JPH09167276A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH09167276A
JPH09167276A JP7325784A JP32578495A JPH09167276A JP H09167276 A JPH09167276 A JP H09167276A JP 7325784 A JP7325784 A JP 7325784A JP 32578495 A JP32578495 A JP 32578495A JP H09167276 A JPH09167276 A JP H09167276A
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JP
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JP7325784A
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English (en)
Inventor
Ichiro Nakamura
伊知郎 中村
Sumiyoshi Takesako
純義 竹迫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード側に異常がある場合に利用客との間に
生じるトラブルを未然に防止することができる自動取引
装置を提供する。 【解決手段】 磁気記録媒体に記録されている情報を読
取り、読取信号を出力する読取手段と、この読取手段か
ら出力される読取信号の波形を所定の設定レベルで整形
する波形整形手段と、この波形整形手段で整形された信
号に基づいて、前記磁気記録媒体に記録されている情報
の書込記録密度及び再生出力レベルを計測する計測手段
と、この計測手段にて計測された書込記録密度及び再生
出力レベルのうち少なくとも一方の計測結果が所定の基
準値の範囲を越えている場合に、前記磁気記録媒体の所
有者に対して警告メッセージ情報を与える警告手段と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードの記録情報
を読み取るためのカードリーダを有する自動取引装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、銀行や証券会社などの金融機関に
おいて現金自動支払機や現金自動預出金機などの現金自
動取引装置(以下、ATMという)の普及は目覚まし
く、銀行営業店業務の70%近くをATMで処理するま
でに至っている。金融機関のATM/CD、及びPOS
等の領域ではキャッシュカードやクレジットカードとい
う形式での磁気カードが幅広く利用され、社会生活にお
いて必要不可欠のものとなっている。
【0003】このような磁気カードは比較的低い抗磁力
(300〜650エルステッド)のものが主流であるた
め、ハンドバッグ止金用磁石などの外部磁界からの影響
を受けやすく磁気記録の一部又は全部が消えてしまうこ
とがある。従って記録情報が不完全なカードがATMに
用いられることも多く、従来はカードの記録情報を読み
取れなかった場合は無条件にそのカードをそのまま利用
客に返却している。
【0004】一方、カードから記録情報を読み取れない
もう一つの大きな原因としては書込記録密度のバラツキ
(ジッター不良)をあげることができる。ジッター不良
は、カードが多種多様な装置にて発行または書換がなさ
れるため、これら装置内での搬送精度が必ずしもすべて
良好とは言えないことに起因する不具合である。このよ
うにジッター不良を起こすカードも前述の記録情報が消
磁されたカードと同様に無条件に利用客に返却される。
【0005】なお、カード返却時には「このカードはお
取扱いできません」という主旨のメッセージがタッチパ
ネルの画面に表示されるだけであり、利用客に対して他
に具体的なアクションはなされていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ATMではカードから記録情報を読み取れない場合は単
にカードを返却するだけであり、その後は利用客は取引
ができないため、カードのほうに問題があるにも拘らず
装置に対するクレームを係員に訴える。
【0007】一方、係員は何が原因でカードから記録情
報を読み取れなかったのかわらないため、装置メーカの
サービス部門に問い合わせなどし、最悪の場合には装置
メーカへの調査指示やクレームにまで発展するといった
例が後を絶たない。
【0008】また、カード記録の消磁の問題では利用客
に自覚が無いため、同一人物が何度もカード記録を消磁
させてしまうといった問題もあり、無自覚の利用客から
の苦情が頻発している。
【0009】さらに、装置ごとに読取方式が異なるた
め、上述のような記録状態が異常なカードであっても読
める装置と読めない装置とがあるといったことも問題を
複雑化している。
【0010】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであって、カード側に異常がある場合に利用客
との間に生じるトラブルを未然に防止することができる
自動取引装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1に本発明に係る自動
取引装置は、利用者の所有する磁気記録媒体に記録され
ている情報に基づいて、この磁気記録媒体の所有者に対
して所定の取引処理を実行する自動取引装置において、
磁気記録媒体に記録されている情報を読取り、読取信号
を出力する読取手段と、この読取手段から出力される読
取信号の波形を所定の設定レベルで整形する波形整形手
段と、この波形整形手段で整形された信号に基づいて、
前記磁気記録媒体に記録されている情報の書込記録密度
及び再生出力レベルを計測する計測手段と、この計測手
段にて計測された書込記録密度及び再生出力レベルのう
ち少なくとも一方の計測結果が所定の基準値の範囲を越
えている場合に、前記磁気記録媒体の所有者に対して警
告メッセージ情報を与える警告手段と、を具備したこと
を特徴とする。
【0012】さらに、上記第1の装置は、前記波形整形
手段にて波形整形する設定レベルを第1の設定レベルと
この第1の設定レベルより低い第2の設定レベルとで切
換制御する設定レベル制御手段と、前記読取手段から出
力される読取信号を前記波形整形手段にて第1の設定レ
ベルで波形整形した結果、前記計測手段にて計測された
書込記録密度及び再生出力レベルのうち少なくとも一方
の計測結果が所定の基準値の範囲を越えている場合に、
前記設定レベル制御手段によって設定レベルを第2の設
定レベルに切換えて、再度、前記波形整形手段によって
前記読取手段から出力される読取信号を波形整形させる
処理手段と、を備えることが望ましい。
【0013】上記の警告手段は、前記第1の設定レベル
で読み取った場合と前記第2の設定レベルで読み取った
場合とでは異なる内容の警告を利用客に対して与える警
告付与手段を備えることが望ましい。
【0014】また、上記の警告手段は、書込記録密度の
ばらつきが基準から外れた場合と再生出力レベルが基準
から外れた場合とでは異なる内容の警告を利用客に対し
て与える警告付与手段を具備したことが望ましい。
【0015】さらに、上記の警告手段は、利用客に対し
て画像メッセージを伝える画面表示手段と、利用客に対
して音声メッセージを伝える音声案内手段と、を有する
ことが望ましい。
【0016】さらに、上記装置は、磁気記録媒体の書込
記録密度および再生出力レベルのうちの少なくとも一方
の計測結果をグラフィック処理し、グラフ化された図形
を個別に画面に表示する手段を有することが望ましい。
【0017】さらに、上記第1の装置は、磁気記録媒体
の書込記録密度および再生出力レベルの計測結果をそれ
ぞれグラフィック処理し、これらのグラフ化された図形
をともに画面に表示する手段を有することが望ましい。
【0018】上記の表示手段は、書込記録密度のばらつ
きが基準値を上回る領域を着色して画面に表示し、再生
出力レベルが基準値を下回る領域を着色して画面に表示
することが好ましい。
【0019】また、上記の表示手段は、書込記録密度の
ばらつきが基準値を上回る領域を着色して画面に表示
し、再生出力レベルが基準値を下回る領域を着色して画
面に表示することが好ましい。
【0020】第2に本発明に係る自動取引装置は、利用
者の所有する磁気記録媒体に記録されている情報に基づ
いて、この磁気記録媒体の所有者に対して所定の取引処
理を実行する自動取引装置において、磁気記録媒体に記
録されている情報を読取り、読取信号を出力する読取手
段と、この読取手段から出力される読取信号の波形を所
定の設定レベルで整形する波形整形手段と、この波形整
形手段で整形された信号に基づいて、前記磁気記録媒体
に記録されている情報の書込記録密度及び再生出力レベ
ルを計測する計測手段と、この計測手段により計測され
た書込記録密度及び再生出力レベルの計測データをそれ
ぞれ数値化し、数値化した各計測データ値が所定の基準
値から外れているか否かを判定する判定手段と、前記磁
気記録媒体の書込記録密度及び再生出力レベルのうち少
なくとも一方の計測データ値が前記所定の基準値から外
れているために磁気記録媒体に記録されている情報を前
記読取手段により読み取ることができない場合に、その
原因及びその計測結果を利用客、係員並びに保守員のう
ちの少なくとも1人に対して知らせる報知手段と、を具
備したことを特徴とする。
【0021】さらに、上記第2の装置は、利用客と装置
との間で交信処理するための通常取引モードを係員と装
置との間で交信処理するための係員モードに切り替える
手段と、磁気記録媒体の書込記録密度および再生出力レ
ベルのうちの少なくとも一方の計測結果をグラフィック
処理し、グラフ化された図形を個別に画面に表示する手
段と、を備え、前記モード切替手段によって係員モード
に切り替えた場合は、磁気記録媒体から記録情報の読み
取りが可能であるか不可能であるかに拘らず、前記表示
手段は計測結果のグラフ化された図形を画面に個別に表
示することが望ましい。
【0022】さらに、上記第2の装置は、通常取引モー
ドを係員モードに切り替える手段と、磁気記録媒体の書
込記録密度および再生出力レベルの計測結果をそれぞれ
グラフィック処理し、これらのグラフ化された図形をと
もに画面に表示する手段と、を備え、前記モード切替手
段によって係員モードに切り替えた場合は、磁気記録媒
体から記録情報の読み取りが可能であるか不可能である
かに拘らず、前記表示手段は計測結果のグラフ化された
図形を画面にともに表示することが望ましい。
【0023】さらに、上記第2の装置は、通常取引モー
ドを係員モードに切り替える手段と、磁気記録媒体の書
込記録密度および再生出力レベルのうちの少なくとも一
方の計測結果を記録し保存する手段と、を備え、前記モ
ード切替手段によって係員モードに切り替えた場合は、
磁気記録媒体から記録情報の読み取りが可能であるか不
可能であるかに拘らず、前記記録保存手段は書込記録密
度および再生出力レベルのうちの少なくとも一方の計測
結果を記録し保存することが望ましい。
【0024】さらに、上記第2の装置は、通常取引モー
ドを係員モードに切り替える手段と、磁気記録媒体の書
込記録密度および再生出力レベルの計測結果をそれぞれ
記録し保存する手段と、を備え、前記モード切替手段に
よって係員モードに切り替えた場合は、磁気記録媒体か
ら記録情報の読み取りが可能であるか不可能であるかに
拘らず、前記記録保存手段は書込記録密度および再生出
力レベルの計測結果をそれぞれ記録し保存することが望
ましい。
【0025】上記の報知手段は、利用客に対して画像メ
ッセージを伝える画面表示手段と、利用客に対して音声
メッセージを伝える音声案内手段と、を有することが好
ましい。
【0026】第3に本発明に係る自動取引装置は、利用
者の所有する磁気記録媒体に記録されている情報に基づ
いて、この磁気記録媒体の所有者に対して所定の取引処
理を実行する自動取引装置において、磁気記録媒体に記
録されている情報を読取り、読取信号を出力する読取手
段と、この読取手段から出力される読取信号の波形を所
定の設定レベルで整形する波形整形手段と、この波形整
形手段で整形された信号に基づいて、前記磁気記録媒体
に記録されている情報の書込記録密度及び再生出力レベ
ルを計測する計測手段と、この計測手段により計測され
た書込記録密度及び再生出力レベルの計測データをそれ
ぞれ数値化し、数値化した各計測データ値が所定の基準
値から外れているか否かを判定する判定手段と、前記磁
気記録媒体の書込記録密度及び再生出力レベルの計測デ
ータ値が前記所定の基準値内にある場合は取引後に磁気
記録媒体をそのまま利用客に対して返却するモードを選
択し、また前記書込記録密度および再生出力レベルのう
ちの少なくとも一方の計測データ値が前記所定の基準値
を外れているが磁気記録媒体の情報を読み取り可能の場
合は取引後に利用客に対して警告メッセージを与えると
ともに磁気記録媒体を返却するモードを選択し、また前
記書込記録密度および再生出力レベルのうちの少なくと
も一方の計測データ値が前記所定の基準値を外れていて
磁気記録媒体の情報を読み取り不可能の場合は利用客に
対してその原因のメッセージを与えるとともに磁気記録
媒体を返却するモードを選択するモード切替手段と、を
具備したことを特徴とする。
【0027】さらに、上記第3の装置において、モード
切替手段は、利用客に対して磁気記録媒体の記録情報を
読み取れない原因をその都度メッセージすることを止
め、係員モードでのみその原因を確認できるように設定
する設定手段を備えることが望ましい。
【0028】さらに、上記第3の装置において、モード
切替手段は、さらに取引とは無関係に係員がカードを分
析できるモードに切り替える手段を具備したこと備える
ことが望ましい。
【0029】本発明の自動取引装置ではカードの記録状
態に問題がある場合は利用客に警告を与えるようにして
いるので、カードが使用できないというトラブルが未然
に防止される。
【0030】また、カードから記録情報の読み取りがで
きなかった場合はその原因を利用客に対してメッセージ
を用いて明示することにより装置に対する不当な苦情を
減らし、係員や保守員、さらに装置メーカのサービス部
門等の負担を大幅に軽減させることができる。
【0031】また、カード側の不良原因が利用客に対し
て明らかになるので、利用客のカード保管に注意を促す
など係員は適切な対応が可能となる。さらに、ジャーナ
ル等への記録保存が可能なため、トラブルの事後検証も
容易になる。
【0032】このように装置にカード分析機能を持たせ
ることによりカードの異常内容を認識し、予め設定した
基準値内にある場合は取引後にそのまま返却し、基準値
を外れているがカードから情報の読み取りが可能の場合
は取引後に利用客に対して警告メッセージを与えるとと
もにカードを返却し、また基準を外れていて読み取り不
可の場合には、その原因をメッセージして返却すること
ができる。
【0033】なお、最後のケースについては利用客に読
めない原因をその都度メッセージすることを止め、係員
モードでのみ原因を確認できるように設定することが望
ましい。さらに取引とは無関係に係員が自由にカードを
分析できるモードも備えることが望ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は
金融機関の営業店に設置され、預金の受払いをセルフサ
ービス的に実行する自動取引装置(ATM)の外観斜視
図である。図中にて符号1は自動取引装置ATMの本体
を示し、その前面が操作面を構成している。ATM本体
1の中には取引を実行するための各種モジュールが実装
されている。符号2は紙幣入金/出金装置であり、入金
紙幣の受取り計数、収納、および指定金額の支払いを実
行するものである。その紙幣の出入口を符号3で示す。
符号4は硬貨入金/出金装置であり、紙幣同様の硬貨の
受け払い機能を持っており、その出入口を符号5で示
す。
【0035】符号6は通帳プリンタであり、受け入れた
通帳の磁気ストライプから口座番号等を読み取り、この
口座に対応する取引の記録を印字する機能を持ち、その
通帳の出入り口を7で示す。
【0036】符号8はカードリーダ/レシートプリンタ
であって、受け入れた磁気カードから口座番号を読み取
り、これに対応する暗唱番号とのマッチングを行い、本
人確認をしたり、通帳Pを持参しない利用者に対して、
取引の記録をレシートとして印字発行する機能を持つも
ので、カードとレシートの出入り口を9で示す。
【0037】符号10は上記の各機構をそれぞれ制御
し、遠隔する係員操作パネル41のホストコンピュータ
とオンラインでデータを交換し、各種の取引を実行する
ための主制御部である。主制御部10は内蔵する記憶部
に蓄えられたプログラムに従って、マイクロコンピュー
タで情報の授受、演算、記憶、伝送等を行うものであ
る。
【0038】また、ATMの操作面にはタッチパネル1
1が設けられている。カラーの液晶表示装置12がタッ
チパネル11の下面に対向して設けられている。これら
タッチパネル11と液晶表示装置12とによって表示装
置が取引のステップに応じて、必要な案内文言と、キー
ボードとが表示され、このキーボードに対向するタッチ
パネル11に利用者が指を触れることによってキー入力
が実現できるようになっている。
【0039】図2は、本発明の中心の構成要素であるカ
ードリーダ・レシートプリンタ8と関連する回路を示す
ブロック図である。カードリーダ・レシートプリンタ8
はカードリーダ13、ジャーナルプリンタ14、レシー
トプリンタ15および、図では別に示されるが、実質は
8内に内蔵されるユニット制御部16とから構成されて
いる。
【0040】まずカードリーダ13は、カード出入口9
から挿入される磁気カードを受入れ、それをローラ対1
7で内部に搬送し、中央の磁気ヘッド18で磁気ストラ
イプのデータをリード/ライトするものである。カード
リーダ13は、さらに後方にはLED19及びCCD2
0等を備えるイメージリーダ21を有する。このイメー
ジリーダ21は搬送中のカードのエンボスエリアの画像
イメージを取り込む機能を有する。
【0041】なお、出入口9の近傍にはシャッタ22が
設けられている。このシャッタ22はカードを受け入れ
るべきときにのみ開放され、カードが既に入っていると
きには閉じて他のカードの挿入を防止する働きを有す
る。
【0042】このカードリーダ13の機能によって利用
者の持参する磁気カードの口座番号を読み取り、別に入
力する暗証番号とのマッチングをとることにより、利用
者の認証をするとともに、カードが確かに受け入れられ
たというエンボス記録をとることができるものである。
【0043】ジャーナルプリンタ14は、円筒状の感熱
記録式ジャーナル用紙23をセットし、これをローラ対
24で搬送し、その途中のサーマル印字ヘッド25で、
取引の記録(取引日時、口座番号、取引種目、取引金
額、等の文字データと、カードのエンボスデータ)を印
字し、それを巻き取り軸26に巻き取るようになってい
る。
【0044】レシートプリンタ15は、感熱記録式ジャ
ーナル用紙27をセットし、これをローラ対28で搬送
し、その途中のサーマル印字ヘッドで、利用者への取引
記録控えとしてのデータを印字し、印字後カッタ29
で、一取引分の長さにカットして、これをベルト30で
搬送し、カード出入口9から放出するものである。な
お、回収箱31は、取り忘れレシートの回収用であり、
所定時間が経過した後であっても利用者が出入口9から
レシートを抜き取らない時にベルトを逆転して、このレ
シートを回収保管するものである。
【0045】次に、図3を参照しながらプリンタ8の制
御回路について説明する。ユニット制御部16はユニッ
ト全体の各回路や機構を本体主制御部10の指令に基い
て制御するようになっている。このユニット制御部16
にはカードリーダ制御部32が接続されている。カード
リーダ制御部32は、ユニット制御部16の指令に基い
てカードリーダ13全体の制御を行うものであり、アン
プ33、波形整形回路34、CPU35、A/Dコンバ
ータ36、ROM37及びRAM38を備えている。ア
ンプ33は、磁気ヘッド18の信号伝送回路に接続さ
れ、磁気ヘッド18で読み取った信号を波形整形回路3
4及びA/Dコンバータ36に送るようになっている。
波形整形回路34は、ROM37及びRAM38を備え
たCPU35に接続され、CPU35からスライスレベ
ル切換信号を受けて2段階のスライスレベルHとLを用
いて信号の波形を整形するようになっている。
【0046】さらに図6乃至図8を参照しながらカード
に記録された磁気データを読み取り、その結果を画面に
表示するときの動作について説明する。利用客がカード
を出入口9に挿入すると、シャッタ22が開いてカード
は機内に取り込まれ、搬送路に沿ってカードリーダ13
の磁気ヘッド18に搬送され、その磁気記録情報が読み
取られる。
【0047】磁気ヘッド18で読み取った信号はアンプ
33で増幅され、波形整形回路34でF/2F信号に変
換される。このF/2F信号はカードリーダ制御CPU
35に入力され、信号の1/0判定が行われる。すなわ
ち定められた1ビット間隔t中に極性反転が存在すれば
データ「1」と認識され、極性反転が無ければデータ
「0」と認識される。
【0048】この1/0判定をカードの磁気ストライプ
のすべてについて連続的に行い、磁気データとしてRA
M38に蓄えた後に、スタートオブテキスト(開始符号
STX)及びエンドオブテキスト(終了符号ETX)の
検索や、誤りチェック等の編集処理を行う。編集された
データはユニット制御部16へ送出され、さらには本体
主制御部10へと転送される。
【0049】一方、カードリーダ制御部CPU35は上
記処理と並行して1ビットの間隔tを計測し、計測した
1ビットの間隔tが基準の1ビット間隔に対してどれだ
けバラツキがあるか(これをジッターと呼ぶ)を百分率
換算して順次取り込むとともにA/Dコンバータ36に
て数値化されたAMP33の出力信号を入力し、それら
のデータを磁気ストライプ全てについてRAM38に格
納する。なお、ジッター(%)はカードに記録されたデ
ータの書込記録密度のバラツキを知るための目安となる
ものである。
【0050】これら2種のデータは必要に応じてユニッ
ト制御部16を介して本体主制御部10へと転送され、
グラフィック処理がなされ、図7及び図8に示すように
タッチパネル表示装置12の画面に表示される。
【0051】図7に示す画面表示図形は、アンプ33で
増幅された再生出力信号に相当するものをカラーグラフ
化した図形である。この再生出力グラフ相当において
は、再生出力信号が基準レベルを越えない消磁領域(図
中では黒く塗りつぶした領域)を赤色やオレンジ色など
で着色して表示する。
【0052】図8に示す画面表示図形は、基準の1ビッ
ト間隔に対する計測1ビット間隔tのバラツキをあらわ
すジッター(%)に相当するものをカラーグラフ化した
図形である。このジッターグラフ相当においては、ジッ
ター(%)が基準レベルを越える領域(図中では黒く塗
りつぶした領域)を赤色やオレンジ色などで着色して表
示する。
【0053】利用客は画面に表示された再生出力グラフ
相当及び/又はジッターグラフ相当をみることにより、
自己所有のカードに異常があるか否かを容易に知ること
ができる。さらに、カードに異常がある場合の利用客に
対する警告として、パネル11にその旨のメッセージを
表示するとともに、音声で案内するようにしてもよい
し、ブザーを鳴らすようにしてもよい。
【0054】図6に示すように、カードリーダ制御CP
U35は1回目の読み取りではスライスレベルHで行
い、その結果がNGの場合は2回目の読み取りではレベ
ルHよりも低いスライスレベルLに切換えて行う。そし
て、高低どちらのスライスレベル(HorL)で読めた
か、またはどちらもNGだったかをユニット制御部16
へ報告する。
【0055】高いスライスレベルHから低いスライスレ
ベルLへの切り換えは波形整形回路34内の増幅器のゲ
インを切換えることにより行われる。高スライスレベル
Hの場合はゲインが低いため出力が低下しているとピー
クが検出されずNGとなり、低スライスレベルLの場合
はゲインが高いため高スライスレベルHのときよりは出
力が低下していてもOKという仕組みになっている。
【0056】なお、ジッターが予め設定された基準内に
あるかどうかもユニット制御部16へ報告される。ユニ
ット制御部16はこれらスライスレベルがHかLかを報
告するとともに、ジッターが基準内にあるかどうかを前
述の磁気データとともに本体主制御部10へ報告する。
【0057】次に、図4及び図5を参照しながら上記の
カードリーダ・レシートプリンタ及びカードリーダ制御
部を動作させた場合について自動取引装置の残高照会取
引のフローチャートを例にとって説明する。
【0058】利用客がタッチパネル11より「残高照
会」をキーインすると(工程S1)、画面に「カードを
お入れ下さい」のメッセージが表示される(工程S
2)。次にカードを挿入すると(工程S3)、本体主制
御部10からの指令によってカードリーダ・レシートプ
リンタ8はカードを取り込むとともにスライスレベルH
によってカードに記録された磁気データの読み取りを行
う(工程S4)。
【0059】カードから磁気記録データを読み取れるか
否かを判定し(工程S5)、判定がYESであれば次に
ジッターレベルが基準内にあるか否かを判定する(工程
S6)。
【0060】磁気データの読取りがOKで、かつジッタ
ーレベルが基準内にあれば、引き続きカードエンボスの
光学読み取りを実行する(工程S7)。工程S5におい
てカードから磁気データの読み取りができない場合は、
カードリーダ制御部32はスライスレベルLを用いて再
度読み取りを行う(工程S21)。再度の読み取りが可
能か否かを判定する(工程S22)。もし再度の読み取
りがOKであれば、スライスレベルLで読み取れたとい
うことを本体主制御部10はフラグとして記憶しておく
(工程S23)。
【0061】また、工程S6においてジッターレベルが
基準外になった場合は、そのことを本体主制御部10は
フラグとして記憶しておく(工程S24)。次に本体主
制御部10は取引データの印字及びエンボスイメージの
プリントをカードリーダ・レシートプリンタ8に指示
し、この指示に従ってカードリーダ・レシートプリンタ
8は取引データの印字及びエンボスイメージのプリント
を実行する(工程S8)。
【0062】同時にパネル11を「暗証番号を入力して
下さい」のメッセージ画面に切り換え(工程S9)、利
用客より暗証番号が入力されると(工程S10)、カー
ドから読取った磁気データに基いて本体主制御部10は
ホストコンピュータと交信し(工程S11)、利用客の
入力した暗証番号の照合が行われるとともに残高等の情
報を入手する。
【0063】その後、本体主制御部10は、入手した残
高等の情報をジャーナルに印字するようにカードリーダ
・レシートプリンタ8に指示し(工程S12)、更にタ
ッチパネル11に「残高は¥******です」と表示
する(工程S13)。
【0064】利用客がタッチパネル11より「確認」を
キーインしたら(工程S14)、先の2種のフラグがセ
ットされているか否かをチェックする(工程S15,S
16)。2種のフラグともにセットされていなければ画
面に「カードをお受取り下さい」と表示し(工程S3
4)、カード返却の指令をカードリーダ・レシートプリ
ンタ8に出力し、カードを利用客に返却する(工程S3
5)。
【0065】利用客がカードを受取ったら(工程S3
6)、ATMと利用客との一連の残高照会取引は終了す
る。なお、工程S15においてジッターレベル基準外部
のフラグがセットされていると判定した場合は、「この
カードは記録状態が乱れています。窓口までお越し下さ
い」という主旨の警告メッセージを画面に表示する(工
程S32)。
【0066】また、工程S16においてスライスレベル
Lを用いたデータ読み取りのフラグがセットされていた
場合は、「このカードは磁気が消えかけています。窓口
までお越し下さい」という主旨の警告メッセージを画面
に表示する(工程S33)。
【0067】次に、上記の工程S22においてスライス
レベルLでもデータの読み取りができなかった場合の処
理について図5を参照しながら説明する。工程S22の
判定結果がNOの場合は、次にジッターレベルが基準内
にあるか否かを判定する(工程S41)。ジッターレベ
ルが基準内にある場合は「このカードは磁気が消えてし
まっているためお取扱できません」という原因を明示し
たメッセージを画面に表示し(工程S61)、引続き
「磁気の状態をご覧になりますか?」というメッセージ
を画面に表示する(工程S62)。
【0068】このとき利用客によって「はい」がキーイ
ンされたら(工程S63)、本体主制御部10はカード
リーダ制御部32から、A/Dコンバータ36で数値化
された再生出力データをユニット制御部16を経由して
入力し、これをグラフィック処理し(工程S64)、図
7に示すような再生出力グラフ相当を画面に表示する
(工程S65)。
【0069】利用客によって「確認」がキーインされる
と(工程S66)、画面に「カードをお受け取り下さ
い」のメッセージが表示される(工程S48)。そし
て、カードが出入口9に搬送され、利用客に対して返却
され(工程S49)、利用客がカードを受け取る(工程
S50)と、一連の取引きは終了する。
【0070】なお、利用客によって「いいえ」がキーイ
ンされた場合は、工程S63から工程S48へジャンプ
してその間の工程S64〜S66を省略する。このよう
に利用客の認識レベルに応じて取引を簡略化することが
できる。
【0071】工程S41の判定においてジッターレベル
が基準内にない場合は「このカードは記録状態が乱れて
いるためお取扱できません」という原因を明示したメッ
セージを表示し(工程S42)、引続き「記録状態をご
覧になりますか?」というメッセージを画面に表示する
(工程S43)。
【0072】このとき利用客により「はい」がキーイン
されたら(工程S44)、本体主制御部10はカードリ
ーダ制御部32から、ジッターデータをユニット制御部
16を経由して入力し、これをグラフィック処理し(工
程S45)、図8に示すようなジッターグラフ相当を画
面に表示する(工程S46)。
【0073】利用客によって「確認」がキーインされる
と(工程S47)、画面に「カードをお受け取り下さ
い」のメッセージが表示される(工程S48)。そし
て、カードが出入口9に搬送され、利用客に返却され
(工程S49)、利用客がカードを受け取る(工程S5
0)と、一連の取引きは終了する。
【0074】なお、利用客によって「いいえ」がキーイ
ンされた場合は、工程S44から工程S48へジャンプ
してその間の工程S45〜S47を省略する。このよう
に利用客の認識レベルに応じて取引を簡略化することが
できる。
【0075】上記実施例では通常取引を行う場合につい
て説明したが、通常取引ではなく係員処理でカードの記
録状態をチェックすることも可能である。例えばある利
用客手持ちのカードの記録を読み取れないとのクレーム
を係員が受けた場合に、係員は自動取引装置を係員モー
ドに切り替え、さらにカードのチェックを装置に指示す
ることで、カードを取込んでその磁気データを読み取っ
て返却し、図7及び図8に示すグラフ相当を画面に表示
させることができる。
【0076】なお、表示先は係員操作パネル41でも可
能である。このようにして本発明によれば容易にカード
の記録状態をチェックすることができる。上記実施例で
は、再生出力グラフ相当およびジッターグラフ相当を画
面に表示するようにしたが、これらはジャーナルに同様
の画像を記録保存することも、レシートに記録し、発行
または係員用に回収することも容易に可能である。例え
ば、HDD等の記憶装置で保存しておくことも可能であ
る。
【0077】また上記実施例では、出力の切換を2段階
のスライスレベルHとLとし、ジッター基準を1つと設
定しているが、これは何段階にも細分化し、それらに対
応したメッセージを用意することも十分可能である。さ
らに上記実施例では、磁気カードの場合について説明し
たが、これは一例であって通帳などの取引用磁気記録媒
体にも本発明は適用可能である。
【0078】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、カードの
記録状態に問題がある場合は利用客に警告を与えること
によりカードが使用できないというトラブルを未然に防
ぐことができる。
【0079】また、カードから記録情報の読み取りがで
きなかった場合はその原因を利用客に対して明示するこ
とにより装置に対する不当な苦情を減らし、係員や保守
員、さらに装置メーカのサービス部門等の負担を軽減さ
せることができる。
【0080】また、カード側の不良原因が明らかになる
ので、利用客のカード保管に注意を促すなど係員は適切
な対応が可能となる。さらに、ジャーナル等への記録保
存が可能なため、トラブルの事後検証も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動取引装置の操作面及び内部を示す外観斜視
図。
【図2】自動取引装置を模式的に示す内部機構図。
【図3】本発明に係る自動取引装置を概略的に示す構成
ブロック図。
【図4】本発明に係る自動取引装置の動作を示すフロー
チャート。
【図5】前図の続きを示すフローチャート。
【図6】波形整形回路におけるAMP出力波形及び整形
波形を示す信号波形図。
【図7】画面上に表示された再生出力グラフを示すグラ
フ図。
【図8】画面上に表示されたジッターグラフを示すグラ
フ図である。
【符号の説明】
8…カードリーダ・レシートプリンタ、 9…カード出入口、 10…主制御部、 11…タッチパネル、 12…表示装置、 13…カードリーダ、 16…ユニット制御部 21…イメージリーダ、 32…カードリーダ制御部、 33…アンプ、 34…波形整形回路、 35…CPU、 36…A/Dコンバータ、 41…係員操作パネル。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の所有する磁気記録媒体に記録さ
    れている情報に基づいて、この磁気記録媒体の所有者に
    対して所定の取引処理を実行する自動取引装置におい
    て、 磁気記録媒体に記録されている情報を読取り、読取信号
    を出力する読取手段と、 この読取手段から出力される読取信号の波形を所定の設
    定レベルで整形する波形整形手段と、 この波形整形手段で整形された信号に基づいて、前記磁
    気記録媒体に記録されている情報の書込記録密度及び再
    生出力レベルを計測する計測手段と、 この計測手段にて計測された書込記録密度及び再生出力
    レベルのうち少なくとも一方の計測結果が所定の基準値
    の範囲を越えている場合に、前記磁気記録媒体の所有者
    に対して警告メッセージ情報を与える警告手段と、を具
    備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 前記波形整形手段にて波形整形する設定
    レベルを第1の設定レベルとこの第1の設定レベルより
    低い第2の設定レベルとで切換制御する設定レベル制御
    手段と、 前記読取手段から出力される読取信号を前記波形整形手
    段にて第1の設定レベルで波形整形した結果、前記計測
    手段にて計測された書込記録密度及び再生出力レベルの
    うち少なくとも一方の計測結果が所定の基準値の範囲を
    越えている場合に、前記設定レベル制御手段によって設
    定レベルを第2の設定レベルに切換えて、再度、前記波
    形整形手段によって前記読取手段から出力される読取信
    号を波形整形させる処理手段と、をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 【請求項3】 前記警告手段は、前記第1の設定レベル
    で読み取った場合と前記第2の設定レベルで読み取った
    場合とでは異なる内容の警告を利用客に対して与える警
    告付与手段を具備したことを特徴とする請求項2記載の
    自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記警告手段は、書込記録密度のばらつ
    きが基準から外れた場合と再生出力レベルが基準から外
    れた場合とでは異なる内容の警告を利用客に対して与え
    る警告付与手段を具備したことを特徴とする請求項1記
    載の自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記警告手段は、利用客に対して画像メ
    ッセージを伝える画面表示手段と、利用客に対して音声
    メッセージを伝える音声案内手段と、を有することを特
    徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  6. 【請求項6】 さらに、磁気記録媒体の書込記録密度お
    よび再生出力レベルのうちの少なくとも一方の計測結果
    をグラフィック処理し、グラフ化された図形を個別に画
    面に表示する手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の自動取引装置。
  7. 【請求項7】 さらに、磁気記録媒体の書込記録密度お
    よび再生出力レベルの計測結果をそれぞれグラフィック
    処理し、これらのグラフ化された図形をともに画面に表
    示する手段を有することを特徴とする請求項1記載の自
    動取引装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、書込記録密度のばらつ
    きが基準値を上回る領域を着色して画面に表示し、再生
    出力レベルが基準値を下回る領域を着色して画面に表示
    することを特徴とする請求項6記載の自動取引装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、書込記録密度のばらつ
    きが基準値を上回る領域を着色して画面に表示し、再生
    出力レベルが基準値を下回る領域を着色して画面に表示
    することを特徴とする請求項7記載の自動取引装置。
  10. 【請求項10】 利用者の所有する磁気記録媒体に記録
    されている情報に基づいて、この磁気記録媒体の所有者
    に対して所定の取引処理を実行する自動取引装置におい
    て、 磁気記録媒体に記録されている情報を読取り、読取信号
    を出力する読取手段と、 この読取手段から出力される読取信号の波形を所定の設
    定レベルで整形する波形整形手段と、 この波形整形手段で整形された信号に基づいて、前記磁
    気記録媒体に記録されている情報の書込記録密度及び再
    生出力レベルを計測する計測手段と、 この計測手段により計測された書込記録密度及び再生出
    力レベルの計測データをそれぞれ数値化し、数値化した
    各計測データ値が所定の基準値から外れているか否かを
    判定する判定手段と、 前記磁気記録媒体の書込記録密度及び再生出力レベルの
    うち少なくとも一方の計測データ値が前記所定の基準値
    から外れているために磁気記録媒体に記録されている情
    報を前記読取手段により読み取ることができない場合
    に、その原因及びその計測結果を利用客、係員並びに保
    守員のうちの少なくとも1人に対して知らせる報知手段
    と、を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  11. 【請求項11】 さらに、利用客と装置との間で交信処
    理するための通常取引モードを係員と装置との間で交信
    処理するための係員モードに切り替える手段と、磁気記
    録媒体の書込記録密度および再生出力レベルのうちの少
    なくとも一方の計測結果をグラフィック処理し、グラフ
    化された図形を個別に画面に表示する手段と、を備え、 前記モード切替手段によって係員モードに切り替えた場
    合は、磁気記録媒体から記録情報の読み取りが可能であ
    るか不可能であるかに拘らず、前記表示手段は計測結果
    のグラフ化された図形を画面に個別に表示することを特
    徴とする請求項10記載の自動取引装置。
  12. 【請求項12】 さらに、通常取引モードを係員モード
    に切り替える手段と、磁気記録媒体の書込記録密度およ
    び再生出力レベルの計測結果をそれぞれグラフィック処
    理し、これらのグラフ化された図形をともに画面に表示
    する手段と、を備え、 前記モード切替手段によって係員モードに切り替えた場
    合は、磁気記録媒体から記録情報の読み取りが可能であ
    るか不可能であるかに拘らず、前記表示手段は計測結果
    のグラフ化された図形を画面にともに表示することを特
    徴とする請求項10記載の自動取引装置。
  13. 【請求項13】 さらに、通常取引モードを係員モード
    に切り替える手段と、磁気記録媒体の書込記録密度およ
    び再生出力レベルのうちの少なくとも一方の計測結果を
    記録し保存する手段と、を備え、 前記モード切替手段によって係員モードに切り替えた場
    合は、磁気記録媒体から記録情報の読み取りが可能であ
    るか不可能であるかに拘らず、前記記録保存手段は書込
    記録密度および再生出力レベルのうちの少なくとも一方
    の計測結果を記録し保存することを特徴とする請求項1
    0記載の自動取引装置。
  14. 【請求項14】 さらに、通常取引モードを係員モード
    に切り替える手段と、磁気記録媒体の書込記録密度およ
    び再生出力レベルの計測結果をそれぞれ記録し保存する
    手段と、を備え、 前記モード切替手段によって係員モードに切り替えた場
    合は、磁気記録媒体から記録情報の読み取りが可能であ
    るか不可能であるかに拘らず、前記記録保存手段は書込
    記録密度および再生出力レベルの計測結果をそれぞれ記
    録し保存することを特徴とする請求項10記載の自動取
    引装置。
  15. 【請求項15】 前記報知手段は、利用客に対して画像
    メッセージを伝える画面表示手段と、利用客に対して音
    声メッセージを伝える音声案内手段と、を有することを
    特徴とする請求項10記載の自動取引装置。
  16. 【請求項16】 利用者の所有する磁気記録媒体に記録
    されている情報に基づいて、この磁気記録媒体の所有者
    に対して所定の取引処理を実行する自動取引装置におい
    て、 磁気記録媒体に記録されている情報を読取り、読取信号
    を出力する読取手段と、 この読取手段から出力される読取信号の波形を所定の設
    定レベルで整形する波形整形手段と、 この波形整形手段で整形された信号に基づいて、前記磁
    気記録媒体に記録されている情報の書込記録密度及び再
    生出力レベルを計測する計測手段と、 この計測手段により計測された書込記録密度及び再生出
    力レベルの計測データをそれぞれ数値化し、数値化した
    各計測データ値が所定の基準値から外れているか否かを
    判定する判定手段と、 前記磁気記録媒体の書込記録密度及び再生出力レベルの
    計測データ値が前記所定の基準値内にある場合は取引後
    に磁気記録媒体をそのまま利用客に対して返却するモー
    ドを選択し、また前記書込記録密度および再生出力レベ
    ルのうちの少なくとも一方の計測データ値が前記所定の
    基準値を外れているが磁気記録媒体の情報を読み取り可
    能の場合は取引後に利用客に対して警告メッセージを与
    えるとともに磁気記録媒体を返却するモードを選択し、
    また前記書込記録密度および再生出力レベルのうちの少
    なくとも一方の計測データ値が前記所定の基準値を外れ
    ていて磁気記録媒体の情報を読み取り不可能の場合は利
    用客に対してその原因のメッセージを与えるとともに磁
    気記録媒体を返却するモードを選択するモード切替手段
    と、を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  17. 【請求項17】 前記モード切替手段は、利用客に対し
    て磁気記録媒体の記録情報を読み取れない原因をその都
    度メッセージすることを止め、係員モードでのみその原
    因を確認できるように設定する設定手段を具備したこと
    を特徴とする請求項16記載の自動取引装置。
  18. 【請求項18】 前記モード切替手段は、さらに取引と
    は無関係に係員がカードを分析できるモードに切り替え
    る手段を具備したことを特徴とする請求項16記載の自
    動取引装置。
JP7325784A 1995-12-14 1995-12-14 自動取引装置 Pending JPH09167276A (ja)

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JP7325784A JPH09167276A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 自動取引装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140541A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Nec Computertechno Ltd 情報読込装置、情報処理装置、通帳プリンタ、情報処理システム、磁気状態の検出方法及び検出プログラム
JP2010113556A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2014035616A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置及び自動取引装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140541A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Nec Computertechno Ltd 情報読込装置、情報処理装置、通帳プリンタ、情報処理システム、磁気状態の検出方法及び検出プログラム
JP2010113556A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2014035616A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置及び自動取引装置

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