JP4803639B2 - 支払処理システム、装置、支払処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
この賃金の支払において、雇用体系が自由化されている現在、月払いだけでなく、週払いや、日払いの雇用契約形態の場合も多くなってきている。このように賃金を日払いする場合、金融機関を利用した賃金の支払いでは、一日の勤務が終了した後にその賃金を支払うための振込み手続きを行っても、金融機関の営業時間の関係上、その処理は翌日となってしまう。そのため、その日に賃金の支払を求める者が多い。特に日払いの雇用契約を望む従業者には、このような金融機関を利用した賃金の支払いは馴染まないので、金融機関を利用した賃金の支払いではなく、予め金融機関より所定の金銭を引き出しておき、雇用者ごとに現金を手渡すようにしている。
また金融機関からしても、キャッシュカードの発行枚数が多くなるため、発行のコストが高くなるし、また、金融機関側としても、雇用者ごとに賃金支払のためだけの口座を設けられては、口座ファイル数ばかり多くなり、システムが大規模化し処理に手間がかかるなどの問題があった。
また、本発明の別の目的として、受取人が予め保有していた銀行口座の金融機関とは異なる金融機関が支払い先として指定された場合でも、当該指定された金融機関の口座情報を用いて支払われた金銭を受け取ることができるとともに、受取人が保持している銀行口座の認証情報を用いて支払われた金銭を受け取ることができる仕組みを提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的として、受取人が予め保有していた銀行口座の金融機関とは異なる金融機関が支払い先として指定された場合でも、当該指定された金融機関の口座情報を用いて支払われた金銭を受け取ることができるとともに、受取人が保持している銀行口座の認証情報を用いて支払われた金銭を受け取ることができる。
図1は賃金支払システムの一例を概略的に示す全体構成図である。図1において、本実施形態にかかるシステムは、従業者口座を管理している金融機関Aシステム1、雇用者口座を管理している金融機関Bシステム2、従業者等からの取引情報の入力を受付けるATM装置4、これら金融機関Aシステム1、金融機関Bシステム2、ATM装置4との間でやり取りされるデータのスイッチングを行う銀行間サーバ3、従業者が保有している従業者口座のキャッシュカード5から構成されている。
そして、金融機関Aシステム1は、銀行間サーバ3を介して、ATM装置4から送信された口座番号、従業者が入力した認証情報としての暗証番号を受信する受信処理部と、口座マスタデータベース11を参照して、受信したこれら口座番号及び暗証番号が口座マスタデータベース11に記憶されている口座番号及び暗証番号に適合するか否かを判別する認証処理部、この認証結果などの情報を銀行間サーバ3を介してATM装置4に通知する送信処理部を有している。これにより、金融機関Aシステム1は、ATM装置4から送信された、従業者のキャッシュカード5の情報(従業者口座情報)及び、入力された暗証番号の認証処理を行い、その結果をATM装置4に送信できるようになっている。
また、金融機関Aシステム1は、従業者口座マスタデータベース11に記憶されている従業者の口座情報に基づいて入金、出金、振替、振込などの取引処理を行うように構成されている。また、金融機関Aシステム1は、銀行間サーバ3を介して、金融機関Bシステム2などの他の金融機関から通知された振替処理情報に基づいて、従業者口座への振替処理を行うことができる。
この金融機関Bシステム2は、図2に示すように、口座マスタデータベース(DB)21、従業員データベース(DB)22、受信処理部23、認証処理部24、送信処理部25、取引処理部26を有している。
口座マスタデータベース21は、金融機関コード、支店コードなどの金融機関情報と、図3に示すように、口座毎の口座番号、暗証番号などの認証情報、口座名義、口座種別、取引日付、取引金額、残高からなる雇用者口座情報が記憶できるようになっている。また、口座マスタデータベース21には、雇用者が従業者へ賃金を支払うための支払口座情報が、雇用者口座情報の記憶エリアの一部を分割することにより設けられている。
この雇用者口座情報としては、雇用者口座情報に関連付けられた支払口座番号、口座名義、取引日付、取引金額、残高が記憶できるようになっている。この支払口座は、雇用者口座の記憶エリアの一部を分割することにより設けられた口座であって、従業者が賃金の受取を行うために開設した仮想的な口座である。このように、雇用者口座の一部を分割して支払口座を設けることで、雇用者口座と支払口座とは関連付けられている。そして、支払口座は、当該雇用者が従業者用に開設して、各従業者に割り当てたものであり、この支払口座情報は、雇用した時に雇用者から従業者に対してメール又は書面により通知されている。この口座には雇用者からの給与振込と、従業者による支払(引出、振替、振込)だけが出来る口座として設定されている。従って、従業者が支払口座に入金したり、雇用者が勝手に引き出しが出来ないようになっている。
なお、本例では、支払口座番号の最初の数桁により金融機関及び支店コードとなり、次の1桁で支払口座であることを表し、残りの桁数で個々の支払口座を識別できるようになっている。なお、支払口座に対しても認証情報を設定してもよい。
なお、本例では口座マスタデータベース11に全ての情報を記憶させているが、口座番号、口座名義、認証情報などを記憶するマスタDBと口座毎に取引履歴を記憶する取引DBに分けて構成してもよい。
また、認証処理部24は、支払口座からの引出、振替などの支払要求があった時には、金融機関Aシステム1での認証済み情報があり、かつ、通知された支払口座情報が口座マスタデータベース21に存在しているか否か判別する処理を行う。
この送信に際しては、送信処理部25は銀行間サーバ3に対して、予め決められたプロトコル、電文フォーマットに従ってデータを送信する処理を行う。
また、取引処理部26は、雇用者からの賃金支払要求により、雇用者口座から従業者の支払口座に対して賃金の振込処理を行う。
また、取引処理部26は、ATM装置4から支払口座からの引出や振替などの処理要求に対して、要求された支払口座から支払、振込処理を行う。
このATM装置4は、図5に示すように記憶部41、送受信処理部42、入力受付部43、画面表示制御部44、カード処理部45、現金処理部46を有している。
記憶部41は取引データを記憶することができる記憶部である。この記憶部41にはATM装置4を利用するユーザが入力した情報を記憶したり、また金融機関システムから通知された情報を一時的又は継続的に記憶することができる。
現金処理部46は、現金の預け払いの処理を行う。現金処理部46は引出の際には、金融機関システムにより引出が認められた場合には、要求された金額の現金を払いだす処理を行う。また現金による振込みなどの場合には、ユーザにより投入された現金の真偽を判別し、計数する処理を行う。
なお、本例では、従業者が金融機関Aに保有している従業者口座に対してキャッシュカード5が発行されており、金融機関Bに開設されている従業者支払口座に対してはこのキャッシュカード5は発行されていない。
この状態で、従業者が、雇用者により金融機関Bの支払口座に入金されたお金を引き出す場合、まず従業者が保有している金融機関Aのキャッシュカード5をATM装置4に挿入して、暗証番号を入力すると、ATM装置4は、入力されたカードから読み取った金融機関コード、支店コード、口座種別、口座番号と、入力された暗証番号を銀行間サーバ3を介して金融機関Aシステムへ送信して認証要求を行う(S1、S2)。
そして、認証結果及び支払口座残高を銀行間サーバ3を介してATM装置4へ通知する(S9,S10)。
金融機関Bシステム2は、支払要求金額が支払可能か否か判別し(S13)、支払可能な場合には、銀行間サーバ3を介して支払処理通知を送信する(S14)。
これにより、ATM装置4では、引出の場合は、支払要求された現金の払い出しを行うことで、従業者は支払口座から現金の支払を受けることができる。
図6において、まずATM装置4の画面表示制御部44が、タッチ画面上に取引選択画面を表示する(S101)。この取引処理画面としては、図9に示すように、ATM装置4のタッチオ画面上に「預け入れ」「引き出し」「残高照会「記帳」などの取引処理メニューを表示し、この中から所望の取引を選択できるようになっている。
カード入力画面に応じてカード処理部45がカードが挿入されたか否かを判別する(S103)。
キャッシュカード5が挿入されると、カード処理部45がキャッシュカード5から銀行コード、支店コード、口座番号を読み取り、記憶部41に一時的に記憶する(S104)。
また画面表示制御部44が、図11に示すようにタッチ画面上に暗証番号入力用のキーを表示させ、暗証番号の入力を要求する(S105)。なお、暗証番号の入力は、ATM装置4に設けられたテンキーから行うようにしてもよい。
認証通知がない場合、又は認証の結果正しくなかった場合には、画面表示制御部44が、認証の結果処理することができない旨のメッセージを表示して処理を終了する。
また、認証の結果、口座番号及び暗証番号が適正であった場合には、画面表示制御部44が、金融機関Aシステム1から通された従業者口座残高と取引選択を図12に示すようにタッチ画面上に表示する(S109)。図12の例では、従業者口座の残高を表示121を行うと共に、従業者口座からの引き出し処理を継続するための引出ボタン122、また支払口座からの引出を選択するボタン123、処理を中止するキャンセルボタン124が表示される。
支払が選択された場合には、入力受付部43は支払処理が選択されたことを検知し、支払処理へ移行する。また、キャンセルが選択された場合には処理を中止する。
また、支払口座からの引出が選択された場合には、画面表示制御部44が図13に示すように支払口座情報の入力画面を表示する(S111)。
図13に示した例では、支払口座が設けられている銀行(金融機関)を選択するための選択ボタン131、支払口座の口座番号を入力するための支払口座番号入力エリア、引出処理を行う引出ボタン133、振込み処理を行う振込ボタン134、取引中止する中止ボタン135が表示されている。この選択ボタン131を押すことで、支払口座即ち雇用者口座が設けられている金融機関と支店を選択することができる。また、支払口座番号はATM装置4のテンキーから入力してもよいし、タッチ画面上にテンキーを表示して入力するようにしてもよい。なお、金融機関、支店の選択画面と、支払口座番号の入力画面とを別画面としてもよい。
中止が選択された場合には、処理を中止して初期画面状態に戻る。
また引出ボタン133が選択された場合には、送受信処理部42が、入力された支払口座が設けられている銀行情報、支払口座情報と、金融機関Aシステム1により認証がされていることをあらわす認証済み情報を銀行間サーバ3へ送信して、支払口座の残高照会を行う(S113)。
この認証済み情報は、送信電文中のあるエリアに他の金融機関で認証済みであることをあらわすフラグを記憶しておくことにより行うことができる。この認証済み情報に当該認証を行った金融機関の金融機関コード、支店コードなどを含めてもよい。
これにより銀行間サーバ3が受信した銀行情報に基づいて、支払口座が開設されている金融機関Bシステム2へこれらの情報を送信し、金融機関システムBでは認証済みであること、受信した支払口座の情報が口座マスタデータベースに存在するか否か判別し、そして存在する場合には、その残高情報を銀行間サーバ3を介して返信する。
図14に示した例では、支払口座の残高141を表示すると共に、支払金額入力エリア142を設け、ATM装置4のテンキーにより支払金額を入力できるようにしていている。そして、金額の確認を行う確認ボタン143、処理を中止する中止ボタン144が表示される。なお、金額の入力はタッチ画面上にテンキーを表示して入力を受け付けるようにしてもよい。
判別の結果、中止ボタンが押された場合には、処理を終了して初期画面に戻る。
また確認ボタンが押されたことを検知した場合には、送受信処理部42が引出金額情報を銀行間サーバ3を介して金融機関Bシステム2へ送信する(S116)。
これにより、金融機関Bシステム2では、要求された支払金額が、支払口座の残高以上であるか否かを判別し、支払可能な場合には現金による支払処理通知を行う。
判別の結果、引き出しできない場合には、処理を終了して初期画面に戻る。
また、引出処理を許可する旨の通知があった場合には、現金処理部46が支払い要求された現金を払いだす払い出し処理を行い(S118)、処理を終了する。
これにより、従業者は支払口座から所望の現金の支払を受けることができる。
図8において、振込み処理が選択されると、送受信処理部42が、入力された支払口座が設けられている銀行情報、支払口座情報と、金融機関Aシステム1により認証がされていることをあらわす認証済み情報を銀行間サーバ3へ送信して、支払口座の残高照会を行う(S120)。
銀行間サーバ3を介して金融機関Bシステム2から残高通知があると、送受信処理部42がこの残高通知を受信し、画面表示制御部44が図15に示すように支払口座の残高を表示するとともに、当該従業者口座への振込み金額の入力を要求する振込み金額入力要求画面を表示する(S121)。
図15に示した例では、支払口座の残高151を表示すると共に、振込金額入力エリア152を設け、ATM装置4のテンキーにより支払金額を入力できるようにしていている。そして、金額の確認を行う確認ボタン153、処理を中止する中止ボタン154が表示される。なお、金額の入力はタッチ画面上にテンキーを表示して入力を受け付けるようにしてもよい。
判別の結果、中止ボタンが押された場合には、処理を終了して初期画面に戻る。
また確認ボタンが押されたことを検知した場合には、送受信処理部42が振込金額情報、キャッシュカード5の情報を銀行間サーバ3を介して金融機関Bシステム2へ送信する(S123)。
これにより、金融機関Bシステム2では、要求された振込金額が、支払口座の残高以上であるか否かを判別し、振込可能な場合には、銀行間サーバ3を介してキャッシュカード5の情報に基づき、従業者口座が設けられている金融機関Aシステム1に対して振込処理通知を行う。
判別の結果、振込処理ができない場合には、処理を終了して初期画面に戻る。
また、振込処理結果を受信した場合には、画面表示制御部44が振込処理の結果を画面に表示して(S125)、処理を終了する。
これにより、支払口座から従業者がいつも利用している従業者口座へ振込処理を行うことができる。
図15に示した例では、従業者口座の口座残高151、支払口座の残高152、支払金額入力エリア153、支払ボタン154、中止ボタン155が表示される。
ここで、支払金額を入力して、入力された金額を従業者口座から引き出し、足りない分については、支払口座から引き出すようにしてもよい。また、逆に支払口座からでは足りない分を従業者口座から引き出すようにしてもよい。
また、さらに選択ボタンを設けていずれかの口座から引出ができるようにしてもよい。
なお、すでにATM装置4と金融機関Aシステム1との間でキャッシュカード5の認証処理が完了しているものとする。
図16において、銀行間サーバ3を介して、支払口座からの取引要求情報とともに、ATM装置4から支払口座番号などの支払口座情報、及び金融機関Aシステム1による認証情報が送信されると、受信処理部23が支払口座情報及び認証済み情報を受信する(S201)。
認証処理部24は、支払口座からの取引要求を受信すると、他の金融機関システムによる認証済み情報があるか否か判別する(S202)。
なお、この際、認証処理部24が、認証済み情報に含まれている金融機関コードから、認証を行った金融機関Aシステム1に対して、認証情報が正しいか否かの問い合わせを行うようにしてもよい。
判別の結果、認証済み情報がない場合には、取引を拒否して処理を終了する。
その結果、口座マスタデータベース21に支払口座情報が存在していない場合には、取引を拒否して処理を終了する。
ATM装置4から従業者により支払要求された支払要求金額を受信すると、取引処理部26は支払要求金額が当該支払口座残高以下であるか否かを判別する(S206)。
判別の結果、支払要求金額が支払口座残高を超えている場合には、支払処理ができない旨を通知して、処理を終了する。
また、判別の結果、支払要求金額が支払口座残高以下である場合には、取引処理部26は、口座マスタデータベース21に記憶されている口座残高から今回の支払要求残高を差し引いて、取引後の口座残高を計算する(S207)。
この処理は引き出しの場合も、支払口座から従業者口座への振込の場合も同様である。
そして、取引処理部26はATM装置4に対して引き出しの承認金額を含む引出承認通知情報と、取引後の残高を、送信処理部25から送信して(S208)、処理を終了する。
なお、支払口座から従業者口座への振り込みの場合には、金融機関Aシステム1に対して、引出承認通知情報を通知する。
また、受取者である従業者は、わざわざ支払口座用のキャッシュカードを持つ必要がなく従業者口座ようのキャッシュカード1枚でどちらの口座からも取引を行うことができる。
また、金融機関Bは支払口座用のキャッシュカードを発行する必要がないため、発行コストを軽減すことができる。
また、金融機関Aによる認証がなければ支払口座から支払処理を行えないため、雇用者が勝手に支払口座から支払を受けることはできず、安全性を保つことができる。
図18に示した例では、銀行間サーバ3に専用線等による通信を介して接続可能に構成された決済銀行システム6が設けられている。この決済銀行は、従業者及び雇用者の口座自体は開設されておらず、店舗等においてATM装置4を設置して、所定の金融機関(本例では、金融機関A、B)での取引処理の仲介を行う。この決済銀行システム6は、金融機関A又は金融機関B等に対する支払、振替、振込などの決済要求を受付け、その決済要求を所定の金融機関へ送信する処理を行うコンピュータシステムである。
この決済銀行システム6は、振替データベース61を有している。この振替データベース61には図19に示すように、従業者口座情報と、当該従業者が金融機関Bに保有している支払口座情報とを関連付けて記憶するようになっている。
従業者口座情報としては、従業者口座が開設されている金融機関Aの金融機関コード、支店コード、口座種別、口座番号からなる情報である。また支払口座情報としては、支払口座が開設されている金融機関Bの金融機関コード、支店コード、雇用者口座番号、支払口座番号から構成されている。なお、従業者口座情報、支払口座情報は、これらの口座が特定できる情報であれば、これらの内容に限定されるものではない。
そして、決済銀行システム6は、この振替データベース61を参照して、支払口座に対する支払処理要求を、支払口座が設けられている金融機関Bシステム2へ振り分けることができるようになっている。
なお、図18の例では、従業者はあらかじめ金融機関Aに従業者口座を開設しており、この従業者口座で取引を行うためのキャッシュカード5が発行されている。また、雇用者は金融機関Bに雇用者口座を開設し、この雇用者口座に従業者に対する賃金支払用の支払口座が設けられている状態とする。
この状態で、従業者が、雇用者により金融機関Bの支払口座に入金されたお金を引き出す場合、まず従業者が保有している金融機関Aのキャッシュカード5をATM装置4に挿入して、暗証番号を入力すると、ATM装置4は、入力されたカードから読み取った金融機関コード、支店コード、口座種別、口座番号、口座名義と、入力された暗証番号を銀行間サーバ3を介して金融機関Aシステムへ送信して認証要求を行う(S21)。
金融機関Aシステムでは、口座マスタデータベース11を参照して、受信した従業者口座番号、暗証番号が正しいか否か認証し(S23)、その認証結果を銀行間サーバ3を介して要求元のATM装置4に認証結果を通知する(S24、S25)。
銀行間サーバ3は、決済銀行システム6に対して、従業者口座情報(金融機関コード、支店コード、口座種別、口座番号、口座名義)と金融機関Aによる認証済み情報を送信する(S27)。
関連付けられている支払口座情報を抽出すると、決済銀行システム6は、当該支払口座情報に基づいて、支払口座が設けられている金融機関に対して、受信した支払口座情報及び認証済み情報を、銀行間サーバ3を介して金融機関Bシステム2へ送信する(S29)。
銀行間システム3は、指定された金融機関Bに対して、支払口座情報及び認証済情報を決済銀行システム6へ送信する(S30)。
そして、金融機関Bシステム2は、抽出した残高情報を、銀行間サーバ3を介してATM装置4へ送信する(S32、S33)。
これに応じて、金融機関システム2が口座マスタデータベース21から支払い要求された金額を減算して残高を更新し、銀行間サーバ3を介して、ATM装置4に対して支払指示を行う(S36、S37)。
これにより、ATM装置4は、支払要求された現金の払い出しを行うことで、従業者は支払口座から現金の支払を受けることができる。
この場合、図19に示すように、まず、従業者が保有している金融機関Aのキャッシュカード5をATM装置4に挿入して、暗証番号を入力すると、ATM装置4は、入力されたカードから読み取った金融機関コード、支店コード、口座種別、口座番号、口座名義と、入力された暗証番号を銀行間サーバ3を介して金融機関Aシステムへ送信して認証要求を行う(S41)。
金融機関Aシステムでは、口座マスタデータベース11を参照して、受信した従業者口座番号、暗証番号が正しいか否か認証し(S43)、その認証結果を銀行間サーバ3を介して要求元のATM装置4に認証結果を通知する(S44、S45)。
銀行間サーバ3は、振替データベース61を参照して、受信した従業者口座情報に関連付けられている支払口座番号を検索して抽出する(S47)。
関連付けられている支払口座情報を抽出すると、銀行間サーバ3は、当該支払口座情報に基づいて、支払口座が設けられている金融機関に対して、受信した支払口座情報及び認証済み情報を、銀行間サーバ3を介して金融機関Bシステム2へ送信する(S48)。
そして、金融機関Bシステム2は、抽出した残高情報を、銀行間サーバ3を介してATM装置4へ送信する(S50、S51)。
これに応じて、金融機関システム2が口座マスタデータベース21から支払い要求された金額を減算して残高を更新し、銀行間サーバ3を介して、ATM装置4に対して支払指示を行う(S54、S55)。
これにより、ATM装置4は、支払要求された現金の払い出しを行うことで、従業者は支払口座から現金の支払を受けることができる。
これにより、雇用者側としては、取引がない(残高がない)支払口座がいつまでも残っているという状態を解消できるし、また金融機関側としても、不要な支払口座を削除することで、当該支払口座用の記憶領域を確保する必要が無くなり、システム負荷が軽減されることになり望ましい。
2 金融機関Bシステム
3 銀行間サーバ
4 ATM装置
5 キャッシュカード
11 口座マスタデータベース
21 口座マスタデータベース
Claims (4)
- 従業者が第1の金融機関に開設した取引口座である従業者口座を管理する第1の金融機関に設置された第1の金融機関装置と、雇用者が第2の金融機関に開設した取引口座である雇用者口座を管理する第2の金融機関に設置された第2の金融機関装置と、上記各口座に対する取引処理の入力操作を受け付ける現金自動預払装置と、上記各装置のいずれとも通信可能に接続された中継装置と、から構成され、上記従業者口座に係る従業者口座情報が記憶された可搬型記憶媒体を利用して上記雇用者口座に対する取引処理を行うシステムであって、
上記第1の金融機関装置は、
第1の金融機関に関する金融機関情報と、従業者口座に関する口座情報と、を含む従業者口座情報を記憶する第1の口座情報記憶手段と、
上記中継装置から従業者口座認証要求情報を受信する認証要求受信手段と、
上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記第1の口座情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる従業者口座番号と暗証番号が正しいか否かを判別する認証処理手段と、
上記正否判別の結果、上記従業者口座番号と暗証番号が正しい場合、認証済み結果通知を、上記中継装置へ送信する認証結果通知手段と、
上記第2の金融機関装置は、
第2の金融機関に関する金融機関情報と、雇用者口座に関する口座情報と、当該雇用者口座の一部を分割した仮想口座である支払口座に関する支払口座情報と、を含む雇用者口座情報を記憶する第2の口座情報記憶手段と、
上記中継装置から照会要求情報を受信する照会要求受信手段と、
上記照会要求情報を受信すると、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる支払口座番号に該当する支払口座情報の有無を判別する支払口座有無判別手段と、
上記支払口座有無判別の結果、該当する支払口座情報がある場合、支払口座の残高情報を含む残高通知を上記中継装置へ送信する照会結果通知手段と、
上記中継装置から引出要求情報を受信する引出要求受信手段と、
上記引出要求情報を受信すると、当該引出要求情報に含まれる引出金額情報が、上記支払口座の残高情報以下であるか否かを判別する残高判別手段と、
上記残高判別の結果、上記引出金額情報が上記支払口座の残高情報以下である場合、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該支払口座の残高情報から当該引出金額情報を差し引き、取引後の支払口座の残高情報に更新する残高更新手段と、
上記支払口座の残高情報の更新を行うと、上記引出要求情報の引出金額情報分の現金による引出を許可する旨の引出承認通知情報と、上記取引後の支払口座の残高情報と、を上記中継装置へ送信する引出承認手段と、
上記現金自動預払装置は、
上記可搬型記憶媒体から金融機関コードと支店コードと従業者口座番号とを含む従業者口座情報を読み取る読取手段と、
当該従業者口座情報に係る暗証番号の入力を受け付ける暗証番号受付手段と、
上記読み取った情報と上記受け付けた暗証番号とを含む従業者口座認証要求情報を上記中継装置に送信する認証要求送信手段と、
上記中継装置から上記認証済み結果通知を受信する認証結果通知受信手段と、
上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知に含まれる従業者口座残高を出力部に表示するとともに、取引処理の選択要求を入出力部に表示する取引選択要求手段と、
上記選択要求した取引処理のうち、支払口座に対する取引の選択入力を受け付けた場合、支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択要求と、当該支払口座の口座番号の入力要求と、支払口座から現金引出取引若しく支払口座から従業者口座へ振込取引の選択要求と、を入出力部に表示する支払口座情報要求手段と、
上記支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択入力と、上記支払口座の口座番号の入力と、上記支払口座から現金引出取引の選択入力と、を受け付けた場合、上記認証済み結果通知と、当該選択入力された金融機関名と支店名に係る金融機関情報と、当該入力された支払口座番号と、を含む照会要求情報を上記中継装置へ送信する照会要求手段と、
上記中継装置から上記支払口座の残高通知を受信する支払口座残高受信手段と、
上記支払口座の残高通知を受信すると、当該残高通知に含まれる残高情報を入出力部に表示するとともに、引出金額の入力要求を入出力部に表示する引出金額情報要求手段と、
上記入力要求した引出金額の入力を受け付けると、当該入力された引出金額情報を含む引出要求情報を上記中継装置へ送信する引出要求手段と、
上記中継装置から上記引出承認通知情報及び取引後の支払口座の残高情報を受信する引出承認通知受信手段と、
上記引出承認通知情報を受信すると、当該引出承認通知情報に含まれる引出金額情報分の現金の払い出す現金払出手段と、
上記中継装置は、
金融機関情報を記憶する金融機関情報記憶手段と、
上記各装置からの送信情報を受信する各種情報受信手段と、
上記現金自動預払装置から上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる金融機関コードに基づき、該当する金融機関へ当該従業者口座認証要求情報を送信する認証要求中継手段と、
上記第1の金融機関装置から上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知を、上記従業者口座認証要求情報を送信してきた上記現金自動預払装置へ送信する認証結果通知中継手段と、
上記現金自動預払装置から上記照会要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる金融機関情報に係る金融機関の金融機関装置へ、当該照会要求情報を送信する照会要求中継手段と、
上記第2の金融機関装置から支払口座の残高通知を受信すると、当該支払口座の残高通知を上記現金自動預払装置へ送信する残高通知中継手段と、
上記現金自動預払装置から上記引出要求情報を受信すると、当該引出要求情報を上記第2の金融機関装置へ送信する引出要求中継手段と、
上記第2の金融機関装置から上記引出承認通知情報及び上記取引後の支払口座の残高情報を受信すると、当該引出承認通知情報及び当該残高情報を、上記現金自動預払装置へ送信する引出承認通知中継手段と、
を有することを特徴とする支払処理システム。 - 従業者が第1の金融機関に開設した取引口座である従業者口座を管理する第1の金融機関に設置された第1の金融機関装置と、雇用者が第2の金融機関に開設した取引口座である雇用者口座を管理する第2の金融機関に設置された第2の金融機関装置と、上記各口座に対する取引処理の入力操作を受け付ける現金自動預払装置と、上記各装置のいずれとも通信可能に接続された中継装置と、から構成され、上記従業者口座に係る従業者口座情報が記憶された可搬型記憶媒体を利用して上記雇用者口座に対する取引処理を行うシステムであって、
上記第1の金融機関装置は、
第1の金融機関に関する金融機関情報と、従業者口座に関する口座情報と、を含む従業者口座情報を記憶する第1の口座情報記憶手段と、
上記中継装置から従業者口座認証要求情報を受信する認証要求受信手段と、
上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記第1の口座情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる従業者口座番号と暗証番号が正しいか否かを判別する認証処理手段と、
上記正否判別の結果、上記従業者口座番号と暗証番号が正しい場合、認証済み結果通知を、上記中継装置へ送信する認証結果通知手段と、
上記第2の金融機関装置は、
第2の金融機関に関する金融機関情報と、雇用者口座に関する口座情報と、当該雇用者口座の一部を分割した仮想口座である支払口座に関する支払口座情報と、を含む雇用者口座情報を記憶する第2の口座情報記憶手段と、
上記中継装置から照会要求情報を受信する照会要求受信手段と、
上記照会要求情報を受信すると、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる支払口座番号に該当する支払口座情報の有無を判別する支払口座有無判別手段と、
上記支払口座有無判別の結果、該当する支払口座情報がある場合、支払口座の残高情報を含む残高通知を上記中継装置へ送信する照会結果通知手段と、
上記中継装置から振込要求情報を受信する振込要求受信手段と、
上記振込要求情報を受信すると、当該振込要求情報に含まれる振込金額情報が、上記支払口座の残高情報以下であるか否かを判別する残高判別手段と、
上記残高判別の結果、上記振込金額情報が上記支払口座の残高情報以下である場合、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該支払口座の残高情報から当該振込金額情報を差し引き、取引後の支払口座の残高情報に更新する残高更新手段と、
上記支払口座の残高情報の更新を行うと、上記振込要求情報に含まれる従業者口座情報に基づき、上記振込金額情報を含む振込処理通知を上記中継装置へ送信する振込処理手段と、
上記中継装置へ振込処理結果通知を送信する振込処理結果通知手段と、
上記現金自動預払装置は、
上記可搬型記憶媒体から金融機関コードと支店コードと従業者口座番号とを含む従業者口座情報を読み取る読取手段と、
当該従業者口座情報に係る暗証番号の入力を受け付ける暗証番号受付手段と、
上記読み取った情報と上記受け付けた暗証番号とを含む従業者口座認証要求情報を上記中継装置に送信する認証要求送信手段と、
上記中継装置から上記認証済み結果通知を受信する認証結果通知受信手段と、
上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知に含まれる従業者口座残高を出力部に表示するとともに、取引処理の選択要求を入出力部に表示する取引選択要求手段と、
上記選択要求した取引処理のうち、支払口座に対する取引の選択入力を受け付けた場合、支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択要求と、当該支払口座の口座番号の入力要求と、支払口座から現金引出取引若しく支払口座から従業者口座へ振込取引の選択要求と、を入出力部に表示する支払口座情報要求手段と、
上記支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択入力と、上記支払口座の口座番号の入力と、上記支払口座から従業者口座へ振込取引の選択入力と、を受け付けた場合、上記認証済み結果通知と、当該選択入力された金融機関名と支店名に係る金融機関情報と、当該入力された支払口座番号と、を含む照会要求情報を上記中継装置へ送信する照会要求手段と、
上記中継装置から上記支払口座の残高通知を受信する支払口座残高受信手段と、
上記支払口座の残高通知を受信すると、当該残高通知に含まれる残高情報を入出力部に表示するとともに、上記支払口座から上記従業者口座への振込金額の入力要求を入出力部に表示する振込金額情報要求手段と、
上記入力要求した振込金額の入力を受け付けると、当該入力された引出金額情報と、上記可搬型記憶媒体から読み取った従業者口座情報と、を含む振込要求情報を上記中継装置へ送信する振込要求手段と、
上記中継装置から上記振込処理結果通知を受信する振込処理結果通知受信手段と、
上記振込処理結果通知を受信すると、当該振込処理結果通知を入出力部に表示する振込処理結果表示手段と、
上記中継装置は、
金融機関情報を記憶する金融機関情報記憶手段と、
上記各装置からの送信情報を受信する各種情報受信手段と、
上記現金自動預払装置から上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる金融機関コードに基づき、該当する金融機関へ当該従業者口座認証要求情報を送信する認証要求中継手段と、
上記第1の金融機関装置から上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証結済み果通知を、上記従業者口座認証要求情報を送信してきた上記現金自動預払装置へ送信する認証結果通知中継手段と、
上記現金自動預払装置から上記照会要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる金融機関情報に係る金融機関の金融機関装置へ、当該照会要求情報を送信する照会要求中継手段と、
上記第2の金融機関装置から支払口座の残高通知を受信すると、当該支払口座の残高通知を上記現金自動預払装置へ送信する残高通知中継手段と、
上記現金自動預払装置から上記振込要求情報を受信すると、当該振込要求情報を上記第2の金融機関装置へ送信する振込要求中継手段と、
上記第2の金融機関装置から上記振込処理通知を受信すると、当該振込処理通知を上記第1の金融機関装置へ送信する振込処理通知中継手段と、
上記第2の金融機関装置から上記振込処理結果通知を受信すると、当該振込処理結果通知を、上記現金自動預払装置へ送信する振込処理結果通知中継手段と、
を有することを特徴とする支払処理システム。 - 従業者が第1の金融機関に開設した取引口座である従業者口座を管理する第1の金融機関に設置された、第1の金融機関に関する金融機関情報と従業者口座に関する口座情報とを含む従業者口座情報を記憶する第1の口座情報記憶手段を有する第1の金融機関装置と、雇用者が第2の金融機関に開設した取引口座である雇用者口座を管理する第2の金融機関に設置された、第2の金融機関に関する金融機関情報と雇用者口座に関する口座情報と当該雇用者口座の一部を分割した仮想口座である支払口座に関する支払口座情報とを含む雇用者口座情報を記憶する第2の口座情報記憶手段を有する第2の金融機関装置と、上記各口座に対する取引処理の入力操作を受け付ける現金自動預払装置と、上記各装置のいずれとも通信可能に接続された、金融機関情報を記憶する金融機関情報記憶手段を有する中継装置と、から構成され、上記従業者口座に係る従業者口座情報が記憶された可搬型記憶媒体を利用して上記雇用者口座に対する取引処理を行う処理方法であって、
上記第1の金融機関装置が、
上記中継装置から従業者口座認証要求情報を受信する処理と、
上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記第1の口座情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる従業者口座番号と暗証番号が正しいか否かを判別する処理と、
上記正否判別の結果、上記従業者口座番号と暗証番号が正しい場合、認証済み結果通知を、上記中継装置へ送信する処理と、
上記第2の金融機関装置が、
上記中継装置から照会要求情報を受信する処理と、
上記照会要求情報を受信すると、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる支払口座番号に該当する支払口座情報の有無を判別する処理と、
上記支払口座有無判別の結果、該当する支払口座情報がある場合、支払口座の残高情報を含む残高通知を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から引出要求情報を受信する処理と、
上記引出要求情報を受信すると、当該引出要求情報に含まれる引出金額情報が、上記支払口座の残高情報以下であるか否かを判別する処理と、
上記残高判別の結果、上記引出金額情報が上記支払口座の残高情報以下である場合、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該支払口座の残高情報から当該引出金額情報を差し引き、取引後の支払口座の残高情報に更新する処理と、
上記支払口座の残高情報の更新を行うと、上記引出要求情報の引出金額情報分の現金による引出を許可する旨の引出承認通知情報と、上記取引後の支払口座の残高情報と、を上記中継装置へ送信する処理と、
上記現金自動預払装置が、
上記可搬型記憶媒体から金融機関コードと支店コードと従業者口座番号とを含む従業者口座情報を読み取る処理と、
当該従業者口座情報に係る暗証番号の入力を受け付ける処理と、
上記読み取った情報と上記受け付けた暗証番号とを含む従業者口座認証要求情報を上記中継装置に送信する処理と、
上記中継装置から上記認証済み結果通知を受信する処理と、
上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知に含まれる従業者口座残高を出力部に表示するとともに、取引処理の選択要求を入出力部に表示する処理と、
上記選択要求した取引処理のうち、支払口座に対する取引の選択入力を受け付けた場合、支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択要求と、当該支払口座の口座番号の入力要求と、支払口座から現金引出取引若しく支払口座から従業者口座へ振込取引の選択要求と、を入出力部に表示する処理と、
上記支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択入力と、上記支払口座の口座番号の入力と、上記支払口座から現金引出取引の選択入力と、を受け付けた場合、上記認証済み結果通知と、当該選択入力された金融機関名と支店名に係る金融機関情報と、当該入力された支払口座番号と、を含む照会要求情報を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から上記支払口座の残高通知を受信する処理と、
上記支払口座の残高通知を受信すると、当該残高通知に含まれる残高情報を入出力部に表示するとともに、引出金額の入力要求を入出力部に表示する処理と、
上記入力要求した引出金額の入力を受け付けると、当該入力された引出金額情報を含む引出要求情報を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から上記引出承認通知情報及び取引後の支払口座の残高情報を受信する処理と、
上記引出承認通知情報を受信すると、当該引出承認通知情報に含まれる引出金額情報分の現金の払い出す処理と、
上記中継装置が、
上記各装置からの送信情報を受信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる金融機関コードに基づき、該当する金融機関へ当該従業者口座認証要求情報を送信する処理と、
上記第1の金融機関装置から上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知を、上記従業者口座認証要求情報を送信してきた上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記照会要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる金融機関情報に係る金融機関の金融機関装置へ、当該照会要求情報を送信する処理と、
上記第2の金融機関装置から支払口座の残高通知を受信すると、当該支払口座の残高通知を上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記引出要求情報を受信すると、当該引出要求情報を上記第2の金融機関装置へ送信する処理と、
上記第2の金融機関装置から上記引出承認通知情報及び上記取引後の支払口座の残高情報を受信すると、当該引出承認通知情報及び当該残高情報を、上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
を行うことを特徴とする支払処理方法。 - 従業者が第1の金融機関に開設した取引口座である従業者口座を管理する第1の金融機関に設置された、第1の金融機関に関する金融機関情報と従業者口座に関する口座情報とを含む従業者口座情報を記憶する第1の口座情報記憶手段を有する第1の金融機関装置と、雇用者が第2の金融機関に開設した取引口座である雇用者口座を管理する第2の金融機関に設置された、第2の金融機関に関する金融機関情報と雇用者口座に関する口座情報と当該雇用者口座の一部を分割した仮想口座である支払口座に関する支払口座情報とを含む雇用者口座情報を記憶する第2の口座情報記憶手段を有する第2の金融機関装置と、上記各口座に対する取引処理の入力操作を受け付ける現金自動預払装置と、上記各装置のいずれとも通信可能に接続された、金融機関情報を記憶する金融機関情報記憶手段を有する中継装置と、から構成され、上記従業者口座に係る従業者口座情報が記憶された可搬型記憶媒体を利用して上記雇用者口座に対する取引処理を行う処理方法であって、
上記第1の金融機関装置が、
上記中継装置から従業者口座認証要求情報を受信する処理と、
上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記第1の口座情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる従業者口座番号と暗証番号が正しいか否かを判別する処理と、
上記正否判別の結果、上記従業者口座番号と暗証番号が正しい場合、認証済み結果通知を、上記中継装置へ送信する処理と、
上記第2の金融機関装置が、
上記中継装置から照会要求情報を受信する処理と、
上記照会要求情報を受信すると、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる支払口座番号に該当する支払口座情報の有無を判別する処理と、
上記支払口座有無判別の結果、該当する支払口座情報がある場合、支払口座の残高情報を含む残高通知を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から振込要求情報を受信する処理と、
上記振込要求情報を受信すると、当該振込要求情報に含まれる振込金額情報が、上記支払口座の残高情報以下であるか否かを判別する処理と、
上記残高判別の結果、上記振込金額情報が上記支払口座の残高情報以下である場合、上記第2の口座情報記憶手段を参照し、当該支払口座の残高情報から当該振込金額情報を差し引き、取引後の支払口座の残高情報に更新する処理と、
上記支払口座の残高情報の更新を行うと、上記振込要求情報に含まれる従業者口座情報に基づき、上記振込金額情報を含む振込処理通知を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置へ振込処理結果通知を送信する処理と、
上記現金自動預払装置が、
上記可搬型記憶媒体から金融機関コードと支店コードと従業者口座番号とを含む従業者口座情報を読み取る処理と、
当該従業者口座情報に係る暗証番号の入力を受け付ける処理と、
上記読み取った情報と上記受け付けた暗証番号とを含む従業者口座認証要求情報を上記中継装置に送信する処理と、
上記中継装置から上記認証済み結果通知を受信する処理と、
上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証済み結果通知に含まれる従業者口座残高を出力部に表示するとともに、取引処理の選択要求を入出力部に表示する処理と、
上記選択要求した取引処理のうち、支払口座に対する取引の選択入力を受け付けた場合、支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択要求と、当該支払口座の口座番号の入力要求と、支払口座から現金引出取引若しく支払口座から従業者口座へ振込取引の選択要求と、を入出力部に表示する処理と、
上記支払口座を設ける金融機関名と支店名の選択入力と、上記支払口座の口座番号の入力と、上記支払口座から従業者口座へ振込取引の選択入力と、を受け付けた場合、上記認証済み結果通知と、当該選択入力された金融機関名と支店名に係る金融機関情報と、当該入力された支払口座番号と、を含む照会要求情報を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から上記支払口座の残高通知を受信する処理と、
上記支払口座の残高通知を受信すると、当該残高通知に含まれる残高情報を入出力部に表示するとともに、上記支払口座から上記従業者口座への振込金額の入力要求を入出力部に表示する処理と、
上記入力要求した振込金額の入力を受け付けると、当該入力された引出金額情報と、上記可搬型記憶媒体から読み取った従業者口座情報と、を含む振込要求情報を上記中継装置へ送信する処理と、
上記中継装置から上記振込処理結果通知を受信する振込処理結果通知受信手段と、
上記振込処理結果通知を受信すると、当該振込処理結果通知を入出力部に表示する処理と、
上記中継装置が、
上記各装置からの送信情報を受信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記従業者口座認証要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該従業者口座認証要求情報に含まれる金融機関コードに基づき、該当する金融機関へ当該従業者口座認証要求情報を送信する処理と、
上記第1の金融機関装置から上記認証済み結果通知を受信すると、当該認証結済み果通知を、上記従業者口座認証要求情報を送信してきた上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記照会要求情報を受信すると、上記金融機関情報記憶手段を参照し、当該照会要求情報に含まれる金融機関情報に係る金融機関の金融機関装置へ、当該照会要求情報を送信する処理と、
上記第2の金融機関装置から支払口座の残高通知を受信すると、当該支払口座の残高通知を上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
上記現金自動預払装置から上記振込要求情報を受信すると、当該振込要求情報を上記第2の金融機関装置へ送信する処理と、
上記第2の金融機関装置から上記振込処理通知を受信すると、当該振込処理通知を上記第1の金融機関装置へ送信する処理と、
上記第2の金融機関装置から上記振込処理結果通知を受信すると、当該振込処理結果通知を、上記現金自動預払装置へ送信する処理と、
を行うことを特徴とする支払処理方法。
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