JP2010066849A - 代行処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止中のホストコンピュータに代行して為替相場を用いる取引を実行する手段を提供する。
【解決手段】中継サーバ15は、ホストコンピュータ11が停止している間、自動取引装置1から口座番号と暗証番号を受信し、該口座番号をもとに口座データベース15aから暗証番号を読み出し、その暗証番号と受信した暗証番号を照合して顧客を確認し、ホストコンピュータ11が管理する口座情報の口座残高の通貨と異なる通貨の取引金額を自動取引装置1から受信し、為替データベース15aに格納している為替相場をもとに取引金額を口座残高の通貨に換算し、その換算額に従い取引処理を行ってその取引履歴を取引データベース15cに格納することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関のセンタに設置されたホストコンピュータが障害による停止から復帰するまでの間の代行処理を行う代行処理装置に関する。
従来の代行処理装置は、ホストコンピュータが停止した状態でATM等の自動取引装置から与信要求データが送られてくると、代行処理手段によって予め定義された代行方法によって与信処理を行い、処理を行った与信要求データと顧客の識別子とを記憶しておき、ホストコンピュータが再稼働した際に、記憶した上記与信要求データおよび顧客の識別子をホストコンピュータに転送するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平06−4501号公報(段落「0049」−「0053」、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、為替情報が関わる海外の金融機関のホストコンピュータに対する代行処理には適用できないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、金融機関に設置され顧客の口座情報を管理する上位装置の停止中に顧客が取引端末を利用して行う取引を前記上位装置に代行して実行する代行処理装置であって、前記上位装置から定期的に受信する外貨の為替相場の情報と、顧客の口座情報と、代行した取引履歴を格納するデータベースとを有し、上位装置が停止している間、取引端末を利用する顧客と為替相場を用いる取引を行う場合、取引端末から顧客の口座番号と識別子を受信すると、その口座番号をもとに前記データベースから該口座番号に関連する識別子を読み出し、受信した識別子と読み出した識別子とを照合することで顧客を確認し、前記上位装置が管理する口座情報の口座残高の通貨と異なる通貨の取引金額を前記取引端末から受信すると、前記データベースに格納している為替相場の情報をもとに前記取引金額を前記上位装置が管理する通貨に換算し、その換算額に従い取引処理を行ってその取引履歴を前記データベースに格納することを特徴とする。
これにより、本発明は、為替相場を用いる海外の金融機関のホストコンピュータの代行処理を行うことが可能となるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による代行処理装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の代行処理装置を含む代行処理システムを示すブロック図である。
本発明における代行処理システムは、海外に拠点をおく海外金融機関で用いられるものであるため、センタは海外に設置されているものとする。
図1において、1は銀行等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等に設置される自動取引装置であり、入力部2、表示部3、カードリードライト部4、現金入出金部5、制御部6、記憶部7、通信部8、及び図示しない通帳記帳機、レシートプリンタ等を備えている。
入力部2と表示部3は自動取引装置1正面の接客面に露出させても設けられており、入力部2は表示面を上に向けたCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等による表示部3上に配置したタッチパネルが用いられ、表示部3に顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面や各種の入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっていて、表示部3は入力された情報の表示等も行うようになっている。
カードリードライト部4は、顧客の取引カードに設けられた磁気ストライプに対してデータの読取及び書込みを行う機能を有し、そのカード挿入返却口は前記接客面に設けられている。
現金入出金部5は、取引に伴う現金の入出金処理を行うもので、紙幣を扱う紙幣入出金機と硬貨を扱う硬貨入出金機により構成され、その紙幣入出金口と硬貨出金口は前記接客面に設けられている。
制御部6は、記憶部7に格納されている制御プログラムに基づいて入力部2や表示部3、カードリードライト部4、現金入出金部5等を制御して各種の取引を遂行する機能を有しており、その遂行に当たっては、通信部8によって専用回線等の国内通信回線10を介し、国内に設置された金融機関の中継サーバ(代行処理装置)15を中継することで、海外センタに設置されたホストコンピュータ(上位装置)11と通信を行い、必要な情報の授受を行うものとなっている。
記憶部7は、制御部6が実行する制御のための制御プログラムを格納している他、制御部6による処理結果等を記憶する。
ホストコンピュータ11は、口座を開設している各顧客の氏名、口座番号、暗証番号(識別子)及び口座残高等を顧客口座情報として記憶したデータベースを有し、その顧客口座情報を管理している。
12は為替サーバであり、海外センタに設置されて図示しない専用回線と接続し、海外通貨に対する最新の為替相場を定期的に取得し、その取得した為替相場の情報を格納して管理する。
中継サーバ15は、サーバ制御部17とサーバ記憶部18とを備えている。
サーバ制御部17は、サーバ記憶部18が格納する中継サーバ15の制御プログラムに従って、海外センタとの通信のための海外通信回線16を介してホストコンピュータ11と通信可能に接続し、ホストコンピュータ11から顧客口座情報や為替相場の情報等を取得する他、ホストコンピュータ11が停止した際にホストコンピュータ11が行う処理を代行する代行処理を実行する機能を有する。
サーバ記憶部18は、制御プログラムを格納する他、サーバ制御部17による処理結果等を記憶する。
また中継サーバ15は、為替相場の情報を格納する為替データベース15aと、顧客口座情報を格納する口座データベース15b、代行取引の代行取引履歴を格納する取引データベース15cとを備えており、為替サーバ12と定期的に通信を行うことで、為替データベース15aに格納する為替相場の情報を更新し、またホストコンピュータ11との間で定期的に通信を行って口座データベース15bに格納する顧客口座情報を取得し、既に取得している顧客口座情報についてはその内容の更新を行っている。
また中継サーバ15は、ホストコンピュータ11が障害等で停止したときにホストコンピュータ11が行う処理を代行する代行処理を行う機能を有しており、代行処理を行った代行取引の代行取引履歴を取引データベース15cに格納する。
図2は為替データベースのデータ例を示す説明図である。
為替データベース15aは、図2に示すように通貨の種類を示す通貨コードと、その通貨コードに対応する通貨名、日本円を基準とした各通貨の為替相場を示す外国為替相場、その外国為替相場を最後に更新した日を示す最終更新日をそれぞれ対応づけて格納している。
図3は口座データベースのデータ例を示す説明図である。
口座データベース15bは、図3に示すように顧客の氏名と口座番号、口座残高、暗証番号等の顧客口座情報に加え、その顧客との最終取引日、金融商品の案内等の各種通知を顧客の携帯電話やパソコン等の顧客端末に電子メールで送信するためのその顧客端末の顧客メールアドレス等を対応づけて格納している。
図4は取引データベースのデータ例を示す説明図である。
取引データベース15cに格納される代行取引履歴は、図4に示すように取引の順序で採番されて取引順を示す取引コード、取引種別、取引金額、その取引で用いた為替相場(仮為替相場という。)、顧客の口座番号、取引日時等によって構成される。
上述した構成の作用について、図5に示す実施例1の代行処理システムの動作を示すフローチャートを用い、ホストコンピュータ11が障害等によって停止している状態で中継サーバ15が行う代行処理について、Sで示すステップに従って説明する。
また、本実施例においては、顧客が米ドルを預金している口座から、日本円を出金する場合で説明する。
S1、自動取引装置1の制御部6は、表示部3に出金取引や入金取引等の取引選択キー等を配した取引選択画面を表示して待機する。
顧客は表示された取引選択画面から出金取引の取引選択キーを押下する。
S2、制御部6は、表示部3に顧客の取引カードの挿入を促すカード挿入画面を表示する。
顧客はカード挿入画面に従い、取引カードをカードリードライト部4のカード挿入返却口に挿入する。
S3、制御部6は、カードリードライト部4によって取引カードから顧客の口座情報を読取ってその口座情報を記憶部7に記憶し、表示部3に暗証番号の入力を促す案内画面と入力のためのテンキー等を配した暗証番号入力画面を表示する。
顧客は暗証番号入力画面に従って、暗証番号を入力する。
S4、制御部6は、入力された暗証番号を記憶部7に記憶しておき、記憶部7から口座情報と暗証番号とを読み出し、その口座情報と暗証番号を付した顧客認証依頼を通信部8によって国内通信回線10を介し中継サーバ15に送信する。
S5、中継サーバ15のサーバ制御部17は、顧客認証依頼を受信すると、その顧客認証依頼の口座番号と暗証番号とをサーバ記憶部18に記憶しておき、海外通信回線16を介してホストコンピュータ11に対して稼動中であるか否かを確認するための電文を送信し、ホストコンピュータ11が障害等の発生で停止し、送信した電文に対する応答が無いことを認識して、ホストコンピュータ11が停止中であることを確認する。
S6、サーバ制御部17は、記憶した口座番号と暗証番号とを読み出し、その口座番号をもとに口座データベース15bを検索して該当する顧客口座情報の暗証番号を抽出し、抽出した暗証番号と読み出した暗証番号とを比較し、両暗証番号の一致を確認することで顧客の確認を行う。
S7、サーバ制御部17は、顧客確認済電文を国内通信回線10を介して自動取引装置1に送信する。
S8、制御部6は、顧客確認済電文を受信すると、表示部3に出金金額の入力を促す文言と、出金金額入力のためのテンキー等を配した出金金額入力画面を表示する。
ここで、顧客は出金金額入力画面に従って出金金額の入力を行い、入力する出金金額の単位は日本円である。
S9、制御部6は、入力された出金金額を記憶部7に記憶し、その出金金額を付した出金金額情報を通信部8によって国内通信回線10を介して中継サーバ15に送信する。
S10、サーバ制御部17は、上記ステップS6で検索した顧客口座情報の口座残高を抽出し、為替データベース15aから仮為替相場としての米ドルの為替相場を読み出して受信した出金金額と読み出した米ドルの為替相場とから出金金額を米ドルに換算した仮の換算額を算出する。
これは、ホストコンピュータ11および口座データベース15bで格納する顧客口座情報の口座残高の通貨が米ドルであり、一方自動取引装置1から受信した出金金額が日本円であるために、出金金額の通貨を口座残高の通貨へと換算している。
サーバ制御部17は、仮の換算額よりも口座残高が所定の割合以上で上回っていることを確認し、読み出した外国為替相場を国内通信回線10を介して自動取引装置1に送信する。
またサーバ制御部17は、受信した出金金額と上記で算出した仮の換算額、仮為替相場をサーバ記憶部18に記憶しておくものとする。
ここで、図6は仮為替相場通知画面を示す説明図である。
S11、制御部6は、受信した外国為替相場を仮為替相場として図6に示すように「現在の取引は仮為替で行われています。」等の仮為替相場に基づく取引である旨の文言と、仮為替相場による米1ドル当たりの日本円の金額、「後日、実際の為替相場をもとに再計算されます。上記内容を承諾した場合のみ取引を続けることができます。承諾する場合、“承諾する”を、承諾しない場合、“承諾しない”を押してください。」等の文言、“承諾する” キー、“承諾しない”キー等を配した仮為替相場通知画面を表示して、後に再計算をした際に、実際の換算額よりも仮の換算額の方が多いときは、口座残高から差額分を差し引き、また仮の換算額よりも実際の換算額の方が多いときは、口座残高に差額分を加えることを承諾させる。つまり、現在取引をすることでリスクを生じることを顧客に伝え、そのリスクを背負うことを承諾させる。
S12、制御部6は“承諾する”キーが入力されたことを認識すると、取引実行指示を通信部8によって国内通信回線10を介して中継サーバ15に送信する。
S13、サーバ制御部17は、取引実行指示を受信すると、取引コードを採番すると共に、記憶した仮為替相場を読み出す。
また、サーバ制御部17は、出金金額を読み出していることから取引種別が出金取引であることを認識し、図示しないタイマー機能で現在日時を取引日時として認識し、取引コードと顧客の口座番号、取引種別(本実施例では出金取引)、取引金額(本実施例では出金金額)、仮為替相場、取引日時を関連づけて代行取引履歴として取引データベース15cに記憶する。
S14、サーバ制御部17は、記憶した仮の換算額を読み出し、顧客口座情報の口座残高から仮の換算額を差し引き、さらに最終取引日の変更等を行うことで顧客口座情報を更新し、国内通信回線10を介して自動取引装置1に出金開始指示を送信する。
またサーバ制御部17は、仮の換算額にもとづいて定められる手数料を算出し、その手数料分を顧客口座情報の口座残高から差し引くものとする。
S15、制御部6は、記憶部7から出金金額を読み出し、その出金金額に従って現金入出金部5から現金を出金すると共に、挿入されている顧客の取引カードを返却する。
S16、制御部6は、表示部3に出金取引が完了した旨と、後日実際の為替相場により出金金額を再計算し、再計算した口座残高等を顧客メールアドレス宛に送信する旨の取引終了通知画面を表示して出金取引を終了する。
次に、上述した取引におけるホストコンピュータ11が復帰した後の処理について、図7に示すホストコンピュータ復帰後の処理を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
SA1、ホストコンピュータ11は、障害から復帰すると為替サーバ12との間で交信処理を行って停止している間で為替相場の変動の履歴および現在の為替相場の情報を取得し、取得した変動の履歴および現在の為替相場を付した更新為替情報を海外通信回線16を介して中継サーバ15に送信する。
SA2、中継サーバ15のサーバ制御部17は、受信した更新為替情報に付された現在の為替相場を為替データベース15aに既に記憶していた古い為替相場と置き換えて記憶することで、新しい為替相場に更新し、受信した為替相場の変動の履歴をサーバ記憶部18に記憶する。
SA3、サーバ制御部17は、取引データベース15cから代行取引履歴を読み出すと共に、記憶した為替相場の変動の履歴を読み出し、代行取引履歴の取引日時に応じた為替相場を為替相場の変動の履歴から検索し、取引時の実際の為替相場を特定する。
次にサーバ制御部17は、実際の為替相場と読み出した代行取引履歴の出金金額から、日本円から米ドルへ換算した実際の換算額を算出する。
なお、サーバ制御部17は、読み出した代行取引履歴の出金金額と取引日時、算出した実際の換算額、実際の為替相場をサーバ記憶部18に記憶する。
SA4、サーバ制御部17は、記憶している出金金額と実際の換算額、代行取引履歴の仮為替相場を読み出すと共に、代行取引履歴の口座番号をもとに口座データベース15bを検索して該当する顧客口座情報の口座残高を読み出し、読み出した出金金額と仮為替相場から顧客との取引で換算した仮の換算額を算出し、仮の換算額と読み出した実際の換算額との差額を算出し、算出した差額を用いて口座残高の再計算を行う。
具体的には、実際の換算額よりも仮の換算額の方が多いときは、口座残高に差額分を加えるようにし、また仮の換算額よりも実際の換算額の方が多いときは、口座残高からさらに差額分を差し引くようにすることで、実際の換算額に合わせた口座残高を再計算する。
さらにサーバ制御部17は、実際の換算額にもとづいて定められる手数料を算出し、その手数料と、仮の換算額に基づく手数料との差を算出し、その差にもとづいて口座残高から手数料の差分の徴収あるいは返還を行うものとする。
また、サーバ制御部17は、検索した顧客口座情報から顧客メールアドレスを読み出しておき、その顧客メールアドレスを記憶しておくものとする。
SA5、サーバ制御部17は、上記で特定した実際の為替相場と再計算した口座残高とをサーバ記憶部18に記憶しておき、代行取引履歴の仮為替相場を実際の為替相場に置き換えて代行取引履歴の内容を更新し、その代行取引履歴を海外通信回線16を介してホストコンピュータ11に送信する。
ここで、代行取引履歴の更新は、ホストコンピュータ11が復旧する前の取引履歴に対して上書きするように更新してもよいし、上書きせずに復旧前の取引履歴を残す形で更新内容を追加するようにしてもよい。
SA6、ホストコンピュータ11は、受信した代行取引履歴の内容をもとにデータベースに記憶している顧客口座情報の口座残高等の内容を更新し、更新が終了した旨の更新終了通知を海外通信回線16を介して中継サーバ15に送信する。
SA7、サーバ制御部17は、上記ステップSA3で記憶した出金金額と取引日時、算出した実際の換算額、実際の為替相場、上記ステップSA5で記憶した再計算した口座残高を読み出し、これらの内容と上記で算出した実際の換算額の手数料を示す情報、実際の為替相場をもとに出金金額の再計算を行った旨を示す再計算通知メールを作成し、記憶した顧客メールアドレス宛に再計算通知メールを送信し、ホストコンピュータ11が復帰した後の処理を終了する。
ここで、図8は再計算通知メールを示す説明図である。
顧客が電子メールで受信した再計算通知メールは、図8に示すように「○月×日xx時xx分xx秒に出金されました、仮為替の取引が実際の為替相場をもとに再計算されました。詳細内容をお知らせします。」等のある取引日時での仮為替の取引が実際の為替相場で再計算された旨の文言、取引時での実際の為替相場から1米ドルあたりの日本円を示す内容、出金金額として実際の為替相場をもとに日本円を米ドルに換算したときの実際の換算額、その換算額にもとづく手数料、上記の内容による口座残高等を示すものとなっている。
以上説明したように、本実施例では、海外金融機関のホストコンピュータが停止しても、中継サーバが代行処理装置として自動取引装置との間で取引処理を行うと共に、予め格納している為替相場を用いることで、為替相場を用いた取引処理を実行し、ホストコンピュータの復帰後に取引時の実際の為替相場を用いて顧客の口座残高等の再計算を行うため、為替相場が関わる海外金融機関のホストコンピュータが停止しても、その代行処理を実行できる。
また、ホストコンピュータが復帰した後、中継サーバが再計算や、顧客への再計算通知メールの送信、ホストコンピュータへの再計算の内容へと更新した代行取引履歴の送信等の処理を行うため、ホストコンピュータが行う処理の負担を軽減することができる。
なお、上記実施例1においては、同一の金融機関内での取引を例に説明したが、他行への取引を行う場合に適用しても同様の効果を得ることができる。
さらに出金取引を例に説明したが、入金取引や振込取引等の他の取引に適用してもよい。
入金取引の場合、出金取引とは逆の再計算の仕方をする。つまり具体的には実際の換算額より仮の換算額の方が多いときは、口座残高から差額分を差し引くようにし、また仮の換算額より実際の換算額の方が多いときは、口座残高に差額分を加えるようにすることで、実際の換算額に合わせた口座残高を再計算する。
振込取引の場合は、出金取引と同様の方法で再計算する。
また、ホストコンピュータは海外に設置したものとして説明したが、国内に設置したものであってもよい。
加えて、仮為替相場通知画面や再計算通知メールの文言を日本語で表記したものを例に説明したが、英語等の外国語に適用可能である。
上記実施例1においては、為替データベースと口座データベースと取引データベースをそれぞれ別の情報を格納して別個に存在しているものとして説明したが、これらの情報を1つのデータベースに格納しておいてもよい。
また、上記実施例1においては、顧客が自動取引装置を用いて行う取引を例に説明したが、携帯端末やパソコン等の取引端末と中継サーバをインターネット回線で繋ぐことでインターネットバンキングを用いた取引に適用してもよい。
さらに、上記実施例1においては、出金取引を行う顧客にリスクを承諾させることにより、仮の換算額よりも実際の換算額の方が多いときは、口座残高から差額分を差し引くようにしたが、仮の換算額よりも実際の換算額の方が多いときに金融機関側がリスクを背負うようにして仮の換算額よりも実際の換算額の方が多いときは口座残高から差額分は差し引かないが、一方実際の換算額よりも仮の換算額の方が多いときには口座残高に差額分を加えるようにしてもよい。
この場合には実際の換算額よりも仮の換算額の方が多いときは、顧客にリスクが生じないため、再計算通知メールを送信しなくてもよい。
またこのようにした場合は、顧客がリスクを背負うことが無いので、承諾させることがない。
実施例1の代行処理装置を含む代行処理システムを示すブロック図 為替データベースのデータ例を示す説明図 口座データベースのデータ例を示す説明図 取引データベースのデータ例を示す説明図 実施例1の代行処理システムの動作を示すフローチャート 仮為替相場通知画面を示す説明図 ホストコンピュータ復帰後の処理を示すフローチャート 再計算通知メールを示す説明図
符号の説明
1 自動取引装置
2 入力部
3 表示部
4 カードリードライト部
5 現金入出金部
6 制御部
7 記憶部
8 通信部
10 国内通信回線
11 ホストコンピュータ
12 為替サーバ
15 中継サーバ
15a 為替データベース
15b 口座データベース
15c 取引データベース
16 海外通信回線
17 サーバ制御部
18 サーバ記憶部

Claims (4)

  1. 金融機関に設置され顧客の口座情報を管理する上位装置の停止中に顧客が取引端末を利用して行う取引を前記上位装置に代行して実行する代行処理装置であって、
    前記上位装置から定期的に受信する外貨の為替相場の情報と、顧客の口座情報と、代行した取引履歴を格納するデータベースとを有し、
    上位装置が停止している間、取引端末を利用する顧客と為替相場を用いる取引を行う場合、取引端末から顧客の口座番号と識別子を受信すると、その口座番号をもとに前記データベースから該口座番号に関連する識別子を読み出し、受信した識別子と読み出した識別子とを照合することで顧客を確認し、
    前記上位装置が管理する口座情報の口座残高の通貨と異なる通貨の取引金額を前記取引端末から受信すると、前記データベースに格納している為替相場の情報をもとに前記取引金額を前記上位装置が管理する通貨に換算し、その換算額に従い取引処理を行ってその取引履歴を前記データベースに格納することを特徴とする代行処理装置。
  2. 請求項1に記載の代行処理装置において、
    前記上位装置の復旧後、前記上位装置から停止中に変動した為替相場の履歴を受信し、前記データベースから取引履歴を読み出し、受信した為替相場の履歴をもとに該取引履歴の日時に応じた為替相場を特定し、該為替相場を用いて前記取引履歴の取引金額の実際の換算額を算出し、その実際の換算額をもとに前記取引履歴の内容を更新し、更新した取引履歴を前記上位装置に送信することを特徴とする代行処理装置。
  3. 請求項2に記載の代行処理装置において、
    前記実際の換算額よりも前記仮の換算額の方が多いときは、口座残高に差額分を加えるようにし、また前記仮の換算額よりも前記実際の換算額の方が多いときは、口座残高からさらに差額分を差し引くようにすることで、前記実際の換算額に合わせた口座残高を再計算することを特徴とする代行処理装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載の代行処理装置において、
    実際の為替相場を用いて前記取引金額の実際の換算額を算出したあと、その実際の換算額と前記実際の為替相場を示す電子メールを顧客の端末宛に送信することを特徴とする代行処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6433613B1 (ja) * 2018-03-28 2018-12-05 Tis株式会社 代行システム、代行方法、及びそのプログラム

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