JP6529923B2 - 自動取引装置および注意喚起方法 - Google Patents

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本発明は、コンビニエンスストアや金融機関等の店舗に設置され、ユーザとの取引を自動で行う現金自動預金支払機(ATM:Automated Teller Machine)等の自動取引装置、および自動取引装置における注意喚起方法に関し、特に、取引口座の不正使用を防止する自動取引装置、および自動取引装置における注意喚起方法に関する。
従来、自動取引装置は、ユーザによる操作に応じて、そのユーザが要求する入金取引や出金取引等の各種取引を実行する。
近年、自動取引装置を利用した様々な詐欺が増加している。例えば、電話を利用して親族、警察官、弁護士等を装い交通事故の示談金等の名目で現金を預金口座等に振込ませる所謂オレオレ詐欺がある。また、税務署や区役所等を名乗り「税金や医療費等を返還します。」、「今日が手続きの締め切りです。」、「ATMで手続きができます。」等と言って、被害者をATMの所に行かせ、携帯電話で還付手続きを指示するふりをし、実は加害者の口座にお金を振込む手続きをさせるなどの方法により騙し取る還付金詐欺等がある。
このような詐欺に遭わないようにするために、振込め詐欺注意喚起メッセージ等を出力する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−272409号公報
しかしながら、接触を受けた被害者は誘導されるままにATMで現金を振込み、被害を受けることがある。その際に、加害者の指定する店舗で振込み取引を行わせるために、被害者は普段利用していない店舗で振込みを行う場合がある。このように、被害者が普段利用していない店舗のATMに誘導をされた場合でも、ATMの操作は標準的なものであり、詐欺に気づかずに振込み操作を行い、詐欺の被害に遭う場合がある、という問題点があった。
本発明は、上述のような実状に鑑みたものであり、普段利用していない店舗等での振込において、詐欺被害に遭わないようにすることが可能な自動取引装置、および自動取引装置における注意喚起方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の自動取引装置は、過去に取引処理を実行した店舗を識別する取引店舗情報と前記取引処理の取引回数とが対応付けられた取引履歴情報を前記取引処理の際に使用された媒体から取得する取引履歴取得部と、前記取引履歴取得部によって取得した取引履歴情報に基づいて、前記自動取引装置が設置されている店舗を識別する現店舗情報と同一店舗である前記取引店舗情報に対応付けられた前記取引回数が所定回数未満か否かを判断する判断部と、前記判断部によって前記取引回数が前記所定回数未満であると判断された場合、注意喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の自動取引装置は、前記メッセージ出力部が、前記媒体に予め記録されたレベルによって内容が異なるメッセージを出力することが望ましい。
また、本発明の自動取引装置は、前記媒体が金融機関の発行するキャッシュカードであり、前記現店舗情報が前記キャッシュカードを発行した店舗以外であることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の注意喚起方法は、自動取引装置において実行される注意喚起方法であって、過去に取引処理を実行した店舗を識別する取引店舗情報と前記取引処理の取引回数とが対応付けられた取引履歴情報を前記取引処理の際に使用された媒体から取得し、前記取得した取引履歴情報に基づいて、前記自動取引装置が設置されている店舗を識別する現店舗情報と同一店舗である前記取引店舗情報に対応付けられた前記取引回数が所定回数未満か否かを判断し、前記取引回数が前記所定回数未満であると判断された場合、注意喚起するメッセージを出力することを特徴とする。
本発明によれば、不慣れな店舗等での振込において、詐欺被害に遭わないようにすることができる、という効果を奏する。
実施の形態における自動取引装置の一例であるATMの外観を示す図である。 実施の形態におけるATMのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態におけるATMの機能ブロック図である。 実施の形態の自動取引処理の流れを示すフローチャートである。 取引画面(画面1)の例を示す図である。 取引画面(画面2)の例を示す図である。 口座情報のデータ構成例を示す図である。 取引履歴情報のデータ構成例を示す図である。 注意喚起レベル情報のデータ構成例を示す図である。 取引画面(画面3)の例を示す図である。 取引画面(画面4)の例を示す図である。 取引画面(画面5)の例を示す図である。 取引画面(画面6)の例を示す図である。 取引画面(画面7)の例を示す図である。 取引画面(画面8)の例を示す図である。 取引画面(画面9)の例を示す図である。 取引画面(画面10)の例を示す図である。 レシートの印字例を示す図である。 取引画面(画面11)の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施の形態における自動取引装置の一例であるATMの外観を示す図である。
図1において、自動取引装置の一種であるATM10は、カード入出口11、通帳入出口12、紙幣入出口13、硬貨入出口14、ユーザ操作部15、およびスピーカ16を備える。
カード入出口11は、キャッシュカード、クレジットカードなどの各種のカード(媒体)の挿入、挿入されたカードの返却、および発行したレシートの排出に用いられる。
通帳入出口12は、通帳の挿入や挿入された通帳の返却に用いられる。紙幣入出口13は、入金する紙幣の投入や出金する紙幣の排出に用いられる。硬貨入出口14は、入金する硬貨の投入や出金する硬貨の排出に用いられる。
ユーザ操作部15は、例えば、タッチパネルを備えるディスプレイであり、暗証番号の入力を含む各種データ入力および各種指示などを行う際に用いられる。スピーカ16は、ユーザに対して、各種取引の遂行に必要な案内などを音声として出力するために用いられる。
なお、上述したATM10の外観構成は一例であり、例えば手のひらの静脈を読み取って生体認証する静脈認証部などを備えていてもよい。
図2は、実施の形態におけるATMのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、ATM10は、ATM制御ユニット20、内部メモリ21、記憶部22、カード処理ユニット23、通帳処理ユニット24、紙幣処理ユニット25、硬貨処理ユニット26、表示ユニット27、音声出力ユニット28および通信ユニット29を備える。
ATM制御ユニット20は、ATM10全体を統括的に制御するものであって、記憶部22などに記憶されているATM10の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを内部メモリ21に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)である。ATM制御ユニット20は、ユーザが表示ユニット27を操作して指示した取引を実現するための制御を行う。具体的には、ATM制御ユニット20は、表示ユニット27が有するユーザ操作部15に表示される取引メニューからユーザが任意の取引を選択し、カードまたは通帳の挿入、および所定の取引操作がされると、通信ユニット29を介して、ユーザの口座情報、暗証番号、預金額などの各種情報を管理するホストコンピュータ40との間で取引を実現する制御を行う。
例えば、出金取引または入金取引が選択された場合、ATM10は、取引要求をネットワーク30上のホストコンピュータ40に通信ユニット29を介して送信する。ホストコンピュータ40は、ATM10からの取引要求に基づいて、取引口座の特定、およびユーザが入力した暗証番号による口座認証などを行い、取引の可否を判定し、取引可能との判定に基づくユーザの預金残高などの更新を行い、判定結果をATM10へ送信し、取引の可否の判定に基づくATM10による取引処理を行う。
内部メモリ21には、ATM制御ユニット20に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、内部メモリ21には、ATM10による処理に必要な各種データが格納される。内部メモリ21は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
記憶部22は、上述したように、ATM10の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、ATM10の処理に必要なデータなどが記憶され、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。
カード処理ユニット23は、図1に示すカード入出口11のほか、不図示のカードデータ読取部、レシート印字部を有する。カード処理ユニット23は、ユーザがカード入出口11から挿入したカードを受け付けて、カードの磁気ストライプ部やICチップ部から口座情報等のデータの読み取りを行い、取引処理の内容を印字したレシートをカードとともに、カード入出口11から返却する。
通帳処理ユニット24は、図1に示す通帳入出口12のほか、不図示の磁気データ読取部、光学データ読取部を有する。通帳処理ユニット24は、ユーザが通帳入出口12から挿入した通帳を受け付けて所定の位置まで搬送し、取引処理の内容を記帳したり、記帳が完了した通帳を通帳入出口12から返却したりする。
紙幣処理ユニット25は、図1に示す紙幣入出口13を有し、紙幣入出口13から挿入された紙幣を受け入れ、紙幣を計数したり、ユーザによって選択された出金取引に応じて所定数の紙幣を紙幣入出口13から排出したりする。また、硬貨処理ユニット26は、図1に示す硬貨入出口14を有し、硬貨入出口14から挿入された硬貨を受け入れ、硬貨を計数したり、ユーザによって選択された出金取引に応じて所定数の硬貨を硬貨入出口14から排出したりする。
表示ユニット27は、図1に示すユーザ操作部15を有し、取引に関する画面やメッセージなどをユーザ操作部15に表示してユーザからの操作入力を受け付ける。
音声出力ユニット28は、図1に示すスピーカ16を有し、ユーザが選択した各種取引を実現するために必要な案内などを音声として出力する。
通信ユニット29は、ユーザが選択した取引のサービスを提供する上で必要な通信をネットワーク30上のホストコンピュータ40と行う際に用いられるものであり、例えば通信インタフェースである。
図3は、実施の形態におけるATMの機能ブロック図である。
図3において、ATM10は、カードを用いて取引を行なう自動取引装置である。ATM10は、取引履歴取得部31、判断部32およびメッセージ出力部33を備える。
取引履歴取得部31は、過去にカードを用いて取引処理を実行した店舗を識別する取引店舗情報と、その取引処理の取引回数とが対応付けられた取引履歴情報をカードの磁気ストライプ部やICチップ部から取得する。ここで、カードとは、金融機関の発行するキャッシュカードである。
判断部32は、取引履歴取得部31によって取得した取引履歴情報に基づいて、ATM10が設置されている店舗を識別する現店舗情報と同一店舗である取引店舗情報に対応付けられた取引回数が所定回数未満か否かを判断する。ここで、現店舗情報は、キャッシュカードを発行した店舗以外の店舗である。
メッセージ出力部33は、判断部32によって取引回数が所定回数未満であると判断された場合、詐欺被害の恐れを注意喚起するメッセージを出力する。例えば、メッセージ出力部33は、カードに予め記録されたレベルによって内容が異なるメッセージを出力する。
次に、上述のATM10が実行する注意喚起処理について説明する。
図4は、実施の形態の注意喚起処理の流れを示すフローチャートであり、図5、6、10乃至17、19は、取引画面(画面1乃至11)の例を示す図であり、図7は、口座情報のデータ構成例を示す図であり、図8は、取引履歴情報のデータ構成例を示す図であり、図9は、注意喚起レベル情報のデータ構成例を示す図であり、図18は、レシートの印字例を示す図である。なお、以下で説明する注意喚起処理は、ATM制御ユニット20により実行される。
まず、ATM制御ユニット20は、図4のステップS401において、図5に例示するような取引種別選択画面(画面1)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、取引種別の選択を促す。
ATM制御ユニット20は、ステップS402において、ユーザ操作部15が備えるタッチパネルの何れかの取引キーが押下されたか否かを判断する。ATM制御ユニット20は、何れかの取引キーが押下されるまで、ステップS402をループ(ステップS402:NO)する。
何れかの取引キーが押下されたと判断すると(ステップS402:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS403において、選択された取引種別が記帳取引であるか否かを判断する。
取引種別が記帳取引であると判断すると(ステップS403:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS404において、カードを利用しない取引処理である記帳処理を実行し、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
他方、ステップS403で押下されたキーが記帳取引キー以外であると判断すると(ステップS403:NO)、ATM制御ユニット20は、ステップS405において、図6に例示するようなカード挿入画面(画面2)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、キャッシュカード等のカードの挿入を促す。
次に、ATM制御ユニット20は、ステップS406において、カードが挿入されたか否かを判断する。例えば、ATM制御ユニット20は、カード入出口11に設けられたカード処理ユニット23のセンサにより、カードが挿入されたか否かを判断する。ATM制御ユニット20は、カードが挿入されるまで、ステップS406をループ(ステップS406:NO)する。
カードが挿入されたと判断すると(ステップS406:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS407において、カード入出口11に挿入されたカードをカード処理ユニット23により内部に搬送してカードの磁気ストライプ部やICチップ部に記録された口座情報、取引履歴情報および注意喚起レベル情報を読み取る。口座情報は、図7に例示するように、銀行を識別するための「銀行番号」、銀行の本店、支店、出張所、提携コンビニ店舗等の店舗を識別するための「店舗番号」、普通、当座、定期等の口座の種別を示す「科目」、開設した口座を識別するための「口座番号」を含む。取引履歴情報は、図8に例示するように、過去にカードを用いて取引処理を実行した店舗を識別するための「店舗番号」、その取引処理が実行された回数である「取引回数」を含む。注意喚起レベル情報は、図9に例示するように、詐欺被害の恐れを注意喚起するメッセージを出力するか否か、このようなメッセージを出力する場合に、取引処理の実行を続行させることができるか否か等のレベル分けを含む。
ATM制御ユニット20は、ステップS408において、ATM10の内部メモリ21に設定された店舗の店舗番号が、ステップS407で読み取った取引履歴情報中に存在するか否かを判断する。
存在しないと判断された場合(ステップS408:NO)、ATM制御ユニット20は、ステップS409において、ATM10が設置された店舗の店舗番号のレコードを取引履歴情報中に生成する。
ステップS409での生成の後、または、ATM10が設置された店舗の店舗番号が読み取った取引履歴情報中に存在すると判断された場合(ステップS408:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS410において、ATM10が設置された店舗の店舗番号に対応する「取引回数」をインクリメント(1加算)し、取引履歴情報を更新する。
ATM制御ユニット20は、ステップS411において、ステップS403で押下されたキーが振込キーか否かを判断する。
振込キーでないと判断された場合(ステップS411:NO)、例えば、支払キーが押下されたと判断された場合、ATM制御ユニット20は、ステップS412において、図10に例示するような暗証入力画面(画面3)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、暗証番号の入力を促す。
ATM制御ユニット20は、ステップS413において、図11に例示するような金額入力画面(画面4)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、支払金額の入力を促す。
ATM制御ユニット20は、ステップS414において、図12に例示するようなホスト通信中画面(画面5)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、処理中であることをユーザに示し、ホストコンピュータ40と通信処理を行う。例えば、ATM制御ユニット20は、作成した支払取引電文を、通信ユニット29を介してホストコンピュータ40に送信する。
ATM制御ユニット20は、ステップS415において、送信した支払取引電文に対するホストコンピュータ50からの応答電文を受信し、現金計数処理を行う。具体的には、
ATM制御ユニット20は、紙幣処理ユニット25や硬貨処理ユニット26により支払いをする現金を内部の紙幣スタッカや硬貨スタッカから取出し、取出した現金を計数して、紙幣入出口13や硬貨入出口14まで搬送する。
ATM制御ユニット20は、ステップS416において、図13に例示するような媒体返却1画面(画面6)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、これからカードと現金が返却されることをユーザに報知する。そして、紙幣入出口13や硬貨入出口14のシャッターを開放して現金を排出するとともに、カードをカード入出口11から排出する。
ATM制御ユニット20は、排出された媒体が抜取られると、ステップS417において、図14に例示するような終了画面(画面7)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させて、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
他方、ステップS403で押下されたキーが振込キーであると判断された場合(ステップS411:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS418において、ステップS407で読み取った取引履歴情報に基づいて、当該店舗での取引回数が所定回数未満か否かを判断する。例えば、店舗番号「001」の店舗での取引回数が、所定回数として設定された「3回」未満か否かを判断する。図8に示した例では、店舗番号「001」の店舗での取引回数は「3」であるので、ATM制御ユニット20は、取引回数が所定回数未満でない(ステップS418:NO)と判断する。
取引回数が所定回数未満でないと判断された場合(ステップS418:NO)、ATM制御ユニット20は、ステップS419において、振込取引処理を実行して、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
他方、取引回数が所定回数未満であると判断された場合(ステップS418:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS420において、ステップS407で読み取った注意喚起レベル情報の「注意喚起レベル」が「0」であるか否かを判断する。
注意喚起レベルが0であると判断された場合(ステップS420:YES)、例えば、図9に示した例では、内容が「注意喚起メッセージを表示しない。取引は続行。」であるので、ステップS419に進み、振込取引処理を実行して、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
注意喚起レベルが0でないと判断された場合(ステップS420:NO)、ATM制御ユニット20は、ステップS421において、ステップS407で読み取った注意喚起レベル情報の「注意喚起レベル」が「1」であるか否かを判断する。
注意喚起レベルが1であると判断された場合(ステップS421:YES)、例えば、図9に示した例では、内容が「注意喚起メッセージを表示する。顧客により「中止」と「続行」が選択可能。」であるので、ATM制御ユニット20は、ステップS422において、図15に例示するような振込め詐欺注意喚起1画面(画面8)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に、「中止」キーおよび「続行」キーを選択可能に表示させる。
ATM制御ユニット20は、ステップS423において、ユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示された振込め詐欺注意喚起1画面(画面8)の「続行」キーが押下されたか否かを判断する。
顧客が取引「続行」を選択し、「続行」キーを押下した場合(ステップS423:YES)、ステップS419に進み、振込取引処理を実行して、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
他方、顧客が取引「中止」を選択し、「中止」キーを押下した場合(ステップS423:NO)、ATM制御ユニット20は、ステップS424において、図16に例示するような媒体返却2画面(画面9)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。そして、ATM制御ユニット20は、ステップS425において、媒体返却処理を行う。例えば、ATM制御ユニット20は、カードをカード入出口11から排出する。
ATM制御ユニット20は、ステップS426において、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS426:NO)、ステップS426をループ(ステップS426:NO)する。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS426:YES)、実施の形態の注意喚起処理を終了する。
ステップS421で注意喚起レベルが1でないと判断された場合(ステップS421:NO)、すなわち、注意喚起レベルが2であると判断された場合、例えば、図9に示した例では、内容が「注意喚起メッセージを表示する。取引を「中止」して「レシート」を発行し、窓口に誘導する。」であるので、ATM制御ユニット20は、ステップS427において、図17に例示するような振込め詐欺注意喚起2画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。
ATM制御ユニット20は、ステップS428において、ユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示された振込め詐欺注意喚起2画面(画面10)の「確認」キーが押下されたか否かを判断する。
「確認」キーが押下されないと判断すると(ステップS428:NO)、ステップS428をループ(ステップS428:NO)する。
他方、「確認」キーが押下されたと判断すると(ステップS428:YES)、ATM制御ユニット20は、ステップS429において、図18に例示するようなレシートを印字する。
ATM制御ユニット20は、ステップS430において、図19に例示するような媒体返却3画面(画面11)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。そして、ATM制御ユニット20は、ステップS431において、媒体返却処理およびレシート返却(排出)処理を行う。例えば、ATM制御ユニット20は、カードおよびレシートをカード入出口11から排出し、上述したステップS426に進む。
以上、説明したように、ATM10が実行する注意喚起処理によれば、ATM10を利用した際の取引履歴情報に基づき、取引回数の少ない店舗番号のATM10を利用している場合は普段利用していない店舗での振込取引処理と判断する。そして、詐欺の被害者となっている可能性を示す注意喚起メッセージをATM10のユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。これにより、ATM10の操作を中断させ、振込め詐欺の被害を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、上述してきた本発明の実施の形態は、自動取引装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードまたはCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用される自動取引装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMまたはRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMまたはRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、自動取引装置に供給し、その自動取引装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールまたはパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムまたはプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードまたはコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードまたは機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
10 ATM
11 カード入出口
12 通帳入出口
13 紙幣入出口
14 硬貨入出口
15 ユーザ操作部
16 スピーカ
20 ATM制御ユニット
21 内部メモリ
22 記憶部
23 カード処理ユニット
24 通帳処理ユニット
25 紙幣処理ユニット
26 硬貨処理ユニット
27 表示ユニット
28 音声出力ユニット
29 通信ユニット
30 ネットワーク
40 ホストコンピュータ
31 取引履歴取得部
32 判断部
33 メッセージ出力部

Claims (4)

  1. 自動取引装置であって、
    過去に取引処理を実行した店舗を識別する取引店舗情報と前記取引処理の取引回数とが対応付けられた取引履歴情報を前記取引処理の際に使用された媒体から取得する取引履歴取得部と、
    前記取引履歴取得部によって取得した取引履歴情報に基づいて、前記自動取引装置が設置されている店舗を識別する現店舗情報と同一店舗である前記取引店舗情報に対応付けられた前記取引回数が所定回数未満か否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記取引回数が前記所定回数未満であると判断された場合、注意喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記メッセージ出力部は、前記媒体に予め記録されたレベルによって内容が異なるメッセージを出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記媒体は、金融機関の発行するキャッシュカードであり、
    前記現店舗情報は、前記キャッシュカードを発行した店舗以外である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 自動取引装置において実行される注意喚起方法であって、
    過去に取引処理を実行した店舗を識別する取引店舗情報と前記取引処理の取引回数とが対応付けられた取引履歴情報を前記取引処理の際に使用された媒体から取得し、
    前記取得した取引履歴情報に基づいて、前記自動取引装置が設置されている店舗を識別する現店舗情報と同一店舗である前記取引店舗情報に対応付けられた前記取引回数が所定回数未満か否かを判断し、
    前記取引回数が前記所定回数未満であると判断された場合、注意喚起するメッセージを出力する、
    ことを特徴とする注意喚起方法。
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