図6には、比較対象として定められた紙葉類が偽造紙幣である場合の特徴リストが例示されている。偽造紙幣は、偽造券(偽造された紙葉類の一例)である。図6の例では、特徴リストに登録された特徴情報は、偽造紙幣の特定の領域(具体的には第1領域BR1と第2領域BR2)に印字される記番号を示す。特徴リストに登録された種類情報は、偽造紙幣の種類(具体的には金種と券種)を示す。特徴リストに登録された説明情報は、偽造紙幣の特徴を説明するコメントを示す。なお、図6の例では、上から3段目の偽造紙幣には、1つの記番号が対応付けられ、上から3段目の偽造紙幣を除く他の偽造紙幣には、複数の記番号(具体的には連続する複数の記番号の開始番号と終了番号)が対応付けられている。
なお、特徴リストは、上位コンピュータ60から管理コンピュータ50を経由して紙葉類処理装置10に配信されて記憶部14に記憶されたものであってもよいし、所定の権限を有する操作者の操作により紙葉類処理装置10に入力されて記憶部14に記憶されたものであってもよい。管理コンピュータ50は、例えば、銀行の本店や管理センタなどに設置されるコンピュータである。
〔制御部による確認支援動作〕
制御部15は、紙葉類処理装置10の各種処理において、必要に応じて確認支援動作を行う。確認支援動作は、処理中の紙葉類が比較対象として定められた紙葉類に該当するか否かの確認を支援するための動作である。
確認支援動作において、制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類の画像P10(以下「紙葉類画像P10」と記載)と、記憶部14に記憶された1つまたは複数の特徴情報(この例では偽造紙幣の記番号)が登録された比較画像P20とが並んで配置されるように、紙葉類画像P10と比較画像P20とを出力する。
また、確認支援動作において、制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類画像P10から領域画像(この例では第1領域画像P11および第2領域画像P12)を抽出する。領域画像は、紙葉類の特定の領域を示す画像である。そして、制御部15は、紙葉類画像P10と領域画像と比較画像P20とが並んで配置されるように、紙葉類画像P10と領域画像と比較画像P20とを出力する。
また、この例では、確認支援動作において、制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類画像P10または紙葉類画像P10から抽出された領域画像(この例では第1領域画像P11および第2領域画像P12)に対して、領域画像に示される情報(この例では記番号)と比較画像P20に登録された1つまたは複数の特徴情報(この例では偽造紙幣の記番号)との見比べを容易にするための画像処理を行う。情報の見比べを容易にするための画像処理の例としては、領域画像を拡大するための画像処理、領域画像に含まれる記番号を鮮明にするための画像処理(例えば二値化処理やエッジ強調処理)、領域画像の色合いを視覚弱者が認識しやすい色合いに変更するための画像処理(例えば色調変更処理)などが挙げられる。
また、この例では、確認支援動作において、制御部15は、比較画像P20に登録された複数の特徴情報のいずれか1つを選択する選択指示を受けると、記憶部14に記憶された複数の特徴情報の各々に対応する説明情報のうち選択指示により選択される特徴情報に対応する説明情報を出力する。具体的には、制御部15は、説明情報に示された説明(比較対象として定められた紙葉類の特徴の説明)が記載された説明画像P30を出力する。
また、この例では、確認支援動作において、制御部15は、読取処理を行う。読取処理では、制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類画像P10から紙葉類の特定の領域に印字された識別情報を読み取る読取処理を行う。例えば、識別情報が記番号である場合、制御部15は、紙葉類画像P10に対して光学文字認識(OCR)を行う。
〔出力部〕
なお、この例では、操作表示部11は、制御部15から出力された各種画像を操作者へ向けて出力する出力部の一例である。制御部15は、各種画像を操作表示部11に出力する。操作表示部11は、制御部15から出力された各種画像を表示する。例えば、操作表示部11は、紙葉類画像P10と比較画像P20とが並んで配置されるように、紙葉類画像P10と比較画像P20とを表示する。
〔紙葉類受付処理における確認支援動作〕
次に、紙葉類受付処理において行われる制御部15の確認支援動作について説明する。以下では、偽造紙幣の疑いのある紙幣が有価媒体処理部200に投入され、有価媒体処理部200に投入された紙幣が偽造紙幣に該当するか否か確認される場合を例に挙げて説明する。紙葉類画像P10は、紙葉類の一例である紙幣を示す画像である。この例では、紙葉類受付処理において撮像部208により紙葉類画像P10が取得される毎に、以下の処理が行われる。
〈領域画像の抽出〉
制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類画像P10から第1領域画像P11と第2領域画像P12とを抽出する。第1領域画像P11は、紙幣の第1領域BR1を示す画像であり、第2領域画像P12は、紙幣の第2領域BR2を示す画像である。
〈記番号の判定〉
次に、制御部15は、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に対して、読取処理を行う。これにより、紙幣の第1領域BR1に印字された記番号と紙幣の第2領域BR2に印字された記番号とが読み取られる。そして、制御部15は、紙幣の第1領域BR1および第2領域BR2の各々に印字された記番号が互いに一致するか否かを判定する。
紙幣の第1領域BR1および第2領域BR2の各々に印字された記番号が互いに一致しない場合、制御部15は、紙幣の第1領域BR1および第2領域BR2の記番号の不一致を示す画像である記番号不一致画像(図示を省略)を操作表示部11に出力する。操作表示部11は、記番号不一致画像を表示する。
〈確認画像の生成〉
次に、制御部15は、確認画像P1を生成する。確認画像P1は、紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12とを含む。
この例では、制御部15は、撮像部208により取得された紙幣の表裏両面の画像のうち紙幣の表面の画像を紙葉類画像P10として確認画像P1に登録する。また、制御部15は、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に対して画像を拡大するための画像処理を行い、その拡大された第1領域画像P11および第2領域画像P12を確認画像P1に登録する。そして、制御部15は、操作表示部11に表示される紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12の各々の天側から地側へ向かう方向が操作表示部11に表示される確認画像P1の上側から下側へ向かう方向となるように、確認画像P1における紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12の各々の向きを調節する。
なお、制御部15は、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に示される識別情報(具体的には記番号)の大きさと後述する比較画像P20に登録される特徴情報(具体的には記番号)の大きさとが同一となるように、紙葉類画像P10または第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に対して画像処理を実行してもよい。また、制御部15は、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に示される記番号を確認しやすいように、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に対して、記番号を鮮明にするための画像処理を実行してもよい。
〈確認画像の表示〉
制御部15は、確認画像P1を操作表示部11に出力する。操作表示部11は、確認画像P1を表示する。図7に示すように、確認画像P1では、紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12とが並んで配置される。また、確認画像P1には、種類入力領域R10と、偽造リストボタンB10と、返却ボタンB11と、確定ボタンB12とが設けられる。
図7の例では、確認画像P1において第1領域画像P11と第2領域画像P12とが上下方向に並んで配置される。具体的には、第1領域画像P11および第2領域画像P12の各々に含まれる記番号の羅列方向(記番号を構成する複数の数字および文字が並ぶ方向)が予め定められた第1方向(図7の例では左右方向)に沿う方向となり、且つ、第1領域画像P11と第2領域画像P12とが並ぶ方向が第1方向と直交する第2方向(図7の例では上下方向)となるように、第1領域画像P11と第2領域画像P12とが並んで配置される。また、図7の例では、第1領域画像P11と第2領域画像P12の組と紙葉類画像P10とが上下方向に並んで配置されている。具体的には、紙葉類画像P10は、確認画像P1において第1領域画像P11と第2領域画像P12の組の上側に配置される。
種類入力領域R10は、紙幣の種類(種類情報)が入力される領域である。この例では、種類入力領域R10は、紙幣の金種が入力される金種入力領域R11と、紙幣の券種が入力される券種入力領域R12とを含む。金種入力領域R11には、6つの金種にそれぞれ対応する6つのチェックボックスが設けられ、券種入力領域R12には、3つの券種にそれぞれ対応する3つのチェックボックスが設けられる。制御部15は、種類入力領域R10に入力された種類情報を受ける。具体的には、種類入力領域R10に種類情報を入力する操作である入力操作が操作表示部11に与えられると、操作表示部11は、入力操作に応じた情報(すなわち種類情報)を制御部15に送信する。図7の例では、金種入力領域R11において「1万円」に対応するチェックボックスが選択され、券種入力領域R12において「E券」に対応するチェックボックスが選択されると、制御部15は、「1万円のE券」という紙幣の種類を示す種類情報を受ける。なお、種類入力領域R10には、制御部15の簡易識別処理の結果(識別された紙幣の種類)が初期設定として入力されてもよい。
偽造リストボタンB10は、比較画像P20を表示させるためのボタンである。返却ボタンB11は、紙幣の種類情報を確定せずに紙葉類を返却するためのボタンである。確定ボタンB12は、紙幣の種類情報を確定させるためのボタンである。例えば、偽造リストボタンB10を押下するための操作が操作表示部11に与えられると、操作表示部11は、その操作に応じた指令信号を制御部15に送信する。制御部15は、その指令信号に応答して、比較画像P20を操作表示部11に表示させるための処理を行う。
〈比較画像の生成〉
また、制御部15は、比較画像P20を生成する。具体的には、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では偽造紙幣の記番号)を読み出し、読み出された複数の特徴情報が登録された比較画像P20を生成する。この例では、制御部15は、複数の特徴情報と、複数の特徴情報の各々に対する種類情報(この例では偽造紙幣の金種および券種)とを比較画像P20に登録する。
〈比較画像の出力〉
図7に示した確認画像P1において偽造リストボタンB10を押下する操作が操作表示部11に与えられると、制御部15は、比較画像P20を操作表示部11に出力する。操作表示部11は、確認画像P1とともに比較画像P20を表示する。図8に示すように、操作表示部11において、比較画像P20は、確認画像P1に重なるように表示される。これにより、確認画像P1には、紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12と比較画像P20とが並んで配置される。比較画像P20には、記憶部14に記憶された特徴リストに含まれる複数の特徴情報(この例では記番号)が登録される。
図8の例では、比較画像P20に登録された複数の特徴情報は、上下方向に並んで配置される。具体的には、比較画像P20において、複数の特徴情報は、記憶部14に記憶された特徴リストにおける登録順(例えば図6に示した特徴リストの「No.1」から順)に、上側から下側へ向けて並んで配置される。また、図8の例では、比較画像P20には、複数の特徴情報と、複数の特徴情報の各々に対応する種類情報(この例では金種および券種)とが登録される。
〈説明画像の生成と出力〉
図8に示した確認画像P1において比較画像P20に登録された複数の特徴情報(この例では記番号)のいずれか1つを押下する操作が操作表示部11に与えられると、その操作に応じた選択指令信号(複数の特徴情報のいずれか1つを選択する選択指示)が操作表示部11から制御部15に送信される。制御部15は、選択指令信号を受けると、比較画像P20の中から選択された特徴情報(この例では記番号)に対応する説明情報を記憶部14から読み出し、読み出された説明情報に示された説明が記載された説明画像P30を生成する。そして、制御部15は、説明画像P30を操作表示部11に出力する。操作表示部11は、確認画像P1および比較画像P20とともに、説明画像P30を表示する。
図9に示すように、操作表示部11において、説明画像P30は、比較画像P20に重なるように表示される。これにより、確認画像P1には、紙葉類画像P10と第1領域画像P11と第2領域画像P12と比較画像P20と説明画像P30が並んで配置される。
図9の例では、説明画像P30は、比較画像P20に挿入された状態となる。具体的には、説明画像P30は、比較画像P20に登録された複数の特徴情報(この例では記番号)のうち選択指示により選択された特徴情報とその特徴情報の直下に位置する特徴情報との間に挿入される。なお、図9の例では、説明画像P30に記載されるコメントの図示を簡略化している。
〈操作者による確認〉
操作者は、操作表示部11に表示された確認画像P1を確認し、確認画像P1に登録された紙葉類画像P10に示された紙幣が偽造紙幣(比較対象として定められた紙葉類)に該当するか否かを確認する。例えば、第1領域画像P11と第2領域画像P12の各々(または紙葉類画像P10)に示された紙幣の記番号が比較画像P20に登録された複数の記番号のいずれかと一致する場合に、紙葉類画像P10に示された紙幣が偽造紙幣に該当すると判断される。
操作者は、確認画像P1に登録された紙葉類画像P10に示された紙幣が偽造紙幣に該当すると判断すると、確認画像P1において返却ボタンB11を押下する返却操作を操作表示部11に与える。これにより、紙葉類画像P10に示された紙幣は、一時保留部204から払出部202に搬送されて返却される。また、制御部15は、紙幣が返却された理由や紙幣が返却された日時などを示す返却情報をプリンタ12に出力する。プリンタ12は、返却情報が印刷された印刷媒体を発行する。
一方、操作者は、確認画像P1に登録された紙葉類画像P10に示された紙幣が偽造紙幣に該当しないと判断すると、確認画像P1において確定ボタンB12を押下する確定操作を操作表示部11に与える。これにより、制御部15は、確認画像P1に登録された紙葉類画像P10と確認画像P1に入力された紙幣の種類情報(紙幣の金種と券種)とを対応付けて記憶部14に記憶する。
〔実施形態の効果〕
以上のように、紙葉類画像P10と比較画像P20とを並べて配置することにより、紙葉類画像P10に示された情報と比較画像P20に登録された特徴情報とを容易に見比べることができる。これにより、紙葉類画像P10に示される情報と紙資料に記載された情報とを見比べる場合よりも、情報の見比べを容易にすることができる。したがって、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象として定められた紙葉類(以下では単に「比較対象」と記載)に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
また、領域画像(この例では第1領域画像P11および第2領域画像P12)と比較画像P20とを並べて配置することにより、領域画像に示された情報と比較画像P20に登録された特徴情報とを容易に見比べることができる。これにより、紙葉類画像P10に示された情報と比較画像P20に登録された特徴情報とを見比べる場合よりも、情報の見比べを容易にすることができる。したがって、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を容易にすることができる。
また、比較画像P20の中から選択された特徴情報に対応する説明情報(この例では説明画像P30)を出力することにより、その特徴情報に対応する紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の特徴の説明を確認させることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認をさらに容易にすることができる。
また、紙葉類画像P10または領域画像(この例では第1領域画像P11および第2領域画像P12)に対して情報の見比べを容易にするための画像処理を行うことにより、領域画像に示された情報と比較画像P20に登録された特徴情報との見比べを容易にすることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認をさらに容易にすることができる。
なお、以上の説明では、紙葉類受付処理において、撮像部208により1枚の紙葉類画像P10が取得される毎に、制御部15が確認支援動作を行う場合を例に挙げたが、制御部15は、複数枚の紙葉類画像P10が蓄積される毎に、複数枚の紙葉類画像P10の各々に対して確認支援動作を行うように構成されてもよい。
(実施形態の変形例)
また、制御部15は、以下の変形例1~5のように構成されてもよい。
(実施形態の変形例1)
変形例1では、記憶部14には、複数の特徴情報が記憶されている。複数の特徴情報の各々には、その特徴情報に対応する紙葉類の種類が対応付けられている。制御部15は、撮像部208により撮像された紙葉類の種類を示す種類情報を受ける。そして、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち種類情報に示された紙葉類の種類に対応する特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を出力する。
なお、「複数の特徴情報のうち特定の特徴情報が比較画像P20において優先的に示される」という態様の例としては、比較画像P20において特定の特徴情報が上位に配置されるという態様、比較画像P20において特定の特徴情報が強調表示されるという態様などが挙げられる。また、比較画像P20において特定の特徴情報が強調表示されるという態様には、比較画像P20において特定の特徴情報の背景色を他の特徴情報の背景色よりも目立つ色(例えば赤色)にするという態様、比較画像P20において特定の特徴情報の文字色を他の特徴情報の文字色よりも目立つ色(例えば赤色)にするという態様などが挙げられる。
具体的には、この変形例1では、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では記番号)の中から、図7に示した確認画像P1の種類入力領域R10に入力された種類情報(この例では金種および券種)に対応する1つまたは2つ以上の特徴情報を検出する。そして、制御部15は、その検出された1つまたは2つ以上の特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を生成する。
以上のように、撮像部208により撮像された紙葉類の種類に対応する特徴情報を比較画像P20において優先的に示すことにより、撮像部208により取得された紙葉類画像P10に示された情報と、撮像部208により撮像された紙葉類との関連性が高い特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
なお、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち種類情報に示された紙葉類の種類に対応する特徴情報のみが比較画像P20に示されるように、比較画像P20を出力してもよい。
(実施形態の変形例2)
変形例2では、記憶部14には、複数の特徴情報が記憶されている。複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に印字される識別情報である。制御部15は、撮像部208により取得された紙葉類画像P10から紙葉類の特定の領域に印字された識別情報を読み取る読取処理を行う。そして、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を出力する。
具体的には、この変形例2では、制御部15は、読取処理により読み取られた識別情報(この例では記番号)と記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では記番号)の各々との一致度を求める。次に、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報の中から、読取処理により読み取られた識別情報との一致度が最も高い特徴情報(または一致度が予め定められた一致度閾値よりも高い1つまたは2つ以上の特徴情報)を検出する。そして、制御部15は、その検出された1つまたは2つ以上の特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を生成する。なお、制御部15は、比較画像P20において読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い順に複数の特徴情報が優先的に示されるように、比較画像P20を生成してもよい。
以上のように、撮像部208により取得された紙葉類画像P10から読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報を比較画像P20において優先的に示すことにより、撮像部208により取得された紙葉類画像P10に示された情報と、撮像部208により撮像された紙葉類との関連性が高い特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
なお、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では記番号)の中に、読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報がある場合に、その旨を報知するように構成されてもよい。例えば、制御部15は、読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報があることを示す画像がポップアップ表示されるように、操作表示部11を制御してもよい。または、制御部15は、読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報があることを報知する警告音が出力されるように、紙葉類処理装置10の音声出力部(例えばスピーカ、図示を省略)を制御してもよい。
(実施形態の変形例3)
変形例3では、記憶部14には、複数の特徴情報が記憶されている。複数の特徴情報の各々には、その特徴情報に対応する紙葉類の発見件数が対応付けられている。制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち発見件数の多い特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を出力する。なお、特徴情報に対応する紙葉類(例えば偽造紙幣)の発見件数は、情報管理センタ(図示を省略)において所定期間毎に集計されて銀行の各店舗(具体的には店舗に設けられる管理コンピュータ50や紙葉類処理装置10)などに配信されるようになっていてもよい。
具体的には、この変形例3では、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では記番号)の中から、最も多い発見件数に対応する特徴情報(または予め定められた件数閾値よりも多い発見件数に対応する1つまたは2つ以上の特徴情報)を検出する。そして、制御部15は、その検出された1つまたは2つ以上の特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を生成する。
以上のように、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち発見件数の多い特徴情報を比較画像P20において優先的に示すことにより、撮像部208により取得された紙葉類画像P10に示された情報と、発見件数の多い紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
(実施形態の変形例4)
変形例4では、記憶部14には、複数の特徴情報が記憶されている。複数の特徴情報の各々には、その特徴情報に対応する紙葉類の直近の発見日からの経過日数が対応付けられる。制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち経過日数が少ない特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を出力する。なお、特徴情報に対応する紙葉類(例えば偽造紙幣)の発見日は、情報管理センタ(図示を省略)において随時集約されて銀行の各店舗(具体的には店舗に設けられる管理コンピュータ50や紙葉類処理装置10)などに配信されるようになっていてもよい。
具体的には、この変形例4では、制御部15は、記憶部14に記憶された複数の特徴情報(この例では記番号)の中から、最も少ない経過日数(直近の発見日からの経過日数)に対応する特徴情報(または予め定められた日数閾値よりも少ない経過日数に対応する1つまたは2つ以上の特徴情報)を検出する。そして、制御部15は、その検出された1つまたは2つ以上の特徴情報が比較画像P20において優先的に示されるように、比較画像P20を生成する。
以上のように、記憶部14に記憶された複数の特徴情報のうち経過日数が少ない特徴情報を比較画像P20において優先的に示すことにより、撮像部208により取得された紙葉類画像P10に示された情報と、直近の発見日からの経過日数が少ない紙葉類(比較対象として定められた紙葉類)の特徴情報とを優先的に見比べることができる。これにより、撮像部208により撮像された紙葉類が比較対象に該当するか否かの確認を効率よく行うことができる。
(実施形態の変形例5)
変形例5では、制御部15は、バラ紙幣処理部100におけるバラ紙幣入金処理において、必要に応じて確認支援動作を行う。例えば、バラ紙幣入金処理において、制御部15は、入金識別部111により正常ではないと識別された紙幣(入金リジェクト紙幣)に対して確認支援動作を行う。これにより、バラ紙幣入金処理において、入金リジェクト紙幣を示す紙葉類画像P10と比較画像P20とが並んで配置されるように、紙葉類画像P10と比較画像P20とを出力することができる。
(特徴リストの更新)
次に、図10~図12を参照して、記憶部14に記憶される特徴リストの更新について説明する。特徴リストの編集は、所定の権限を有する操作者により実行される。特徴リストを更新するための操作が操作表示部11に与えられると、リスト編集画像P5が操作表示部11に表示される。
図10に示すように、リスト編集画像P5には、一覧表示領域R51と、詳細表示領域R52と、新規登録ボタンB50と、削除ボタンB51と、完了ボタンB52とが設けられる。
一覧表示領域R51には、記憶部14に記憶された特徴リストに登録された複数の特徴情報(具体的には偽造紙幣の記番号)が表示される。また、一覧表示領域R51には、複数の特徴情報と、複数の特徴情報の各々に対応する種類情報(具体的には偽造紙幣の金種および券種)とが表示される。
詳細表示領域R52には、一覧表示領域R51に表示された複数の特徴情報の中から選択された1つの特徴情報の詳細が表示される。この例では、詳細表示領域R52には、選択された特徴情報(具体的には偽造紙幣の記番号)と、その特徴情報に対応する種類情報(具体的には偽造紙幣の金種および券種)と、その特徴情報に対応する説明情報(具体的には偽造紙幣の特徴を説明するコメント)とが表示される。なお、図10の例では、詳細表示領域R52に表示されるコメントの図示を簡略化している。
新規登録ボタンB50は、記憶部14に記憶された特徴リストに新たに比較対象として定められる紙葉類(この例では偽造紙幣)に関する情報を登録するためのボタンである。削除ボタンB51は、特徴リストから比較対象として定められた1つの紙葉類(この例でが偽造紙幣)に関する情報を削除するためのボタンである。完了ボタンB52は、特徴リストの編集を完了するためのボタンである。
新規登録ボタンB50を押下する操作が操作表示部11に与えられると、新規登録画像P6が操作表示部11に表示される。
図11に示すように、新規登録画像P6には、種類指定領域R60と、開始番号入力領域R61と、終了番号入力領域R62と、コメント入力領域R63と、確定ボタンB61と、キャンセルボタンB62とが設けられる。
種類指定領域R60は、新たに登録される偽造紙幣の金種および券種(新たに比較対象として定められる紙葉類の種類情報)を指定するための領域である。
開始番号入力領域R61および終了番号入力領域R62には、新たに登録される偽造紙幣の記番号(新たに比較対象として定められる紙葉類の特徴情報)が入力される。図12に示すように、開始番号入力領域R61および終了番号入力領域R62の各々に記番号を入力する場合、開始番号入力領域R61に入力された記番号から終了番号入力領域R62に入力された記番号まで連続する複数の記番号が新たな偽造紙幣の記番号として入力される。また、開始番号入力領域R61に記番号を入力する一方で終了番号入力領域R62に記番号を入力しない場合、開始番号入力領域R61に入力された記番号が新たな偽造紙幣の記番号として入力される。なお、開始番号入力領域R61に記番号を入力しない一方で終了番号入力領域R62に記番号を入力するという操作と、開始番号入力領域R61および終了番号入力領域R62の各々に記番号を入力しないという操作は、許可されない。
コメント入力領域R63には、新たに登録される偽造紙幣の特徴を説明するコメント(新たに比較対象として定められる紙葉類の説明情報)が入力される。なお、図11の例では、コメント入力領域R63に入力されたコメントの図示を簡略化している。
確定ボタンB61は、新規登録画像P6に入力された新たな偽造紙幣に関する情報(新たに比較対象として定められる紙葉類の特徴情報と種類情報と説明情報)を特徴リストに登録するためのボタンである。キャンセルボタンB62は、新規登録画像P6に入力された新たな偽造紙幣に関する情報を特徴リストに登録することを中止するためのボタンである。
(その他の実施形態)
なお、以上の説明では、確認画像P1において第1領域画像P11と第2領域画像P12とが上下方向に並んで配置される場合を例に挙げたが、これに限らず、確認画像P1において第1領域画像P11と第2領域画像P12とが左右方向に並んで配置されていてもよい。
また、以上の説明では、確認画像P1に登録される紙葉類画像P10が紙葉類の表面の画像である場合を例に挙げたが、確認画像P1に登録される紙葉類画像P10は、紙葉類の裏面の画像であってもよいし、確認画像P1に紙葉類の表面の画像と紙葉類の裏面の画像の両方が登録されてもよい。
また、以上の説明では、確認画像P1が操作表示部11(出力部の一例)に表示される場合を例に挙げたが、これに限らず、確認画像P1は、管理コンピュータ50や上位コンピュータ60やタブレット端末やスマートフォンなどの外部機器に表示されてもよい。例えば、制御部15は、確認画像P1を管理コンピュータ50に送信するように構成されてもよい。そして、管理コンピュータ50の制御部55は、制御部15から送信された確認画像P1を管理コンピュータ50の表示部52に表示させるように構成されてもよい。このような構成により、確認画像P1を管理コンピュータ50や上位コンピュータ60やタブレット端末やスマートフォンなどの外部機器の操作者(例えば出納係や上位者などの管理者)に確認させることができる。
また、以上の説明では、2つの領域(第1領域BR1および第2領域BR2)に記番号が印字された紙幣を対象とする場合を例に挙げたが、紙幣ではない他の紙葉類(例えば小切手や手形や商品券など)を対象としてもよい。
また、以上の説明では、特徴情報が記番号である場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、特徴情報は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に印刷される模様を示す画像であってもよい。
また、以上の説明では、紙葉類処理装置10の記憶部14が特徴情報を記憶し、紙葉類処理装置10の制御部15が確認支援動作を行う場合を例に挙げたが、これに限定されない。特徴情報を記憶する記憶部は、紙葉類処理装置10の外に設けられた記憶部(例えば管理コンピュータ50の記憶部54)であってもよい。また、確認支援動作を行う制御部は、紙葉類処理装置10の外に設けられた制御部(例えば管理コンピュータ50の制御部55)であってもよい。
また、以上の説明において、確認支援動作を行う制御部(この例では制御部15)は、単一の回路チップ(例えばプロセッサやメモリなどを含む集積回路)により構成されてもよいし、互いに通信する複数の回路チップにより構成されてもよい。また、制御部を構成する複数の回路チップは、単一のモジュールに集約されてもよいし、複数のモジュールに分散されてもよい。
また、以上の説明では、操作表示部11が出力部(制御部15から出力された各種画像を操作者へ向けて出力する出力部)である場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、出力部は、プリンタ12であってもよい。すなわち、制御部15は、各種画像をプリンタ12に出力してもよい。プリンタ12は、制御部15から出力された画像を印刷媒体に印刷する。例えば、プリンタ12は、紙葉類画像P10と比較画像P20とが並んで配置されるように、紙葉類画像P10と比較画像P20とを印刷媒体に印刷する。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、紙葉類処理装置および紙葉類処理システムなどの紙葉類処理技術として有用である。
1 紙葉類処理システム
10 紙葉類処理装置
100 バラ紙幣処理部
200 有価媒体処理部
300 帯封紙幣処理部
400 バラ硬貨処理部
500 包装硬貨処理部
600 損貨記念貨処理部
700 貨幣保管部
11 操作表示部(出力部)
11a 操作部
11b 表示部
12 プリンタ(出力部)
13 通信部
14 記憶部
15 制御部
101 入金部
102 入金リジェクト部
103 一括一時保留部
104 金種別一時保留部
105 一括紙幣収納部
106 金種別紙幣収納部
107 出金部
108 出金リジェクト部
109 整理一時保留部
110 バラ紙幣搬送部
111 入金識別部
111a 撮像部
112 スイッチバック反転部
113 出金識別部
114 スパイラル反転部
201 投入部
202 払出部
203 新券収納部
204 一時保留部
205 小切手収納部
206 損券収納部
207 搬送部
208 撮像部
50 管理コンピュータ
51 操作部
52 表示部
53 通信部
54 記憶部
55 制御部
60 上位コンピュータ
B 紙幣(紙葉類)
BR1 第1領域(特定の領域)
BR2 第2領域(特定の領域)
P1 確認画像
R10 種類入力領域
R11 金種入力領域
R12 券種入力領域
P10 紙葉類画像
P11 第1領域画像
P12 第2領域画像
P20 比較画像
P30 説明画像
P5 リスト編集画像
R51 一覧表示領域
R52 詳細表示領域
P6 新規登録画像
R60 種類指定領域
R61 開始番号入力領域
R62 終了番号入力領域
R63 コメント入力領域

Claims (9)

  1. 紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部と、
    1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報であり、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報が登録された比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力し、
    前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されており、
    前記複数の特徴情報の各々には、該特徴情報に対応する紙葉類の特徴の説明を示す説明情報が対応付けられており、
    前記制御部は、前記比較画像に登録された複数の特徴情報のいずれか1つを選択する選択指示を受けると、前記記憶部に記憶された前記複数の特徴情報の各々に対応する説明情報のうち該選択指示により選択される特徴情報に対応する説明情報を出力する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像から該紙葉類の特定の領域を示す領域画像を抽出し、該紙葉類の画像と該領域画像と前記比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該領域画像と該比較画像とを出力する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像または該紙葉類の画像から抽出された前記領域画像に対して、該領域画像に示される情報と前記比較画像に登録された1つまたは複数の特徴情報との見比べを容易にするための画像処理を行う
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されており、
    前記複数の特徴情報の各々には、該特徴情報に対応する紙葉類の種類が対応付けられており、
    前記制御部は、前記撮像部により撮像された紙葉類の種類を示す種類情報を受け、前記記憶部に記憶された複数の特徴情報のうち該種類情報に示された紙葉類の種類に対応する特徴情報が前記比較画像において優先的に示されるように、該比較画像を出力する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されており、
    前記複数の特徴情報の各々は、前記比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に印字される識別情報であり、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像から該紙葉類の特定の領域に印字された識別情報を読み取る読取処理を行い、前記記憶部に記憶された複数の特徴情報のうち該読取処理により読み取られた識別情報との一致度が高い特徴情報が前記比較画像において優先的に示されるように、該比較画像を出力する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記比較対象として定められた紙葉類は、偽造紙幣であり
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、前記偽造紙幣の記番号である
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 紙葉類を処理する紙葉類処理システムであって、
    前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部を有する紙葉類処理装置と、
    1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報であり、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報が登録された比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力し、
    前記記憶部には、複数の特徴情報が記憶されており、
    前記複数の特徴情報の各々には、該特徴情報に対応する紙葉類の特徴の説明を示す説明情報が対応付けられており、
    前記制御部は、前記比較画像に登録された複数の特徴情報のいずれか1つを選択する選択指示を受けると、前記記憶部に記憶された前記複数の特徴情報の各々に対応する説明情報のうち該選択指示により選択される特徴情報に対応する説明情報を出力する
    ことを特徴とする紙葉類処理システム。
  8. 紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部と、
    1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報であり、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報を含む比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力し、
    前記紙葉類は、紙幣であり、
    前記比較対象として定められた紙葉類は、偽造紙幣であり、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、前記偽造紙幣の記番号である
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  9. 紙葉類を処理する紙葉類処理システムであって、
    前記紙葉類を撮像することにより該紙葉類の画像を取得する撮像部を有する紙葉類処理装置と、
    1つまたは複数の特徴情報を記憶する記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、比較対象として定められた紙葉類の特定の領域に示される情報であり、
    前記制御部は、前記撮像部により取得された紙葉類の画像と、前記記憶部に記憶された1つまたは複数の特徴情報を含む比較画像とが並んで配置されるように、該紙葉類の画像と該比較画像とを出力し、
    前記紙葉類は、紙幣であり、
    前記比較対象として定められた紙葉類は、偽造紙幣であり、
    前記1つまたは複数の特徴情報の各々は、前記偽造紙幣の記番号である
    ことを特徴とする紙葉類処理システム。
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