JP5139703B2 - 口座管理システム及び口座管理方法 - Google Patents
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Description
識別子に関連付けて、出金日、出金額を含む出金履歴を記録する仮想口座利用履歴記憶手段と、口座を管理する基幹システムと現金自動預払機とに接続された制御手段とを備えた口座管理システムを用いた口座管理方法であって、前記制御手段が、現金自動預払機から受信した出金依頼電文の内、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を引落口座識別子とする出金依頼電文を取得し、前記出金依頼電文に含まれる暗証番号と、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている暗証番号とを照合し、前記照合を完了した場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている利用可能残額を取得して、前記出金依頼電文に含まれる出金依頼金額と前記利用可能残額とを比較し、前記出金依頼金額が前記利用可能残額以下の場合には、前記仮想口座識別子に関連付けられた本来口座識別子を取得し、前記出金依頼電文の引落口座識別子を本来口座識別子に置換した出金依頼電文を基幹システムに送信し、前記出金依頼電文について、前記現金自動預払機における出金処理を完了した場合には、前記利用可能残額から前記出金依頼金額を差し引いて、前記仮想口座マスタ記憶手段に更新記録し、前記出金依頼電文に含まれる出金額を、前記仮想口座識別子に関連付けて、出金日とともに、経費用の出金履歴として仮想口座利用履歴記憶手段に記録し、現金自動預払機から、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を入金先口座識別子とする、経費返却についての入金依頼電文を取得した場合、前記仮想口座利用履歴記憶手段に記録されている直近の出金履歴を取得し、前記出金履歴に含まれる出金額より、前記入金依頼電文に記録された入金額が低い場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録された利用可能残額に前記入金額を加算して、前記利用可能残額を更新記録し、前記入金依頼電文の入金先口座識別子を本来口座識別子に置換した入金依頼電文を基幹システムに送信し、前記出金履歴に含まれる出金額が、前記入金依頼電文に記録された入金額よりも低く、入金額に対応する出金履歴がないと判断した場合には、確認を促す表示処理を実行することを要旨とする。
請求項1又は4に記載の発明によれば、仮想口座マスタ記憶手段には仮想口座識別子に対して、暗証番号、本来口座識別子及び利用可能残額を特定するためのデータを関連付けて記憶される。そして、制御手段は現金自動預払機から受信した出金依頼電文の内、仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を引落口座識別子とする出金依頼電文を取得する。そして、出金依頼電文に含まれる暗証番号と、仮想口座マスタ記憶手段に記録されている暗証番号とを照合する。照合を完了した場合には、仮想口座マスタ記憶手段に記録されている利用可能残額を取得して、出金依頼電文に含まれる出金依頼金額と利用可能残額とを比較する。そして、出金依頼金額が利用可能残額以下の場合には、仮想口座識別子に関連付けられた本来口座識別子を取得し、出金依頼電文の引落口座識別子を本来口座識別子に置換した出金依頼電文を基幹システムに送信する。そして、出金依頼電文について、現金自動預払機における出金処理を完了した場合には、利用可能残額から出金依頼金額を差し引いて、仮想口座マスタ記憶手段に更新記録する。これにより、仮想口座マスタ記憶手段を用いて、仮想口座に設定された支払限度額の制限を設けながら、仮想口座に関連付けられた本来口座からの出金を許容することができる。
理方法として説明する。
支払限度額データ領域には、この仮想口座を利用する営業所に支給される経費の上限額に関するデータが記録される。本実施形態では、この支払限度額は、毎月の経費として使用できる最高金額とする。本実施形態では、この支払限度額は、経費年間計画を記録している経費管理システムや出張費を管理している出張管理システム等の業務管理システムから取得する。具体的には、仮想口座管理サーバ20bは、仮想口座識別子と営業所識別子とが対応付けられた変換テーブルを用いて営業所識別子を取得し、この営業所識別子における所定の科目(経費や出張旅費)に関する金額を取得する。例えば、経費管理システムに記録された経費計画にアクセスし、この営業所識別子に関連付けられている利用者(営業所)の今月の経費予定額に関するデータを取得する。また、仮想口座管理サーバ20bは、出張管理システムから、この営業所識別子に関連付けられている利用者(営業所における社員)において決裁された出張費用に関するデータを取得する。そして、仮想口座管理サーバ20bは、この営業所に関する所定の科目(経費や出張旅費)から取得した合計金額を支払限度額として仮想口座マスタデータ220に書き込む。
現金自動預払機10の制御部は、銀行ホストシステム20との間で通信を行なうことにより、各種バンキングサービス(預金口座への入出金、振替、残高照会等)を提供する。
管理する。この基幹サーバ20cは、口座マスタデータ記憶部23を備えている。この口座マスタデータ記憶部23には、銀行において開設された預金口座に関しての口座データが記録されている。この口座データは、金融機関に口座が開設された場合に登録される。口座データは、口座識別子、暗証番号、口座名義人情報、口座残高等に関するデータを含んで構成されている。
暗証番号データ領域には、この口座を利用する場合の利用者認証を行なうための暗証番号に関するデータが記録されている。
口座残高データ領域には、この口座の残高を特定するためのデータが記録されている。
利用者が、経費の現金引出を希望する場合には、現金自動預払機10を用いる。この現金自動預払機10のタッチパネルディスプレイには、メニュー画面が表示されている。そして、このメニュー画面においては、「残高照会」、「現金引出」、「現金預入」、「振込」等のバンキングサービスを利用する場合に用いる選択ボタンが表示されている。ここでは、まず経費の出金処理について説明し、その後で入金処理について説明する。
まず、利用者は、タッチパネルディスプレイに表示されたメニュー画面において「現金引出」の選択ボタンを押す。この場合、現金自動預払機10は、タッチパネルディスプレイにおいて、キャッシュカードの挿入を促すとともに、暗証番号の入力画面を出力する。
るため、現金引出を行なうことができず、現金自動預払機10は、取引を拒否する。
この場合、銀行ホストシステム20の制御部21は、入金又は出金の識別処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、仮想口座管理サーバ20bの制御部21が、ネットワーク部20aが受信した要求電文の種別に応じて、この電文の引渡し先を特定する。本実施形態では、取引種別として「現金引出」の取引依頼電文を取得している場合(ステップS1−1において「出金」の場合)、出金処理手段211に取引依頼電文を引き渡す。なお、取引種別として「現金入金」の取引依頼電文を取得している場合(ステップS1−1において「入金」の場合)、銀行ホストシステム20は、後述する入金処理を実行する(ステップS1−2)。
この場合、基幹サーバ20cは、取引依頼電文の取引口座指定フィールド、暗証番号指定フィールドにセットされた口座識別子(ここでは、本社口座識別子)及び暗証番号(ここでは、本社口座暗証番号)が、口座マスタデータ記憶部23に登録されているかどうかを確認する。本実施形態では、企業の口座の利用可否を認証することになる。
一方、本社口座識別子及び本社口座暗証番号が口座マスタデータ記憶部23に登録されており、認証ができた場合には、基幹サーバ20cは、残高照合処理を実行する。具体的には、基幹サーバ20cは、口座マスタデータ記憶部23から、認証した口座識別子の預金口座の口座残高に関するデータを取得する。そして、基幹サーバ20cは、取引依頼電文に含まれる引出希望金額と口座残高とを比較する。
一方、引出希望金額以上の口座残高がある場合には、基幹サーバ20cは、支払許可電文を現金自動預払機10に送信し、現金自動預払機10は現金収容部から引出希望金額の
現金を取り出し、入出金部から現金の提供を行なう。
次に、現金自動預払機10を用いて、現金の入金処理について説明する。ここでは、利用者は、タッチパネルディスプレイに表示されたメニュー画面において「現金預入」の選択ボタンを押す。この場合、現金自動預払機10は、タッチパネルディスプレイにおいて、キャッシュカードの挿入を促す画面を出力する。
に関するデータを記録する。そして、現金自動預払機10は、この取引依頼電文を銀行ホストシステム20に送信する。
仮想口座管理サーバ20bの入金処理手段212は、システムタイマから現在日時を取得し、仮想口座マスタデータ220において入金履歴として現在日時と入金額に関するデータを記録する。
・ 本実施形態においては、仮想口座マスタデータ記憶部22は、図2に示すように、仮想口座の利用者を認証したり、利用可能残額を管理したりするための仮想口座マスタデータ220が記録されている。この仮想口座マスタデータ220は、仮想口座識別子、仮想口座暗証番号、支払限度額、累積利用額、本社口座識別子、本社口座暗証番号、入出金履歴に関するデータを含んで構成されている。そして、銀行ホストシステム20の制御部21は、仮想口座の口座残高を取得し(ステップS1−6)、引出希望金額の取得する(ステップS1−7)。ここで、制御部21は、引出希望金額が仮想口座の口座残高以下かどうかを確認し(ステップS1−8)、引出希望金額が仮想口座の口座残高を超えている場合には、出金を行なわない(ステップS1−5)。一方、引出希望金額が仮想口座の口座残高以下の場合には、銀行ホストシステム20の制御部21は、本社口座を用いての出金処理を実行する。これにより、仮想口座を用いて、利用者毎の出金制限を行なうことができる。特に、出金のための資金は本社口座から引き落とされるため、資金を集中して管理することができる。
更に、仮想口座の利用者毎に累積利用額が記録されているため、本社では資金状況をリアルタイムで把握することができる。
合、銀行ホストシステム20の制御部21は、累積利用額の更新処理を実行する(ステップS2−6)。これにより、本来の経費を仮想口座の累積利用額として管理するとともに、引き出しすぎた経費を戻すことが可能になり、資金の効率的な運用を行なうことができる。
○ 上記実施形態では、出金管理について、営業所に対して経費に関する現金の提供に用いたが、用途はこれに限定されるものではない。例えば、限度額が設定された貸付等に適用することが可能である。
めのデータを記録した。データの記録媒体は磁気ストライプに限定されるものではなく、ICチップを利用することも可能である。これにより、キャッシュカードのセキュリティを向上させることができる。この場合、入金専用で用いる「売上入金用」のデータについては、磁気ストライプを用いてもよい。
Claims (4)
- 仮想口座識別子に対して、暗証番号、本来口座識別子及び利用可能残額を特定するためのデータを記録した仮想口座マスタ記憶手段と、前記仮想口座識別子に関連付けて、出金日、出金額を含む出金履歴を記録する仮想口座利用履歴記憶手段と、口座を管理する基幹システムと現金自動預払機とに接続された制御手段とを備えた口座管理システムであって、
前記制御手段が、
現金自動預払機から受信した出金依頼電文の内、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を引落口座識別子とする出金依頼電文を取得し、
前記出金依頼電文に含まれる暗証番号と、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている暗証番号とを照合し、
前記照合を完了した場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている利用可能残額を取得して、前記出金依頼電文に含まれる出金依頼金額と前記利用可能残額とを比較し、
前記出金依頼金額が前記利用可能残額以下の場合には、前記仮想口座識別子に関連付けられた本来口座識別子を取得し、
前記出金依頼電文の引落口座識別子を本来口座識別子に置換した出金依頼電文を基幹システムに送信し、
前記出金依頼電文について、前記現金自動預払機における出金処理を完了した場合には、前記利用可能残額から前記出金依頼金額を差し引いて、前記仮想口座マスタ記憶手段に更新記録し、前記出金依頼電文に含まれる出金額を、前記仮想口座識別子に関連付けて、出金日とともに、経費用の出金履歴として仮想口座利用履歴記憶手段に記録し、
現金自動預払機から、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を入金先口座識別子とする、経費返却についての入金依頼電文を取得した場合、前記仮想口座利用履歴記憶手段に記録されている直近の出金履歴を取得し、
前記出金履歴に含まれる出金額より、前記入金依頼電文に記録された入金額が低い場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録された利用可能残額に前記入金額を加算して、前記利用可能残額を更新記録し、前記入金依頼電文の入金先口座識別子を本来口座識別子に置換した入金依頼電文を基幹システムに送信し、
前記出金履歴に含まれる出金額が、前記入金依頼電文に記録された入金額よりも低く、
入金額に対応する出金履歴がないと判断した場合には、確認を促す表示処理を実行することを特徴とする口座管理システム。 - 前記仮想口座マスタ記憶手段には、前記本来口座識別子についての暗証番号に関するデータが更に記録されており、
前記基幹システムに出金依頼電文を送信する場合には、前記現金自動預払機から受信した出金依頼電文に記録された暗証番号を前記仮想口座マスタ記憶手段に記録された暗証番号に置換することを特徴とする請求項1に記載の口座管理システム。 - 仮想口座マスタ記憶手段には、支払限度額と累積利用額とに関するデータが記録され、前記支払限度額と累積利用額とから利用可能残額を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の口座管理システム。
- 仮想口座識別子に対して、暗証番号、本来口座識別子及び利用可能残額を特定するためのデータを記録した仮想口座マスタ記憶手段と、前記仮想口座識別子に関連付けて、出金日、出金額を含む出金履歴を記録する仮想口座利用履歴記憶手段と、口座を管理する基幹システムと現金自動預払機とに接続された制御手段とを備えた口座管理システムを用いた口座管理方法であって、
前記制御手段が、
現金自動預払機から受信した出金依頼電文の内、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を引落口座識別子とする出金依頼電文を取得し、
前記出金依頼電文に含まれる暗証番号と、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている暗証番号とを照合し、
前記照合を完了した場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている利用可能残額を取得して、前記出金依頼電文に含まれる出金依頼金額と前記利用可能残額とを比較し、
前記出金依頼金額が前記利用可能残額以下の場合には、前記仮想口座識別子に関連付けられた本来口座識別子を取得し、
前記出金依頼電文の引落口座識別子を本来口座識別子に置換した出金依頼電文を基幹システムに送信し、
前記出金依頼電文について、前記現金自動預払機における出金処理を完了した場合には、前記利用可能残額から前記出金依頼金額を差し引いて、前記仮想口座マスタ記憶手段に更新記録し、前記出金依頼電文に含まれる出金額を、前記仮想口座識別子に関連付けて、出金日とともに、経費用の出金履歴として仮想口座利用履歴記憶手段に記録し、
現金自動預払機から、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録されている仮想口座識別子を入金先口座識別子とする、経費返却についての入金依頼電文を取得した場合、前記仮想口座利用履歴記憶手段に記録されている直近の出金履歴を取得し、
前記出金履歴に含まれる出金額より、前記入金依頼電文に記録された入金額が低い場合には、前記仮想口座マスタ記憶手段に記録された利用可能残額に前記入金額を加算して、前記利用可能残額を更新記録し、前記入金依頼電文の入金先口座識別子を本来口座識別子に置換した入金依頼電文を基幹システムに送信し、
前記出金履歴に含まれる出金額が、前記入金依頼電文に記録された入金額よりも低く、入金額に対応する出金履歴がないと判断した場合には、確認を促す表示処理を実行することを特徴とする口座管理方法。
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