JPH0813429A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH0813429A JPH0813429A JP6173712A JP17371294A JPH0813429A JP H0813429 A JPH0813429 A JP H0813429A JP 6173712 A JP6173712 A JP 6173712A JP 17371294 A JP17371294 A JP 17371294A JP H0813429 A JPH0813429 A JP H0813429A
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- Japan
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- casing
- display device
- display
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、弾性体からなる表示部を用い
て、車が表示部に乗り上げたりしても撓んでケーシング
内に没入し、容易に乗り越えることができるようにした
道路に設置する表示装置に関する。 【構成】 表示装置1は、中空部2を有し上部に開口部
3を設けたケーシング4と、弾性体10と、弾性体10
の上部をカバー5で覆って形成される表示部Dとからな
っている。そこで車が表示部Dにぶつかると弾性体10
の上部10bが撓み、負荷がかかると開口部3からケー
シング4内に没入するので、スムーズに乗り越えること
ができ、負荷がかからなくなると反発力で昇動して表示
部Dが再度形成される。
て、車が表示部に乗り上げたりしても撓んでケーシング
内に没入し、容易に乗り越えることができるようにした
道路に設置する表示装置に関する。 【構成】 表示装置1は、中空部2を有し上部に開口部
3を設けたケーシング4と、弾性体10と、弾性体10
の上部をカバー5で覆って形成される表示部Dとからな
っている。そこで車が表示部Dにぶつかると弾性体10
の上部10bが撓み、負荷がかかると開口部3からケー
シング4内に没入するので、スムーズに乗り越えること
ができ、負荷がかからなくなると反発力で昇動して表示
部Dが再度形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気を用いることな
く道路上に設置されて、車輛に対して所定の表示を行う
ことができる表示装置に関する。
く道路上に設置されて、車輛に対して所定の表示を行う
ことができる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば十字路の中央や、中央分離
帯に設置されるこの種の表示装置として、中央に点滅灯
を内蔵して道路面中に埋設された構造が知られている。
この表示装置は、路面上に立設したのでは車輛と衝突す
る虞れがあるので、路面より僅かに上部が突出するよう
にし、表示効果を高めるために点滅灯を用いている。こ
の種の表示装置では電源からの給電が必要となり、電柱
等から有線で電気を導入したり、太陽電池を用いて電源
として使用する等の方法が採られている。そのため、設
置に手間がかかり、また構造が複雑となり、高価となる
等の問題点がある。
帯に設置されるこの種の表示装置として、中央に点滅灯
を内蔵して道路面中に埋設された構造が知られている。
この表示装置は、路面上に立設したのでは車輛と衝突す
る虞れがあるので、路面より僅かに上部が突出するよう
にし、表示効果を高めるために点滅灯を用いている。こ
の種の表示装置では電源からの給電が必要となり、電柱
等から有線で電気を導入したり、太陽電池を用いて電源
として使用する等の方法が採られている。そのため、設
置に手間がかかり、また構造が複雑となり、高価となる
等の問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は上記事情
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
表示部を柔軟性と弾性を有する構成とし、車が表示部に
乗り上げたりしても表示部が撓んでケーシング内に没入
し、容易に乗り越えることができるようにした表示装置
を提供することにある。更に、この発明の別の課題は、
車が表示部に乗り上げたり、乗り越えた場合には、可撓
体が撓むと共に、警報音を発することができるようにし
た表示装置を提供することにある。
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
表示部を柔軟性と弾性を有する構成とし、車が表示部に
乗り上げたりしても表示部が撓んでケーシング内に没入
し、容易に乗り越えることができるようにした表示装置
を提供することにある。更に、この発明の別の課題は、
車が表示部に乗り上げたり、乗り越えた場合には、可撓
体が撓むと共に、警報音を発することができるようにし
た表示装置を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記課題を
解決するために、請求項1の発明では、道路に設置され
る表示装置であって、中空部を有し上部に開口部を設け
たケーシングと、柔軟性を有すると共に弾性を備え、基
部を上記中空部内に嵌込み上部を開口部から上方へ突出
させてなる表示部とからなる、という技術的手段を講じ
ている。また、請求項2の発明では、上記構成に加え
て、ケーシングに内蔵されて、表示部を開口部から突出
させる位置に保持すると共に、上部に負荷がかかるとケ
ーシング内に収納可能に撓む復帰可能な付勢部材を設け
る、という技術的手段を講じている。また、請求項5の
発明では、表示部がケーシング内に没入する際に圧縮さ
れる空気を吐出させる孔部と、該孔部から吐出される空
気で警報音を発生させる警報音発生手段とを設ける、と
いう技術的手段を講じている。
解決するために、請求項1の発明では、道路に設置され
る表示装置であって、中空部を有し上部に開口部を設け
たケーシングと、柔軟性を有すると共に弾性を備え、基
部を上記中空部内に嵌込み上部を開口部から上方へ突出
させてなる表示部とからなる、という技術的手段を講じ
ている。また、請求項2の発明では、上記構成に加え
て、ケーシングに内蔵されて、表示部を開口部から突出
させる位置に保持すると共に、上部に負荷がかかるとケ
ーシング内に収納可能に撓む復帰可能な付勢部材を設け
る、という技術的手段を講じている。また、請求項5の
発明では、表示部がケーシング内に没入する際に圧縮さ
れる空気を吐出させる孔部と、該孔部から吐出される空
気で警報音を発生させる警報音発生手段とを設ける、と
いう技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】この発明では、柔軟性と弾性を有している表示
部がケーシングの開口から上向きに突出している。従っ
て、車道に表示装置が設置されると、表示部が突出され
ているので、車内からでも容易に視認することができ
る。また、車両が通過する際に、上記表示部に車輪がぶ
つかっても、乗り上げた車の荷重で弾性により表示部が
撓み、該表示部が撓みながらケーシング内の中空部に没
入される。これにより、表示部がケーシング上に突出す
ることがないので、車両は容易に乗り越えることができ
る。車両による荷重がかからなくなると、前記弾性の反
発力によって表示部が上記開口から上方に突出する。ま
た、請求項3の発明では、車両が表示装置上を通り抜け
る間、ケーシング内に没入した表示部によって、ケーシ
ング内の中空部の隙間が狭められ、孔部から吐出される
空気によって警報音発生手段が警報音を発する。従っ
て、車両が表示装置に乗り上げたり、乗り越えた場合で
も、表示部が撓むので車両側に衝撃は生じないが、警報
音によって、ドライバー並びに周囲の人々に警報を発す
ることができる。
部がケーシングの開口から上向きに突出している。従っ
て、車道に表示装置が設置されると、表示部が突出され
ているので、車内からでも容易に視認することができ
る。また、車両が通過する際に、上記表示部に車輪がぶ
つかっても、乗り上げた車の荷重で弾性により表示部が
撓み、該表示部が撓みながらケーシング内の中空部に没
入される。これにより、表示部がケーシング上に突出す
ることがないので、車両は容易に乗り越えることができ
る。車両による荷重がかからなくなると、前記弾性の反
発力によって表示部が上記開口から上方に突出する。ま
た、請求項3の発明では、車両が表示装置上を通り抜け
る間、ケーシング内に没入した表示部によって、ケーシ
ング内の中空部の隙間が狭められ、孔部から吐出される
空気によって警報音発生手段が警報音を発する。従っ
て、車両が表示装置に乗り上げたり、乗り越えた場合で
も、表示部が撓むので車両側に衝撃は生じないが、警報
音によって、ドライバー並びに周囲の人々に警報を発す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明の道路設置用の表示装置の
好適実施例について図面を参照しつつ説明する。図1に
示す表示装置1は、中空部2を有し上部に開口部3を設
けたケーシング4と、開口部3から突出するコイルスプ
リング6、7を内蔵した表示部Dとからなっている。
好適実施例について図面を参照しつつ説明する。図1に
示す表示装置1は、中空部2を有し上部に開口部3を設
けたケーシング4と、開口部3から突出するコイルスプ
リング6、7を内蔵した表示部Dとからなっている。
【0007】ケーシング4は、内部を中空とした略円盤
形状からなっており、中央に中空部2と連通する開口部
3を設けており、上面は開口部3を有する平面部4aと
縁部に沿って下降傾斜する傾斜面4bとを有している。
このケーシング4内に、上方が開口した筒状のバネ受台
8が固定されており、該バネ受台8内に大小2種類のコ
イルスプリング6、7が二重に嵌合されている。このコ
イルスプリング6、7の上端には対向するバネ受蓋部9
が取り付けられており、このバネ受台8およびバネ受蓋
部9とこれにはめ込まれたコイルスプリング6、7とは
組み合わされて弾性体10を構成している。この弾性体
10は、全体を袋状のカバーで覆って表示部を形成して
も良いが、本実施例では開口部4bから突出する部分だ
けを覆う筒状のカバー5を用いている。
形状からなっており、中央に中空部2と連通する開口部
3を設けており、上面は開口部3を有する平面部4aと
縁部に沿って下降傾斜する傾斜面4bとを有している。
このケーシング4内に、上方が開口した筒状のバネ受台
8が固定されており、該バネ受台8内に大小2種類のコ
イルスプリング6、7が二重に嵌合されている。このコ
イルスプリング6、7の上端には対向するバネ受蓋部9
が取り付けられており、このバネ受台8およびバネ受蓋
部9とこれにはめ込まれたコイルスプリング6、7とは
組み合わされて弾性体10を構成している。この弾性体
10は、全体を袋状のカバーで覆って表示部を形成して
も良いが、本実施例では開口部4bから突出する部分だ
けを覆う筒状のカバー5を用いている。
【0008】本実施例では、カバー5は、ゴム等の柔軟
性および弾性を有する素材で形成され、更に表示部Dの
強度を高めるために、柔軟性を有すると共に強度を備え
た布地(防護衣服用素材等)を組み合わせて表示部Dの
カバー5を形成している。そして、この表示部Dやカバ
ー5の外表面に、反射シートや一時停止等の図形や文
字、 その他の意匠を一体に施すことができる。
性および弾性を有する素材で形成され、更に表示部Dの
強度を高めるために、柔軟性を有すると共に強度を備え
た布地(防護衣服用素材等)を組み合わせて表示部Dの
カバー5を形成している。そして、この表示部Dやカバ
ー5の外表面に、反射シートや一時停止等の図形や文
字、 その他の意匠を一体に施すことができる。
【0009】上記構成からなっているので、車が表示部
Dとぶつかるとコイルスプリング6、7と共に表示部D
が撓み、車が乗り上げると、弾性体10が上から押圧さ
れて表示部Dがケーシング4内に入り、コイルスプリン
グ6、7を圧縮させる。これによりバネ受蓋部9が仮想
線位置までケーシング4内へ没入できるようにしてい
る。そして、車が乗り越えて弾性体10に負荷がかから
なくなると、前記コイルスプリング6、7の弾性復帰力
によって上方に延びるので、開口部3から突出して表示
部Dを形成することができる。上記実施例で弾性体とし
てはコイルスプリングの組み合わせを用いたが、ゴム材
または弾性を有する合成樹脂の発泡体のブロックを用い
てもよい。
Dとぶつかるとコイルスプリング6、7と共に表示部D
が撓み、車が乗り上げると、弾性体10が上から押圧さ
れて表示部Dがケーシング4内に入り、コイルスプリン
グ6、7を圧縮させる。これによりバネ受蓋部9が仮想
線位置までケーシング4内へ没入できるようにしてい
る。そして、車が乗り越えて弾性体10に負荷がかから
なくなると、前記コイルスプリング6、7の弾性復帰力
によって上方に延びるので、開口部3から突出して表示
部Dを形成することができる。上記実施例で弾性体とし
てはコイルスプリングの組み合わせを用いたが、ゴム材
または弾性を有する合成樹脂の発泡体のブロックを用い
てもよい。
【0010】上記実施例では弾性体だけでケーシング内
の開口から出没する構成を示したが、弾性を有する表示
部Dを、付勢部材で出没自在に制御する構成を用いても
よい。図2に示す表示装置1は、表示部Dの下方に付勢
部材の一例として示すコイルスプリング11を内蔵して
表示部Dを昇降自在な構成としている。即ち、表示部D
は、筒状のカバー5に、バネ材からなる弾性体10を内
蔵している。この弾性体10は、ケーシング4の開口部
3より大径に設定された基板部101と、その中央で立
設する軸部102とその先端に固着された皿状の天頂部
103とからなって、カバー5を略柱状に成形してい
る。そして、基板部101の下には、コイルスプリング
11が設けられて表示部Dを支持している。
の開口から出没する構成を示したが、弾性を有する表示
部Dを、付勢部材で出没自在に制御する構成を用いても
よい。図2に示す表示装置1は、表示部Dの下方に付勢
部材の一例として示すコイルスプリング11を内蔵して
表示部Dを昇降自在な構成としている。即ち、表示部D
は、筒状のカバー5に、バネ材からなる弾性体10を内
蔵している。この弾性体10は、ケーシング4の開口部
3より大径に設定された基板部101と、その中央で立
設する軸部102とその先端に固着された皿状の天頂部
103とからなって、カバー5を略柱状に成形してい
る。そして、基板部101の下には、コイルスプリング
11が設けられて表示部Dを支持している。
【0011】なお、ケーシング4には凹部4cが形成さ
れているので、例えば設置面に上記凹部に対応する突部
を一体に形成しておけば、上記突部にケーシング4を掛
止めて、表示装置1を簡単に使用に供することができ
る。また、この表示装置1は、路面上に設置する場合を
例示したが、道路中にケーシングを埋設する構造であっ
てもよい。
れているので、例えば設置面に上記凹部に対応する突部
を一体に形成しておけば、上記突部にケーシング4を掛
止めて、表示装置1を簡単に使用に供することができ
る。また、この表示装置1は、路面上に設置する場合を
例示したが、道路中にケーシングを埋設する構造であっ
てもよい。
【0012】この実施例でも、表示部Dに車がぶつかる
と、表示部Dが撓み、また車の荷重がかかると弾性体1
0が下降し、基板部101を介してコイルスプリング1
1を圧縮して、上記撓んだ表示部Dをケーシング4内へ
没入させることができる。そして、上部に荷重がかから
なくなると、コイルスプリング11の反発力で基板部1
01を介して弾性体10を昇動させることができ、開口
部3から表示部Dを突出させる。
と、表示部Dが撓み、また車の荷重がかかると弾性体1
0が下降し、基板部101を介してコイルスプリング1
1を圧縮して、上記撓んだ表示部Dをケーシング4内へ
没入させることができる。そして、上部に荷重がかから
なくなると、コイルスプリング11の反発力で基板部1
01を介して弾性体10を昇動させることができ、開口
部3から表示部Dを突出させる。
【0013】また、図3に示す表示装置1は、ケーシン
グ4内にゴム等の弾性材からなる弾性体10を内蔵し、
カバー5で上部を覆って表示部Dとしており、上記弾性
体10が撓んだ際にこれを復帰させるための付勢部材と
してバネ材12を側方に設けた構成からなっている。即
ち、弾性体10は、基板104上に多数の杆状突起10
5を立設しており上下左右方向に撓むことができるよう
になっている。またカバー5は、前記実施例と同様に弾
性体10の上部10bのみを覆って表示部Dを形成して
いる。
グ4内にゴム等の弾性材からなる弾性体10を内蔵し、
カバー5で上部を覆って表示部Dとしており、上記弾性
体10が撓んだ際にこれを復帰させるための付勢部材と
してバネ材12を側方に設けた構成からなっている。即
ち、弾性体10は、基板104上に多数の杆状突起10
5を立設しており上下左右方向に撓むことができるよう
になっている。またカバー5は、前記実施例と同様に弾
性体10の上部10bのみを覆って表示部Dを形成して
いる。
【0014】一方、ケーシング4内の嵌め込まれている
弾性体10の基部10bの側面には、外周方向に沿って
等間隔で複数(図示例では90度間隔で4つ)の板バネ
状のバネ材12が取り付けられている。このバネ材12
は、弾性体10と衝合して杆状突起105が起立姿勢を
保持するように内向きに付勢している。
弾性体10の基部10bの側面には、外周方向に沿って
等間隔で複数(図示例では90度間隔で4つ)の板バネ
状のバネ材12が取り付けられている。このバネ材12
は、弾性体10と衝合して杆状突起105が起立姿勢を
保持するように内向きに付勢している。
【0015】これにより、車が表示部Dとぶつかると弾
性体の上部10bと共に表示部Dが撓み、車が乗り上げ
ると、弾性体の上部10bがケーシング4内に没入し、
ケーシング4内で杆状突部の下方が外方へ膨出拡大す
る。この拡大方向(外向き)の力は、バネ材12を外側
に撓ませ、拡大した中空に撓んだ杆状突起105が入
り、弾性体の上部10bがケーシング4内へ没入できる
ようにしている。
性体の上部10bと共に表示部Dが撓み、車が乗り上げ
ると、弾性体の上部10bがケーシング4内に没入し、
ケーシング4内で杆状突部の下方が外方へ膨出拡大す
る。この拡大方向(外向き)の力は、バネ材12を外側
に撓ませ、拡大した中空に撓んだ杆状突起105が入
り、弾性体の上部10bがケーシング4内へ没入できる
ようにしている。
【0016】そして、車が乗り越えて弾性体10に負荷
がかからなくなると、前記バネ材12の弾性復帰力によ
って弾性体10の杆状突起105が起立姿勢に復帰する
ので、上部10bが開口部3から突出して、表示部Dと
して使用することができるようになる。
がかからなくなると、前記バネ材12の弾性復帰力によ
って弾性体10の杆状突起105が起立姿勢に復帰する
ので、上部10bが開口部3から突出して、表示部Dと
して使用することができるようになる。
【0017】上記実施例では付勢部材として板バネやコ
イルスプリングを用いたが、ブロック状のゴム材や弾性
を有する合成樹脂の発泡材等を代わりに用いることがで
きる。この場合は、ゴム材等が圧縮されるので、これに
より拡大された空隙に基部が入り込み、また素材の反発
力によって基部が復帰方向に付勢される。要するに、こ
の発明において、付勢部材は用いても用いなくてもよ
く、また用いる場合でも弾性体を上部がケーシングの開
口部から突出して表示部となる突出位置に保持し、また
ケーシング内に全部または一部が収納される没入位置か
ら突出位置に復帰させる付勢力を有する構造であれば、
上記実施例に限定されず、種々の付勢手段を用いること
ができる。
イルスプリングを用いたが、ブロック状のゴム材や弾性
を有する合成樹脂の発泡材等を代わりに用いることがで
きる。この場合は、ゴム材等が圧縮されるので、これに
より拡大された空隙に基部が入り込み、また素材の反発
力によって基部が復帰方向に付勢される。要するに、こ
の発明において、付勢部材は用いても用いなくてもよ
く、また用いる場合でも弾性体を上部がケーシングの開
口部から突出して表示部となる突出位置に保持し、また
ケーシング内に全部または一部が収納される没入位置か
ら突出位置に復帰させる付勢力を有する構造であれば、
上記実施例に限定されず、種々の付勢手段を用いること
ができる。
【0018】また、表示装置1を、中央分離帯等の区切
り用の表示装置として用いる場合には、警報音発生手段
を設けることが好ましい。図2に示した表示装置1で、
点線で示すようにケーシング4内に周壁18を設け、基
板部10cの下降で周壁18で囲まれた空間の空気を圧
縮する。そして周壁18に孔部19を透設しておき、該
孔部19に笛、または孔から吐出される空気を振動させ
て音を発生させる警報音発生構造20を設ける。
り用の表示装置として用いる場合には、警報音発生手段
を設けることが好ましい。図2に示した表示装置1で、
点線で示すようにケーシング4内に周壁18を設け、基
板部10cの下降で周壁18で囲まれた空間の空気を圧
縮する。そして周壁18に孔部19を透設しておき、該
孔部19に笛、または孔から吐出される空気を振動させ
て音を発生させる警報音発生構造20を設ける。
【0019】これにより、表示部Dが撓んで、基板部1
01が下降すると周壁18内の空気が上記孔19から吐
出されるが、その際に吐出される風によって警報音発生
構造20が警報音を発する。従って、車両が表示装置1
に乗り上げたり、乗り越えた場合でも、表示部Dが撓む
ので車両側に衝撃は生じないが、警報音発生構造20に
よって発せられた警報音によって、ドライバー並びに周
囲の人々に警報を発することができる。上記実施例では
ケーシング4内に周壁を設けて空気を圧縮して吐出させ
る場合を例示したが、弾性体の下降でケーシング内の空
気を圧縮できるようにすれば、ケーシングに孔部と警報
音発生構造を設ける構成であってもよいこと勿論であ
る。
01が下降すると周壁18内の空気が上記孔19から吐
出されるが、その際に吐出される風によって警報音発生
構造20が警報音を発する。従って、車両が表示装置1
に乗り上げたり、乗り越えた場合でも、表示部Dが撓む
ので車両側に衝撃は生じないが、警報音発生構造20に
よって発せられた警報音によって、ドライバー並びに周
囲の人々に警報を発することができる。上記実施例では
ケーシング4内に周壁を設けて空気を圧縮して吐出させ
る場合を例示したが、弾性体の下降でケーシング内の空
気を圧縮できるようにすれば、ケーシングに孔部と警報
音発生構造を設ける構成であってもよいこと勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上この発明では、弾性体を用いて、そ
の上部を表示部にしているので、車が乗り上げても上部
が撓みケーシング内に没入するので、車は衝撃を受ける
ことなく乗り越えることができ安全である。また弾性体
と共に付勢部材を用いれば、迅速に弾性体の昇降を制御
することができる。そして、弾性体は、開口部から上部
を突出させて表示部とし、また上部を没入させて車を乗
り越えさせることができるので、表示のために電気を使
用することもなく、ドライバーの注意を強く引きつけさ
せることができる。更に、表示部の没入でケーシング内
の空気を圧縮し孔から吐出させて警報音を発生させるこ
ともできるので、ドライバーや周囲の人に強く注意を促
すことができる。
の上部を表示部にしているので、車が乗り上げても上部
が撓みケーシング内に没入するので、車は衝撃を受ける
ことなく乗り越えることができ安全である。また弾性体
と共に付勢部材を用いれば、迅速に弾性体の昇降を制御
することができる。そして、弾性体は、開口部から上部
を突出させて表示部とし、また上部を没入させて車を乗
り越えさせることができるので、表示のために電気を使
用することもなく、ドライバーの注意を強く引きつけさ
せることができる。更に、表示部の没入でケーシング内
の空気を圧縮し孔から吐出させて警報音を発生させるこ
ともできるので、ドライバーや周囲の人に強く注意を促
すことができる。
【図1】この発明の表示装置の第1実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】同第2実施例を示す断面図である。
【図3】同第3実施例を示す断面図である。
【図4】十字路に表示装置を設けた場合の一例を示す平
面図である。
面図である。
【図5】中央分離帯に表示装置を設けた場合を示す平面
図である。
図である。
1 表示装置 2 中空部 3 開口部 4 ケーシング 5 カバー 6,7 コイルスプリング 10 弾性体 10b 弾性体の上部 11 付勢手段の一例として示すコイルスプリング 12 同バネ材 D 表示部
Claims (5)
- 【請求項1】 道路に設置される表示装置であって、 中空部を有し上部に開口部を設けたケーシングと、 柔軟性を有すると共に弾性を備え、基部を上記中空部内
に嵌込み上部を開口部から上方へ突出させてなる表示部
とからなることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 道路に設置される表示装置であって、 中空部を有し上部に開口部を設けたケーシングと、 柔軟性を有すると共に弾性を備え、基部を上記中空部内
に嵌込み上部を開口部から上方へ突出させてなる表示部
と、 該表示部を開口部から突出させる位置に保持すると共
に、上部に負荷がかかるとケーシング内に収納可能に撓
む復帰可能な付勢部材とからなることを特徴とする表示
装置。 - 【請求項3】 表示部が、外側カバー内に弾性材を内蔵
してなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項4】 表示部の下方に上下に拡縮する弾性部材
を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の表示装
置。 - 【請求項5】 表示部がケーシング内に没入する際に圧
縮される空気を吐出させる孔部と、該孔部から吐出され
る空気で警報音を発生させる警報音発生手段とを設けて
なることを特徴とする請求項1〜4に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173712A JPH0813429A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173712A JPH0813429A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813429A true JPH0813429A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15965739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6173712A Pending JPH0813429A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813429A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185373A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 交通標識 |
JP2014034833A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Hayashi Bussan Co Ltd | 交通標識 |
KR20190036427A (ko) * | 2017-12-26 | 2019-04-04 | 김창근 | 도로 표지병 |
CN110835890A (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-25 | 燕山大学 | 一种自适应智能减速带装置 |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP6173712A patent/JPH0813429A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185373A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 交通標識 |
JP2014034833A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Hayashi Bussan Co Ltd | 交通標識 |
KR20190036427A (ko) * | 2017-12-26 | 2019-04-04 | 김창근 | 도로 표지병 |
CN110835890A (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-25 | 燕山大学 | 一种自适应智能减速带装置 |
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