JP2014034833A - 交通標識 - Google Patents

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Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Washio Hayashi
和志郎 林
Kanako Hayashi
加奈子 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
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Abstract

【課題】道路上等に設置して、車両に対する所定の表示を行うための新規の交通標識の提供。
【解決手段】周端縁部が次第に立ち上がるテーパ状周縁1を具えた円盤状基盤Aの中心部に、スプリング5の下端止着用たる円筒状受け部3を形成し、下面中央部に取付け用コイルスプリングを垂設した所要の標識体を、円筒状受け部3に対してコイルスプリング5の下端部を嵌合させることに依って、搖動自在にしてかつ取換え自在に支持させるように構成した交通標識。
【選択図】図3

Description

本発明は道路等に設置して、車両に対する所定の表示を行うための交通標識に関する。
従来、道路上に設置して所定の案内等を行うものとして、三角錐状を呈する交通標識塔がある(例えば、特許文献1参照。)。 これは比較的弾力性に富んだ合成樹脂材料で製したものであり、主として道路上に載置して使用に供するものである。
実開平07―34015号公報
上述したような三角錐状を呈する従来の交通標識の場合、車両が衝突した際、その力がそのまま掛かって踏み潰して破損させてしまったり、衝撃で吹き飛ばしてしまったりすることを余儀なくされた。
そして、当該交通標識は、本来的に車両が頻繁に走行する場所に設置する関係上、車両による踏み潰し等の事態が発生することは当然のことであるにも関わらす、これに対する対応は殆どとられていないと言うのが実情である。 そして、このような交通標識は、通常、単に載置しておくだけのものであるため、車両の接触等に基づき所定の場所からズレ動いてしまうことが頻発した。
本発明は、上述したような従来の問題を解決した新規の交通標識の提供を図ったものである。
本発明は請求項1に記載のように、周端縁部が次第に立ち上がるテーパ状周縁を具えた円盤状基盤の中心部に、下記するスプリングの下端止着用たる円筒状受け部を形成し、下面中央部に取付け用コイルスプリングを垂設した所要の標識体を、上記円筒状受け部に対して当該コイルスプリングの下端部を嵌合させることに依って、搖動自在にしてかつ取換え自在に支持させるように構成した交通標識に係る。
本発明は請求項2に記載のように、標識体として、全体をゴム材または軟質合成樹脂材のような柔軟にして可撓性を具えた材料で形成したものを用いて成る請求項1に記載の交通標識を実施の態様とする。
本発明は請求項3に記載のように、標識体として、車両のタイヤに踏まれた際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤内に復元可能に引っ込まされるように構成したものを用いて成る請求項1または請求項2の何れかに記載の交通標識を実施の態様とする。
本発明は請求項4に記載のように、標識体として、車両のタイヤに押された際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤上に復元可能に倒伏させられるような筒状のものを用いて成る請求項1または請求項2の何れかに記載の交通標識を実施の態様とする。
本発明は請求項5記載のように、標識体として、所要長さを具えた円筒状とすると共に、その外面に補強用環状突状を形成するように構成したものを用いて成る請求項4に記載の交通標識を実施の態様とする。
本発明は請求項6に記載のように、標識体として、反射発光面の形成、または適宜の色彩、模様等を施すように構成したものを用いて成る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の交通標識を実施の態様とする。
本発明は請求項1に記載のような構成を採用したから、車道所要箇所に設置することに依り、或いはガードレールの表面等に取付けることに依り、良好なる表示効果を奏することが出来る。 そして、自動車等に轢かれても本発明品のスプリングがもたらす可撓的変形に基づきその速やかなる通過が果たされ、追突的衝撃に基づく破損と言うような事態発生を回避する。
また、本発明は、下面中央部に取付け用コイルスプリングを垂設した所要の標識体を、上記円筒状受け部に対して当該コイルスプリングの下端部を嵌合させることに依って、搖動自在にしてかつ取換え自在に支持させるように構成したから、必要に応じた形態の標識体を任意に取付けることが出来き、発明の使用上の汎用性が図られ、各種の利用形態に対応可能とする。
本発明は請求項2に記載のような構成、すなわち、標識体として、全体をゴム材または軟質合成樹脂材のような柔軟にして可撓性を具えた材料で形成したものを用いることに依り、破壊に対する耐性を高めることができる。
本発明は請求項3に記載のような構成、すなわち、標識体として、車両のタイヤに踏まれた際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤内に復元可能に引っ込まされるように構成したものを用いることに依り、例えば自動車の通行量の多い場所での規制用標識として最適とする形態のものに転化される。
本発明は請求項4に記載のような構成、すなわち、標識体として、車両のタイヤに押された際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤上に復元可能に倒伏させられるような筒状のものを用いることに依り、車両通過を規制するような標識として、安全性を具えかつ復元力のある標識とする形態のものに転化される。
本発明は請求項5に記載のような構成、すなわち、標識体として、所要長さを具えた円筒状とすると共に、その外面に補強用環状突状を形成するように構成する事に依り、当該円筒状標識の強度的強化が図られ、車両等に踏み潰されても、良好なる復元性が得られる。
本発明は請求項6記載のような構成、すなわち、標識体として、反射発光面の形成、または適宜の色彩、模様等を施すように構成したものを用いることに依り、その存在の確認性が著しく高められ、極めて良好なる交通案内表示として機能させることが出来る。
本発明の要旨部材たる円盤状基盤を表した平面図である。 図1におけるX―X線断面図である。 本発明の一つの使用例を表した説明用一部切欠断面図である。 本発明の他の使用例を表した説明用一部切欠断面図である。 図4に示す実施例における円筒状標識体の他の実施例を表した一部切欠正面図である。 図4に示す実施例における円筒状標識体のもう一つ実施例を表した一部切欠正面図である。
図1及び図2は本発明の要旨部材たる円盤状基盤Aを表したものである。 そして、当該円盤状基盤Aは、その周縁部分を次第に立ち上がるテーパ状周縁1とすることに依り、車両の乗り上げがスムースに行われるように構成してある。 そして、必要と考えられる部分には図示の様に反射発光面Eを適宜張設しておくものとする。
2は円盤状基盤Aの中央部に大きく形成した円形空所であって、後述する標識体をセットするためのものであり、その中心部には、当該標識体に設けたスプリングの下端止着用たる円筒状受け部3が形成されている。
なお、当該円盤状基盤Aは車両に踏まれても潰れない様な比較的強靭な材料で形成してある。 そして、図示の実施例にあっては強靭化を図りながら軽量性、製造コストの低廉化を図るための補強リブを適宜に形成してあるが、これは本発明の要部とするものでは無く、必要に応じて適宜採用する構成に属する。
本発明は上記したような構成を有する円盤状基盤Aに対して、目的に応じた形態の標識体を取り替え自在に取り付けるように構成したことを発明の骨子とする。
図3は車両に踏まれた際には円盤状基盤A内に引っ込まされ、車両が通過した際には再び突出状態に復帰するような形態の利用を図るように構成した丈低の標識体Bを用いた場合の実施例を示す説明用図面である。 同図において、倒伏キャップ状体4の下面中心部にコイルスプリング5を垂設し、当該コイルスプリング5の下端を前述した円盤状基盤A側の円筒状受け部3内に着脱自在に嵌着することに依り、当該倒伏キャップ状体4を、タイヤTの踏みつけ圧力に基づき、円盤状基盤A側の円形空所2内を出没自在とするようにしたものである。 すなわち、このような作動はコイルスプリング5の弾力性に基づき行われる。
図4は車両のタイヤ等が当たった際には円筒基盤A上に倒され、車両が通過した際には再び立ち上がり状態に復帰するような形態の利用を図るように構成した筒状の標識体Cを用いた場合の実施例を示す説明用図面である。 同図において、所要高さを具えた筒状体6の下面中心部にコイルスプリング7を垂設し、当該コイルスプリング7の下端を前述した円盤状基盤A側の円筒状受け部3内に着脱自在に嵌着することに依り、当該筒状体6を、タイヤ等の接触力に基づき、円盤状基盤A上に倒伏させ、当該接触力が通過した際には再び立ち上がるような起伏自在とするようにしたものである。 すなわち、このような作動はコイルスプリング7の弾力性に基づき行われるものである。
なお、上述した丈低の標識体B並びに筒状の標識体Cには所要形態の反射発光面Dを適宜形成しておくものとする。 また、必要に応じて模様、色彩等を施すように構成しても良い。これは、従来行われている交通安全上の標識が具えている表示形態を適宜採ることも可能とされる。
更に、当該標識体B並びに筒状の標識体Cとして、全体をゴム材または軟質合成樹脂材のような柔軟にして可撓性を具えた材料で形成することに依り、タイヤの踏みつけまたは衝突等に基づき変形しても、その復元の自動化と損傷の解消化が図られる。 本発明はこのような形態で実施する場合もある。
また、反射発光面の形成は円盤状基盤Aの表面或いは補強用リブ面等に施すように構成してもよい。 更に、筒状の標識体Cには図5に示すよう補強用環状突条8を形成することに依って、その強靭化を図るように構成して実施する場合もある。 更に、当該補強用突条8自体も反射発光面とするように構成してもよい。 また、当該反射発光面D及び補強用突状9の形成を図6に示すように縦状に形成するように構成しても良い。
上述したような構成を有する本発明は、主として道路上等に設置して使用に供するものである。 そして、その設置形態は接着剤等を用いて固定的に取り付けることを原則とするが、単に載置しておくような設置形態を採ることもある。
そして、設置された本発明の存在は、自動車等に対する案内的表示目的が達成され、誤って踏まれた場合も、その可撓性及びスプリングに依る弾力性に基づき原状復帰が常になされる。 なお、図面に示す実施例にあっては先細状のコイルスプリングを用いているが、これは先端寄り部分の弾力性を強めるためであるが、通常のコイルスプリングを用いるように構成しても良い。
A
円盤状基盤
1 テーパ状周縁
E 反射発光面
B 丈低の標識体
2 円形空所
3 円筒状受け部
4 キャップ状体
5 コイルスプリング
T タイヤ
C 筒状の標識体
7 コイルスプリング
8 補強用環状突条
D 反射発光面
9 補強用突条

Claims (6)

  1. 周端縁部が次第に立ち上がるテーパ状周縁を具えた円盤状基盤の中心部に、下記するスプリングの下端止着用たる円筒状受け部を形成し、下面中央部に取付け用コイルスプリングを垂設した所要の標識体を、上記円筒状受け部に対して当該コイルスプリングの下端部を嵌合させることに依って、搖動自在にしてかつ取換え自在に支持させるように構成した交通標識。
  2. 標識体として、全体をゴム材または軟質合成樹脂材のような柔軟にして可撓性を具えた材料で形成するように構成した請求項1に記載の交通標識。
  3. 標識体として、車両のタイヤに踏まれた際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤内に復元可能に引っ込まされるように構成したものを用いて成る請求項1または請求項2の何れかに記載の交通標識。
  4. 標識体として、車両のタイヤに押された際に、コイルスプリングの弾力性に基づき、円盤状基盤上に復元可能に倒伏させられるような筒状のものを用いて成る請求項1または請求項2の何れかに記載の交通標識。
  5. 標識体として、所要長さを具えた円筒状とすると共に、その外面に補強用環状突状を形成するように構成したものを用いて成る請求項4に記載の交通標識。
  6. 標識体として、反射発光面の形成、または適宜の色彩、模様等を施すように構成したものを用いて成る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の交通標識。
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