JP2015161955A - 両替システム - Google Patents
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Abstract
【課題】金融機関等に設置されたキャッシュコーナーにおいて両替サービスを提供する場合に、装置の設置スペースの柔軟性を向上させる。
【解決手段】第一の装置と、該第一の装置とネットワークを介して接続された第二の装置とを備える両替システムであって、利用者に対して出金される包装硬貨に関する情報を作成する、第二の装置の作成部は、第二の装置の読取部で読み取られた利用者の情報と、包装硬貨として両替出金する貨幣の情報とを基に、前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成し、第二の装置の貨幣取扱部は、包装硬貨以外の貨幣を両替出金し、第一の装置の制御部は、第一の装置の読取部で読み取られた利用者の情報が第一の装置の格納部に含まれるか判定し、前記判定の結果に応じて、第一の装置の包装硬貨出金部より包装硬貨を両替出金する。
【選択図】図1
【解決手段】第一の装置と、該第一の装置とネットワークを介して接続された第二の装置とを備える両替システムであって、利用者に対して出金される包装硬貨に関する情報を作成する、第二の装置の作成部は、第二の装置の読取部で読み取られた利用者の情報と、包装硬貨として両替出金する貨幣の情報とを基に、前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成し、第二の装置の貨幣取扱部は、包装硬貨以外の貨幣を両替出金し、第一の装置の制御部は、第一の装置の読取部で読み取られた利用者の情報が第一の装置の格納部に含まれるか判定し、前記判定の結果に応じて、第一の装置の包装硬貨出金部より包装硬貨を両替出金する。
【選択図】図1
Description
本発明は、両替システムに関する。
金融機関等に設置されたキャッシュコーナーで包装硬貨への両替処理を実行する場合、棒金硬貨の出金部を搭載した自動両替装置を用いる。自動両替装置は、所定枚数の硬貨を金種別に包装した包装硬貨を取り扱うことが一般的である。
特許文献1には、包装硬貨払出装置への包装硬貨の補充を大幅に不足なく行うことができるようにするとともに、作業ミスの防止と作業性の向上を図るための包装硬貨処理システムが記載されている。
特許文献1に記載されたような包装硬貨払出装置の場合、包装硬貨への両替が可能であるが、紙幣への両替や、包装硬貨より少ない枚数の硬貨(バラ硬貨)への両替にも対応する場合には、紙幣を取り扱う紙幣処理部や、バラ硬貨を取り扱う硬貨処理部を自動両替装置に設ける必要がある。この場合、自動両替取引装置は、一般的な自動取引装置(Automated Teller Machine、ATM)に比べて横幅が長くなる(ATMの横幅が約570mmである一方、自動両替装置の横幅は約700mmである)。そのため、自動両替取引装置を設置する際に、広い設置スペースが必要となっていた。
本発明は、装置の横幅が短い自動両替装置とATMとの間で両替処理を連携させることにより、金融機関等に設置されたキャッシュコーナーにおいて両替サービスを提供する場合に、装置の設置スペースの柔軟性を向上させることを主な目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、第一の装置と、該第一の装置とネットワークを介して接続された第二の装置とを備える両替システムであって、前記第一の装置は、利用者の情報を読み取る第一の読取部と、包装硬貨を両替出金する包装硬貨出金部と、利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を格納する格納部と、制御部と、を備え、前記第二の装置は、利用者の情報を読み取る第二の読取部と、包装硬貨以外の貨幣の入金処理、出金処理及び鑑別処理を実行する貨幣取扱部と、前記利用者に対して出金される包装硬貨に関する情報を作成する作成部と、を備え、前記作成部は、前記第二の読取部で読み取られた利用者の情報と、包装硬貨として両替出金する貨幣の情報とを基に、前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成し、前記貨幣取扱部は、前記包装硬貨以外の貨幣を両替出金し、前記制御部は、前記第一の読取部で読み取られた利用者の情報が前記格納部に含まれるか判定し、前記判定の結果、該利用者の情報が前記格納部に含まれる場合、前記包装硬貨出金部より包装硬貨を両替出金することを特徴とする。
装置の横幅が短い自動両替装置とATMとの間で両替処理を連携させることにより、金融機関等に設置されたキャッシュコーナーにおいて両替サービスを提供する場合に、装置の設置スペースの柔軟性を向上させることが可能となる。
[実施例1]
以下、図1〜図19を参照して、本実施形態について説明する。
図1は、両替システムSの全体構成図である。両替システムSは、包装硬貨処理装置(包装硬貨出金装置、第一の装置)1と、ATM(Automated Teller Machine、自動取引装置、第二の装置)2と、ルータ3と、第1のネットワーク4と、ホストコンピュータ5と、第2のネットワーク6とから構成されている。これらの構成のうち、包装硬貨処理装置1と、ATM2と、ルータ3と、第1のネットワーク4とは、同一の店舗(金融機関の営業店、小売店に設置されたATMスペースなど)に設置される。
以下、図1〜図19を参照して、本実施形態について説明する。
図1は、両替システムSの全体構成図である。両替システムSは、包装硬貨処理装置(包装硬貨出金装置、第一の装置)1と、ATM(Automated Teller Machine、自動取引装置、第二の装置)2と、ルータ3と、第1のネットワーク4と、ホストコンピュータ5と、第2のネットワーク6とから構成されている。これらの構成のうち、包装硬貨処理装置1と、ATM2と、ルータ3と、第1のネットワーク4とは、同一の店舗(金融機関の営業店、小売店に設置されたATMスペースなど)に設置される。
包装硬貨処理装置1は、後述の通り、包装硬貨を出金する装置である。そのため、ATM2に比べて簡略化され、小型化された構成である。ATM2は、利用者の操作により、貨幣の入金や出金等の取引を行う自動取引装置である。なお、包装硬貨処理装置1及びATM2は、店舗の利用状況に応じて、それぞれ複数台設置されても良い。
ルータ3は、ATM2とホストコンピュータ5との間で、入出金取引、振込取引、残高照会等の各種取引においてデータの送受信が行われる際に介される通信部である。なお、包装硬貨処理装置1とホストコンピュータ5との間ではデータの送受信が行われない。
第1のネットワーク4は、包装硬貨処理装置1と、ATM2と、ルータ3との間でデータが送受信される際に用いられるネットワークである。具体例として、第1のネットワーク4は、LAN(Local Area Network)が一般的であるが、これに限られるものではない。すなわち、包装硬貨処理装置1は、ホストコンピュータ5との関係においてはオフライン状態であるが、ATM2との関係においては、第1のネットワーク4を介して通信可能な状態である。
ホストコンピュータ5は、ATMの利用者の口座情報、口座残高等を記憶しており、上述の通り、ATM2とデータの送受信を行うコンピュータである。
第2のネットワーク6は、第1のネットワーク4よりも広域のネットワークであって、ホストコンピュータ5と第1のネットワーク4とを接続するネットワークである。具体例として、第2のネットワーク6は、金融機関のオンラインシステムが一般的であるが、これに限られるものではない。
図2は、包装硬貨処理装置1の内部構成を示したブロック図である。
包装硬貨処理装置1は、制御部11と、操作表示部12と、包装硬貨出金機構部13と、カード機構部14と、明細票機構部15と、通信制御部16と、情報受信部17と、格納部18とを備えている。
包装硬貨処理装置1は、制御部11と、操作表示部12と、包装硬貨出金機構部13と、カード機構部14と、明細票機構部15と、通信制御部16と、情報受信部17と、格納部18とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、プログラム、データ等のソフトウェアとから構成され、出金取引、両替取引における処理や、上記包装硬貨処理装置1の各部を制御する。
操作表示部12は、タッチパネル等の操作部と、LCD(liquid crystal display)等の表示部とを組み合わせた構成であり、包装硬貨処理装置1の利用者による操作を検知すると共に、当該利用者に対して様々な取引画面(取引操作の誘導画面、両替金種の指定画面等)を表示する。すなわち、操作表示部12は、画面表示、キー入力検知機能を有している。なお、操作表示部12の操作部と表示部とをそれぞれ別個に配置した構成、例えばLCDの近傍の位置にキーパッドを配置した構成としても良い。
包装硬貨出金機構部13は、包装硬貨(複数枚の同一金種の硬貨が整列された状態で包装され、略棒状となったもの。棒金とも称する。)を利用者に対して放出する機構である。具体的には、包装硬貨出金機構部13は、包装硬貨が金種毎に収納される収納部と、包装硬貨の金種を判別する判別部と、利用者に対して放出された包装硬貨の放出口とを備えている。すなわち、包装硬貨出金機構部13は、包装硬貨の出金機能を有している。
カード機構部14は、利用者により挿入されたカードの挿入動作、利用者に対するカードの排出動作、及びカードの磁気ストライプ又はICチップへのリード又はライト動作等を行う。すなわち、カード機構部14は、利用者の情報を読み取る第一の読取部としての機能を有する。
明細票機構部15は、印字部により取引明細を明細票に印字し、搬送部により取引明細が印字された明細票を装置外に排出する。
通信制御部16は、第1のネットワーク4を介して、第1のネットワークに接続されたATM2とデータの送受信を実行する。
情報制御部17は、格納部18に格納された両替可能金額ファイル19のデータの読み取りと、データの一部の書き換え及びファイルの更新を行う。
格納部18は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等であり、後述するATMの情報作成部30によって作成される両替可能金額ファイル19が格納される。なお、両替可能金額ファイル19は、LAN4に接続されている装置であれば、いずれの装置に格納しても良いが、本実施例では、格納部18に格納している。
図3は、両替可能金額ファイル19のデータ内容を示す図である。両替可能金額ファイル19は、複数のレコードから構成されているが、各レコードは、カード種別(図4の例では、1桁)、店舗番号(図4の例では、4桁)、カード番号(図4の例では、13桁)、最新取引年月日(図4の例では、6桁)、最新取引時刻(図4の例では、4桁)、同一の店舗に設置されたATMにおいて、両替取引を実行する場合における両替可能金額(図4の例では、6桁)、同一の店舗に設置されたATMにおいて、支払取引における両替処理を実行する場合における両替可能金額(図4の例では、6桁)、両替取引又は支払取引における両替処理において指定された500円包装硬貨、100円包装硬貨、50円包装硬貨、10円包装硬貨、5円包装硬貨、1円包装硬貨の両替本数(図4の例では、それぞれ2桁)の各データを含むものとする。
カード種別は、少なくとも、キャッシュカードと両替専用カードとを区別することが可能であり、例えば、「1」をキャッシュカードとし、「2」を両替専用カードとする。最新取引年月日は、西暦の下2桁、月2桁、日2桁から構成されているが、西暦を4桁として、8桁にしても良い。最新取引時刻は、時(24時間制)2桁、分2桁から構成されているが、時を12時間制として、午前・午後を示すコードを別途追加しても良い。
ATM2側で連携両替処理が実行された際に、制御部21は、カード情報とともに包装硬貨処理装置1から出金させる金額と、利用者によって選択された包装硬貨の金種毎の出金本数とを両替可能金額ファイル19のレコードに書き込む。その後、包装硬貨処理装置1側での取引の際に、両替可能金額ファイル19が参照され、利用者から受付けたカードと、カード種別・店番・カード番号とが一致するレコードが存在するかどうかを判定し、存在する場合は、そのレコードに記録されている出金可能金額の範囲内で包装硬貨の出金を行い、存在しない場合は、取引NG扱いとする。包装硬貨処理装置1で出金取引を正常に終了した場合、レコード内のデータをクリアすることにより、未使用レコードとする。
なお、支払取引における両替処理(実施例2を参照)を実行しない場合、各レコードは、同一の店舗に設置されたATMにおいて、支払取引を実行する場合における両替可能金額のデータを含まなくても良い。
図4は、ATM2の内部構成を示したブロック図である。
ATM2は、制御部21と、通信制御部22と、操作表示部23と、紙幣取扱機構部24と、硬貨取扱機構部25と、通帳機構部26と、カード機構部27と、明細票機構部28と、情報作成部29とを備えている。
ATM2は、制御部21と、通信制御部22と、操作表示部23と、紙幣取扱機構部24と、硬貨取扱機構部25と、通帳機構部26と、カード機構部27と、明細票機構部28と、情報作成部29とを備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、プログラム、データ等のソフトウェアとから構成され、入出金取引、残高照会、振込取引における処理や、上記ATM2の各部を制御する。また、制御部21は、両替可能金額ファイル19の所在領域およびファイルの名称を記憶する。
通信制御部22は、第1のネットワーク4を介して、第1のネットワーク4に接続された包装硬貨処理装置1、及び第2のネットワーク6に接続されたルータ3とデータの送受信を実行する。なお、包装硬貨処理装置1の格納部18に格納された両替可能金額ファイル19にアクセスするためには、包装硬貨処理装置1に固有のアドレスを取得しておく必要があるが、包装硬貨処理装置1又はATM2を設置する際に、ATM2側でアドレスを設定しておくことが望ましい。
操作表示部23は、包装硬貨処理装置1の操作表示部12と同一の構成であるため、詳細な説明を省略する。
紙幣取扱機構部24、硬貨取扱機構部25は、それぞれの入出金口を介して、紙幣、硬貨の入金処理、出金処理、鑑別処理などを実行する。すなわち、ATM2は、包装硬貨以外の貨幣の入金処理、出金処理、鑑別処理などを実行する貨幣取扱機構部を備えた構成である。
通帳機構部26は、通帳挿入排出口を介して、取引時に使用される通帳の挿入及び排出を実行する。また、挿入された通帳への印字を実行する。さらに、通帳に貼付された磁気ストライプの情報の読取や、磁気ストライプへの情報の書込を実行する。カード機構部27は、カード挿入排出口を介して、取引時に使用されるキャッシュカードなどの挿入及び排出を実行する。また、カードに付加された磁気ストライプの情報の読取・磁気ストライプへの情報の書込を実行する。すなわち、通帳機構部26またはカード機構部27は、利用者の情報を読み取る第二の読取部としての機能を有する。
明細票機構部28は、取引明細の印字や、明細票発券口を介して、取引明細が印字された明細票の排出を実行する。
情報作成部29は、上記両替可能金額ファイル19を更新するためのデータを作成する。両替可能金額ファイル19は、ATM2側で貨幣を入金し、包装硬貨処理装置1側で一部または全額を両替出金する両替取引の場合に作成・更新される。以下、包装硬貨処理装置1とATM2との間で連携する両替取引を、連携両替処理と定義する。
図5は、ホストコンピュータ5の内部構成を示したブロック図である。
ホストコンピュータ5は、制御部31と、回線接続部32と、口座情報ファイル制御部33と、格納部34とを備えている。
ホストコンピュータ5は、制御部31と、回線接続部32と、口座情報ファイル制御部33と、格納部34とを備えている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、プログラム、データ等のソフトウェアとから構成され、利用者の口座情報の更新処理や、上記ホストコンピュータ5の各部を制御する。
回線接続部32は、第2のネットワーク6とデータの送受信を実行する。回線接続部32から送信されたデータは、第2のネットワーク6を介してルータ3に送信される。同様に、ルータ3から送信されたデータは、第2のネットワーク6を介して回線接続部32に送信される。
口座ファイル制御部33は、格納部34の内部に格納された口座情報ファイル35を制御する。格納部34は、HDD(Hard Disk Drive)等であり、口座情報ファイル35が格納される。口座情報ファイル35は、利用者の口座情報(利用者の口座番号、氏名等)や、入金取引、出金取引、振込取引等の取引履歴等が記憶される。
本実施例では、連携両替処理において、紙幣及びバラ硬貨への両替分は、ATM2から出金され、包装硬貨への両替分は、包装硬貨処理装置1から出金されることを特徴とする。以下に、連携両替処理におけるATM2側の処理を説明する。
図6は、連携両替処理におけるATM2の処理を示すフローチャートである。最初に、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に取引選択画面を表示させる。図7は、取引選択画面の一例である。
ATM2の制御部21は、図7の取引選択画面70において「両替」キーが選択されたことを検出すると(S101)、ATM2の操作表示部23にカード受付画面を表示させるとともに、カード機構部27に対してカードの挿入を検出するように指示する。図8は、カード受付画面の一例である。
ATM2のカード機構部27は、カードが挿入されたことを検出すると(S102)、当該カードのデータを読み取り、ATM2の制御部21に対して当該データを送信する。その後、ATM2の制御部21は、送信されたカードのデータより、カード種別・金融機関番号・支店番号・有効期限などを判定する(S103)。判定の結果、両替処理の取り扱いが可能なカードと判別した場合(S104:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に貨幣受付画面を表示させ、紙幣取扱機構部24、硬貨取扱機構部25は、両替対象の貨幣を受け付ける(S105)。図9は、貨幣受付画面90の一例である。一方、S103の判定の結果、両替取引の取り扱いができないカードと判別した場合(S104:No)、ATM2のカード機構部27は、カードを返却する(S121)。これにより、取引が終了される。
紙幣取扱機構部24、硬貨取扱機構部25により、投入された貨幣が計数され、計数処理が終了すると、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に入金金額確認画面100を表示させる(S106)。図10は、入金金額確認画面100の一例である。
ATM2の制御部21は、図10の入金金額確認画面100において「確認」キーが選択されたことを検出すると、ATM2の操作表示部23に両替媒体選択画面110を表示させる(S107)。図11は、両替媒体選択画面110の一例である。両替媒体選択画面110では、利用者により、両替媒体(「紙幣」「バラ硬貨」「包装硬貨」)が選択される。なお、少なくとも1以上の両替媒体が選択されなければならない。
ATM2の制御部21は、図11の両替媒体選択画面110において両替媒体の選択が完了したことを検出すると、両替媒体として「包装硬貨」が選択されたか判定する(S108)。「包装硬貨」が選択されている場合(S108:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に包装硬貨の取扱案内画面120を表示させる(S109)。図12は、包装硬貨の取扱案内画面120の一例である。包装硬貨の取扱案内画面120では、包装硬貨の両替を別の装置(包装硬貨処理装置1)にて操作する旨を案内する。一方、S108の判定の結果、「包装硬貨」が選択されていない場合(S108:No)、上記S109、及び後述するS110の処理を実行せずに、S111以降の処理を実行する。
ATM2の制御部21は、図12に示す包装硬貨の取扱案内画面120において「確認」キーが選択されたことを検出すると、ATM2の操作表示部23に包装硬貨の両替設定画面130を表示させる(S110)。図13は、包装硬貨の両替設定画面130の一例である。包装硬貨の両替設定画面130では、利用者の入金した貨幣の合計金額が「両替可能金額」として表示されており、「残り金額」の表示内容は、利用者により、包装硬貨の金種別の本数キーが選択される毎に更新される。すなわち、包装硬貨の両替設定画面130では、利用者の入金した貨幣の額を上限として、包装硬貨処理装置1で出金される包装硬貨の金種、本数が選択される。
ATM2の制御部21は、図13の包装硬貨の両替設定画面130において「選択終了」キーが選択されたことを検出すると、S107において、両替媒体として「紙幣」又は「バラ硬貨」が選択されたか判定する(S111)。「紙幣」又は「バラ硬貨」が選択されている場合(S111:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に紙幣とバラ硬貨の両替設定画面140を表示させる(S112)。図14は、紙幣とバラ硬貨の両替設定画面140の一例である。紙幣とバラ硬貨の両替設定画面140では、利用者の入金した貨幣の合計金額から、包装硬貨の両替設定画面130において選択された包装硬貨の合計金額を差し引いた残りの金額が「両替可能金額」として表示されており、「残り金額」の表示内容は、利用者により、紙幣の金種別の枚数キー及びバラ硬貨の金種別の枚数キーが選択される毎に更新される。一方、S111の判定の結果、「紙幣」又は「バラ硬貨」が選択されていない場合(S111:No)、上記S112、及び後述するS113の処理を実行せずに、S114以降の処理を実行する。
ATM2の制御部21は、図14の紙幣とバラ硬貨の両替設定画面140において「選択終了」キーが選択されたことを検出すると、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25に対して、金種毎に設定された枚数の紙幣及びバラ硬貨の繰出を指示する。ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、それぞれ金種毎に設定された枚数の紙幣及びバラ硬貨を繰り出す(S113)。
紙幣またはバラ硬貨の繰出処理が完了すると、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する。続いて、ATMの制御部21は、ATM2のカード機構部27及び明細票機構部28に対して、カードの放出及び明細書の発行を指示する。ATM2のカード機構部27は、カードを、カード挿入排出口を介して排出し、ATM2の明細票機構部28は、取引明細を印字した明細票を、明細票発券口を介して排出する(S114)。ATM2のカード機構部27及び明細票機構部28は、排出されたカード及び明細票が利用者に抜き取られたことを検出した後、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する(S115)。
続いて、紙幣及びバラ硬貨が繰り出されている場合(S116:Yes)、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、繰り出された紙幣及びバラ硬貨が利用者に抜き取られたことを検出する(S117)。ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、繰り出された紙幣及びバラ硬貨が利用者に抜き取られたことを検出した場合、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する。
紙幣またはバラ硬貨の抜き取りが完了すると、ATM2の制御部21は、S107において、両替媒体として「包装硬貨」が選択されたか判定する(S118)。「包装硬貨」が選択されている場合(S118:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に包装硬貨処理装置1への誘導案内画面150を表示させる(S119)。図15は、包装硬貨処理装置1への誘導案内画面150の一例である。S119の後、ATM2の制御部21は、情報作成部29により作成された両替可能金額ファイル19を更新するためのデータを、通信制御部22及び第1のネットワーク4を介して、包装硬貨処理装置1の格納部18に送信する(S120)。これにより、両替可能金額ファイル19が更新される。具体的には、両替可能金額ファイル19内にカード種別、店番、カード番号が一致するレコードが存在するかどうかを確認し、一致するレコーダが存在する場合は、当該レコード内容を更新する。一致するレコーダが存在しない場合は、未使用のレコードにデータを記録する。上述の通り、レコードには、カード情報、包装硬貨処理装置1での両替可能金額と包装硬貨の金種毎の両替本数の他、取引が実行された年月日と時刻等を記録する。ファイルを更新後、未使用のレコードが無くなった場合には、連携両替処理を実行できないようにする。
図16は、連携両替処理(両替取引)における包装硬貨処理装置の処理を示すフローチャートである。最初に、包装硬貨処理装置1の制御部11は、操作表示部12に受付画面を表示させるとともに、カード機構部14に対してカードの挿入を検出するように指示する。図17は、受付画面170の一例である。
包装硬貨処理装置1のカード機構部14は、カードが挿入されたことを検出すると(S201)、当該カードのデータを読み取り、包装硬貨処理装置1の制御部11に対して当該データを送信する。その後、包装硬貨処理装置1の制御部11は、送信されたカードのデータより、カード種別・金融機関番号・支店番号・有効期限などを判定する(S202)。判定の結果、両替取引の取り扱いが可能なカードと判別した場合(S203:Yes)、包装硬貨処理装置1の制御部11は、両替可能金額ファイル19を検索し(S204)、S202において判定されたカード種別・金融機関番号・支店番号と一致するレコードが存在するか否かを判定し(S205)、一致するレコードが存在する場合には(S205:Yes)、両替可能金額が0円であるか否かを判定する(S206)。
一致するレコードが存在しない場合(S205:No)。または一致するレコードが存在するが、当該レコードの両替可能金額が0円である場合(S205:Yes、S206:Yes)、包装硬貨処理装置1の制御部11は、取引不可として、操作表示部12に図18に示す、両替可能金額が0円の場合における取引操作画面180を表示し(S207)、カードを返却する(S214)。
一方、一致するレコードが存在し、かつ、当該レコードの両替可能金額が0円でない場合(S205:Yes、S206:No)、包装硬貨処理装置1の制御部11は、当該レコードのデータから、包装硬貨処理装置1における出金可能金額と包装硬貨の金種別の両替本数とを抽出し、図19に示す、包装硬貨の出金可能本数の確認画面190を表示し、利用者に確認を促す(S208)。包装硬貨処理装置1の制御部11は、利用者の確認操作が完了したことを検出すると、包装硬貨出金機構部13に対して包装硬貨の繰出を指示する。包装硬貨出金機構部13は、金種毎に設定された本数の包装硬貨を繰り出す(S209)。
包装硬貨の繰出処理が完了すると、包装硬貨出金機構部13は、包装硬貨処理装置1の制御部11に対してその旨を送信する。続いて、包装硬貨処理装置1の制御部11は、包装硬貨処理装置1のカード機構部14及び明細票機構部15に対して、カードの放出及び明細書の発行を指示する。包装硬貨処理装置1のカード機構部14は、カードを、カード挿入排出口を介して排出し、包装硬貨処理装置1の明細票機構部15は、取引明細を印字した明細票を、明細票発券口を介して排出する(S210)。包装硬貨処理装置1のカード機構部14及び明細票機構部15は、排出されたカード及び明細票が利用者に抜き取られたことを検出した後、包装硬貨処理装置1の制御部11に対してその旨を送信する(S211)。
続いて、包装硬貨処理装置1の制御部11は、包装硬貨出金機構部13に対して、包装硬貨が抜き取られたことの検出を指示する。包装硬貨出金機構部13は、包装硬貨が抜き取られたことを、図示しないセンサにより検出した後、包装硬貨処理装置1の制御部11に対してその旨を送信する(S212)。
連携両替処理を正常に終了した後、包装硬貨処理装置1の制御部11は、包装硬貨処理装置1の格納部18に格納された両替可能金額ファイル19の内、S202において判定されたカード種別・金融機関番号・支店番号と一致するレコードのデータをクリアとし、当該レコードを未使用レコードとする(S213)。
[実施例2]
実施例1においては、両替取引における連携両替処理について説明したが、本実施例では、ATM2側で支払取引における連携両替処理について説明する。支払取引における連携両替処理は、ATM2側で預金口座から貨幣を支払う処理を実行し、出金貨幣の金種の内、ATM2からは出金しない貨幣金種を包装硬貨処理装置1から出金して受け取る処理である。
[実施例2]
実施例1においては、両替取引における連携両替処理について説明したが、本実施例では、ATM2側で支払取引における連携両替処理について説明する。支払取引における連携両替処理は、ATM2側で預金口座から貨幣を支払う処理を実行し、出金貨幣の金種の内、ATM2からは出金しない貨幣金種を包装硬貨処理装置1から出金して受け取る処理である。
本実施形態における取引システムSの構成(包装硬貨処理装置1の内部構成、ATM2の内部構成、両替可能金額ファイル19のデータ等)は、実施例1と同様であるため、詳細な説明を省略する。以下、図20〜図21を用いて、本実施形態特有の内容について詳細に説明する。
図20は、連携両替処理(支払取引)における包装硬貨処理装置の処理を示すフローチャートである。最初に、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に、図7に示す取引選択画面70を表示させる。
ATM2の制御部21は、図7の取引選択画面70において「お引出し」キーが選択されたことを検出すると(S301)、ATM2の操作表示部23に、図8に示すカード受付画面80を表示させるとともに、カード機構部27に対してカードの挿入を検出するように指示する。
ATM2のカード機構部27は、カードが挿入されたことを検出すると(S302)、当該カードのデータを読み取り、ATM2の制御部21に対して当該データを送信する。その後、ATM2の制御部21は、送信されたカードのデータより、カード種別・金融機関番号・支店番号・有効期限などを判定する(S303)。判定の結果、支払取引・両替処理の取り扱いが可能なカードと判別した場合(S304:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に暗証番号入力画面を表示させる(S305)。一方、S303の判定の結果、支払取引・両替取引の取り扱いができないカードと判別した場合(S304:No)、ATM2のカード機構部27は、カードを返却する(S321)。これにより、取引が終了される。
暗証番号の入力が完了したことを検出後、ATM2の制御部21は、通信制御部22に対し、暗証番号に関するデータを送信するように指示する。ATM2の通信制御部は、暗証番号に関するデータをホストコンピュータ5に送信し、暗証番号の照合結果を受信する。
暗証番号の照合結果、入力された暗証番号が正しい場合、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に、支払金額入力画面を表示させる(S306)。支払金額の入力が完了したことを検出後、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に、図21に示す支払金額の種別の選択画面210を表示させる(S307)。図21は、支払金額の種別の選択画面210の一例である。
図21に示す画面において、「包装硬貨出金」キーが押下されたことを検出すると(S308:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に、図12に示す包装硬貨の取扱案内画面を表示させる(S309)。一方、S308の判定の結果、「包装硬貨出金」が選択されていない場合(S308:No)、上記S309、及び後述するS310、S311の処理を実行せずに、S312以降の処理を実行する。
ATM2の制御部21は、図12に示す包装硬貨の取扱案内画面120において「確認」キーが選択されたことを検出すると、ATM2の操作表示部23に、図13に示す包装硬貨の両替設定画面130を表示させる(S310)。図13の包装硬貨の両替設定画面130において「選択終了」キーが選択されたことを検出すると、ATM2の制御部21は、入力された支払金額から包装硬貨の両替金額を差し引いた残りの支払金額を計算する(S311)。
S311で計算された残りの支払金額が0円で無い場合(S312:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25に対して、残りの支払金額に相当する紙幣及びバラ硬貨の繰出を指示する。ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、残りの支払金額に相当する枚数の紙幣及びバラ硬貨を繰り出す(S313)。なお、千円以上は紙幣での出金とし、千円未満の端数はバラ硬貨での出金とする。
紙幣またはバラ硬貨の繰出処理が完了すると、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する。続いて、ATMの制御部21は、ATM2のカード機構部27及び明細票機構部28に対して、カードの放出及び明細書の発行を指示する。ATM2のカード機構部27は、カードを、カード挿入排出口を介して排出し、ATM2の明細票機構部28は、取引明細を印字した明細票を、明細票発券口を介して排出する(S314)。ATM2のカード機構部27及び明細票機構部28は、排出されたカード及び明細票が利用者に抜き取られたことを検出した後、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する(S315)。
続いて、紙幣及びバラ硬貨が繰り出されている場合(S316:Yes)、ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、繰り出された紙幣及びバラ硬貨が利用者に抜き取られたことを検出する(S317)。ATM2の紙幣取扱機構部24及び硬貨取扱機構部25は、繰り出された紙幣及びバラ硬貨が利用者に抜き取られたことを検出した場合、ATM2の制御部21に対してその旨を送信する。
紙幣またはバラ硬貨の抜き取りが完了すると、ATM2の制御部21は、S308において、包装硬貨による出金が選択されたか判定する(S318)。包装硬貨による出金が選択されている場合(S318:Yes)、ATM2の制御部21は、ATM2の操作表示部23に包装硬貨処理装置1への誘導案内画面を表示させた後(S319)、情報作成部29により作成された両替可能金額ファイル19を更新するためのデータを、通信制御部22及び第1のネットワーク4を介して、包装硬貨処理装置1の格納部18に送信する(S320)。これにより、両替可能金額ファイル19が更新される。
なお、本発明の両替システムは、以上の実施例に限る事なく、本発明の技術思想に基づいて、例えば下記の例に示すような、種々の変形例が可能である。
(1)上記の実施例においては、単一の包装硬貨処理装置1を備えた両替システムSを例としているが、複数台の包装硬貨処理装置1を備えた両替システムSとしても良い。複数台の包装硬貨処理装置1を備える場合、いずれか1台の包装硬貨処理装置1をマスター機として、格納部18に両替可能金額ファイル19を格納すると共に、マスター機以外の包装硬貨処理装置1には、マスター機に固有のアドレス(例:IPアドレス等)を制御部11に設定し、連携両替処理の実行時等、両替可能金額ファイル19へのアクセスが必要となった際に、ネットワークを経由してアクセスさせても良い。
(2)上記の実施例においては、図6のS110、S111に示すように、ATM2側で包装硬貨の両替設定処理を実行しているが、包装硬貨処理装置1側で実行しても良い。包装硬貨処理装置1側で包装硬貨の両替設定処理を実行する場合、ATM2で両替設定処理を実行した時から、実際に包装硬貨処理装置1で包装硬貨の出金を実行する時までの間に、包装硬貨出金機構部13に収容している包装硬貨の残量が変動したとしても、包装硬貨の実際の残量に応じた出金をすることが可能となるため、包装硬貨の残量不足による出金中止を抑止することが可能となる。
(3)ATM2に硬貨取扱機構部25を備える代わりに、バラ硬貨を出金する硬貨出金機構部を包装硬貨処理装置1に備えても良い。このとき、ATM2における硬貨取扱をニーズに応じて縮退したとしても、連携両替処理が実行可能である。また、包装硬貨処理装置1の筐体上部に硬貨出金機構25を備え、筺体下部に包装硬貨出金機構部13を備えることにより、筐体の横幅サイズを変更せずに、連携両替処理が実行可能である。なお、この場合、ATM2における貨幣取扱機構部は、紙幣取扱機構部24と同一となる。
(4)包装硬貨処理装置1とATM2とは、同一金融機関の通信ネットワークの及ぶ範囲内に設置すればよく、例えばATM2は同一金融機関のATMに限らず、コンビニに設置している銀行ATMのような共同利用型のATMであっても良い。
(5)上記の実施例においては、両替可能金額ファイル19は、LAN4に接続されている装置であれば、いずれの装置に格納しても良いとしているが、ホスト5のファイル部34に格納しても良い。
(6)上記の実施例においては、両替取引における連携両替処理と、支払取引における連携両替処理について説明したが、入金取引における連携両替処理、すなわち、投入金額の一部の金額を入金し、残金を釣銭として返却する一部入金取引に適用しても良い。例えば、ATM2に1万円紙幣を投入された場合に、5千円を入金し、残金の5千円を包装硬貨処理装置1から包装硬貨で受け取る場合がある。
(7)上記の実施例においては、両替システムSに、入金機能と出金機能との双方を備えるATM2を含めた構成としているが、入金機能のみを有する自動預金取引装置、あるいは出金機能のみの自動支払取引装置をATM2の代わりに含めても良い。
S:両替システム、1:包装硬貨処理装置、2:ATM、3:ルータ、4:第1のネットワーク、5:ホストコンピュータ、6:第2のネットワーク、13:包装硬貨出金機構部、19:両替可能金額ファイル
Claims (5)
- 第一の装置と、該第一の装置とネットワークを介して接続された第二の装置とを備える両替システムであって、
前記第一の装置は、
利用者の情報を読み取る第一の読取部と、
包装硬貨を両替出金する包装硬貨出金部と、
利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を格納する格納部と、
制御部と、
を備え、
前記第二の装置は、
利用者の情報を読み取る第二の読取部と、
包装硬貨以外の貨幣の入金処理、出金処理及び鑑別処理を実行する貨幣取扱部と、
前記利用者に対して出金される包装硬貨に関する情報を作成する作成部と、
を備え、
前記作成部は、前記第二の読取部で読み取られた利用者の情報と、包装硬貨として両替出金する貨幣の情報とを基に、前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成し、
前記貨幣取扱部は、前記包装硬貨以外の貨幣を両替出金し、
前記制御部は、前記第一の読取部で読み取られた利用者の情報が前記格納部に含まれるか判定し、前記判定の結果、該利用者の情報が前記格納部に含まれる場合、前記包装硬貨出金部より包装硬貨を両替出金することを特徴とする両替システム。 - 第一の装置と、該第一の装置とネットワークを介して接続された第二の装置とを備える両替システムであって、
前記第一の装置は、
利用者の情報を読み取る第一の読取部と、
包装硬貨を両替出金する包装硬貨出金部と、
利用者に対して出金される包装硬貨に関する情報を格納する格納部と、
前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成する作成部と、
制御部と、
を備え、
前記第二の装置は、
利用者の情報を読み取る第二の読取部と、
包装硬貨以外の貨幣の入金処理、出金処理及び鑑別処理を実行する貨幣取扱部と、
を備え、
前記貨幣取扱部は、前記包装硬貨以外の貨幣を両替出金し、
前記作成部は、前記第一の読取部で読み取られた利用者の情報と、包装硬貨として両替出金する貨幣の情報とを基に、前記利用者に対して両替出金される包装硬貨に関する情報を作成し、
前記制御部は、前記第一の読取部で読み取られた利用者の情報が前記格納部に含まれるか判定し、前記判定の結果、該利用者の情報が前記格納部に含まれる場合、前記包装硬貨出金部より包装硬貨を両替出金することを特徴とする両替システム。 - 請求項1または2記載の両替システムであって、
前記包装硬貨として出金する貨幣の額は、両替取引において、前記貨幣取扱部に投入された貨幣の額を上限とすることを特徴とする両替システム。 - 請求項1または2記載の両替システムであって、
前記包装硬貨として出金する貨幣の額は、出金取引において出金される貨幣の額を上限とすることを特徴とする両替システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の両替システムであって、
前記貨幣取扱部は、紙幣取扱部であり、
前記第一の装置は、さらに硬貨の入金処理、出金処理及び鑑別処理を実行する硬貨取扱部を備えることを特徴とする両替システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014034801A JP2015161955A (ja) | 2014-02-26 | 2014-02-26 | 両替システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014034801A JP2015161955A (ja) | 2014-02-26 | 2014-02-26 | 両替システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015161955A true JP2015161955A (ja) | 2015-09-07 |
Family
ID=54185039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014034801A Pending JP2015161955A (ja) | 2014-02-26 | 2014-02-26 | 両替システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015161955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017117210A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 自動取引装置 |
-
2014
- 2014-02-26 JP JP2014034801A patent/JP2015161955A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017117210A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 自動取引装置 |
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