JP4351242B2 - 現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法 - Google Patents

現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法 Download PDF

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Description

本発明は、管理サーバにおいて本人認証された利用者に対して、金融機関端末装置から現金を効率的に提供することができる現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法に関する。
今日、企業等から従業員に対して現金等を提供する場合がある。例えば、給与支払は、現金により支給や口座振込によって行なわれることが多い。この口座振込においては、企業の口座から、従業員が指定する金融機関の給与振込口座に対して給与を振り込むことになる。
このような給与支給においても、雇用形態の多様化に応じて、色々な給与支払システムが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献記載の給与支払システムは、派遣先において行なわれる作業を識別する作業情報と、この作業に行なう派遣スタッフを識別する派遣スタッフ情報と、派遣スタッフに支払われる給与情報と、派遣先の端末によって入力された派遣スタッフの作業が完了したことを示す作業完了情報とを関連付けて記憶する記憶手段を有する。さらに、当該派遣スタッフより給与の早期入金の要求があった場合には、記憶手段を検索し、派遣スタッフに関する情報を取得し、給与の早期入金の処理を行なう。
また、給与振込等に用いる企業および従業員の口座を特定の金融機関の仮想口座に一元化することにより、給与振込処理や各種の引落処理を効率化することのできるシステムも検討されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献記載のシステムは、給与計算部と、社内経費清算部と、社内カード決済部と、提携カード決済部と、仮想口座管理部と、各金融機関システムとを、通信回線を介して通信可能に接続して構成されている。仮想口座管理部は各従業員の給与金額の総額を特定銀行の会社用仮想口座に入金後、会社用仮想口座から各従業員の従業員用仮想口座番号で指定された各従業員用仮想口座に対して、各従業員の給与金額を振り込む。更に、各従業員の引落金額と給与振込金額を合算した控除金額を各従業員の従業員用仮想口座から会社用仮想口座に対して振り込む。
また、キャッシング機能を有するカードを利用した不定期の支払いや日払い給与などの支払い管理システムについても検討されている(例えば、特許文献3参照。)。この文献記載の支払い管理システムは、識別コードを記録したカード所持者の受給額を計算し、カードにキャッシング用の与信機能を持たせるカード会社に受給額と識別コードのデータとを送信する。そして、受信された受給額のデータは、識別コードに対応するカードのキャッシング用の与信枠として新規に設定され、または既設の与信枠に加算されて与信枠を拡大する。そして、オンライン接続された現金自動預払機などでカードを用いて引出可能とする。受給額のデータは集計されてカード会社から給付者への貸付額データとして処理される。
特開2003−16237号公報(第1頁) 特開2004−127029号公報(第1頁) 特開2005−122666号公報(第1頁)
特許文献1や特許文献2のように口座振込を利用する場合には、従業員が金融機関に開設した口座を、振込先口座として指定して企業に申請しておく必要がある。従って、従業
員の振込先口座を把握していない企業においては給与振込を行なうことができない。この場合、従業員は、所定の金融機関(例えば、企業の口座が開設された金融機関)の支店等において、新たに給与振込先口座を開設しなければならない場合もある。
一方、現金支給の場合には、支払者が現金を準備しておく必要があり、管理負担が大きい。特に、日払い契約の従業員に、1日毎に現金で給与を支払う場合には、企業は常に現金を準備する必要があり、支払事務が煩雑になる。特に、日払い従業員が多い場合には、現金確保によるキャッシュフローへの影響が大きい。しかし、特許文献3の場合には、キャッシング用の与信管理や、キャッシング用の与信機能を持たせたカードの発行を行なう必要があり、事務管理が煩わしい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、管理サーバにおいて本人認証された利用者に対して、金融機関端末装置から現金を効率的に提供することができる現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、前記管理サーバと金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置とから構成された現金支払システムであって、前記金融機関端末装置は、利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記金融機関端末装置から取得した利用者識別子と本人認証情報について、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証処理を実行し、利用者認証ができた場合には、前記金融機関端末装置に対して、利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を取得し、前記支払可能残高及び口座名義人認証情報を前記金融機関端末装置に送信し、前記金融機関端末装置は、利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、前記金融機関ホストシステムは、前記口座名義人認証情報を用いて利用者認証処理を実行し、利用者認証ができた場合には、利用者認証された口座について口座残高を取得し、前記口座残高と前記引落金額とを比較し、前記引落金額が前記口座残高以下の場合、前記口座残高から前記引落金額を引き落とすとともに、支払許可電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、前記金融機関端末装置は、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記残高更新指示に基づいて、前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新し、残高更新完了電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、前記金融機関端末装置は、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現金支払システムにおいて、前記支払可能残高は、従業員に支給された給与の蓄積額であって、まだ引き出されていない残高であることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の現金支払システムにおいて、前記金融機関端末装置は、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、口座残高を管理する金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置であって前記金融機関端末装置は、利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高及び口座名義人認証情報を取得し、利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、前記金融機関ホストシステムから支払許可電文を取得した場合、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから、前記残高更新指示に基づいて前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新した残高更新完了電文を取得した場合、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の金融機関端末装置において、前記金融機関端末装置は、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、前記管理サーバと金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置とから構成された現金支払システムを用いて、現金を支払う方法であって、前記金融機関端末装置は、利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記金融機関端末装置から取得した利用者識別子と本人認証情報について、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証処理を実行し、利用者認証ができた場合には、前記金融機関端末装置に対して、利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を取得し、前記支払可能残高及び口座名義人認証情報を前記金融機関端末装置に送信し、前記金融機関端末装置は、利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、前記金融機関ホストシステムは、前記口座名義人認証情報を用いて利用者認証処理を実行し、利用者認証ができた場合には、利用者認証された口座について口座残高を取得し、前記口座残高と前記引落金額とを比較し、前記引落金額が前記口座残高以下の場合、前記口座残高から前記引落金額を引き落とすとともに、支払許可電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、前記金融機関端末装置は、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記残高更新指示に基づいて、前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新し、残高更新完了電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、前記金融機関端末装置は、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の現金支払方法において、前記支払可能残高は、従業員に支給された給与の蓄積額であって、まだ引き出されていない残高であることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の現金支払方法において、前記金融機関端末装置は、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを要旨とする。
(作用)
請求項1、4又は6に記載の発明によれば、金融機関端末装置は、管理サーバから、認証データ記憶手段を用いて利用者認証された利用者識別子について支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高及び口座名義人認証情報を取得する。そして、支払可能残高と引出希望金額とを比較する。そして、管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、金融機関ホストシステムに送信する。金融機関ホストシステムから支払許可電文を取得した場合、残高更新指示を管理サーバに送信する。そして、管理サーバから、残高更新指示に基づいて支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新した残高更新完了電文を取得した場合、引出希望金額の現金の払出処理を実行する。これにより、利用者が口座を持たない場合においても、支払可能残高内において他者の口座から現金を引き出すことができる。
請求項2又は7に記載の発明によれば、従業員に対して給与を現金により支給する場合に利用することができる。
請求項3、5又は8に記載の発明によれば、金融機関端末装置が、利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認する。そして、支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、金融機関端末装置が、引出希望金額から支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定する。更に、支払不可金額を提供するための証明書を発行する。これにより、金融機関端末装置において引き出せない金額についても、証明書を用いて他の方法により提供することができる。
本発明によれば、管理サーバにおいて本人認証された利用者に対して、金融機関端末装置から現金を効率的に提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜6に従って説明する。本実施形態では、企業の各営業所に設置された金融機関端末装置としての現金自動支払機を利用して、従業員に対して給与を支払う場合に用いる現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法として説明する。
本実施形態では、図1に示すように、各営業所に設置された現金自動支払機10と本社サーバ20とが、社内ネットワークを介して相互に接続されている。この現金自動支払機10は、銀行ネットワークを介して、金融機関ホストシステムとしての銀行ホストシステム30に接続されている。
本社サーバ20は、複数の営業所を有する企業が雇用した従業員に対する給与の支払管理を行なうためのコンピュータシステムである。本社サーバ20は、図1に示すように制御部21を備えている。制御部21は、従業員や給与に関するデータの管理処理等を行なう。制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(利用者認証段階、支払可能残高の取得段階、支払可能残高及び口座名義人認証情報の送信段階、支払可能残高の更新段階、残高更新完了電文の送信段階等を含む処理)を行なう。このための実行プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように、利用者
認証処理手段211、給与元帳管理手段212等として機能する。
利用者認証処理手段211は、現金自動支払機10との間で通信を行ない、利用者の認証処理を実行する。更に、利用者認証処理手段211は、支払可能残高の取得処理、支払可能残高及び口座名義人認証情報の送信処理を実行する。
給与元帳管理手段212は、現金自動支払機10との間で通信を行ない、給与元帳データベースに記録された各レコードの管理を行なう。具体的には、給与元帳管理手段212は、支払可能残高の更新処理、残高更新完了電文の送信処理等を実行する。
また、本社サーバ20は、認証データ記憶手段としての従業員データベース22、支払元帳データ記憶手段としての給与元帳データベース23及び企業口座認証データ記憶部24を備えている。
従業員データベース22は、図2(a)に示すように、従業員を認証するための認証用レコード220が記録されている。この認証用レコード220は、従業員として登録された場合に記録される。認証用レコード220は、従業員IDとパスワードに関するデータを含んで構成されている。
従業員IDデータ領域には、各従業員を特定するための利用者識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、従業員IDとして従業員番号を用いる。
パスワードデータ領域には、各従業員を認証するための本人認証情報(パスワード)に関するデータが記録されている。
一方、給与元帳データベース23には、図2(b)に示すように、従業員に支給された給与に関する給与レコード230が記録されている。この給与レコード230は、従業員に対して給与が支給された場合に、この給与残高に加算されて更新される。この給与レコード230は、従業員IDに対して、この従業員の給与残高に関するデータを含んで構成される。
従業員IDデータ領域には、各従業員を特定するための識別子に関するデータが記録される。この従業員IDを利用することにより、認証用レコード220と給与レコード230とが相互に関連付けられる。
給与残高データ領域には、各従業員に支給された給与の蓄積額であって、従業員がまだ引き出されていない金額に関するデータが記録される。この残高は、支払可能残高として機能し、利用者からの要求に応じて支払われる。
また、企業口座認証データ記憶部24には、この企業が保有する口座を利用する場合に必要な企業口座認証データが記録されている。この企業口座認証データは、この企業が名義人となっている口座の口座識別子と、この口座を利用する場合に必要な暗証番号に関するデータを含んで構成される。
一方、本社サーバ20に接続された現金自動支払機10は、現金を格納し、利用者の要求に応じて現金の払い出しを行なう。各々の現金自動支払機10は、この企業の営業所に設置され、格納した現金を支払う装置である。この現金自動支払機10は、本社サーバ20及び銀行ホストシステム30との間で通信を行なう。
現金自動支払機10は、図3に示すように制御部11を備え、ネットワークを介して銀行ホストシステム30に接続される。この制御部11は、図示しないCPU、RAM及び
ROM等を有し、後述する処理(利用者識別子及び本人認証情報の送信段階、支払可能残高及び口座名義人認証情報の取得段階、支払依頼電文の送信段階、残高更新指示の送信段階、現金の払出段階等を含む処理)を行なう。このための利用者認証プログラムを実行することにより、現金自動支払機10の制御部11は、利用者情報取得手段111、支払処理手段112等として機能する。
利用者情報取得手段111は、本社サーバ20との間で通信を行なうことにより、従業員の利用者認証の依頼処理や、この従業員の給与残高の取得や確認処理を実行する。
支払処理手段112は、銀行ホストシステム30との通信を行ない、キャッシュカードや暗証番号を利用しての通常のキャッシュディスペンサとしての現金自動支払機能を実現する。
更に、現金自動支払機10は、タッチパネルディスプレイ12、現金収容部13、現金払出部15、カード格納部16、利用明細出力部17が設けられている。このタッチパネルディスプレイ12を介して、利用者に対して情報を表示したり、利用者から指示を受け付けたりする。現金収容部13は、利用者に支払う紙幣や硬貨を収容する。利用者に現金を支払う場合には、一旦、現金の取出しができないようにシャッタを閉じた状態で現金払出部15に格納される。そして、給与残高の更新を確認できた場合には、シャッタを開放して現金を利用者に提供する。カード格納部16は、利用者のキャッシュカードを収容し、このキャッシュカードから各種情報を取得する。利用明細出力部17は利用内容を印字した明細書を出力する。
制御部11の支払処理手段112は、このようなタッチパネルディスプレイ12、現金収容部13、現金払出部15、カード格納部16、及び利用明細出力部17の構成を用いて、キャッシュディスペンサとしての現金支払処理を実行する。
この現金自動支払機10に接続された銀行ホストシステム30は、銀行のコンピュータシステムであって、この銀行において開設された口座の口座名義人や口座残高に関するデータを管理する。この銀行ホストシステム30は、預金口座データベース32を備えている。この預金口座データベース32には、銀行において開設された預金口座に関しての口座データが記録されている。この口座データは、金融機関に口座が開設された場合に登録される。口座データは、口座識別子、暗証番号、口座名義人情報、口座残高等に関するデータを含んで構成されている。
口座識別子データ領域には、開設された口座を特定するための識別子に関するデータが記録されている。
暗証番号データ領域には、この口座を利用する場合の利用者認証を行なうための暗証番号に関するデータが記録されている。
口座名義人データ領域には、この口座に関する口座名義人を特定するためのデータが記録されている。
口座残高データ領域には、この口座の残高を特定するためのデータが記録されている。
上記のように構成されたシステムを用いて、利用者に対して現金の提供を行なう場合の処理手順について、図4〜図6を用いて説明する。
利用者が、給与の現金引出を希望する場合には、現金自動支払機10を用いる。この現金自動支払機10のタッチパネルディスプレイ12には、メニュー画面が表示されている。そして、このメニュー画面においては、通常の現金支払選択ボタンと、給与支払選択ボタンとが表示されている。ここで、給与の引き出しを行なう場合には、給与支払選択ボタンを選択する。
この場合、現金自動支払機10の制御部11は、従業員番号、パスワードの入力処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部11の利用者情報取得手段111は、タッチパネルディスプレイ12に認証情報入力画面を出力する。この認証情報入力画面には、従業員ID及びパスワードの入力欄が設けられている。認証情報入力画面の各欄に従業員ID及びパスワードが入力され、完了ボタンが選択された場合、現金自動支払機10は、本社サーバ20に対して、社内ネットワークを介して認証要求を送信する。この認証要求は、従業員ID及びパスワードに関するデータを含む。
認証依頼を受信した本社サーバ20の制御部21は、利用者認証処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の利用者認証処理手段211が、現金自動支払機10から受信した認証要求に含まれる従業員IDを利用して、従業員データベース22から認証用レコード220を抽出する。そして、この認証用レコード220に含まれるパスワードと、認証要求に含まれるパスワードとが一致するかどうかを確認する。ここで両者が一致せず、利用者認証ができない場合には、そのことを現金自動支払機10のタッチパネルディスプレイ12に出力させて、取引処理を終了する。
一方、利用者認証ができた場合、本社サーバ20の制御部21は、給与残高及び企業口座認証データの出力処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の利用者認証処理手段211が、認証された従業員IDを用いて、給与元帳データベース23から、この従業員の給与残高に関するデータを取得する。更に、利用者認証処理手段211は、企業口座認証データ記憶部24から企業口座認証データ(この企業の口座の口座識別子及び暗証番号に関するデータ)を取得する。そして、利用者認証処理手段211は、給与残高データ及び企業口座認証データを、社内ネットワークを介して現金自動支払機10に送信する。
現金自動支払機10の制御部11は、残高表示処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部11の利用者情報取得手段111は、受信した給与残高データ及び企業口座認証データを内部メモリに一時記憶する。そして、利用者情報取得手段111は、タッチパネルディスプレイ12に給与残高を表示させた残高表示画面を出力する。この残高表示画面には、終了ボタンと、引出ボタンとが表示されている。ここで、給与の引出を行なう場合には、引出ボタンを選択する。
次に、現金自動支払機10の制御部11は、引出要求処理を実行する(ステップS1−5)。この場合、制御部11の利用者情報取得手段111は、現金引出要求画面が表示される。この現金引出要求画面には、引出希望金額の入力欄が設けられている。そして、利用者情報取得手段111は、利用者によって引出希望金額入力欄に設定された金額を取得する。
次に、現金自動支払機10の制御部11は、残高照合処理を実行する(ステップS1−6)。制御部11の利用者情報取得手段111は、現金引出要求画面において設定された引出希望金額と、内部メモリに一時記憶された給与残高とを比較する。
そして、引出希望金額以上の給与残高がある場合(ステップS1−7において「YES」の場合)、現金自動支払機10の制御部11は、支払依頼処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部11の利用者情報取得手段111は、支払依頼電文を生成する。この支払依頼電文は、通常の現金支払処理において利用される電文と同じフォーマットにより構成されており、引落口指定フィールド、暗証番号指定フィールド、引落金額指定フィールドを含んでいる。そして、利用者情報取得手段111は、引落口指定フィールド及び暗証番号指定フィールドに、内部メモリに一時記憶された企業の口座識別子及び
暗証番号をセットする。更に、引落金額指定フィールドには、現金引出要求画面において設定された引出希望金額をセットする。そして、制御部11の支払処理手段112は、利用者情報取得手段111が生成した支払依頼電文を、銀行ネットワークを介して銀行ホストシステム30に送信する。
なお、引出希望金額が給与残高より高い場合(ステップS1−7において「NO」の場合)、現金自動支払機10の制御部11は、支払拒否処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、利用者情報取得手段111は、残高不足であることをタッチパネルディスプレイ12に表示させて、支払を拒否して処理を中止する。
次に、支払依頼電文を受信した銀行ホストシステム30における処理を、図5を用いて説明する。この処理は、通常のキャッシュディスペンサ機能における現金支払処理と同様に行なわれる。
この場合、銀行ホストシステム30は、認証処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、銀行ホストシステム30は、支払依頼電文に含まれる口座識別子及び暗証番号が、預金口座データベース32に登録されているかどうかを確認することにより、認証を行なう。本実施形態では、企業の口座の利用可否を認証することになる。ここで、認証ができなかった場合には取引を拒否する。
一方、認証ができた場合には、銀行ホストシステム30は、残高照合処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、銀行ホストシステム30は、預金口座データベース32から、認証した口座識別子の預金口座の口座残高に関するデータを取得する。そして、銀行ホストシステム30は、支払依頼電文に含まれる引出希望金額と口座残高とを比較する。
引出希望金額が口座残高より高い場合(ステップS2−3において「NO」の場合)には、銀行ホストシステム30は、処理を中止する(ステップS2−4)。
一方、引出希望金額以上の口座残高がある場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、銀行ホストシステム30は、支払許可処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、銀行ホストシステム30は、この口座の口座残高をホールドし、支払許可電文を現金自動支払機10に送信する。
支払許可電文を受信した現金自動支払機10の制御部11は、確認通知送信処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部11の支払処理手段112は、支払許可電文を受信したことを通知する確認電文を、銀行ホストシステム30に送信する。
一定の待機時間内に、現金自動支払機10から確認電文を受信した場合(ステップS2−7において「YES」の場合)、銀行ホストシステム30は引落確定処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、銀行ホストシステム30は、引出希望金額を口座残高から差し引いた金額を新たな口座残高として確定する。そして、銀行ホストシステム30は、口座残高のホールドを解除する。
更に、銀行ホストシステム30は、警送会社の口座への振替処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、銀行ホストシステム30は、この現金自動支払機10を管理する警送会社の口座を特定し、この口座に対して引出希望金額の振込処理を実行する。この振替を受けた警送会社は、この現金自動支払機10において補充する現金の輸送を行なう。
一方、一定の待機時間内に、現金自動支払機10から確認電文を受信できない場合(ス
テップS2−7において「NO」の場合)、銀行ホストシステム30は、口座残高のホールドを解除して、処理を中止する(ステップS2−4)。
支払許可電文を受信した現金自動支払機10の制御部11は、確認通知送信処理に引き続き、払出準備処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部11の支払処理手段112は、現金収容部13から引出希望金額の現金を取り出し、現金払出部15に収納する。但し、この段階では、現金自動支払機10の制御部11は、現金払出部15のシャッタを開放しない。
そして、現金自動支払機10の制御部11は、残高更新指示処理を実行する(ステップS2−11)。具体的には、制御部11の利用者情報取得手段111は、残高更新電文を本社サーバに送信する。そして、現金自動支払機10の制御部11は、本社サーバ20からの回答の待機処理を実行する(ステップS2−12)。
残高更新電文を受信した本社サーバ20の制御部21は、図6に示すように、残高更新処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の給与元帳管理手段212は、引出希望金額を給与元帳データベース23に記録された給与残高から差し引いた金額を新たな給与残高として更新する。
そして、本社サーバ20の制御部21は、残高更新完了通知処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、給与元帳管理手段212が、残高更新完了電文を現金自動支払機10に対して送信する。
待機中(ステップS2−12)に本社サーバ20から確認電文を受け取った場合(ステップS3−3において「YES」の場合)、現金自動支払機10の制御部11は払出処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、利用者情報取得手段111は、現金払出部15に対してシャッタを開放するように指示する。これにより、利用者は現金払出部15から現金を取り出すことができる。
一方、所定時間を経過しても、残高更新完了電文を受信できない場合(ステップS3−3において「NO」の場合)、現金自動支払機10の制御部11は、エラー出力処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、アラームを企業の担当者端末に出力する。このアラームを受けた担当者は、問題を検討して、現金払出部15から現金を取り出して利用者に現金を提供する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態においては、本社サーバ20の制御部21は、利用者認証処理を実行する(ステップS1−2)。利用者認証ができた場合、制御部21は、給与残高及び企業暗証番号の出力処理を実行する(ステップS1−3)。引出希望金額以上の給与残高がある場合、現金自動支払機10の制御部11は、支払依頼処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、企業の口座識別子及び暗証番号、引出希望金額に関するデータを含む支払依頼電文を生成し、銀行ネットワークを介して銀行ホストシステム30に送信する。銀行ホストシステム30は、残高照合処理(ステップS2−2)を実行し、引出希望金額以上の口座残高がある場合には、支払許可処理を実行する(ステップS2−5)。そして、現金自動支払機10の制御部11は、残高更新指示処理を実行する(ステップS2−11)。本社サーバ20から確認電文を受け取った場合、現金自動支払機10の制御部11は払出処理を実行する(ステップS3−4)。これにより、利用者の口座を利用しないで、現金の支給を受けることができる。従って、利用者が自分自身の預金口座は持ってない場合においても給与の支給を受けることができる。一方、企業においても、現金の管理負担を軽減することができる。更に、従業員が受け取るまで、現金を企業の口座に保管してお
くことにより、キャッシュフローを向上することができる。また、金融機関においては、従来の口座管理を行なうためのホストシステムをそのまま利用することができる。
・ 本実施形態においては、銀行ホストシステム30は、支払許可処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、銀行ホストシステム30は、この口座の口座残高をホールドし、支払許可電文を現金自動支払機10に送信する。そして、現金自動支払機10から確認電文を受信した場合(ステップS2−7において「YES」の場合)、銀行ホストシステム30は引落確定処理を実行する(ステップS2−8)。従って、現金自動支払機10の払出準備処理に伴って、口座引落を行なうことにより、確実に口座残高を管理することができる。
・ 本実施形態においては、現金自動支払機10の制御部11は、残高更新指示処理を実行する(ステップS2−11)。残高更新指示を受信した本社サーバ20の制御部21は、残高更新処理を実行する(ステップS3−1)。これにより、従業員に提供する金額を確実に管理することができる。
また、本社サーバ20から確認電文を受け取った場合(ステップS3−3において「YES」の場合)、現金自動支払機10の制御部11は払出処理を実行する(ステップS3−4)。これにより、確実に給与元帳データベース23を更新ながら、現金の提供を行なうことができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、企業の各営業所に設置された金融機関端末装置としての現金自動支払機を利用して、従業員に対して給与を支払う場合を想定したが、本発明の現金支払システム、金融機関端末装置及び現金支払方法の利用は、これに限定されるものではない。例えば、出張等の経費の支払等にも適用することができる。この場合には、支払元帳データ記憶手段に、利用者に提供する資金の残高に関するデータを記憶させておく。これにより、多様な現金支払に利用することができる。
○ 上記実施形態では、給与元帳データベース23には、従業員IDに対して、この従業員の給与残高に関するデータを含む給与レコード230が記録されている。この給与残高には利息を付与することも可能である。この場合には、給与レコード230に、残高が記録された日付(給与支給日)を含めて記録しておき、この日付を本社サーバ20の制御部21が、残高に対する利息を計算し、この残高に加算する。そして、制御部21は給与レコード230を更新する。これにより、本実施形態では、従業員によって引き出されていない給与は企業口座に預かり金として保管されることになるが、この利益を従業員に還元することができる。
○ 上記実施形態では、現金自動支払機10は、現金収容部13や現金払出部15を備える。この場合、現金自動支払機10は紙幣のみの支払を行なうように構成してもよい。現金自動支払機10が、利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認する。そして、現金自動支払機10が、支払うことができない支払不可金額が含まれている場合に、引出希望金額から支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定する。更に、支払不可金額を提供するための証明書を発行する。具体的には、現金引出要求画面において、現金収容部13に格納されていない金種を含む引出希望金額を設定した場合には、この金種(例えば、1000円以下の端数金額)の引換券を印字した利用明細(証明書)を利用明細出力部17から出力する。この証明書を用いて、支払不可金額を、他所から取得することができる。特に、給与の支給の場合、企業は従業員からの要求に応じて速やかに支払う必要がある。この場合にも、より簡易な現金自動支払機10を用いて、給与の支給を行なうことができる。
○ 上記実施形態では、現金自動支払機10の制御部11は、従業員番号、パスワードの入力処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部11の利用者情報取得手段111は、タッチパネルディスプレイ12に認証情報入力画面を出力する。この場合、従業員の社員証カードの磁気ストライプやICチップから、従業員IDに関するデータを取得するようにしてもよい。
○ 上記実施形態では、支払処理手段112は、銀行ホストシステム30との通信を行ない、キャッシュカードや暗証番号を利用しての通常のキャッシュディスペンサとしての現金自動支払機能を実現する。これに代えて、現金自動支払機10を、給与払出の専用機とすることも可能である。
本発明の実施形態のシステム概略図。 各データベースに記録されたデータの説明図であって、(a)は従業員データベースに記録されたデータの説明図、(b)は給与元帳データベースに記録されたデータの説明図。 現金自動支払機の機能ブロックの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
10…現金自動支払機、11…制御部、111…利用者情報取得手段、112…支払処理手段、20…本社サーバ、21…制御部、211…利用者認証処理手段、212…給与元帳管理手段、22…従業員データベース、23…給与元帳データベース、24…企業口座認証データ記憶部、30…銀行ホストシステム、32…預金口座データベース。

Claims (8)

  1. 利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、
    前記管理サーバと金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置とから構成された現金支払システムであって、
    前記金融機関端末装置は、利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記金融機関端末装置から取得した利用者識別子と本人認証情報について、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証処理を実行し、
    利用者認証ができた場合には、前記金融機関端末装置に対して、利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を取得し、
    前記支払可能残高及び口座名義人認証情報を前記金融機関端末装置に送信し、
    前記金融機関端末装置は、利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、
    前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、
    前記金融機関ホストシステムは、前記口座名義人認証情報を用いて利用者認証処理を実行し、
    利用者認証ができた場合には、利用者認証された口座について口座残高を取得し、
    前記口座残高と前記引落金額とを比較し、前記引落金額が前記口座残高以下の場合、前記口座残高から前記引落金額を引き落とすとともに、支払許可電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、
    前記金融機関端末装置は、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記残高更新指示に基づいて、前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新し、残高更新完了電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、
    前記金融機関端末装置は、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを特徴とする現金支払システム。
  2. 前記支払可能残高は、従業員に支給された給与の蓄積額であって、まだ引き出されていない残高であることを特徴とする請求項1に記載の現金支払システム。
  3. 前記金融機関端末装置は、更に、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、
    前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを特徴とする請求項1又は2に記載の現金支払システム。
  4. 利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、
    口座残高を管理する金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置であって
    前記金融機関端末装置は、
    利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバから、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高及び口座名義人認証情報を取得し、
    利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、
    前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、
    前記金融機関ホストシステムから支払許可電文を取得した場合、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバから、前記残高更新指示に基づいて前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新した残高更新完了電文を取得した場合、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを特徴とする金融機関端末装置。
  5. 前記金融機関端末装置は、更に、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、
    前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを特徴とする請求項4に記載の金融機関端末装置。
  6. 利用者識別子毎に本人認証情報を記録する認証データ記憶手段と、利用者識別子毎に支払可能残高に関するデータを記録する支払元帳データ記憶手段とを備えた管理サーバと、
    前記管理サーバと金融機関ホストシステムに接続された金融機関端末装置とから構成された現金支払システムを用いて、現金を支払う方法であって、
    前記金融機関端末装置は、利用者から取得した利用者識別子と本人認証情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記金融機関端末装置から取得した利用者識別子と本人認証情報について、前記認証データ記憶手段を用いて利用者認証処理を実行し、
    利用者認証ができた場合には、前記金融機関端末装置に対して、利用者認証された利用者識別子について前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を取得し、
    前記支払可能残高及び口座名義人認証情報を前記金融機関端末装置に送信し、
    前記金融機関端末装置は、利用者によって入力された引出希望金額に関するデータを取得し、
    前記支払可能残高と前記引出希望金額とを比較し、前記引出希望金額が支払可能残高以下の場合、前記管理サーバから取得した口座名義人認証情報を含め、前記引出希望金額を引落金額とする支払依頼電文を作成し、前記金融機関ホストシステムに送信し、
    前記金融機関ホストシステムは、前記口座名義人認証情報を用いて利用者認証処理を実行し、
    利用者認証ができた場合には、利用者認証された口座について口座残高を取得し、
    前記口座残高と前記引落金額とを比較し、前記引落金額が前記口座残高以下の場合、前記口座残高から前記引落金額を引き落とすとともに、支払許可電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、
    前記金融機関端末装置は、残高更新指示を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記残高更新指示に基づいて、前記支払元帳データ記憶手段に記録された支払可能残高を更新し、残高更新完了電文を前記金融機関端末装置に対して送信し、
    前記金融機関端末装置は、前記引出希望金額の現金の払出処理を実行することを特徴とする現金支払方法。
  7. 前記支払可能残高は、従業員に支給された給与の蓄積額であって、まだ引き出されていない残高であることを特徴とする請求項6に記載の現金支払方法。
  8. 前記金融機関端末装置は、更に、前記利用者によって入力された引出希望金額において支払可能な金額を確認し、
    前記金融機関端末装置において支払うことができない支払不可金額が含まれている場合には、前記引出希望金額から前記支払不可金額を差し引いた金額を支払依頼電文の引落金額として設定するとともに、前記支払不可金額を提供するための証明書を発行することを特徴とする請求項6又は7に記載の現金支払方法。
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