JP2014137703A - 現金自動預払装置及びそのユーザインターフェースの表示制御方法 - Google Patents

現金自動預払装置及びそのユーザインターフェースの表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ATM取引終了時に、利用者のカードの取り忘れを防止すること。
【解決手段】本発明は、ATM取引のための情報を画面に提示しつつ、利用者から入力される取引情報を受け付けるユーザインターフェース部と、ユーザインターフェース部近傍に配置されたスロット部を有し、スロット部を介して利用者によって挿入される媒体を受け付け、媒体に保持された情報を読み取る媒体受付部と、ユーザインターフェース部から受け付けた取引情報に基づいてATM処理を行う制御装置とを備えた現金自動預払装置である。制御装置は、スロット部から媒体を受け付けた場合に、スロット部に近い画面の特定領域から媒体オブジェクトが出現するアニメーション画像を画面上に表示させ、媒体を排出する場合に、媒体オブジェクトが特定領域において消滅するアニメーション画像を画面上に表示させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、現金自動預払装置及びそのユーザインターフェースの表示制御方法に関し、特に、カード等の媒体による現金自動預払装置における取引操作のためのユーザインターフェースの表示制御技術に関する。
現金自動預払装置(一般には「ATM」と称されることが多い。)は、現金の預け入れや引き出し、振り込み等の自動金銭出納サービス(ATMサービス)を提供する装置として広く知られている。現金自動預払装置は、例えば、銀行等の金融機関の店舗や、コンビニエンスストア等の店舗、公共場所(例えば駅の構内)等の一角に設置され、利用者の利用に供される。現金自動預払装置は、本来的には銀行によって運用されるが、その運用に当たっては、警備会社に委託されることも多い。利用者は、銀行等によって発行されたキャッシュカードやデビットカード等の媒体(以下、単に「カード」という。)を現金自動預払装置に挿入し、その操作画面に表示される指示に従うことで簡便にATM取引を行うことができる。かかるATM取引においては、利用者は該カードを取り忘れるといったトラブルが少なくない。
下記特許文献1は、このようなカードの取り忘れを防止する自動取引装置を開示する。具体的には、特許文献1の自動取引装置は、取引中の顧客の操作の空き時間に、教養或いは娯楽等に関する複数の画面からなるコンテンツ情報に基づく画面を表示部に順に表示していき、最後に排出した取引媒体を顧客が受け取った後に該コンテンツ情報の最後の画面を表示する。これにより、かかる自動取引装置は、取引の最中、顧客を表示部に注視させて画面コンテンツと共に表示した取引媒体の取り忘れの注意を促す案内等を確実に顧客に確認させることで、顧客の取引媒体の取り忘れを防止する。
特開2008−269187号公報
ATMサービスにおいては、利用者がカードを取り忘れる事故が恒常的に発生するのが実情である。取り忘れとなったカードは、典型的には、現金自動預払装置の内部に一時的に取り込まれ、警備員等によって回収された後、銀行から利用者本人に返却されることになる。このように一旦カードが装置内部で回収されてしまうと、利用者は、別途、発行元の銀行に対して返却手続を行う等、非常に煩雑な手続きを経てカードを取り戻す必要がある。従って、このようなカード回収/返却には、多大なコストがかかっている。
より具体的には、銀行が運用する現金自動預払装置の数は、典型的には、1万数千台以上に達し、年間では数億件以上のATM取引が処理されている。従って、キャッシュカードの取り忘れ事故も年間数万件に上って発生しており、その結果、回収/返却コストは数億円にも達する。
従って、かかる膨大な回収/返却コストを低減させることは、ATMサービスを運用する上で極めて重要な問題となっている。
このため、特許文献1のように、ATM取引の最中、利用者に教養或いは娯楽等に関するさまざまな画面を提供させながら、顧客に注意を促すという方法も提案されている。しかしながら、特許文献1に開示された方法は、実際のATM取引における操作とは全く無関係な表示内容から構成されているため、利用者が興味を持たなければ、それ以上、利用者の注意を画面に向けさせることを期待できず、また、利用者に直感的な操作イメージを認識させるものとはいえない。
そこで、本発明は、ATM取引において利用者がカードを取り忘れることを防止するための技術を提供することを目的とし、ひいては、ATMサービスにおけるカードの回収/返却コストを低減することを目的とする。
より具体的には、本発明は、ATM取引の終了時に、カードを取るべき操作段階にあることを利用者に直感的に認識させることのできる現金自動預払装置及びそのユーザインターフェースの表示制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、利用者にATM取引サービスを提供するための現金自動預払装置であって、前記利用者に対して前記ATM取引サービスを提供するための情報を画面に提示しつつ、前記利用者から入力される取引情報を受け付けるユーザインターフェース部と、前記ユーザインターフェース部の近傍に配置されたスロット部を有し、前記スロット部を介して前記利用者によって挿入される媒体を受け付け、前記媒体に保持された情報を読み取る媒体受付部と、前記ユーザインターフェース部から受け付けた前記取引情報に基づいてATM処理を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記媒体受付部が前記スロット部から前記媒体を受け付けた場合に、前記スロット部に近い前記画面の第1の領域から前記媒体を表現するオブジェクトが出現する第1のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御し、前記媒体受付部が前記媒体を前記スロット部に排出する場合に、前記オブジェクトが前記ユーザインターフェースの少なくとも前記第1の領域において消滅する第2のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御する、現金自動預払装置である。
これにより、利用者に、現金自動預払装置のユーザインターフェースを介して、ATM取引の操作段階を直感的に認識させることができ、ATM取引の終了時に利用者がカードを取り忘れることを防止することができる。
ある例では、前記媒体受付部は、前記ユーザインターフェース部の前記画面の一端に隣接して配置される。これにより、物理的にカードが挿入/排出されるスロット部とユーザインターフェースの画面の仮想空間とを結び付けることができ、利用者に、物理空間のカードが仮想空間に移入し、また、仮想空間のカードが物理空間に排出されるという疑似的な体験を与えることができる。特に、利用者の視線が、ユーザーインターフェース部230の画面からスロット部に自然に移動することになるので、利用者のカード取り忘れを有効に防止することができる。
また、ある例では、前記制御装置は、前記媒体受付部が前記媒体を前記スロット部に排出し始めた場合に、前記画面上の前記第2のアニメーション画像の表示が開始されるように制御する。これにより、利用者に、ATM取引の終了時にカードの排出処理が始まったことを直感的に認識させることができる。
また、ある例では、前記制御装置は、前記媒体の後端部が前記スロット部から表出した状態にあるとき、前記媒体の後端部に対応する前記オブジェクトの部分が前記画面からはみ出て表示されないように制御する。これにより、利用者に、現実空間と仮想空間とが結び付けられた疑似的な体験をより一層与えることができる。
また、ある例では、前記制御装置は、前記媒体受付部の前記スロット部に前記媒体の少なくとも先端部が挿入された場合に、前記画面上の前記第1のアニメーション画像の表示が開始されるように制御する。これにより、利用者に、カードが現金自動預払装置内に引き込まれていくことを直感的に認識させることができる。
また、ある例では、前記制御装置は、前記媒体の後端部が前記スロット部から表出している状態にあるとき、前記媒体の後端部以外の部分に対応する前記オブジェクトの部分が前記画面上に表示されるように制御する。これにより、利用者に、現実空間と仮想空間とが結び付けられた疑似的な体験をより一層与えることができる。
また、ある例では、前記制御装置は、前記媒体受付部が前記媒体を所定の位置まで搬送した状態で、前記オブジェクトが前記画面の第2の領域に表示されるように制御する。これにより、利用者に、カードが現金自動預払装置内の所定の位置にセットされたことを直感的に認識させることができる。
本発明は、方法の発明としても把握されうる。即ち、本発明のある観点は、利用者にATM取引サービスを提供するための現金自動預払装置のユーザインターフェースの制御方法であって、前記ユーザインターフェース部の近傍に配置されたスロット部を介して前記利用者によって挿入される媒体を受け付けるステップと、前記スロット部から前記媒体を受け付けた場合に、前記スロット部に近い前記ユーザインターフェースの画面の第1の領域から前記媒体を表現するオブジェクトが出現する第1のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御するステップと、前記利用者に対して前記ATM取引サービスを提供するための情報を画面に提示しつつ、前記利用者から入力される取引情報を受け付け、該取引情報に基づいてATM処理を行うステップと、前記媒体を前記スロット部に排出する場合に、前記オブジェクトが前記ユーザインターフェースの少なくとも前記第1の領域において消滅する第2のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御するステップと、を含むユーザインターフェースの制御方法である。
また、本発明は、かかる方法を実行するためのプログラムとしても把握される。かかるプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納され、プロセッサの制御の下で、実行される。
本発明によれば、利用者は、現金自動預払装置のユーザインターフェースを介して、ATM取引の操作段階を直感的に認識することができ、利用者がカードを取り忘れることを防止することができるようになり、ひいては、ATMサービスにおけるカードの回収/返却コストを低減することができるようになる。
本発明の他の技術的特徴及び作用効果乃至は利点は、添付した図面を参照して説明される以下の実施形態により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る現金自動預払装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現金自動預払装置の機能的要素を示すブロックダイアグラムである。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェースに対する表示制御の処理を説明するためのフローチャートである。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェース部の画面に表示された待ち受け画面コンテンツの一例である。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェース部の画面に表示されたカード受付画面コンテンツの一例である。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェース部の画面に表示された取引選択画面コンテンツの一例である。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェース部の画面に表示された取引終了画面コンテンツの一例である。 発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェース部の画面に表示されたカード返却画面コンテンツの一例である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る現金自動預払装置は、利用者(顧客)にいわゆるATM取引サービスを提供する端末装置であれば足り、一般には、「ATM」と称される。本明細書でいう現金自動預払装置は、その字句どおりに、現金を預け入れ/払い出し(引き出し)双方の機能を備えている必要はなく、従って、例えば現金の引き出しの機能のみであっても良い。現金自動預払装置は、現金自動取引装置(又は単に「自動取引装置」)といった語と同義とみなされてよい。
図示はしないが、現金自動預払装置は、典型的には、専用のネットワークを介して、勘定系ホストコンピュータに接続され、ATMシステムの一部を構成する。勘定系ホストコンピュータは、各種の銀行取引(トランザクション)に基づいて、顧客の銀行口座の残高を管理するコンピュータである。典型的には、勘定系ホストコンピュータは、信頼性向上のため、冗長的に構成される。現金自動預払装置はまた、制御系ネットワークを介して、制御系コンピュータに接続されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る現金自動預払装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、現金自動預払装置100は、筐体110の前面に形成された操作部120を含んで構成される。操作部120は、典型的には、タッチパネルディスプレイ121と、テンキー122と、カード受付機構123と、帳票出力機構124と、現金出納機構125とを備える。現金自動預払装置100は、カメラを内蔵し(図示せず)、筐体110の前面パネルに形成された撮像口110aを介して、利用者の顔や上半身を撮影できるように構成されてもよい。現金自動預払装置100はまた、利用者が、ATM取引に際して、店舗内やコールセンター内のオペレーターと専用線を介して直通通話をするためのインターフォン126を備えてもよい。筐体110の内部には、制御装置(図2参照)が収容され、また、下部には、紙幣等の現金をその種類ごとに収納した現金収納ボックスが収容されている(図示せず)。
タッチパネルディスプレイ121は、ATM取引に際して、操作ガイダンスや必要な情報を表示する画面と、当該画面に表示された内容に応じて、利用者のタッチ操作による入力を受け付けるタッチセンサーとを有する。テンキー122は、利用者によって操作される複数のボタンからなり、タッチパネルディスプレイ121に代えて、又はその補助的な入力手段として用いられる。
カード受付機構123は、スロット部123aが形成され、該スロット部123aに連通し筐体110の内部に設けられたカード読取機構(図示せず)を含んで構成される。スロット部123aは、タッチパネルディスプレイ121の画面の近傍に配置されている。カード受付機構123は、タッチパネルディスプレイ121に表示されたガイダンスに従って、利用者がスロット部123aに挿入したキャッシュカードやデビットカード等の媒体(以下、単に「カード」という。)を受け付けるとともに、ATM取引の終了後、カードを排出して利用者に返却する。カード受付機構123は、例えば、スロット部123aにセンサー(図示せず)を有し、カードが挿入されたことを検知すると、搬送ローラーを駆動して、所定の位置までカードを引き込み、カードに記憶された利用者等に関するカード情報を読み取る。カードは、磁気タイプのものであってもよいし、ICタイプのものであってもよい。
本例では、カード受付機構123のスロット部123aは、タッチパネルディスプレイ121の画面の下端部に隣接して配置されているが、これに限定されない。他の例として、画面の上端部に隣接して配置されてもよいし、左右いずれかの側端部に隣接して配置されてもよい。また、スロット部123aは、左右いずれかの側端部に隣接して配置される場合には、例えば、その長軸方向が画面の側端部に沿って配置されるようにしてもよい。
帳票出力機構124は、帳票排出部が形成され、該帳票排出部に連通する筐体110の内部に設けられた帳票印刷機構(図示せず)を含んで構成される。帳票排出部もまた、タッチパネルディスプレイ121の画面の近傍に配置されている。本例では、帳票排出部は、タッチパネルディスプレイ121の画面の下端部に隣接して配置されているが、これに限定されない。また、帳票出力機構124は、カード受付機構123の一部に組み込まれてもよい。帳票出力機構124は、ATM取引の終了に伴い、必要に応じて、該ATM取引を記録紙に印刷し、これを帳票(明細票)として出力する。
なお、現金自動預払装置100は、帳票出力機構124に代え、又はこれに加えて、通帳受付機構を備えてもよい。通帳受付機構もまた、タッチパネルディスプレイ121の画面の近傍に配置されてもよい。通帳受付機構は、タッチパネルディスプレイ121に表示されたガイダンスに従って、利用者が挿入した通帳を受け付け、記帳するとともに、ATM取引の終了後、通帳を排出して利用者に返却する。通帳受付機構は、例えば、通帳挿入口付近にセンサーを有し、通帳が挿入されたことを検知すると、搬送ローラーを駆動して、通帳を引き込み、通帳に記憶された利用者等に関する通帳情報を読み取る。
現金出納機構125は、利用者によって投入される紙幣等の現金を受け入れて鑑別、計数し、受け入れ、また、利用者に払い出す現金を鑑別、計数し、排出する。現金出納機構125は、典型的には、現金の出し入れに応じて開閉する開閉蓋を有する。
図2は、本発明の一実施形態に係る現金自動預払装置の機能的要素を示すブロックダイアグラムである。即ち、同図は、機能的な観点で抽出される現金自動預払装置100の要素間の関係を示すものである。いくつかの機能的要素は、個々に又は他と相まって、図1で示した現金自動預払装置100の部材と関連付けることができる。
即ち、同図に示すように、現金自動預払装置100は、典型的には、制御装置210と、ユーザインターフェース(UI)部220と、カード受付部230と、帳票出力部240と、現金出納部250と、現金収納部260といった機能的要素を含むものとして説明される。
制御装置210は、現金自動預払装置100の動作を統括的に制御するコンピュータ回路要素である。典型的には、制御装置210はプロセッサ及びメモリを有し、プロセッサが、メモリに記憶された各種のプログラムを実行し、これにより、制御装置210に所定の機能を実現させる。本実施形態の制御装置21は、ATM処理部211と、通信制御部212といった機能的要素を含むものとして説明される。
ATM処理部211は、ユーザインターフェース部220やカード受付部230、帳票出力部240等と相まって、ATM取引を遂行する役割を担っている。本実施形態では、ATM処理部211は、ユーザインターフェース部220の画面に表示すべき画像を生成、処理する。
通信制御部212は、ATM処理部211の制御の下、勘定系ネットワークを介して接続される勘定系ホストコンピュータや、制御系ネットワークシステムを介して接続されるコールセンターサーバと通信を行うための通信インターフェースである。
ユーザインターフェース部220は、上述したタッチパネルディスプレイ121及びテンキー122を含んで構成され、ATM処理部211の制御の下、利用者に対してインタラクティブ環境を提供する。
カード受付部230は、利用者によって挿入されるカードを受け付けて、ATM処理部211の制御の下、カードに記憶された利用者等に関する情報を読み出す。カード受付部23はまた、ATM処理部211の制御の下、受け付けたカードを利用者に返却すべく排出する。
帳票出力部240は、ATM処理部211の制御の下、ATM取引の終了に伴い、当該ATM取引に関する情報を記録紙に印刷し、これを明細票として、利用者に出力する。
現金出納部250は、ATM処理部211の制御の下、利用者との間で紙幣等の現金の受け渡しをする。現金出納部250は、例えば、利用者により現金の入金を受け付けた場合は、入金された現金を鑑別、計数し、ATM処理部211に入金情報(例えば金額、金券種別及び枚数)を通知するとともに、ATM処理部211の制御の下、入金された現金を現金収納部260に搬送する。また、利用者による入金指示を受け付けた場合は、現金出納部260は、ATM処理部311の制御の下、現金収納部260から取り出される現金を計数し、取り出し口にセットする。
図3は、本発明の一実施形態に係る現金自動預払装置におけるユーザーインターフェースに対する表示制御の処理を説明するためのフローチャートである。かかる処理は、制御装置210のプロセッサがメモリ上の所定のプログラムを実行することにより、遂行される。以下では、ユーザーインターフェース部220の画面(即ち、タッチパネルディスプレイ121の画面)に表示される各種の画面コンテンツの例を図4〜図8を参照しながら説明する。
同図示すように、現金自動預払装置100は、稼働中、例えば利用者のカード挿入を促す待ち受け画面コンテンツをユーザインターフェース部220の画面上に表示して、利用者によってカードが挿入されたか否かを監視している(STEP301)。図4は、ユーザインターフェース部220の画面に表示された待ち受け画面コンテンツの一例である。或いは、現金自動預払装置100は、常に待ち受け画面コンテンツを表示する代わりに、ユーザーインターフェース部220の画面をオフ又はスリープにし、人感センサー等の反応により待ち受け画面コンテンツを表示するようにしてもよい。現金自動預払装置100は、カードがスロット部123aに挿入されたことを検出すると(STEP301のYes)、搬送ローラーを駆動して、カードを所定の位置まで引き込む動作を開始するとともに、画面上にカード受付画面コンテンツを表示する(STEP302)。
図5(a)〜図5(c)は、ユーザインターフェース部220の画面に表示されたカード受付画面コンテンツの一例である。カード受付画面コンテンツは、例えば、スロット部123aに隣接する画面の端部の特定領域から、カードを表現するオブジェクト(以下、「カードオブジェクト」という。)が画面内に出現するようなアニメーション画像で構成される。つまり、カード受付画面コンテンツは、利用者が保持する物理的な存在のカードが、あたかも画面内の仮想空間に移入する様子を表現するアニメーション画像である。
アニメーション画像は、例えば、スロット部123aにカードの少なくとも先端部が挿入された場合に表示が開始され、スロット部123aへのカードの入り込み度合いに応じて、カードオブジェクトが徐々に画面の端部から出現する様子を表現する(図5(a))。即ち、同図に示すように、現金自動預払装置100は、カードの後端部がスロット部123aから表出している状態にあるとき、カードの後端部以外の部分に対応するカードオブジェクトの部分が画面上に表示されるように制御する。また、アニメーション画像は、カードの引き込み動作に関連して、カードオブジェクトが特定領域から移動し(図5(b))、カードがカード受付機構123内の所定の位置に到達した時点で、画面内の所定の領域にセットされる様子を表現する画像を含んでもよい(図5(c))。
図3に戻り、現金自動預払装置100は、カードを所定の位置まで引き込むと、カードに保持された情報を読み込んで、ATM取引を開始させる(STEP303)。即ち、現金自動預払装置100は、例えば、まず最初に、ATM取引の内容を利用者に選択させるため、例えば図6に示すような取引選択画面コンテンツを画面上に表示させ、利用者の入力操作に応じたATM取引を進める。ATM取引中に表示される画面コンテンツは既知のものを利用することができる。
ATM取引の処理の一例として、現金自動預払装置100は、利用者による入力操作が終了すると、勘定系コンピュータシステムに要求されたATM取引に基づくトランザクションを送信し、その結果を受信する。現金自動預払装置100は、受信した結果に応じ、ATM取引を進める。例えば、ATM取引が現金の引き出しであり、暗証番号(PIN)が正しく入力されていれば、現金自動預払装置100は、現金収納部260から指定された金額の現金を現金出納部250に排出し、利用者が現金出納部250から現金を取り出すことができるようにする。なお、現金の取り出し処理は、利用者のカードや帳票の取り忘れを防止するため、典型的には、これらの排出後に行われる。
なお、ATM取引の開始に先立って、現金自動預払装置100は、内蔵するカメラにより撮像した画像に基づいて、利用者の顔を意図的に遮蔽する不正行為等を検出し、このような不正行為があると判断する場合に、セキュリティの観点から、ATM取引を中断するように制御してもよい。
ATM取引が終了すると、現金自動預払装置100は、取引終了画面コンテンツをユーザインターフェース部220の画面上に表示して、利用者に取引内容の確認を促して、帳票の出力の有無を問い合わせる。図7は、ユーザインターフェース部220の画面に表示された取引終了画面コンテンツの一例である。この画面に対して、利用者は「必要」ボタンオブジェクトを選択すると、現金自動預払装置100は、取引内容が記載された帳票が帳票出力部240から出力されるように制御する。
図3に戻り、続いて、現金自動預払装置100は、所定の位置にセットされたカードを利用者に返却するため、搬送ローラーを駆動してカードをスロット部123aに排出する動作を開始するとともに、ユーザインターフェース部220の画面上にカード返却画面コンテンツを表示する(STEP304)。
図8は、ユーザインターフェース部220の画面に表示されたカード返却画面コンテンツの一例である。カード返却画面コンテンツは、例えば、カードオブジェクトを、画面の所定の領域から特定領域まで移動させ、最後は、画面外へ排出されていくようなアニメーション画像で構成される。つまり、カード返却画面コンテンツは、画面内の仮想空間からカードがスロット部123aに排出される様子を表現するアニメーション画像である。アニメーション画像は、例えば、カードの排出動作に関連して、カードオブジェクトが所定の領域から移動し、カードがスロット部123aに到達した時点で、画面内の特定の領域から排出される様子を表現する画像を含んでもよい。より具体的には、現金自動預払装置100は、カードの後端部がスロット部123aから表出した状態にあるとき、カードの後端部に対応するカードオブジェクトの部分が画面からはみ出て表示されないように制御する。
以上のように、本実施形態によれば、現金自動預払装置100へのカードの挿入に合わせてユーザインターフェース部220の画面端部の特定領域からカードオブジェクトが出現し、また、カードの返却に合わせて該特定領域から画面外へ排出されるように表示を制御しているので、利用者は、直感的に操作段階をイメージできるようになる。特に、本実施形態では、スロット部123aがタッチパネルディスプレイ121の画面端部の特定領域の近傍に配置されているので、物理的なカードが存在する現実空間と画面内の仮想空間とを結び付けることができ、これによって、利用者の視線をタッチパネルディスプレイ121の画面からスロット部123aに自然に移動させることができ、利用者のカードの取り忘れを有効に防止することができるようになる。
本発明は、カード等の媒体を用いたATM取引サービスを提供する現金自動預払装置に広く利用されうる。
100…現金自動預払装置
110…筐体
120…操作部
121…タッチパネルセンサー
122…テンキー
123…カード受付機構
124…通帳受付機構
125…現金出納機構
126…インターフォン
210…制御装置
211…ATM処理部
212…通信制御部
220…ユーザインターフェース部
230…カード受付部
240…通帳受付部
250…現金出納部
260…現金収納部

Claims (8)

  1. 利用者にATM取引サービスを提供するための現金自動預払装置であって、
    前記利用者に対して前記ATM取引サービスを提供するための情報を画面に提示しつつ、前記利用者から入力される取引情報を受け付けるユーザインターフェース部と、
    前記ユーザインターフェース部の近傍に配置されたスロット部を有し、前記スロット部を介して前記利用者によって挿入される媒体を受け付け、前記媒体に保持された情報を読み取る媒体受付部と、
    前記ユーザインターフェース部から受け付けた前記取引情報に基づいてATM処理を行う制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記媒体受付部が前記スロット部から前記媒体を受け付けた場合に、前記スロット部に近い前記画面の第1の領域から前記媒体を表現するオブジェクトが出現する第1のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御し、
    前記媒体受付部が前記媒体を前記スロット部に排出する場合に、前記オブジェクトが前記ユーザインターフェースの少なくとも前記第1の領域において消滅する第2のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御する、
    現金自動預払装置。
  2. 前記媒体受付部は、前記ユーザインターフェース部の前記画面の一端に隣接して配置される、請求項1に記載の現金自動預払装置。
  3. 前記制御装置は、前記媒体受付部が前記媒体を前記スロット部に排出し始めた場合に、前記画面上の前記第2のアニメーション画像の表示が開始されるように制御する、請求項2に記載の現金自動預払装置。
  4. 前記制御装置は、前記媒体の後端部が前記スロット部から表出した状態にあるとき、前記媒体の後端部に対応する前記オブジェクトの部分が前記画面からはみ出て表示されないように制御する、請求項3に記載の現金自動預払装置。
  5. 前記制御装置は、前記媒体受付部の前記スロット部に前記媒体の少なくとも先端部が挿入された場合に、前記画面上の前記第1のアニメーション画像の表示が開始されるように制御する、請求項2に記載の現金自動預払装置。
  6. 前記制御装置は、前記媒体の後端部が前記スロット部から表出している状態にあるとき、前記媒体の後端部以外の部分に対応する前記オブジェクトの部分が前記画面上に表示されるように制御する、請求項5に記載の現金自動預払装置。
  7. 前記制御装置は、前記媒体受付部が前記媒体を所定の位置まで搬送した状態で、前記オブジェクトが前記画面の第2の領域に表示されるように制御する、請求項6に記載の現金自動預払装置。
  8. 利用者にATM取引サービスを提供するための現金自動預払装置のユーザインターフェースの制御方法であって、
    前記ユーザインターフェース部の近傍に配置されたスロット部を介して前記利用者によって挿入される媒体を受け付けるステップと、
    前記スロット部から前記媒体を受け付けた場合に、前記スロット部に近い前記ユーザインターフェースの画面の第1の領域から前記媒体を表現するオブジェクトが出現する第1のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御するステップと、
    前記利用者に対して前記ATM取引サービスを提供するための情報を画面に提示しつつ、前記利用者から入力される取引情報を受け付け、該取引情報に基づいてATM処理を行うステップと、
    前記媒体を前記スロット部に排出する場合に、前記オブジェクトが前記ユーザインターフェースの少なくとも前記第1の領域において消滅する第2のアニメーション画像が前記画面上に表示されるように制御するステップと、
    を含むユーザインターフェースの制御方法。
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