JP3878163B2 - 自動取引装置及び国債自動取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、債券郵便局、銀行、金融機関等で種々の取引が可能な現金自動取引装置に関し、特に、債券(例、国債)の金融商品を自動的に取引又は取扱が可能な現金自動取引装置、ホスト、システム、方法、及びそれらを記憶する媒体、サービスに関するものである。
国債等の債券を個人、企業等が購入可能な仕組みができつつあり、例えば、特許文献1は債券販売会社のホームページ上に掲載される販売債券に関する情報を参照して、顧客がインターネットを利用し、Web上の画面から債券販売会社に対して債券購入の申込みを行うことを特徴とするインターネット債券購入申込みシステムを開示する。
特開2002−92409号公報
上述した従来技術によれば、家庭における一般的なパーソナルコンピュータ等を使うことが前提であり、金融機関等に設置され、現金の預入、支払取引を実行する現金自動取引装置(ATM:Automated Teller Machines、または単に自動取引装置とも言う)によって国債等の債券の購入、予約、換金等の取引、取扱を開示しておらず、パーソナルコンピュータ等を持たない人にとっては国債の購入等が困難との問題がある。また、ATMから要求される債券に関する情報(データ)を基にホスト側でどのような処理、制御を行うかの詳細な記載も無い。
本発明は、上述した課題を解決し、金融機関等に設置されているようなATMにおいても国債が購入、予約、換金などができる装置、その装置から送信されるデータを基に種々の処理を実行するホストコンピュータ、ATMとホストコンピュータより成るシステム、方法或いは方法を実現する処理ステップを記憶する媒体などを提供することを目的とする。
また、装置を操作して初めて債券を購入する、またはその債券を換金するようなエンドユーザに対しても操作性の良い装置、システム等を提供することを目的とする。
また、債券の購入等に関して信用度の高い取引を自動的に実行するために好適な装置等を提供することを目的とする。
本発明は、上述した少なくとも1以上の目的を解決するために、以下に列挙された手段、構成等を採用する。なお、以下に示す列挙された事項は、全て備える必要があるというものではなく、適宜、2以上の事項を組み合わせても良い。以下、特に本発明に特有の特徴事項を列挙する。
利用者は現金自動取引装置において国債取引である国債の購入、国債の中途換金の選択を行う。
国債の購入を選択した場合は、現金自動取引装置は利用者に債券購入にあたりリスク等の重要事項の確認を促し注意喚起を行う。利用者の重要事項確認後、カード挿入および暗証番号の入力を促す。暗証番号入力後、ホストコンピュータに国債取扱照会要求の送信を行う。ホストコンピュータは国債取扱照会要求を受付け、債券情報ファイルの債券口座の照会および債券口座の有無チェック、債券銘柄ファイルの銘柄情報、販売情報の照会および購入可否判定を行う。
ホストコンピュータにて購入可否判定で購入可能と判定した場合は、債券予約ファイルの予約状況の照会や募集残高の算出チェック、債券予約ファイルの予約明細の照会および予約明細の有無チェック、予約番号・金額の編集を行う。
各処理の終了後、預金情報ファイルの口座、暗証番号の照会および口座の有無チェック、暗証番号の一致チェックを行い銘柄・販売情報のディスプレイ表示データを含む国債取扱照会結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータから受信する購入可否情報により購入可否判定を行う。
現金自動取引装置側では、購入可否判定で購入可能と判定した場合は、国債の販売条件の確認および債券用通帳の挿入を促し、国債取扱照会要求の中央交信時に受信した予約情報により利用者が債券購入予約を行っているか否かの予約有無判定を行う。一方、購入不可能な場合は、国債の予約取引に移行するように利用者を誘導する。
予約有無判定で予約なしと判定した場合は、利用者に国債購入額面金額入力を促す。国債購入額面金額の入力後、国債取扱照会要求交信時に受信した、販売情報、予約情報により募集残高があるか否かの募集残高判定を行う。
現金自動取引装置はホストコンピュータから受信する国債取扱照会結果から募集残高を判定し、そこで募集残高内と判定した場合は、ホストコンピュータに国債購入照会要求の送信を行う。国債購入照会要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座の照会および債券口座の有無チェック、債券銘柄ファイルの銘柄・販売情報の照会などを実行する。
各処理の終了後、銘柄・販売情報のディスプレイ表示データを含む国債購入照会結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータからの回答を受信後、ホストコンピュータより受信したディスプレイ表示データにより国債購入取引内容の確認を促し、国債購入取引内容の確認後、ホストコンピュータに国債購入取引要求の送信を行う。国債購入取引要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座の照会および債券口座の有無チェック、債券用通帳の妥当性チェック、債券銘柄ファイルの銘柄・販売情報の照会および募集残高のチェック、募集期間のチェックなどを行う。
次に、預金情報ファイルの預金残高の更新を行い、銘柄・販売情報の明細票・通帳印字データを含む国債購入取引結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータからの回答を受信後、ホストコンピュータより受信したデータを通帳および明細票に印字し、カードおよび通帳・明細票を利用者に渡し取引を終了する。
現金自動取引装置の予約有無判定で予約ありと判定した場合は、予約内容確認および選択を促し、国債購入額面金額入力後、国債購入照会要求の中央交信、国債購入取引内容確認および国債購入取引要求の中央交信を行い、中央交信後、カードおよび通帳・明細票を利用者に渡し取引を終了する。なお、購入に際しては予約分内に限定するように利用者に表示するのが望ましい。
また、国債購入取引要求の中央交信では、募集残高・募集期間のチェック後、債券予約ファイルの予約明細の照会、予約明細有無チェック、予約明細の妥当性チェックおよび販売約定済額面などを更新する。なお、予約有りの場合は債権予約ファイルを更新するが、予約なしの場合は当該ファイルは更新しない。
購入可否判定で購入不可と判定した場合は、国債購入予約確認を促し、予約を選択された場合は、国債予約額面金額入力を促し、国債予約額面金額入力後、ホストコンピュータに国債予約照会要求の送信を行う。国債予約照会要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座、予約件数の照会および債券口座の有無チェック、すでに予約されている件数が現金自動取引装置の画面に表示できる件数の上限に達しているか否かのチェック、預金情報ファイルの口座、暗証番号、住所の照会および口座有無チェック、暗証番号の一致チェック、金額・住所のディスプレイ表示データおよび国債予約照会結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータからの回答を受信後、ホストコンピュータより受信したディスプレイ表示データにより国債予約内容確認を利用者に促し、ホストコンピュータに国債予約取引要求の送信を行う。国債予約取引要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座の照会および債券口座の有無チェック、債券情報ファイルの予約件数の更新、債券予約ファイルの予約状況の更新および予約明細の追加を行い、国債予約取引結果を編集し現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータからの回答を受信後、カードおよび明細票を利用者に渡し取引を終了する。国債購入予約確認で終了を選択された場合は、カードを利用者に渡し取引を終了する。
募集残高判定で募集残高オーバと判定した場合は、国債購入可能額面確認を促し、予約を選択された場合は、国債予約額面金額入力以降の処理を実行する。国債購入可能額面確認で変更を選択された場合は、国債購入額面金額入力以降の処理を実行する。
利用者が、現金自動取引装置の取引選択において国債の中途換金を選択した場合は、国債明細番号入力および国債換金方式の選択を促す。国債換金方式選択で一部換金を選択された場合は、国債換金額面金額の入力および債券用通帳の挿入を促す。債券用通帳挿入後、カードの挿入および暗証番号の入力を促す。入力後、ホストコンピュータと国債中途換金照会要求の送信を行う。国債中途換金照会要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座、預り明細の照会および債券口座の有無チェック、預り明細の有無チェック、中途換金の可否チェック、債券用通帳の妥当性チェック、債券銘柄ファイルの銘柄情報、買取情報の照会、金利情報ファイルの個人向け国債基準金利の照会および受渡金額の算出、預金情報ファイルの口座、暗証番号の照会および口座の有無チェック、暗証番号の一致チェック、受渡情報のディスプレイ表示データおよび国債中途換金照会結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータから回答を受信後、ホストコンピュータより受信したディスプレイ表示データにより換金内容の確認を促す。
換金内容の確認後、ホストコンピュータに国債中途換金取引要求の送信を行う。国債中途換金取引要求を受け付けたホストコンピュータは債券情報ファイルの債券口座、預り明細の照会および債券口座の有無チェック、預り明細の有無チェック、中途換金の可否チェック、債券用通帳の妥当性チェック、債券銘柄ファイルの銘柄情報、買取情報の照会および金利情報ファイルの個人向け国債基準金利の照会および受渡金額の算出、預金情報ファイルの口座、暗証番号の照会および口座の有無チェック、暗証番号の一致チェック、債券情報ファイルの通帳取引明細、取引履歴の追加、債券銘柄ファイルの買取約定済額面の更新、受渡情報の明細票・通帳印字データおよび国債中途換金取引結果を編集し、現金自動取引装置へ回答する。現金自動取引装置はホストコンピュータからの回答を受信後、ホストコンピュータより受信したデータを通帳および明細票に印字し、カード受取り以降の処理を実行する。国債換金方式選択で全額換金を選択された場合は、債券用通帳挿入以降の処理を実行する。
本発明によれば、現金自動取引装置を利用することにより国債の購入・予約・換金が投資家ではない一般の利用者でも窓口の口頭説明ではなく、画面に表示された各種情報を利用者の目で直接確認できるため簡単かつ確実に取引が行え、窓口での購入・予約・換金を行うよりも時間の短縮が図れる。窓口の利用時間外であっても国債の取引が可能であり、利用者へのサービス向上、窓口の混雑緩和および国債の売上げ増加が期待できる。
また、金融機関においては、既存のファイルをベースにシステムの構築が可能であり、窓口と現金自動取引装置の購入情報を共有できる。またこれにより金融機関が扱う国債の販売枠の厳格化を図れるとともにシステムの構築にかかる設備投資を抑えることができる。
また、本発明による国債の購入にあたっては債券用口座の開設が必要なため金融機関としても新規顧客の獲得が期待できる。
以下、本発明による現金自動取引装置(又はATM、自動取引装置)において国債等の債券を購入、予約、換金などの取引を実行する実施形態、更にはこのATMと接続しATMからの債券に関する要求を基に種々の処理を実行するホストコンピュータ(サーバ又は上位装置とも言う)について、図面を参照して詳細に説明する。
図1はホストに通信網を介して接続された現金自動取引装置を含むシステム、具体的には、国債取引システム(又は債券取引システム)を示す図面を示し、図2は図1に示されるシステムの内部ブロック図を示す。
現金自動取引装置1は現金の出金や入金取引等を行う機能を持ち、回線接続部8によりホストコンピュータ9の回線接続部11に接続されている。この現金自動取引装置1は、利用者の要求する種々の取引を自動的に実行する装置であって、それらの取引に関する操作案内(ガイダンス)、アナウンス情報などを画面に表示し、利用者の操作や指で押下された入力を受け付け、検出する操作部3を有する。なお、この操作部3はタッチパネル等により構成された入力兼表示部(入力表示部とも言う)が望ましく、後述する国債取引、債券取引に特有の様々な情報、表示画面が表示される。この表示画面に含まれる色々な項目への押下も勿論検知する。
現金自動取引装置1の取引時に使用されるキャッシュカード等の挿入、排出動作、或いはカードに付加された磁気ストライプ情報(MS:Magnetic Stripe)を読み取る又は書き込む機能(磁気ヘッド、磁気読書部)を有するカード機構部4と、取引した内容を印字部により明細票に印字し、装置内から排出する明細票機構部4とを有する。図1に示すようにカード機構部と明細票機構部とはカード及び明細票が略同時に利用者に渡せるように、同ユニット上に設けられるのが望ましい。更に、種々の取引時に使用される通帳の挿入、排出やその通帳への印字部による印字動作や通帳に貼付された磁気ストライプ情報を磁気ヘッドにて読み取るなどの処理を実行する通帳機構部5もある。なお、以下の説明では、利用者が保有するカード又は通帳にはMSが貼付され、そのMSに記憶された情報をカード機構部4又は通帳機構部5によって読み取る形態で説明するが、これら媒体にICチップがある場合はそのICチップを読み取るためのIC情報読取部をカード機構又は通帳機構に搭載する形態であっても良い。
他に現金自動取引装置1は、紙幣又は硬貨(媒体)の入金又は/及び出金機能、媒体の鑑別や媒体の搬送、収納を実行する紙幣入出金機構部6、硬貨入出金機構部7を備える。そしてこれら各部(機構或いは部を手段とも言う。以下同じ。)は制御部2によってその処理が制御される。
一方、ATM1と接続するホストコンピュータ9は、ATM1の回線接続部8と接続し、ATM1とのデータの送信又は受信を行う回線接続部11と、国債等の債券に係わる各種情報を記憶、保存するファイル部22と、ファイル部22に含まれる複数のファイルを制御する各制御部12,14,16,18,20と、これら各部を制御するホストコンピュータ制御部10(単に制御部とも言う)とを有する。なお、このホストコンピュータを単にホスト等とも呼ばれ、また上位局、上位、上位装置とも言い、さらに、サーバにて後述の各種機能を制御しても良い。ホストコンピュータはサーバも含む。
図2に図示するように、ファイル部22については異なる情報毎に、複数のファイルに分けて管理されていることが望ましいが、この一つのファイル部(記憶部)に一つのファイルとして管理する方法であっても良い。このファイル部22には、預金情報ファイル13、債券銘柄ファイル15、債券情報ファイル17、債券予約ファイル19、金利情報ファイル21の5つのファイルを有する。そしてそれぞれのファイルに対して、預金情報ファイル制御部12、債券銘柄ファイル制御部14、債券情報ファイル制御部16、債券予約ファイル制御部18、金利情報ファイル制御部20によって情報の更新や照会などの様々な処理が実行される。なお、制御部10内に預金情報ファイル制御部12などの各制御部の機能を持たせ、制御部10によって各ファイルの処理等を実行しても良い。
ここで本発明の債券の一部である国債について具体的に説明する。例えば、個人向け国債は個人が購入できる金融商品であり、最低額面金額が1万円、償還期限は10年に設定されたもので、「個人向け利付国庫債券(変動・10年)」と呼ばれ、半年毎に実勢金利に応じて利率が変動する変動金利制を採用し、「社債等の振替に関する法律」に基づいて発行するペーパーレスの国債であり、国債証券は発行されないものである。また、この個人向け国債は年4回発行されるものであり、その発行日に併せて募集期間も設定されたものである。なお、本発明において、債券、国債などの文言を使用した場合、上記「個人向け利付国庫債券(変動・10年)」を指している方が望ましいが、これに限定されるものではない。
図2のファイル部22は磁気ディスクや光ディスクなどのハード構成によって構成されており各種のデータが記憶された記憶装置(記憶部、記憶手段とも言う)であって、その内部の各ファイルの詳細について図11〜15に基づいて説明する。
図11は預金情報ファイル13を示し、主に利用者が金融機関等に持っている口座に基づいた情報を記憶しているファイル、記憶部である。図に示すように顧客の「顧客基本情報」には、利用者の口座を開設した金融機関の支店番号を示す店番1100、利用者単位にユニークに付けられ識別可能な顧客番号1101、利用者の住所情報を格納する住所1102を有する。この「顧客基本情報」の詳細情報である「口座情報」には、利用者の口座情報単位でユニークに付けられ識別可能な口座番号1103、この口座番号に対応する利用者の預金残高の情報を記憶する預金残高1104、利用者にキャッシュカードを発行するときに利用者自身で設定する暗証番号1105、などの情報を記憶している。この預金情報ファイル13のように、「顧客基本情報」を基にツリー構造として口座情報1,2をその下位に持つ形態が望ましい。なお、本図は1人の利用者が口座を複数持つ形態を示すが1つの口座しか持たない場合は1つの「口座情報」のみしかない。また「顧客基本情報」は金融機関に登録されている利用者分、つまり複数あることは言うまでもない。
図12は債券銘柄ファイル15を示し、日本銀行より各金融機関にその発行が許され(販売枠有り)、割り振られる国債等の債券に関する情報を記憶しているファイルである。通常、個人向けの国債は、1年間に4回の異なる銘柄の国債が発行され、その銘柄単位で後述する情報が管理され、記憶されている。図に示すように、債券の「銘柄基本情報」は、債券の基本情報単位にユニークに付けられ識別可能な銘柄コード1200、銘柄コードに対応した債券の名称である銘柄名1201、年2回の利息支払日である利払日1202、債券の満期日を示す償還日1203、初回利払時に適用される利率である初回適用利率1204、初回利払時に適用される税引き後利率である初回税引後利率1205を有する。そして、この「銘柄基本情報」の詳細情報である「銘柄明細」には、銘柄の発行日1206、銘柄の販売可能枠を示す引受額面1207を有する。「銘柄明細」の「販売情報」には、銘柄の販売予定金額である販売予定枠1208、銘柄の販売開始日1209、銘柄の販売終了日1210、販売済の額面を示す販売約定済額面1211を有する。銘柄明細の「買取情報」には、債券の買取予定金額である買取予定枠1212、債券の買取開始日1213、債券の買取終了日1214、買取済の額面を示す買取約定済額面1215、などを記憶している。図に示すように、債券銘柄ファイル15も「銘柄基本情報」を基にその下位に「銘柄明細」を有し、さらにその下位に「販売情報」と「買取情報」を有するツリー構造となっている。
図13は債券情報ファイル17の詳細を示し、利用者個々に国債に関する情報を管理するものである。図に示すように「債券顧客基本情報」には、利用者の口座を開設した金融機関の支店番号を示す店番1300、利用者単位にユニークに付けられ識別可能な顧客番号1301、利用者が購入予約している債券の件数を示す予約件数1302を有する。そしてこの「債券顧客基本情報」の詳細情報である「債券口座情報」には、債券取引用に開設した口座である債券通帳口座番号1303、口座の残高を示す約定残高1304、債券の預り明細の保有数を示す債券件数1305を有する。そして更に「債券口座情報」の詳細情報として、その下位には、「預り明細」と「通帳取引明細」との情報がツリー構造になっている。この「預り明細」の情報には、預り明細単位にユニークに付けられ識別可能な明細番号1306、明細で保有している債券の名称である銘柄名1307、債券の購入日1308、債券の当初購入金額を示す当初額面金額1309、債券の現在の額面金額を示す約定額面金額1310、債券の満期日を示す償還日1311、債券販売時の利率1312を有する。更にその下位には「預り明細」の「取引履歴」として、取引日を表わす日付1313、債券の予約時にユニークに付けられ識別可能な予約番号1314、取引の形態である新規、一部換金等を示す取引区分1315、取引を取扱った金融機関の支店番号を示す取扱店番1316、取引の取扱場所であるATM、窓口等を示す取扱区分1317、取扱った金額1318、第1回目の利子が債券を保有した期間に対応した金額になるよう調整するための金額である経過利子額1319、取引時の利率1320、中途換金を行った際に発生する中途換金調整額1321、債券の買取金額を指定口座に入金する日を示す受渡日1322、買取りの金額を示す受渡金額1323を有する。また債券口座情報の「通帳取引明細」の情報として通帳取引の印字内容である明細データ1324、などを記憶している。図に示すように、利用者が債券を購入すればその購入に従って「預り明細」は増え(図では預り明細1,2の2つ有り)、その購入した債券に対して中途換金や償還日による自動換金が実行される度に「取引履歴」が増える(図では取引履歴1,2の2つの履歴有り)。なお、取扱区分1317を記憶することで、センタ側で窓口とATMの購入情報を保持でき、エンドユーザのニーズを統計化することができる、また金融機関の業務戦略に効果があるなどの効果がある。
図14は債券予約ファイル19の詳細を示し、利用者が次回に発行される国債の購入を予約するときのデータを管理するものである。前述したように、国債は年に数回発行されるものであり、その債券毎に予約状況を管理するのに優れたファイルである。図に示すように「予約基本情報」には、次回発行分の債券情報である個人向け変動国債情報(現在予約種類年月)1400、今回発行分の債券情報である個人向け変動国債情報(前回予約種類年月)1401を有する。そしてこの「予約基本情報」の詳細情報である「予約状況」には、債券の銘柄名1402、債券の購入可能期限1403、債券の購入可能金額である購入可能枠1404、債券の予約総件数1405、債券の予約総金額1406、予約された債券が購入取引で購入された件数を示す購入済件数1407、予約された債券が購入取引で購入された金額を示す購入済金額1408を有する。「予約状況」の詳細情報である「予約明細」には、予約の取引日である設定日1409、利用者の口座を開設した金融機関の支店番号である店番1410、利用者単位にユニークに付けられ識別可能な顧客番号1411、債券の予約時にユニークに付けられ識別可能な予約番号1412、予約金額1413、取引を取扱った金融機関の取扱店番1414、取引の取扱場所であるATM、窓口等を示す取扱区分1415、予約された債券が購入可能か否かを示す購入可否1416、予約された債券が購入されたか否かを示す購入有無1417、などを記憶している。図に示すように「予約基本情報」の下位に「予約状況」が、その「予約状況」の下位に「予約明細」がありツリー構造となっている。なお、予約総件数1405と予約明細1,2との数が連動している。
図15は金利情報ファイル21の詳細を示し、国債に関する金利の情報を管理する記憶部である。図に示すように「金利情報」には、利息の支払日である利払日1500、利払日に適用される基準金利情報である個人向け国債基準金利1501、などを記憶している。
図3に基づいて現金自動取引装置、国債自動取引システムにおける債券取引処理として、上述した個人向けの国債取引を具体的な一例として説明するが、この債券に限定されない。また以下の説明ではATM1の各部を制御する制御部2が画面の読み出し、操作の検知、画面の編集やホストとのデータの送受信などを行い、ホストコンピュータ9の各部を制御するホストコンピュータ制御部10がファイルの照会、更新、ATM1とのデータ送受信を行うが省略して説明する。これら制御部はプロセッサ(CPU)、制御プログラムの蓄積用のメモリ、データ蓄積用のメモリなどから構成される。
現金自動取引装置1の操作部3は図16の『いらっしゃい・取引選択』の初期画面としてG100を表示し、利用者は複数表示されている選択キーの中からG100の「国債購入お取引」「国債換金お取引」の選択を行うことで、国債に関する取引を開始する(ステップ100、101)。尚、この初期画面として本実施例おいては操作部3に「国債購入取引」「国債換金取引」のキーを直接表示しているが、初期画面に「国債取引」のキーを表示し、そのキーを選択後、次画面として「国債購入取引」「国債換金取引」を含む画面を表示して段階を追って選択することもできる。
<購入取引>
利用者が国債購入取引を選択した場合は、そのキー押下を検知し、現金自動取引装置1は操作部3に図16の『重要事項確認1』としてG102−1を表示し、G102−1の「次の画面」押下で図17の『重要事項確認2』のG102−2を表示する。このように、利用者に債券購入にあたりリスクがある旨の注意喚起を行うために重要事項の表示を行い、利用者に確認を促す(ステップ102)。図示するように国債を取引する上での重要事項は(1)利率が変動、(2)中途換金時の時期的制限有り、(3)課税扱い、(4)中途換金時の調整額有りを示す。また、このG102−1、G102−2(2画面)は利用者に重要事項を必ず確認させるため2画面目のG102−2にのみ確認キーを設けることで、利用者がこの確認をしなければ国債取引を継続しないような形態を採用している。また利用者がG102−2を確認後、再度G102−1を確認できる様にG102−2にG102−1に戻るための「前の画面」キーを表示する。その一方でG102−1にはG102−2の次の画面を表示できるように「次の画面」キーを設ける。これにより、利用者へのサービス向上、リスクの再認識を促すことが可能となる。また国債取引を選択する初期画面の次の画面及び次々画面にて重要事項を表示することで、この国債に関する金融商品の重要事項を早めに利用者に提供することも特徴がある。利用者の操作等がある程度進んだ後に重要事項を表示したとき、その利用者が確認せず、G102−1、G102−2の「取消」キーを押下してしまうと、それまでの操作が全く無駄になるためである。フロー図のとおり、カード挿入ガイダンス(ステップ103)、暗証番号入力画面(ステップ104)を表示する前に、重要事項を表示するのが望ましい。
利用者が操作部3に表示される上述した重要事項(2画面分)を読み、G102−2の「確認」キーを押下すると、それを検知してカード機構部4へのカードの挿入を促す(ステップ103)。操作部3に表示される図示しないカード挿入画面により、利用者が保有するカードをカード機構部4にカード挿入後、操作部3により利用者に暗証番号の入力を促す(ステップ104)。そして図示しない暗証番号入力画面にて暗証番号入力後、現金自動取引装置は利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報(ICカードの場合はIC情報)、利用者の入力した暗証番号等の情報を基に国債取扱照会要求ためのデータを編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ105)。このステップ105の取扱照会に関しては、図4において後述する。現金自動取引装置1はホストコンピュータ9より受信した購入可否情報により購入可否判定を行う(ステップ106)。この購入可否判定は、債券の募集期間外の場合と、募集残高が0(ゼロ)の場合とがある。
購入可否判定で国債の購入可能と判定した場合、現金自動取引装置1はホストコンピュータ9より受信する各種データから、図17に図示する『国債販売条件確認』のG107を操作部3に表示する。すなわち、ディスプレイ表示データとして、国債の銘柄・販売情報である銘柄名、発行日、償還期限、初回適用利率、初回税引後利率、発行価格、利払期日を編集して操作部3にG107の表示を行い、利用者に確認を促す(ステップ107)。
利用者の確認後、操作部3により債券口座を有する債券用通帳の挿入を促す(ステップ108)。後述の中途換金取引におけるステップ128でも債券用通帳の挿入を促すが、債券の取引においては通常の総合口座通帳(普通預金、定期預金等が一緒になったもの)とは取引する内容や印字する内容も異なり、総合口座以外に債券用の口座を予め利用者に開設してもらう形態の方が望ましいためである。よって本例では利用者は債券用の口座を持つことで予め金融機関等から債券用通帳が渡されていることを前提として説明する。
通帳機構部5に債券用通帳の挿入後、現金自動取引装置1は国債取扱情報の予約情報により予約有無判定を行う(ステップ109)。この予約有無の判定は上記ステップ105の取扱照会でホストから受信されるデータに含まれる情報を制御部2に一旦記憶してその情報に基づき実行する。
利用者が国債を予約していない場合は、操作部3に図18の『国債購入額面金額入力』としてG110を表示し、利用者に国債購入額面金額の入力を促す(ステップ110)。国債購入額面金額入力後、現金自動取引装置1は入力された額面金額が国債取扱照会回答で受信した国債の募集残高範囲内か否かを判定する(ステップ111)。この判定も上記ステップ105におけるホストからの受信データに基づき実行する。
国債の募集残高範囲内の場合、現金自動取引装置1は利用者が挿入したカードの磁気ストライプ情報、通帳に貼付された通帳の磁気ストライプ情報、ステップ110で利用者の入力した購入金額、ステップ104における暗証番号等を基に国債購入照会要求に関するデータを編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ112)。この購入照会におけるホストの処理に関しては後述する図5を用いて詳細に説明する。
現金自動取引装置1はホストコンピュータ9より受信したディスプレイ表示データにより国債の銘柄・販売情報である銘柄名、額面金額、経過利子額、受渡金額、合計引落金額を編集し、操作部3に図18の『国債購入取引内容確認』画面としてG113の表示を行い、利用者に確認を促す(ステップ113)。このG113の画面には上記確認内容以外に、「取消」「確認」「前操作へ戻る」キーを表示し、「取消」キーが押下されればそれまでの利用者の操作が取り消されステップ100のG100(『いらっしゃい・取引選択』初期画面)に戻り、「確認」キーが押下されると次のステップ114を継続実行する。一方、「前操作へ戻る」キーを押下すると、図3のフロー図では図示しないが、ステップ110の『国債購入額面金額入力』画面(G110)または、後述するステップ118で表示される図19の『予約内容確認・選択』(G118)へ戻って操作部3が表示する。このG118に戻る場合、G118の次に表示される図20の『国債購入額面金額入力(変更)』(G119)を超えてG118を表示する。このように「前操作へ戻る」キーは図17の『重要事項確認2』(G102−2)で表示される「前画面」キーのように単純に前に表示された画面に戻るような性質でない。つまり予約の有無によって戻るルートが分岐し、また予約有りで戻る場合はG119の画面表示を飛び越えて(表示せず)、G118の画面を表示する。このように「前操作へ戻る」キーは2以上の戻る分岐ルートを持つ機能と、前の画面に戻る機能や2画面以上戻る機能とを持つ特有の構成を採っている。したがって、本実施例では、G113は前操作へ戻るキーを設け利用者が希望する処理まで戻ることが可能で、利用者の入力誤り等の訂正が可能となり、利便性の向上が図れる。
操作部3に『国債購入取引内容確認』(G113)を表示している状態で、利用者が「確認」キーを押下して確認後、現金自動取引装置1は利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報、通帳の磁気ストライプ情報、利用者の入力した購入金額、暗証番号等の情報をもとに国債購入取引要求を編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ114)。この購入照会でのホストでの処理は図6によって詳細に説明する。
そして、現金自動取引装置1は、ホストコンピュータ9より受信した明細票や通帳に印字すべき印字データである国債の銘柄や販売情報などを明細票機構部4、通帳機構部5により明細票、通帳に印字を行う。そして、印字後利用者にカードの受取りを促す(ステップ115)。カード受取り後、操作部3により利用者に通帳、明細票の受取りを促し、当該取引を終了する(ステップ116)。
<予約>
以上説明した内容が、図3のフローにおける国債購入取引でのメインの処理を示すが、以下では、ステップ101やステップ106などの各分岐における処理について説明する。
上述したステップ106の国債の購入についての可否判定において、国債の購入不可と判定した場合は、操作部3に図19に図示する『国債購入予約確認』のG117を表示する。図示するようにG117は取扱っている国債が無い旨と、次回の募集を予約する場合の「予約」キーと、取引を終了するときの「終了」キーを表示し、このディスプレイ表示データにより利用者に国債の購入予約の確認を促す(ステップ117)。上述でも説明したが、個人向けの国債はいつでも購入できる金融商品ではなく、年に4回でその募集期間も決まっている。そのことから国債を購入できる募集期間外の場合は、取引を終了させる方式もあるが、本例ではG117の「予約」キーを利用者が押下することで次回発行分の予約取引も可能な方式とする。これにより、次回発行分の予約も可能となり、利用者へのサービス向上および国債の売上げ増加が図れる。また、この『国債購入予約確認』(G117)に進む条件として、上記募集期間外の他に、募集残高が無し(例、0円)の場合も条件とするのが望ましい。なお、「終了」キーが押下された場合は、上述のステップ115のカード受取り処理に進み、カードが返却される。このとき、明細票は発行されず、通帳は挿入されていないことから返却もされない、即ち、ステップ116の処理は省略される。
一方、利用者によりG117の「予約」キーが押下されたときは操作部3に図21の『国債予約額面金額入力』画面、G121を表示する。本図に示すとおり利用者に国債予約額面金額の入力を促す(ステップ121)。この例では利用者が国債の次回の発行分として500万円を予約した例を示す。また、予約の額面としては上限値として1000万円が望ましく、それを超えた金額を入力した場合は再度G121を表示して利用者に再入力を促す例が好適である。
このG121画面での国債予約額面金額入力後、現金自動取引装置1は利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報(ステップ103)、暗証番号(ステップ104)、利用者が入力した予約金額(ステップ121)などの情報をもとに国債予約照会要求を編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ122)。この予約照会については後述の図7において説明する。
続いて、ステップ122の中央交信後、現金自動取引装置1はホストコンピュータ9より受信したディスプレイ表示データにより予約金額、利用者住所を編集し、操作部3に図21の『国債予約内容確認』画面のG123の表示を行い、利用者に確認を促す(ステップ123)。図示するように、国債には各金融機関に割り当てられた募集枠というものが存在し、その募集枠に購入可否について予め登録された利用者の住所に連絡をする旨を表示するとともに、「取消」「確認」キーを表示する。
このG123画面で利用者が「確認」キーを押下すると、現金自動取引装置1は上述と同様に利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報、利用者が入力した予約金額、暗証番号等の情報をもとに国債予約取引要求を編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ124)。なお、この予約取引に関しては図8において後述する。
そしてステップ124の中央交信後、カード受取り処理が実行され(ステップ115)、通帳・明細票受取処理が実行されて(ステップ116)、取引を終了する。このとき、ステップ108の通帳挿入は行われていないことから通帳への印字処理等は実行されず、明細票への予約番号や予約金額などの印字処理、返却処理が行われる。
<予約時の債券購入>
次に、上述したステップ109の予約有無判定処理について説明する。つまり、利用者が予め国債購入に関する予約をした場合の態様である。この予約有無判定(ステップ109)で予約ありと判定した場合は、このステップ前の国債取扱照会要求の交信処理(ステップ105)でホストコンピュータ9より受信した予約番号、予約金額を編集し操作部3に図19に示す『予約内容確認・選択』画面、G118の表示を行い、利用者に予約内容の確認および予約番号の選択を促す(ステップ118)。図示するように、G118には国債を予約したときに割り振られる予約番号と、その予約したときに利用者に指定される予約金額(例、G121参照)とが表示される。予約番号は入力キーにもなっており、他に、「前の画面」「次の画面」キーを表示する。本例では、このG118の画面として2画面用意し、1画面に表示する予約番号と予約金額は4件、そして画面切替えにより最大8件の予約が可能であることが望ましい。そして、この予約番号を利用者が選択することにより、利用者が予約している債券の予約番号である8桁の数字を入力する必要がなくなり利便性の向上が図れる。
この予約有無判定処理(ステップ109)でも分かるように、本例では国債の購入において予約無しの場合は上述したステップ110以下の通常の国債購入処理が実行されるが、予約有りの場合はその予約を行った予約番号などを利用者に強制的に選択する構成を採用している。つまり、既に利用者が予約取引を行っている場合は、当該予約分の購入を行わない限り、新たに債券の購入を行えない方式とする。つまり、金融機関が国債に販売枠を決めるに当たり、次回分として多数の利用者に予め予約されている国債の予約情報なども参考にしており(勿論、過去のそれまでの実際に購入された国債の購入情報も参考に決めている)、その一方で利用者は最大8件の予約や予約金額の指定も自由にできてしまう(G121、G118参照)。そこで、利用者が事前に予約取引を行っている場合、その予約を優先させることで、金融機関が扱う国債の販売枠管理の厳格化を図ることができる。なお、この募集枠(以下では募集残高とも言う)は、金融機関に予め割り振られた販売枠から、予約された国債の予約金額や購入済みの国債の取引金額を引いたものである。
操作部3に表示される上記G118画面にて、利用者が予約内容を確認し、予約番号(予約金額を入力キーにしても可)の選択すると、操作部3は図20に示す『国債購入額面金額入力(変更)』画面のG119の表示を行い、利用者に予約金額の確認および購入金額の入力を促す(ステップ119)。図示するように、利用者が予め予約していた予約金額と、その予約していた中から実際に購入する金額とを上下に並べて表示する。このように、利用者は予約していた予約金額よりも少ない額での購入が可能となるため、必ずしも予約金額全て買わなければならないとの規制もなく、予約した利用者への自由度の高い国債購入取引を提供できる。また、本例では、G119の『国債購入額面金額入力(変更)』で図示するように、利用者が事前に予約していた500万円という金額に対し、購入金額も同額の500万円を例に挙げているが、予約金額に対して増額ができず、同額または減額での金額入力のみ受け付ける形態の方が好ましい。また、ある利用者が予約金額に対して国債の購入取引で減額することを可能とし、その場合は国債購入取引要求の中央交信でホストコンピュータにより差額分をキャンセル扱いする構成を採ることで、他の利用者の購入に充てることが可能となる。これにより、他利用者へのサービス向上、金融機関が扱う国債の売れ残りを軽減することができる。なお、G119は「前操作へ戻る」キーを表示するが、これを押下するとG118の画面(2画面ある場合は1画面目)に戻る処理を実行し、利用者の希望により購入金額を変更することができ、利用者の入力誤り等の訂正が可能となり、利便性の向上が図れる。
操作部3に表示されるG119画面にて利用者による購入金額の入力後、国債購入照会要求の中央交信(ステップ112)以降の処理を実行する。つまり、国債購入の取引内容の確認処理(ステップ113)などが行われ、挿入したカードや通帳、明細票が利用者に返却され、その通帳や明細票には国債を購入したことを示す種々の情報が印字される。
<募集残高オーバでの金額変更又は予約>
次に上述したステップ111の募集残高判定処理について説明する。ステップ110のG110画面に対する利用者の国債の購入金額が募集残高内ならば上述した様にステップ113以降の処理に進むが、この募集残高判定(ステップ111)で利用者の購入金額が募集残高オーバの場合は、操作部3に図20の『国債購入可能額面確認』画面としてG120を表示し、国債購入可能額面である募集残高の確認を利用者に促す(ステップ120)。本図はG110画面で500万円を入力したが、募集残高が300万円であることを示すもので、その旨を表示すると共にその購入金額を変更する「変更」キーと、次回発行される国債の予約を促す「予約」キーとを表示する。「変更」キーを押下すると、ステップ110に戻り操作部3は図18の『国債購入額面金額入力』画面(G110)を再表示して、利用者に300万円以内の購入金額の入力を促してそれ以降のステップを継続する。一方、「予約」キーを押下するとステップ121に進んで上述の予約取引と同様に図21の『国債予約額面金額入力』画面(G121)を操作部3に表示する。以降は予約取引と略同様であるが、ステップ108により債券用通帳が挿入されていることからステップ116ではその通帳に予約番号などの印字が実行され、利用者に返却される。
この本実施例のように、ステップ111の募集残高判定を行うことにより、購入可能な金額である募集残高を利用者に案内することにより、システム全体としても国債の募集残高内での取引ができる。また、金融機関としては利用者に割り振った募集枠を越えて国債が購入できないような工夫がなされている。これにより、利用者へのサービス向上を図れ、また金融機関が扱う国債の売れ残りを軽減することができる。
<中途換金>
以上説明した内容は大きく、国債を購入する取引処理、国債を予約する取引処理、予約していた国債を購入する取引処理などについて説明した。以下では購入した国債を償還期限前に換金する中途換金する取引処理について説明する。
ステップ100、101では例えば図16の『いらっしゃい・取引選択』画面としてG100が操作部3に表示されることは既に述べたが、ここで「国債換金お取引」キーを利用者が選択すると、この国債に関する中途換金取引が実行される。利用者が国債の中途換金を選択した場合は、操作部3に図22に示す『国債明細番号入力』画面、G125を表示し、利用者が保有している国債の明細番号の入力を促す(ステップ125)。図では国債の明細番号として「001」を指定した例を示す。
この明細番号について説明すると、利用者が国債を購入する取引を終了すると、その購入が予約に基づいた購入か、それとも予約無しに購入したものかどちらであっても、上述のステップ116の通帳返却処理時に、図2の通帳機構部5によって明細番号が印字されるものである。同じくして、ホスト側でもその明細番号は利用者毎、口座毎に管理されており、図13の明細番号1306が作成される。また利用者は国債の購入を何度でも可能なことから、購入が完了すると複数の明細番号が通帳に印字され、ホストにもファイルとして新しく生成される。
利用者はその通帳に印字された明細番号(複数有る場合はその1つを選択)をG125画面で入力することで、購入済みの国債のうち、どの種類の国債を中途換金するかを指定でき、その国債の明細番号入力後、操作部3に図22の『国債換金方式』画面、G126を表示し、利用者に全額換金または一部換金の方式選択を促す(ステップ126)。
操作部3に対し、「全額換金」キーを押下すると後述のステップ128に進み、「一部換金」キーを選択し、押下すると、操作部3に図23の『国債換金額面金額入力』画面、G127を表示し、利用者に国債換金額面金額の入力を促す(ステップ127)。つまり、利用者が購入した国債のうち、どの位の額を中途換金するかを指定させる。図では一部換金として400万円の中途換金を利用者が指定した例である。
この一部換金の選択肢を設けることで、利用者は中途換金として全ての国債を換金しなければならないとの制限がなくなることで、自由度が高まる。また、上記明細番号と共に国債を購入したときの購入金額をステップ116のときに印字することで、その購入金額を超えた不適当な中途換金の額面金額入力を未然に防止できる。
操作部3に表示されるG126に対する「全額換金」キー入力、又は、G127に対する利用者の中途換金の希望金額が入力されると、操作部3により債券口座を有する債券用通帳の挿入を促す(ステップ128)。
このように、本実施例では、明細番号入力(ステップ125)で入力する明細番号および一部換金取引時に入力する額面金額(ステップ127)を、利用者が国債を購入完了したときに、債券用通帳に印字するのが最適である。そして、上述のように、利用者が中途換金することも考慮して、ステップ128の通帳を挿入するタイミングを、ステップ125の明細番号入力および、ステップ127の国債換金額面金額入力の後とする構成を採用する。この構成により、利用者は債券用通帳に印字されている明細番号、額面金額を見ながら操作部3に明細番号、額面金額を入力できることが可能となり、利便性の向上が図れる。
続いて、この債券用通帳を通帳機構部5に挿入後、利用者のカードの挿入を促す(ステップ129)。利用者によってカード機構部4にカード挿入後、操作部3により利用者に暗証番号の入力を促す(ステップ130)。利用者による暗証番号入力後、現金自動取引装置1は利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報(またはIC情報)、債券用通帳に貼付された磁気ストライプに書き込まれた通帳情報、利用者の入力した明細番号(ステップ125)、換金方式(ステップ126)、換金金額(ステップ127)、暗証番号(ステップ130)等の情報をもとに国債中途換金照会要求を編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ131)。この中途換金照会の処理は図9において後述する。
中央交信後、現金自動取引装置1はホストコンピュータ9より受信したディスプレイ表示データにより国債の受渡情報である銘柄名、額面金額、経過利子額、中途換金調整額、受渡金額、受渡日を編集し、操作部3に図23の『換金内容確認』画面、G132の表示を行い利用者に確認を促す(ステップ132)。利用者はこのG132の表示内容によって利用者の希望する中途換金の内容を最終確認できるが、このG132に「前操作へ戻る」キーを設け、そのキーを押下すると、直前のステップ132の暗証番号入力画面ではなく、ステップ126の国債換金方式』画面(G126)まで飛び越えて戻る構成が望ましく、これにより利用者が希望する処理まで戻ることが可能で、更に、利用者の入力誤り等の訂正が可能となり、利便性の向上が図れる。
このG132の表示内容を利用者の確認後、「確認」キーを押下すると、現金自動取引装置1は利用者の挿入したカードの磁気ストライプ情報、通帳の磁気ストライプ情報、利用者の入力した明細番号、換金方式、換金金額、暗証番号等の情報をもとに国債中途換金取引要求を編集し、ホストコンピュータ9と中央交信を行う(ステップ133)。この予約取引に関する処理は図8にて後述する。
ステップ133の中途換金取引の中央交信後、カード受取り(ステップ115)以降の処理を実行する。また、この中途換金時のステップ116における操作部3が表示する画面として、図24の『通帳・明細票受取り』画面を例示する。このG116画面が示すように、本実施例では国債中途換金取引の債券用通帳・明細票の受取り時は受渡金の受渡日を表示し、利用者に案内を行う。これにより、受渡金の受渡日を再確認できるため、利用者へのサービス向上が図れる。なお、ステップ116の処理は図3に示すように分岐先の取引によって色々と変化する。つまり債券の購入の場合は通帳挿入(ステップ108)があるが、予約確認(ステップ117)のルートでは通帳挿入はなく、同じ予約でも募集残高オーバ(ステップ111)で額面を変更する(ステップ120,121)ルートでは通帳挿入がある。本例では、債券の購入では通帳に印字し、操作部3には通帳と明細票を受け取って下さいとのガイダンスを行い、債券の予約では通帳には印字せず、明細票に印字してガイダンスとしては通帳が挿入されている場合は通帳と明細票を受け取ってください、とし、通帳が挿入されていない場合は明細票を受け取って下さい、として利用者に異なる処理(通帳の挿入)に合わせたガイダンス及び通帳への印字処理を実行する。
このように、現金自動取引装置1の制御部2によって各処理の実行や操作部3への表示、入力の検知、ホスト9とのデータ送受信など実行される。また図3のフロー図の通り、制御部2の実行する判断、判定処理としては大きく債券の購入可否の判定(ステップ106)、予約の有無の判定(ステップ109)、募集残高の判定(ステップ111)などがある。これらの判定は後述するホストから受信する回答電文に含まれる情報を一旦制御部2に記憶して実行される。よって、厳密に言うとホストが上述の判定を行うものであるが、現金自動取引装置1側でも上述の各判定を実行する判定部又は判定手段を具備しているものとも言える。
これまでの説明では、図3のフロー図を基に図16〜24の操作部3に表示される各種画面を例にとり、現金自動取引装置1をメインとして説明したが、続いて、主にホストコンピュータ9の処理について詳細に説明する。

<ホストコンピュータの処理>
<取扱照会>
最初に、図3の処理フローのうち、ステップ105における国債取扱照会処理について図4を用いて説明する。
現金自動取引装置1は国債取扱照会要求の中央交信時(ステップ105)、国債取扱照会要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ200)。ホストコンピュータ9はATMから送信された国債取扱照会要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債取扱照会要求(国債取扱照会要求はATMから送信される電文、データであり、種々の情報がデータ化されている。他の「要求」或いは「回答」についても同様。)にセットされた、または含まれたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、図13に図示する債券情報ファイル17の店番1300、顧客番号1301を検索する。これにより、債券情報ファイル17の債券通帳口座番号1303を照会し、債券口座の有無チェックを行う(ステップ201、ステップ202、ステップ203)。
債券口座の有無チェック後、債券銘柄ファイル制御部14によりホストコンピュータで保有している個人向け国債の銘柄コードをキーとし、図12に示す債券銘柄ファイル15の銘柄コード1200を検索する。これにより、債券銘柄ファイル15の銘柄情報である銘柄名1201、利払日1202、償還日1203、初回適用利率1204および販売情報である販売予定枠1208、販売開始日1209、販売終了日1210、販売約定済額面1211の照会を行い、購入可否判定を行う(ステップ204、ステップ205)。
購入可能と判定した場合は、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータで保有している現在販売中である銘柄の発行年月をキーとし、図14に示す債券予約ファイル19の個人向け変動国債情報(前回予約種類年月)1401を検索する。これにより、債券予約ファイル19の予約状況である購入可能期限1403、購入可能枠1404、購入済金額1408を照会し、販売情報による募集残高の算出・チェックを行う(ステップ206、ステップ207)。各情報のチェック後、債券予約ファイル制御部18により国債取扱照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、債券予約ファイルの予約明細である店番1410、顧客番号1411を検索することにより、予約明細の有無チェックおよび予約番号1412、予約金額1413により予約番号・金額の編集を行う(ステップ208、ステップ209)。一方、購入不可と判定した場合は、ステップ206からステップ209の処理は行わない。
各処理の終了後、預金情報ファイル制御部12により国債取扱照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、図11の預金情報ファイル13の店番1100、顧客番号1101を検索する。預金情報ファイル13の口座番号1103および暗証番号1105を照会し、口座の有無チェック、本人確認のため利用者が入力した暗証番号との一致チェックを行う(ステップ210、ステップ211)。
以上の各情報のチェック、照会などの処理後、ATM1の操作部3に表示すべきディスプレイ表示データとして、上述のG107画面(図17参照)などに表示する国債の銘柄名や販売情報(償還期限、初回適用利率など)を国債取扱照会結果として編集する。それと共に、図3の購入可否判定(ステップ106)、予約有無判定(ステップ109)、募集残高判定(ステップ111)で用いられる各種情報も含めて国債取扱照会結果として編集する。そしてこの国債取扱照会結果を現金自動取引装置1へ回答する。照会結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ212、ステップ213)。現金自動取引装置1は国債取扱情報照会結果回答を受付け、既に説明した上述の以降の処理を実行する(ステップ214)。
ここで募集残高の算出(ステップ207)について説明する。債券の募集残高とはその名の通り、今回分の債券として現在利用者に販売できる又は利用者が購入できる債券の額のことを指す。その額は、今回分の債券として既に予約されている分や、今回分の債券として既に購入されている分も考慮しなくてはならない。そこで、(1)債券銘柄ファイル15の販売予定枠1208の額から(2)債券予約ファイル19の購入可能枠404の額を引き、更に(3)一般販売済み分の額を引いて、募集残高を算出する。そして上記(3)の一般販売済み分は予約していないものから販売した分のことで、一方、予約販売済み分は予約した債券から販売した額を指し債券予約ファイル19の購入済金額1408の額と等価である。よって、(3)一般済み販売分は債券銘柄ファイル15の販売約定済額面1211の額から債券予約ファイル19の購入済金額1408の額を引いた額である。
以上より、募集残高は(1)ー(2)ー(3)ー(4)によって算出される。即ち、(1)販売予定枠1208−(2)購入可能枠1404−(3)(販売約定済金額1211−購入済金額1408)の式で計算される。なお、(3)は一般販売済み分の値。
ホストからATMに送信される回答電文には、図3のステップ106で判定される購入可否判定に用いられる募集期間の情報や、ステップ107のG107(図17参照)の画面に含まれる銘柄名、発行日、償還期限、初回適用利率、初回税引後利率、発行価格、利払期日の情報や、ステップ109にて判定される予約有無判定に用いられる情報や、ステップ117のG117(図19参照)画面に含まれるガイダンス情報(次回の募集期間はいつか)や、ステップ118のG118(図19参照)に表示される予約番号、予約金額の情報や、ステップ111で判定される募集残高の情報や、ステップ120のG120(図20参照)に含まれる購入の限度額など、一部又は全部の情報を含む態様が望ましい。
<購入照会>
つぎに、図3の処理フローにおける購入照会(ステップ112)について図5を用いて説明する。
現金自動取引装置1は国債購入照会要求の中央交信時(ステップ112)、国債購入照会要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ300)。ホストコンピュータ9は国債購入照会要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債購入照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、図13の債券情報ファイル17の店番1300、顧客番号1301を検索する。これにより、債券情報ファイル17の債券通帳口座番号1303を照会し、債券口座の有無チェックを行う(ステップ301、ステップ302、ステップ303)。
債券口座の有無チェック後、債券銘柄ファイル制御部14によりホストコンピュータで保有している個人向け国債の銘柄コードをキーとし、図12の債券銘柄ファイル15の銘柄コード1200を検索する。この検索により、債券銘柄ファイル15の銘柄情報である銘柄名1201、利払日1202、償還日1203、初回適用利率1204および販売情報である販売予定枠1208、販売開始日1209、販売終了日1210、販売約定済額面1211の照会する。更に、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータ9で保有している現在販売中である銘柄の発行年月をキーとし、図14の債券予約ファイル19の個人向け変動国債情報1401(前回予約種類年月)を検索する。これにより、債券予約ファイル19の予約状況である購入可能期限1403、購入可能枠1404、購入済金額1408の照会を行う(ステップ304、ステップ305)。
各情報の照会後、募集残高の算出を行い、利用者が希望する購入金額が債券の募集残高を超えているか否かのチェックを行う(ステップ306)。募集残高のチェック後、予約有無判定を行う(ステップ307)。
予約ありの場合は、債券予約ファイル制御部18により国債購入照会要求にセットされた利用者が選択した予約番号をキーとし、予約番号1412を検索することにより、債券予約ファイル19の予約明細を照会し、予約明細の有無チェック、予約明細が有効か否かの妥当性チェックを行う(ステップ308、ステップ309)。一方、予約有無判定で予約なしの場合は、ステップ308、ステップ309は行わない。
以上の各処理の終了後、図3のステップ113の処理で操作部3が表示するG113画面(図18参照)に含まれるディスプレイ表示データとして、国債の銘柄名、販売情報(経過利子額等)を編集する。それと共に国債購入照会結果を編集して現金自動取引装置1へ回答する。照会結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ310、ステップ311)。現金自動取引装置1は国債購入照会結果回答を受付け、以降の処理を実行する(ステップ312)。即ち、『国債購入取引内容確認』G113の画面を操作部3に表示する。
ホストから自動取引装置に送信される電文には具体的にはG113画面の銘柄名、額面金額、経過利子額、受渡金額、合計金額の各項目に対応した一部又は全部の情報が含まれる。
<購入取引>
つぎに、上記G113画面にて利用者が「確認」キーを押下した後の購入取引処理(図3のステップ114)に関して、図6を用いて説明する。
現金自動取引装置1は国債購入取引要求の中央交信時(ステップ114)、国債購入取引要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ400)。ホストコンピュータ9は国債購入取引要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債購入取引要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、債券情報ファイル17(図13参照)の店番1300、顧客番号1301を検索する。そしてこの検索により、債券情報ファイル17の債券通帳口座番号1303を照会し、債券口座の有無チェックおよび利用者が挿入した通帳が債券用通帳であることの妥当性チェックを行う(ステップ401、ステップ402、ステップ403)。
続いて、債券銘柄ファイル制御部14によりホストコンピュータで保有している個人向け国債の銘柄コードをキーとし、債券銘柄ファイル15(図12参照)の銘柄コード1200を検索する。これにより、債券銘柄ファイル15の銘柄情報である銘柄名1201、利払日1202、償還日1203、初回適用利率1204および販売情報である販売予定枠1208、販売開始日1209、販売終了日1210、販売約定済額面1211を照会する。更に、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータで保有している個人向け変動国債情報(現在予約種類年月)をキーとし、債券予約ファイル19(図14参照)の予約状況である購入可能期限1403、購入可能枠1404、購入済金額1408の照会を行う(ステップ404、ステップ405)。
各情報の照会後、募集残高の算出を行い、募集残高および募集期間のチェックを行う(ステップ406)。上記算出した募集残高は、予約なしの場合には現金自動取引装置1で利用者が入力した購入金額とのチェックを行い、予約ありの場合は予約募集分の残高を導き出し、範囲内チェックを行うために参照する。
そして各情報のチェック後、予約有無判定を行う(ステップ407)。この予約有無判定で予約ありと判定した場合は、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータで保有している個人向け変動国債情報(前回予約種類年月)をキーとし、債券予約ファイル19(図14参照)の個人向け変動国債情報(前回予約種類年月)1401を検索する。そして債券予約ファイル19の予約明細を照会し、国債購入取引要求にセットされた利用者の選択した予約番号をキーとし、予約番号1412を検索することにより妥当性のチェックを行う(ステップ408、ステップ409)。一方、予約有無判定で予約なしと判定した場合は、ステップ408、ステップ409は行わない。
続いて、上述の各処理の終了後、預金情報ファイル制御部12により国債購入取引要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、預金情報ファイル13(図11参照)の店番1100、顧客番号1101を検索する。そして預金情報ファイル13の口座番号1103、預金残高1104、暗証番号1105を照会し、口座の有無チェック、利用者が入力した購入金額が預金残高を超えているか否かのチェック、本人確認のため利用者が入力した暗証番号との一致チェックを行う(ステップ410、ステップ411)。
このように、ホストにおける国債購入取引処理ではホストコンピュータ制御部10が各ファイル13,15などを照会し、データの有無チェックが実行されるが、利用者が購入した国債に関する情報を後に反映するため、以下に示すデータの追加、更新なども実行することに特徴がある。
つまり、上述の各情報のチェック後、債券情報ファイル制御部16により債券情報ファイル17に明細番号1306、銘柄名1307、購入日1308、当初額面金額1309、約定額面金額1310、償還日1311、利率1312で構成される預り明細を追加する。更に、明細データ1324で構成される通帳取引明細を追加する。更に、日付1313、予約番号1314、取引区分1315、取扱店番1316、取扱区分1317、金額1318、経過利子額1319、利率1320、中途換金調整額1321、受渡日1322、受渡金額1323で構成される取引履歴も追加する。更に、債券口座情報の約定残高1304および債券件数1305の更新を行う(ステップ412)。
このように、図13の債券情報ファイル17に対して預り明細などのデータの追加、債券口座情報の更新を実行することにより、利用者が現金自動取引装置1を使用して購入、確認した内容をその利用者毎、口座毎、預り明細毎に管理する。そしてこの管理によって利用者がどんな国債を購入したかなどを把握でき、中途換金取引や償還日での利用者への支払処理に反映することが可能となる。
そして、この債券情報ファイル17の各情報の更新後、債券銘柄ファイル制御部14により債券銘柄ファイル15の販売情報である販売約定済額面1211の更新を行う(ステップ413)。つまり、この販売約定済額面の更新処理によって多数の利用者が或る国債の銘柄に対してどれ位の購入をしているかが管理できる。
続いて、この販売約定済額面の更新後、予約有無判定を行う(ステップ414)。予約有無判定で予約ありと判定した場合は、予約情報ファイル制御部18により債券予約ファイル19の予約状況である購入済件数1407、購入済金額1408および予約明細の購入有無1417の更新を行う(ステップ415)。予約有無判定で予約なしと判定した場合は、ステップ414は行わない。この債券予約ファイル19の更新処理により、予約されていた国債の銘柄に対し、どれくらいの件数の購入され、またその購入金額が管理でき、利用者に対して発行できる国債の募集残高も即座に変更し得るシステム構築ができる。
そして各処理の終了後、預金情報ファイル制御部12により預金情報ファイル13の預金残高1104の更新を行う(ステップ416)。具体的には、利用者が購入した国債の金額分が預金残高より減額される。
最後に、上述した各ファイルのデータ追加、更新処理をホスト制御部が実行した後、ATM1の明細票機構部4にて明細票に印字するデータ、通帳機構部5にて通帳に印字するデータ、即ち、明細票・通帳印字データである銘柄・販売情報および国債購入取引結果を編集し、現金自動取引装置1へ回答する。取引結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ417、ステップ418)。現金自動取引装置1は国債購入取引結果回答を受付け以降の処理(図3のステップ115,116)を実行する(ステップ419)。
以上のとおり、図4〜6を用いて、取扱照会、購入照会、購入取引におけるホストにおける処理を中心に説明した。これら各処理では債券情報ファイル17、債券銘柄ファイル15、債券予約ファイル19に対して同じように照会を実行してデータの有無などをチェックしている。例えば、債券情報ファイル17に含まれる「債券口座」に対してはステップ202(図4)、ステップ302(図5)、ステップ402(図6)というように、「債券口座」という同じデータに対して計3回もの照会を実行している。これは利用者がATM1に対して何らかの不正を働き、取引中にカードをすり替えて操作した場合でもその不正をチェックできる点でセキュリティ上望ましい処理である。但し、一方で、セキュリティ面では弱くなるが、一旦、あるデータ(例、上記「債券口座」)を照会した際、次の処理でそのデータを照会するステップを省き、ホストからATMに対する回答を早くする態様も考えられる。
また、予約有無判定(ステップ407、ステップ414)やステップ405の募集残高算出は図示のとおり、債券予約ファイル19を照会する前に実行されるが、これは図4,5のように一度債券予約ファイル19を照会していることからそこで得た情報をホストの制御部に記憶しておくことが可能なためである。本例のようにすることで照会処理などが省かれ、全体的な処理が速くなる一方で、図4,5と同様に債券予約ファイル19を照会後に上述の判定、算出する処理を実行しても良い。
<予約照会>
つぎに、図3に図示するステップ122の予約照会処理、即ち、利用者がG121画面(図21参照)において、次回の国債の銘柄として予約金額を入力後の国債予約照会処理に関して、図7を用いて説明する。
現金自動取引装置1は国債予約照会要求の中央交信時(ステップ122)、国債予約照会要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ500)。ホストコンピュータ9は国債予約照会要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債予約照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、債券情報ファイル17の店番1300、顧客番号1301を検索する。この検索から債券情報ファイル17の債券口座である債券通帳口座番号1303により債券口座を照会し、債券顧客基本情報の予約件数1302を照会する。更に、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータで保有している債券予約ファイル19(図14参照)の予約基本情報である個人向け変動国債情報(現在予約種類年月)1400の照会を行う(ステップ501、ステップ502、ステップ503)。
各情報の照会後、債券口座の有無チェック、現在の予約件数がシステムで設定した上限値を超えていないか否か(本例では図19のG118画面に表示できる最大値が8件)のチェックを行う(ステップ504)。
この債券情報ファイル17に対する各情報のチェック後、預金情報ファイル制御部12により国債予約照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、預金情報ファイル13の店番1100、顧客番号1101を検索する。これにより、預金情報ファイル13の口座番号1103、暗証番号1105、住所1102を照会し、口座の有無チェック、本人確認のため利用者が入力した暗証番号との一致チェックを行う(ステップ505、ステップ506)。各情報のチェック後、操作部3に表示するG123画面(図21参照)に含まれるディスプレイ表示データ、つまり金額と住所を編集して、国債予約照会結果として現金自動取引装置1へ回答する。なお、金額はATMから受信した金額(つまりステップ121のG121で利用者が入力した予約金額)であり、住所は預金情報ファイル13に予め記憶された住所である。照会結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ507、ステップ508)。現金自動取引装置1は国債予約照会結果回答を受付け、以降の処理を実行する(ステップ509)。即ち、図3に図示するステップ123で表示される『国債予約内容確認』画面(G123)を操作部3に表示する。
つまり、ホストから自動取引装置に送信される回答電文には予約金額と住所の情報が含まれるのが望ましい。
<予約取引>
つぎに図3のステップ124に示される予約取引に関して図8を用いて説明する。
現金自動取引装置1は国債予約取引要求の中央交信時(ステップ124)、国債予約取引要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ600)。ホストコンピュータ9は国債予約取引要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債予約取引要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、債券情報ファイル17の店番1300、顧客番号1301を検索する。この検索によって、債券情報ファイル17の債券通帳口座番号1303により債券口座を照会し、債券口座の有無チェックを行う(ステップ601、ステップ602、ステップ603)。続いて、この債券口座のチェック後、債券情報ファイル制御部16により債券情報ファイル17の予約件数1302の更新を行う(ステップ604)。具体的には、ある1人の利用者が次回販売予定の国債に対して1件の購入予約をした場合、予約件数1302は+1追加される。
そして、債券情報ファイル17に対する予約件数の更新後、債券予約ファイル制御部18によりホストコンピュータで保有している次回販売予定である銘柄の発行年月をキーとし、債券予約ファイル19の個人向け変動国債情報(現在予約種類年月)1400を検索する。この債券予約ファイル19の予約状況の予約総件数1405、予約総金額1406をATMから受信した情報を基に更新する。更に、設定日1409、店番1410、顧客番号1411、予約番号1412、予約金額1413、取扱店番1414、取扱区分1415、購入可否1416、購入有無1417で構成される予約明細の追加を行う(ステップ605)。
このように、債券予約ファイル19へのデータの更新処理、データ(又はファイル)の追加処理を実行した後、国債予約取引結果を編集し、現金自動取引装置1に回答する。取引結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ606)。現金自動取引装置1は国債予約取引結果回答を受付け以降の処理を実行する(ステップ607)。なお、ステップ606におけるホストからATMに対する回答電文には、図3のステップ116にて明細票に印字される予約番号、予約金額などが含まることは言うまでもない。
<中途換金照会>
つぎに、利用者が購入した国債を中途換金するときに実行される図3の中途換金照会処理について、図9を用いて詳細に説明する。
現金自動取引装置1は国債中途換金照会要求の中央交信時(ステップ131)、国債中途換金照会要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ700)。ホストコンピュータ9は国債中途換金照会要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債中途換金照会要求にセットされた通帳の磁気ストライプの店番、顧客番号をキーとし、債券情報ファイル17に記憶された店番1300、顧客番号1301、債券通帳口座番号1303を検索する。そして債券口座、預り明細を照会し、債券口座の有無チェック、預り明細の有無チェック、中途換金の可否チェックおよび債券用通帳の妥当性チェックを行う(ステップ701、ステップ702、ステップ703)。なお、中途換金の可否チェックは図13の銘柄名1307の銘柄名の発行日から予め決められた期間(発行日から1年経過後)を超えたか否かで判定される。
この債券情報ファイル17に対する各情報のチェック後、債券銘柄ファイル制御部14によりホストコンピュータで保有している個人向け国債の銘柄コードをキーとし、債券銘柄ファイル15の銘柄コード1200を検索する。更に、債券銘柄ファイル15の販売情報、買取情報を照会する。
そして金利情報ファイル制御部20によりホストコンピュータで保有している当日日付をキーとし、図15に図示する金利情報ファイル21の利払日を検索する。これにより、個人向け国債基準金利1501を照会し、最終的に利用者に支払う受渡金額を算出する(ステップ704、ステップ705、ステップ706)。
受渡金額算出後、預金情報ファイル制御部12により国債中途換金照会要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、預金情報ファイル13の店番1100、顧客番号1101を検索することにより、預金情報ファイル13の口座番号1103、暗証番号1105を照会し、口座の有無チェックおよび本人確認のため利用者が入力した暗証番号との一致チェックを行う(ステップ707、ステップ708)。
以上の各ファイルに対する各情報のチェック後、図3のステップ132にて操作部3に表示される図23の『換金内容確認』画面(G132)に含まれるディスプレイ表示データ、即ち受渡情報(銘柄名、額面金額、経過利子額等)を編集し、国債中途換金照会結果として現金自動取引装置1へ回答する。照会結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ709、ステップ710)。現金自動取引装置1は国債中途換金照会結果回答を受付け以降の処理として、G132画面を操作部3に表示するよう実行する(ステップ711)。
ホストから自動取引装置に送信される回答電文には具体的にはG132画面の銘柄名、額面金額、経過利子額、中途換金調整額、受渡金額、受渡日の各項目に対応する情報の一部又は全部が含まれていることが望ましい。なお、受渡日は取引した日以後の予め決められた日数を算出したものである。
<中途換金取引>
つぎに、G132画面にて利用者が「確認」キーを押下したことに起因して実行される処理、即ち、図3の中途換金取引(ステップ133)の処理について、図10を用いて詳細に説明する。
現金自動取引装置1は国債中途換金取引要求の中央交信時(ステップ133)、国債中途換金取引要求をホストコンピュータ9に送信する(ステップ800)。ホストコンピュータ9は国債中途換金取引要求を受付け、債券情報ファイル制御部16により国債中途換金取引要求にセットされた通帳の磁気ストライプの店番、顧客番号をキーとし、債券情報ファイル17の店番1300、顧客番号1301を検索する。この検索結果から債券情報ファイル17の債券口座である債券通帳口座番号1303によりその債券口座および預り明細を照会する。これらの債券情報ファイル17が記憶している各種情報を照会することによって、債券口座の有無チェック、預り明細の有無チェック、中途換金の可否チェックおよび利用者が挿入した通帳が債券用通帳であることの妥当性チェックを行う(ステップ801、ステップ802、ステップ803)。
この債券情報ファイル17に対する各情報のチェック後、債券銘柄ファイル制御部14によりホストコンピュータで保有している個人向け国債の銘柄コードをキーとし、債券銘柄ファイル15の銘柄コード1200を検索し、債券銘柄ファイル15の販売情報、買取情報を照会する。
また、金利情報ファイル制御部20によりホストコンピュータで保有している当日日付をキーとし、金利情報ファイル21の利払日を検索することにより、金利情報ファイル21の個人向け国債基準金利1501を照会し、受渡金額の算出を行う(ステップ804、ステップ805、ステップ806)。
受渡金額の算出後、預金情報ファイル制御部12により国債中途換金取引要求にセットされたカードの磁気ストライプ情報の店番、顧客番号をキーとし、預金情報ファイル13の店番1100、顧客番号1101を検索し、預金情報ファイル13の口座番号1103、暗証番号1105を照会する。この照会により、口座の有無チェック、本人確認のため利用者が入力した暗証番号との一致チェックを行う(ステップ807、ステップ808)。
以上までが国債中途換金取引処理における各ファイルに対する検索、照会処理を示すが、この取引によって実行される情報の更新、追加処理について説明する。
上述したとおり、各ファイル部に対する各情報のチェック後、債券情報ファイル17に図示される明細データ1324で構成される通帳取引明細を追加する。更に、日付1313、予約番号1314、取引区分1315、取扱店番1316、取扱区分1317、金額1318、経過利子額1319、利率1320、中途換金調整額1321、受渡日1322、受渡金額1323で構成される取引履歴も追加する。一方、債券口座情報に含まれる約定残高1304、債券件数1305、預り明細の約定額面金額1310に関する情報の更新を行う(ステップ809)。なお、この債券件数1305の更新は、全額換金取引のみ行い、一部換金取引では行わない。つまり、利用者が全額換金するということは、その対象となる債券を全て換金することを指し、その債券をもう一度換金するなどの行為はできない、即ち対象となる債券の所有権は無くなるため債券件数1305がマイナスされる。一方、一部換金の場合は、その換金額以外の部分については再度換金できるしまた償還日まで待てばそれに見合った金額が利用者に返却されるので、債券件数1305は更新されない。
そして債券情報ファイル17に対する上記データの追加、更新処理を実行した後、債券銘柄ファイル制御部14は債券銘柄ファイル15の買取情報に含まれる少なくとも買取約定済額面1215を更新する(ステップ810)。
このように、債券情報ファイル17、債券銘柄ファイル15への各情報の追加、更新を実行した後、図3のステップ116で実行する明細票又は通帳への印字処理のために、明細票・通帳印字データである受渡情報および国債中途換金取引結果を編集し、現金自動取引装置1へ回答する。取引結果に問題が無い場合は許可応答を回答し、問題がある場合は拒否応答を回答する(ステップ811、ステップ812)。現金自動取引装置1は国債中途換金取引結果回答を受付け以降の処理を実行する(ステップ813)。すなわち、上述のとおり、通帳機構部5による通帳への印字処理、明細票機構部4による明細票への印字処理をATMにて実行し、利用者へ返却処理する(図3のステップ116参照)。尚、金利情報ファイル制御部20および金利情報ファイル21については金融機関より利用者に利率変更等の連絡を行う際にも使用できる。
以上説明したように、個人向けの国債を債券の一例として挙げ、それを購入、予約、換金する処理を自動取引装置側から見た特徴、ホスト側から見た特徴とに分けて国債自動取引システムについて詳細に説明した。基本的には自動取引装置とホストとが連動して利用者から要求される取引を実行するが、自動取引装置又はホストそれぞれにも上述した様々な特徴がある。
また、上記例は債券の取引を自動的に実行するために最も好適な例を示したものであり、全ての処理が備わらなければならないというものではない。例えば、図3の募集残高の判定(ステップ111)は、金融機関が販売できる枠があるからそれに応じて必要な判定処理であるものの、その上限枠がなくなればこのステップを省略するようなシステム構築もできる。
現金自動取引装置とホストコンピュータとの概要図 国債取引システムを示す内部構成図 国債取引(購入、予約、中途換金)の全体処理を示すフロー図 国債取扱照会処理を説明するフロー図 国債購入照会処理を説明するフロー図 国債購入取引処理を説明するフロー図 国債予約照会処理を説明するフロー図 国債予約取引処理を説明するフロー図 国債中途換金照会処理を説明するフロー図 国債中途換金取引処理を説明するフロー図 預金情報ファイル13の内部構成図 債券銘柄ファイル15の内部構成図 債券情報ファイル17の内部構成図 債券予約ファイル19の内部構成図 金利情報ファイル21の内部構成図 『いらっしゃい・取引選択』画面と『重要事項確認1』画面との一例を示す画面例 『重要事項確認2』画面と『国債販売条件確認』画面との一例を示す画面例 『国債購入額面金額入力』画面と『国債購入取引内容確認』画面との一例を示す画面例 『国債購入予約確認』画面と『予約内容確認・選択』画面との一例を示す画面例 『国債購入額面金額入力(変更)』画面と『国債購入可能額面確認』画面との一例を示す画面例 『国債予約額面金額入力』画面と『国債予約内容確認』画面との一例を示す画面例 『国債明細番号入力』画面と『国債換金方式選択』画面との一例を示す画面例 『国債換金額面金額入力』画面と『換金内容確認』画面との一例を示す画面例 『通帳・明細票受取り』画面の一例を示す画面例
符号の説明
1:現金自動取引装置、2:制御部、3:操作部、4:カード機構部・明細票機構部、5:通帳機構部、6:紙幣入出金機構部、7:硬貨入出金機構部、8:回線接続部、9:ホストコンピュータ、10:ホストコンピュータ制御部、11:回線接続部、12:預金情報ファイル制御部、13:預金情報ファイル、14:債券銘柄ファイル制御部、15:債券銘柄ファイル、16:債券情報ファイル制御部、17:債券情報ファイル、18:債券予約ファイル制御部、19:債券予約ファイル、20:金利情報ファイル制御部、21:金利情報ファイル

Claims (19)

  1. 債券を自動的に取引する自動取引装置と、前記自動取引装置と接続するホストコンピュータとを有する国債自動取引システムにおいて、
    前記自動取引装置は、種々の画面を表示し、当該画面の特定項目への入力を検知する操作手段と、カードの情報を読み取るカード機構手段と、通帳への印字を行う通帳機構手段と、前記操作手段より国債取引の選択を検知し且つ前記カード機構手段によって読み取ったカードの情報を前記ホストコンピュータに送信する制御手段とを具備し、
    前記ホストコンピュータは、利用者毎に債券の取引内容を記憶する債券情報ファイルと、債券の銘柄に基づく情報を記憶する債券銘柄ファイルと、債券の予約状況を記憶する債券予約ファイルとを記憶する記憶手段と、前記自動取引装置から受信する前記カードの情報に含まれる顧客番号を基に前記債券情報ファイルに記憶される債券口座の有無をチェックする手段、及び、前記債券銘柄ファイルに記憶される販売開始日の情報から債券の購入可否を判定する手段、及び、前記顧客番号を基に前記債券予約ファイルに記憶される予約明細の有無を判定する手段より得た国債取扱照会結果を前記自動取引装置に送信するホストコンピュータ制御手段とを具備し、
    前記自動取引装置の前記制御手段は、前記ホストコンピュータから受信した前記国債取扱照会結果に含まれる前記債券口座の有無情報及び前記債券の購入可否情報を記憶すると共に当該有無情報及び購入可否情報に基づき国債の購入可否を判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって債券の購入を許可したときに国債の販売条件を前記操作手段に表示し、前記通帳機構手段によって通帳の情報を読み取り、前記ホストコンピュータから受信し且つ記憶した前記国債取扱照会結果に含まれる前記予約明細の有無情報に基づき予約の有無を判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって予約無しを判定したことに基づいて国債の購入金額を入力する画面を前記操作手段に表示し、その入力した金額と共に購入した国債に関する情報の確認画面を前記操作手段に表示し、前記確認画面に含まれる確認キーの押下に応じて前記カード機構手段よりカードを返却し、前記通帳機構手段によって取引した国債の情報を印字して返却する手段とを有し、
    前記第2判定手段で国債の予約有りと判定されたとき、前記ホストコンピュータから受信した前記国債取扱照会結果のデータに含まれ且つ国債を予約したときに割り当てられた予約番号と前記予約したときの予約金額との情報を有する予約内容確認画面を前記操作手段に表示することを特徴とする国債自動取引システム。
  2. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に表示される前記予約内容確認画面の前記予約番号の選択を検知すると国債購入力画面を前記操作手段に表示し且つ前記国債入力画面で入力した購入金額が前記ホストコンピュータより受信した前記予約金額の範囲内であることを判定することを特徴とする請求項1記載の国債自動取引システム。
  3. 前記ホストコンピュータ制御手段は、前記債券銘柄ファイルに記憶する販売予定枠から前記債券予約ファイルに記憶する購入可能枠を引いた値1と、前記債券銘柄ファイルに記憶する販売約定済額面から前記債券予約ファイルに記憶する購入済金額を引いた値2とを算出し、更に前記値1から前記値2を引いて国債の募集残高を算出する算出手段を有し、前記算出手段で算出した前記国債の募集残高を前記国債取扱照会結果と共に前記自動取引装置に送信し、
    前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に入力される国債の購入金額が前記ホストコンピュータより受信した前記国債の募集残高内か否かを判定する第3判定手段を有することを特徴とする請求項1記載の国債自動取引システム。
  4. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記ホストコンピュータより受信した前記国債取扱照会結果に含まれる情報のうち、国債の銘柄名、額面金額、経過利子額、受渡金額、合計引落金額の何れか1つ若しくは複数の情報を含む国債販売条件確認画面を前記操作手段に表示することを特徴とする請求項1記載の国債自動取引システム。
  5. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記第1判定手段によって国債の購入可否を判定する前に前記操作手段に国債の購入に関する重要事項を前記操作手段に表示し、前記操作手段によって当該重要事項の確認が検知されたことに応じて前記第1判定手段を実行することを特徴とする請求項1記載の国債自動取引システム。
  6. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に表示する前記重要事項として国債が変動金利である旨、中途換金するときの期間の制限がある旨、国債は自動取引装置で取引するときは課税扱いである旨、中途換金するときに所定の中途換金調整額が差し引かれる旨の何れか1つ又は複数の情報を表示することを特徴とする請求項5記載の国債自動取引システム。
  7. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記第3判定手段によって募集残高を超えていると判定したとき、前記ホストコンピュータより受信した前記国債の募集残高の金額を前記操作手段に表示することを特徴とする請求項3記載の国債自動取引システム。
  8. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記国債の募集残高の金額と共に、次回の国債の購入を予約する予約キーを前記操作手段に表示することを特徴とする請求項7記載の国債自動取引システム。
  9. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記国債の募集残高の金額及び前記予約キーと共に変更キーを前記操作手段に表示し、当該変更キーの選択を検出することに応じて国債の購入金額を再び入力させることを特徴とする請求項8記載の国債自動取引システム。
  10. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に表示する前記予約キーの入力を検出することに応じてその予約金額を入力させる入力画面と、入力した予約金額と予め登録した利用者の住所とを含む確認画面とを前記操作手段に表示することを特徴とする請求項8記載の国債自動取引システム。
  11. 債券の取引を行う自動取引装置と、該自動取引装置と接続し、該自動取引装置からの要求データに基づき回答データを該自動取引装置に送信するホストコンピュータとを有する国債自動取引システムにおいて、
    前記自動取引装置は、種々の画面を表示し、当該画面の特定項目への入力を検知する操作手段と、カードの情報を読み取るカード機構手段と、通帳への印字を行う通帳機構手段と、前記操作手段で入力された国債の購入金額と前記カード機構手段によって読取ったカードの情報を前記ホストコンピュータに送信する制御手段とを有し、
    前記ホストコンピュータは、利用者毎に債券の取引内容を記憶する債券情報ファイルと、債券の銘柄に基づく情報を記憶する債券銘柄ファイルと、債券の予約状況を記憶する債券予約ファイルと、利用者の預金情報などを記憶する預金情報ファイルとを記憶する記憶手段と、前記自動取引装置から受信する前記カードの情報に含まれる顧客番号を基に前記債券情報ファイルを照会して債券口座の有無を判定する第1判定手段と、前記債券予約ファイルを照会して予約の有無を判定する第2判定手段と、前記第2判定手段で予約有りを判定したことに基づき前記債券予約ファイルに記憶された予約番号と予約金額を前記自動取引装置に送信するホストコンピュータ制御手段とを有し、
    前記自動取引装置の前記制御手段は、前記ホストコンピュータから受信した前記予約番号及び予約金額とを前記操作手段に表示し、前記予約番号の選択を検出すると国債購入入力画面を前記操作手段に表示し且つ前記国債購入入力画面で入力した購入金額が前記ホストコンピュータより受信した前記予約金額の範囲内であることを判定することを特徴とする国債自動取引システム。
  12. 前記ホストコンピュータ制御手段が前記自動取引装置に送信するデータには、債券の銘柄名、額面金額、経過利子額、受渡金額、合計引落金額の何れか1つ又は複数の情報を含むことを特徴とする請求項11記載の国債自動取引システム。
  13. 前記ホストコンピュータ制御手段は、前記記憶手段の前記債券情報ファイルに通帳取引明細と取引履歴を追加記憶すると共に記憶された債券情報を更新する第1更新手段と、前記債券銘柄ファイルに記憶された販売約定済額面を更新する第2更新手段と、前記債券予約ファイルに記憶された予約状況及び予約明細を更新する第3更新手段と、前記預金情報ファイルに記憶された預金残高を更新する第4更新手段と有することを特徴とする請求項11記載の国債自動取引システム。
  14. 前記自動取引装置の制御手段は、前記操作手段に表示する国債予約入力画面で入力された国債の予約金額情報と共に予約照会要求を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータ制御手段は、前記自動取引装置から受信する前記予約照会要求に応じて、前記債券情報ファイルに記憶された予約件数が予め設定した上限値を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項11記載の国債自動取引システム。
  15. 前記ホストコンピュータ制御手段は、前記預金情報ファイルに記憶された利用者の住所を抽出して前記自動取引装置に送信し、
    前記自動取引装置の制御手段は、前記ホストコンピュータより受信した前記利用者の住所と、前記国債予約入力画面で入力した前記予約金額とを含む国債予約内容確認画面を前記操作手段に表示することを特徴とする請求項14記載の国債自動取引システム。
  16. 前記自動取引装置の制御手段は、前記国債予約内容確認画面で入力された確認を検出することで予約取引要求を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータ制御手段は、前記自動取引装置から受信する前記予約取引要求に応じて、前記債券情報ファイルに記憶された予約件数の情報を更新し、前記債券予約ファイルに記憶された予約状況を更新すると共に予約明細を追加記憶することを特徴とする請求項15記載の国債自動取引システム。
  17. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に表示する国債明細番号入力画面で入力される明細番号の検出に基づいて明細番号の情報及び中途換金照会要求を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータ制御手段は、前記自動取引装置から受信する前記中途換金照会要求に応じて、前記債券銘柄ファイル及び前記金利情報ファイルを照会して受渡金額を算出し、前記債券銘柄ファイルに記憶された債券の銘柄名を前記自動取引装置に送信し、
    前記自動取引装置の前記制御手段は、前記ホストコンピュータより受信する前記債券の銘柄名及び額面金額、経過利子額、中途換金調整額、受渡金額、受渡日を含む換金内容確認画面を前記操作手段に表示することを特徴とする請求項11記載の国債自動取引システム。
  18. 前記自動取引装置の前記制御手段は、前記操作手段に表示された前記換金内容確認画面の確認キーの押下を検出することに基づき中途換金取引要求を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータ制御手段は、前記自動取引装置から受信する前記中途換金取引要求に基づき前記債券情報ファイルに通帳取引明細及び取引履歴を追加記憶し、前記債券銘柄ファイルに記憶された買取約定済額面を更新することを特徴とする請求項17記載の国債自動取引システム。
  19. 前記ホストコンピュータ制御手段は、債券の受渡金額及び受渡日の情報を前記自動取引装置に送信し、
    前記自動取引装置の前記制御手段は、前記ホストコンピュータより受信する前記受渡日を含む通帳・明細票受取り画面を前記操作手段に表示すると共に、前記ホストコンピュータより受信する前記受渡金額を前記通帳機構手段によって通帳へ印字することを特徴とする請求項18記載の国債自動取引システム。

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