JP2007188258A - 自動取引システム及び自動取引装置 - Google Patents

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敬 岩月
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Abstract

【課題】振込元の顧客が自動取引装置を操作して振込取引を行った後、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させるようにして、不正行為等による被害を確実に防止することができるようにする。
【解決手段】金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置10と、該自動取引装置10に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステム20とを有する自動取引システムであって、前記センタシステム20は、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して振込取引を行うと、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置10を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動取引システム及び自動取引装置に関するものである。
従来、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等の営業店に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)等の自動取引装置は、顧客が自分で操作して、入金、出金、振込、振替、通帳記帳等の金融取引を行うようになっている。なお、顧客が自動取引装置を操作する際には、キャッシュカードを使用し、さらに、暗証番号を入力することによって顧客の認証が行われる。
しかし、近年では、顧客のキャッシュカード及び暗証番号を不正に入手し、顧客になりすまして顧客の口座から出金したりする不正行為や、虚偽の情報に基づいて顧客に振込を行わせて直ちに引き出す振込詐欺が多発している(例えば、非特許文献1及び2参照。)。そこで、不正行為、振込詐欺等による被害を防止するために、生体認証によって顧客の認証を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
図2は従来の生体認証を使用した自動取引システムの構成を示す図である。
図において、101は金融機関の営業店に配設されたコンピュータシステムとしての営業店システムであり、120は金融機関の本部や電算処理センタに配設されたコンピュータシステムとしてのセンタシステムである。そして、営業店システム101は、生体認証機能を備え、顧客が自分で操作して金融取引を行う自動取引装置110、及び、営業店システム101を制御する営業店サーバ111を備え、各自動取引装置110は営業店サーバ111に接続されている。
また、前記センタシステム120は、金融機関に口座を開設している顧客の顧客データ、取引ログ及び口座の残高を管理するシステムであり、前記営業店サーバ111に接続されたホストサーバ121を有する。さらに、前記センタシステム120は、顧客の個人情報を管理する顧客サーバ122、顧客の取引ログを管理するログサーバ124及び顧客の口座の残高を管理する勘定系サーバ126を有する。
ここで、前記顧客サーバ122は、顧客ID123a、顧客名123b、暗証番号123c等を格納する顧客データベース123に接続され、前記顧客ID123a、顧客名123b、暗証番号123c等を管理する。また、前記ログサーバ124は、各顧客の取引ログ125aを格納するログデータベース125に接続され、個々の顧客について、取引ログを記録し、いつ、いくらの金額を入金又は出金したかを管理する。さらに、前記勘定系サーバ126は、各顧客の顧客ID127a及び該顧客ID127aに対応する残高127bを格納する勘定データベース127に接続され、各顧客の口座の残高を管理する。
そして、前記ホストサーバ121は、各営業店サーバ111との通信機能、並びに、顧客サーバ122、ログサーバ124及び勘定系サーバ126の管理機能を備え、前記顧客サーバ122、ログサーバ124及び勘定系サーバ126が管理するデータを取得して、各自動取引装置110で行われている金融取引に関する判断、各自動取引装置110とのデータの送受信等を行う。また、前記ホストサーバ121は、図示されない他の金融機関のシステムにおけるホストサーバと接続され、該ホストサーバとの間でデータの送受信を行うことができる。
次に、従来の自動取引システムの動作について説明する。ここでは、金融取引として出金を行う、すなわち、現金の支払いが行われる場合について説明する。
図3は従来の自動取引システムの動作を示すフローチャートである。
まず、顧客は、自動取引装置110を操作して、該自動取引装置110の図示されないカードスロットにキャッシュカード等のカードを挿入する。すると、前記自動取引装置110は挿入されたカードの磁気ストライプ、IC等に格納されたカード情報を読み取る。そして、前記自動取引装置110は、カード情報に基づいて、挿入されたカードが生体認証対応カードであるか否かを判断する。そして、生体認証対応カードである場合、自動取引装置110は、前記カード情報に基づいて、挿入されたカードが当該金融機関のカードであるか否かを判断する。そして、当該金融機関のカードである場合、あらかじめ自動取引装置110に実装されている生体認証装置によって生体認証を行うことができるので、自動取引装置110は生体認証処理を行う。該生体認証処理において、自動取引装置110は、生体認証を行う旨のメッセージを図示されない表示部に表示し、前記生体認証装置によって顧客の生体情報を読み取る。そして、挿入されたカードに格納された生体認証のデータを使用して、前記顧客の認証を行う。
また、挿入されたカードが当該金融機関のカードでない場合、生体認証処理を行うことができるか否かが不明なので、自動取引装置110は、カード情報に基づいて、挿入されたカードの生体認証方式が自動取引装置110に実装されている生体認証装置の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。そして、生体認証方式が一致している場合、自動取引装置110は、カード情報に基づいて挿入されたカードを発行した金融機関を割り出し、該当金融機関のシステムで使用される生体認証のデータを入手することができるか否かをホストサーバ121に問い合わせる。すると、該ホストサーバ121は他の金融機関のシステムにおけるホストサーバとの接続状況に基づいて、生体認証のデータを入手することができるか否かを判断し、判断結果を自動取引装置110に返信する。判断結果が生体認証のデータを入手することができるものである場合、自動取引装置110は生体認証処理を行う。
一方、挿入されたカードが生体認証対応カードでない場合、挿入されたカードの生体認証方式が自動取引装置110に実装されている生体認証装置の生体認証方式と一致していない場合、及び、生体認証のデータを入手することができない場合、あらかじめ自動取引装置110に実装されている生体認証装置によって生体認証を行うことができないので、自動取引装置110は暗証番号認証処理を行う。該暗証番号認証処理において、自動取引装置110は、暗証番号の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に暗証番号を入力させる。そして、自動取引装置110は、挿入されたカードに対応する口座の暗証番号をホストサーバ121に要求する。すると、該ホストサーバ121は、顧客サーバ122又は他の金融機関のシステムにおけるホストサーバから該当する暗証番号を取得し、自動取引装置110に返信する。そして、該自動取引装置110は、ホストサーバ121から受信した暗証番号を使用し、顧客によって入力された暗証番号の認証を行う。
そして、生体認証処理又は暗証番号認証処理を行った後、自動取引装置110は、認証結果がOKであるか否かを判断する。そして、認証結果がOKである場合、自動取引装置110は、支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させる。続いて、自動取引装置110は、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
また、認証結果がOKでない場合、自動取引装置110は、認証に失敗した旨のメッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 カード情報を読み取る。
ステップS2 生体認証対応カードであるか否かを判断する。生体認証対応カードである場合はステップS3に進み、生体認証対応カードでない場合はステップS8に進む。
ステップS3 当該金融機関のカードであるか否かを判断する。当該金融機関のカードである場合はステップS6に進み、当該金融機関のカードでない場合はステップS4に進む。
ステップS4 生体認証方式が自動取引装置110の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。生体認証方式が自動取引装置110の生体認証方式と一致している場合はステップS5に進み、生体認証方式が自動取引装置110の生体認証方式と一致していない場合はステップS8に進む。
ステップS5 生体認証のデータを入手することができるか否かを判断する。生体認証のデータを入手することができる場合はステップS6に進み、生体認証のデータを入手することができない場合はステップS8に進む。
ステップS6 生体認証処理を行う。
ステップS7 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS12に進み、認証結果がOKでない場合はステップS10に進む。
ステップS8 暗証番号認証処理を行う。
ステップS9 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS12に進み、認証結果がOKでない場合はステップS10に進む。
ステップS10 認証失敗メッセージを表示する。
ステップS11 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS12 支払い金額を入力する。
ステップS13 カードを返却する。
ステップS14 現金支払い処理を行い、処理を終了する。
トピックス「相次ぐ偽造カード犯罪発生で脚光浴びる"生体認証ICカード"」、平成17年10月2日、インターネット< http://www.ace-sec.co.jp/topics/050225ic.> 警視庁ホームページ「警視庁から緊急メッセージ"振り込まないで!"」、平成17年10月、インターネット< http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/koreisagi/image/messe. > 特開2002−288424号公報 特開2002−133332号公報
しかしながら、前記従来の自動取引システムにおいては、必ずしもすべての自動取引装置110に生体認証装置が実装されているとは限らず、また、実装された生体認証装置が挿入された生体認証対応カードと相違する生体認証方式を採用していることもあるので、生体認証でなく、暗証番号の認証によって現金の支払いが行われる場合があり、不正行為、振込詐欺等による被害を確実に防止することができなかった。もっとも、暗証番号の認証によって現金の支払いが行われる場合であっても、一回又は一日の支払い限度額を設定することによって、高額の支払いを防止して、被害を抑制することもできるが、この場合、通常の顧客の利便性が損なわれてしまう。
本発明は、前記従来の自動取引システムの問題点を解決して、振込元の顧客が自動取引装置を操作して振込取引を行った後、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させるようにして、不正行為等による被害を確実に防止することができる自動取引システム及び自動取引装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の自動取引システムにおいては、金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、前記センタシステムは、振込元の顧客が自動取引装置を操作して振込取引を行うと、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させる。
本発明の他の自動取引システムにおいては、金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、前記センタシステムは、顧客毎に設定された生体認証を行うことなしに一括支払いすることができる限度額、及び、特定人物の生体情報を含むブラックリストが格納された顧客データベースを備え、振込先の顧客が自動取引装置を操作して入力した出金金額が前記限度額を超えた場合、前記振込先の顧客の生体情報が自動取引装置によって取得され、かつ、前記生体情報が前記ブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに前記出金金額の出金を許可する。
本発明の更に他の自動取引システムにおいては、金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、前記センタシステムは、顧客毎に設定された生体認証を行うことなしに出金することができない出金不可時間、及び、特定人物の生体情報を含むブラックリストが格納された顧客データベースを備え、振込先の顧客が自動取引装置を操作した時点から前記出金不可時間だけ遡(さかのぼ)った時間内に入金又は振込があった場合、前記振込先の顧客の生体情報が自動取引装置によって取得され、かつ、前記生体情報が前記ブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金を許可する。
本発明の自動取引装置においては、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、顧客が出金取引の操作をすると、前記顧客を振込先とする振込処理が前記センタシステムによって保留されている場合、前記顧客の生体認証が行われたときに、前記センタシステムに振込処理の保留を解除させて出金取引を行う。
本発明の他の自動取引装置においては、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、顧客が出金取引の操作をすると、出金金額が前記センタシステムに格納された限度額を超えた場合、前記顧客の生体情報を取得し、かつ、取得された生体情報が前記センタシステムに格納されたブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金取引を行う。
本発明の更に他の自動取引装置においては、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、顧客が出金取引の操作をすると、操作した時点から前記センタシステムに格納された出金不可時間だけ遡った時間内に入金又は振込があった場合、前記顧客の生体情報を取得し、かつ、取得した生体情報が前記センタシステムに格納されたブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金取引を行う。
本発明によれば、自動取引システム及び自動取引装置は、振込元の顧客が自動取引装置を操作して振込取引を行った後、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させるようになっている。そのため、不正行為等によって振り込まれた金額を出金しようとする者は、自分の生体情報が記録されることを恐れて躊躇(ちゅうちょ)するので、被害を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。
図において、12は銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等の営業店に配設されたコンピュータシステムとしての営業店システムであり、20は前記金融機関の本部や電算処理センタに配設されたコンピュータシステムとしてのセンタシステムである。そして、本実施の形態における自動取引システムは、前記営業店システム12及びセンタシステム20を含んでいる。なお、前記営業店システム12は、生体認証機能を備え、顧客が自分で操作して金融取引を行う自動取引装置10、及び、営業店システム12を制御する営業店サーバ11を備え、各自動取引装置10は営業店サーバ11に接続されている。
ここで、前記自動取引装置10は、前記営業店に配設されたATM等であり、前記金融機関の顧客が自分で操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込や振替のような送金取引、定期性預金設定等の金融取引を行うための装置である。なお、前記自動取引装置10は、前記金融機関の本店、支店等、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパート等の商店の店舗、駅の構内、地下街、市役所、病院等の公共施設、工場、事務所等の私企業、駐車場、道路脇(わき)等の屋外等、いかなる場所に配設されていてもよい。また、前記自動取引装置10は、他の機能、例えば、チケット予約機能、商品購入申込み機能、クレジットカードの与信確認機能、施設情報案内機能等を有するキオスク端末のような多機能端末であってもよいし、拡大して、ネットバンキング用端末でもよい。なお、前記顧客は、金融機関に自己の口座を開設し、前記金融機関を利用する者であり、一般的には個人である。
そして、前記自動取引装置10は、キーボード、タッチパネル、押しボタン等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示手段等を備える顧客操作部を有する。なお、該顧客操作部は、入力部と表示部との機能を兼ね備えるタッチパネルであることが望ましい。さらに、前記顧客操作部は、音声ガイダンス等を出力するためのスピーカ等の音声出力手段を備える。
また、前記自動取引装置10は、キャッシュカード等のカードを取り扱うカード取扱部を有する。ここで、前記カードは、金融機関が顧客に対して発行した入金、出金、振込、振替、残高照会等の金融取引を行うためのカードであり、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。なお、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、カードに埋め込まれたICであってもよい。特に、前記カードが生体認証対応カードであって、顧客の生体認証のデータを格納するものである場合には、前記情報を格納する部材はICであること、すなわち、前記カードがICカードであることが望ましい。
そして、前記カード取扱部は、カードが挿入されるカードスロットを備え、該カードスロット内には、図示されないカードを搬送する搬送装置、及び、カードの磁気ストライプやICに格納された情報の読取、上書、消去等を行うための磁気ヘッド等の記録ヘッドが配設される。なお、前記カード取扱部は他の金融機関の発行したキャッシュカードやクレジットカード、デビットカード等の他の種類のカードも取り扱えることが望ましい。さらに、前記カード取扱部は取引明細票を発行する機能を備える。該取引明細票は、入金、出金、残高照会、振込、振替、定期性預金設定等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。なお、前記取引明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
さらに、自動取引装置10は、生体認証を行うための生体認証装置を有するものであることが望ましい。該生体認証装置は、指紋、虹彩(アイリス)、手のひら静脈等の生物学的な特徴を示すバイオメトリクス情報を使用して顧客の生体認証を行う装置である。なお、必ずしもすべての自動取引装置10が生体認証装置を有していなくてもよい。
そして、前記自動取引装置10は、預金通帳等の通帳に記帳する通帳記帳部を有する。ここで、前記通帳は、金融機関が顧客に対して発行した預金通帳等の冊子状の通帳であり、入金、出金、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引の記録が印刷されるものである。なお、前記通帳の表紙又は裏表紙には、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。さらに、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、通帳に埋め込まれたICであってもよい。また、前記通帳記帳部は、通帳が挿入される通帳スロットを備え、該通帳スロット内には、通帳を搬送する搬送装置、通帳に前記金融取引の記録を印刷する印字ヘッド、及び、通帳の磁気ストライプやICに格納された情報の読取、上書、消去等を行うための磁気ヘッド等の記録ヘッドが配設される。
そして、前記自動取引装置10は、紙幣又は硬貨を取り扱う貨幣入出金部を有する。該貨幣入出金部は、入金等の金融取引において顧客が入金した現金を受け取りカウントするとともに、出金等の金融取引において所定金額の紙幣又は硬貨を貨幣受取口から払い出す。なお、該貨幣受取口にはシャッタが配設され、該シャッタは、紙幣又は硬貨を払い出す時に開くようになっている。
さらに、前記自動取引装置10は、プログラムに従って動作を行う一種のコンピュータであり、図示されない制御部を有する。該制御部は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、前記自動取引装置10の動作を統括的に制御する。
また、前記営業店サーバ11は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、プログラムに従って動作を行うコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ワークステーション等であるが、いかなる種類のコンピュータであってもよい。
さらに、前記センタシステム20は、金融機関に口座を開設している顧客の顧客データ、取引ログ及び口座の残高を管理するシステムであり、前記営業店サーバ11に接続されたホストサーバ21を有する。また、前記センタシステム20は、顧客の個人情報を管理する顧客サーバ22、顧客の取引ログを管理するログサーバ24及び顧客の口座の残高を管理する勘定系サーバ26を有する。なお、前記ホストサーバ21、顧客サーバ22、ログサーバ24及び勘定系サーバ26は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、プログラムに従って動作を行うコンピュータであるが、各々が独立して構成されたものであってもよいし、相互に結合されて一体的に構成されたものであってもよいし、各々が複数のサーバから成る分散型サーバであってもよい。
ここで、前記顧客サーバ22は、顧客ID23a、顧客名23b、暗証番号23c、振込待ちデータ23d等を格納する顧客データベース23に接続され、前記顧客ID23a、顧客名23b、暗証番号23c、振込待ちデータ23d等を管理する。なお、該振込待ちデータ23dは、振込元の顧客のIDとしての振込元ID23e及び振込金額23fを含んでいる。さらに、顧客データベース23は、顧客データとしてブラックリスト23gも格納する。該ブラックリスト23gには、過去に振込詐欺を行った人物や、金融機関等とトラブルを起こした人物、すなわち、特定人物の生体認証のデータである生体情報を含んでいる。
また、前記ログサーバ24は、各顧客の取引ログ25aを格納するログデータベース25に接続され、個々の顧客について、取引ログを記録し、いつ、いくらの金額を入金又は出金したかを管理する。さらに、前記勘定系サーバ26は、各顧客の顧客ID27a及び該顧客ID27aに対応する残高27bを格納する勘定データベース27に接続され、各顧客の口座の残高を管理する。
そして、前記ホストサーバ21は、各営業店サーバ11との通信機能、並びに、顧客サーバ22、ログサーバ24及び勘定系サーバ26の管理機能を備え、前記顧客サーバ22、ログサーバ24及び勘定系サーバ26が管理するデータを取得して、各自動取引装置10で行われている金融取引に関する判断、各自動取引装置10とのデータの送受信等を行う。また、前記ホストサーバ21は、図示されない他の金融機関のシステムにおけるホストサーバと接続され、該ホストサーバとの間でデータの送受信を行うことができる。
次に、前記構成の自動取引システムの動作について説明する。まず、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して振込取引を行う際の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの振込取引を行う際の動作を示すフローチャートである。
まず、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して、金融取引としての振込取引を行うと、ホストサーバ21は、自動取引装置10から振込情報を受信して、ホストサーバ21は、振込取引が現金によるもの、すなわち、現金振込であるか否かを判断する。そして、現金振込でない場合、すなわち、口座から口座への振込である場合、ホストサーバ21は、勘定系サーバ26が管理する振込元の顧客の顧客ID27aに対応する残高27bから振込金額を減算する。
続いて、ホストサーバ21は、顧客データベース23の振込先の顧客の顧客IDに対応する振込待ちデータ23dの振込元ID23e及び振込金額23fに、前記振込元の顧客の顧客ID27a及び振込金額を各々書き込む。なお、現金振込である場合、ホストサーバ21は、そのまま、前記振込待ちデータ23dの振込元ID23e及び振込金額23fに、前記振込元の顧客の顧客ID27a及び振込金額を各々書き込む。
そして、ホストサーバ21は、振込処理結果を自動取引装置10に送信して、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 ホストサーバ21は自動取引装置10から振込情報を受信する。
ステップS22 現金振込であるか否かを判断する。現金振込である場合はステップS24に進み、現金振込でない場合はステップS23に進む。
ステップS23 勘定系サーバ26の振込元の残高27bから振込金額を減算する。
ステップS24 顧客データベース23の振込待ちデータ23dに振込元の顧客ID27a及び振込金額を書き込む。
ステップS25 振込処理結果を自動取引装置10に送信して、処理を終了する。
このように、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して振込取引を行っても、ホストサーバ21は、振込先の口座に直ちには振込金額を入金せず、顧客データベース23の振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込待ちデータ23dに前記振込取引のデータを書き込み、振込金額を一時的に保留するようになっている。
次に、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して出金取引を行う際の動作、すなわち、現金の支払いが行われる際の動作について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第1の図、図6は本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第2の図、図7は本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第3の図、図8は本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャート、図9は本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャート、図10は本発明の第1の実施の形態におけるホストサーバの振込処理を行う際の動作を示すフローチャートである。
まず、振込先の顧客は、自動取引装置10を操作して、該自動取引装置10のカードスロットにキャッシュカード等のカードを挿入する。すると、前記自動取引装置10は挿入されたカードの磁気ストライプ、IC等に格納されたカード情報を読み取る。そして、前記自動取引装置10は、カード情報に基づいて、挿入されたカードが生体認証対応カードであるか否かを判断する。そして、生体認証対応カードである場合、自動取引装置10は、前記カード情報に基づいて、挿入されたカードが当該金融機関のカードであるか否かを判断する。そして、当該金融機関のカードである場合、自動取引装置10が有する生体認証装置によって生体認証を行うことができるので、自動取引装置10は生体認証処理を行う。該生体認証処理において、自動取引装置10は、生体認証を行う旨のメッセージを表示部に表示し、前記生体認証装置によって顧客の生体情報を読み取る。そして、挿入されたカードに格納された生体認証のデータを使用して、前記顧客の認証を行う。
また、挿入されたカードが当該金融機関のカードでない場合、生体認証処理を行うことができるか否かが不明なので、自動取引装置10は、カード情報に基づいて、挿入されたカードの生体認証方式が自動取引装置10に実装されている生体認証装置の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。そして、生体認証方式が一致している場合、自動取引装置10は、カード情報に基づいて挿入されたカードを発行した金融機関を割り出し、該当金融機関のシステムで使用される生体認証のデータを入手することができるか否かをホストサーバ21に問い合わせる。すると、該ホストサーバ21は他の金融機関のシステムにおけるホストサーバとの接続状況に基づいて、生体認証のデータを入手することができるか否かを判断し、判断結果を自動取引装置10に返信する。判断結果が生体認証のデータを入手することができるものである場合、自動取引装置10は生体認証処理を行う。
一方、挿入されたカードが生体認証対応カードでない場合、挿入されたカードの生体認証方式が自動取引装置10に実装されている生体認証装置の生体認証方式と一致していない場合、及び、生体認証のデータを入手することができない場合、あらかじめ自動取引装置10に実装されている生体認証装置によって生体認証を行うことができないので、自動取引装置10は暗証番号認証処理を行う。該暗証番号認証処理において、自動取引装置10は、暗証番号の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に暗証番号を入力させる。そして、自動取引装置10は、挿入されたカードに対応する口座の暗証番号をホストサーバ21に要求する。すると、該ホストサーバ21は、顧客サーバ22又は他の金融機関のシステムにおけるホストサーバから該当する暗証番号を取得し、自動取引装置10に返信する。そして、該自動取引装置10は、ホストサーバ21から受信した暗証番号を使用し、顧客によって入力された暗証番号の認証を行う。
そして、生体認証処理又は暗証番号認証処理を行った後、自動取引装置10は、認証結果がOKであるか否かを判断する。そして、認証結果がOKでない場合、自動取引装置10は、認証に失敗した旨のメッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
一方、認証結果がOKである場合、自動取引装置10は、ホストサーバ21に振込残を確認するよう依頼する。すると、ホストサーバ21は、顧客データベース23における振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込待ちデータ23dに振込元ID23e及び振込金額23fに前記振込元の顧客の顧客ID27a及び振込金額が書き込まれているか否か、すなわち、振込待ちデータ23dがあるか否かを確認し、確認結果を自動取引装置10に返信する。ここで、振込待ちデータ23dがある場合には、該振込待ちデータ23dを確認結果として自動取引装置10に返信する。また、振込待ちデータ23dがない場合には、その旨を確認結果として自動取引装置10に返信する。
すると、該自動取引装置10は、受信した確認結果に基づいて、振込先の顧客の口座に振込残があるか否かを判断する。そして、振込待ちデータ23dがない場合、すなわち、振込残がない場合、自動取引装置10は、支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させ、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための出金取引としての現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
また、生体認証処理を行った場合であって、振込待ちデータ23dがあるとき、すなわち、振込残があるとき、自動取引装置10は、振込残がある旨の振込残メッセージとして、図5に示されるようなメッセージを表示部に表示する。そして、自動取引装置10は、ホストサーバ21に生体情報取得済である旨及び振込要求を送信する。
ホストサーバ21は、振込要求を受信すると、顧客データベース23における振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込待ちデータ23dの振込金額23fを、勘定データベース27における振込先の顧客の顧客ID27aに対応する残高27bに加算するとともに、ログデータベース25に振込取引を記録する。その後、顧客データベース23における振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込待ちデータ23dを消去する。そして、ホストサーバ21は、このような処理が終了すると、その旨をレスポンスとして自動取引装置10に返信する。
ここで、自動取引装置10は、ホストサーバ21からレスポンスを受信するまで、振込がOKであるか否かの判断を繰り返して待機している。そして、ホストサーバ21からレスポンスを受信すると、自動取引装置10は、振込がOKであると判断し、振込終了メッセージとして、図6に示されるようなメッセージを表示部に表示する。続いて、自動取引装置10は、支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させ、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
一方、暗証番号認証処理を行った場合であって、振込残があるとき、自動取引装置10は、振込残がある旨の振込残メッセージとして、図7に示されるようなメッセージを表示部に表示する。この場合、振込残はあるが生体認証を行わないと振込が完了しない旨のメッセージ、及び、振込を完了させるために、生体認証が可能な自動取引装置10を操作して生体認証を行うことを促すメッセージが表示される。続いて、自動取引装置10は、支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させ、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。まず、自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS31 カード情報を読み取る。
ステップS32 生体認証対応カードであるか否かを判断する。生体認証対応カードである場合はステップS33に進み、生体認証対応カードでない場合はステップS38に進む。
ステップS33 当該金融機関のカードであるか否かを判断する。当該金融機関のカードである場合はステップS36に進み、当該金融機関のカードでない場合はステップS34に進む。
ステップS34 生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致している場合はステップS35に進み、生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致していない場合はステップS38に進む。
ステップS35 生体認証のデータを入手することができるか否かを判断する。生体認証のデータを入手することができる場合はステップS36に進み、生体認証のデータを入手することができない場合はステップS38に進む。
ステップS36 生体認証処理を行う。
ステップS37 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS42に進み、認証結果がOKでない場合はステップS40に進む。
ステップS38 暗証番号認証処理を行う。
ステップS39 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS48に進み、認証結果がOKでない場合はステップS40に進む。
ステップS40 認証失敗メッセージを表示する。
ステップS41 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS42 ホストサーバ21に振込残を確認する。
ステップS43 振込残があるか否かを判断する。振込残がある場合はステップS44に進み、振込残がない場合はステップS51に進む。
ステップS44 振込残メッセージを表示する。
ステップS45 ホストサーバ21に生体情報取得済である旨及び振込要求を送信する。
ステップS46 振込がOKであるか否かを判断する。振込がOKである場合はステップS47に進み、振込がOKでない場合は待機する。
ステップS47 振込終了メッセージを表示する。
ステップS48 ホストサーバ21に振込残を確認する。
ステップS49 振込残があるか否かを判断する。振込残がある場合はステップS50に進み、振込残がない場合はステップS51に進む。
ステップS50 振込残メッセージを表示する。
ステップS51 支払い金額を入力する。
ステップS52 カードを返却する。
ステップS53 現金支払い処理を行い、処理を終了する。
次に、ホストサーバ21の振込処理を行う際の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS61 自動取引装置10から振込要求を受信する。
ステップS62 顧客データベース23の振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込金額を勘定データベース27の振込先の顧客の顧客ID27aの残高27bに加算する。
ステップS63 ログデータベース25に振込取引を記録する。
ステップS64 振込先の顧客の顧客ID23aに対応する振込待ちデータ23dを消去し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、振込元の顧客が振込取引を行っても、ホストサーバ21は振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置10を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込処理を行い、振込取引を成立させるようになっている。そのため、不正行為等によって振り込まれた金額を出金しようとする者は、自分の生体情報が自動取引装置10によって取得されて記録されることを恐れて躊躇するので、被害を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図11は本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。
本実施の形態においては、顧客データベース23が支払い限度額(PT)23hを格納する。該支払い限度額23hには、個々の口座について、生体認証を行うことなしに一括支払いすることができる限度額が保存される。また、自動取引装置10は、取引データ等のジャーナルデータを記録するための図示されない電子ジャーナルを有する。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における自動取引システムの動作について説明する。なお、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して振込取引を行う際の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略し、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して出金取引を行う際の動作、すなわち、現金の支払いが行われる際の動作についてのみ説明する。
図12は本発明の第2の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す図、図13は本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャート、図14は本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャートである。
なお、生体認証処理又は暗証番号認証処理を行った後、自動取引装置10が認証結果がOKであるか否かを判断するまでの動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
そして、認証結果がOKでない場合、自動取引装置10は、認証に失敗した旨のメッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
また、認証結果がOKである場合、自動取引装置10は、出金金額としての支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させる。そして、自動取引装置10は、顧客の支払い限度額23hをホストサーバ21に要求する。すると、該ホストサーバ21は、顧客データベース23から該当する支払い限度額23hを取得して、自動取引装置10に返信する。そして、該自動取引装置10は、ホストサーバ21から受信した支払い限度額23hを使用し、顧客によって入力された支払い金額が支払い限度額23hより多いか否かを判断する。
ここで、入力された支払い金額が支払い限度額23hより多い場合、自動取引装置10は、生体情報を記録する旨のメッセージとして、図12に示されるようなメッセージを表示部に表示する。該表示部には、メッセージとともに、生体情報を記録するか否かを選択するための選択手段が表示される。続いて、自動取引装置10は、生体情報の記録がOKであるか否かを判断し、顧客が生体情報を記録することを選択した場合、生体情報の記録がOKであるとして、さらに、生体認証処理を行ったか否かを判断する。
そして、生体認証処理を行っていない場合、自動取引装置10は生体認証処理を行う。該生体認証処理において、自動取引装置10は、生体認証を行う旨のメッセージを表示部に表示し、生体認証装置によって顧客の生体情報を読み取る。続いて、自動取引装置10はホストサーバ21に読み取った生体情報及び振込要求を送信する。
ホストサーバ21は、生体情報及び振込要求を受信すると、受信した生体情報を顧客データベース23におけるブラックリスト23gに含まれる生体情報と照合する。そして、ホストサーバ21は、受信した生体情報がブラックリスト23gに含まれる生体情報と一致しない場合には支払いOKの旨の情報を自動取引装置10に返信し、受信した生体情報がブラックリスト23gに含まれる生体情報のいずれかと一致する場合には支払いOKでない旨の情報を自動取引装置10に返信する。
続いて、自動取引装置10は、ホストサーバ21から受信した情報が支払いOKであるか否かを判断し、支払いOKである場合には、読み取った生体情報を電子ジャーナルに記録する。そして、自動取引装置10は、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための出金取引としての現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
また、ホストサーバ21から受信した情報が支払いOKでない場合、及び、顧客が生体情報を記録しないことを選択した場合、すなわち、生体情報の記録がOKでない場合、自動取引装置10は、入力された支払い金額を支払うことができない旨の支払い不可メッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
なお、入力された支払い金額が支払い限度額23h以下である場合、自動取引装置10は、直ちに挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS71 カード情報を読み取る。
ステップS72 生体認証対応カードであるか否かを判断する。生体認証対応カードである場合はステップS73に進み、生体認証対応カードでない場合はステップS78に進む。
ステップS73 当該金融機関のカードであるか否かを判断する。当該金融機関のカードである場合はステップS76に進み、当該金融機関のカードでない場合はステップS74に進む。
ステップS74 生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致している場合はステップS75に進み、生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致していない場合はステップS78に進む。
ステップS75 生体認証のデータを入手することができるか否かを判断する。生体認証のデータを入手することができる場合はステップS76に進み、生体認証のデータを入手することができない場合はステップS78に進む。
ステップS76 生体認証処理を行う。
ステップS77 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS82に進み、認証結果がOKでない場合はステップS80に進む。
ステップS78 暗証番号認証処理を行う。
ステップS79 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS82に進み、認証結果がOKでない場合はステップS80に進む。
ステップS80 認証失敗メッセージを表示する。
ステップS81 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS82 支払い金額を入力する。
ステップS83 支払い金額が支払い限度額23hより多いか否かを判断する。支払い金額が支払い限度額23hより多い場合はステップS84に進み、支払い金額が支払い限度額23h以下である場合はステップS93に進む。
ステップS84 生体認証を記録するメッセージを表示する。
ステップS85 生体認証の記録がOKであるか否かを判断する。生体認証の記録がOKである場合はステップS86に進み、生体認証の記録がOKでない場合はステップS90に進む。
ステップS86 生体認証処理を行ったか否かを判断する。生体認証処理を行った場合はステップS92に進み、生体認証処理を行っていない場合はステップS87に進む。
ステップS87 生体認証処理を行う。
ステップS88 ホストサーバ21に生体情報及び振込要求を送信する。
ステップS89 支払いOKであるか否かを判断する。支払いOKである場合はステップS92に進み、支払いOKでない場合はステップS90に進む。
ステップS90 支払い不可メッセージを表示する。
ステップS91 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS92 生体情報を電子ジャーナルに記録する。
ステップS93 カードを返却する。
ステップS94 現金支払い処理を行い、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、暗証番号による認証を行った場合でも、顧客が入力した支払い金額が支払い限度額23hより多いときは、生体認証を行い、生体情報を取得して記録すると、出金を許可するようになっている。そのため、不正行為等によって振り込まれた金額を出金しようとする者は、自分の生体情報が自動取引装置10によって取得されて記録されることを恐れて躊躇するので、被害を防止することができる。また、振り込まれた金額が不正に支払われた場合、自動取引装置10の電子ジャーナルに記録された出金取引を行った者の生体情報を、顧客データベース23のブラックリスト23gに格納することによって、前記出金取引を行った者による以降の不正行為を阻止することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図15は本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。
本実施の形態においては、顧客データベース23が前記第2の実施の形態における支払い限度額23hに代えて、支払い不可時間(GT)23iを格納する。該支払い不可時間23iには、個々の口座に対して入金又は振込後、生体認証なしで支払いすることができない出金不可時間が保存される。なお、その他の点の構成については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における自動取引システムの動作について説明する。なお、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して振込取引を行う際の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略し、振込元の顧客が自動取引装置10を操作して出金取引を行う際の動作、すなわち、現金の支払いが行われる際の動作についてのみ説明する。
図16は本発明の第3の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す図、図17は本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャート、図18は本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャートである。
なお、生体認証処理又は暗証番号認証処理を行った後、自動取引装置10が認証結果がOKであるか否かを判断するまでの動作については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
そして、認証結果がOKでない場合、自動取引装置10は、認証に失敗した旨のメッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
また、認証結果がOKである場合、自動取引装置10は、支払い金額の入力を促すメッセージを表示部に表示し、顧客に支払い金額を入力させる。そして、自動取引装置10は、前記顧客の顧客ID23aをホストサーバ21に送信する。すると、該ホストサーバ21は、顧客データベース23から該当する支払い不可時間23iを取得し、現時点より支払い不可時間23iだけ遡った時間内に、前記顧客の口座への入金又は振込があったか否かを、勘定データベース27に格納されたデータに基づいて判断する。そして、ホストサーバ21は、判断結果を自動取引装置10に返信する。
ここで、現時点より支払い不可期間23iだけ遡った時間内に顧客の口座への入金又は振込があった場合、自動取引装置10は、生体情報を記録する旨のメッセージとして、図16に示されるようなメッセージを表示部に表示する。該表示部には、メッセージとともに、生体情報を記録するか否かを選択するための選択手段が表示される。続いて、自動取引装置10は、生体情報の記録がOKであるか否かを判断し、顧客が生体情報を記録することを選択した場合、生体情報の記録がOKであるとして、さらに、生体認証処理を行ったか否かを判断する。
そして、生体認証処理を行っていない場合、自動取引装置10は生体認証処理を行う。該生体認証処理において、自動取引装置10は、生体認証を行う旨のメッセージを表示部に表示し、生体認証装置によって顧客の生体情報を読み取る。続いて、自動取引装置10はホストサーバ21に読み取った生体情報及び振込要求を送信する。
ホストサーバ21は、生体情報及び振込要求を受信すると、受信した生体情報を顧客データベース23におけるブラックリスト23gに含まれる生体情報と照合する。そして、ホストサーバ21は、受信した生体情報がブラックリスト23gに含まれる生体情報と一致しない場合には支払いOKの旨の情報を自動取引装置10に返信し、受信した生体情報がブラックリスト23gに含まれる生体情報のいずれかと一致する場合には支払いOKでない旨の情報を自動取引装置10に返信する。
続いて、自動取引装置10は、ホストサーバ21から受信した情報が支払いOKであるか否かを判断し、支払いOKである場合には、読み取った生体情報を電子ジャーナルに記録する。そして、自動取引装置10は、挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための出金取引としての現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
また、ホストサーバ21から受信した情報が支払いOKでない場合、及び、顧客が生体情報を記録しないことを選択した場合、すなわち、生体情報の記録がOKでない場合、自動取引装置10は、入力された支払い金額を支払うことができない旨の支払い不可メッセージを表示部に表示し、挿入されたカードを返却して、処理を終了する。
なお、現時点より支払い不可時間23iだけ遡った時間内に顧客の口座への入金又は振込がなかった場合、自動取引装置10は、直ちに挿入されたカードを返却し、入力された支払い金額を支払うための現金支払い処理を実行して、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS101 カード情報を読み取る。
ステップS102 生体認証対応カードであるか否かを判断する。生体認証対応カードである場合はステップS103に進み、生体認証対応カードでない場合はステップS108に進む。
ステップS103 当該金融機関のカードであるか否かを判断する。当該金融機関のカードである場合はステップS106に進み、当該金融機関のカードでない場合はステップS104に進む。
ステップS104 生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致しているか否かを判断する。生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致している場合はステップS105に進み、生体認証方式が自動取引装置10の生体認証方式と一致していない場合はステップS108に進む。
ステップS105 生体認証のデータを入手することができるか否かを判断する。生体認証のデータを入手することができる場合はステップS106に進み、生体認証のデータを入手することができない場合はステップS108に進む。
ステップS106 生体認証処理を行う。
ステップS107 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS112に進み、認証結果がOKでない場合はステップS110に進む。
ステップS108 暗証番号認証処理を行う。
ステップS109 認証結果がOKであるか否かを判断する。認証結果がOKである場合はステップS112に進み、認証結果がOKでない場合はステップS110に進む。
ステップS110 認証失敗メッセージを表示する。
ステップS111 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS112 支払い金額を入力する。
ステップS113 現時点より支払い不可時間だけ遡った時間内に口座への入金又は振込があったか否かを判断する。現時点より支払い不可時間だけ遡った時間内に口座への入金又は振込があった場合はステップS114に進み、現時点より支払い不可時間だけ遡った時間内に口座への入金又は振込がなかった場合はステップS123に進む。
ステップS114 生体情報を記録するメッセージを表示する。
ステップS115 生体情報の記録がOKであるか否かを判断する。生体情報の記録がOKである場合はステップS116に進み、生体認証の記録がOKでない場合はステップS120に進む。
ステップS116 生体認証処理を行ったか否かを判断する。生体認証処理を行った場合はステップS122に進み、生体認証処理を行っていない場合はステップS117に進む。
ステップS117 生体認証処理を行う。
ステップS118 ホストサーバ21に生体情報及び振込要求を送信する。
ステップS119 支払いOKであるか否かを判断する。支払いOKである場合はステップS122に進み、支払いOKでない場合はステップS120に進む。
ステップS120 支払い不可メッセージを表示する。
ステップS121 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS122 生体情報を電子ジャーナルに記録する。
ステップS123 カードを返却する。
ステップS124 現金支払い処理を行い、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、暗証番号による認証を行った場合でも、入金又は振込のすぐ後に支払いが行われるときは、生体認証を行い、生体情報を取得して記録し、出金を許可するようになっている。そのため、不正行為等によって振り込まれた金額を出金しようとする者は、自分の生体情報が自動取引装置10によって取得されて記録されることを恐れて躊躇するので、被害を防止することができる。また、振り込まれた金額が不正に支払われた場合、自動取引装置10の電子ジャーナルに記録された出金取引を行った者の生体情報を、顧客データベース23のブラックリスト23gに格納することによって、前記出金取引を行った者による以降の不正行為を阻止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。例えば、インターネットバンキングによる振込取引においても援用することができる。
本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。 従来の生体認証を使用した自動取引システムの構成を示す図である。 従来の自動取引システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの振込取引を行う際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるホストサーバの振込処理を行う際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における自動取引装置が表示するメッセージの例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における自動取引システムの出金取引を行う際の動作を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
10 自動取引装置
12 営業店システム
20 センタシステム
23 顧客データベース
23g ブラックリスト

Claims (6)

  1. (a)金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、
    (b)該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、
    (c)前記センタシステムは、振込元の顧客が自動取引装置を操作して振込取引を行うと、振込処理を保留し、振込先の顧客が自動取引装置を操作して生体認証を行うと、振込処理の保留を解除して振込取引を成立させることを特徴とする自動取引システム。
  2. (a)金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、
    (b)該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、
    (c)前記センタシステムは、顧客毎に設定された生体認証を行うことなしに一括支払いすることができる限度額、及び、特定人物の生体情報を含むブラックリストが格納された顧客データベースを備え、振込先の顧客が自動取引装置を操作して入力した出金金額が前記限度額を超えた場合、前記振込先の顧客の生体情報が自動取引装置によって取得され、かつ、前記生体情報が前記ブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに前記出金金額の出金を許可することを特徴とする自動取引システム。
  3. (a)金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置と、
    (b)該自動取引装置に接続され、金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムとを有する自動取引システムであって、
    (c)前記センタシステムは、顧客毎に設定された生体認証を行うことなしに出金することができない出金不可時間、及び、特定人物の生体情報を含むブラックリストが格納された顧客データベースを備え、振込先の顧客が自動取引装置を操作した時点から前記出金不可時間だけ遡った時間内に入金又は振込があった場合、前記振込先の顧客の生体情報が自動取引装置によって取得され、かつ、前記生体情報が前記ブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金を許可することを特徴とする自動取引システム。
  4. (a)金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、
    (b)顧客が出金取引の操作をすると、前記顧客を振込先とする振込処理が前記センタシステムによって保留されている場合、前記顧客の生体認証が行われたときに、前記センタシステムに振込処理の保留を解除させて出金取引を行うことを特徴とする自動取引装置。
  5. (a)金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、
    (b)顧客が出金取引の操作をすると、出金金額が前記センタシステムに格納された限度額を超えた場合、前記顧客の生体情報を取得し、かつ、取得された生体情報が前記センタシステムに格納されたブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金取引を行うことを特徴とする自動取引装置。
  6. (a)金融取引の処理を行う金融機関のセンタシステムに接続され、前記金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置であって、
    (b)顧客が出金取引の操作をすると、操作した時点から前記センタシステムに格納された出金不可時間だけ遡った時間内に入金又は振込があった場合、前記顧客の生体情報を取得し、かつ、取得した生体情報が前記センタシステムに格納されたブラックリストに含まれる特定人物の生体情報と一致しないときに出金取引を行うことを特徴とする自動取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026227A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社日立製作所 生体認証装置における閉塞制御方法

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