JP4848744B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、上述した従来の技術においては、顧客に手数料込みの金額を入力させた後に、表示画面に振込金額と手数料とを表示するため、顧客は手数料を予め知ることができず、手数料が考えていたものと異なっていたときには手数料込みの金額を訂正入力する必要があり、取引に時間を要し、自動取引装置の可動効率が低下するという問題がある。
図1において1は銀行等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等に設置される自動取引装置としての現金自動預払機であり、金融機関のセンタに設けられた上位装置としてのホストコンピュータ15と通信回線16を介して接続され、情報の通信を行えるようになっている。
3は時計部であり、現在時刻を認識するためのタイマー機能や、現在日である取引日を平日や土日、祝日等に区別して認識するカレンダー機能等を有する。
また、記憶部4には取引日ごとの各取引種別の、取引開始時刻から取引終了時刻までの業務時間とその業務時間内の取引時間帯別の手数料等とが手数料情報として格納されている。
5は表示入力部であり、LCD等の表示部6と、タッチパネル等の位置信号検出部7との組合せで構成されており、表示部6に顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面や各種の入力キーを表示し、顧客による入力キーの押下を位置信号検出部7によって受付ける。
9は通帳取扱部であり、顧客により挿入された顧客の取引媒体としての通帳の磁気ストライプに記録されている口座情報等の通帳情報の読取及び書込みを行う機能を有すると共に取引結果等を通帳に記帳する機能を有している。
ホストコンピュータ15は、口座を開設している各顧客の氏名、口座番号、暗証番号及び口座残高等を顧客口座情報を記憶し、さらに手数料の金額変更等で手数料情報を更新する際の手数料更新情報を格納している。
顧客が取引選択画面の前および取引カードを挿入する前に手数料表画面を表示する場合について説明する。
現金自動預払機1の制御部2は、表示入力部5に図2に示す手数料表画面を表示して待機する。
ここで自行手数料表は、自行の取引カードを用いて取引を行うときにかかる手数料を取引日ごとに取引時間帯別で、さらに取引種別ごとに表示欄に表示した表であり、他行手数料表は他行の取引カードを用いて取引を行うときにかかる手数料を取引日ごとに取引時間帯別で、さらに取引種別ごとに表示欄に表示した表である。
例えば、認識した取引日と現在時刻が平日の17時である場合、図2の自行手数料表においては、「お引出し・お振込」で平日の8:45−18:00の時間帯で区切った手数料の表示欄と、「お預け入れ」で平日の7:00−21:00の時間帯で区切った手数料の表示欄とを太枠で囲んで強調表示し、そして現在時刻が18時となったときに「お引出し・お振込」で平日の8:45−18:00の時間帯で区切った手数料の表示欄を通常の表示に切替え、「お引出し・お振込」で平日の18:00−23:00の時間帯で区切った手数料の表示欄を強調表示するようにして現在時刻に応じた更新を行っていく。
顧客が手数料表画面の「取引開始」キーを押下したことを位置信号検出部7によって認識した制御部2は、表示入力部5に出金取引のための「出金」キーや振込取引のための「振込」キー等を配置した取引選択画面を表示し、位置信号検出部7によって顧客の選択入力を認識し、その選択された取引処理を通常通りに実行して終了する。
現金自動預払機1の制御部2は、表示入力部5に取引選択画面を表示して待機する。
顧客が取引選択画面の「出金」キーを押下したことを位置信号検出部7によって認識した制御部2は、顧客に取引カードの挿入を促す文言等を表示した画面を表示する。
このとき、顧客は他行の取引カードを挿入したものとする。
また、制御部2は時計部3によって取引日と現在時刻とを認識し、認識した取引日と現在時刻、取引選択画面での顧客の選択入力によって認識した出金取引をもとに、手数料表画面の他行手数料表の取引種別が「お引出し」で認識した取引日に該当し、現在時刻を含んだ取引時間帯の手数料の表示欄を太枠で囲って強調表示する。
顧客が手数料表画面の「確認」キーを押下したことを位置信号検出部7によって認識した制御部2は、表示入力部5に出金金額の入力を促す画面を表示し、顧客が入力した出金金額に従う出金取引処理を通常通り実行して終了する。
制御部2は、取引カードの挿入を促す画面を表示して待機しており、顧客が取引カードを挿入すると、カード取扱部8によって取引カードからカード情報を読み取ってそのカード情報に含まれる金融機関コードから取引カードの発行元を認識し、その取引カードが自行のものであるか他行のものであるかを判断する。
カード取扱部8で読み取ったカード情報の金融機関コードから自行の取引カードであることを判断した制御部2は、記憶部4に格納した自行手数料情報を読み出し、読み出した自行手数料情報をもとにした自行手数料表と、「確認」キー等を配した手数料表画面を表示する。
顧客が「確認」キーを押下したことを位置信号検出部7によって認識した制御部2は、表示入力部5に取引選択画面を表示する。
次に、手数料情報の更新処理を行う場合の作動について説明する。
手数料情報が変更された場合には、その手数料更新情報を格納したホストコンピュータ15は、手数料更新情報を通信回線16を介して現金自動預払機1に送信する。
その場合に、新たな手数料情報の全てを手数料更新情報としてもよく、手数料の金額変更等の変更した手数料情報のみを手数料更新情報としてもよい。
また、手数料情報が変更されたときにホストコンピュータから現金自動預払機に手数料更新情報を送信し、現金自動預払機が受信した手数料更新情報をもとに格納した手数料情報を更新するため、ホストコンピュータから一括して現金自動預払機に手数料更新情報を送信することで、現金自動預払機全体の手数料情報の更新処理を短縮させることができる。
本実施例の記憶部4には、取引日ごとの各取引種別で自行のホストコンピュータ15との通信で顧客と取引を行うことができる取引開始時刻を格納する他、顧客が取引選択画面から取引種別を決定した現在時刻が、取引時間帯外であった場合に現在時刻から取引開始時刻までの時間を表示する機能を有するアプリケーションプログラムが格納されており、制御部2が実行するそのアプリケーションプログラムの各ステップにより、本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例では、顧客が現金自動預払機1の業務時間外に取引を行おうとした場合について説明する。
顧客が取引選択画面から取引を選択すると、制御部2は位置信号検出部7によって顧客が選択入力した取引種別を認識し、表示入力部5に取引カードの挿入を促す画面を表示する。
制御部2は、カード取扱部8によって顧客が挿入した取引カードからカード情報を読み取ってそのカード情報に含まれる金融機関コードを読み取ることにより、取引カードの発行元を認識する。
現在時刻が業務時間に含まれていないと判断した制御部2は、挿入された取引カードを返却して、表示入力部4に業務時間外である旨の画面等を配した時間外案内画面を表示する。
例えば、顧客が平日に他行の取引カードで出金取引を行おうとしたときに、現在時刻が取引開始時刻の10分前であった場合、制御部2は図5に示すように他行手数料表の「お引出し」で平日、かつ現在時刻を含んだ取引時間帯の空欄を矢印で示し、そこに「あと、10分で取扱できるようになります。」という文言を表示する。
取引開始時刻は、手数料情報の業務時間をもとに得られるものであるため、取引開始時刻を更新する際の開始時刻更新情報は手数料更新情報に含まれている。
取引開始時刻が変更された場合は、上記の手数料情報の更新処理と同様にして現金自動預払機1の制御部2がホストコンピュータ15から受信した手数料更新情報をもとに手数料情報を更新する。
取引開始時刻を変更する手数料更新情報を受信した現金自動預払機1の制御部2は、格納した取引開始時刻を読み出し、受信した手数料更新情報の取引開始時刻にしたがって読み出した取引開始時刻を書き換え、更新した取引開始時刻を格納して更新処理を終了する。
また、取引開始時刻が変更されたときには、ホストコンピュータから送信された手数料更新情報をもとに格納した取引開始時刻を更新するため、ホストコンピュータから一括して現金自動預払機に取引開始時刻を更新するための手数料更新情報を送信でき、現金自動預払機全体の取引開始時刻の更新処理を短縮させることができる。
2 制御部
3 時計部
4 記憶部
5 表示入力部
6 表示部
7 位置信号検出部
8 カード取扱部
9 通帳取扱部
10 現金入出金部
15 ホストコンピュータ
16 通信回線
Claims (4)
- 表示画面を有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
各取引種別の取引時間帯別の手数料を手数料情報として格納する手段と、
前記格納した手数料情報を読み出す手段と、
該読み出した手数料情報をもとに、前記取引種別ごとで、かつ前記取引時間帯別に該当する手数料を表示欄に表示した手数料表を表示する手段と、
現在時刻を認識する手段と、
前記手数料表の前記認識した現在時刻が含まれる取引時間帯の手数料の表示欄を強調して表示する手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 表示画面を有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
顧客の取引媒体の発行元別に、各取引種別の取引時間帯別の手数料を手数料情報として格納する手段と、
顧客の取引媒体に記録された取引媒体の発行元を読み取る手段と、
該読み取った発行元をもとに前記格納した手数料情報を読み出す手段と、
該読み出した手数料情報をもとに、前記発行元の前記取引種別ごとで、かつ前記取引時間帯別に該当する手数料の表示欄を表示した手数料表を表示する手段と、
前記手数料情報を読み取った現在時刻を認識する手段と、
前記表示した手数料表の前記認識した現在時刻が含まれる取引時間帯の手数料の表示欄を強調して表示する手段を備えたことを特徴とする自動取引装置。 - 表示画面を有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
顧客の取引媒体の発行元別に、各取引種別の取引時間帯別の手数料を手数料情報として格納する手段と、
顧客から取引種別の選択入力を受付ける手段と、
顧客の取引媒体に記録された取引媒体の発行元を読み取る手段と、
前記受付けた取引種別と前記読み取った発行元とをもとに前記格納した手数料情報を読み出す手段と、
該読み出した手数料情報をもとに、前記発行元の前記取引種別ごとで、かつ前記取引時間帯別に該当する手数料の表示欄を表示した手数料表を表示する手段と、
前記手数料情報を読み取った現在時刻を認識する手段と、
前記表示した手数料表の前記認識した現在時刻が含まれる取引時間帯の手数料の表示欄を強調して表示する手段を備えたことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1、請求項2または請求項3において、
前記手数料情報を更新する際の手数料更新情報を格納する上位装置と通信可能に接続する手段と、
前記上位装置から前記手数料更新情報を受信する手段と、
該受信した手数料更新情報をもとに、前記格納した手数料情報を更新する手段とを備えたことを特徴とする自動取引装置。
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