JP2009110057A - 取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取引にかかる手数料を徴収する部分に障害が発生し、手数料の徴収が行えない状態になったときでも、取引が行える状態であれば、本体を停止させることなく、稼働させることができる取引処理装置を提供する。
【解決手段】手数料徴収ユニット3が、両替ユニット2で処理する両替取引にかかる手数料を徴収する。この手数料徴収ユニット3は、手数料を現金で徴収する。また、前記手数料徴収ユニット3において、手数料の徴収を行うかどうかの設定が、両替ユニット2で行える。したがって、手数料徴収ユニット3に障害が発生したときには、運用形態を手数料徴収ありから、手数料徴収なしに切り替えることで、利用者に対する両替取引が行える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入力された取引データに基づいて取引を処理する取引処理装置に関し、特に処理する取引にかかる手数料を徴収する取引処理装置に関する。
従来、銀行等の金融機関では、両替取引を処理する両替機を設置し、両替取引を行う利用者の利便性の向上や、窓口業務を低減している。両替機における両替取引は、これまで、手数料を徴収しない無料扱いで処理していたが、最近、手数料を徴収する有料化が検討され始めている。手数料を徴収して両替取引を処理する両替機としては、例えば特許文献1、2等に記載されたものがある。
特許文献1に記載されている両替機は、両替取引を処理するときに、キャッシュカードを受け付け、このキャッシュカードが自行のものであれば、この両替取引にかかる手数料を該当する口座(受け付けたキャッシュカードに対応する口座)から徴収する。また、キャッシュカードが他行のものであれば、デビット決済にて手数料を徴収する。
また、特許文献2に記載されている両替機は、両替取引にかかる手数料をプリペイド方式(前払い方式)で徴収する構成である。また、この特許文献2に記載されている両替機は、両替金額や両替貨幣の形態等に応じて、手数料を徴収するか否かの設定が行える。
特開2004−355540号公報 特開2002−163698号公報
しかしながら、上述した従来の両替機は、両替取引にかかる手数料を徴収する部分に障害が発生し、手数料の徴収が行えない状態になると、両替を行う部分に障害が発生していなくても、本体を停止させなければならなかった。また、両替機の停止により、両替取引を行う利用者が窓口に集まり、窓口が利用者で混雑する。その結果、利用者の待ち時間が増加し、利用者に対するサービスが低下するとともに、金融機関では、窓口業務が混乱するという問題があった。
この発明の目的は、取引にかかる手数料を徴収する部分に障害が発生し、手数料の徴収が行えない状態になったときでも、取引が行える状態であれば、本体を停止させることなく、稼働させることができる取引処理装置を提供することにある。
この発明の取引処理装置は、上述した問題を解決し、その目的を達するために以下の構成を備えている。
取引処理手段が、入力された取引データに基づいて取引を処理する。取引処理手段は、例えば両替取引を処理する。手数料徴収手段が、取引処理手段が処理する取引にかかる手数料を徴収する。この手数料徴収手段は、手数料を、現金で徴収する構成としてもよいし、キャッシュカードを利用した口座引き落としや、プリペイドカードによる引き落とし等、で徴収する構成としてもよい。また、手数料徴収設定手段が、前記手数料徴収手段による手数料の徴収を行うかどうかを設定する。そして、切替手段が、前記手数料徴収設定手段における設定に応じて、前記手数料徴収手段により手数料を徴収して前記取引処理手段で取引を処理する第1の運用形態と、前記手数料徴収手段により手数料を徴収することなく前記取引処理手段で取引を処理する第2の運用形態と、を切り替える。
したがって、手数料徴収設定手段で手数料の徴収を行うかどうかの設定を行うことにより、取引処理手段が処理する取引にかかる手数料を徴収する運用と、取引処理手段が処理する取引にかかる手数料を徴収しない運用と、の切り替えが簡単に行える。このため、手数料徴収手段に障害が発生し、手数料の徴収が行えない状態になったときであっても、取引処理手段で取引が処理できる状態であれば、手数料徴収設定手段で手数料の徴収を行わない設定にすることで、本体を停止させることなく、稼働させることができる。
また、手数料徴収手段が、現金、キャッシュカードを利用した口座引き落とし、プリペイドカードによる引き落とし等、手数料の徴収方法が異なる徴収機能を複数有している場合には、徴収機能毎に有効、または無効にかかる設定が行えるようにしてもよい。この場合には、いずれかの徴収機能に障害が発生した場合に、他の徴収機能で手数料を徴収することができる状態であれば、障害が発生した徴収機能での手数料を徴収を無効にするとともに、障害が発生していない他の徴収機能で手数料を徴収して、取引処理手段で取引を処理する運用形態で本体を稼働させることができる。例えば、手数料を現金で徴収する機能に障害が発生した場合、キャッシュカードを利用した口座引き落とし、プリペイドカードによる引き落とし等で手数料を徴収し、取引処理手段で取引を処理する運用形態で本体を稼働させることができる。ただし、手数料を現金で徴収する両替取引については、停止される。
また、前記手数料徴収手段により手数料を徴収して前記取引処理手段が処理した取引と、前記手数料徴収手段により手数料を徴収しないで前記取引処理手段が処理した取引と、を区別して集計し、これを印字出力することにより、手数料を徴収して処理した取引と、手数料を徴収しないで処理した取引との確認が容易に行える。
この発明によれば、障害が発生し、取引にかかる手数料の徴収が行えない状態になったときであっても、取引が処理できる状態であれば、本体を停止させることなく稼働させることができる。
以下、この発明の実施形態である取引処理装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である取引処理装置の外観を示す図である。図2は、この取引処理装置の構成を示すブロック図である。この取引処理装置1は、両替取引を処理する装置である。取引処理装置1は、両替取引を処理する両替ユニット2と、両替取引にかかる手数料を現金で徴収する手数料徴収ユニット3と、を備えている。この取引処理装置1は、手数料徴収ユニット3で手数料を徴収し、両替ユニット2で両替取引を処理する。
両替ユニット2は、図2に示すように、主制御部11と、貨幣入出金部12と、カード処理部13と、硬貨処理部14と、紙幣処理部15と、帳票処理部16と、顧客操作部17と、係員操作部18と、音声案内処理部19と、通信処理部20と、を備えている。主制御部11は、両替ユニット2各部の動作を制御する。貨幣入出金部12は、両替ユニット2本体前面に設けられている、紙幣入出金口5、バラ硬貨入出金口6、および包装硬貨出金口7に設けられているシャッタを個別に開閉する。紙幣入出金口5では、利用者による入金紙幣の投入の受け付けや、利用者に対する出金紙幣の放出が行われる。バラ硬貨入出金口6では、利用者による入金硬貨の投入の受け付けや、利用者に対する出金硬貨の放出が行われる。包装硬貨出金口7では、利用者に対する包装硬貨の放出が行われる。カード処理部13は、本体前面に設けられたカード挿入口13aから挿入されたカードを受け付け、そのカードに記録されているカード情報の読み取りや、カード情報の書き込みを行う。カード処理部13が受け付けるカードは、カード所有者を特定することができる情報が記録されているカードであり、例えばキャッシュカードや、両替カードである。
紙幣処理部15は、本体内部に設けられている紙幣カートリッジ(不図示)と、紙幣入出金口5との間で入出金紙幣を搬送するとともに、搬送している入出金紙幣の金種や真偽を鑑別する。硬貨処理部14は、本体内部に設けられているバラ硬貨カートリッジ(不図示)と、硬貨入出金口6との間で入出金されるバラ硬貨を搬送するとともに、搬送している入出金硬貨の金種や真偽を鑑別する。また、硬貨処理部14は、本体内部に設けられている包装硬貨カートリッジ(不図示)に収納されている包装硬貨を包装硬貨出金口7に搬送する。ここで言うバラ硬貨とは、1枚ずつにバラされている硬貨であり、包装硬貨とは、所定枚数(通常50枚)の硬貨を包装した硬貨である。帳票処理部16は、両替取引にかかる取引伝票を印字して発行するとともに、この取引伝票の控え伝票を本体内部に収納する。取引伝票は、本体前面に設けられている伝票発行口(不図示)から放出される。顧客操作部17は、本体前面に設けられている表示器17aにおける案内表示画面の表示制御を行うとともに、この表示器17aの画面上に取り付けられたタッチパネルの押圧位置を検知することで、利用者の入力操作を受け付ける。係員操作部18は、両替ユニット2本体内部に設けられており、障害復旧にかかる入力操作や、保守点検にかかる入力操作を受け付ける。音声案内処理部19は、利用者である顧客に対する操作案内等を音声で行う。通信処理部20は、手数料徴収ユニット3との通信を処理する。
また、手数料徴収ユニット3は、制御部31と、硬貨処理部32と、表示制御部33と、通信処理部34と、を備えている。制御部31は、手数料徴収ユニット3を構成する各部の動作を制御し、両替ユニット2で処理する両替取引にかかる手数料を現金で徴収する。図3は、手数料徴収ユニットの操作案内パネルを示す図である。硬貨処理部32は、操作案内パネル3aに設けられた硬貨投入口32aにおいて投入された硬貨を処理する。表示制御部33は、操作案内パネル3aに設けられた手数料残額表示部33a、受付金種表示部33b、返却表示部33cにおける表示を制御する。手数料残額表示部33aには、両替ユニット2で処理する両替取引にかかる手数料の残額が表示される。また、金額表示部33は、硬貨投入口32aから硬貨が投入される毎に、手数料の残額を更新し、手数料残額表示部33aに表示する。受付金種表示部33bは、6種類の流通硬貨(500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨、および1円硬貨)の表示マークを有し、表示制御部33が各金種の表示マークの点灯、消灯を制御し、利用可能な硬貨の金種を利用者に認識させる。返却表示部33cは、硬貨投入口32aに投入された硬貨を、返却口3bに返却したときに、表示制御部33が返却表示部33cを一定時間(数秒)だけ点灯、または点滅させて、利用者に硬貨の返却を認識させる。
また、操作案内パネル3aには、返却ボタン32bが設けられており、この返却ボタン32bが押下されたときに、硬貨処理部32が今回の取引で硬貨投入口32aから投入された硬貨を全て返却口3bに放出する。通信処理部34は、両替ユニット2との通信を処理する。
この実施形態の取引処理装置1は、両替ユニット2で処理する両替取引について、手数料を徴収する運用形態で動作させるか、または手数料を徴収しない運用形態で動作させるか、の設定が行える。この設定は、係員操作部18における入力操作で行える。上述したように、係員操作部18は、装置本体内部に設けられており、利用者が勝手に操作することができない。すなわち、両替ユニット2で処理する両替取引について、手数料を徴収するかどうかを、利用者が勝手に設定することはできない。図4は、係員操作部18において表示される、両替ユニット2で処理する両替取引について手数料を徴収するかどうかの設定画面を示す図である。係員は、この図4に示す設定画面で、「あり」または「なし」を選択することで、両替ユニット2で処理する両替取引について手数料を徴収するかどうかの設定が行える。また、「取消」が操作されたときには、今回の「あり」または「なし」を選択する操作を無効にし、「終了」が操作されたときには、その時点で選択されている状態を有効にする。
主制御部11は、第1の記憶領域11a、第2の記憶領域11b、および第3の記憶領域11cを有するメモリ(不図示)を備えている(図5参照)。第1の記憶領域11aは、その時点で動作時に用いる各種項目についての設定を記憶する領域であり、設定された運用形態に応じて設定内容を変更する項目と、設定された運用形態にかかわらず設定内容が同一である項目と、に分けて記憶する。第2の記憶領域11bは、運用形態が手数料徴収ありであるときに、設定内容が個別に設定できる項目についての設定内容を記憶する。。第3の記憶領域11cは、運用形態が手数料徴収なしであるときに、設定内容が個別に設定できる項目についての設定内容を記憶する。主制御部11は、手数料徴収ありに切り替えられたときには、第1の記憶領域11aにおける運用形態に応じて設定内容を変更する各項目について、その設定内容を第2の記憶領域11bが記憶する設定内容に変更する。反対に、運用形態が手数料徴収なしに切り替えられたときには、第1の記憶領域11aにおける運用形態に応じて設定内容を変更する各項目について、その設定内容を第3の記憶領域11cが記憶する設定内容に変更する。第1の記憶領域11aにおける運用形態にかかわらず設定内容が同一である項目については、運用形態の変更が行われても、設定内容を変更することはない。
なお、第1の記憶領域11aにおける設定された運用形態に応じて設定内容を変更する項目、および設定されている運用形態にかかわらず設定内容が同一である項目については、設定内容を係員操作部18で直接設定することもできる。また、第2の記憶領域11bが設定内容を記憶する項目、および第3の記憶領域11cが設定内容を記憶する項目についても、設定内容を係員操作部18で設定できる。第1の記憶領域11aに記憶する、設定された運用形態に応じて設定内容を変更する項目、第2の記憶領域11bが設定内容を記憶する項目、および第3の記憶領域11cが設定内容を記憶する項目は、同じである。
図6は、メモリが記憶する各種項目の設定内容を示す図であり。設定されている運用形態に応じて設定内容を変更する項目(運用毎に設定可能な項目)には、図6に示すようにキャッシュカード運用、両替カード運用、明細票発行、手数料徴収、キャッシュカードの両替上限、両替カードの両替上限、紙幣両替限度枚数、包装硬貨両替限度本数、硬貨両替限度枚数、手数料設定、時間外手数料設定等の項目がある。キャッシュカード運用は、両替取引において、キャッシュカードを必要とするかどうかを設定する項目である。両替カード運用は、両替取引において、両替カードを必要とするかどうかを設定する項目である。キャッシュカード運用および両替カード運用の両方がありの場合は、キャッシュカードまたは両替カードのどちらでも両替取引が行える。明細票発行は、両替取引時に明細票を発行するかどうかを設定する項目である。手数料徴収は、両替取引にかかる手数料を徴収するかどうかを設定する項目である。キャッシュカードの両替上限は、キャッシュカード運用ありである場合に、キャッシュカードが使用された両替取引における両替枚数の上限を示す。両替カードの両替上限は、両替カード運用ありである場合に、両替カードが使用された両替取引における両替枚数の上限を示す。紙幣両替限度枚数は、1回の両替取引において、両替できる紙幣の上限枚数である。包装硬貨両替限度本数は、1回の両替取引において、両替できる包装硬貨の上限本数である。硬貨両替限度枚数は、1回の両替取引において、両替できる硬貨の上限枚数である。手数料設定は、手数料徴収ありの場合に、徴収する手数料を規定する。時間外手数料設定は、手数料徴収ありの場合に、時間外に徴収する手数料を規定する。第2の記憶領域11bには、設定されている運用形態に応じて設定内容を変更する項目毎に、例えば、図6に示す「手数料徴収ありに切り替える場合の変更内容」の欄に記載した設定内容が記憶される。また、第3の記憶領域11cには、例えば図6に示す「手数料徴収なしに切り替える場合の変更内容」の欄に記載した設定内容が記憶される。
また、設定されている運用形態にかかわらず設定内容が同一である項目(全運用形態で共通の項目)には、キャッシュカードの指定、および両替カードの指定がある。キャッシュカードの指定は、キャッシュカード運用であるときに、有効とするキャッシュカードを規定する項目である。また、両替カードの指定は、両替カード運用であるときに、有効とする両替カードを規定する項目である。
第1の記憶領域11aは、設定されている運用形態にかかわらず設定内容が同一である項目についての設定内容を記憶するとともに、設定されている運用形態に応じて設定内容を変更する項目についての設定内容を記憶する。また、上述したように、手数料徴収ありに切り替えられたときには、第1の記憶領域11aにおける運用形態に応じて設定内容を変更する各項目について、その設定内容を第2の記憶領域11bが記憶する設定内容に書き替え、反対に手数料徴収なしに切り替えられたときには、第1の記憶領域11aにおける運用形態に応じて設定内容を変更する各項目について、その設定内容を第3の記憶領域11cが記憶する設定内容に書き替える。
この実施形態の取引処理装置1は、第1の記憶領域11aに記憶している設定内容に基づいて、本体の動作を制御する。ここで、手数料徴収あり、または手数料徴収なしにかかる運用形態の変更が行われたときの動作について説明する。図7は、この運用形態変更処理を示すフローチャートである。取引処理装置1は、係員操作部18において、運用形態の変更にかかる入力操作が行われると(s1)、運用形態を手数料徴収ありに変更する操作であるか、手数料なしに変更する操作であるかを判定する(s2)。s2で手数料ありに変更する操作であると判定すると、第1の記憶領域11aに記憶している運用形態に応じて設定内容を変更する項目を、第2の記憶領域11bに記憶する各項目の設定内容に基づいて更新する(s3)。また、s2で手数料なしに変更する操作であると判定すると、第1の記憶領域11aに記憶している運用形態に応じて設定内容を変更する項目を、第3の記憶領域11cに記憶する各項目の設定内容に基づいて更新する(s4)。
取引処理装置1は、このs3、またはs4にかかる処理を行うことで、両替取引にかかる動作を切り替える。また、両替取引にかかる手数料徴収の運用開始日まで、取引処理装置1を手数料徴収なしの状態で稼働させておき、係員が運用開始日当日に運用形態を手数料徴収ありに切り替えて稼働することができるので、運用開始日の混乱も抑えられる。
次に、この取引処理装置1の両替取引の動作について説明する。ここでは、取引処理装置1は、図6に示す設定内容で動作するものとする。まず、運用形態が手数料徴収ありに設定されている場合について説明する。図8は、運用形態が手数料徴収ありである場合の両替取引を示すフローチャートである。取引処理装置1は、両替ユニット2のカード処理部13において、キャッシュカード、または両替カードの挿入を待つ(s11、s12)。両替ユニット2は、キャッシュカード、または両替カードが挿入されると、挿入されたカードからカード情報を読み取る(s13)。両替ユニット2は、貨幣入出金部12が、紙幣入出金口5、バラ硬貨入出金口6に設けられたシャッタを開し、両替取引にかかる入金貨幣の投入を受け付ける(s14)。両替ユニット2は、紙幣処理部15で今回投入された入金紙幣を処理してその金額を検出するとともに、硬貨処理部14で今回投入された入金硬貨を処理してその金額を検出し、これらの合計を入金金額として算出する(s15)。
なお、s15では、入金紙幣や入金硬貨について、真偽の鑑別を行っており、不適当な紙幣や硬貨については利用者に返却する。
両替ユニット2は、s15で算出した入金金額に対して、放出する紙幣や硬貨の枚数を受け付ける(s16)。s16では、利用者が顧客操作部17において、硬貨、および紙幣の種類毎に、その枚数を入力する。両替ユニット2は、今回の両替取引が可能であるかどうかを判定する(s17)。s17では、s16で受け付けた内容が、第1の記憶領域11aに記憶している各項目の設定内容に対して不適性なものがあるかどうかを判定している。両替ユニット2は、s17で不適性なものがあれば、その設定の変更入力を利用者に対して要求し(s18)、s16に戻る。
両替ユニット2は、s17で取引可であると判定すると、今回の両替取引にかかる手数料を算出する(s19)。両替ユニット2は、s19で算出した手数料を手数料徴収ユニット3に通知する。
手数料徴収ユニット3は、両替ユニット2から通知された金額の手数料が投入されるのを待つ(s20)。手数料徴収ユニット3は、s20で操作案内パネル3aの手数料残額表示部33aに投入すべき手数料の金額を表示し、利用者によって硬貨が投入される毎に、この手数料残額表示部33aの金額を更新する。手数料徴収ユニット3は、利用者によって手数料が投入されると、手数料の徴収完了を両替ユニットに通知する。
両替ユニット2は、手数料徴収ユニット3における手数料の徴収が完了すると、今回の両替取引で利用者によって指示された、出金紙幣、バラ硬貨、包装硬貨を放出する(s21)。また、帳票処理部16において、今回の両替取引の取引内容を印字した取引伝票を発行するとともに、s11、またはs12で受け付けたカード(キャッシュカード、または両替カード)を放出し(s22、s23)、本処理を終了する。
このように、取引処理装置1は、運用形態が手数料徴収ありに設定されているときには、手数料徴収ユニット3で手数料の徴収が現金で行える。
次に、手数料徴収なしに設定されているときの取引処理装置1の動作について説明する。図9は、運用形態が手数料徴収なしである場合の、両替取引を示すフローチャートである。この図9では、図8に示した処理と同じ処理については、同じステップ番号を付している。この運用形態では、キャッシュカードや両替カードを必要としない。取引処理装置1は、両替ユニット2の顧客操作部17において、両替取引開始にかかる入力操作が行われるのを待つ(s31)。両替ユニット2は、両替取引開始にかかる入力操作が行われると、上述したs14〜s18にかかる処理を実行する。また、両替ユニット2は、s17で取引可であると判定すると、上述したs21にかかる処理を実行し、本処理を終了する。
このように、取引処理装置1は、運用形態が手数料徴収なしに設定されているときには、手数料徴収ユニット3において、両替取引にかかる処理を何ら行わない。すなわち、運用形態が手数料徴収なしに設定しているときには、手数料徴収ユニット3が発生した障害によって正常に動作しない状態であっても、取引処理装置1で両替取引が処理できる。したがって、手数料徴収ユニット3に障害が発生したときには、係員操作部18において、運用形態を手数料徴収ありから、手数料徴収なしの運用形態に切り替えることで、利用者に対して両替取引が行える。これにより、利用者に対するサービスの低下が抑えられるとともに、窓口業務の混乱も抑えられる。
また、取引処理装置1において、手数料徴収ありで処理した両替取引と、手数料徴収なしで処理した両替取引と、について取引内容を区別して管理することで、両替取引の管理が適正に行える。取引内容の管理は、取引内容を記憶する記憶媒体に、手数料徴収ありで処理した両替取引の取引内容を記憶する領域と、手数料徴収なしで処理した両替取引の取引内容を記憶する領域と、を設け、両替取引毎に手数料を徴収したかどうかによって、その取引内容を対応する記録媒体の領域に蓄積的に記憶することにより行える。記憶媒体に記憶した取引内容に基づいて、取引ログを印字出力する構成を設けてもよい。この場合、取引ログは、手数料徴収ありで処理した両替取引と、手数料徴収なしで処理した両替取引と、を区別して印字するのが好ましい。
また、上記実施形態では、係員操作部18における係員の操作によって、運用形態を切り替えるとしたが、手数料徴収ユニット3に障害が発生しているかどうかを検知する機能を、両替ユニット2に設け、この両替ユニット2が、手数料徴収ユニット3に障害が発生していることを検知したときに、運用形態を手数料徴収なしに自動的に切り替える構成としてもよい。
次に、この発明の別の実施形態について説明する。この実施形態の取引処理装置1は、上述の構成と同じであるが、図10に示すように、手数料なしの運用形態で使用する項目の設定内容を異ならせたものである。上述した実施形態と異なるのは、手数料徴収なしの設定でも、キャッシュカード運用、両替カード運用をありとし、明細票発行を縮退可能とした点である。
取引処理装置1は、この場合も、運用形態が手数料徴収ありに設定されている場合には、図8に示した処理を実行する。また、運用形態が手数料徴収なしに設定されている場合には、図11に示す処理を実行する。図11においても、図8と同じ処理については、同じステップ番号を付している。取引処理装置1は、上述したs11〜s18にかかる処理を実行する。両替ユニット2は、s17で取引可であると判定すると、上述したs21にかかる処理を実行し、縮退可能として設定されている帳票処理部16に障害が発生していないかどうかを判定する(s41)。s41では、取引内容を印字した取引伝票の発行が可能であるかどうかを判定している。両替ユニット2は、s41で帳票処理部16に障害が発生していない(取引伝票が発行可能である。)と判定すると、上述したs22、s23にかかる処理を実行し、本処理を終了する。また、s41で帳票処理部16に障害が発生していると判定すると、上述したs22にかかる処理を行うことなく、s23にかかる処理を実行し、本処理を終了する。
この場合には、運用形態が手数料徴収なしであるときにも、両替ユニット2の帳票処理部16に障害が発生していないときには、取引内容を印字した取引伝票を利用者に発行することができる。また、帳票処理部16に障害が発生しているときには、取引伝票の発行を中止した縮退モードで動作させるので、帳票処理部16に障害が発生しているかどうかにかかわらず、両替取引を継続することができる。
図10の設定において、当初の運用開始時には、第1の記憶領域11aの設定をキャッシュカード運用あり、且つ両替カード運用ありにしておくと、手数料徴収を開始するまでの期間は、図9に示す処理によって取引を行う。その後、手数料徴収ありに切り替えた際は図8に示す処理によって取引を行う。さらに、一旦手数料徴収ありに切り替えた後に、手数料徴収なしに切り替えた際は図11に示す処理によって取引を行う。すなわち、第1の記憶領域11aによって手数料徴収を開始するまでの運用、第2の記憶領域11bによって手数料徴収を行う場合の運用、第3の記憶領域11cによって手数料徴収を開始した後に、手数料徴収をやめる場合の運用、にかかる設定が行える。
このように、運用形態に応じて設定内容を変更することができるので、取引処理装置1をそのときの状態に応じて動作させることもできる。
また、設定されている運用形態が手数料徴収なしであっても、キャッシュカード、または、両替カードを必要としているので、利用者を特定することができる。したがって、後で口座等から手数料を徴収するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態では、両替取引を行う取引処理装置を例にして本願発明を説明したが、両替取引以外の取引を処理する装置にも、本願発明を適用することができる。また、上記実施形態では、手数料を現金で徴収するとしたが、口座引き落としや、プリペイドカードからの引き落とし等で行う構成としてもよい。
この発明の実施形態である取引処理装置の外観を示す図である。 この発明の実施形態である取引処理装置の構成を示す図である。 手数料徴収ユニットの操作案内パネルを示す図である。 手数料徴収あり、なしを設定する設定画面を示す図である。 主制御部に設けられているメモリの記憶領域の構成を示す図である。 手数料徴収あり、なしで動作するときの、各項目の設定内容を示す図である。 手数料徴収あり、なしを切り替える動作を示すフローチャートである。 手数料徴収ありである場合の両替取引を示すフローチャートである。 手数料徴収なしである場合の両替取引を示すフローチャートである。 別の例にかかる手数料徴収あり、なしで動作するときの、各項目の設定内容を示す図である。 別の例にかかる手数料徴収なしである場合の両替取引を示すフローチャートである。
符号の説明
1−取引処理装置
2−両替ユニット
3−手数料徴収ユニット
11−主制御部11
12−貨幣入出金部
13−カード処理部
14−硬貨処理部
15−紙幣処理部
16−帳票処理部
17−顧客操作部
18−係員操作部
19−音声案内処理部
20−通信処理部
31−制御部
32−硬貨処理部
33−表示制御部
34−通信処理部

Claims (6)

  1. 入力された取引データに基づいて取引を処理する取引処理手段と、
    前記取引処理手段が処理する取引にかかる手数料を徴収する手数料徴収手段と、
    前記手数料徴収手段による手数料の徴収を行うかどうかを設定する手数料徴収設定手段と、
    前記手数料徴収設定手段における設定に応じて、前記手数料徴収手段により手数料を徴収して前記取引処理手段で取引を処理する第1の運用形態と、前記手数料徴収手段により手数料を徴収することなく前記取引処理手段で取引を処理する第2の運用形態と、を切り替える切替手段と、を備えた取引処理装置。
  2. 前記手数料徴収手段は、手数料を現金で徴収する手段である、請求項1に記載の取引処理装置。
  3. 前記手数料徴収手段は、手数料の徴収方法が異なる徴収機能を複数有し、徴収機能毎に、有効または無効にかかる設定が行える手段である、請求項1または2に記載の取引処理装置。
  4. 前記手数料徴収手段により手数料を徴収して前記取引処理手段が処理した取引と、前記手数料徴収手段により手数料を徴収しないで前記取引処理手段が処理した取引と、を区別して集計する集計手段と、を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の取引処理装置。
  5. 前記集計手段により区別して集計された、前記手数料徴収手段により手数料を徴収して前記取引処理手段が処理した取引と、前記手数料徴収手段により手数料を徴収しないで前記取引処理手段が処理した取引と、の集計結果を印字出力する印字手段と、を備えた請求項4に記載の取引処理装置。
  6. 前記取引処理手段は、両替取引を処理する手段である、請求項1〜5のいずれかに記載の取引処理装置。
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